JP2007088636A - 色分解テーブル作成方法および画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 1つの記録装置で複数種類の記録媒体に対応する装置の色分解テーブルの作成において、複数の色分解テーブルを作成する場合、設計期間を短縮する。
【解決手段】 先に作成した色分解テーブルのインクの総打込量と次に作成する色分解テーブルのインクの総打込量の差を計算する。総打込量差を先に作成した色分解テーブルの総打込量で割った値を打込量修正比率とし、先に作成した色分解テーブルのインク値に打込量修正比率を乗じて、修正量を計算する。そして、修正量を先に作成した色分解テーブルのインク値に加減して、新たな色分解テーブルを作成する。このように、既に作成された色分解テーブルを利用して新たな色分解テーブルを作成するため、設計時間と労力を削減する色分解テーブルの作成方法を実現することができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、画像処理装置および画像処理方法に関し、特に、画像信号をインクやトナーなどの色材量の信号に変換する際に用いられる色分解テーブルの作成に関するものである。
図11は、色分解テーブルの作成の一例を示すフローチャートである。まず、パッチの測色値に基づき、格子点データを求める(S11−1)。次に、色分解テーブルの8つの頂点を結ぶラインW(ホワイト)−C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー),R(レッド),G(グリーン),B(ブルー)の6つのライン,C,M,Y,R,G,B−K(ブラック)の6つのライン、M−R,R−Y,Y−G,G−C,M−B,B−CおよびW−Kの各ラインについて、そのライン上にある格子点の格子点データを求める。(S11−2)そして、これらの格子点以外の格子点の格子点データを補間演算によって求める(S11−3)。補間処理の後、補間領域の境界において格子点データが不連続となるなどの弊害を低減するために、格子点データについて平滑化処理を行う(S11−4)。そして、平滑化処理の後のテーブルについて、テーブル全体の格子点データを印刷媒体の最大打込量と比べ、打込量をオーバーしている格子点データを有した格子点があるかどうかをチェックし補正する打込量補正処理を行う(S11−5)(特願2004−238319号)。
ところが、記録画質の向上などを目的として、記録に用いる記録媒体の種類を使い分けることが行われている。
複数種類の記録媒体を選択的に用いる場合、用紙などの記録媒体に対する色材の付着特性を考慮して、それぞれの記録媒体について格子点データが定められる。例えば、色材がインクである場合には、その吸収性を考慮して色材の量を制御すべく、格子点データが定められる。すなわち、予め所定面積の記録媒体が吸収できる最大のインク量を得て、これを超えないように各色の色材量補正処理を行う。
図12は、一の記録媒体のW−Kラインの打込量補正を行う前の色分解の例を示す。横軸はグリット点の値を示し、縦軸は信号値を示す。また、縦軸では信号値とは別に最大打込量(Max打込量)を示し、本実施形態では、160である。インクの総打込量は、Max打込量を超えているため、このまま記録媒体に記録すると、インクが溢れることになる。
図13は、図12に示すW−Kラインの打込量補正を行った後の色分解の例を示す。打込量を補正したため、総打込量がMax打込量を超えず、記録媒体がインクを吸収することができる。
図14は、他の記録媒体のW−Kラインの打込量補正を行う前の色分解の例を示す。
図15は、図14に示すW−Kラインの打込量補正を行った後の色分解の例を示す。他の記録媒体のMax打込量は190であり、図12および図13の記録媒体よりもMax打込量が大きい。
しかしながら、記録に用いる記録媒体の種類のそれぞれに対応させて色分解テーブルを作成すると、そのための設計負担が増加するという問題を生じる。この負担は記録媒体の種類が増す程、過大となる。
一方、複数の記録媒体に対応した個々の色分解テーブルを設計する場合であっても、1つの記録媒体に対応した色分解テーブルの設計期間と同期間で設計を行わなければならないことが多い。したがって、それぞれの記録媒体に対応する色分解テーブルを作成する期間を割くことは困難である。
本発明は、このような観点からなされたものであり、1つの記録媒体の色分解テーブルを作成した後、その色分解テーブルを用いて他の色分解テーブルを作成することができる画像処理装置および画像処理方法を提供することを目的とする。
