JP2007152734A - 記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 組立作業者が紙間調整の際に、コードホイールやLFギアをキズ、打痕等をつけること防ぐことができ、かつ、従来から追加部品のない安価な構成で、かつ、シャーシに余分な穴等を構成せずに、ガイドシャフトの左右の抜け止めが構成された記録装置を提供する。
【解決手段】 記録装置の骨格をなるシャーシと、被記録媒体に記録を行う記録ヘッドを搭載し、往復走査するキャリッジの移動を案内するガイドシャフトと、前記ガイドシャフトの両端で前記ガイドシャフトを付勢するシャフト付勢ばねを備えた記録装置において、前記ガイドシャフトは一方の端部に貫通穴を備え、前記貫通穴に前記シャフト付勢ばねの先端を通して配置し、前記ガイドシャフトを付勢することを特徴とする。
【選択図】 図5
【解決手段】 記録装置の骨格をなるシャーシと、被記録媒体に記録を行う記録ヘッドを搭載し、往復走査するキャリッジの移動を案内するガイドシャフトと、前記ガイドシャフトの両端で前記ガイドシャフトを付勢するシャフト付勢ばねを備えた記録装置において、前記ガイドシャフトは一方の端部に貫通穴を備え、前記貫通穴に前記シャフト付勢ばねの先端を通して配置し、前記ガイドシャフトを付勢することを特徴とする。
【選択図】 図5
Description
本発明は、記録ヘッドによって被記録媒体に記録を行う記録装置に関するもので、特に、往復走査するキャリッジの移動を案内するガイドシャフトを備えた記録装置に関するものである。
プリンタ、複写機、ファクシミリ等の機能を有する記録装置、あるいはコンピュータやワードプロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーションの出力機器として用いられる記録装置は、画像情報に基づいて用紙やプラスチック薄板等の被記録材(被記録媒体)に画像を記録していくような構成を有している。このような記録装置は、記録方式によってインクジェット式、ワイヤドット式、サーマル式、レーザービーム式等に分けることができる。
被記録材の搬送方向(副走査方向)と交差する方向に主走査するシリアルスキャン方式を採るシリアルタイプの記録装置においては、被記録材に沿って移動するキャリッジ上に搭載した記録手段によって画像が記録され、1行分の記録を終了した後に所定量の紙送り(ピッチ搬送)が行なわれるという動作を繰り返して、被記録材の全体に記録が行われる。一方、被記録材の搬送方向の副走査のみで記録するラインタイプの記録装置においては、被記録材を所定の記録位置にセットし、一括して1行分の記録を行った後、所定量の紙送り(ピッチ送り)を行い、さらに、次の行の記録を一括して行うという動作を繰り返すことによって、被記録材の全体に記録が行われる。
上記の記録装置のうち、シリアルスキャン方式を用いたインクジェット式の記録装置(インクジェット記録装置)は、記録手段(記録ヘッド)から被記録材にインクを吐出して記録を行うものであり、記録手段のコンパクト化が容易であり、高精細な画像を高速で記録することができ、特別の処理を施さない普通紙に記録することができ、ランニングコストが低く、ノンインパクト方式であるため騒音が少なく、しかも多色のインクを使用してカラー画像を記録するのが容易であるなどの利点を有している。
特に、熱エネルギーを利用してインクを吐出するインクジェット式の記録手段(記録ヘッド)は、エッチング、蒸着、スパッタリング等の半導体製造プロセスを経て基板上に成膜された電気熱変換体、電極、液路壁、天板等を形成することにより、高密度の液路配置(吐出口配置)を有するものを容易に製造することができ、一層のコンパクト化を図ることができる。
上記のインクジェット記録装置において、鮮明で高品位な記録結果を得るためには、シリアルスキャンの際にキャリッジの挙動を安定させることが非常に重要である。
また、近年のインクジェット記録装置の往復走査するキャリッジの移動を案内するガイドシャフトの保持固定方法としては、特開2004−42346や、特開2004−42382に記載の記録装置のように、ガイドシャフトの高さ位置の微調整をするための紙間調整板と、ガイドシャフトを付勢するガイドシャフトばねを記録装置のシャーシの外側の両端に配置して、ガイドシャフトを保持固定する記録装置がある。
特開2004−43246号公報
特開2004−42382号公報
しかしながら、近年、インクジェット記録装置においては、高画質化、静音化を実現するため、搬送ローラには1級ギアであるLFギア、そして150〜360LPIピッチでスリットがマーキングされたコードホイールを配置して、コードホイールのスリットをエンコーダセンサで読み取り、搬送ローラの駆動手段であるDCモータのサーボ制御を行っている。
ここで、従来のように、特開2004−42346や、特開2004−42382に記載の記録装置のような、ガイドシャフトの固定方法を行おうすると、LFギアとコードホイールの近傍に紙間調整板とガイドシャフトばねがあり、組立作業者がガイドシャフトの高さ位置を微調整するため紙間調整板を操作する際に作業者が誤って、コードホイールやLFギアをキズ、打痕等をつけてしまうという問題がある。
