JP2017071189A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017071189A
JP2017071189A JP2015201105A JP2015201105A JP2017071189A JP 2017071189 A JP2017071189 A JP 2017071189A JP 2015201105 A JP2015201105 A JP 2015201105A JP 2015201105 A JP2015201105 A JP 2015201105A JP 2017071189 A JP2017071189 A JP 2017071189A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image processing
image
parameter
print job
print
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015201105A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6700707B2 (ja
Inventor
弾 岩田
Dan Iwata
弾 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2015201105A priority Critical patent/JP6700707B2/ja
Publication of JP2017071189A publication Critical patent/JP2017071189A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6700707B2 publication Critical patent/JP6700707B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Color, Gradation (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】一般ユーザには従来通り規定の画像処理機能を提供しつつ、色味を個別に指定したい一部ユーザにも柔軟に対応可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置であって、印刷ジョブに含まれるデータに基づく画像に対して所定の画像処理を行なって、画像形成に用いる色材の数に対応する印刷用データを生成する画像処理手段と、前記所定の画像処理で用いられるパラメータを記憶する記憶手段と、前記印刷用データに従って、記録媒体上に前記色材を用いて画像を形成する画像形成手段と、を備え、前記画像処理手段は、前記印刷ジョブ内に前記所定の画像処理で用いられるパラメータが含まれている場合は当該パラメータを用い、含まれていなかった場合は前記記憶手段に予め記憶されているパラメータを用いて、前記所定の画像処理を行なう、ことを特徴とする。
【選択図】図8

