JP2017072659A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】円筒形回転体から摺動部材への熱の移動を効果的に遮断して短時間での立ち上げを実現できる定着装置を提供する。【解決手段】円筒形で形成されて回転可能な定着スリーブ1と、定着スリーブ1の内部で定着スリーブ1と接触する摺動部材3と、定着スリーブ1を介し摺動部材3に対向する位置に配置され、定着スリーブ1を加圧する加圧ローラ4と、定着スリーブ1の温度を上げるためのハロゲンヒータ2と、を有する定着装置115であって、定着スリーブ1と摺動部材3の間の接触面積率は、定着スリーブ1の回転方向L1の領域N1が領域N2よりも小さい定着装置115を構成した。【選択図】 図3

Description

本発明は、可撓性を有する円筒状回転体を用いて、記録材を加熱する加熱手段を有する定着装置、及び、この定着装置を備える画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置においては記録材上に形成したトナー像を加熱及び加圧することで記録材にトナーを定着させる定着装置がある。
図11に一例を示す。この定着装置の一例としては、例えば特許文献1に記載のものがある。可撓性を有する円筒状の定着ベルト201(円筒形回転体)、加熱手段としてのハロゲンヒータ202、定着部材203(摺動部材)、加圧部材としての加圧ローラ204からなるものである。定着ベルト201は加圧ローラ204の回転に伴い従動回転する。定着部材203は定着ベルト201の内部で固定されており、加圧ローラ204との間でニップを形成している。
記録材206は図11の右側から搬送されてきてニップ内でトナーが定着される。ハロゲンヒータ202は輻射熱により定着ベルト201を温めるが、定着部材203へ熱を与えず効率的に定着ベルト201に熱を供給するため、ハロゲンヒータ202と定着部材203の間の位置に反射部材205を設置している。このような定着方式では熱容量が低いため省エネに優れているという特徴がある。
特開2005−92080号公報
しかしながら、この構成では定着ベルト201から定着部材203への熱の移動が存在し、この熱の移動により定着ベルト201の温度が上がりづらく定着装置の立ち上げを速くできないという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するため、円筒形回転体から摺動部材への熱の移動を効果的に遮断して短時間での立ち上げを実現できる定着装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の定着装置は、円筒形で形成されて回転可能な円筒形回転体と、前記円筒形回転体の内部で前記円筒形回転体と接触する摺動部材と、前記円筒形回転体を介し前記摺動部材に対向する位置に配置され、前記円筒形回転体を加圧する加圧部材と、前記円筒形回転体の温度を上げるための加熱手段と、を有する定着装置であって、前記円筒形回転体と前記摺動部材の間の接触面積率は、前記円筒形回転体の回転方向の上流部が下流部よりも小さいことを特徴とする。
本発明の他の定着装置は、円筒形で形成されて回転可能な円筒形回転体と、前記円筒形回転体の内部で前記円筒形回転体と接触する摺動部材と、前記摺動部材を介し前記円筒形回転体に対向する位置に配置され、前記摺動部材が固定される摺動部保持部材と、前記円筒形回転体を介し前記摺動部材に対向する位置に配置され、前記円筒形回転体を加圧する加圧部材と、前記円筒形回転体の温度を上げるための加熱手段と、を有する定着装置であって、前記摺動部材と前記摺動部保持部材の間の接触面積率は、前記円筒形回転体の回転方向の上流部が下流部よりも小さいことを特徴とする。
本発明により、円筒形回転体から摺動部材への熱の移動を効果的に遮断して短時間での立ち上げを実現できる。