そのために本発明では、画像信号を印刷装置で用いる色材の信号に変換する処理に用いられる色分解テーブルであって、前記画像信号によって規定される格子点に対応させて前記色材信号として格子点データを格納した2以上の色分解テーブルを作成する画像処理装置において、前記2以上の色分解テーブルのうち第1の色分解テーブルを構成する格子点について格子点データを求めるテーブルデータ作成手段と、前記色分解テーブルのうち第2の色分解テーブルを構成する格子点について格子点データを求めるテーブルデータ作成手段であって、前記第1の色分解テーブルのインクの総打込量と、前記第2の色分解テーブルのインクの総打込量との差から、前記第1の色分解テーブルの格子点データを補正する比率を求め、該比率を第1の色分解テーブルの格子点データに乗ずることにより前記第2の色分解テーブルの格子点データを求める前記第2の色分解テーブルのテーブルデータ作成手段と、を具えたことを特徴とする。
以上の構成によれば、すでに作成された色分解テーブルのインクの総打込量と新たに作成する色分解テーブルのインクの総打込量の差から、すでに作成された色分解テーブルのそれぞれの格子点データの補正量を求めることができる。そして、かかる補正量に基づき、新たな色分解テーブルを作成することができる。
この結果、インク色数が異なる複数の色分解テーブルの作成を効率良く行うことができる。
以下に図面を参照して本発明における実施形態を詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の一実施形態にかかる画像処理装置の構成を示すブロック図である。本実施形態の画像処理装置は、図2にて後述されるように、プリンタにおけるソフトウエアまたはハードウエアの処理として構成されるものである。なお、本発明の適用はこのような形態に限られないことはもちろんであり、例えば、パーソナルコンピュータにおいて動作するプリンタドライバなどのソフトウエアによる処理であってもよい。
図1は、R、G、B各8ビットの画像データを本実施形態のプリンタで用いる色材のインクC、M、Y、K各8ビットの色分解データに変換し、さらにそれを量子化されたC、M、Y、K等各2ビットのデータとする処理を示している。同図において、カラーマッチング処理部101は、入力画像データRGBの色再現域とプリンタの色再現域とを合わせるための色変換を行う。そして、色分解処理部102は、カラーマッチング処理部101からのR’G’B’データに基づいて色分解テーブルを参照し格子点データを得る。加えて、カラーマッチング処理部101はその格子点データを用いた補間演算を行うことにより、上記R’G’B’データをプリンタで用いる各色インクのデータC、M、Y、K等に変換する。さらに、ハーフトーン処理部103は、インク分解処理部102で求めた各色インクの8ビットデータをプリンタで用いるため2値のデータC’、M’、Y’、K’等に変換する。また、インク色分解テーブル部105は、インク色分解処理部102による色変換処理で用いる色分解テーブル(ルックアップテーブル形態)を提供し、色分解テーブル作成部104は、図3以降で後述されるように、上記のインク色分解テーブルを作成する。
図2は、本発明の一実施形態にかかる印刷システムの構成を示すブロック図であり、図1に示した画像処理装置を構成するプリンタを含んだシステムを示している。
図2において、コンピュータ201とモニタ202はプリンタ203のホスト装置を構成する。すなわち、コンピュータ201は、モニタ202に表示される画像などをプリンタ203によって印刷すべく、印刷のための画像データを保持し、印刷に際してこれをプリンタ203に供給する。プリンタ203は、図1に示した画像処理の構成を備え画像処理装置とし機能する。具体的には、プリンタ203の制御部を構成する、CPU,RAM、ROMによって図1に示す各処理部が構成され、図5および図8にて後述する処理を実行する。また、プリンタ203は、本実施形態ではインクジェット方式の印刷機構を備える。すなわち、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の基本色インク、特色インクおよび淡色インクのそれぞれの記録ヘッドを記録媒体に走査させる。そして、この走査の間に記録媒体にそれぞれのインクを吐出するとともに、記録媒体を所定量ずつ搬送することにより印刷を実行する。なお、印刷方式は上述のインクジェット方式に限られないことはもちろんである。例えば、トナーを色材として用いた電子写真方式などを用いることもできる。