Description

本発明は、ルックアップテーブルを用いて画像データに画像処理を施す画像形成装置および画像処理方法に関するものである。
従来のインクジェットプリンタ(以下、プリンタ)は、ホストコンピュータから受信した印刷対象の画像データに画像処理を施す際、プリンタ内部に保持するパラメータを適用する構成となっている。これは、印刷用紙の種類やインクの特性、印刷ヘッドの特性等のプリンタエンジンの特性に適したパラメータが必要となるためである。
一方で、受信した画像データに画像処理を行なって印刷出力に適した画像データに変換する際に、印刷時の色味がユーザの意図する色味から逸脱してしまうことがある。この問題に対しては、従来とは逆に、自身の意図する色味を実現するための画像処理用ルックアップテーブルをホストコンピュータ側で生成し、これをプリンタに転送する技術が提案されている(特許文献1)。
特開2011−088300号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術のように、ユーザ好みの色味が得られるようユーザがパラメータを調整したいという要望がある一方で、プリンタに予め用意されているパラメータを利用して印刷を行いたい場合もある。
本発明に係る画像形成装置は、印刷ジョブに含まれるデータに基づく画像に対して所定の画像処理を行なって、画像形成に用いる色材の数に対応する印刷用データを生成する画像処理手段と、前記所定の画像処理で用いられるパラメータを記憶する記憶手段と、前記印刷用データに従って、記録媒体上に前記色材を用いて画像を形成する画像形成手段と、を備え、前記画像処理手段は、前記印刷ジョブ内に前記所定の画像処理で用いられるパラメータが含まれている場合は当該パラメータを用い、含まれていなかった場合は前記記憶手段に予め記憶されているパラメータを用いて、前記所定の画像処理を行なう、ことを特徴とする。
本発明によれば、一般ユーザには従来通り規定の画像処理機能を提供しつつ、色味を個別に指定したい一部ユーザにも柔軟に対応可能な画像形成装置を提供することができる。
プリンタの構成を示す機能ブロック図である。 2種類の印刷ジョブの概念を示す図であり、(a)がルックアップテーブルを含まない従来の印刷ジョブ、同(b)がルックアップテーブルを含んだ印刷ジョブである。 LUTの一例とその特性を表すグラフである。 多値画像処理部の内部構成を示すブロック図である。 2種類の画像処理方式を説明する図である。 CMYKからインク色へと直接変換するのに用いる1DLUTを示す図である。 プリンタのハードウェア構成を示す図である。 プリンタにおける印刷処理全体の流れを示すフローチャートである。
以下、添付の図面を参照して、本発明を実施する形態について説明する。なお、以下の実施例において示す構成は一例に過ぎず、本発明は図示された構成に限定されるものではない。
(実施例1)
図1は、本実施例に係る画像形成装置の一例としての、インクジェット記録方式のプリンタの構成を示す機能ブロック図である。
プリンタ100は、CPU等で構成される印刷制御部101を備え、この印刷制御部101によって以下の各処理部が統括的に制御される。具体的には、通信I/F102、受信バッファ103、ジョブ解析部104、描画処理部105、多値画像バッファ106、多値画像処理部107、2値画像バッファ108、2値画像処理部109、印刷出力バッファ110、プリントエンジン111である。
プリンタ100は、通信I/F102を介して不図示のホストコンピュータと接続され、USBやネットワークといった通信手段を使用して通信を行う。通信I/F102を介してホストコンピュータから受信した印刷ジョブは受信バッファ103に格納される。そして、ジョブ解析部104が印刷ジョブを解析する。なお、本実施例に係る画像形成装置で利用可能な印刷ジョブには、印刷設定(印刷用紙の種類や印刷品位等)と画像データで構成されるタイプと、画像処理に適用するパラメータ(本実施例では色変換処理用のルックアップテーブル)をさらに含んでいるタイプの2種類がある。図2は、この2種類の印刷ジョブの概念を示す図であり、図2(a)がルックアップテーブルを含まない従来の印刷ジョブ、同(b)がルックアップテーブルを含んだ印刷ジョブを示している。ここで、ルックアップテーブル(以下、LUT)とは、入力値(画素値)と出力値(画素値)とを対応づけた配列であり、例えば、入力値が1次元のLUT(1DLUT)や、入力値が3次元や4次元の多次元LUT(3DLUT、4DLUTなど)がある。図3は、LUTの一例とその特性を表すグラフを示している。図3(a)は、0〜255の入力値(In)と、0〜250の出力値(Out)とを対応付けた1DLUTの一例である。このように入力値に対する出力値を配列として持つことで、図3(b)のグラフに示すような非線形な入出力関係であっても高速な演算を実現することができる。また、図3(c)は、それぞれが0〜255の値を持つ3つの入力値(In[0],In[1],In[2])と、0〜250の出力値(Out)とを対応付けた3DLUTの一例である。
ジョブ解析部104は、印刷ジョブ内のPDL(Page Description Language)と呼ばれるプリンタ言語で記述されたコマンドを解析して、印刷ジョブ内の画像データを取得し、描画処理部105に転送する。描画処理部105は、受け取った画像データにレンダリング処理を施し、多値のビットマップデータを生成する。生成された多値のビットマップデータは、多値画像バッファ106に格納される。ここで、多値のビットマップ画像とは、例えばCMYK色空間のCMYK各色を8bitで表した画像のことである。また、ジョブ解析部104は、PDLのコマンドを解析して印刷ジョブから印刷設定を取得して、印刷制御部101に通知する。その後、印刷制御部101は各処理部に印刷設定を通知する。
多値画像処理部107は、多値画像バッファ106に格納された多値ビットマップデータに対し、色変換処理、ガンマ補正処理、ハーフトーン処理といった多値画像処理を施して2値のビットマップデータを生成する。色変換処理は、入力信号の色空間(例えばC,M,Y,K)の画素値を、画像形成に用いる色材(インク色)に対応する色空間(例えば、B,G,LG,LC,M,LM,Y,LY)に対応した画素値に変換する処理である。ここで、Bはブラック、Gはグレイ、LGはライトグレイ、Cはシアン、LCはライトシアン、Mはマゼンタ、LMはライトマゼンタ、Yはイエロー、LYはライトイエローをそれぞれ示す。ガンマ補正処理は、色変換処理された画素値(階調値)をプリンタエンジン111の階調特性に応じて補正する処理である。ハーフトーン処理は、画像データの階調数をプリンタエンジン111で表現可能な階調数(ここでは2値)に変換する処理である。これら多値画像処理における具体的な方式や内容は、入力画像データの種類や印刷設定により異なる。上記ハーフトーン処理によって、入力画像データはプリントエンジン111における出力インク色数分(ここでは9色)の2値のビットマップデータ(1bitデータ)に変換される。多値画像処理で生成された2値のビットマップデータは、2値画像バッファ108に格納される。
