JP5071657B2 - 被記録媒体搬送装置、記録装置 - Google Patents

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本発明は、回転駆動される駆動ローラと、前記駆動ローラの回転軸線方向に複数配置される従動ローラと、を備えた被記録媒体搬送装置、およびこれを備えた記録装置に関する。
記録装置の一例としてのプリンタは、記録ヘッドの上流側に被記録媒体の一例としての記録用紙を搬送する搬送手段(搬送装置)を備えている。搬送手段は、回転駆動される駆動ローラと、当該駆動ローラとの間で記録用紙をニップする従動ローラとを備えて構成されており、駆動ローラと従動ローラとによって記録用紙をニップしつつ駆動ローラが回転することにより、記録用紙が記録ヘッドと対向する領域に搬送される。
従動回転する従動ローラは、回転軸(軸体)を介してホルダ部材に保持され、そして駆動ローラの軸線方向に渡って複数配置される。このような従動ローラは、例えば特許文献1、2に示されている。
特開2007−161405号公報 特開2006−248688号公報
以下、図6を参照しながら本発明が解決しようとする課題について説明する。ここで図6は従来の従動ローラの配置及び付勢力作用位置を示す図である。図6において符号210は回転駆動される駆動ローラを、符号220は駆動ローラ210との間で記録用紙Pをニップして従動回転する従動ローラを、符号230は従動ローラ220の回転軸を、それぞれ示している。
駆動ローラ210は回転軸線方向に延びる一体軸であり、従動ローラ220は駆動ローラ210の回転軸線方向に適宜の間隔で複数配設される。従動ローラ220は、例えば1つのホルダ部材(図示せず)に、共通の回転軸230を介して2つ軸支される。
2つの従動ローラ220の間において回転軸230には図示しないコイルばねの付勢力(符号Fで示す)が作用するよう構成されており、この付勢力Fにより、2つの従動ローラ220が駆動ローラ210に対して圧接するようになっている。
ここで、記録用紙Pの側端は、図中最も左端の従動ローラ220により押圧されるが、記録用紙Pとの接触長さが短い為に、記録用紙Pの側端には強い押圧力が作用する(以下これを従動ローラ220の「過重押圧」と言う)。この為、記録用紙Pの側端部が受ける搬送力が大きなものとなり、その結果スキューが生じる虞がある。
この様な不具合は、記録用紙Pの側端が2つの従動ローラ220の間の非押圧領域に位置する場合には生じないものの、この非押圧領域を確保する為に従動ローラ220の配置間隔を大きくすると、2つの従動ローラ220の間において記録用紙Pは上方への変形が許容される為、コックリングの影響によって記録面と記録ヘッドとの距離が不均一となって記録品質が低下する虞がある。しかし、2つの従動ローラ220の配置間隔を狭めてしまうと、上記した従動ローラ220の過重押圧が生じる確率が高くなってしまう。
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その目的は、コックリングによる記録品質の低下を防止する為に従動ローラを密に配置可能としながらも、従動ローラの過重押圧を防止することにより、スキューの生じることのない搬送装置を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様に係る被記録媒体搬送装置は、回転駆動される駆動ローラと、前記駆動ローラの回転軸線方向に複数配置される従動ローラと、を備え、前記駆動ローラの回転軸線方向に複数配置され、前記駆動ローラとの間で被記録媒体をニップして従動回転する従動ローラと、を備えた被記録媒体搬送装置であって、複数の前記従動ローラは、前記駆動ローラに向けて所定の付勢力で付勢される第1従動ローラと、前記第1従動ローラよりも小さい付勢力により前記駆動ローラに向けて付勢され、或いは前記駆動ローラに向けて付勢されない第2従動ローラと、を備えて構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、複数の従動ローラは、駆動ローラに向けて所定の付勢力で付勢される第1従動ローラと、第1従動ローラよりも小さい付勢力により駆動ローラに向けて付勢され、或いは駆動ローラに向けて付勢されない第2従動ローラと、を含んで構成されているので、被記録媒体の側端が第2従動ローラを通過する場合に、上記過重押圧の程度を緩和でき、或いは過重押圧の発生を防止することができる。またそれと同時に、被記録媒体の上方への変位は防止されるので、コックリングによる記録品質の低下をも防止することができる。
