JP4214755B2 - プリンタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、いわゆる濃淡振分を行う技術に関し、例えばカラー印刷において適用することができる。
【0002】
【従来の技術】
従来から、コンピュータの出力装置として、ヘッドに備えられた複数のノズルから吐出される数色のインクによりドットを形成して画像を記録するインクジェットプリンタが提案されている。当該インクジェットプリンタは、コンピュータが処理した画像データを入力して多色多階調で印刷するために利用されている。かかるインクジェットプリンタは、通常、各画素毎の階調を表現するために、所定領域内に打ち込む複数のドット数を色毎に制御する。
【0003】
しかし、ある色についてドット数が少ないと画質、特に粒状性が悪化する。そこで同じ色相であっても明度の異なる複数のインクを採用する技術が提案されている。そしていわゆる濃淡振分は、ある色について明度の異なるインクが複数準備されている場合に、これらのインクの使用量をどのように設定するかを決定する処理である。
【0004】
濃淡振分を行う技術を開示する文献として下記の特許文献1がある。
【0005】
【特許文献1】
特開平2−215541号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、濃淡振分は主としてある色についての濃淡インクの使用量の設定である。従って別の色同士の、濃淡インクの使用量の設定については、別の色同士の間での明度の差は考慮されていなかった。そのため、明度の低い色についてのインクの使用量が小さくなって粒状性の改善が大きくない場合も考えられる。
【0007】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、所定の色について、色同士の明度、及びインクの使用量を考慮してを適切な濃淡振分を行う技術を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明のうち第1の態様にかかるものはインクの使用量決定方法である。Nを2以上の整数、nを1以上N以下の整数、Jnを1以上の整数、jnを1以上Jn以下の整数とする。そして第n色の各々について指定されたインクの使用量に基づいて、前記第n色で第jn明度S(n,jn)のインクの使用量を決定する方法である。但し前記Jnが2以上である第n色が複数存在し、前記第n色の各々における、前記第jn明度S(n,jn)の最小値を第n色についての最小明度S0(n)とし、前記第1色乃至第N色のうち、前記第n色についての前記最小明度S0(n)が最も小さい第n0色についてJn0は2以上であるとする。そして下記ステップ(a),(b)を備える。即ちステップ(a)では前記第n0色の前記第1明度S(n0,1)乃至第Jn0明度S(n0,Jn0)の前記インクの使用量を、前記第n0色について指定されたインクの使用量に基づいて設定する。またステップ(b)では前記ステップ(a)で得られた前記第n0色の前記第1明度S(n0,1)乃至第Jn0明度S(n0,Jn0)の前記インクの使用量を、前記第n0色以外の第nx色(x≠0)について指定された前記インクの使用量の総和との和が、所定の上限値を超えない値に再設定する。
【0009】
望ましくは更に下記ステップ(c),(d)を備える。即ちステップ(c)では前記第nx色の前記第1明度S(nx,1)乃至第Jnx明度S(nx,Jnx)の前記インクの使用量を、前記第nx色について指定されたインクの使用量に基づいて設定する。またステップ(d)では前記第nx色の前記第1明度S(nx,1)乃至第Jnx明度S(nx,Jnx)の前記インクの使用量を、前記ステップ(b)で得られた前記第n0色の前記第1明度S(n0,1)乃至第Jn0明度S(n0,Jn0)の前記インクの使用量と前記第nx色の前記第1明度S(nx,1)乃至第Jnx明度S(nx,Jnx)の前記インクの使用量の総和との和が、前記所定の上限値を超えない値に再設定するステップ。
【0010】
更に望ましくは、Nは3以上であって、前記第n0色以外の第n1色、第n2色においてJn1,Jn2が2以上である。但し前記第n1色の前記最小明度S0(n1)は前記第n2色の前記最小明度S0(n2)よりも低いとする。そして前記ステップ(d)はステップ(d−1)を有する。即ちステップ(d−1)では、前記第n1色の前記第1明度S(n1,1)乃至第Jn1明度S(n1,Jn1)の前記インクの使用量を、前記ステップ(b)で得られた前記第n0色の前記第1明度S(n0,1)乃至第Jn0明度S(n0,Jn0)の前記インクの使用量と、前記第n0色及び前記第n1色のいずれでもない第np色(p≠0,1)について指定された前記インクの使用量の総和との和が、前記所定の上限値を超えない値に再設定する。
