JP4408773B2 - 色処理装置および色処理方法 - Google Patents

色処理装置および色処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4408773B2
JP4408773B2 JP2004251074A JP2004251074A JP4408773B2 JP 4408773 B2 JP4408773 B2 JP 4408773B2 JP 2004251074 A JP2004251074 A JP 2004251074A JP 2004251074 A JP2004251074 A JP 2004251074A JP 4408773 B2 JP4408773 B2 JP 4408773B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
data
correction
correction amount
color material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004251074A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006067528A (ja
JP2006067528A5 (ja
Inventor
盈盈 范
和浩 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2004251074A priority Critical patent/JP4408773B2/ja
Publication of JP2006067528A publication Critical patent/JP2006067528A/ja
Publication of JP2006067528A5 publication Critical patent/JP2006067528A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4408773B2 publication Critical patent/JP4408773B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、処理装置および処理方法に関し、特に、画像信号をインクやトナーなどの色材量の信号に変換する際に用いられる色分解テーブルの作成に関するものである。
従来、この種の色分解テーブルの作成方法の一つとして、テーブルを構成する、例えばRGB空間における立方体の頂点を結ぶ所定のライン上の格子点について、パッチの測色値に基づいて格子点データ(色分解データ)を求めるとともに、これらのライン上にない他の格子点については、上記ライン上の格子点の格子点データを用いた補間によって求めるものが知られている(特許文献1)。この方法による補間は、例えば、上記立方体における所定ラインをそれぞれの辺とする六つの四面体に分割し、さらに、それぞれの四面体について一つの三角形に平行な複数の三角形を求め、それぞれの三角形について2次元補間を行うものであり、この補間によりその三角形内部における格子点の格子点データを求めるものである。
この方法では、一般に、補間処理の後、格子点データについて平滑化処理を行う。これにより、四面体ごとに補間が行われることに起因して、これらの補間領域の境界において格子点データの変化が不連続となるなどの弊害を低減している。そして、このような処理が行われて作成されたテーブルの格子点データに基づいて印刷を行うことにより、印刷画像において上記の不連続などを原因とした擬似輪郭が発生することを防止することができる。
このように、テーブル作成において、特に、平滑化処理を行うことによって、立方体を複数の領域を分割し領域ごとに補間処理を施して色分解データを求めることに起因した色分解テーブルの歪みや内部補間処理の際に起因する歪みを除去することができる。そして、その結果として、この色分解テーブルから得られる色分解データに基づいて印刷された画像では擬似輪郭が発生することを抑制することができる。
ところで、色分解テーブルは、以上のように基本的にはパッチを測色してそれに基づいて作成されるものであるが、他方、用紙など印刷媒体に対する色材の付着特性、例えば、色材がインクであればその吸収性を考慮して色材の量を制御すべく格子点データを定めることも知られている。例えば、予め所定面積の印刷媒体が吸収できる最大のインク量を得、これを超えないように上記で求めた格子点データである、各色の色材量を補正することが行われる。
しかし、この場合に、色材量補正処理が上述の平滑化処理を全く考慮しないで行われると、平滑化処理の結果が補正処理によって損なわれ印刷画像において擬似輪郭が目立つなどの弊害をもたらすことがある。あるいは、色材量の制限が十分でなく、例えば、印刷画像においてインクのブリーディングを生じることがある。
これに対し、本出願人は、特願2004−176211号において、平滑化処理を考慮した色材量補正を行うことを提案している。図13は、この先願における処理の一例を示すフローチャートである。同図に示す処理は、先ず、ステップS131で、打込量補正に用いる打込み量補正率k(n)をk(0)=1.0に初期化する。また、補正係数αも設定する。次に、ステップS132において、テーブルを構成する立方体の所定のラインである、W−K、M−R,R−Y,Y−G,G−C,C−B,B−Mの各ラインおよびW−C,M,Y,R,G,B−Kの各ラインについて色分解テーブルを作成する。次に、ステップS133で内部補間を行い、上記ライン上の格子点以外の格子点の格子点データを求める。ステップS134の打ち込み量補正処理は、補正率kを用いて補正を行うが、ステップS136の打ち込み量オーバーチェックの結果に応じて、補正率kを変更する。すなわち、色分解テーブルについて、打込量がオーバーすると判断される格子点データを有する格子点があるとき、テーブルの総ての格子点データの値に補正率kをかけて格子点データの補正を行う。ここで、打込量補正率k(n)はループの回数nによって変化する。これにより、色分解テーブルにある、打込量オーバーする格子点はすこしずつ補正され、最終的に、打込量オーバーしないような色分解テーブルとなる。そして、ステップS134の打込量補正処理がなされた色分解テーブルに対して、ステップS135の平滑化処理を行う。ステップS136では、平滑化処理後のテーブルについて、テーブル全体の格子点データを印刷媒体の最大打込量と比べ、打込量をオーバーしている格子点データを有した格子点があるかどうかチェックする。