以上の印刷システムにおいて、コンピュータ201に保持されている画像データは、プリンタ203との間のケーブルを介してプリンタ203に送られる。なお、図示されていないネットワークに接続する他のホスト装置からプリンタ203に対して画像データが供給されてもよい。プリンタ203は、画像データが送られて来ると、先ず、図1に示したカラーマッチング処理部101で、モニタ202の色再現域とプリンタ203による色再現域とを合わせるカラーマッチング処理を行う。具体的には、ルックアップテーブルに補間演算を併用した色変換を行う。カラーマッチング処理されたR’G’B’データは、色分解処理部102で、予め作成されたルックアップテーブルを用いる色分解テーブル部105のテーブルデータを用いた補間演算によって色分解される。具体的には、データR’、G’、B’によって色分解テーブル部105を参照してC、M、Y、K等の色分解データを読み出す。加えて、この読み出した値に対して上記データR’、G’、B’の値に基づいて補間演算を施し、最終的に色分解されたC、M、Y、K等の色分解データを得る。そして、これらの8ビットデータはハーフトーン処理部103にて、プリンタで用いるC’、M’、Y’、K’等の2値データに変換され、印刷に用いられる。なお、ハーフトーン処理部103で行われる量子化は2値化に限られず、用いるドットパターンや印刷機構の形態などに応じて4値、5値などの値を用いることができることはもちろんである。
インク色分解テーブル部105に格納されているテーブルデータは、色分解テーブル作成部104によって予め作成されるが、本発明の一実施形態にかかるその生成処理について図3〜図10を参照して説明する。
図3は、色分解テーブル部105の色分解テーブルを模式的に示す図である。すなわち、色分解テーブル部105は、入力データR’、G’、B’によって規定される上記の立方体における所定の位置(色)を格子点で表す。加えて、この格子点に対応して色分解データ(格子点データ)Y、M、C、Kの他、特色や淡色の各値をテーブルデータとして格納したものである。そして、色分解部102では、入力されたR’G’B’データによって、所定の格子点を特定しその格子点およびその周囲の所定の格子点の格子点データを読み出し、それらの格子点データを用いて補間処理を行う。なお、補間方法としては、四面体補間や立方体補間など、知られているどのような補間方法をも用いることができる。
図4は、色分解テーブルの作成方法を説明する図である。
本実施形態では、先ず、図4に示すように、立方体の8つの頂点を結ぶラインW−C,M,Y,R,G,Bの6つのライン,C,M,Y,R,G,B−Kの6つのライン、M−R,R−Y,Y−G,G−C,M−B,B−CおよびW−Kの各ラインについて、そのライン上にある格子点の格子点データを求める。次に、これらの格子点以外の格子点の格子点データを補間演算によって求める。
以下、2種類の記録媒体を用いて、本実施形態を説明する。本実施形態では、1種類目の記録媒体をメディア1とし、2種類目の記録媒体をメディア2とする。メディア1とメディア2共に使用するインクの色は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)、Lc(ライトシアン)、およびLm(ライトマゼンタ)である。
図5は、メディア1の色分解テーブルの作成処理を示すフローチャートである。
まず、ステップS5−1で、ラインW−K、M−R、R−Y、Y−G、G−C、C−B、B−Mの各ラインおよびW−C,M,Y,R,G,B−Kの各ラインそれぞれにおける格子点の格子点データを求め、これら格子点に関する色分解テーブルを作成する。
本実施形態では、C、M、Y、K、LcおよびLmについてそれぞれ8ビットで表される0〜255の値を16等分した値の組合せについて、予め、プリンタによってパッチを印刷出力し、それらを測色しそれぞれの測色値を保持する。一方、上記頂点に当たる格子点の格子点データ(色分解データ)を、例えば、頂点Yでは(C、M、Y、K、Lc、Lm)=(0、0、255、0、0、0)のように予め定める。そして、各頂点を結ぶライン上の格子点の格子点データ(色分解データ)は、均等に分布した格子点の測色値とそれぞれ最も近い測色値のパッチを出力したデータ(Y、M、C、K、Lc、Lm)をそれぞれの格子点の格子点データとして求める。なお、以上の基本的なテーブル作成において、色相ごとに最適なUCR量やBG量を設定するようパッチを選択することにより、プリンタの色再現範囲を最大にしつつ、墨による粒状度の影響をできるだけ抑制したテーブルを設定することができる。また、用いる特色に応じて、本ステップで設定するラインのうちいくつかを特色に対応する格子点を設定しそれを通るものとしてもよいことはもちろんである。
次に、ステップS5−2では、ステップS5−1で求めた各ライン上の格子点の格子点データに基づいて内部補間処理を行い、上記ライン以外の格子点について格子点データを求める。