【0011】
更に望ましくは、Nは4以上であって、前記ステップ(d)は更にステップ(d−2)を有する。即ちステップ(d−2)では、前記第n2色の前記第1明度S(n2,1)乃至第Jn2明度S(n2,Jn2)の前記インクの使用量を、前記ステップ(b)で得られた前記第n0色の前記第1明度S(n0,1)乃至第Jn0明度S(n0,Jn0)の前記インクの使用量と、前記ステップ(d−1)で得られた前記第n1色の前記第1明度S(n1,1)乃至第Jn1明度S(n1,Jn1)の前記インクの使用量と、前記第n0色、前記第n1色及び前記第n2色のいずれでもない第nq色(q≠0,1,2)について指定された前記インクの使用量の総和との和が、前記所定の上限値を超えない値に再設定する。
【0012】
この発明のうち第2の態様にかかるものは第1の態様及びその望ましい変形のインクの使用量決定方法であって、更に望ましくは前記整数Nは4である。但し第4色は第1色乃至第3色の減法混色によって表現可能であるとする。そして前記ステップ(a)の前に実行されるステップ(e)を更に備える。即ちステップ(e)では、前記第1色乃至第3色について指定された色調に基づいて前記第1色乃至第4色について前記インクの使用量を設定する。
【0013】
望ましくは、前記第n0色は前記第4色である。更に望ましくは前記第1色乃至第4色は、それぞれシアン、マゼンタ、イエロー、黒である。
【0014】
第1の態様及びその望ましい変形、並びに第2の態様及びその望ましい変形にかかるインクの使用量決定方法を実現する濃淡振分装置や、当該インクの使用量決定方法を用いてインクの使用量を決定する色補正テーブル、当該色補正テーブルに基づいてインクの使用量を決定する色補正モジュールも本発明の範囲に属する。
【0015】
【発明の効果】
この発明のうち第1の態様にかかるインクの使用量決定方法によれば、最も小さい明度を与える色のインクを優先していわゆる濃淡振り分けを行う。従って、最も小さな使用量で明度を左右し、画質、特に粒状性に対して最も大きく影響を与えるインクについての濃淡振り分けを優先的に行うことになる。この故、粒状性向上などの画質改善効果が得られる。またステップ(a)において一旦設定された、最も小さい明度を与える色のインクの使用量を、ステップ(b)によって再設定することにより、インクの使用量の総量を所定の上限値以下に抑制することができる。
【0016】
この発明のうち第2の態様にかかるインクの使用量決定方法によれば、いわゆる墨印刷のためのクロ発生によって明度を指定することができる。
【0017】
本発明の範囲に属する濃淡振分装置並びに色補正テーブル及び色補正モジュールも、上記の効果を与えることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
(ア)前提の例示:
実施の形態の詳しい説明に入る前に、本実施の形態において例示的に使用されるインクについて説明する。以下に述べるインクは例示であって、本発明がこれらに限定されるものではない。
【0019】
使用するインクの色数Nは2以上であればよいが、ここでは色数Nとして4を採用する。第1色としてシアン、第2色としてマゼンタ、第3色としてイエロー、第4色として黒の4色を採用する。第4色たる黒は第1色たるシアン、第2色たるマゼンタ、第3色たるイエローの減法混色によって表現可能である。但しここでいう減法混色は色自身についての混色であって、物理的にインクを混合することに限定するものではない。即ち黒について準備されるインクは、シアン、マゼンタ、イエローの各色について準備されたインクを混合して得られるものに限らない。
【0020】
第1色たるシアンについては明度が低い濃シアン及び明度が高い淡シアンの、それぞれのインクが準備される。また第2色たるマゼンタについては明度が低い濃マゼンタ及び明度が高い淡マゼンタの、それぞれのインクが準備される。また第4色たる黒については明度が低い濃黒及び明度が高い淡黒の、それぞれのインクが準備される。同じ色でありながら明度が異なるインクが準備されている色は、複数存在する場合が想定されている。そしてここでは濃黒の方が濃シアンよりも、濃シアンの方が濃マゼンタよりも、それぞれ明度が低い場合を想定している。
【0021】
なお、第3色たるイエローについては濃淡インクは準備されていない場合を想定し、そのイエローのインクは濃マゼンタのインクよりも明度が低い場合を想定している。但し、第3色たるイエローについても明度が低い濃イエロー及び明度が高い淡イエローの、それぞれのインクを準備してもよい。その場合には濃イエローの明度は濃マゼンタの明度よりも高い場合を想定する。