以上のように、色分解テーブルの格子点データに対して、打込量オーバーしているところをすこしずつ補正し、また、ステップS135の平滑化処理に対する影響を最小限にするような打込量補正処理とすることにより、印刷画像においてインクの打込量オーバーを防ぐことができるとともに、擬似輪郭の発生も抑制することを可能にしている。
特開2003−116016号公報
しかしながら、上述の先願における色分解テーブル作成はさらに改善できる点がある。すなわち、上記先願の打ち込み量補正処理では、色材の色に係わらず打ち込み量補正率を一律のものとしている。このため、色材によっては色域の再現に十分に寄与できないなどの問題がある。例えば、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の基本色以外のグリーン(G)、レッド(R)、ブルー(B)などの特色色材を用いる場合に、一律の補正率によってそれら特色の打ち込み量が相対的に大きく補正され、結果として、色再現域を十分に拡大することができないという問題を生じる。一般に、色分解では、特色色材は色再現域を拡大するなどの目的で比較的多く用いるようにする。しかし、一律の補正率によって、使用する特色色材の量が相対的に少なくなり、色再現域を十分に拡大できないことがある。これに対し、特色の補正分を他の色の補正量に割り当てることが考慮できるが、単に他の色に割り当てる場合には、正確な色再現ができないなどの問題を派生することになる。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、打込量補正を行う際に、特色とその補色の関係を利用し、特に、特色の色材の打込量補正が必要以上に大きくなることを抑制できるとともに精度の高い色再現を可能とする色分解テーブルを作成することができる処理装置および処理方法を提供することにある。
そのために本発明では、特色の色材および基本色の色材を含む色材を用いて印刷媒体に画像を印刷する印刷装置のための色分解テーブルであり、入力色信号を該特色の色材および該基本色の色材を含む色材に対応した複数の色材データを有する色分解データに変換する処理に用いられる色分解テーブルを作成する処理装置において、前記色分解テーブルを構成する格子点に対応する色分解データ算出する色分解データ算出手段と、前記色分解データを平滑化する平滑化手段と、前記平滑化された色分解データが前記印刷装置により前記印刷媒体に付与される色材量に応じた制限値を越えないように、前記平滑化された色分解データに対する補正量を算出する補正量算出手段と前記算出された補正量に基づき、前記平滑化された色分解データの値を小さくする補正を行う補正手段と、を具え、前記補正量算出手段は、前記特色の色材に対応する色材データに対する補正量を、前記基本色の色材のうち、前記特色の補色成分に対応する2つの基本色の色材に対応する色材データに振り分けることにより、前記2つの基本色の色材に対応する色材データの補正量に比べて、前記特色の色材に対応する色材データの補正量が小さくなるようにすることを特徴とする
また、特色の色材および基本色の色材を含む色材を用いて印刷媒体に画像を印刷する印刷装置のための色分解テーブルであり、入力色信号を前記特色の色材および前記基本色の色材を含む色材に対応した複数の色材データを有する色分解データに変換する処理に用いられる色分解テーブルを作成する処理方法において、前記色分解テーブルを構成する格子点に対応する色分解データ算出する色分解データ算出工程と、前記色分解データを平滑化する平滑化工程と、前記平滑化された色分解データが前記印刷装置により前記印刷媒体に付与される色材量に応じた制限値を越えないように、前記平滑化された色分解データに対する補正量を算出する補正量算出工程と前記算出された補正量に基づき、前記平滑化された色分解データの値を小さくする補正を行う補正工程と、を有し、前記補正量算出工程は、前記特色の色材に対応する色材データに対する補正量を、前記基本色の色材のうち、前記特色の補色成分に対応する2つの基本色の色材に対応する色材データに振り分けることにより、前記2つの基本色の色材に対応する色材データの補正量に比べて、前記特色の色材に対応する色材データの補正量が小さくなるようにすることを特徴とする
以上の構成によれば、色材の量を小さくする補正によって算出される特色の補正量が、当該特色色材以外の色材の色のうち上記特色の補色となる色の補正量に振り分けられるとともに、算出された特色の補正量が小さくされるので、上記の補正によって、特色の色分解量である格子点データの値を減らすことなく、印刷媒体に付与される色材量を所定値以下に抑えることができる。そして、その際に、特色の減少分がその補色の増加分とされるので、色域の再現が損なわれることはない。
この結果、特色の色材の打込量補正が必要以上に大きくなることを抑制でき十分な色域の拡大が可能になるとともに、色域の再現が損なわれることなく良好な色再現が可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の一実施形態にかかる画像処理装置の構成を示すブロック図である。本実施形態の画像処理装置は、図2にて後述されるように、プリンタにおけるソフトウエアまたはハードウエアの処理として構成されるものである。なお、本発明の適用はこのような形態に限られないことはもちろんであり、例えば、パーソナルコンピュータにおいて動作するプリンタドライバなどのソフトウエアによる処理であってもよい。