本発明の第2の態様に係る被記録媒体搬送装置は、第1の態様に係る被記録媒体搬送装置において、前記第2従動ローラは、少なくとも一種類以上の、予め定められたサイズの被記録媒体の側端が通過する場所に配置されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記第2従動ローラは、少なくとも一種類以上の、予め定められたサイズの被記録媒体の側端が通過する場所に配置されているので、前記予め定められたサイズの被記録媒体に対して、上記第1の態様の作用効果を確実に得ることができる。
本発明の第3の態様に係る被記録媒体搬送装置は、第1のまたは第2の態様に係る被記録媒体搬送装置において、前記第2従動ローラが、前記駆動ローラの回転軸線方向に、少なくとも一以上の前記第1従動ローラを間に挟み、一定間隔で配置されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記第2従動ローラが、前記駆動ローラの回転軸線方向に、少なくとも一以上の前記第1従動ローラを間に挟み、一定間隔で配置されているので、前記駆動ローラの回転軸線方向において被記録媒体に付与される搬送力がばらつかず、スキューの発生を防止できる。
本発明の第4の態様に係る被記録媒体搬送装置は、第1から第3の態様のいずれかに係る被記録媒体搬送装置において、前記従動ローラを保持するホルダ部材を備え、前記ホルダ部材には、2つの前記第1従動ローラと、1つの前記第2従動ローラとが、共通の回転軸を介して保持されていることを特徴とする。
本態様によれば、1つのホルダ部材に、2つの第1従動ローラと、1つの第2従動ローラと、が保持されているので、前記第1従動ローラのローラ長が過小とならず、必要な搬送力を確保することができる。
本発明の第5の態様に係る被記録媒体搬送装置は、第4の態様に係る被記録媒体搬送装置において、前記1つの第2従動ローラのローラ長が、前記1つの第1従動ローラのローラ長よりも長く、且つ前記2つの第1従動ローラのローラ長の総和よりも短いことを特徴とする。本態様によれば、前記1つの第2従動ローラのローラ長が、前記1つの第1従動ローラのローラ長よりも長く、且つ前記2つの第1従動ローラのローラ長の総和よりも短いので、2つの前記第1従動ローラにより必要な搬送力を確保しながらも、第2従動ローラのローラ長、即ち上記過重押圧の程度を緩和或いは防止できる領域を確保することができる。
本発明の第6の態様に係る被記録媒体搬送装置は、第1から第5の態様のいずれかに係る被記録媒体搬送装置において、前記駆動ローラは、回転軸線方向に延びる一体的な軸体であるとともに、回転軸線方向において少なくとも一箇所に外径の小さい小径部が形成されており、前記第2従動ローラが、前記小径部に隣接する大径部の、前記小径部側の端部と対向配置されていることを特徴とする。
駆動ローラを回転軸線方向に延びる一体軸で形成する場合、サイズの大きい被記録媒体に対応する為に長尺化すると、ローラ中央部での撓みが大きくなるため、少なくとも一箇所に小径部を形成するとともに当該小径部を下方から支持する構成を採用する必要がある。ところが駆動ローラの製造工程上、前記の様な小径部を設けると、大径部(通常径部)の端部に若干の盛り上がり形状(例えば、バリなどによる)が形成されてしまい、そしてこの部分において被記録媒体が強くニップされ、搬送力が大きくなってスキューが生じる虞がある。
そこで本態様においては、第1従動ローラよりも小さい付勢力により駆動ローラに向けて付勢され、或いは駆動ローラに向けて付勢されない第2従動ローラが、前記大径部の端部と対向配置されるので、当該大径部の端部において被記録媒体が強くニップされることに伴うスキューを防止することができる。
本発明の第7の態様は、被記録媒体に記録を行う記録手段と、第1から第6の態様のいずれかに係る被記録媒体搬送装置と、を備えたことを特徴とする記録装置である。本態様によれば、記録装置において、上記第1から第6の態様のいずれかと同様な作用効果を得ることができる。
