JP2016092650A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像に光沢ムラを生じさせず高品位な画像を記録することが可能なルックアップテーブルを自動生成する画像処理装置及び画像処理方法を提供する。【解決手段】ハードディスクに記憶された仮LUT(色分解テーブル)と格子点制限値を読み出す。該当格子点における仮LUTのインク信号の合計値と格子点制限値とを比較する。格子点制限値がインク信号の合計値以上の場合、光沢性の低下や無駄なインク消費が発生しないインク信号値(インク量)と判断し、仮LUTの値をそのまま制限後のLUTのインク信号として該当の格子点に格納する。これに対して、仮LUTの信号値の合計値が格子点制限値より大きい場合、光沢の低下や無駄なインク消費が発生する格子点と判断する。仮LUTのインク信号値の合計値が格子点制限値以内となるように仮LUTのインク信号値を制限する。制限後のインク信号値を該当の格子点に格納する。【選択図】図9

Description

本発明は画像処理装置及び画像処理方法に関し、特に、画像信号をインクやトナーなどのインク信号に変換する際に用いられる色分解テーブル(以下、LUT)の作成方法に関する。
従来のインクジェット記録装置は、ある色空間により表現された画像信号を入力し、これをインク色で表現する画像信号に変換し、この画像信号に基づいてインクを記録ヘッドから記録媒体に吐出して記録を行っている。その記録媒体上では複数のインクの組み合わせとそのインク量により所望の色が表現され、画像が形成される。上記の画像信号の変換処理では、記録方法や記録媒体に応じ、予め変換用のルックアップテーブル(LUT)を保持し、そのLUTの格子点を参照して補間処理を行う。
図13はLUTの例を示す図である。LUT101は一般的に3次元ルックアップテーブル(3DLUT)の構造をしており、LUT101の格子点102にインク種類の組み合わせとそのインク信号値を記憶する。格子点102とは、図13のメッシュが交差するすべての点を示しており、LUT101の代表点となる点のことである。
また、LUTに設定するインク量を示す情報をより多くすることで一般的に発色性を向上させることができる。しかしながら、過度にインク量を増加させると、実際の記録においてインクの滲みや溢れが発生する等の原因となる。このような滲み・溢れの発生を回避するため、記録媒体の特性、インク特性、記録品位等に応じてインク量の制限値(最大インク量)が決定されている。従って、LUTを作成する際は、設定された最大のインク量制限値以内となるようインク種類の組み合わせパターンとインク量を示す情報量を決定しなければならない。
ところで、近年のユーザは、プリンタメーカが提供する正規の用紙以外のユーザが好む印刷用紙(ユーザ用紙)を用いて画像を記録する場合がある。このようなニーズに対応するため、プリンタメーカは最大インク量が異なるLUTを複数を用意している。ユーザはこれらのLUTを使用して指定チャートを記録し、インクの滲み・溢れをチェックすることで、ユーザ用紙に最適なLUTを選択することができる。このため、プリンタメーカが提供する複数のLUTが多い方がLUTの選択肢が広がり、ユーザ用紙に対してより最適なLUTを適用することができる。しかしながら、プリンタメーカがより多くのLUTを用意するには、膨大な時間とこれらのLUTを格納する大容量のメモリが必要となる。このような問題を解決するため、予め作成された任意の最大インク量が設定されたLUTに基づいて自動的に最大インク量の異なるLUTを作成できれば、ユーザ用紙により最適なLUTを提供できる。
このようにしてLUTを自動生成する方法は従来から提案されている。例えば、特許文献1によれば、予め作成されたLUT(以下、基準LUT)とその最大インク値(以下、基準最大値)と自動生成するLUTの最大値(以下、生成最大値)に基づいて、1次、2次、3次色以上のインク量飽和度を算出する。そして、その飽和度を用いてLUTの各格子点のインク量を自動生成するのである。また、特許文献2は、基準最大値と生成最大値とに基づいて調整量を算出し、その調整量に基づいて基準テーブルを調整し、LUTを自動生成することを提案している。
特開2007−088636号公報 特開2010−232975号公報
しかしながら上記いずれの特許文献においても、最大インク量のみで総インク量の制限をしており、そのLUTを用いて記録を行うと、格子点によっては記録画像に光沢にムラが発生する場合がある。光沢性のムラの発生原因の詳細については後述する。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、画像記録に用いられた場合に、その画像に光沢ムラを生じさせず高品位な画像を記録することが可能なルックアップテーブルを自動生成する画像処理装置及び画像処理方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明の画像処理装置は次のような構成を有する。