図1は、R、G、B各8ビットの画像データを本実施形態のプリンタで用いる色材のインクC、M、Y、K、G各8ビットの色分解データに変換し、さらにそれを量子化されたC、M、Y、K、G各2ビットのデータとする処理を示している。同図において、カラーマッチング処理部101は、入力画像データRGBの色再現域とプリンタの色再現域とを合わせるための色変換を行う。そして、色分解処理部102は、カラーマッチング処理部101からのR’G’B’データに基づいて色分解テーブルを参照し格子点データを得るとともに、その格子点データを用いた補間演算を行うことにより、上記R’G’B’データをプリンタで用いる各色インクのデータC、M、Y、K、Gに変換する。さらに、ハーフトーン処理部103は、インク分解処理部102で求めた各色インクの8ビットデータをプリンタで用いるため2値のデータC’、M’、Y’、K’、G‘に変換する。また、インク色分解テーブル部105は、インク色分解処理部102による色変換処理で用いる色分解テーブル(ルックアップテーブル形態)を提供し、色分解テーブル作成部104は、図3以降で後述されるように、上記のインク色分解テーブルを作成する。
図2は、本発明の一実施形態にかかる印刷システムの構成を示すブロック図であり、図1に示した画像処理装置を構成するプリンタを含んだシステムを示している。
図2において、コンピュータ201とモニタ202はプリンタ203のホスト装置を構成する。すなわち、コンピュータ201は、モニタ202に表示される画像などをプリンタ203によって印刷すべく、印刷のための画像データを保持し、印刷に際してこれをプリンタ203に供給する。プリンタ203は、図1に示した画像処理の構成を備え画像処理装置とし機能する。具体的には、プリンタ203の制御部を構成する、CPU,RAM、ROMによって図1に示す各処理部が構成され、図6〜図10にて後述される処理を実行する。また、プリンタ203は、本実施形態ではインクジェット方式の印刷機構を備える。すなわち、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の基本色インクおよび特色G(グリーン)インクのそれぞれの記録ヘッドを印刷媒体に走査させこの走査の間に印刷媒体にそれぞれのインクを吐出するとともに、印刷媒体を所定量ずつ搬送することにより印刷を実行する。なお、以下の説明では、特色について説明を簡略化するため、G(グリーン)インクのみを特色インクとして用いた場合を例にとり説明する。しかし、本発明の適用は、特色として、このようにグリーンのみでなく、レッド(R)やブルー(B)をさらに用い、また、これらをそれぞれ単独あるいはこれらの2つを用いてもよいことはもちろんである。また、印刷方式は上述のインクジェット方式に限られないことはもちろんである。例えば、トナーを色材として用いた電子写真方式などを用いることもできる。
以上の印刷システムにおいて、コンピュータ201に保持されている画像データは、プリンタ203との間のケーブルを介してプリンタ203に送られる。なお、図示されていないネットワークに接続する他のホスト装置からプリンタ203に対して画像データが供給されてもよい。プリンタ203は、画像データが送られて来ると、先ず、図1に示したカラーマッチング処理部101で、モニタ202の色再現域とプリンタ203による色再現域とを合わせるカラーマッチング処理を行う。具体的には、ルックアップテーブルに補間演算を併用した色変換を行う。カラーマッチング処理されたR’G’B’データは、色分解処理部102で、予め作成されたルックアップテーブルを用いる色分解テーブル部105のテーブルデータを用いた補間演算によって色分解される。具体的には、データR’、G’、B’によって色分解テーブル部105を参照して色分解データC、M、Y、K、Gを読み出すとともに、この読み出した値に対して上記データR’、G’、B’の値に基づいて補間演算を施し、最終的に色分解された色分解データC、M、Y、K、Gを得る。そして、これらの8ビットデータはハーフトーン処理部103にて、プリンタで用いるC’、M’、Y’、K’、G‘の2値データに変換され、印刷に用いられる。なお、ハーフトーン処理部103で行われる量子化は2値化に限られず、用いるドットパターンや印刷機構の形態などに応じて4値、5値などの値を用いることができることはもちろんである。
インク色分解テーブル部105に格納されているテーブルデータは、色分解テーブル作成部104によって予め作成されるが、本発明の一実施形態にかかるその生成処理について、図3〜図8を参照して説明する。
図3は、R、G、B信号によって規定される3次元色空間の立方体を示す図である。同図に示されるように、R、G、B各8ビットデータの値に応じて、立方体においてどこに位置するか、すなわち、どの色かが定まる。立方体の8つの頂点は、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)、W(ホワイト)を示す。
図4は、色分解テーブル部105の色分解テーブルを模式的に示す図である。すなわち、色分解テーブル部105は、入力データR’、G’、B’によって規定される上記の立方体における所定の位置(色)を格子点で表すとともに、この格子点に対応して色分解データ(格子点データ)Y、M、C、Kおよび特色Gの各値をテーブルデータとして格納したものである。そして、色分解部102では、入力されたR’G’B’データによって、所定の格子点を特定しその格子点およびその周囲の所定の格子点の格子点データを読み出し、それらの格子点データを用いて補間処理を行う。なお、補間方法としては、四面体補間や立方体補間など、知られているどのような補間方法をも用いることができる。
図5は、色分解テーブルの作成方法を説明する図である。
本実施形態では、先ず、図5に示すように、立方体の8つの頂点を結ぶラインW−C,M,Y,R,G,Bの6つのライン,C,M,Y,R,G,B−Kの6つのライン、M−R,R−Y,Y−G,G−C,M−B,B−CおよびW−Kの各ラインについて(太い実線で示されるライン)、そのライン上にある格子点の格子点データを求め、次に、これらの格子点以外の格子点の格子点データを補間演算によって求める。ここで、インク色分解処理部102の入力データのビット数を8とするとき、W,C,M,Y,R,G,B,K、各頂点の座標は、
W=(255,255,255)であり、ホワイト、即ちプリントペーパーの色を示す、
C=(0,255,255)であり、シアン原色を示す、
M=(255,0,255)であり、マゼンタ原色を示す、
Y=(255,255,0)であり、イエロー原色を示す、
R=(255,0,0)であり、レッド原色を示す、
G=(0,255,0)であり、グリーン原色を示す、
