JP4498249B2 - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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本発明は、画像処理装置および画像処理方法に関し、特に、画像信号をインクやトナーなどの色材量の信号に変換する際に用いられる色分解テーブルの作成に関するものである。
図9は、色分解テーブルの作成の一例を示すフローチャートである。まず、パッチの測色値に基づき、格子点データを求める。つまり色分解テーブルの8つの頂点を結ぶラインW(ホワイト)−C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー),R(レッド),G(グリーン),B(ブルー)の6つのライン、C,M,Y,R,G,B−K(ブラック)の6つのライン、M−R,R−Y,Y−G,G−C,M−B,B−CおよびW−Kの各ラインについて、そのライン上にある格子点の格子点データを求める(S9−1)。そして、これらの格子点以外の格子点の格子点データを補間演算によって求める(S9−2)。補間処理の後、補間領域の境界において格子点データが不連続となるなどの弊害を低減するために、以下の処理を行う。まず、格子点データについて平滑化処理を行う。そして、平滑化処理の後のテーブルについて、テーブル全体の格子点データを印刷媒体の最大打込量と比べ、打込量をオーバーしている格子点データを有した格子点があるかどうかをチェックし補正する打込量補正処理を行う(S9−3)。
ここで、この色分解テーブルの生成方法として以下の方法が知られている。まず、RGB色空間において格子点により構成される立方体を、当該立方体の頂点のうち、それぞれ4点を頂点に持ち、上記のラインの一部を辺とする6つの四面体に分割する。そして、それぞれの四面体を構成する4つの三角形を形成する各辺上の格子点について予めインク量(格子点データ)を定める。そして、この辺上の格子点のインク量に基づく補間処理によって、これら辺以外の四面体内部における各点の格子点のインク量を求める。この分割された四面体は、それぞれW−Kのグレーラインを含む6つの四面体となる。そして、淡インクの濃度が80%を超えなければ濃インクを使用してはならない等の条件を課して補間処理を施す。これにより、例えば、インク滴が小さい画像処理装置に対応した色分解テーブルを作成する場合、インクが気流等でインクの着弾位置がずれても、画質に影響の低いような色分解テーブルを作成することができる。(特願2004−238319号)
しかしながら、上述の条件を付して内部補間処理を行った場合、グレーラインおよびその周辺では、淡インクの濃度は80%を超える程高くならないため、格子点データとして濃インクのインク値が入らない色分解テーブルが作成される場合がある。すなわち、グレーラインの上の格子点で濃インクのインク値が0である場合、三角形に分割して各辺上の格子点について格子点データ(インク値)を定めると、グレーラインのインク値が各格子点のインク値を決定する要素となる。この結果、グレーライン周辺には、濃インクが存在しなく、色抜けなどの画像品質の低下を生じるおそれがある。
本発明はこのような観点からなされたものであり、グレーライン周辺でも、色抜けなどを生じない記録を可能とする色分解テーブルを作成することができる画像処理装置および画像処理方法を提供することを目的とする。
そのために本発明では、所定の色空間の色信号を画像の出力を行うための色材の色空間の色材値信号に変換するための色分解テーブルの作成方法であって、前記所定の色空間の色信号によって規定される格子点からなる立体において、それぞれ所定の格子点を結んで得られる複数のラインを設定する工程と、前記複数のライン上の格子点の格子点データを求める工程と、前記色分解テーブルの前記設定された複数のラインのうちホワイトとブラックを結ぶラインを、前記色分解テーブルの前記ホワイトとブラックを結ぶラインの周辺の格子点データの色材色と同じ色材色の格子点データを有した補間用ラインに置き換える工程と、前記補間用ラインと、前記色分解テーブルの前記ホワイトとブラックを結ぶライン以外の前記複数のラインとを用いて、前記補間用ライン以外にある前記格子点データを求める工程と、前記補間用ラインを、前記ホワイトとブラックを結ぶラインに戻す工程と、を有したことを特徴とする。
以上の構成によれば、グレーラインの周辺の格子点のインク色と同じ色の格子点データを有さないグレーラインを、グレーラインの周辺の格子点のインク色と同じ色の格子点データを有するグレーラインに置き換えて、色分解テーブルの内部補間を行うことができる。グレーラインを置き換えて内部補間を行うことにより、グレーラインの周辺の格子点に、本来のグレーラインにはないインク色のインク値が入ることとなる。