本実施例の定着装置を用いた画像形成装置の概略構成図である。 定着装置の断面図である。 定着ニップ付近における摺動部材3の表面形状を説明する模式図である。 (a)は、定着外面ニップN内における定着スリーブの温度分布を示すグラフである。(b)は、定着外面ニップN内において従来構成と後端加圧構成のそれぞれにおける圧力分布を示すグラフである。 ザグリ箇所の断面図である。 摺動部材の変形例を示す平面図である。 ザグリ無しの例の立ち上がり時間に対し、図3、図6の実施例及び変形例の接触面積率に対する立ち上がり時間を相対比較するグラフである。 ザグリ無しの例の接触面積率に対し、図3、図6の実施例及び変形例の接触面積率を相対比較する表である。 実施例2に係る定着ニップ部の拡大断面図である。 実施例3に係る定着ニップ部の拡大断面図である。 特許文献1に関する技術を説明する図である。
以下、図面を参照して、この発明を実施するための形態を実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対位置等は、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるから、特に特定的な記載が無い限りは、発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。なお、後の実施例の構成に関して、前の実施例と同一の構成に関しては前の実施例と同一の符号を付して、前の実施例中の説明が援用されるものとする。
<画像形成装置 全体構成>
図1は、本実施例の定着装置115を用いた画像形成装置100の概略構成図である。画像形成装置100は、電子写真方式のレーザビームプリンタである。画像形成装置100は装置本体100Aを有する。装置本体100Aの内部には、像担持体としての感光体ドラム101、帯電ローラ102、レーザビームスキャナ103、現像装置104が配置される。感光体ドラム101、帯電ローラ102、レーザビームスキャナ103、現像装置104、定着装置115等を含んで、画像を形成する画像形成部Gが構成される。
感光体ドラム101は、矢示の時計方向に所定のプロセススピード(周速度)にて回転駆動する。感光体ドラム101はその回転過程で帯電ローラ102により所定の極性・電位に一様に帯電処理される。
画像露光手段としてのレーザビームスキャナ103は、不図示のコンピュータ等の外部機器から入力されるデジタル画素信号に対応してオン/オフ変調されたレーザ光113を出力して、感光体ドラム101の帯電処理面を走査露光する。この走査露光により感光体ドラム101の表面の露光明部の電荷が除電されて感光体ドラム101の表面に画像情報に対応した静電潜像が形成される。
現像装置104は、現像ローラ104aから感光体ドラム101の表面に現像剤(トナー)が供給されて、感光体ドラム101の表面の静電潜像は、可転写像であるトナー像として順次に現像される。
カセット105は、記録材114を収納している。給送スタート信号に基づいて給送ローラ106が駆動されて、カセット105内の記録材114は、一枚ずつ分離給送される。そして、レジストローラ対107を介して、感光体ドラム101と接触して従動回転する転写ローラ108との当接ニップ部である転写部位108Tに、所定のタイミングで導入される。すなわち、感光体ドラム101上のトナー像の先端部と記録材114の先端部とが、同時に転写部位108Tに到達するように、レジストローラ対107で記録材114の搬送が制御される。
その後、記録材114は転写部位108Tを挟持搬送され、その間、転写ローラ108には不図示の転写バイアス印加電源から所定に制御された転写電圧(転写バイアス)が印加される。転写ローラ108にはトナーと逆極性の転写バイアスが印加され、転写部位108Tにおいて感光体ドラム101の表面側のトナー像が記録材114の表面に静電的に転写される。
転写後の記録材114は、感光体ドラム101の表面から分離されて搬送ガイド109を通り加熱装置としての定着装置115に導入される。定着装置115では、トナー画像の熱定着処理を受ける。