即ち、用いる記録媒体と前記記録媒体への記録に用いる記録剤量に応じたルックアップテーブルを作成し、該作成されたルックアップテーブルを用いて入力された画像データを画像処理する画像処理装置であって、前記記録媒体の種類に応じた基準のルックアップテーブルと前記作成されるルックアップテーブルの各格子点に設定可能な制限値とを保持する保持手段と、用いる記録媒体の種類と最大の記録剤量とを設定する設定手段と、前記保持手段に保持された基準のルックアップテーブルと前記設定手段によって設定された記録媒体と最大の記録剤量とに基づいて仮のルックアップテーブルを作成する作成手段と、前記作成手段により作成された仮のルックアップテーブルの各格子点の値と前記各格子点に設定可能な制限値とを比較する比較手段と、前記比較手段による比較の結果に基づいて、各格子点の値が前記各格子点に設定可能な制限値以下となるようにルックアップテーブルを生成する生成手段と、前記生成手段により生成されたルックアップテーブルを用いて前記入力された画像データを画像処理する画像処理手段とを有することを特徴とする。
また本発明を別の側面から見れば、コンピュータに上記構成の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラムを備える。
さらに本発明を別の側面から見れば、用いる記録媒体と前記記録媒体への記録に用いる記録剤量に応じたルックアップテーブルを作成し、該作成されたルックアップテーブルを用いて入力された画像データを画像処理する画像処理装置の画像処理方法であって、前記記録媒体の種類に応じた基準のルックアップテーブルと前記作成されるルックアップテーブルの各格子点に設定可能な制限値とを保持する保持工程と、用いる記録媒体の種類と最大の記録剤量とを設定する設定工程と、前記保持工程において保持された基準のルックアップテーブルと前記設定工程において設定された記録媒体と最大の記録剤量とに基づいて仮のルックアップテーブルを作成する作成工程と、前記作成工程において作成された仮のルックアップテーブルの各格子点の値と前記各格子点に設定可能な制限値とを比較する比較工程と、前記比較工程における比較の結果に基づいて、各格子点の値が前記各格子点に設定可能な制限値以下となるようにルックアップテーブルを生成する生成工程と、前記生成工程において生成されたルックアップテーブルを用いて前記入力された画像データを画像処理する画像処理工程とを有することを特徴とする画像処理方法を備える。
従って本発明によれば、ルックアップテーブルの各格子点値が各格子点に設定可能な制限値以下となるように自動生成されるので、そのルックアップテーブルを用いて画像処理を行なって記録を行なっても記録剤量の使用が制限されるという効果があり。これにより記録された画像には光沢ムラなど発生せず、良好な画像記録が達成される。また、記録に用いられる記録剤の消費を抑えることができるという利点もある。
本発明の代表的な実施例である印刷システムの構成を示すブロック図である。 インク信号とインク量の関係とインク量の定義の説明図である。 記録ヘッドによる画像記録動作の様子と記録ヘッドのノズル構成を説明する図である。 光沢ムラの発生原因と対処方法を説明する図である。 実施例1に従う色分解テーブル(LUT)の自動生成処理を示すフローチャートである。 色分解テーブル(LUT)の自動生成を行うアプリケーションのGUIを示す図である。 用紙種類に応じたLUTの各格子点の値を示す図である。 基準LUTから仮LUTを経て値が制限されたLUTを作成する過程の例を示す図である。 ステップS604における格子点毎のインク量を制限する処理の詳細を示すフローチャートである。 自動生成可能な制限インク値の範囲と2つの基準LUTとの関係を示す図である。 実施例2に従う色分解テーブル(LUT)の自動生成処理を示すフローチャートである。 ステップS1204における格子点毎のインク量を制限する処理の詳細を示すフローチャートである。 LUTの例を示す図である。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施例について、さらに具体的かつ詳細に説明する。
なお、この明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わない。さらに人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かも問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
さらに、「インク」(「液体」と言う場合もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様広く解釈されるべきものである。従って、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
図1は本発明の代表的な実施例に従う印刷システムの構成を示すブロック図である。
図1(a)に示すように印刷システムは、画像処理装置として機能するコンピュータ(以下、ホスト装置)201とインクジェット記録装置(以下、記録装置)208とを備える。記録装置208は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)、ブラック(K)の4色のインクを吐出する記録ヘッド(不図示)をする。なお、記録ヘッドはシアン、マゼンタ、イエロ、ブラックの4色に加え、淡シアン、淡マゼンタ、グレイの7色のインクを吐出するタイプのものや、さらにレッド、グリーン、ブルーの3色を加えた10色のインクを吐出するタイプのものを搭載するものでもよい。