2値画像処理部109は、2値画像バッファ108に格納された2値ビットマップデータに対し、記録ヘッドのノズル方向に画像データを並び替える処理(HV変換)や、スキャン境界領域の画像補正などの2値画像処理を施す。2値画像処理が施された印刷出力用画像データ(以下、印刷用データ)は、印刷出力バッファ110に格納される。
プリントエンジン111は、印刷出力バッファ110から印刷用データを読み出し、紙送りや、印刷ヘッドを搭載したキャリッジの印刷用紙上での走査を繰り返しながら、印刷用データに従って印刷ヘッドからインクを吐出することで印刷を行う。
なお、本実施例ではインクジェット記録方式のプリンタを例に説明を行なうが、例えば電子写真方式など他の記録方式であってもよい。
続いて、本発明の特徴である多値画像処理部107について詳しく説明する。図4は、多値画像処理部107の内部構成を示すブロック図である。多値画像処理部107は、画像処理部201、画像処理方式決定部202、デフォルトパラメータ記憶部203、ジョブ内LUT解析部204、ジョブ内LUT一時保存部205を含む。
画像処理部201は、上述の画像処理(色変換処理、ガンマ補正処理、ハーフトーン処理)を行う。画像処理方式決定部202は、印刷ジョブに含まれた印刷設定とジョブ内LUT解析部204の解析結果とに基づいて、複数の画像処理方式の中から実際に適用する方式を決定する。本実施例では、2種類の画像処理方式のいずれかの方式で画像処理を施すことが可能である。図5は、本実施例に係る2種類の画像処理方式を説明する図である。ここでは、入力される多値画像データがCMYKの8bitデータである場合を想定している。
図5(a)は、プリンタ100が持つ規定の画像処理方式を示し、同(b)はユーザが作成した色変換処理用LUTが印刷ジョブに含まれている場合に適用する画像処理方式を示している。図5(a)の画像処理方式(以下、デフォルト方式)においては、CMYKをRGBに変換した後にRGBをインク色(本実施例では全9色)に色変換を行う。この際、CMYKからRGBへの色変換には予め用意された4DLUTを用い、RGBからインク色への色変換にも予め用意された3DLUTを用いる。特に3DLUTは、プリントエンジン111の特性(印刷用紙やインクの種類に拠る特性、印刷ヘッドの特性等)に関わり、ユーザが独自に生成するには高度な知識を必要とする。色変換処理の後は、ガンマ補正処理とハーフトーン処理を行って、インク色数分の1bitデータが出力される。デフォルト方式の場合は、色変換処理、ガンマ補正処理、ハーフトーン処理のすべてにおいて、デフォルトパラメータ記憶部203に予め保持されているLUT等の規定のパラメータが使用される。
一方、図5(b)の画像処理方式(以下、LUT提供方式)においては、CMYKから直接にインク色へと色変換を行う。この際の色変換には、印刷ジョブに組み込まれた1DLUTを用いる。図6は、CMYKからインク色(全9色)へと直接変換するのに用いる1DLUTを示している。図6に示すように、インク色数と同じ数の1DLUT(KについてはB、G、LGのそれぞれに対応する3個、CについてはCとLCに対応する2個、MについてはMとLMに対応する2個、YについてはYとLYに対応する2個)を、ユーザは作成する必要がある。この作成にもプリントエンジン111の特性についての知識が一定程度必要ではあるが、1DLUTの場合は入出力の関係性が単純であることから比較的容易である。色変換処理の後は、デフォルト方式と同様、ガンマ補正処理とハーフトーン処理を行って、インク色数分の1bitデータが出力される。なお、LUT提供方式における色変換処理には印刷ジョブに組み込まれたLUTが使用されるが、その後のガンマ補正処理とハーフトーン処理においては、デフォルトパラメータ記憶部203に保持されているパラメータが使用される。
デフォルトパラメータ記憶部203は、ROMやRAMで構成され、上述のとおり画像処理部201において使用するLUTを始めとした各画像処理で用いる規定(デフォルト)のパラメータを記憶する。ジョブ内LUT解析部204は、受信した印刷ジョブに含まれるLUTが利用可能なものかどうか等の解析を行なう。ジョブ内LUT一時保存部205は、RAMで構成され、受信した印刷ジョブ内に含まれていたLUTを一時的に記憶する。
続いて、プリンタ100を構成する主要なハードウェアを説明する。図7は、プリンタ100のハードウェア構成を示す図である。
CPU301は、プリンタ100全体の制御を司る演算処理装置である。CPU301が、所定の制御プログラムを実行することで、前述のジョブ解析部104を始めとした各処理部が実現される。ROM302は不揮発性のメモリであり、ジョブ解析部104を始めとした各処理部の制御プログラムや各種画像処理のパラメータなどが記憶されている。RAM303は、CPU301のワーク領域や各種データの一時保存場所として使用される。前述の受信バッファ103、多値画像バッファ106、2値画像バッファ108、印刷出力バッファ110は、このRAM303で実現される。I/F304は、ホストPC等の外部装置とプリンタ100を接続するためのインタフェースであり、前述の通信I/F102に対応する。プリンタ100はネットワークやUSBを介して印刷ジョブを受信したり、外部装置にプリンタ100の状態を通知する。PNL305は、プリンタ100の状態を表示する液晶ディスプレイや、ユーザがプリンタ100の設定を行うためのキーを有した操作パネルユニットである。ImgProc306は、画像処理部201における前述の各画像処理を行なうプロセッサであり、CPU301によりLUT等を設定されて実行指示を受けることで各画像処理を行う。Engine307は、印刷ヘッドの移動を行うCR(キャリッジ)や、用紙送りを行うLF(LFローラ)、インクの吐出を行うHead(印刷ヘッド)等を含み、前述のプリントエンジン111に対応する。そして、これら各部は、バス300により相互に接続される。
次に、本実施例に係るプリンタ100における印刷処理全体の流れを説明する。図8は、プリンタ100における印刷処理全体の流れを示すフローチャートである。以下の一連の処理は、印刷制御部を構成するCPU301が、ROM302から所定のプログラムを読み出してRAM303に展開しこれを実行することで実現される。