この結果、グレーライン周辺に色抜けのない、色分解テーブルを提供することができる。
以下に図面を参照して本発明における実施形態を詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の一実施形態にかかる画像処理装置の構成を示すブロック図である。本実施形態の画像処理装置は、図2にて後述されるように、プリンタにおけるソフトウエアまたはハードウエアの処理として構成されるものである。なお、本発明の適用はこのような形態に限られないことはもちろんであり、例えば、パーソナルコンピュータにおいて動作するプリンタドライバなどのソフトウエアによる処理であってもよい。
図1は、R,G,B各8ビットの画像データを本実施形態のプリンタで用いる色材のインクC,M,Y,K各8ビットの色分解データに変換し、さらにそれを量子化されたC,M,Y,K各2ビットのデータとする処理を示している。同図において、カラーマッチング処理部101は、入力画像データRGBの色再現域とプリンタの色再現域とを合わせるための色変換を行う。そして、色分解処理部102は、カラーマッチング処理部101からのR’G’B’データに基づいて色分解テーブルを参照し格子点データを得る。加えて、その格子点データを用いた補間演算を行うことにより、上記R’G’B’データをプリンタで用いる各色インクのデータC,M,Y,Kに変換する。さらに、ハーフトーン処理部103は、インク分解処理部102で求めた各色インクの8ビットデータをプリンタで用いるため2値のデータC’,M’,Y’,K’に変換する。また、インク色分解テーブル部105は、インク色分解処理部102による色変換処理で用いる色分解テーブル(ルックアップテーブル形態)を提供し、色分解テーブル作成部104は、図3以降で後述されるように、上記のインク色分解テーブルを作成する。
図2は、本発明の一実施形態にかかる印刷システムの構成を示すブロック図であり、図1に示した画像処理装置を構成するプリンタを含んだシステムを示している。
図2において、コンピュータ201とモニタ202はプリンタ203のホスト装置を構成する。すなわち、コンピュータ201は、モニタ202に表示される画像などをプリンタ203によって印刷すべく、印刷のための画像データを保持し、印刷に際してこれをプリンタ203に供給する。プリンタ203は、図1に示した画像処理の構成を備え画像処理装置とし機能する。具体的には、プリンタ203の制御部を構成する、CPU,RAM,ROMによって図1に示す各処理部が構成され、図6にて後述する処理を実行する。また、プリンタ203は、本実施形態ではインクジェット方式の印刷機構を備える。すなわち、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(ブラック)の基本色インクおよびLc(ライトシアン),Lm(ライトマゼンタ)の淡色インクのそれぞれの記録ヘッドを印刷媒体に走査させる。そして、この走査の間に印刷媒体にそれぞれのインクを吐出するとともに、印刷媒体を所定量ずつ搬送することにより印刷を実行する。なお、以下の説明では、基本色インク、LcインクおよびLmインクを用いた場合を例にとり説明する。しかし、本発明の適用は、特色として、グリーン(G)、レッド(R)、ブルー(B)インクをさらに用い、また、これらをそれぞれ単独あるいはこれらの2つを用いてもよいことはもちろんである。また、印刷方式は上述のインクジェット方式に限られないことはもちろんである。例えば、トナーを色材として用いた電子写真方式などを用いることもできる。
以上の印刷システムにおいて、コンピュータ201に保持されている画像データは、プリンタ203との間のケーブルを介してプリンタ203に送られる。なお、図示されていないネットワークに接続する他のホスト装置からプリンタ203に対して画像データが供給されてもよい。プリンタ203は、画像データが送られて来ると、先ず、図1に示したカラーマッチング処理部101で、モニタ202の色再現域とプリンタ203による色再現域とを合わせるカラーマッチング処理を行う。具体的には、ルックアップテーブルに補間演算を併用した色変換を行う。カラーマッチング処理されたR’G’B’データは、色分解処理部102で、予め作成されたルックアップテーブルを用いる色分解テーブル部105のテーブルデータを用いた補間演算によって色分解される。具体的には、データR’,G’,B’によって色分解テーブル部105を参照して色分解データC,M,Y,Kを読み出す。加えて、この読み出した値に対して上記データR’,G’,B’の値に基づいて補間演算を施し、最終的に色分解された色分解データC,M,Y,K,Lc,Lmを得る。そして、これらの8ビットデータはハーフトーン処理部103にて、プリンタで用いるC’,M’,Y’,K’,Lc’,Lm’の2値データに変換され、印刷に用いられる。なお、ハーフトーン処理部103で行われる量子化は2値化に限られず、用いるドットパターンや印刷機構の形態などに応じて4値、5値などの値を用いることができることはもちろんである。