以下、図1乃至図5を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は本発明に係る「記録装置」の一実施形態としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1の外観斜視図、図2は同要部側面図、図3は本発明の一実施形態に係る被記録媒体搬送装置20の斜視図、図4(A)はホルダ部材25を上方から視た斜視図、図4(B)は同下方から視た斜視図、図5(A)〜(B)は本発明に係る被記録媒体搬送装置のローラ配置及び付勢力作用位置のバリエーションを示す図である。
先ず、図1及び図2を参照しながらプリンタ1の構成について概説する。プリンタ1は、例えばJIS規格のA0判やB0判などといった大型サイズの幅を有する被記録媒体としてのロール紙Pにまで記録できる大型プリンタであり、ロール紙供給部3及び記録実行部4を備えた本体部2と、排紙受け部5とを備えて構成されている。
本体部2はベース9に立設された支柱8の上部に設けられており、記録の行われたロール紙Pを斜め下方に排出する排出口6を有している。排出口6の下方にはスタッカ10の開口部7が位置しており、記録の行われたロール紙Pが排出口6から開口部7へ向けて排出され、スタッカ10によって受け止められる。
ロール紙供給部3にはロール紙ロール(以下「ロール」と言う)Rが収納可能に構成され、ロールRからロール紙Pが繰り出され、記録を実行する記録実行部4へと斜め下方へ供給される。図2において符号15はロール紙ホルダを示しており、中空の軸芯を有するロールRの前記軸芯を挿通するスピンドル(図示せず)とその両端部に設けられる鍔部(図示円盤状部材)とを備えて構成され、このロール紙ホルダ15に、ロールRがセットされる。ロール紙供給時には、ロール紙ホルダ15が図示を省略する駆動機構により回転駆動されることにより、ロール紙Pが案内部材12により案内されながら下流側に供給される。
記録実行部4は、ロール紙Pに対しインクを吐出する記録手段としての記録ヘッド17と、記録ヘッド17と対向配置される案内部材13と、記録ヘッド17の上流側に設けられ、ロール紙Pを下流側へ搬送する被記録媒体搬送装置(以下「搬送装置」と言う)20と、を有している。
搬送装置20は図示しないモータにより回転駆動される駆動ローラ21と、当該駆動ローラ21と対向配置され、ロール紙Pと接して従動回転する従動ローラ22と、当該従動ローラ22を保持するホルダ部材25と、を備え、これらローラにより、ロール紙Pが下流側へと精密送りされる。尚、搬送装置20については後に詳述する。
ロール紙Pに対しインクを吐出することにより記録を行う記録ヘッド17はキャリッジ16に設けられ、キャリッジ16は、記録ヘッド17の走査方向(主走査方向:図2の紙面表裏方向)に延びるガイド軸18によってガイドされながら、図示しないモータの動力を受けて主走査方向に移動する。
記録ヘッド17の下流側には、図示を省略する用紙吸引部が設けられており、この用紙吸引部によって記録ヘッド17の下流側においてロール紙Pが浮き上がらないように規制状態に置かれ、ロール紙Pの浮き上がりによる記録品質の低下が防止されるようになっている。
以上がプリンタ1の大略構成であり、以下図3乃至図5を参照しながら搬送装置20について詳説する。尚、図4(A)では従動ローラ22を備えた状態のホルダ部材25を示しており、図4(B)では従動ローラ22を省略して描いている。
搬送装置20は、駆動ローラ21と、従動ローラ22(図3乃至図5では符号22A及び22Bで示す)と、ホルダ部材25と、コイルばね27と、を備えて構成されている。
駆動ローラ21は用紙幅方向に延びる軸体(金属軸)の外周面に耐摩耗性粒子がほぼ均一に分散されて成る付着層(高摩擦層)を備え、左右軸端が図示を省略するフレームによって支持されている。即ち、駆動ローラ21は、回転軸線方向に延びる一体軸により構成されている。
従動ローラ22は外周面がエラストマ等の低摩擦係材料によって形成され、その外周面が駆動ローラ21の外周面と対向配置され、そして駆動ローラ21の回転軸線方向にほぼ一定間隔で複数配設されている。従動ローラ22は本実施形態では1つのホルダ部材25に3つ保持されており、この3つの従動ローラ22は、駆動ローラ21に向けて付勢される際の付勢力の違いにより、2つの第1従動ローラ22Aと、1つの第2従動ローラ22Bと、に区別される。尚、両者を特に区別する必要の無い場合には、単に「従動ローラ22」と言う。