B=(0,0,255)であり、ブルー原色を示す、
K=(0,0,0)であり、ブラック、すなわちプリンタによる最暗点を示す。
図6は、色分解テーブル作成部104による上述した色分解テーブルの作成処理を示すフローチャートである。
同図に示すように、本実施形態のテーブル作成処理は、先ず、ステップS61で、図7にて後述する打込量補正処理に用いる打込み量補正率k(n)をk(0)=1.0に初期化し、また、補正係数αを設定する。なお、初期値k(0)は、格子点ごとに求められるものでなく、打込み量補正処理全体で1つの同じk(0)が設定される。すなわち、本実施形態では、後述されるように打込み量補正処理はテーブル全体に対して一体に行われるものである。
次に、ステップS62で、ラインW−K、M−R、R−Y、Y−G、G−C、C−B,B−Mの各ラインおよびW−C,M,Y,R,G,B−Kの6ラインそれぞれにおける格子点の格子点データを求め、これら格子点に関する色分解テーブルを作成する。本実施形態では、C、M、Y、Kおよび特色Gについてそれぞれ8ビットで表される0〜255の値を16等分した値の組合せについて、予め、プリンタによってパッチを印刷出力し、それらを測色しそれぞれの測色値を保持する。一方、上記頂点に当たる格子点の格子点データ(色分解データ)を、例えば、頂点Yでは(C、M、Y、K、G)=(0、0、255、0、0)のように予め定める。そして、各頂点を結ぶライン上の格子点の格子点データ(色分解データ)は、次のように求める。例えば、頂点Y、Rを結ぶラインの場合、頂点Y、Rについて上記のように予め定められた(C、M、Y、K、G)=(0、0、255、0、0)、(0、255、255、0、0)の値の組に基づいてそれぞれ印刷されたパッチの測色値を得、均等色空間上で上記2つの測色値を結ぶライン上で均等に分布するように格子点を規定する。そして、これら均等に分布した格子点の測色値とそれぞれ最も近い測色値のパッチを出力したデータ(Y、M、C、K、G)をそれぞれの格子点の格子点データとして求める。なお、以上の基本的なテーブル作成において、色相ごとに最適なUCR量やBG量を設定するようパッチを選択することにより、プリンタの色再現範囲を最大にしつつ、墨による粒状度の影響をできるだけ抑制したテーブルを設定することができる。また、用いる特色に応じて、本ステップで設定するラインのうちいくつかを特色に対応する格子点を設定しそれを通るものとしてもよいことはもちろんである。
次に、ステップS63では、ステップS62で求めた各ライン上の格子点の格子点データに基づいて内部補間処理を行い、上記ライン以外の格子点について格子点データを求める。
内部補間処理は公知のものを用いることができる。その概略は次のとおりである。先ず、各格子点に対応するインク量を決定するための、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、グリーンのインク色を順次選択する。次に、補間を行う四面体を選択し、さらに複数の三角形に分割する処理を行う。複数の三角形に分割は、例えば、頂点R,Y,K,Wで構成される四面体の場合、これを表面の三角形と内部の三角形に分割することができる。先ず、頂点R−Y−K,R−Y−W,K−W−R,K−W−Yで構成される三角形に分割する。次に、四面体RYKWの内部を三角形R−Y−Wに平行な面で、格子点の数に応じた数の内部三角形に分割する。次に、上記のように分割したそれぞれの対象三角形に対して2次元の補間処理を行う。そして、補間処理結果のインク等高線と各格子点の距離を算出し、対象格子点のインク量を決定する。すなわち、補間処理結果のインク等高線と各グリット距離の算出結果のうち計算された距離の最も小さいものを対象格子点のインク量として決定する。移行、順次それぞれのインク色について上記の処理を行うことによって補間処理を行うことができる。
ステップS63の内部補間処理の後、ステップS64で打ち込み量補正処理を行う。この処理は、補正率kを用いて補正を行うが、以下に示すステップS67の打ち込み量オーバーチェックの結果に応じて、補正率kを変更する。すなわち、色分解テーブルについて、打込量がオーバーすると判断される格子点データを有する格子点があるとき、テーブルの総ての格子点データの値に補正率kをかけて格子点データの補正を行う。ここで、打込量補正率k(n)はループの回数nによって変化する。これにより、色分解テーブルで、打込量がオーバーする格子点は少しずつ補正され、最終的に、打込量オーバーしないような色分解テーブルとなる。
図7は、ステップS64の打込量補正処理の詳細を示すフローチャートである。色分解テーブルの格子点データについて、打込量がオーバーする格子点の打込み量補正率は、ステップS64からステップS67までの各ステップで構成されるループに入る回数に応じて変化させる。
先ず、ステップS71で、打込量補正率kは、k(n)=αk(n−1)に設定される。ここで、nはループに入る回数である。すなわち、後述のステップS67の判断でステップS64の処理に戻る回数であり、ステップS64の処理に戻ると、補正率kはその都度α倍される。初期値k(0)を用いると、k(n)=αk(0)と表すことができる。
次に、ステップS72で、色分解テーブル全体の格子点データに対して打込量補正率k(n)をかけて補正を行う。このように打込み量補正をテーブル全体に対して一体に行うことにより、平滑化処理に対する影響を少なくすることが可能となる。なお、このように全体的な補正でなくても、ステップS66で後述する平滑化処理に対応させて、打込み量補正を3×3×3といった局所的に行ってもよく、これにより、打ち込み量補正が平滑化に与える影響を少なくすることは可能である。
次に、ステップS65では特色について色補正処理を行い、これにより、打込量補正処理による色域の縮小などを生じないようにする。すなわち、色域の再現を正確に維持しつつ打ち込み量補正によって特色が相対的に大きく補正されることを抑制するとともに、全体としては打ち込み量を適切に制限するものである。
図8は、この色補正処理の詳細を示すフローチャートである。