【0022】
そして本実施の形態では、このように準備された、濃シアン、淡シアン、濃マゼンタ、淡マゼンタ、イエロー、濃黒、淡黒の7色のインクの使用量C0,M0,Y0,K0,Lc0,Lm0,Lk0を、シアン、マゼンタ、イエローの各色について指定されたインクの使用量C1,M1,Y1,K1に対して決定する技術を説明する。
【0023】
(イ)発明の基本的思想の説明:
図8は発明の基本的思想を説明するためのブロック図である。まず、表現したい色調は、シアン、マゼンタ、イエローの各色についてそれぞれ指定される、入力信号Ci,Mi,Yiによって示される。そして入力信号Ci,Mi,Yiに基づき、いわゆるクロ発生処理を行って、シアン、マゼンタ、イエロー、黒の各インクについて指定されるインクの使用量C1,M1,Y1,K1が求められる。これらはK発生ブロック100において、例えば式(1)の演算が行われて得られる。
【0024】
【数1】
【0025】
但し記号min(Ci,Mi,Yi)は、入力信号Ci,Mi,Yiの値の最小値を採り、係数α,βは適当な定数が選定される。
【0026】
そしてシアンについては濃シアン、淡シアンのインクがそれぞれ準備されているので、濃シアンのインクの使用量C4及び淡シアンのインクの使用量Lc4を、第1色たるシアンについて指定されたインクの使用量C1に基づいて設定する。かかる設定はC濃淡振分ブロック101において実現される。同様にして、濃シアンのインクの使用量M4及び淡シアンのインクの使用量Lm4を、第2色たるシアンについて指定されたインクの使用量M1に基づいて、M濃淡振分ブロック102によって設定する。また濃黒のインクの使用量K4及び淡黒のインクの使用量Lk4を、第4色たる黒について指定されたインクの使用量K1に基づいて、K濃淡振分ブロック103によって設定する。
【0027】
C濃淡振分ブロック101、M濃淡振分ブロック102、K濃淡振分ブロック103における、濃淡インクへのインク量の振り分けはいわゆる濃淡振分として公知の技術である。例えば黒についての濃淡振分の方法については特開昭60−19538号に例示されている。
【0028】
そして濃シアン、淡シアン、濃マゼンタ、淡マゼンタ、濃黒、淡黒の各色のインクの使用量C0,M0,K0,Lc0,Lm0,Lk0として、上記の濃淡振分の結果として得られたC4,M4,K4,Lc4,Lm4,Lk4が採用される。イエローについては濃淡インクが準備されていないので、イエローのインクの使用量は、第3色たるイエローに対して設定されたインクの使用量Y1が、そのままイエローのインクの使用量Y0として採用される。
【0029】
さて、このような濃淡振分を各色毎に行うことにより、濃シアン、淡シアン、濃マゼンタ、淡マゼンタ、イエロー、濃黒、淡黒の7色のインクの使用量C0,M0,Y0,K0,Lc0,Lm0,Lk0を、シアン、マゼンタ、イエローの各色について指定されたインクの使用量C1,M1,Y1,K1に対して決定することができる。しかしながら、各色で独立して濃淡振分を行ったので、インクの使用量の総和については制限がされていない。
【0030】
インクの使用量の総和が制限されなければ、濃淡振分を行うことによって、使用するインクの使用量の総和が増加し、印刷媒体に吐出したときにインクにて形成されるドットの粒状性が悪くなる場合がある。また印字結果ににじみが発生して先鋭性が悪くなる場合がある。従って、ドットの粒状性を向上させるにはインク総量を制限することが望ましい。下記の各実施の形態ではかかるインクの使用量の総和の制限をも考慮している。
【0031】
(ウ)第1の実施の形態:
図1は本発明の第1の実施の形態を説明するブロック図である。本実施の形態及び後述する第2の実施の形態のいずれにおいても、各ブロックはそれぞれへの入力から出力へと変換する機能を模式的に例示するものである。従って、本発明の第1の実施の形態を実現するに当たり、必ずしもこれらのブロックに分解されて構成する必要はなく、またハードウェアで構成するか、ソフトウェアで構成するかを問わない。各ブロックをハードウェアで構成してもよいし、各ブロックを統合したハードウェアを採用してもよいし、各ブロックを統合した機能を果たすソフトウェアで本発明の第1の実施の形態を実現してもよい。各部ロックの機能をソフトウェアで実現した場合には、各ブロックで示された機能は、ソフトウェアで実現されるステップとして把握することができる。
【0032】
第1の実施の形態では、図8を用いて説明したK発生ブロック100と、K濃淡振分ブロック200と、CMY濃淡振分ブロック300とが採用される。そしてK濃淡振分ブロック200は仮K濃淡振分ブロック210とKインク量制限ブロック220とを、CMY濃淡振分ブロック300は仮CMY濃淡振分ブロック310とCMYインク量制限ブロック320とを、それぞれ備えている。