ホルダ部材25は樹脂材料によって全体が一体的に形成され、上面には強度補強の為のリブが格子状に立設された、平面視略T字形の形状を成す樹脂部材である。ホルダ部材25は、その先端部において、3つの従動ローラ22を、その共通の回転軸23を介して支持する。
ホルダ部材25には、揺動軸26が軸通されており、この揺動軸26はフレーム部材28に軸支され、これによりホルダ部材25は、揺動軸26を中心にして用紙搬送経路を側視して揺動することにより、従動ローラ22を駆動ローラ21に接触させる第1姿勢と、従動ローラ22を駆動ローラ21から離間させる第2姿勢と、を図示しない駆動手段により切り換える様になっている。
揺動軸26は、付勢手段としてのコイルばね27のコイル部を挿通しており、コイルバネ27の一端27aは2つの第1従動ローラ22Aの中間位置まで延び、他端27bはフレーム部材28に掛止し、これによりコイルばね27は、従動ローラ22が駆動ローラ21に圧接する方向に回転軸23を付勢するようになっている。
ここで、コイルばね27の一端27aは2つの第1従動ローラ22Aの中間位置で回転軸23を付勢するため、第2従動ローラ22Bは、第1従動ローラ22Aよりも小さい付勢力により駆動ローラ21に向けて付勢される。この様に構成されたことによる作用効果を、図5(A)を参照しながら説明する。
図5(A)において、ロール紙Pの側端は、図中最も左端の第2従動ローラ22Bの位置にあるが、仮に当該第2従動ローラ22Bが駆動ローラ21に向けて強く付勢されると、ロール紙Pとの接触長さが短い為に、ロール紙Pの側端には強い押圧力が作用し(過重押圧)、この為、ロール紙Pの側端部が受ける搬送力が大きなものとなり、スキューが生じる虞がある。
しかしながら上記の通り、第2従動ローラ22Bは、第1従動ローラ22Aよりも小さい付勢力により駆動ローラ21に向けて付勢されるので、ロール紙Pの側端部において第2従動ローラ22Bとの接触長さが短くても過重押圧が発生せず、スキューの発生を確実に防止することができる。しかも、ロール紙Pの上方への変位を抑えることができ、コックリングの発生に伴う記録品質の低下を抑えることができる。尚、図5において符号Fで示す矢印は、コイルばね27の付勢力が作用する場所を示している。
尚、本実施形態では第2従動ローラ22Bに第1従動ローラ22Aよりも小さい付勢力を作用させているが、例えば回転軸23を第1従動ローラ22A用と第2従動ローラ22B用とで別個独立とすることで、第2従動ローラ22Bに付勢力を作用させない構成を採用することもできる。
ここで、上記作用効果を得るために、本実施形態では第2従動ローラ22Bは、少なくとも一種類以上の、使用が予定されている予め定められたサイズのロール紙側端が通過する場所に配置されている。これにより、少なくとも一種類以上の、予め定められたサイズのロール紙について、上記作用効果を確実に得ることができる。
また本実施形態では、第2従動ローラ22Bは、駆動ローラ21の回転軸線方向に2つの第1従動ローラ22Aを間に挟んでほぼ一定間隔で配置されているので、駆動ローラ21の回転軸線方向においてロール紙搬送力がばらつかず、スキューの発生がより確実に防止されている。
続いて、本発明の他の実施形態について説明する。図5(A)に示した第1従動ローラ22Aと第2従動ローラ22Bは、ともにローラ長が等しいものを用いていたが、図5(B)に示すように、ローラ長の異なるローラを用いることも可能である。特に図5(B)に示す実施形態では、1つの第2従動ローラ22Bのローラ長LBが、1つの第1従動ローラ22Aのローラ長LAよりも長く、且つ2つの第1従動ローラ22Aのローラ長の総和よりも短い、即ちLB<2×LAとなるように構成されている。従って2つの第1従動ローラ22Aにより必要な搬送力を確保しながらも、第2従動ローラ22Bのローラ長LBを確保でき、駆動ローラ21の軸線方向においてロール紙端部の過重押圧を防止できる領域(ローラ長LBの領域)を充分に確保することができる。
また図5(C)に示すように、駆動ローラ21に、外径の小さい小径部21aを形成する場合には、当該小径部21aに、第2従動ローラ22Bを配置することが好ましい。即ち、駆動ローラ21は回転軸線方向に延びる一体的な軸体で形成されるので、ローラ中央部での撓みが大きくなり、搬送精度が低下する虞がある。従って少なくとも一箇所に小径部21aを形成するとともに、当該小径部21aを下方から支持する支持部29を設けることが好ましい。