図8において、この処理に先立って、色分解データC、M、Y、K、Gのうち特色G(グリーン)の色成分が最も多く用いられる格子点を連ねたラインが選択されている。このようなラインとしてはグリーン色相を表すライン、またはこれに加えてその近傍の色相を表すラインがある。そして、以下の処理はこれらのラインの格子点について行われる。先ず、ステップS81で、直前のステップS64で打込量補正を行う前の各色の打込量を計算する。また、ステップS82では、直前のステップS64で打込量補正を行った後の各色の打込量を計算する。そして、ステップS83において、特色(本実施形態ではG(グリーン))について、上記で求めた、打込量補正を行う前と行った後の差(打ち込み量前後差)を計算し、同様に、ステップS84で、特色以外のそれぞれの色(本実施形態ではC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック))について、打込量補正を行う前と行った後の差(打ち込み量前後差)を計算する。
次のステップS85では、特色の補色成分について最終打込量修正量を計算する。すなわち、特色の補正(修正)分を補色成分に振り分け、その分を加えた分を補色となる色の修正量とする処理である。図9は、この処理の詳細を示すフローチャートである。
図9において、最初に、ステップS91において、特色Xに対し、その補色成分AとBを決定する。本実施形態では、特色グリーンであるから、補色成分をシアンとイエローに定める。特色が複数あるときは、それぞれについて補色成分を決定することはもちろんである。次に、ステップS92において、補色成分A、Bそれぞれの修正量を計算する。計算は、上記で求めた打ち込み量前後差および補正後の打ち込み量に基づき下記の式に従って行う。
補色成分Aの修正量=特色の打込量前後差×(補色成分Aの補正後の打込量/(補色成分Aの補正
後の打込量+補色成分Bの補正後の打込量))
補色成分Bの修正量=特色の打込量前後差×(補色成分Bの補正後の打込量/(補色成分Aの補正
後の打込量+補色成分Bの打補正後の打込量))
このように、特色の修正量に相当する特色の打ち込み量前後差を補色成分に振り分ける処理を行い、その際に、補色成分が複数あるときはそれぞれの補色成分の打ち込み量に応じた割合で振り分けを行う。
次に、ステップS93で、上記で求めた補色成分それぞれの修正量を、補色成分A、B本来の修正量に加えることにより、それぞれの成分の最終打込量修正量とする。その計算式は下記のとおりである。
補色成分Aの最終打込量修正量=補色成分Aの打込量前後差+補色成分Aの修正量
補色成分Bの最終打込量修正量=補色成分Bの打込量前後差+補色成分Bの修正量
以上詳細を説明したステップS85の処理によって補色成分の最終修正量を計算した後、次のステップS86では、特色の打込量を打込量補正前に戻す。すなわち、本実施形態では、特色については、その打ち込み量を補正前の打ち込み量とすることにより、特色インクの打ち込み量が打ち込み量補正によって減少しないようにする。なお、本発明の適用はこのような形態に限られるものではないことはもちろんである。例えば、補色成分に振り分けた分(上記の例では、補色成分A、Bの修正量の和)を特色の補正後の打ち込み量に加えることによって、特色の打ち込み量が減少することを抑制するようにしてもよい。
次に、ステップS87では、補色成分の最終打込量を計算する。すなわち、特色の補色成分の最終打込量は、打込量補正前の打込量から最終打込量修正量を引いた値である。さらに、ステップS88では、各色について、打込量からインク量に計算する。
以上、説明したように、特色の色分解量が大幅に補正されることを避けるため、打込量補正による特色の補正量を補色成分に振り分けることにより、打込量補正による特色使用量の減少を防ぐことができ、これにより、インク打ち込み量を一定値以下に抑えながら、色再現性を維持しつつ特色を用いることによる色域の拡大を十分に実現することができる。すなわち、特色の補正による減少分をその補色の補正量の増加分とすることにより、色味の違いをそれほど生ずることなく色補正を行うことができ、色再現性を良好に維持することができる。
再び図6を参照すると、以上、図8、図9を参照して説明したステップS65の色補正処理の後、ステップS66で平滑化処理を行う。
図10は、ステップS66の平滑化処理の具体的な処理を示すフローチャートである。この平滑化処理は、ステップS101において、ステップS62で求めた格子点データに対して平滑化処理する。詳しくは、所定のパラメータを有する3×3×3のローパスフィルタを順次、格子点を変えながらフィルタリングを行う。詳しくは、フィルタ要素それぞれのパラメータを用いて処理対象格子点の周囲の3×3×3の範囲の格子点の格子点データについてフィルタリングを行う。
次に、ステップS68で、平滑化処理後のテーブルについて、テーブル全体の格子点データを印刷媒体の最大打込量と比べ、打込量をオーバーしている格子点データを有した格子点があるかどうかチェックする。打込量オーバーするところがなければ、本処理を終了し、打込量オーバーするところがあるときは、ステップS67の処理を経てステップS64に戻る。ステップS67では、ステップS96でチェックした結果を使って、色分解テーブルに打込量オーバーしている格子点を記録する。
以上のように、色分解テーブルの格子点データに対して、打込量オーバーしているところをすこしずつ補正し、また、ステップS66の平滑化処理に対する影響を最小限にするような打込量補正処理とすることにより、印刷画像においてインクの打込量オーバーを防ぐことができるとともに、擬似輪郭の発生も抑制することができる。
図12は、本実施形態による色分解の結果を説明する図であり、図11は、前述した先願による色分解の結果を比較例として示す図である。これらの図は、色分解テーブルを構成する、図4に示した立方体において、グリーン色相の色域で最も外側の点(色)を表す色でその色域のグリーンの最大彩度点からブラックに至る色を表すそれぞれの格子点について、色分解データ(格子点データ:実際は格子点は不連続でありそれに応じて色分解データも不連続であるが、それらを連ねたラインとして連続的に表したものである。)を示す図である。