【0033】
K濃淡振分ブロック200は、K発生ブロック100から得られた、黒について指定されたインクの使用量K1に対して、濃黒、淡黒のインクの使用量K3,Lk3を設定する。まず仮K濃淡振分ブロック210において、濃黒のインク及び淡黒のインクの使用量を、黒について指定されたインクの使用量K1に基づいて設定する。
【0034】
仮K濃淡振分ブロック210の機能は図8に示されたK濃淡振分ブロック103と同様である。例えば黒について指定されたインクの使用量K1の、濃黒のインクが発生する下限をKSとし、淡黒のインクが発生する上限をKEとし、式(2)乃至式(4)によって濃黒、淡黒のインクの使用量K2,Lk2を設定する。
【0035】
【数2】
【0036】
【数3】
【0037】
【数4】
【0038】
但し、定数Rkは、それぞれ同じ明度の黒を表現するのに必要な淡黒のインクの使用量の、濃黒のインクの使用量に対する比である。上限KE、下限KS、定数Rkは画質の粒状性に鑑みて適切に設定される。
【0039】
図2は濃黒、淡黒のインクの使用量K2,Lk2の、黒について指定されたインクの使用量K1に対する関係を示すグラフであり、式(2)乃至式(4)を表している。
【0040】
式(4)で示されるとおり、淡黒のインクが発生する上限KEよりも、黒について指定されたインクの使用量K1が大きい場合には、濃黒のインクの使用量K2は黒について指定されたインクの使用量K1と等しい。よってこの場合のK1,K2の関係を示すグラフは、破線で示された傾き1の直線に載る。
【0041】
一方、式(2)で示されるとおり、黒について指定されたインクの使用量K1が濃黒のインクが発生する下限KS以下の場合には、淡黒のインクの使用量Lk2は黒について指定されたインクの使用量K1のRk倍になる。よってこの場合のK1,Lk2の関係を示すグラフは、鎖線で示された傾きRkの直線に載る。
【0042】
このようにして設定された濃黒、淡黒のインクの使用量K2,Lk2は、Kインク量制限ブロック220において、黒以外の色、即ちシアン、マゼンタ、イエローについて指定されたインクの使用量C1,M1,Y1の総和との関係で再設定される。これは全てのインクの使用量の総和が所定の上限値Zを越えないようにするためである。
【0043】
濃黒、淡黒のインクの使用量K2,Lk2と、シアン、マゼンタ、イエローについて指定されたインクの使用量C1,M1,Y1の総和との和が、所定の上限値Zを越えて式(5)を満足する場合には、濃黒、淡黒のインクの使用量は式(6)で求められるK3,Lk3に再設定される。このように再設定を行うことにより、式(7)が成立し、全てのインクの使用量の総和が所定の上限値Zを越えない。
【0044】
【数5】
【0045】
【数6】
【0046】
【数7】
【0047】
もちろん、濃黒、淡黒のインクの使用量K2,Lk2と、シアン、マゼンタ、イエローについて指定されたインクの使用量C1,M1,Y1の総和との和が、所定の上限値Zを越えずに式(5)を満足しない場合、Kインク量制限ブロック220から得られる濃黒、淡黒のインクの使用量K3,Lk3は、それぞれK2,Lk2と等しい値に再設定される。これは実質的には再設定を行わないと把握することもできる。
【0048】
以上のようにして得られた濃黒、淡黒のインクの使用量K3,Lk3は、それぞれ最終的な濃黒、淡黒のインクの使用量K0,Lk0として採用される。
【0049】
CMY濃淡振分ブロック300においては、黒以外のシアン、マゼンタ、イエローについて指定されたインクの使用量C1,M1,Y1に基づいて、濃シアン、淡シアン、濃マゼンタ、淡マゼンタ、イエローの各色のインクの使用量C3,Lc3,M3,Lm3,Y3を決定する。
【0050】
まず仮CMY濃淡振分ブロック310において、濃シアン、淡シアン、濃マゼンタ、淡マゼンタ、イエローの各色のインクの使用量C2,Lc2,M2,Lm2,Y2を、シアン、マゼンタ、イエローについて指定されたインクの使用量C1,M1,Y1に基づいて設定する。そしてCMYインク量制限ブロック320では、K濃淡振分ブロック200によって得られた、インクの総量制限が考慮済みの濃黒、淡黒のインクの使用量K3,Lk3との総和との和が、所定の上限値Zを越えないように濃シアン、淡シアン、濃マゼンタ、淡マゼンタ、イエローの各色のインクの使用量が、それぞれC3,Lc3,M3,Lm3,Y3に再設定される。
【0051】