ステップ801では、ホストコンピュータから送られた印刷ジョブが、通信I/F102によって受信される。受信した印刷ジョブは受信バッファ103に格納される。
ステップ802では、ジョブ解析部104が印刷ジョブを受信バッファ103から読み出して解析する。具体的には、まず、印刷ジョブ内のPDLを解釈して、画像データと印刷設定を取得する。本実施例では、入力画像データはCMYK色空間のデータであるものとする。取得した画像データと印刷設定は、描画処理部105と印刷制御部101にそれぞれ送られる。さらに、PDLの解釈の結果、印刷ジョブ内にLUTが含まれていることを示すLUT携持コマンドがあれば、印刷ジョブ内のLUTを取得して描画処理部105に送る。
ステップ803では、描画処理部105が、画像データにレンダリング処理を施して多値のビットマップ画像を生成する。生成されたビットマップ画像のデータは、多値画像バッファ106に格納される。
さらに、ステップ802における解析の結果、LUT携持コマンドが存在していた場合、ステップ804において描画処理部105は、印刷ジョブ内に含まれていたLUTをジョブ内LUT一時保存部205に格納する。
次のステップ805〜ステップ809までの各処理は、多値画像処理部107においてなされる。
ステップ805では、画像処理方式決定部202が、ジョブ内LUT一時保存部205に問い合わせを行い、印刷ジョブによって提供されたLUTの有無を判定する。印刷ジョブによって提供されたLUTがある場合は、ステップ806に進む。一方、印刷ジョブによって提供されたLUTがない場合は、ステップ808に進む。
ステップ806では、ジョブ内LUT解析部204が、ジョブ内LUT一時保存部205に格納されているLUTを解析し、当該LUTが実際に画像処理に適用可能であるかどうかを判定する。本実施例では、CMYKからインク色への色変換を直接行なうための計9色分の1DLUTであるかどうかが判定されることになる。判定の結果、利用可能であればステップ807に進む。一方、例えば3DLUTであったり、インク色数に足りていなかったりするなどして利用できないと判定された場合は、ステップ808に進む。
ステップ807では、画像処理方式決定部202が、ステップ803で生成された多値のビットマップデータに適用する画像処理の方式を、印刷ジョブによって提供されたLUTを用いるLUT提供方式に決定する。決定された画像処理方式の情報は、画像処理部201に通知される。また、画像処理方式決定部202は、ジョブ内LUT一時保存部205に格納されているLUTを読み出して、画像処理部201に転送する。
ステップ808では、画像処理方式決定部202が、テップ803で生成された多値のビットマップデータに適用する画像処理の方式を、規定のLUTを用いるデフォルト方式に決定する。決定された画像処理方式の情報は、画像処理部201に通知される。
ステップ809では、画像処理部201が、多値画像バッファから多値のビットマップデータを読み出して、通知を受けた方式による画像処理を印刷設定に従って実行する。すなわち、LUT提供方式の場合であれば、印刷ジョブ内に含まれていた1DLUTを用いてCMYKから直接にインク色へと色変換処理される。その後にガンマ補正処理とハーフトーン処理が実行されるが、この際に用いる各種パラメータはデフォルトパラメータ記憶部203で保持されたものである。一方、デフォルト方式の場合は、CMYKから一旦RGBに変換し、さらにRGBからインク色へと2段階で色変換を行って、その後にガンマ補正処理とハーフトーン処理が実行される。デフォルト方式の場合は、いずれの処理においても、デフォルトパラメータ記憶部203で保持されているLUT等が用いられる。いずれかの方式による多値画像処理によって生成された2値のビットマップ画像のデータは、2値画像バッファ108に出力され格納される。なお、この段階で印刷ジョブ内に含まれステップ804で保存されていた1DLUTは役割を終えるので、RAM303から消去される。
ステップ810では、2値画像処理部109が、2値画像バッファ108から2値のビットマップデータを読み出して、上述の2値画像処理を実行する。2値画像処理によって生成された印刷用データは、印刷出力バッファ110に出力され格納される。
ステップ811では、プリントエンジン111が、印刷出力バッファ110から印刷用データを読み出し、印刷用データに従った画像を記録媒体上に形成して出力する。
以上が、プリンタ100における印刷処理全体の流れである。
なお、上述のステップ806の判定処理にて、印刷ジョブによって提供されたLUTが画像処理に利用できないと判定された場合に、ユーザにその旨を通知するようにしてもよい。また、この場合に本実施例では自動でデフォルト方式に決定しているが、例えばユーザに方式を選択させるようにし、ユーザが改めてLUT提供方式を指定した場合にはLUTの入力を受け付けるような構成としてもよい。
また、本実施例では入力画像データがCMYK色空間の場合を想定して説明を行なったがこれに限定するものではなく、例えばRGB色空間など他の色空間のデータであってもよい。この場合、入力画像データの色空間に応じたLUTを用意すればよい。
また、本実施例では2種類の画像処理方式のうちいずれかを決定していたが、3種類以上の画像処理方式の中から決定してもよい。
さらに、本実施例では印刷ジョブに組み込むパラメータを色変換処理用LUTとしたが、色味の調整に関するパラメータであればよい。例えばガンマ補正処理で用いる濃度調整用LUTやハーフトーン処理(ディザ処理)で用いるマトリクスなどのパラメータを印刷ジョブに組み込むようにしてもよい。
以上のとおり本実施例によれば、一般のユーザはLUT等を含まない従来どおりの印刷ジョブをプリンタに送信すればよい。この場合は、プリンタが持つデフォルトの画像処理が行なわれ、ユーザはプリンタのエンジン特性に沿った印刷結果を得ることができる。また、色味を調整したいユーザは、自身でLUT等を生成し、印刷ジョブに組み込んでプリンタに送信すればよい。この場合は、ユーザから提供されたLUT等を使用して画像処理が行なわれ、ユーザは意図する色味の印刷結果を得ることができる。すなわち、本実施例に係る画像形成装置は、一般のユーザには従来通り規定の画像処理機能を提供しつつ、色味を個別に指定したいユーザに対しては色味の調整を可能な機構を提供することができる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 プリンタ
102 I/F
201 画像処理部
202 画像処理方式決定部
204 ジョブ内LUT解析部