これらの図において、実線で示されるラインは、打込量補正前の色分解データの値であり、破線で示されるラインは、打込量補正後の色分解データの値である。また、700、1000は打込量制限の最大値を示し、706、1006は打込量補正前の総打込量を示す。さらに、701〜705、1001〜1005はC,M,Y,K,Gの打込量補正前の色分解データ値をそれぞれ示す。一方、7012、1012は打込量補正後の総打込量を示す。また、707〜7011、1007〜1011は、C,M,Y,K,Gのそれぞれ打込量補正後の色分解データ値を示す。
図12に示す本実施形態の色分解によれば、同図から明らかなように、グリーンは打ち込み量補正によって色分解データ値1011が補正前の色分解データ値1005と変化なく、グリーンの打ち込み量は減少していない。また、この色分解によって、補正後の総打ち込み量1012は打ち込み量制限1000以下とされている。これに対し、図11に示す先願の色分解によれば、グリーンは打ち込み量補正によって色分解データ値7011が補正前の色分解データ値705よりある部分ではΔG減少するなど、グリーンの打ち込み量が減少する。このように、本実施形態によれば、一律の倍率で補正した場合に、色分解値が大きいときそれに応じて修正量が大きくなることを防いで、特色の打ち込み量が少なくなることを防ぐことができる。
(他の実施形態)
本発明は上述のように、複数の機器(たとえばホストコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても一つの機器(たとえば複写機、ファクシミリ装置)からなる装置に適用してもよい。
また、前述した実施形態の機能を実現するように各種のデバイスを動作させるように該各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに、図6〜図10に示した前記実施形態機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)を格納されたプログラムに従って前記各種デバイスを動作させることによって実施したものも本発明の範疇に含まれる。
またこの場合、前記ソフトウェアのプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、およびそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発明を構成する。
かかるプログラムコードを格納する記憶媒体としては例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
またコンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、前述の実施形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)、あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
さらに供給されたプログラムコードが、コンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能格納ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も本発明に含まれることは言うまでもない。
本発明の一実施形態にかかる画像処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態にかかる印刷システムの構成を示すブロック図である。 R、G、B信号によって規定される3次元色空間の立方体を示す図である。 色分解テーブル部105の色分解テーブルを模式的に示す図である。 色分解テーブルの作成方法を説明する図である。 本発明の一実施形態にかかる色分解テーブルの作成処理を示すフローチャートである。 図6に示す打込量補正処理の詳細を示すフローチャートである。 図6に示す色補正処理の詳細を示すフローチャートである。 図8に示す補色成分の修正量を求める処理の詳細を示すフローチャートである。 図6に示す平滑化処理の具体的な処理を示すフローチャートである。 本願に関連する先願による色分解の結果を示す図である。 図6に示した色分解処理による色分解の結果を示す図である。 本願に関連する先願のテーブル作成処理を示すフローチャートである。
符号の説明
101 カラーマッチング処理部
102 色分解処理部
103 ハーフトーン処理部
104 色分解テーブル作成部
105 色分解テーブル部
201 コンピュータ
202 モニタ
203 プリンタ

Claims (12)

  1. 特色の色材および基本色の色材を含む色材を用いて印刷媒体に画像を印刷する印刷装置のための色分解テーブルであり、入力色信号を前記特色の色材および前記基本色の色材を含む色材に対応した複数の色材データを有する色分解データに変換する処理に用いられる色分解テーブルを作成する処理装置において、
    前記色分解テーブルを構成する格子点に対応する色分解データ算出する色分解データ算出手段と、
    前記色分解データを平滑化する平滑化手段と、
    前記平滑化された色分解データが前記印刷装置により前記印刷媒体に付与される色材量に応じた制限値を越えないように、前記平滑化された色分解データに対する補正量を算出する補正量算出手段と
    前記算出された補正量に基づき、前記平滑化された色分解データの値を小さくする補正を行う補正手段と、を具え、
    前記補正量算出手段は、前記特色の色材に対応する色材データに対する補正量を、前記基本色の色材のうち、前記特色の補色成分に対応する2つの基本色の色材に対応する色材データに振り分けることにより、前記2つの基本色の色材に対応する色材データの補正量に比べて、前記特色の色材に対応する色材データの補正量が小さくなるようにすることを特徴とする色処理装置。
  2. 前記制限値は、印刷装置により前記色材信号に応じて印刷媒体に付与される色材量が当該印刷媒体に対して過剰であると判断される所定値であることを特徴とする請求項1に記載の色処理装置。
  3. 前記特色は、グリーンであり、前記補色成分は、シアンとイエローであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の色処理装置。