インク色分解テーブル部105に格納されているテーブルデータは、色分解テーブル作成部104によって予め作成されるが、本発明の一実施形態にかかるその生成処理について図3〜図8を参照して説明する。
図3は、R,G,B信号によって規定される3次元色空間の立方体を示す図である。同図に示されるように、R,G,B各8ビットデータの値に応じて、立方体においてどこに位置するか、すなわち、どの色かが定まる。立方体の8つの頂点は、R,G,B,Y,M,C,K,W(ホワイト)を示す。
図4は、色分解テーブル部105の色分解テーブルを模式的に示す図である。すなわち、色分解テーブル部105は、入力データR’,G’,B’によって規定される上記の立方体における所定の位置(色)を格子点で表す。加えて、色分解テーブル部105は、この格子点に対応して色分解データ(格子点データ)Y,M,C,K,Lc,Lmの各値をテーブルデータとして格納したものである。そして、色分解部102では、入力されたR’G’B’データによって、所定の格子点を特定しその格子点およびその周囲の所定の格子点の格子点データを読み出し、それらの格子点データを用いて補間処理を行う。なお、補間方法としては、四面体補間や立方体補間など、知られているどのような補間方法をも用いることができる。
図5は、色分解テーブルの作成方法を説明する図である。
本実施形態では、先ず、図5に示すように、立方体の8つの頂点を結ぶラインW−C,M,Y,R,G,Bの6つのライン,C,M,Y,R,G,B−Kの6つのライン、M−R,R−Y,Y−G,G−C,M−B,B−CおよびW−Kの各ラインについて、そのライン上にある格子点の格子点データを求める。次に、これらの格子点以外の格子点の格子点データを補間演算によって求める。ここで、インク色分解処理部102の入力データのビット数を8とするとき、W,C,M,Y,R,G,B,K、各頂点の座標は、以下のようになる。
W=(255,255,255)であり、ホワイト、即ちプリントペーパーの色を示す。
C=(0,255,255)であり、シアン原色を示す。
M=(255,0,255)であり、マゼンタ原色を示す。
Y=(255,255,0)であり、イエロー原色を示す。
R=(255,0,0)であり、レッド原色を示す。
G=(0,255,0)であり、グリーン原色を示す。
B=(0,0,255)であり、ブルー原色を示す。
K=(0,0,0)であり、ブラック、すなわちプリンタによる最暗点を示す。
図6は、色分解テーブル作成部104による上述した色分解テーブルの作成処理を示すフローチャートである。
同図に示すように、本実施形態のテーブル作成処理は、先ず、ステップS6−1で、ラインW−K,M−R,R−Y,Y−G,G−C,C−B,B−Mの各ラインおよびW−C,M,Y,R,G,B−Kの各ラインそれぞれにおける格子点の格子点データを求める。そして、これら格子点に関する色分解テーブルを作成する。ここで、上述の処理で作成されたW−Kライン(グレーライン)を目標グレーラインとする。本実施形態では、C,M,Y,K,Lc,Lmについてそれぞれ8ビットで表される0〜255の値を16等分した値の組合せについて、予め、プリンタによってパッチを印刷出力し、それらを測色しそれぞれの測色値を保持する。一方、上記頂点に当たる格子点の格子点データ(色分解データ)を、例えば、頂点Yでは(C,M,Y,K,Lc,Lm)=(0,0,255,0,0,0)のように予め定める。そして、各頂点を結ぶライン上の格子点の格子点データ(色分解データ)は、次のように求める。例えば、頂点Y、Rを結ぶラインの場合、頂点Y、Rについて上記のように予め定められた(C,M,Y,K,Lc,Lm)=(0,0,255,0,0,0)、(0,255,255,0,0,0)の値の組に基づいてそれぞれ印刷されたパッチの測色値を得る。そして、均等色空間上で上記2つの測色値を結ぶライン上で均等に分布するように格子点を規定する。そして、これら均等に分布した格子点の測色値とそれぞれ最も近い測色値のパッチを出力したデータ(C,M,Y,K,Lc,Lm)をそれぞれの格子点の格子点データとして求める。なお、以上の基本的なテーブル作成において、色相ごとに最適なUCR量やBG量を設定するようパッチを選択することにより、プリンタの色再現範囲を最大にしつつ、墨による粒状度の影響をできるだけ抑制したテーブルを設定することができる。また、用いる特色に応じて、本ステップで設定するラインのうちいくつかを特色に対応する格子点を設定しそれを通るものとしてもよいことはもちろんである。