Claims (8)

  1. 印刷ジョブに含まれるデータに基づく画像に対して所定の画像処理を行なって、画像形成に用いる色材の数に対応する印刷用データを生成する画像処理手段と、
    前記所定の画像処理で用いられるパラメータを記憶する記憶手段と、
    前記印刷用データに従って、記録媒体上に前記色材を用いて画像を形成する画像形成手段と、
    を備え、
    前記画像処理手段は、前記印刷ジョブ内に前記所定の画像処理で用いられるパラメータが含まれている場合は当該パラメータを用い、含まれていなかった場合は前記記憶手段に予め記憶されているパラメータを用いて、前記所定の画像処理を行なう、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記印刷ジョブ内に前記所定の画像処理で用いるためのパラメータが含まれていた場合に、当該パラメータが前記所定の画像処理に適用可能であるかどうかを判定する判定手段をさらに備え、
    前記画像処理手段は、前記判定手段で適用可能であると判定された場合に前記印刷ジョブに含まれていたパラメータを用い、適用可能でないと判定された場合は前記記憶手段に予め記憶されているパラメータを用いて、前記所定の画像処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記印刷ジョブ内に前記画像処理で用いるためのパラメータが含まれているかどうかは、パラメータを携持することを示すコマンドの有無によって判定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記所定の画像処理には、前記印刷ジョブに含まれる前記データに基づく前記画像の色空間を前記色材に対応する色空間に変換する色変換処理を含み、
    前記パラメータは、前記色変換処理に用いるルックアップテーブルである
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記所定の画像処理には、前記印刷ジョブに含まれる前記データに基づく前記画像の階調値を前記画像形成手段の階調特性に応じて補正するガンマ補正処理を含み、
    前記パラメータは、前記ガンマ補正処理に用いるルックアップテーブルである
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記所定の画像処理には、前記印刷ジョブに含まれる前記データに基づく前記画像の階調数を前記画像形成手段で表現可能な階調数に変換するハーフトーン処理を含み、
    前記パラメータは、前記ハーフトーン処理に用いるマトリクスである
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 印刷ジョブに基づき記録媒体上に画像を形成する画像形成装置における画像形成方法であって、
    印刷ジョブに含まれるデータに基づく画像に対して所定の画像処理を行なって、画像形成に用いる色材の数に対応する印刷用データを生成する画像処理ステップと、
    前記印刷用データに従って、記録媒体上に前記色材を用いて画像を形成する画像形成ステップと、
    を含み、
    前記画像処理ステップでは、前記印刷ジョブ内に前記所定の画像処理で用いられるパラメータが含まれている場合は当該パラメータを用いて前記所定の画像処理を行ない、含まれていなかった場合は前記画像形成装置の記憶手段に予め記憶されているパラメータを用いて前記所定の画像処理を行なう、
    ことを特徴とする画像形成方法。
  8. コンピュータに、請求項7記載の画像形成方法を実行させるためのプログラム。
JP2015201105A 2015-10-09 2015-10-09 画像形成装置 Active JP6700707B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015201105A JP6700707B2 (ja) 2015-10-09 2015-10-09 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015201105A JP6700707B2 (ja) 2015-10-09 2015-10-09 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017071189A true JP2017071189A (ja) 2017-04-13
JP6700707B2 JP6700707B2 (ja) 2020-05-27