このようなCMY濃淡振分ブロック300の機能は公知の技術で実現できる。例えば特開2002−59571に紹介された手法でインクの総量制限を考慮した濃シアン、淡シアン、濃マゼンタ、淡マゼンタ、イエローの各色のインクの使用量を設定することにより、所定の色を適切な濃淡色の色に振り分けるという効果が得られる。
【0052】
以上のようにして得られた濃シアン、淡シアン、濃マゼンタ、淡マゼンタ、イエローの各色のインクの使用量C3,Lc3,M3,Lm3,Y3は、それぞれ最終的な濃シアン、淡シアン、濃マゼンタ、淡マゼンタ、イエローの各色のインクの使用量C0,Lc0,M0,Lm0,Y0として採用される。
【0053】
以上のようにして本実施の形態では、まず、最も明度が低い濃黒のインクが準備された色である黒についてのインクの総量制限を考慮した濃淡振分が、シアン、マゼンタ、イエローの色に対して優先して行われる。従って、最も小さな使用量で明度を左右し、画質、特に粒状性に対して最も大きく影響を与えるインクについての濃淡振り分けを優先的に行うことになる。この故、粒状性向上などの画質改善効果が得られる。
【0054】
また最も小さい明度を与える黒色について、濃黒及び淡黒のインクの使用量を、黒について指定されたインクの使用量K1に基づいて一旦設定しながらも、他の色について指定されたインクの使用量C1,M1,Y1との総和に基づいて再設定することにより、全てのインクの使用量の総量を所定の上限値Z以下に抑制することができる。これにより、粒状性の改善およびにじみの防止と先鋭性の向上という効果が得られる。
【0055】
シアン、マゼンタ、イエローについても同様にしてインクの使用量の総量を所定の上限値Z以下に抑制しつつも濃淡振分を行うことができる。
【0056】
(エ)第2実施の形態:
第2の実施の形態では、シアン、マゼンタ、イエローについても更に優先順位をつけて濃淡振分を行う技術を説明する。
【0057】
図3は本発明の第2の実施の形態を説明するブロック図であり、CMY濃淡振分ブロック300の機能を細分化して示す。CMY濃淡振分ブロック300はC濃淡振分ブロック330及びM濃淡振分ブロック340を備えている。C濃淡振分ブロック330は仮C濃淡振分ブロック331とCインク量制限ブロック332とを、M濃淡振分ブロック340は仮M濃淡振分ブロック341とMインク量制限ブロック342とを、それぞれ備えている。
【0058】
上述のとおり、濃シアンは濃マゼンタよりも明度が低く、濃マゼンタはイエローよりも明度が低い。そのため、まずシアンについて全てのインクの使用量についての総量制限を考慮した濃淡振分を行い、次にマゼンタについて全てのインクの使用量についての総量制限を考慮した濃淡振分を行う。
【0059】
C濃淡振分ブロック330は、K発生ブロック100から得られた、シアンについて指定されたインクの使用量C1に対して、濃シアン、淡シアンのインクの使用量C3,Lc3を設定する。
【0060】
まず仮C濃淡振分ブロック331において、濃シアンのインク及び淡シアンのインクの使用量を、シアンについて指定されたインクの使用量C1に基づいて設定する。例えばシアンについて指定されたインクの使用量C1の、濃シアンのインクが発生する下限をCSとし、淡シアンのインクが発生する上限をCEとし、式(8)乃至式(10)によって濃シアン、淡シアンのインクの使用量C2,Lc2を設定する。
【0061】
【数8】
【0062】
【数9】
【0063】
【数10】
【0064】
但し、定数Rcは、それぞれ同じ明度のシアンを表現するのに必要な淡シアンのインクの使用量の、濃シアンのインクの使用量に対する比である。上限CE、下限CS、定数Rcは画質の粒状性に鑑みて適切に設定される。
【0065】
図4は濃シアン、淡シアンのインクの使用量C2,Lc2の、シアンについて指定されたインクの使用量C1に対する関係を示すグラフであり、式(8)乃至式(10)を表している。
【0066】
式(10)で示されるとおり、淡シアンのインクが発生する上限CEよりも、シアンについて指定されたインクの使用量C1が大きい場合には、濃シアンのインクの使用量C2はシアンについて指定されたインクの使用量C1と等しい。よってこの場合のC1,C2の関係を示すグラフは、破線で示された傾き1の直線に載る。
【0067】
一方、式(8)で示されるとおり、シアンについて指定されたインクの使用量C1が濃シアンのインクが発生する下限CS以下の場合には、淡シアンのインクの使用量Lc2はシアンについて指定されたインクの使用量C1のRc倍になる。よってこの場合のC1,Lc2の関係を示すグラフは、鎖線で示された傾きRcの直線に載る。
【0068】