ホスト装置201はオペレーティングシステム(OS)配下でアプリケーションプログラム(以下、アプリケーション)202を実行する。アプリケーション202はそのユーザインタフェース(UI)を後述するディスプレイに表示する。ユーザはUIを操作し画像データをホスト装置201に取得させる。なお、画像データは、例えば、メモリカードやメモリカードリーダを介し、入力することもできる。入力された画像データはアプリケーション202を通じ、印刷の指示がなされる。さらに、その画像データは印刷指示に応じてオペレーティングシステム配下で動作するプリンタドライバ206に転送される。プリンタドライバ206はカラーマッチング処理203を実行し、画像データを別の色空間で表現される画像データに変換する。このカラーマッチング処理では、記録装置の表現色域に応じて、sRGBデータを記録装置に依存した色域のRGBデータに変換する。
なお、画像データの変換は一般的に3次元のLUT(ルックアップテーブル)を参照し、四面体補間処理等を行うことで実現している。
次に、プリンタドライバ206は、インク分解処理204を実行し、カラーマッチング処理により変換されたRGBデータをCMYKのインク信号データに変換する。インク分解処理テーブルもカラーマッチング処理同様に3次元のLUTを用いて実行される。また、インク分解テーブル保持部207には予め作成されたLUTが保持されており、さらに後述する自動生成処理により生成されたLUTを追加することが可能である。そして、プリンタドライバ206はハーフトーン処理205を実行する。ハーフトーン処理により画像データは量子化され印刷データが生成される。この量子化処理には、例えば、誤差拡散処理が適用される。
そして、記録装置208では、ホスト装置201から入力された印刷データに基づいて記録処理部210でドット配置処理やマスク処理等を実行し、印刷を行う。また、前述したカラーマッチング処理203、インク分解処理204、ハーフトーン処理205を記録装置208で実行しても良い。その場合、ホスト装置201のアプリケーション202で処理された画像情報が記録装置208に転送され、画像処理部209がカラーマッチング処理とインク分解処理とハーフトーン処理とを実行し記録処理部210がドット配置処理やマスク処理等を実行する。
図1(b)に示されているように、ホスト装置201のマイクロプロセッサ(CPU)209はRAM212を用いてOS、プリンタドライバ206、アプリケーション202等のプログラムを実行する。なお、OS、プリンタドライバ206、アプリケーション202等のプログラムや各LUTは、ROM213やHDD214に格納されている。CPU211はシステムバス215を介してインタフェース216を制御し、各種データを入出力する。また、ビデオカード217を介してディスプレイ218にUIなどを表示し、インタフェース(I/F)216を介し記録装置208との間でデータを送受信することができる。
また、後述するLUT自動生成処理は、各画素各インク色を8ビットで表現するインク信号値を用いて説明する。
図2はインク信号とインク量の関係とインク量の定義を説明する図である。
図2(a)は8ビットのインク信号値とインク量の関係を示した例である。この場合、インク信号値は“0”〜“255”の256の値をとることができる。そして、図2(a)に示されているように、各値にインク量が対応付けられる。
ここで、インク量とは、単位面積当たりのインク使用量を指す。例えば図2(b)に示すように、3.5plのインクを解像度600dpi×600dpiの画素に1滴記録した場合をインク量25%、2滴記録した場合をインク量50%、3滴記録した場合をインク量75%、4滴記録した場合をインク量100%と定義する。このように何滴のインク液滴でその画素が記録されるのかによりインク信号値を設定することで、記録媒体上に吐出するインク量を制御することができる。
図3は記録ヘッドによる画像記録動作の様子と記録ヘッドのノズル構成を説明する図である。図3(a)はインクジェット方式に従う記録ヘッド402をシリアル走査して画像を記録用紙などの記録媒体401に記録する様子を示す図である。一方、図3(b)はインクジェット方式に従う記録ヘッド402のノズル構成を示す図である。
記録ヘッド402は、インクを吐出するための複数のノズル403が配列されたノズル列が複数、配置されている。その列は使用するインクの色数分だけ存在する。例えば、シアン(C)インクを吐出するノズル列、マゼンタ(M)インクを吐出するノズル列、イエロ(Y)インクを吐出するノズル列、ブラック(K)インクを吐出するノイズ列である。記録ヘッド402が記録媒体401を図1に示すように、左右に(主走査方向)移動しながら画像の記録を行なう。さらに、記録ヘッド402が主走査方向に走査する毎に、記録媒体が副走査方向に搬送される。これを繰り返すことにより記録媒体上に画像が形成される。
また、本発明の印刷システムは、インクジェット方式に従う記録装置に限定されるものではなく、トナーを用いて記録する電子写真方式に従う記録装置や、銀塩方式に従う記録装置、昇華型記録装置などを用いても良い。従って、以下の説明で言及するインク量は、例えば、電子写真方式に従う記録装置ではトナー量となり、インク量はトナー量は一般的な記録剤量と表現できる。
<光沢性のムラの発生原理と対策>
LUTの格子点のインク使用量を設定する際には、発色、滲み、溢れ以外の画質も考慮しなければならない。その画質の1つとして光沢性のムラが挙げられる。
ここでは、光沢のムラの発生メカニズムとその対処方法について述べる。