内部補間処理は公知のものを用いることができる。その概略は次のとおりである。先ず、各格子点に対応するインク量を決定するための、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、ライトシアン、ライトマゼンタのインク色を順次選択する。次に、補間を行う四面体を選択し、さらに複数の三角形に分割する処理を行う。複数の三角形に分割は、例えば、頂点R,Y,K,Wで構成される四面体の場合、これを表面の三角形と内部の三角形に分割することができる。先ず、頂点R−Y−K,R−Y−W,K−W−R,K−W−Yで構成される三角形に分割する。次に、四面体RYKWの内部を三角形R−Y−Wに平行な面で、格子点の数に応じた数の内部三角形に分割する。次に、上記のように分割したそれぞれの対象三角形に対して2次元の補間処理を行う。そして、補間処理結果のインク等高線と各格子点の距離を算出し、対象格子点のインク量を決定する。すなわち、補間処理結果のインク等高線と各グリット距離の算出結果のうち計算された距離の最も小さいものを対象格子点のインク量として決定する。移行、順次それぞれのインク色について上記の処理を行うことによって補間処理を行うことができる。
ステップS5−2の内部補間処理の後、ステップS5−3で打ち込み量補正処理を行う。この処理は、補正率kを用いて補正を行うが、以下に示すステップS5−5の打ち込み量オーバーチェックの結果に応じて、補正率kを変更する。すなわち、色分解テーブルについて、打込量がオーバーすると判断される格子点データを有する格子点があるとき、テーブルの総ての格子点データの値に補正率kをかけて格子点データの補正を行う。ここで、打込量補正率k(n)は、ステップS5−3とS5−4の各ステップで構成されるループの回数nによって変化する。また、打込量補正率kは、k(n)=αk(n−1)に設定される。すなわち、ステップS5−5の判断で、ステップS5−3の処理に戻ると、補正率kはその都度α倍される。初期値k(0)を用いると、k(n)=αnk(0)と表すことができる。
次に、色分解テーブル全体の格子点データに対して打込量補正率k(n)をかけて補正を行う。このように打込み量補正をテーブル全体に対して一体に行うことにより、平滑化処理に対する影響を少なくすることが可能となる。なお、このように全体的な補正でなくても、平滑化処理に対応させて、打込み量補正を3×3×3といった局所的に行ってもよく、打ち込み量補正が平滑化に与える影響を少なくすることが可能である。
これにより、色分解テーブルで、打込量がオーバーする格子点は少しずつ補正され、最終的に、打込量オーバーしないような色分解テーブルとなる。
図6は、メディア2の色分解テーブルの作成処理を示すフローチャートである。
まず、S6−1では、色分解テーブル作成部104にメディア1の色分解テーブルを代入する。また、メディア1のMax打込量(Max1)を代入する。次に、メディア2のMax打込量(Max2)を代入する(S6−2)。そして、Max1とMax2の大きさを比較する(S6−3)。Max1がMax2より大きいか等しい場合には、S6−4およびS6−5を経てS6−8に進む(ケースA)。Max1がMax2より小さい場合には、S6−6およびS6−7を経てS6−8に進む(ケースB)。
S6−4およびS6−6では、Max1とMax2の差を求める。S6−4ではMax1の方が大きいため、
総打込量差A=Max1−Max2(ケースA)
である。一方、S6−6ではMax2の方が大きいため、
総打込量差B=Max2−Max1(ケースB)
である。
そして、総打込量差とMax1から、打込量修正比率を求める。
打込量修正比率=総打込量差/Max1
である。したがって、
打込量修正比率A=総打込量差A/Max1(ケースA)
打込量修正比率B=総打込量差B/Max1(ケースB)
となる。
次に、各色の修正量を計算して、各色のメディア2の各グリッド点のインク値を求める(S6−5、S6−7)。各色の修正量を、メディア1の各グリッド点のインク値それぞれに打込量修正比率を乗じて求め、メディア1のインク値から減ずるまたは加えることにより求める。したがって、
修正量A=メディア1のインク値×打込量修正比率A
メディア2のインク値=メディア1のインク値−修正量A(ケースA、S6−5)
修正量B=メディア1のインク値×打込量修正比率B
メディア2のインク値=メディア1のインク値+修正量B(ケースB、S6−7)
となる。全てのグリット点について、各色それぞれのインク値をもとめた後、S6−8で、メディア2の色分解テーブルにデータを格納する。
図7は、図6に示すケースAのメディア1のW−Kラインの色分解の例を示す図である。