次に、S6−2では、内部補間処理を行うにあたり、目標グレーラインに代えて、補間用のグレーラインを使用するか否かをユーザが選択する。補間用グレーラインを使用することを選択した場合には、S6−3からS6−5までの工程を経てS6−6の工程を行う。一方、補間用グレーラインを使用することを選択しない場合には、S6−4の工程を経てS6−6の工程を行う。本実施形態では、補間用グレーラインは、グレーラインの中央付近からKにかけて、目標グレーラインのインク値の他、C,Mの濃インクのインク値を少量入れたラインを使用する。
ここで、補間用グレーラインは、上記の例に限られず、一般には、色分解テーブルのグレーラインの周辺の格子点のインク色と同じインク色のインク値を有したラインである。そして、目標グレーラインの格子点の格子点データと一部もしくは全部が異なる格子点データを有したラインを用いることができる。したがって、補間用グレーラインは、目標グレーラインの格子点データの他、目標グレーラインの格子点データにないインク色である。また、色分解テーブル全体として使用しているインク色を一部の格子点に格子点データとして加えたラインであってもよい。また、目標グレーラインの格子点データの有するインク色の格子点データの一部を減じたラインであってもよい。さらに、これらを複合したラインでもよい。ただし、目標グレーラインと補間用グレーラインとが対応する格子点の格子点データの同色インクのインク値の差は、50を越えない値であることが望ましい。
図7は、目標グレーラインのインク量の例を示す図である。グレーライン上では、C,Mインクのインク値が0であることがわかる。
図8は、補間用グレーラインのインク量の例を示す図である。Wから9番目の格子点以降にC,Mインクのインク量は少量加えられているのがわかる。
なお、補間用グレーラインは図8に示すラインに限定されないことは勿論、C,Mインクの一方のインクのみインク量が少量加えられているものであっても、これらのインク色以外の特色インクが少量加えられているものであってもよい。また、インク量を加えるグレーラインの位置も限定されるものではない。
S6−3では、補間用グレーラインを使用する場合に、目標グレーラインに代えて補間用グレーラインを入力する工程である。
そして、S6−4では、ステップS6−2で求めた各ラインおよび補間用グレーライン上の格子点の格子点データに基づいて内部補間処理を行い、これらのライン上の格子点以外の格子点について格子点データを求める。
内部補間処理は公知のものを用いることができる。その概略は次のとおりである。先ず、各格子点に対応するインク量を決定するための、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、淡シアン、淡マゼンタのインク色を順次選択する。次に、補間を行う四面体を選択し、さらに複数の三角形に分割する処理を行う。複数の三角形に分割は、例えば、頂点R,Y,K,Wで構成される四面体の場合、これを表面の三角形と内部の三角形に分割することができる。先ず、頂点R−Y−K,R−Y−W,K−W−R,K−W−Yで構成される三角形に分割する。次に、四面体RYKWの内部を三角形R−Y−Wに平行な面で、格子点の数に応じた数の内部三角形に分割する。次に、上記のように分割したそれぞれの対象三角形に対して2次元の補間処理を行う。そして、補間処理結果のインク等高線と各格子点の距離を算出し、対象格子点のインク量を決定する。すなわち、補間処理結果のインク等高線と各グリット距離の算出結果のうち計算された距離の最も小さいものを対象格子点のインク量として決定する。以降、順次それぞれのインク色について上記の処理を行うことによって補間処理を行うことができる。
補間処理により、色分解テーブルの格子点全てについてインク量が決定したら、補間用グレーラインを目標グレーラインに置き換える処理を行う(S6−5)。