ところが駆動ローラ21の製造工程上、小径部21aを形成すると、その両側の大径部(通常径部)の端部(符号21bで示す)に若干の盛り上がり形状(例えば、バリなどによる)が形成されてしまい、そしてこの部分においてロール紙Pが強くニップされ、搬送力が大きくなってスキューが生じる虞がある。そこで第2従動ローラ22Bを、小径部21aに隣接する大径部の、小径部側の端部21bと対向配置させることで、上述のような不具合の発生を防止することができる。
以上説明した実施形態は一例であり、種々の変形が可能である。例えば、本実施形態では1つのホルダ部材25に、2つの第1従動ローラ22Aと1つの第2従動ローラ22Bとを保持させる構成を採用するが、これに限られずその他の組み合わせを採用可能であることは言うまでもない。また1つのホルダ部材25に、必ず1つの第2従動ローラ22Bを設ける必要はなく、駆動ローラ21の回転軸線方向に複数個のホルダ部材25が配置される場合には、少なくともロール紙端部に位置するホルダ部材25に第2従動ローラ22Bを設ければ、ロール紙端部の過重押圧を防止することが可能となる。
本発明に係るプリンタの外観斜視図。 本発明に係るプリンタの要部側面図。 本発明に係る被記録媒体搬送装置の斜視図。 (A)はホルダ部材を上方から視た斜視図、(B)は同下方から視た斜視図。 (A)〜(B)はローラ配置及び付勢力作用位置のバリエーションを示す図。 従来の従動ローラの配置及び付勢力作用位置を示す図。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ、2 本体部、3 ロール紙供給部、4 記録実行部、5 排紙受け部、6 ロール紙排出口、7 開口部、8 支柱、9 ベース、10 ロール紙スタッカ、12、13 案内部材、15 ロール紙ホルダ、16 キャリッジ、17 記録ヘッド、18 ガイド軸、20 被記録媒体搬送装置、21 駆動ローラ、22 従動ローラ、22A 第1従動ローラ、22B 第2従動ローラ、23 回転軸、25 ホルダ部材、26 揺動軸、27 コイルばね、28 フレーム部材、29 支持部、P ロール紙(記録用紙)、R ロール紙ロール

Claims (5)

  1. 回転駆動される駆動ローラと、
    前記駆動ローラの回転軸線方向に複数配置される従動ローラと、を備え、
    複数の前記従動ローラは、前記駆動ローラに向けて所定の付勢力で付勢される第1従動ローラと、
    前記第1従動ローラよりも小さい付勢力により前記駆動ローラに向けて付勢され第2従動ローラと、を備えて構成され
    2つの前記第1従動ローラと、1つの前記第2従動ローラが、共通の回転軸を介して同一のホルダ部材に保持されるとともに、2つの前記第1従動ローラの間で、前記回転軸が前記駆動ローラに向けて付勢されており、
    2つの前記第1従動ローラと1つの前記第2従動ローラとを備えたホルダ部材は、前記回転軸線方向に複数配置され、
    複数の前記ホルダ部材のうち、少なくとも一種類以上の予め定められたサイズの被記録媒体の側端が通過する場所に配置されたホルダ部材において、前記第2従動ローラは、前記側端が通過する場所に配置されている、
    ことを特徴とする被記録媒体搬送装置。
  2. 請求項に記載の被記録媒体搬送装置において、前記第2従動ローラが、前記駆動ローラの回転軸線方向に、2つの前記第1従動ローラを間に挟み、一定間隔で配置されている、
    ことを特徴とする被記録媒体搬送装置。
  3. 請求項1または2に記載の被記録媒体搬送装置において、1つの前記第2従動ローラのローラ長が、1つの前記第1従動ローラのローラ長よりも長く、且つ前記2つの第1従動ローラのローラ長の総和よりも短いことを特徴とする被記録媒体搬送装置。
  4. 請求項1からのいずれか1項に記載の被記録媒体搬送装置において、前記駆動ローラは、回転軸線方向に延びる一体的な軸体であるとともに、回転軸線方向において少なくとも一箇所に外径の小さい小径部が形成されており、
    前記第2従動ローラが、前記小径部に隣接する大径部の、前記小径部側の端部と対向配置されている、
    ことを特徴とする被記録媒体搬送装置。
  5. 被記録媒体に記録を行う記録手段と、
    請求項1からのいずれか1項に記載の被記録媒体搬送装置と、
    を備えたことを特徴とする記録装置。
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