図8は、図6に示すケースAのメディア2のW−Kラインの色分解の例を示す図である。
この場合のMax1は190であり、Max2は160である。メディア2の総打込量は160以下となっており、例えば、メディア1におけるシアンインクのグリッド点11のインク量は62.5であり、打込量補正により、メディア2におけるシアンインクのグリッド点11のインク量は59である。
図9は、図6に示すケースBのメディア1のW−Kラインの色分解の例を示す図である。
図10は、図6に示すケースBのメディア2のW−Kラインの色分解の例を示す図である。
この場合のMax1は160であり、Max2は190である。メディア2の総打込量は190以下となっており、例えば、メディア1におけるシアンインクのグリッド点11のインク量は59であり、打込量補正により、メディア2におけるシアンインクのグリッド点11のインク量は62.5である。
なお、本発明は、上述した計算式のように、メディア1とメディア2の総打込量の差から打込量修正比率を求めるものに限定されるものではない。打込量の差からメディア2の総打込量が最大打込量よりも低くなるように求めるものであればよい。例えば、総打込量が最大打込量を超えた領域にのみ打込量の差に応じた打込量修正比率を乗じて求めてもよく、また、打込量をそれぞれ一定量減ずる補正であってもよい。
さらに、本実施形態では、1つの記録装置が2種類の記録媒体に対応する場合について説明したが、対応する記録媒体が3種類以上であってもよく、かかる場合は、図6で説明した色分解テーブルの作成処理を色分解テーブルの数だけ行う。
(その他)
本発明は上記実施形態を実現する為の装置及び方法のみに限定されるものではない。上記システム又は装置内のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に、上記実施形態を実現する為のソフトウエアのプログラムを供給し、このプログラムに従って上記システムあるいは装置のコンピュータが上記各種デバイスを動作させることにより上記実施形態を実現してもよい。
また、この様なプログラムを格納する記憶媒体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
上記コンピュータが、供給されたプログラムのみに従って各種デバイスを制御することにより、上記実施の形態の機能が実現される場合だけではなく、上記プログラムがコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)、あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して上記実施の形態が実現されてもよい。
更に、この供給されたプログラムが、コンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能格納ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上記実施の形態が実現されてもよい。
本発明の一実施形態にかかる画像処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態にかかる印刷システムの構成を示すブロック図である。 色分解テーブル部105の色分解テーブルを模式的に示す図である。 色分解テーブルの作成方法を説明する図である。 メディア1の色分解テーブルの作成処理を示すフローチャートである。 メディア2の色分解テーブルの作成処理を示すフローチャートである。 メディア1の色分解結果を示す図である。 メディア2の色分解結果を示す図である。 メディア1の色分解結果を示す図である。 メディア2の色分解結果を示す図である。 従来技術のテーブル作成処理を示すフローチャートである。 従来技術の打込量補正を行う前の色分解の例を示す。 従来技術の打込量補正を行った後の色分解の例を示す。 従来技術の打込量補正を行う前の色分解の例を示す。 従来技術の打込量補正を行った後の色分解の例を示す。
符号の説明
101 カラーマッチング処理部
102 色分解処理部
103 ハーフトーン処理部
104 色分解テーブル作成部
105 色分解テーブル部
201 コンピュータ
202 モニタ
203 プリンタ

Claims (6)

  1. 画像信号を印刷装置で用いる色材の信号に変換する処理に用いられる色分解テーブルであって、前記画像信号によって規定される格子点に対応させて前記色材信号として格子点データを格納した2以上の色分解テーブルを作成する画像処理装置において、
    前記2以上の色分解テーブルのうち第1の色分解テーブルを構成する格子点について格子点データを求めるテーブルデータ作成手段と、