一方、記録材114に対するトナー像転写後の感光体ドラム101の表面はクリーニング装置110で転写残トナーや紙粉等の除去を受けて清浄面化され、繰り返して作像に供される。定着装置115を通った記録材114は、排出口111から排出トレイ112上に排出される。
<定着装置>
図1に示される円筒形回転体としての定着スリーブ1は直径30mmの円筒形状をしており、基層1aと、その外面に積層した弾性層1bと、その外面に積層した離形層1cとで構成されている。基層1aは、材料をSUSやニッケル等の金属材料、ポリイミド、ポリアミドイミド等の耐熱性樹脂材料とし、裂けることなく可撓性を有するように厚みを30μm〜130μm程度とするのが望ましい。
本実施例の構成では基層1aとして厚み50μmのSUSを採用する。弾性層1bの材質は耐熱性に優れたものが望ましく、厚さ50μm〜150μmでシリコーンゴムまたはフッ素ゴムを採用する。離形層1cは厚さ50μm程度のPFAチューブを採用する。
図2は、定着装置115の断面図である。定着装置115は、円筒形で形成されて回転可能な『円筒形回転体』としての定着スリーブ1と、定着スリーブ1の内部で定着スリーブ1と接触する摺動部材3と、を備える。また、定着装置115は、定着スリーブ1を介し摺動部材3に対向する位置に配置されて定着スリーブ1を加圧する『加圧部材』としての加圧ローラ4を備える。
定着スリーブ1の内部には、定着スリーブ1の温度を上げるための『加熱手段』としてのハロゲンヒータ2が配置され、このハロゲンヒータ2より発生する輻射熱にて定着スリーブ1を加熱する。ハロゲンヒータ2の輻射熱で定着スリーブ1を効果的に温めるためには、ハロゲンヒータ2の輻射熱を定着スリーブ1以外に放射しないようにしなければならない。そのため、摺動部材3とハロゲンヒータ2の間に反射板5を設ける。この反射板5は断熱性樹脂等からなり、輻射の反射率を上げるため反射面に金属を蒸着している。
加圧部材としての加圧ローラ4は、芯金4aと、芯金4aの周りに同心一体に成形被覆させたシリコーンゴム・フッ素ゴム・フッ素樹脂などの耐熱性を有する弾性層4bとで構成されており、表層に離形層4cを設けてある。離形層4cはPFA、PTFE、FEP、等の離形性が良く、かつ耐熱性の良い材料を選択することができる。
芯金4aの両端部は軸受を介して回転自由に保持させて配置している。加圧ローラ4は不図示の駆動手段により図2の反時計方向に回転する。また、不図示の加圧機構により摺動部材3を加圧ローラ4方向に押圧する事で定着ニップを形成しているため、加圧ローラ4の回転により定着スリーブ1も連れ回って回転する。
摺動部材3には耐熱性、摺動性、低熱伝導性が求められるため本実施例の構成では材質としてPPS樹脂を採用する。摺動部材3の形状については以下詳述する。
<摺動部材 表面形状>
図3は、定着ニップ付近における摺動部材3の表面形状を説明する模式図である。図3(a)は、摺動部材3の断面方向模式図である。定着ニップは、定着スリーブ1と加圧ローラ4が互いに接触している領域である定着外面ニップNと、定着スリーブ1と摺動部材3が互いに接触している領域である定着内面ニップN’の2種類存在する。
定着外面ニップNの長さが定着内面ニップN’の長さより長いと摺動部材3の上流エッジ部において局所的に圧力が増大し、摺動部材3の摩耗が促進する。その時発生する削れ粉が定着ニップに介在することで定着スリーブ1が回りづらくなり、結果、加圧ローラ4のトルク上昇を招く。そのため定着外面ニップNよりも定着内面ニップN’を長くする事が望ましい。本実施例の構成では定着外面ニップNの長さを11mmとし、定着内面ニップN’の長さを14mmとする。