図4は光沢ムラの発生原因と対処方法を説明する図である。
(1)光沢のムラの発生メカニズム
図4(a)は各インク種類の光沢性を数値化した図であり、各インク種類(シアンインク、マゼンタインク、イエロインク、ブラックインク)の各インク使用量(0%,20%,40%,…,100%)に対する光沢性の例を示したものである。図4(a)に示すように、各インク種類やインク使用量によって光沢性が異なることが分かる。
また、図4(b)は、図4(a)に示す特性をもったインクを用いてLUTを作成した際のグラデーションにおけるインク使用量の総量と光沢性の数値をグラフ化した例を示す図である。
図4(b)において、実線501と破線502はそれぞれ、グラデーションの各値におけるインク総量であり、格子点のインク量を制限し、光沢性にムラが発生している場合における光沢性(実線501)、インク総量(破線502)を示す。また、実線503と破線504はそれぞれ、グラデーション各値において、格子点のインク量を調整し、光沢性のムラを回避している場合における、光沢性(実線503)、インク総量(破線504)を示している。
(2)光沢ムラの調整
実線501と破線502から分かるように、グラデーションの各値に対して同一のインク総量を設定すると光沢性が均一にならず、光沢性のムラを招いてしまう。これは、先述のように光沢性がインク種類やインク使用量によって大きく異なるからに他ならない。これに対処するため、実線503のようにグラデーション各値においてインク総量を調整する方法がある。
このようにすると、LUTの格子点において、インク総量を低減しつつ、光沢の変化が小さくなり、光沢ムラを回避することができる。つまり、光沢ムラを回避するためには、特に光沢性が低下しやすい格子点において、前述した最大インク量とは別の格子点固有の制限インク値を設け、グラデーション各値における光沢性の滑らかさを重視しなければならない。また、格子点固有の制限インク値を設け、格子点毎にインク総量を制限することで、光沢性のムラ以外にも、例えば、インクの無駄な使用を回避することができる。ここでいうインクの無駄な使用とは、インクを増加させても発色性が向上しない場合にさらにインク量を多く設定することであり、これもまた格子点ごとに異なる。従って、格子点毎にインク総量を制限することで、無駄なインク消費を回避することができる。
次に、以上説明した印刷システムの特にホスト装置201において実行される色分解テーブルの自動作成処理の実施例について説明する。
この実施例では、ホスト装置201が色分解テーブルの自動生成処理を実行する。ユーザは、ディスプレイ218などのUIを介しアプリケーション202を起動する。このアプリケーションは、ハードディスク(HDD)214に格納されている。
以下、フローチャートを参照して実行される色分解テーブルの自動生成処理について説明する。なお、色分解テーブルはLUT形式で表現される。
図5はLUT自動生成処理を示すフローチャートである。
ステップS601は、LUTの自動生成のために必要な各種生成条件を入力する。
図6は色分解テーブル(LUT)の自動生成を行うアプリケーションのGUIを示す図である。図6を参照して説明すると、ユーザは印刷用紙選択部701より該当の印刷用紙を選択し、最大インク量選択部702より所望の最大インク量レベルを選択する。ここで、印刷用紙とは、例えば、光沢紙A、光沢紙B、光沢紙C等を指し、ユーザが所望の印刷用紙を選択する。所望の最大インク量レベルとは、例えば、レベル1、2、3、4、5などを示し、これらの値は順にインク制限値120%、140%、160%、180%、200%に対応する。
ステップS602では、ステップS601において設定された条件に応じてハードディスク(HDD)214のデータ領域から選択された用紙種類に対応する基準LUTと格子点制限値を読み出す。用紙種類に対応する基準LUTとは、例えば、普通紙、アート紙、光沢紙といった用紙種類ごとに予め最適化された基準LUTである。同様に、格子点制限値とは普通紙、アート紙、光沢紙といった用紙種類ごとの格子点毎の制限値である。
ここで、格子点制限値について具体的に説明する。前述したとおり、光沢性のムラや無駄なインク消費を回避するためには、LUTの各格子点毎にインク制限値を設定する必要がある。そこで、その制限値を印刷種類の各格子点ごとに設定可能な最大値として設定したものが格子点制限値である。
図7は用紙種類に応じたLUTの各格子点の値を示す図であり、図7(a)は各格子点でのインク制限値を表わした表であり、図7(b)は各格子点でのインク信号値を表わした表である。
各格子点でのインク制限値の具体的な例を示す図7(a)において、IDはLUTの各格子点の番号を示し、この例では、729個の格子点から構成されたLUTを例に挙げ図示している。図7(a)に示すように、全体のインク制限量は別の各格子点ID毎にインク制限値が設定されている。つまり、各格子点においてこのインク制限値以内でLUTを生成することで各格子点において光沢性のムラや無駄なインク消費を抑制することができる。
また、図7(b)は、図7(a)に示したインク制限値をインク信号値に変換して表わした表である。この実施例では、図7(b)を用いて、後述する格子点ごとのインク量制限処理を実行する。なお、この実施例では、色分解テーブル(LUT)を構成するすべての格子点にインク制限値を設定したが、色分解テーブル(LUT)の1つ以上の格子点にインク制限値を設定する構成であってもよい。また、インク信号値をインク量に変換し、後述する処理を行う構成であってもよい。