  4. 前記補正量算出手段による補正量は、前記特色およびそれ以外の色について同じ補正率であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の処理装置。
  5. 前記補正手段は、前記特色の格子点データの前記補正量算出手段による補正前と補正後との差を計算し、該特色の格子点データの補正前と補正後との差を、前記補色成分それぞれの格子点データに応じた割合で、それぞれの前記補色成分へ振り分けるよう計算することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の処理装置。
  6. 特色の色材および基本色の色材を含む色材を用いて印刷媒体に画像を印刷する印刷装置のための色分解テーブルであり、入力色信号を前記特色の色材および前記基本色の色材を含む色材に対応した複数の色材データを有する色分解データに変換する処理に用いられる色分解テーブルを作成する処理方法において、
    前記色分解テーブルを構成する格子点に対応する色分解データ算出する色分解データ算出工程と、
    前記色分解データを平滑化する平滑化工程と、
    前記平滑化された色分解データが前記印刷装置により前記印刷媒体に付与される色材量に応じた制限値を越えないように、前記平滑化された色分解データに対する補正量を算出する補正量算出工程と
    前記算出された補正量に基づき、前記平滑化された色分解データの値を小さくする補正を行う補正工程と、を有し、
    前記補正量算出工程は、前記特色の色材に対応する色材データに対する補正量を、前記基本色の色材のうち、前記特色の補色成分に対応する2つの基本色の色材に対応する色材データに振り分けることにより、前記2つの基本色の色材に対応する色材データの補正量に比べて、前記特色の色材に対応する色材データの補正量が小さくなるようにすることを特徴とする色処理方法。
  7. 前記制限値は、印刷装置により前記色材信号に応じて印刷媒体に付与される色材量が当該印刷媒体に対して過剰であると判断される所定値であることを特徴とする請求項6に記載の色処理方法。
  8. 前記特色は、グリーンであり、前記補色成分は、シアンとイエローであることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の色処理方法。
  9. 前記補正量算出工程による補正量は、前記特色およびそれ以外の色について同じ補正率であることを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれか1項に記載の処理方法。
  10. 前記補正工程は、前記特色の格子点データの前記補正量算出工程による補正前と補正後との差を計算し、該特色の格子点データの補正前と補正後との差を、前記補色成分それぞれの格子点データに応じた割合で、それぞれの前記補色成分へ振り分けるよう計算することを特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれか1項に記載の処理方法。
  11. 特色の色材および基本色の色材を含む色材を用いて印刷媒体に画像を印刷する印刷装置のための色分解テーブルであり、入力色信号を前記特色の色材および前記基本色の色材を含む色材に対応した複数の色材データを有する色分解データに変換する処理に用いられる色分解テーブルを作成する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記処理は、
    前記色分解テーブルを構成する格子点に対応する色分解データ算出する色分解データ算出工程と、
    前記色分解データを平滑化する平滑化工程と、
    前記平滑化された色分解データが前記印刷装置により前記印刷媒体に付与される色材量に応じた制限値を越えないように、前記平滑化された色分解データに対する補正量を算出する補正量算出工程と
    前記算出された補正量に基づき、前記平滑化された色分解データの値を小さくする補正を行う補正工程と、を有し、
    前記補正量算出工程は、前記特色の色材に対応する色材データに対する補正量を、前記基本色の色材のうち、前記特色の補色成分に対応する2つの基本色の色材に対応する色材データに振り分けることにより、前記2つの基本色の色材に対応する色材データの補正量に比べて、前記特色の色材に対応する色材データの補正量が小さくなるようにすることを特徴とするプログラム。
  12. 特色の色材および基本色の色材を含む色材を用いて印刷媒体に画像を印刷する印刷装置のための色分解テーブルであり、入力色信号を前記特色の色材および前記基本色の色材を含む色材に対応した複数の色材データを有する色分解データに変換する処理に用いられる色分解テーブルを作成する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納した記憶媒体であって、前記処理は、
    前記色分解テーブルを構成する格子点に対応する色分解データ算出する色分解データ算出工程と、
    前記色分解データを平滑化する平滑化工程と、
    前記平滑化された色分解データが前記印刷装置により前記印刷媒体に付与される色材量に応じた制限値を越えないように、前記平滑化された色分解データに対する補正量を算出する補正量算出工程と
    前記算出された補正量に基づき、前記平滑化された色分解データの値を小さくする補正を行う補正工程と、を有し、
    前記補正量算出工程は、前記特色の色材に対応する色材データに対する補正量を、前記基本色の色材のうち、前記特色の補色成分に対応する2つの基本色の色材に対応する色材データに振り分けることにより、前記2つの基本色の色材に対応する色材データの補正量に比べて、前記特色の色材に対応する色材データの補正量が小さくなるようにすることを特徴とする記憶媒体。
JP2004251074A 2004-08-30 2004-08-30 色処理装置および色処理方法 Expired - Fee Related JP4408773B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004251074A JP4408773B2 (ja) 2004-08-30 2004-08-30 色処理装置および色処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004251074A JP4408773B2 (ja) 2004-08-30 2004-08-30 色処理装置および色処理方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2006067528A JP2006067528A (ja) 2006-03-09