ステップS6−6では打込量補正処理および平滑化処理を行う。打込量補正処理は、補正率kを用いて補正を行う。色分解テーブルについて、打込量がオーバーすると判断される格子点データを有する格子点があるとき、テーブルの総ての格子点データの値に補正率kをかけて格子点データの補正を行う。色分解テーブルで、打込量がオーバーする格子点は少しずつ補正され、最終的に、打込量オーバーしないような色分解テーブルとなる。平滑化処理は例えば、所定のパラメータを有する3×3×3のローパスフィルタを順次、格子点を変えながらフィルタリングを行う。詳しくは、フィルタ要素それぞれのパラメータを用いて処理対象格子点の周囲3×3×3の範囲の格子点の格子点データについてフィルタリングを行う。
以上のように、本実施形態によれば、色分解テーブルの8つの頂点を結ぶライン上の格子点の格子点データを求め、グレーラインを補間用グレーラインに置き換えてから、これらのライン上の格子点以外の格子点の格子点データを求めた後にもとのグレーラインに戻すことにより、グレーラインの周辺でのインクの色抜けを防止することができる。加えて、気流条件等を充たしたグレーラインを有した色分解テーブルを作成することができる。
(他の実施形態)
本発明は上述のように、複数の機器(たとえばホストコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても一つの機器(たとえば複写機、ファクシミリ装置)からなる装置に適用してもよい。
また、前述した実施形態の機能を実現するように各種のデバイスを動作させるように該各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに、図6に示した前記実施形態機能を実現するためのソフトウエアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)を格納されたプログラムに従って前記各種デバイスを動作させることによって実施したものも本発明の範疇に含まれる。
またこの場合、前記ソフトウエアのプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、およびそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発明を構成する。
かかるプログラムコードを格納する記憶媒体としては例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
またコンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、前述の実施形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)、あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
さらに供給されたプログラムコードが、コンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能格納ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も本発明に含まれることは言うまでもない。
本発明の一実施形態にかかる画像処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態にかかる印刷システムの構成を示すブロック図である。 R、G、B信号によって規定される3次元色空間の立方体を示す図である。 色分解テーブル部105の色分解テーブルを模式的に示す図である。 色分解テーブルの作成方法を説明する図である。 本発明の一実施形態にかかる色分解テーブルの作成処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態にかかる目標グレーラインのインク量を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる補間用グレーラインのインク量を示す図である。 従来技術のテーブル作成処理を示すフローチャートである。
符号の説明
101 カラーマッチング処理部
102 色分解処理部
103 ハーフトーン処理部
104 色分解テーブル作成部
105 色分解テーブル部
201 コンピュータ
202 モニタ
203 プリンタ

Claims (8)

  1. 所定の色空間の色信号を画像の出力を行うための色材の色空間の色材値信号に変換するための色分解テーブルの作成方法であって、
    前記所定の色空間の色信号によって規定される格子点からなる立体において、それぞれ所定の格子点を結んで得られる複数のラインを設定する工程と、
    前記複数のライン上の格子点の格子点データを求める工程と、
    前記色分解テーブルの前記設定された複数のラインのうちホワイトとブラックを結ぶラインを、前記色分解テーブルの前記ホワイトとブラックを結ぶラインの周辺の格子点データの色材色と同じ色材色の格子点データを有した補間用ラインに置き換える工程と、