定着外面ニップNのうち定着スリーブ1の回転上流側を領域N1と表記し回転下流側を領域N2と表記する。本実施例の構成では領域N1にザグリJを設けており、ザグリ幅X1を0.9mm、非ザグリ幅X0を0.9mm、ザグリ深さZを0.5mmとする。ここでのザグリJは、底を有する凹部を意味する。定着スリーブ1と摺動部材3の間で接触する接触領域(定着内面ニップN´)の領域N1には、摺動部材3の表面に凹凸形状が形成されて定着スリーブ1と摺動部材3が『局所的に接触する部位』としての摺動部材表面3aがある。なお、前述の底を有する凹部で形成されるザグリJに替えて、凹部の部位を貫通穴とする構成を採用することも可能である。
これにより、定着スリーブ1と摺動部材3の間で接触する接触領域(定着内面ニップN´)での接触面積率は、定着スリーブ1の回転方向L1で上流の『上流部』としての領域N1が下流の『下流部』としての領域N2よりも小さい。そして、定着スリーブ1と加圧ローラ4の間で接触する接触領域(定着外面ニップN)での接触面積率は、定着スリーブ1の回転方向L1で上流の領域N1が下流の領域N2よりも小さい。
ザグリ幅X1の適正値は定着スリーブ1の剛性や加圧力によって変化する。具体的には、ザグリ幅X1の大きさを大きくし過ぎると定着スリーブ1がザグリ内に追従し圧抜けしてしまい、記録材6上の画像が定着する前に擦れてしまうという画像不良が発生する。そのためこのような画像不良が発生しないようにザグリ幅X1を設定する必要がある。
また、本実施例の構成ではザグリ部と非ザグリ部を規則的に繰り返しているが、必ずしも規則的である必要はない。例えば領域N1の中でもより圧力が低い所ほどザグリ幅X1を増やすようにしてもよい。
また、本実施例の構成では、定着内面ニップN’内でかつ定着外面ニップNに含まれない領域にザグリを設けた。定着スリーブ1と摺動部材3の間で接触する接触領域(定着内面ニップN´)のうち、定着スリーブ1と加圧ローラ4が互いに接触しない非接触領域Yにおいて、以下の部位がある。すなわち、摺動部材3の表面に凹凸形状が形成されて定着スリーブ1と摺動部材3が『局所的に接触する部位』としての摺動部材表面3a1がある。
この領域では加圧ローラ4からの圧力はかからず定着スリーブ1の剛性等により摺動部材3へ接触している領域である。そのため圧力が低くこの領域にザグリを設けても上記画像不良の懸念が低いため、定着ニップN内に比べて大きなザグリを付ける事が可能である。
図3(b)は、摺動部材3の定着外面ニップNに含まれる領域の摺動面模式図である。図に示す通り、本実施例の構成ではザグリは幅一定のままy軸方向に直線形状をしている。ザグリ幅X1が小さいため定着スリーブ1はザグリ形状に追従せず、ザグリのある箇所では定着スリーブ1が摺動部材3に接触しない。
よって定着スリーブ1から摺動部材3への熱の移動が抑えられ、定着装置115の立ち上げをより速くすることができる。本実施例のザグリを設けることで、従来のザグリが無い構成に対して10%程度の高速化が実現できた。ただし、ザグリの形状に関しては上記以外の形状も採用可能であり、ザグリ形状の種類に関しては後に詳述する。
以下、領域N2よりも領域N1により多くのザグリを設けることが、定着スリーブ1から摺動部材3への熱の移動抑制に対し効果的である理由を詳述する。
図4(a)は、定着外面ニップN内における定着スリーブ1の温度分布を示すグラフである。図4(a)において右側が定着スリーブ1の回転上流側である。定着スリーブ1はハロゲンヒータ2によって定着外面ニップNの反対側で主に加熱される。
また、定着外面ニップN内では定着スリーブ1から加圧ローラ4や記録材6、摺動部材3へ熱が移動する。そのため、定着スリーブ1と加圧ローラ4の間で接触する接触領域(定着外面ニップN)での定着スリーブ1の温度は、定着スリーブ1の回転方向L1で上流の上流端Ninの方が下流の下流端Noutよりも高い。伝熱による熱の移動量は温度差に比例するため、領域N2よりも領域N1の方が定着スリーブ1から摺動部材3への熱の移動が大きくなる。
そのため領域N2にザグリを設けるよりも領域N1に設ける方が効果的に熱の遮断が行える。そこで本実施例では領域N1にザグリを設けるため、定着外面ニップN内の圧力分布が後端加圧になるようにした。具体的には、図3に示した後端部Ntの位置において定着外面ニップN内の他の位置よりも摺動部材3が加圧ローラ4に食い込むような形状を採用した。
図4(b)は、定着外面ニップN内において従来構成と後端加圧構成(前述の後端部Ntの食い込み構成)のそれぞれにおける圧力分布を示すグラフである。圧力が大きいと定着スリーブ1と摺動部材3の間の摺擦による摺動部材3の摩耗が促進される。この時発生する削れ粉が定着ニップに介在することで定着スリーブ1が回りづらくなり、結果、加圧ローラ4のトルク上昇を招く。ザグリを設けた箇所ではエッジ部で局所的に圧力が増大するため従来の構成ではどの領域にザグリを設けても摩耗が厳しかった。
しかし、後端加圧構成にすることで領域N1の圧力が相対的に下がるためザグリを設けても摩耗レベルが問題にならない。このことから、定着スリーブ1と加圧ローラ4の間で接触する接触領域(定着外面ニップN)での圧力の平均値は、定着スリーブ1の回転方向L1で上流の領域N1が下流の領域N2よりも低くなっている。
以上より、後端加圧構成及び領域N1でのザグリによって、摺動部材3の摩耗を抑えつつ効果的に定着スリーブ1から摺動部材3への熱の移動を抑制できる。
図5は、ザグリ箇所の断面図である。ザグリ量を規定するために接触面積率を以下のように定義する。
Figure 2017072659
接触領域と非接触領域は以下の測定で定義する。摺動部材表面3aに対しポリイミドテープ7を適度にテンションを保ったまま貼り付ける。その際、加圧ローラ4にて加圧する事で定着装置115内にて定着スリーブ1が摺動部材3へ接触する形状を再現する。その後に加圧ローラ4を離間し、ポリイミドテープ表面7aをレーザ顕微鏡等の測定機で形状測定を行う。ポリイミドテープ7の厚みを考慮する事でポリイミドテープ粘着面7bの形状が算出できる。
ポリイミドテープ粘着面7bは定着スリーブ1の裏面に相当するため、ポリイミドテープ粘着面7bの位置にある摺動部材3は定着スリーブ1に接触していると考える。以上のように接触領域と非接触領域を得る事で接触面積率が算出できる。
<ザグリ形状と立ち上げ時間>
本実施例においてザグリ形状は図3の通りであるが、他の形状でも同様の効果が得られる。ザグリ形状違いでの立ち上がり時間を確認するため、図6に示すザグリ形状違いで効果を確認した。図7は、ザグリ無しの例の立ち上がり時間に対し、図3、図6の実施例及び変形例の接触面積率に対する立ち上がり時間を相対比較するグラフである。図8は、ザグリ無しの例の接触面積率に対し、図3、図6の実施例及び変形例の接触面積率を相対比較する表である。
本実施例の構成である長手方向溝(3本)の場合、従来のザグリ無しの場合に比べて10%程度立ち上がり時間が速くなる(図7参照)。更に溝を増やした場合(図6(a))接触面積率の減少は大きいが立ち上がり時間はさほど短くならない(図7参照)。これは上記の通り、定着外面ニップN内の定着スリーブ1の温度が減少しているため効果が少ないという事を表している。
次に長手方向に加えて搬送方向(回転方向L1)から30°の方向にザグリを増やした場合(図6(b))を確認すると、こちらは立ち上がり時間に対する効果が大きい事がわかる(図7参照)。この理由も上記の通りであり、領域N1にザグリを入れたため立ち上がり時間が短くなったと考えられる。なお、搬送方向(回転方向L1)にザグリを設けると、定着スリーブ1の長手方向の特定箇所において長期間ザグリのエッジ部に摺擦され摩耗が促進されるため、搬送方向(回転方向L1)からある程度角度をつける方が望ましい。
また、ザグリ形状として円形も考慮する事ができる(図6(c))。上記のザグリ形状以外にもパターンは考えられ、またザグリ以外にも摺動部材表面3aをラッピングする事で接触面積率を下げる事も可能である。ただし、接触面積率を減らし過ぎると定着スリーブ1や摺動部材3の摩耗等に影響があるため、立ち上がり時間とのバランスを考慮する必要がある。
以上のように本実施例の定着装置115では、摺動部材表面3aにザグリ加工を設ける。その際、上流側でザグリ量を増やすことで定着スリーブ1から摺動部材3への熱の供給が抑えられ、その結果、定着装置115立ち上げをより高速化することができる。
本実施例の構成における加熱手段としてハロゲンヒータ2を採用したが、定着ニップ部を介さず定着スリーブ1を加熱する方式であればどのような加熱方式を加熱手段として用いても良い。
以下実施例2の構成について説明する。本実施例では実施例1の摺動部材3を摺動部材8と摺動部保持部材9の2体化とした。そのため摺動部材8と摺動部保持部材9以外の構成に関しては説明を省略する。
図9は、実施例2に係る定着ニップ部の拡大断面図である。摺動部材8は、定着スリーブ1の内部で定着スリーブ1と接触する。摺動部材8は高熱伝導性、耐熱性、摺動性を有する材料で構成する。高熱伝導性を有することにより、小型紙を通紙して非通紙部領域で定着スリーブ1が異常昇温した際に熱を拡散させるという効果を生む。一方で摺動部材8は定着スリーブ1の熱を奪う事になるため低熱容量であることが望ましく、厚みが0.1mm〜1.0mm程度で材質がアルミ等の金属材料が採用できる。本実施例の構成では摺動部材8として厚み0.5mmのアルミを採用する。
摺動部保持部材9は、摺動部材8を介し定着スリーブ1に対向する位置に配置され、摺動部材8が固定される。摺動部保持部材9は薄い摺動部材8をバックアップするための部材であるため、耐熱性を有しかつ熱が伝わらないように低熱伝導性を有する必要である。本実施例の構成では摺動部保持部材9としてPPS樹脂を採用する。
この構成であれば定着スリーブ1から摺動部材8への熱の移動はあるものの、摺動部材8の熱容量が小さいため温度がすぐに上がり、定着スリーブ1から摺動部材8への熱の移動が収まる。そのため定着装置115の立ち上げを速くするためには摺動部材8から摺動部保持部材9への熱の移動を抑制する必要がある。
本実施例の構成では保持部材表面9aにザグリを設ける。ザグリ幅X3の大きさは実施例1のザグリ幅X1に対して比較的大きく設定できる。実施例1では定着スリーブ1がザグリ内部に追従してしまうためザグリ幅X1を大きくできなかったが、本実施例の構成では摺動部材8が加圧ローラ4からの加圧力を受ける構成になっている。そのため、摺動部材8が変形したりせず定着ニップ内の圧力分布が変化しない範囲でザグリ幅X3を決めてやればよい。
結果として、実施例1よりザグリ量を多くする事ができる。本実施例の構成ではザグリ幅X3として1.0mmを採用する。実施例1と同様の理由で領域N2においては、領域N1に対してザグリを減らす必要がある。そのため本実施例の構成では領域N2にはザグリを設けない。摺動部材8と摺動部保持部材9の間の接触面積率は、定着スリーブ1の回転方向L1で上流の『上流部』としての領域N1が下流の『下流部』としての領域N2よりも小さい。以上より、従来の構成に比べて10%近く立上げの高速化が実現できる。
摺動部材8と摺動部保持部材9の間で接触する接触領域(定着内面ニップN´)には、摺動部保持部材9の表面に凹凸形状が形成されて摺動部材8と摺動部保持部材9が『局所的に接触する部位』としての保持部材表面9aがある。また、定着スリーブ1と摺動部材8の間で接触する接触領域(定着内面ニップN´)のうち、定着スリーブ1と加圧ローラ4が互いに接触しない非接触領域Yにおいて、以下の部位がある。すなわち、摺動部保持部材9の表面に凹凸形状が形成されて摺動部保持部材9と摺動部材8が『局所的に接触する部位』としての保持部材表面9a1がある。
以上のように本実施例の定着装置115では、摺動部材8と摺動部保持部材9の2体構成とし、摺動部保持部材9にザグリ加工を設ける。実施例1に対し摺動部材8の効果で定着スリーブ1の端部異常昇温を抑制しつつ、上流側でより摺動部保持部材9のザグリ量を増やす事で摺動部材8から摺動部保持部材9への熱の供給が抑えられる。その結果、定着装置115の立ち上げをより高速化することができる。
以下実施例3の構成について説明する。ただし、本実施例では実施例2の構成に対して摺動部材10と摺動部保持部材11が異なるのみである。そのため摺動部材10と摺動部保持部材11以外の構成に関しては説明を省略する。
図10は、実施例3に係る定着ニップ部の拡大断面図である。摺動部材10は、定着スリーブ1の内部で定着スリーブ1と接触する。摺動部材10は実施例2の摺動部材8と同様、高熱伝導性、耐熱性、摺動性を有する材料で構成する。高熱伝導性を有することにより、小型紙を通紙して非通紙部領域で定着スリーブ1が異常昇温した際に熱を拡散させるという効果を生む。ただし、本実施例の構成では摺動部保持部材11と接触する摺動部材10の裏面10aにザグリを設ける。そのため低熱容量を実現しながらも剛性を確保するための厚みが必要である。本実施例の構成では2.0mmのアルミを採用する。
ザグリ幅X3は実施例2で記載の理由で決める必要があり、本実施例の構成では6.5mmを採用する。このザグリを設けることで従来の構成に対し定着装置115の立上げ速度を約5%高速化できる。
摺動部保持部材11は、摺動部材10を介し定着スリーブ1に対向する位置に配置され、摺動部材10が固定される。摺動部保持部材11は実施例2の摺動部保持部材9と同様、耐熱性を有しかつ熱が伝わらないように低熱伝導性を有する必要である。本実施例の構成では摺動部保持部材9としてPPS樹脂を採用する。
摺動部材10と摺動部保持部材11の間の接触面積率は、定着スリーブ1の回転方向L1の上流の『上流部』としての領域N1が下流の『下流部』としての領域N2よりも小さい。
摺動部材10と摺動部保持部材11の間で接触する接触領域(定着内面ニップN´)には、摺動部材10の裏面に凹凸形状が形成されて摺動部材10と摺動部保持部材11が『局所的に接触する部位』としての摺動部材裏面10aがある。定着スリーブ1と摺動部材10の間で接触する接触領域(定着内面ニップN´)のうち、定着スリーブ1と加圧ローラ4が互いに接触しない非接触領域Yにおいて、以下の部位があっても良い。すなわち、実施例2と同様に、摺動部材10の裏面に凹凸形状が形成されて摺動部保持部材11と摺動部材10が局所的に接触する部位があっても良い。
以上のように本実施例の定着装置115では、摺動部材10と摺動部保持部材11の2体構成とし、摺動部材10にザグリ加工を設ける。実施例1に対し摺動部材10の効果で定着スリーブ1の端部異常昇温を抑制しつつ、上流側でより摺動部材10のザグリ量を増やす事で摺動部材10から摺動部保持部材11への熱の供給が抑えられる。その結果、定着装置115立ち上げをより高速化することができる。
1 定着スリーブ(円筒形回転体)
2 ハロゲンヒータ(加熱手段)
3 摺動部材
4 加圧ローラ(加圧部材)
115 定着装置
N1 領域(上流部)
N2 領域(下流部)

Claims (15)

  1. 円筒形で形成されて回転可能な円筒形回転体と、
    前記円筒形回転体の内部で前記円筒形回転体と接触する摺動部材と、
    前記円筒形回転体を介し前記摺動部材に対向する位置に配置され、前記円筒形回転体を加圧する加圧部材と、
    前記円筒形回転体の温度を上げるための加熱手段と、
    を有する定着装置であって、
    前記円筒形回転体と前記摺動部材の間の接触面積率は、前記円筒形回転体の回転方向の上流部が下流部よりも小さいことを特徴とする定着装置。
  2. 前記円筒形回転体と前記加圧部材の間で接触する接触領域での接触面積率は、前記円筒形回転体の回転方向で上流の上流部が下流の下流部よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記円筒形回転体と前記加圧部材の間で接触する接触領域での前記円筒形回転体の温度は、前記円筒形回転体の回転方向で上流の上流端が下流の下流端よりも高いことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記円筒形回転体と前記加圧部材の間で接触する接触領域での圧力の平均値は、前記円筒形回転体の回転方向で上流の上流部が下流の下流部よりも低いことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の定着装置。
  5. 前記円筒形回転体と前記摺動部材の間で接触する接触領域には、前記摺動部材の表面に凹凸形状が形成されて前記円筒形回転体と前記摺動部材が局所的に接触する部位があることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 前記円筒形回転体と前記摺動部材の間で接触する接触領域のうち、前記円筒形回転体と前記加圧部材が互いに接触しない非接触領域において、前記摺動部材の表面に凹凸形状が形成されて前記円筒形回転体と前記摺動部材が局所的に接触する部位があることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の定着装置。
  7. 円筒形で形成されて回転可能な円筒形回転体と、
    前記円筒形回転体の内部で前記円筒形回転体と接触する摺動部材と、
    前記摺動部材を介し前記円筒形回転体に対向する位置に配置され、前記摺動部材が固定される摺動部保持部材と、
    前記円筒形回転体を介し前記摺動部材に対向する位置に配置され、前記円筒形回転体を加圧する加圧部材と、
    前記円筒形回転体の温度を上げるための加熱手段と、
    を有する定着装置であって、
    前記摺動部材と前記摺動部保持部材の間の接触面積率は、前記円筒形回転体の回転方向の上流部が下流部よりも小さいことを特徴とする定着装置。
  8. 前記円筒形回転体と前記加圧部材の間で接触する接触領域での接触面積率は、前記円筒形回転体の回転方向で上流の上流部が下流の下流部よりも小さいことを特徴とする請求項7に記載の定着装置。
  9. 前記円筒形回転体と前記加圧部材の間で接触する接触領域での前記円筒形回転体の温度は、前記円筒形回転体の回転方向で上流の上流端が下流の下流端よりも高いことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の定着装置。
  10. 前記円筒形回転体と前記加圧部材の間で接触する接触領域での圧力の平均値は、前記円筒形回転体の回転方向で上流の上流部が下流の下流部よりも低いことを特徴とする請求項7乃至請求項9のいずれか1項に記載の定着装置。
  11. 前記摺動部材と前記摺動部保持部材の間で接触する接触領域には、前記摺動部保持部材の表面に凹凸形状が形成されて前記摺動部材と前記摺動部保持部材が局所的に接触する部位があることを特徴とする請求項7乃至請求項10のいずれか1項に記載の定着装置。
  12. 前記円筒形回転体と前記摺動部材の間で接触する接触領域のうち、前記円筒形回転体と前記加圧部材が互いに接触しない非接触領域において、前記摺動部保持部材の表面に凹凸形状が形成されて前記摺動部保持部材と前記摺動部材が局所的に接触する部位があることを特徴とする請求項7乃至請求項11のいずれか1項に記載の定着装置。
  13. 前記摺動部材と前記摺動部保持部材の間で接触する接触領域には、前記摺動部材の裏面に凹凸形状が形成されて前記摺動部材と前記摺動部保持部材が局所的に接触する部位があることを特徴とする請求項7乃至請求項10のいずれか1項に記載の定着装置。
  14. 前記円筒形回転体と前記摺動部材の間で接触する接触領域のうち、前記円筒形回転体と前記加圧部材が互いに接触しない非接触領域において、前記摺動部材の裏面に凹凸形状が形成されて前記摺動部保持部材と前記摺動部材が局所的に接触する部位があることを特徴とする請求項7乃至請求項10、及び請求項13のいずれか1項に記載の定着装置。
  15. 画像を形成する画像形成部と、
    請求項1乃至請求項14のいずれか1項に記載の定着装置と、
    を備える画像形成装置。
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