ステップS603では、基準LUTとステップS601で設定された最大インク量レベルに応じて、最大インク量が増減された仮LUTを作成する。この仮LUTは、指定された最大インク量レベル以内のLUTであり、光沢ムラ回避のための格子点ごとの制限値が考慮されていないLUTである。
図8は基準LUTから仮LUTを経て値が制限されたLUTを作成する過程の例を示す図である。
具体的な仮LUTの作成方法は次の通りである。即ち、最大インク量base_maxの任意の格子点の基準LUTのシアン、マゼンタ、イエロ、ブラックのインク信号値をそれぞれ、base_ink_c、base_ink_m、base_ink_y、base_ink_kとする。また、その最大インク量レベルのインク量をlevel_inkとする。この場合、仮LUTの任意の格子点の各インク信号値tmp_ink_c、tmp_ink_m、tmp_ink_y、tmp_ink_kは、例えば、以下の式を用いて算出する。
即ち、
tmp_ink_c = base_ink_c+(level_ink/base_max)*ink_c
tmp_ink_m = base_ink_m+(level_ink/base_max)*ink_m
tmp_ink_y = base_ink_y+(level_ink/base_max)*ink_y
tmp_ink_k = base_ink_k+(level_ink/base_max)*ink_k
である。
そして、上記式に従って全格子点(この実施例では、729個)における仮LUTのインク信号値を算出する。例えば、この方法に従って最大インク量100%(インク信号値合計255)の基準LUTを基に作成した最大インク量160%(インク信号値合計408)の仮LUTの関係は、例えば、図8(a)に示すような結果となる。図8(a)は、基準LUTの最大インク量が仮LUTの最大インク量よりも少ない場合の例である。また、この方法に従って最大インク量200%(インク信号値合計510)の基準LUTを基に作成した最大インク量160%(インク信号値合計408)の仮LUTの関係は、例えば、図8(b)に示すような結果となる。図8(b)は、基準LUTの最大インク量が仮LUTの最大インク量よりも多い場合の例である。なお、この方法では、比率計算により仮LUTの各インク量を変更したが、例えば、比率計算した結果のインク総量となるように、淡インク量と濃インク量の配分を変更しても良い。
ステップS604は、ステップ603において作成された仮LUTを格子点毎に該当の格子点のインク制限値以下となるようにインク信号値を制限する。
図9はステップS604における格子点毎のインク量を制限する処理の詳細を示すフローチャートである。
そのフローチャートによれば、まず、ステップS1001では、ハードディスク(HDD)214に記憶された仮LUTと格子点制限値を読み出す。これにより、任意の格子点IDに対応する格子点における仮LUTの各インクのインク信号値とその格子点の格子点制限値が取得できる。
次にステップS1002では、該当格子点における仮LUTのインク信号の合計値と格子点制限値とを比較する。ここで、格子点制限値がインク信号の合計値以上の場合、光沢性の低下や無駄なインク消費が発生しないインク信号値(インク量)と判断し、処理はステップS1004に進み、仮LUTの値をそのまま制限後のLUTのインク信号として該当の格子点に格納する。これに対して、仮LUTの信号値の合計値が格子点制限値より大きい場合、光沢の低下や無駄なインク消費が発生する格子点と判断し、処理はステップS1003に進む。そして、ステップS1003では、仮LUTのインク信号値の合計値が格子点制限値以内となるように仮LUTのインク信号値を制限する。その後、処理はステップS1004に進み、制限後のインク信号値を該当の格子点に格納する。
ここで実行するインク量制限処理では、例えば、仮LUTのインク信号値の合計と格子点制限値の差分とその格子点を構成するインク種類とその割合を用いて制限する。
ここで、任意の格子点の仮LUTのシアン、マゼンタ、イエロ、ブラックのインク信号値を夫々、tmp_ink_c、tmp_ink_m、tmp_ink_y、tmp_ink_kとする。また、そのインク信号値をtmp_ink_sum、格子点制限値をLim_inkとする。この場合、格子点のインク制限後の各インク信号値rest_ink_c、rest_ink_m、rest_ink_y、rest_ink_kは、以下の式を用いて制限する。即ち、
rest_ink_c=tmp_ink_c+{(Lim_ink−tmp_ink_Sum)/(tmp_ink_Sum)}*tmp_ink_c
rest_ink_m=tmp_ink_m+{(Lim_ink−tmp_ink_Sum)/(tmp_ink_Sum)}*tmp_ink_m
rest_ink_y=tmp_ink_y+{(Lim_ink−tmp_ink_Sum)/(tmp_ink_Sum)}*tmp_ink_y
rest_ink_k=tmp_ink_k+{(Lim_ink−tmp_ink_Sum)/(tmp_ink_Sum)}*tmp_ink_k
である。
また、格子点制限値が仮LUTの格子点のインク信号値の合計値以上の場合、仮LUTのインク信号値の合計値を制限値格子点の制限値まで増加させてもよい。つまり、画質に影響がない限界までインク量を増加させ発色を向上させることができる。この場合でも、上記の計算式を用いて各インク量を算出することができる。
そして、ステップS1105では、LUTを構成する全格子点(この実施例では、729個)に関する処理が終了したかどうかを調べ、処理続行と判断するなら、処理はステップS1001に戻り、そうでなければ処理は終了する。
図8(c)と図8(d)は、ステップS601による生成条件の選択にて光沢紙Cを選択した場合の光沢紙Cの制限処理を適用した際に仮LUTに対して値を制限後のLUTの例を示す図である。図8(c)は図8(a)に示した仮LUTのインク量を制限した結果を示しており、図8(d)は図8(b)に示した仮LUTのインク量を制御した結果を示している。
従って以上説明した実施例に従えば、各格子点のインク量の値を制限したLUTを適用することで、ユーザが所望の最大インク量以内のLUTを自動生成ができる。このようにして、各インク信号値に対応した格子点毎にインク量が制限されるので、記録画像に光沢ムラの発生することが防止され、さらには無駄なインク消費を防止することができる。
この実施例では、格子点制限値の代わりに基準LUTとは異なる制限インク量の基準LUTを保持するようにし、2つのLUTを用いて、格子点毎に制限値以内のインク信号値となるように色分解テーブル自動生成処理を実行する例について説明する。なお、ここでは、この実施例に特徴的な部分のみを説明し、実施例1で既に説明したのと共通の部分についてその説明を省略する。
図10は自動生成可能な制限インク値の範囲と2つの基準LUTとの関係を示す図である。この実施例では、図10に示すように、自動生成可能な制限インク量の範囲に対し、その両端である最大インク量が上限となるLUT(以下、上位LUT)1101と最大インク量が下限となるLUT(以下、下位LUT)1102とを予め作成する。ここで、上位LUT1101は、最大インク量が最も多い場合に、格子点毎のインク信号値が最適化され、光沢性にムラや無駄なインク消費が発生しないLUTである。従って、上位LUTの各格子点のインク信号値は、格子点毎のインク制限値と同値となる。
以上を踏まえ、フローチャートを参照し、実施例2に従う色分解テーブル(LUT)自動生成処理について説明する。
図11は実施例2に従うLUT自動生成処理を示すフローチャートである。
ステップS1201では、実施例1におけるステップS601と同様に自動生成に関する生成条件を入力する。次にステップS1202では、ステップS1201において設定された条件に応じて、ハードディスク(HDD)214のデータ領域から該当の用紙種類に対応する2つのLUTを読み込む。ここでは、例えば、普通紙、アート紙、光沢紙といった用紙種類毎に予め最適化された2つの基準LUTとして上位LUTと下位LUTとを読み出す。
さらにステップS1203では、実施例1のステップS603で説明したのと同様の方法で、仮LUTを作成する。ただし、この仮LUT生成において使用する基準LUTは実施例1とは異なり、上位LUTと下位LUTの2つの基準LUTのうちのいずれかを選択し使用することができる。
基準LUTの使い分けは、例えば、ステップS1201で選択設定した最大インク量レベルに応じて使い分ける。具体的には、選択されたインク制限レベルが比較的大きい場合は、上位LUTを使用し、選択されたインク制限レベルが比較的小さい場合は、下位LUTを使用する。
また別の選択方法として、2つの基準LUTを加重平均して、新たに基準LUTを生成し、その生成した基準LUTを用いて仮LUTを用いても良い。一般的に最大インク量が異なる複数のLUTを作成する場合、最大インク量が多いLUTと少ないLUTとではLUTで使用するインクの組み合わせやインク量の割合は異なる。最大インク量が多いLUTは、インク制限量に余裕があるため4色のインクを用いる記録装置であれば、CインクとMインクとYインクとを組み合わせたプロセスグレイ使用し、粒状性の向上を図る。また、淡インクを使用する記録装置であれば、淡インクを多く使用することで、粒状性等の向上を図る。一方、最大インク量が少ないLUTは、インク制限量に余裕がないためプロセスグレイ、淡インクを使用すると発色性が十分に確保できない。従って、プロセスグレイ、淡インクの使用量を抑えるようにする。
以上のように、選択された最大インク量レベルに応じて基準LUTを切り替え、最大インク量レベルに応じてより最適なLUTを作成することができる。
ステップS1204では、ステップS1203において作成された仮LUTの値を格子点毎に該当の格子点の格子点制限値以下となるようにインク量を制限する。
図12はステップS1204における格子点毎のインク量を制限する処理の詳細を示すフローチャートである。図12と図9とを比較すると分かるように、実施例2と実施例1との違いは、実施例1で用いた格子点制限値の代わりに上位LUTの各格子点のインク信号を制限値として使用する点にある。前述したように、上位LUTの各格子点のインク信号の合計値は格子点制限値と同値であるため、代用可能となるのである。
そのフローチャートによれば、ステップS1301では、ハードディスク(HDD)214に記憶された仮LUTと上位LUTを読み出す。これにより、任意の格子点IDに対応する格子点における仮LUTの各インクのインク量とその格子点の上位LUTの各インクのインク信号値とを取得する。
次に、ステップS1302では該当格子点における仮LUTのインク信号値の合計と上位LUTのインク信号値の合計とを比較する。ここで、上位LUTのインク信号値の合計値が仮LUTのインク信号値の合計値以上である場合は、光沢性の低下が発生しないインク量と判断し、処理はステップS1304に進む。そして、ステップS1304では、仮LUTのインク信号値をそのまま、制限後のLUTのインク信号値として該当の格子点に格納する。
これに対して、仮LUTのインク信号値の合計値が上位LUTのインク信号値の合計値より大きい場合は、光沢の低下が発生する格子点と判断し、処理はステップS1303に進む。ステップS1303では、上位LUTのインク信号値の合計以内となるように仮LUTのインク信号値を制限する。そして、ステップS1304では、制限後のインク信号値を該当の格子点に格納する。
ここで実行するインク量制限処理では、例えば、仮LUTの総インク量と上位LUTの総インク量との間の差分とその格子点を構成するインク種類とその割合とを用いて制限する。
具体的には、任意の格子点の仮LUTのシアン、マゼンタ、イエロ、ブラックのインク信号値をそれぞれ、tmp_ink_c、tmp_ink_m、tmp_ink_y、tmp_ink_kとする。また、その合計値をtmp_ink_sum、また上位LUTの該当格子点のインク信号値をmax_ink_sumとする。その場合、インク制限後の各格子点の各インク信号値rest_ink_c、rest_ink_m、rest_ink_y、rest_ink_kは、以下の式を用いて制限する。
即ち、
rest_ink_c=tmp_ink_c+{(max_ink_Sum−tmp_ink_sum)/tmp_ink_sum}*tmp_ink_c
rest_ink_m=tmp_ink_m+{(max_ink_Sum−tmp_ink_sum)/tmp_ink_sum}*tmp_ink_m
rest_ink_y=tmp_ink_y+{(max_ink_Sum−tmp_ink_sum)/tmp_ink_sum}*tmp_ink_y
rest_ink_k=tmp_ink_k+{(max_ink_Sum−tmp_ink_sum)/tmp_ink_sum}*tmp_ink_k
である。
そして、ステップS1305では、LUTを構成する全格子点(この実施例では、729個)に関する処理が終了したかどうかを調べ、処理続行と判断するなら、処理はステップS1301に戻り、そうでなければ処理は終了する。
従って以上説明した実施例によれば、2つの基準LUTを保持し、格子点毎にインク信号値を制御することができる。2つの基準LUTを保持し、ユーザが指定したインク制限レベルに応じて、基準LUTを使い分けることでより最適なLUTを自動生成することができる。さらに、基準LUTのインク信号値の合計を格子点制限値の代わりとし、格子点毎に最適なインク制限値に設定することができる。
なお、本発明は上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムをネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101 LUT、102 格子点、201 ホスト装置、202 アプリケーション、
203 カラーマッチング処理、204 インク分解処理、205 ハーフトーン処理、
206 ドライバ、207 テーブル保持部、208 記録装置、209 画像処理部、
210 記録処理部、211 CPU、212 RAM、213 ROM、
214 HDD、215 システムバス、216 インタフェース(I/F)、
217 ビデオカード、218 ディスプレイ、
401 記録媒体、402 記録ヘッド、403 ノズル、
501 光沢ムラ発生時の光沢性、502 光沢ムラ発生時のインク総量、
503 光沢ムラが発生しない場合の光沢性、
504 光沢ムラが発生しない場合のインク総量、
701 用紙種類選択部、702 インク量レベル選択部

Claims (14)

  1. 用いる記録媒体と前記記録媒体への記録に用いる記録剤量に応じたルックアップテーブルを作成し、該作成されたルックアップテーブルを用いて入力された画像データを画像処理する画像処理装置であって、
    前記記録媒体の種類に応じた基準のルックアップテーブルと前記作成されるルックアップテーブルの各格子点に設定可能な制限値とを保持する保持手段と、
    用いる記録媒体の種類と最大の記録剤量とを設定する設定手段と、
    前記保持手段に保持された基準のルックアップテーブルと前記設定手段によって設定された記録媒体と最大の記録剤量とに基づいて仮のルックアップテーブルを作成する作成手段と、
    前記作成手段により作成された仮のルックアップテーブルの各格子点の値と前記各格子点に設定可能な制限値とを比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果に基づいて、各格子点の値が前記各格子点に設定可能な制限値以下となるようにルックアップテーブルを生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成されたルックアップテーブルを用いて前記入力された画像データを画像処理する画像処理手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記ルックアップテーブルは、3次元の色分解のルックアップテーブルであり、
    前記記録媒体の種類には、普通紙、アート紙、光沢紙を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記保持手段は、前記色分解のルックアップテーブルに含まれる少なくとも1つの格子点に設定される制限値を保持することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記生成手段は、前記仮のルックアップテーブルの各格子点の値が前記各格子点に設定可能な制限値より大きい場合には、前記ルックアップテーブルの値が前記制限値以下となるように各格子点の値を制限する一方、前記各格子点に設定可能な制限値が前記仮のルックアップテーブルの各格子点の値以上の場合には、前記仮のルックアップテーブルの値をそのまま用いるようにして、前記ルックアップテーブルを作成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記保持手段は、前記基準のルックアップテーブルとして、前記記録剤量の制限の範囲の上限となる第1の基準のルックアップテーブルと前記記録剤量の制限の範囲の下限となる第2の基準のルックアップテーブルとを保持し、
    前記作成手段は、前記設定手段によって設定された最大の記録剤量に応じて、前記第1の基準のルックアップテーブルと前記第2の基準のルックアップテーブルとの少なくともいずれかを用いて前記仮のルックアップテーブルを作成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記作成手段は、前記設定手段によって設定された最大の記録剤量が大きい場合は、前記第1の基準のルックアップテーブルを選択し、前記設定手段によって設定された最大の記録剤量が小さい場合は、前記第2の基準のルックアップテーブルを選択することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記作成手段は、前記第1の基準のルックアップテーブルと前記第2の基準のルックアップテーブルとを加重平均して、新たな基準のルックアップテーブルを生成し、該生成された新たな基準のルックアップテーブルを用いて前記仮のルックアップテーブルを作成することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  8. 前記生成手段は、前記仮のルックアップテーブルの各格子点の値が前記第1の基準のルックアップテーブルの各格子点の値より大きい場合には、前記ルックアップテーブルの値が前記第1の基準のルックアップテーブルの各格子点の値以内となるように各格子点の値を制限する一方、前記第1の基準のルックアップテーブルの各格子点の値が前記仮のルックアップテーブルの各格子点の値以上の場合には、前記仮のルックアップテーブルの値をそのまま用いるようにして、前記ルックアップテーブルを作成することを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記設定手段は、ユーザが設定を行なうためのユーザインタフェースを有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記画像処理手段により画像処理された画像データを記録装置に転送する転送手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に画像処理装置。
  11. 前記記録装置はインクジェット方式に従って記録を行なう記録ヘッドを備え、
    前記記録剤量はインク量であることを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記インク量は、前記記録ヘッドにより記録される解像度の画素が何滴のインク液滴で記録されるのかに従って定義されることを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  13. コンピュータに請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  14. 用いる記録媒体と前記記録媒体への記録に用いる記録剤量に応じたルックアップテーブルを作成し、該作成されたルックアップテーブルを用いて入力された画像データを画像処理する画像処理装置の画像処理方法であって、
    前記記録媒体の種類に応じた基準のルックアップテーブルと前記作成されるルックアップテーブルの各格子点に設定可能な制限値とを保持する保持工程と、
    用いる記録媒体の種類と最大の記録剤量とを設定する設定工程と、
    前記保持工程において保持された基準のルックアップテーブルと前記設定工程において設定された記録媒体と最大の記録剤量とに基づいて仮のルックアップテーブルを作成する作成工程と、
    前記作成工程において作成された仮のルックアップテーブルの各格子点の値と前記各格子点に設定可能な制限値とを比較する比較工程と、
    前記比較工程における比較の結果に基づいて、各格子点の値が前記各格子点に設定可能な制限値以下となるようにルックアップテーブルを生成する生成工程と、
    前記生成工程において生成されたルックアップテーブルを用いて前記入力された画像データを画像処理する画像処理工程とを有することを特徴とする画像処理方法。
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