そこで本発明は、組立作業者が紙間調整の際に、コードホイールやLFギアをキズ、打痕等をつけること防ぐことができ、かつ、従来から追加部品のない安価な構成で、かつ、シャーシに余分な穴等を構成せずに、ガイドシャフトの左右の抜け止めが構成された記録装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための第1の発明は、記録装置の骨格をなるシャーシと、被記録媒体に記録を行う記録ヘッドを搭載し、往復走査するキャリッジの移動を案内するガイドシャフトと、前記ガイドシャフトの両端で前記ガイドシャフトを付勢するシャフト付勢ばねを備えた記録装置において、前記ガイドシャフトは一方の端部に貫通穴を備え、前記貫通穴に前記シャフト付勢ばねの先端を通して配置し、前記ガイドシャフトを付勢することを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明の構成において、前記ガイドシャフトの両端部には、前記ガイドシャフトの高さ位置の微調整を行うギャップ調整部材を備えていることを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明の構成において、前記ガイドシャフトの前記貫通穴を備えた端部の他方の端部には、溝部と、前記貫通穴と所定の角度をなし、二方取りされシャーシに対する抜け止めとなるつば部と、を備え、前記ガイドシャフトの前記つば部のある方の端部側の前記ギャップ調整部材と、前記シャフト付勢ばねの前記ガイドシャフトへの当接部は、前記シャーシの内側に配置されていることを特徴とする。
第4の発明は、第3の発明の構成において、前記貫通穴と前記二方取りされたつば部のなす角度は45度であることを特徴とする。
以上、本発明の構成をとることによって、コードホイール、LFギアがあるガイドシャフト左側端部は、紙間調整板LとガイドシャフトばねLをシャーシの内側に配置できたので、ガイドシャフトの高さ位置を微調整するため紙間調整板Lを操作する際に作業者が誤って、コードホイール7やLFギアをキズ、打痕等をつけること防ぐことができ、かつ、ガイドシャフトばねRを貫通穴に通して配置し、ガイドシャフトの組込時の位相を決めることで、つば部が確実にシャーシの長穴にかかるようにするという、従来から追加部品のない安価な構成で、シャーシに余分な穴等を構成せずに、ガイドシャフトの左右の抜け止めを構成できている。
以上説明したように、記録装置の骨格をなるシャーシと、被記録媒体に記録を行う記録ヘッドを搭載し、往復走査するキャリッジの移動を案内するガイドシャフトと、前記ガイドシャフトの両端で前記ガイドシャフトを付勢するシャフト付勢ばねを備えた記録装置において、前記ガイドシャフトは一方の端部に貫通穴を備え、前記貫通穴に前記シャフト付勢ばねの先端を通して配置し、前記ガイドシャフトを付勢する構成とし、加えて、前記ガイドシャフトの両端部には、前記ガイドシャフトの高さ位置の微調整を行うギャップ調整部材を備えて、さらに、前記ガイドシャフトの前記貫通穴を備えた端部の他方の端部には、溝部と、前記貫通穴と所定の角度をなし、二方取りされシャーシに対する抜け止めとなるつば部と、を備え、前記ガイドシャフトの前記つば部のある方の端部側の前記ギャップ調整部材と、前記シャフト付勢ばねの前記ガイドシャフトへの当接部は、前記シャーシの内側に配置されている構成とすることによって、コードホイール、LFギアがあるガイドシャフト左側端部は、紙間調整板LとガイドシャフトばねLをシャーシの内側に配置できたので、ガイドシャフトの高さ位置を微調整するため紙間調整板Lを操作する際に作業者が誤って、コードホイール7やLFギアをキズ、打痕等をつけること防ぐことができ、かつ、ガイドシャフトばねRを貫通穴に通して配置し、ガイドシャフトの組込時の位相を決めることで、つば部が確実にシャーシの長穴にかかるようにするという、従来から追加部品のない安価な構成で、シャーシに余分な穴等を構成せずに、ガイドシャフトの左右の抜け止めを構成できている。
(第1の実施形態)
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態のインクジェット記録装置の内部構造を示す斜視図である。外装や本発明に直接関わらない部分については図示省略してある。
本実施形態の記録装置の全体構成について簡単に説明すると、記録シート(記録媒体)を1枚ずつ装置本体内部へ給送する自動給紙部100と、自動給紙部100から送出される記録シートを所望の記録位置へと導き、その後この記録位置から排出する搬送部(記録媒体搬送手段)200と、搬送部200の下流に位置する排出部300と、搬送部200によって記録位置に搬送された記録シートに所望の記録を行うインクジェット記録ヘッドを含むキャリッジ400と、キャリッジ400のインクジェット記録ヘッド等に対する回復処理を行う回復部500が、シャーシ6等に取り付けられて、適宜連動するようになっている。
次に本実施例のガイドシャフトの保持構成について説明する。
図2は本発明のガイドシャフトを説明した図である。ガイドシャフト1はその一端部に貫通穴1aを、他端部には貫通穴1aと45度の角度をなす二方取りされたつば部1cと、ガイドシャフト1の外径から一段細くなった溝部1bを備えている。
図3はガイドシャフト左側端部をシャーシ外側から見た図、図4はガイドシャフト左側端部をシャーシ内側から見た図、図5はガイドシャフト右側端部をシャーシ外側から見た図である。
図3、4において、紙間調整板L 2はシャーシ7の内側に配置され、ガイドシャフト1の溝部1bは紙間調整板L 2に当接し、かつ、溝部1bにはガイドシャフトばねL 4が当接し、ガイドシャフト1を付勢している。
このとき、図5に示すように、ガイドシャフトの左側端部の貫通穴1aにガイドシャフトばねR5の先端を通して配置すると、ガイドシャフト7に左側端部は図3に示すように、ガイドシャフト1のつば部1cがシャーシ6の長穴6aにかかるような配置となり、つまり、つば部1cがガイドシャフト1を右側への抜け止めとなり、溝部1bとガイドシャフトばねL4がガイドシャフト1の左側への抜け止めとなっている。
以上、本発明の構成をとることによって、コードホイール7、LFギア(不図示)があるガイドシャフト左側端部は、紙間調整板L2とガイドシャフトばねL4をシャーシ6の内側に配置できたので、ガイドシャフト1の高さ位置を微調整するため紙間調整板L2を操作する際に作業者が誤って、コードホイール7やLFギアをキズ、打痕等をつけること防ぐことができ、かつ、ガイドシャフトばねR5を貫通穴1aに通して配置し、ガイドシャフト1の組込時の位相を決めることで、つば部1cが確実にシャーシ6の長穴6aにかかるようにするという、従来から追加部品のない安価な構成で、シャーシ6に余分な穴等を構成せずに、ガイドシャフト1の左右の抜け止めを構成できている。
1 ガイドシャフト
1a 貫通穴
1b 溝部
1c つば部
2 紙間調整板L
3 紙間調整板R
4 ガイドシャフトばねL
5 ガイドシャフトばねR
6 シャーシ
6a 長穴
7 コードホイール
8 LFローラ
9 ピンチローラ
100 自動給紙部
200 搬送部(記録媒体搬送手段)
300 排出部
400 キャリッジ
500 回復系
1a 貫通穴
1b 溝部
1c つば部
2 紙間調整板L
3 紙間調整板R
4 ガイドシャフトばねL
5 ガイドシャフトばねR
6 シャーシ
6a 長穴
7 コードホイール
8 LFローラ
9 ピンチローラ
100 自動給紙部
200 搬送部(記録媒体搬送手段)
300 排出部
400 キャリッジ
500 回復系
Claims (4)
- 記録装置の骨格をなるシャーシと、被記録媒体に記録を行う記録ヘッドを搭載し、往復走査するキャリッジの移動を案内するガイドシャフトと、前記ガイドシャフトの両端で前記ガイドシャフトを付勢するシャフト付勢ばねを備えた記録装置において、
前記ガイドシャフトは一方の端部に貫通穴を備え、前記貫通穴に前記シャフト付勢ばねの先端を通して配置し、前記ガイドシャフトを付勢することを特徴とする記録装置。 - 請求項1に記載の記録装置において、前記ガイドシャフトの両端部には、前記ガイドシャフトの高さ位置の微調整を行うギャップ調整部材を備えていることを特徴とする記録装置。
- 請求項2に記載の記録装置において、前記ガイドシャフトの前記貫通穴を備えた端部の他方の端部には、溝部と、前記貫通穴と角度をなし、二方取りされシャーシに対する抜け止めとなるつば部と、を備え、前記ガイドシャフトの前記つば部のある方の端部側の前記ギャップ調整部材と、前記シャフト付勢ばねの前記ガイドシャフトへの当接部は、前記シャーシの内側に配置されていることを特徴とする記録装置。
- 請求項3に記載の記録装置において、前記貫通穴と前記二方取りされたつば部のなす角度は45度であることを特徴とする記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005350838A JP2007152734A (ja) | 2005-12-05 | 2005-12-05 | 記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005350838A JP2007152734A (ja) | 2005-12-05 | 2005-12-05 | 記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007152734A true JP2007152734A (ja) | 2007-06-21 |
Family
ID=38237687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005350838A Withdrawn JP2007152734A (ja) | 2005-12-05 | 2005-12-05 | 記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007152734A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009096029A (ja) * | 2007-10-16 | 2009-05-07 | Seiko Epson Corp | キャリッジガイド軸の取り付け構造およびプリンタ |
-
2005
- 2005-12-05 JP JP2005350838A patent/JP2007152734A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009096029A (ja) * | 2007-10-16 | 2009-05-07 | Seiko Epson Corp | キャリッジガイド軸の取り付け構造およびプリンタ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20090303 |