このようにして設定された濃シアン、淡シアンのインクの使用量C2,Lc2は、Cインク量制限ブロック332において、K濃淡振分ブロック200によって得られた濃黒、淡黒のインクの使用量K3,Lk3の和と、黒及びシアンのいずれでもない色、即ちマゼンタ、イエローについて指定されたインクの使用量M1,Y1の総和との関係で再設定される。これは全てのインクの使用量の総和が所定の上限値Zを越えないようにするためである。
【0069】
濃シアン、淡シアンのインクの使用量C2,Lc2と、濃黒、淡黒のインクの使用量K3,Lk3と、マゼンタ、イエローについて指定されたインクの使用量M1,Y1の総和との和が、所定の上限値Zを越えて式(11)を満足する場合には、濃シアン、淡シアンのインクの使用量は式(12)で求められるC3,Lc3に再設定される。このように再設定を行うことにより、式(13)が成立し、全てのインクの使用量の総和が所定の上限値Zを越えない。
【0070】
【数11】
【0071】
【数12】
【0072】
【数13】
【0073】
もちろん、濃シアン、淡シアンのインクの使用量K2,Lk2と、濃黒、淡黒のインクの使用量K3,Lk3と、マゼンタ、イエローについて指定されたインクの使用量M1,Y1の総和との和が、所定の上限値Zを越えずに式(11)を満足しない場合、Cインク量制限ブロック330から得られる濃シアン、淡シアンのインクの使用量C3,Lc3は、それぞれC2,Lc2と等しい値に再設定される。これは実質的には再設定を行わないと把握することもできる。
【0074】
以上のようにして得られた濃シアン、淡シアンのインクの使用量C3,Lc3は、それぞれ最終的な濃シアン、淡シアンのインクの使用量C0,Lc0として採用される。
【0075】
M濃淡振分ブロック340は、K発生ブロック100から得られた、マゼンタについて指定されたインクの使用量M1に対して、濃マゼンタ、淡マゼンタのインクの使用量M3,Lm3を設定する。
【0076】
まず仮M濃淡振分ブロック341において、濃マゼンタのインク及び淡マゼンタのインクの使用量を、マゼンタについて指定されたインクの使用量M1に基づいて設定する。例えばマゼンタについて指定されたインクの使用量M1の、濃マゼンタのインクが発生する下限をMSとし、淡マゼンタのインクが発生する上限をMEとし、式(14)乃至式(16)によって濃マゼンタ、淡マゼンタのインクの使用量M2,Lm2を設定する。
【0077】
【数14】
【0078】
【数15】
【0079】
【数16】
【0080】
但し、定数Rmは、それぞれ同じ明度のマゼンタを表現するのに必要な淡マゼンタのインクの使用量の、濃マゼンタのインクの使用量に対する比である。上限ME、下限MS、定数Rmは画質の粒状性に鑑みて適切に設定される。
【0081】
図5は濃マゼンタ、淡マゼンタのインクの使用量M2,Lm2の、マゼンタについて指定されたインクの使用量M1に対する関係を示すグラフであり、式(14)乃至式(16)を表している。
【0082】
式(16)で示されるとおり、淡マゼンタのインクが発生する上限MEよりも、マゼンタについて指定されたインクの使用量M1が大きい場合には、濃マゼンタのインクの使用量M2はマゼンタについて指定されたインクの使用量M1と等しい。よってこの場合のM1,M2の関係を示すグラフは、破線で示された傾き1の直線に載る。
【0083】
一方、式(14)で示されるとおり、マゼンタについて指定されたインクの使用量M1が濃マゼンタのインクが発生する下限MS以下の場合には、淡マゼンタのインクの使用量Lm2はマゼンタについて指定されたインクの使用量M1のRm倍になる。よってこの場合のM,Lm2の関係を示すグラフは、鎖線で示された傾きRmの直線に載る。
【0084】
このようにして設定された濃マゼンタ、淡マゼンタのインクの使用量M2,Lm2は、Mインク量制限ブロック342において、K濃淡振分ブロック200によって得られた濃黒、淡黒のインクの使用量K3,Lk3の和と、C濃淡振分ブロック330によって得られた濃シアン、淡シアンのインクの使用量C3,Lc3の和と、黒、マゼンタ及びシアンのいずれでもない色、即ちイエローについて指定されたインクの使用量Y1との総和との関係で再設定される。これは全てのインクの使用量の総和が所定の上限値Zを越えないようにするためである。
【0085】
濃マゼンタ、淡マゼンタのインクの使用量M2,Lm2と、濃黒、淡黒のインクの使用量K3,Lk3と濃シアン、淡シアンのインクの使用量C3,Lc3と、イエローについて指定されたインクの使用量Y1との総和が、所定の上限値Zを越えて式(17)を満足する場合には、濃マゼンタ、淡マゼンタのインクの使用量は式(18)で求められるM3,Lm3に再設定される。このように再設定を行うことにより、式(19)が成立し、全てのインクの使用量の総和が所定の上限値Zを越えない。
【0086】
【数17】
【0087】
【数18】
【0088】
【数19】
【0089】
もちろん、濃マゼンタ、淡マゼンタのインクの使用量M2,Lm2と、濃黒、淡黒のインクの使用量K3,Lk3と濃シアン、淡シアンのインクの使用量C3,Lc3と、イエローについて指定されたインクの使用量Y1との総和が、所定の上限値Zを越えず式(17)を満足しない場合、Mインク量制限ブロック340から得られる濃マゼンタ、淡マゼンタのインクの使用量M3,Lm3は、それぞれM2,Lm2と等しい値に再設定される。これは実質的には再設定を行わないと把握することもできる。
【0090】
以上のようにして得られた濃マゼンタ、淡マゼンタのインクの使用量M3,Lm3は、それぞれ最終的な濃マゼンタ、淡マゼンタのインクの使用量M0,Lm0として採用される。
【0091】
以上のようにして本実施の形態では、まず、明度が低いインクが準備された色から順に、インクの総量制限を考慮した濃淡振分が行われる。従って、小さな使用量で明度を左右し、画質、特に粒状性に対して最も大きく影響を与えるインクについての濃淡振り分けを優先的に行うことになる。この故、粒状性向上などの画質改善効果が得られる。
【0092】
また、明度の異なる、例えば濃淡2種類のインクが準備された黒、シアン、マゼンタについては、それぞれ指定されたインクの使用量K1,C1,M1に基づいて一旦設定しながらも、他の色について指定されたインクの使用量や設定されたインクの使用量との総和に基づいて再設定することにより、全てのインクの使用量の総量を所定の上限値Z以下に抑制することができる。これにより、粒状性の改善およびにじみの防止と先鋭性の向上という効果が得られる。
【0093】
(オ)本発明の適用例:
図6は本発明が適用可能な印刷システムの構成を示すブロック図である。同図においては、印刷システムは概略、コンピュータ10と、いずれもこれに接続されるスキャナ20及びカラープリンタ30とから構成されている。そして、当該コンピュータ10に所定のプログラムがロードされるとともに、実行されることにより、上述の濃淡振分を処理する濃淡振分装置として機能する。
【0094】
コンピュータ10はバス12によって相互に接続された各部を備えている。CPU11は、所定のプログラムに従って、上述の濃淡振分などに関する動作を制御するための各種演算処理を実行する。
【0095】
ROM13は、CPU11で各種演算処理を実行するのに必要なプログラムやデータを予め格納する。RAM14はCPU11で各種演算処理を実行するのに必要な各種プログラムやデータが一時的に読み書きされるメモリである。入力インタフェ−ス15は、スキャナ20やキーボード21aやマウス21bなどの入力機器21からの信号の入力を制御する。出力インタフェース16は、カラープリンタ30へのデータの出力を制御する。CRTドライバ(図中「CRTDRV」と表記)17は、カラー表示可能なCRT22への信号出力を制御する。ディスクコントローラ(図中「DC」と表記)18は、ハードディスク23やCD−ROMドライブ24を駆動する。ハードディスク23には、RAM14にロードされて実行可能な各種プログラムやデバイスドライバの形式で提供される各種プログラムなどが記憶されている。従って、ディスクコントローラ18は、ハードディスク23やCD−ROM24aからプログラムなどを読み取り、コンピュータ10にて実行可能にしているとともに、図示しないフレキシブルドライブとの間のデータの授受を制御する。
【0096】
このほか、バス12には、シリアル入出力インタフェース(SIO)19が接続されている。このSIO19は、モデム25に接続されており、モデム25を介して、公衆電話回線PNTに接続されている。即ち、コンピュータ10は、このSIO19及びモデム25を介して、外部のネットワークに接続されており、特定のサーバー26に接続することにより、所定の処理に必要なプログラムをハードディスク23にダウンロードすることも可能になっている。
【0097】
図7は、本印刷システムのソフトウェアの構成を示すブロック図である。同図において、コンピュータ10では、所定のオペレーティングシステムの下で、アプリケーションプログラム40が動作する。このオペレーティングシステムには、CRTドライバ17やプリンタドライバ41が組み込まれており、アプリケーションプログラム40からはプリンタドライバ41を介して、カラープリンタ30に転送するための画像データDT1が出力されることになる。
【0098】
また、画像のレタッチなどを行うアプリケーションプログラム40は、スキャナ20から画像を読み込み、これに対して所定の処理を行いつつ、CRTドライバ17を介してCRT22に画像を表示する。このスキャナ20から供給される画像データDT2は、カラー原稿から読み取られた場合、レッド(R),グリーン(G),ブルー(B)の3色の色成分から構成される。