    前記補間用ラインと、前記色分解テーブルの前記ホワイトとブラックを結ぶライン以外の前記複数のラインとを用いて、前記補間用ライン以外にある前記格子点データを求める工程と、
    前記補間用ラインを、前記ホワイトとブラックを結ぶラインに戻す工程と、
    を有したことを特徴とする色分解テーブル作成方法。
  2. 前記補間用ラインは、該ホワイトとブラックを結ぶラインの格子点データに加えて他の色の格子点データを有したラインであることを特徴とする請求項1に記載の色分解テーブル作成方法。
  3. 前記格子点データに加えた格子点データの色は、濃インクの色であることを特徴とする、請求項2に記載の色分解テーブル作成方法。
  4. 所定の色空間の色信号を画像の出力を行うための色材の色空間の色材値信号に変換するための色分解テーブルの作成する画像処理装置において、
    前記所定の色空間の色信号によって規定される格子点からなる立体において、それぞれ所定の格子点を結んで得られる複数のラインを設定する手段と、
    前記複数のライン上の格子点の格子点データを求める手段と、
    前記色分解テーブルの前記設定された複数のラインのうちホワイトとブラックを結ぶラインを、前記色分解テーブルの前記ホワイトとブラックを結ぶラインの周辺の格子点データの色材色と同じ色材色の格子点データを有した補間用ラインに置き換える手段と、
    前記補間用ラインと、前記色分解テーブルの前記ホワイトとブラックを結ぶライン以外の前記複数のラインとを用いて、前記補間用ライン以外にある前記格子点データを求める手段と、
    前記補間用ラインを、前記ホワイトとブラックを結ぶラインに戻す手段と、
    を有したことを特徴とする画像処理装置。
  5. 前記補間用ラインは、該ホワイトとブラックを結ぶラインの格子点データに加えて他の色の格子点データを有したラインであることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記格子点データに加えた格子点データの色は、濃インクの色であることを特徴とする、請求項5に記載の画像処理装置。
  7. コンピュータに、所定の色空間の色信号を画像の出力を行うための色材の色空間の色材値信号に変換するための色分解テーブルを作成する画像処理を実行させるプログラムであって、
    前記所定の色空間の色信号によって規定される格子点からなる立体において、それぞれ所定の格子点を結んで得られる複数のラインを設定する工程と、
    前記複数のライン上の格子点の格子点データを求める工程と、
    前記色分解テーブルの前記設定された複数のラインのうちホワイトとブラックを結ぶラインを、前記色分解テーブルの前記ホワイトとブラックを結ぶラインの周辺の格子点データの色材色と同じ色材色の格子点データを有した補間用ラインに置き換える工程と、
    前記補間用ラインと、前記色分解テーブルの前記ホワイトとブラックを結ぶライン以外の前記複数のラインとを用いて、前記補間用ライン以外にある前記格子点データを求める工程と、
    前記補間用ラインを、前記ホワイトとブラックを結ぶラインに戻す工程と、
    を有したことを特徴とするプログラム。
  8. コンピュータによって読取り可能にプログラムを記憶した記憶媒体であって、
    前記プログラムは、コンピュータに、所定の色空間の色信号を画像の出力を行うための色材の色空間の色材値信号に変換するための色分解テーブルを作成する画像処理を実行させるプログラムであって、
    前記所定の色空間の色信号によって規定される格子点からなる立体において、それぞれ所定の格子点を結んで得られる複数のラインを設定する工程と、
    前記複数のライン上の格子点の格子点データを求める工程と、
    前記色分解テーブルの前記設定された複数のラインのうちホワイトとブラックを結ぶラインを、前記色分解テーブルの前記ホワイトとブラックを結ぶラインの周辺の格子点データの色材色と同じ色材色の格子点データを有した補間用ラインに置き換える工程と、
    前記補間用ラインと、前記色分解テーブルの前記ホワイトとブラックを結ぶライン以外の前記複数のラインとを用いて、前記補間用ライン以外にある前記格子点データを求める工程と、
    前記補間用ラインを、前記ホワイトとブラックを結ぶラインに戻す工程と、
    を有したプログラムを記憶した記憶媒体。
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