    前記色分解テーブルのうち第2の色分解テーブルを構成する格子点について格子点データを求めるテーブルデータ作成手段であって、前記第1の色分解テーブルのインクの総打込量と、前記第2の色分解テーブルのインクの総打込量との差に基づいて、前記第2の色分解テーブルのインクの総打込量を、前記第2の色分解テーブルのインクの最大打込量以下になるように、前記第2の色分解テーブルの格子点データを求める前記第2の色分解テーブルのテーブルデータ作成手段と、
    を具えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第2の色分解テーブルのテーブルデータ作成手段は、前記第1の色分解テーブルの格子点データを補正する比率を求め、該比率を第1の色分解テーブルの格子点データに乗ずることにより前記第2の色分解テーブルの格子点データを求めることを特徴とする、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 画像信号を印刷装置で用いる色材の信号に変換する処理に用いられる色分解テーブルであって、前記画像信号によって規定される格子点に対応させて前記色材信号として格子点データを格納した2以上の色分解テーブルを作成するための画像処理方法において、
    前記2以上の色分解テーブルのうち第1の色分解テーブルを構成する格子点について格子点データを求めるテーブルデータ作成工程と、
    前記色分解テーブルのうち第2の色分解テーブルを構成する格子点について格子点データを求めるテーブルデータ作成工程であって、前記第1の色分解テーブルのインクの総打込量と、前記第2の色分解テーブルのインクの総打込量との差に基づいて、前記第2の色分解テーブルのインクの総打込量を、前記第2の色分解テーブルのインクの最大打込量以下になるように、前記第2の色分解テーブルの格子点データを求める前記第2の色分解テーブルのテーブルデータ作成工程と、
    を具えたことを特徴とする画像処理方法。
  4. 前記第2の色分解テーブルのテーブルデータ作成工程は、前記第1の色分解テーブルの格子点データを補正する比率を求め、該比率を第1の色分解テーブルの格子点データに乗ずることにより前記第2の色分解テーブルの格子点データを求めることを特徴とする、請求項3に記載の画像処理方法。
  5. コンピュータに、画像信号を印刷装置で用いる色材の信号に変換する処理に用いられる色分解テーブルであって、前記画像信号によって規定される格子点に対応させて前記色材信号として格子点データを格納した2以上の色分解テーブルを作成するための画像処理を実行させるプログラムであって、当該画像処理は、
    前記2以上の色分解テーブルのうち第1の色分解テーブルを構成する格子点について格子点データを求めるテーブルデータ作成工程と、
    前記色分解テーブルのうち第2の色分解テーブルを構成する格子点について格子点データを求めるテーブルデータ作成工程であって、前記第1の色分解テーブルのインクの総打込量と、前記第2の色分解テーブルのインクの総打込量との差に基づいて、前記第2の色分解テーブルのインクの総打込量を、前記第2の色分解テーブルのインクの最大打込量以下になるように、前記第2の色分解テーブルの格子点データを求める前記第2の色分解テーブルのテーブルデータ作成工程と、
    を具えたことを特徴とするプログラム。
  6. コンピュータによって読取り可能にプログラムを記憶した記録媒体であって、
    前記プログラムは、コンピュータに、画像信号を印刷装置で用いる色材の信号に変換する処理に用いられる色分解テーブルであって、前記画像信号によって規定される格子点に対応させて前記色材信号として格子点データを格納した2以上の色分解テーブルを作成するための画像処理を実行させるプログラムであって、当該画像処理は、
    前記2以上の色分解テーブルのうち第1の色分解テーブルを構成する格子点について格子点データを求めるテーブルデータ作成工程と、
    前記色分解テーブルのうち第2の色分解テーブルを構成する格子点について格子点データを求めるテーブルデータ作成工程であって、前記第1の色分解テーブルのインクの総打込量と、前記第2の色分解テーブルのインクの総打込量との差に基づいて、前記第2の色分解テーブルのインクの総打込量を、前記第2の色分解テーブルのインクの最大打込量以下になるように、前記第2の色分解テーブルの格子点データを求める前記第2の色分解テーブルのテーブルデータ作成工程と、
    を具えたプログラムを記憶した記憶媒体。

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