【0099】
アプリケーションプログラム40が、印刷命令を発すると、コンピュータ10のプリンタドライバ41が、画像情報をアプリケーションプログラム40から受け取り、これをカラープリンタ30にて処理可能な信号DT1に変換する。上述の実施の形態に即して言えば、信号DT1は、濃シアン、淡シアン、濃マゼンタ、淡マゼンタ、イエロー、濃黒、淡黒の7色のインクの使用量C0,M0,Y0,K0,Lc0,Lm0,Lk0についての情報を有している。
【0100】
プリンタドライバ41は、内部に解像度変換モジュール41aと、色補正モジュール41bと、色補正テーブルLUTと、ハーフトーンモジュール41cと、ラスタライザ41dとを備えている。
【0101】
解像度変換モジュール41aは、アプリケーションプログラム40が扱っている画像データDT2の解像度、即ち単位長さ当たりの画素数をプリンタドライバ41にて扱うことができる解像度に変換する。このように解像度が変換された画像データDT2は、まだRGBの3色からなる画像情報である。
【0102】
次に色補正モジュール41bは色補正テーブルLUTに基づいて、各画素毎にカラープリンタ30が使用する種々のインクの使用量を決定する。RGBの3色の信号を入力信号Ci,Mi,Yiに変換し、更に上述の実施の形態に示された手法で更に入力信号Ci,Mi,Yiからインクの使用量C0,M0,Y0,K0,Lc0,Lm0,Lk0へ変換するためのテーブルを、色補正テーブルLUTとして採用することができる。
【0103】
ハーフトーンモジュール41cは、ドットを分散して形成することによりカラープリンタ30で種々の階調値を表現するためのハーフトーン処理を実行する。ラスタライザ41dはカラープリンタ30に転送すべきデータ順にインクの使用量を並べ替え、最終的な画像データDT1としてカラープリンタ30に出力される。
【0104】
ここでは、カラープリンタ30は画像データ処理を実行しないで印刷を行う構成を採用しているが、カラープリンタ30にて所定の画像データ処理を実行する構成を採用してもよい。その場合には上述の色補正テーブルLUT及び色補正モジュール41bはコンピュータ10にではなく、カラープリンタ30に備えられることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を説明するブロック図である。
【図2】インクの使用量K2,Lk2の、インクの使用量K1に対する関係を示すグラフである。
【図3】本発明の第2の実施の形態を説明するブロック図である。
【図4】インクの使用量C2,Lc2の、インクの使用量C1に対する関係を示すグラフである。
【図5】インクの使用量M2,Lm2の、インクの使用量M1に対する関係を示すグラフである。
【図6】本発明が適用可能な印刷システムの構成を示すブロック図である。
【図7】本印刷システムのソフトウェアの構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の基本的思想を説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
40…アプリケーション
41…プリンタドライバ
41b…色補正モジュール
Claims (1)
- 濃黒インクと、前記濃黒インクに比べ明度が高い淡黒インクと、濃シアンインクと、前記濃シアンに比べ明度が高い淡シアンインクと、濃マゼンダインクと、前記濃マゼンダに比べ明度が高い淡マゼンダインクと、イエローインクと、を用いて所定の画像データを印刷するプリンタであって、
前記画像データに基づいて、前記複数のインクの使用量を決定するインク使用量決定部と、
前記インク使用量決定部が決定した前記複数のインク使用量を変更するインク使用量変更部と、
前記インク使用量変更部が変更したインク使用量に基づいて前記画像データを印刷する印刷部と、
を備え、
前記インク使用量決定部が決定したインク使用量と予め決定されているインクの使用量の総和とに基づいて、前記インク使用量変更部は、前記インク使用量決定部が決定したそれぞれのインク使用量を変更し、
前記それぞれのインク使用量の変更は、前記濃黒インクと前記淡黒インクについてのインク使用量の変更が、前記濃シアンインクと前記淡シアンインクと前記濃マゼンダインクと前記淡マゼンダインクと前記イエローインクについてのインク使用量の変更に対し優先して行われることを特徴とするプリンタ。
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