Family

ID=58538017

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015201105A Active JP6700707B2 (ja) 2015-10-09 2015-10-09 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6700707B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP6700707B2 (ja) 2020-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11477343B2 (en) Dynamic printing system compensation mechanism
JP4618324B2 (ja) 画像処理装置及びプログラム
JP4393294B2 (ja) 画像処理装置およびその方法
US9036202B2 (en) Image processing device and image processing method performing image process according to attribute information of image object
JP6613115B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法とプログラム
JP2016092650A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
US9332158B2 (en) Color processing apparatus, image forming apparatus, and non-transitory computer readable recording medium performing color conversion, adjustment and matching process between input color data and reproducible color data of image output device
US9218552B2 (en) Image processing apparatus and image processing method
US20050134921A1 (en) Multi-level error diffusion with color image data
JP6729743B2 (ja) カラーマネージメントマッピングを実行するシステム
JP6702685B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、およびプログラム
KR101716278B1 (ko) 화상형성장치, 인쇄제어단말장치 및 그 화상형성방법
JP6700707B2 (ja) 画像形成装置
JP5871760B2 (ja) 画像処理装置、印刷装置、画像処理方法及びプログラム
JP5595341B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、および記録装置
JP6907034B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP6084877B2 (ja) 画像処理装置
JP2016005201A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム
JP2013222983A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、コンピュータプログラム
JP6278034B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP6287403B2 (ja) 色調整装置、画像形成装置およびプログラム
JP2022124022A (ja) 画像処理装置
JP2023064495A (ja) 情報処理装置、画像形成装置、総量規制方法およびプログラム
US8922836B2 (en) Image processing apparatus, method, and computer program product for conversion of rendering commands into transparent object
JP2012158060A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181003

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190611

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190827

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191112

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200128

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200310

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200324

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200501

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6700707

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151