JP2006067528A5 JP2006067528A5 (ja) 2007-10-04
JP4408773B2 true JP4408773B2 (ja) 2010-02-03

Family

ID=36113557

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004251074A Expired - Fee Related JP4408773B2 (ja) 2004-08-30 2004-08-30 色処理装置および色処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4408773B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006067528A (ja) 2006-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7864371B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and computer product
JP4143359B2 (ja) 顔料量を計算する方法および入力画像を修正するための方法
JP3787534B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
US6923523B2 (en) Image processing method and image processing apparatus
US7746526B2 (en) Image processing apparatus and image processing method for generating a color separation table used in converting an image signal for the amount of a colorant
US7852511B2 (en) Image processing apparatus and method, for producing a color separation table
JP2004338098A (ja) インクの特性に基づいた分版方法
US20040070777A1 (en) Image processing method and image processing apparatus
US5887124A (en) Image processing apparatus and method in which a restriction process is performed according to color component values
US7032989B2 (en) Image processing method and image processing apparatus
EP1437678B1 (en) Colorimetric ink depletion processing for printers
US20200311497A1 (en) Image processing apparatus, and non-transitory computer-readable recording medium therefor
JP4078264B2 (ja) 画像処理装置およびその方法
JP2004058624A (ja) 画像処理方法および画像処理装置
JP2001232860A (ja) 記録装置用特別色の色相決定装置、その方法および記録媒体
JP4215348B2 (ja) 印刷不可能な色値を印刷可能な色値に変換する方法、カラー画像を再生する画像再生システム、及び、この画像再生システムに適した色変換手段を備える制御手段
JP4408773B2 (ja) 色処理装置および色処理方法
JP4408774B2 (ja) 色処理装置および色処理方法
US20070279715A1 (en) Color conversion definition creating apparatus, and color conversion definition creating program storage medium
JP2004314490A (ja) 有彩1次色インクと有彩2次色インクとを含む複数のインク成分への分版処理
JP2004058626A (ja) 画像処理方法および画像処理装置
JP4498249B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP2005295131A (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
JPH10224648A (ja) 画像処理装置及び方法
JP2007055127A (ja) 画像処理装置および方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070822

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070822

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090327

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090526

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091106

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131120

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees