JP2017069833A - ヘッドマウントディスプレイカバーシステム、及びカバー - Google Patents

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Abstract

【課題】ヘッドマウントディスプレイ(以下、HMDという)の清潔性を保ち易く、且つHMDに設けられた操作部を、カバーを介して操作可能なHMDカバーシステム、及びカバーを提供する。【解決手段】HMDカバーシステムは、HMDとカバー100を備える。カバー100は、HMDの被覆部を被覆する弾性変形可能なゴム部材である。被覆部には、回転軸Pを中心に回転可能な操作部55が設けられる。操作部55が回転することでHMDのピントは調整される。カバー100は、操作部55を覆う操作壁部120を含む。操作壁部120の下面には、操作部55と接触可能な第一部位131が形成される。使用者が操作壁部120を変形させることで、第一部位131は操作部55の外周面55Aに接触可能である。【選択図】図7

Description

本発明は、ヘッドマウントディスプレイカバーシステム、及びカバーに関する。
ヘッドマウントディスプレイ(以下、HMDという場合がある)は、様々な場所で使われている。例えば、手術室などの医療現場でHMDが使用された場合、使用者である術者は、HMDの表示部と、実視野とを、最小限の視線移動で交互に参照することで、必要な情報を得ることができるという利点がある。このような利点から、HMDが医療現場でも利用されはじめている。医療現場においては、感染症防止の観点から、無菌状態が維持された清潔エリアと、清潔ではない不潔エリアとが区分される。さらに、術者は不潔エリアに接触しないように管理される。首、顔、及び髪の毛は、不潔エリアに該当するので、術者の頭部に装着するHMDは、一般に不潔となる。従って、術者は、通常、手術中にHMDに触れることができない。即ち、手術を行っている術者は、通常のHMDを医療現場で使用しても、HMDの装着位置の調整、及び操作インターフェースを使った各種操作等ができないという問題点がある。また、手術中でなくても患者の唾液や血液などの飛沫がHMDに付着する可能性があることを鑑みれば、HMDを清潔に保つ処置が何ら取られることなく、同じHMDが別の患者の手術現場で使用されることは好ましくない。
HMDを清潔に保つための方法として、HMDを滅菌する方法と、清潔なカバー等でHMDの少なくとも一部を覆う方法とが考えられる。HMDを減菌する方法として、例えば高温高圧となる場所に所定の時間HMDを配置する方法が挙げられるが、HMDは液晶などの電子機器を含むので、この方法は現実的でない。一方、術者の髪及び顔から離れたHMDの部分を汚染防止用のカバーで覆う方法は、清潔に関する課題に対しての現実的な解決策となり得る。例えば、特許文献1に開示のHMDカバーシステムは、HMDと、ジャケットとを備える。HMDは、画像を表示するディスプレイ部を備える。ジャケットは、ディスプレイ部を覆う減菌可能なカバーである。
特開2012−23495号公報
上記構成に加えて、ダイヤルがディスプレイ部に設けられたHMDカバーシステムが考えられる。ダイヤルは、HMDのピント調整を一例とする各種調整の指示を入力するための、ダイヤル状のインターフェースである。押下式のインターフェースであるボタンが採用される場合よりも、ダイヤルが採用された場合の方が、術者は、多段階又は無段階の各種調整を、素早く且つ直感的にできるという利点がある。また、ダイヤルと調整対象物とが調整ネジ等によって直結されていれば、術者は、ダイヤルを回転させることで、調整対象物を物理的に動かすことができる。従って、ダイヤルが採用された場合の方が、HMDカバーシステムの構成が簡易化するという利点もある。
しかしながら、上記HMDカバーシステムでは、ジャケットを介したダイヤルの操作が、ジャケットを介したボタンの操作よりも、やり辛いという問題点がある。ディスプレイ部に細菌等が付着することを抑制するためには、ディスプレイ部とダイヤルを一体的にジャケットで覆う構成は、好都合である。一方、ダイヤルをディスプレイ部に対して回転させるためには、上記構成は不都合となる。
本発明の目的は、ヘッドマウントディスプレイの清潔性を保ち易く、且つヘッドマウントディスプレイに設けられた操作部を、カバーを介して操作可能なヘッドマウントディスプレイカバーシステム、及びカバーを提供することである。
本発明の第一態様に係るヘッドマウントディスプレイカバーシステムは、ヘッドマウントディスプレイと、ヘッドマウントディスプレイの少なくとも一部である被覆部を覆うように装着可能なカバーとを備えたヘッドマウントディスプレイカバーシステムであって、前記ヘッドマウントディスプレイは、画像を表示する表示部と、使用者の頭部に固定される固定部と、前記被覆部に設けられたベース部と、前記ベース部に回転可能に設けられた操作部とを有し、前記カバーは、前記操作部に対して対向する面である第一面を有し、前記第一面は、外側から加わる力によって変形し、且つ、前記操作部が第一回転方向へ回転するための力である第一回転力を、前記操作部に付与する第一部位を含み、前記操作部が前記第一回転方向へ回転した後に前記第一部位が復元する場合において、前記操作部に付与される前記第一回転方向とは反対方向を向く力の大きさが、ゼロである、又は前記第一回転力の大きさよりも小さいことを特徴とする。
上記構成によれば、使用者が、手でカバーに力を加えて第一面を変形させると、第一部位は、操作部に第一回転力を付与する。これにより、操作部は第一回転方向に回転する。そして、使用者がカバーから手を離すと、第一部位は元の形状に復元する。第一部位が復元する場合において、第一回転方向とは反対方向を向く力の大きさがゼロである、又は第一回転力の大きさよりも小さい。従って、操作部は回転前の回転位置に戻りにくい。また、カバーが被覆部を被覆するので、ヘッドマウントディスプレイは外気に晒されにくい。従って、ヘッドマウントディスプレイの清潔性は保たれ易い。以上より、ヘッドマウントディスプレイの清潔性を保ち易く、且つ、ヘッドマウントディスプレイに設けられた操作部を、カバーを介して操作可能なヘッドマウントディスプレイカバーシステムが実現される。
前記ヘッドマウントディスプレイカバーシステムにおいて、前記第一面は、前記外側から加わる力が作用していない状態では、前記第一部位が、前記操作部に対して、前記操作部の回転軸と直交する半径方向に第一離間距離だけ隙間を有するように、対向し、前記操作部に対して接触した状態では、前記回転軸を中心とした円周方向に変形可能であってもよい。この場合、使用者が手でカバーを変形させると、第一面は、第一部位が操作部から離間する形状から、第一部位が操作部に接触する形状に変形する。これにより、使用者は、カバーを介して操作部を回転させることができる。カバーが復元を開始する場合、第一部位は操作部から離間する。従って、回転した操作部は、回転前の回転位置まで更に戻りにくくなる。
前記ヘッドマウントディスプレイカバーシステムにおいて、前記第一部位は、前記操作部のうち前記円周方向における一部と対向してもよい。この場合、操作部とカバーとが互いに接触する円周方向の位置が限定される。従って、ヘッドマウントディスプレイカバーシステムは、第一部位の変形量を増大させつつも、カバー全体をコンパクト化できる。また、使用者は、操作部を操作する場合に、カバーの同じ部位を触ることができるので、カバーを被覆部から外させる突発的な力は、発生しにくい。
前記ヘッドマウントディスプレイカバーシステムにおいて、前記カバーは、前記ベース部に接触する接触部位を備え、前記接触部位は、前記第一部位が前記操作部に接触して移動した場合に、前記ベース部に対する相対移動量が前記第一部位の移動量よりも小さくてもよい。この場合、使用者は、カバーに触れて操作部を回転させる操作を、片手で行うことができる。
前記ヘッドマウントディスプレイカバーシステムにおいて、前記第一面は、前記第一部位に対して前記円周方向の両側にそれぞれ位置し、且つ、前記操作部に対して離間する二つの第二部位を有し、各前記第二部位と前記操作部との第二離間距離は、前記第一離間距離よりも長くてもよい。この場合、操作部に接触した第一部位を使用者が回転させる場合に、第二部位は操作部に接触しにくい。使用者は、第二部位を操作部に接触させることなく、大きなストロークで第一面を変形させ易い。よって、ヘッドマウントディスプレイカバーシステムは、操作部を回転させる操作性を向上できる。
前記ヘッドマウントディスプレイカバーシステムにおいて、前記カバーは、前記第一面を含み、前記操作部を覆う第一壁部と、前記ベース部を覆う第二壁部とを有し、前記第一壁部の少なくとも一部の厚みは、前記第二壁部の厚みよりも薄くてもよい。この場合、第一壁部の少なくとも一部は、第二壁部よりも変形し易いので、使用者は、操作部を回転させ易い。また、第二壁部は、第一壁部よりも変形しにくいので、ベース部に対してずれにくく、且つ、ベース部に対して外れにくい。よって、ヘッドマウントディスプレイカバーシステムは、操作部を回転させる操作性を更に向上できる。
前記ヘッドマウントディスプレイカバーシステムにおいて、前記表示部は、前記被覆部に収容されてもよい。この場合、使用者は、被覆部に直接触れることなく、表示部が画像を表示する位置を調整する操作と、操作部を回転させる操作とを行うことができる。よって、ヘッドマウントディスプレイの清潔性は更に保たれ易い。
前記ヘッドマウントディスプレイカバーシステムにおいて、前記カバーは、前記表示部が前記画像を表示する位置に設けられた貫通穴を備えてもよい。この場合、表示部の画像の画像光が貫通穴を通過する。従って、ヘッドマウントディスプレイカバーシステムは、ヘッドマウントディスプレイの清潔性を保ちつつ、表示部が表示する画像の視認性を維持できる。
前記ヘッドマウントディスプレイカバーシステムにおいて、前記表示部は、前記被覆部に設けられ、前記カバーは、前記表示部が前記画像を表示する位置に設けられた透明部材を有してもよい。この場合、透明部材が設けられることで、ヘッドマウントディスプレイは外気に更に晒されにくい。また、透明部材は表示部が表示する画像の画像光を通過させることができる。よって、ヘッドマウントディスプレイカバーシステムは、表示部が表示する画像の視認性を維持しつつ、ヘッドマウントディスプレイの清潔性を更に向上できる。
前記ヘッドマウントディスプレイカバーシステムにおいて、前記第一部位は、凹凸形状であってもよい。この場合、第一部位と操作部との間で生じる摩擦力が増大するので、第一部位は操作部に対して滑りにくい。よって、ヘッドマウントディスプレイカバーシステムは、操作部を回転させる操作性を更に向上できる。
前記ヘッドマウントディスプレイカバーシステムにおいて、前記操作部は、前記ベース部から一方向へ突出しており、前記カバーは、前記一方向の側から前記操作部に対向する第一対向部と、前記一方向とは反対の他方向の側から前記ベース部に対向する第二対向部とを有し、前記第一対向部から前記第二対向部までの前記一方向と平行な方向における距離である第一距離から、前記操作部の前記一方向の端から、前記ベース部の前記他方向の端までの前記一方向と平行な方向における距離である第二距離を、差しい引いた距離である第三距離は、前記操作部が前記ベース部から突出する最大の距離である第四距離よりも短くてもよい。この場合、第一部位は、操作部に対して、一方向と平行な方向にずれにくい。従って、変形した第一部位は、操作部に接触し易い。よって、ヘッドマウントディスプレイカバーシステムは、操作部を回転させる操作性を更に向上できる。
前記ヘッドマウントディスプレイカバーシステムにおいて、前記カバーは、前記ベース部に接触する第一接触部位および第二接触部位を備え、前記第一接触部位と前記第二接触部位との距離は前記カバーを前記被覆部に装着しない状態では前記被覆部に装着した状態よりも短くてもよい。この場合、使用者がカバーを被覆部に装着した場合、第一接触部位と第二接触部位は、ベース部に密着する。従って、ベース部はカバーに対してずれにくいので、変形した第一部位は、元の形状に復元し易い。
本発明の第二態様に係るカバーは、ヘッドマウントディスプレイの少なくとも一部である被覆部を覆うように装着可能であり、且つ、前記ヘッドマウントディスプレイが、画像を表示する表示部と、使用者の頭部に固定される固定部と、前記被覆部に設けられたベース部と、前記ベース部に回転可能に設けられた操作部とを有した、カバーであって、前記操作部に対して対向する面である第一面を有し、前記第一面は、外側から加わる力によって変形し、且つ、前記操作部が第一回転方向へ回転するための力である第一回転力を、前記操作部に付与する第一部位を含み、前記操作部が前記第一回転方向へ回転した後に前記第一部位が復元する場合において、前記操作部に付与される前記第一回転方向とは反対方向を向く力の大きさが、ゼロである、又は前記第一回転力の大きさよりも小さいことを特徴とする。この場合、カバーは、上記ヘッドマウントディスプレイカバーシステムと同様の効果を奏する。
HMDカバーシステム1の斜視図。 カバー100と被覆部50の斜視図。 カバー100と被覆部50の別の斜視図。 被覆部50の斜視図。 図2のC−C線矢視方向におけるカバー100と被覆部50の断面図。 図1のB−B線矢視方向におけるカバー100と被覆部50の断面図。 図1のA−A線矢視方向におけるカバー100と操作部55の断面図。 図1のB−B線矢視方向における、未装着のカバー100の断面図。 第一部位131が操作部55に接触するカバー100の側面図。 第一部位131が操作部55と一体的に移動するカバー100の側面図。 透明部材109が設けられたベース壁部110の斜視図。 第一変形例であるカバー200の斜視図。 図12のD−D線矢視方向において、操作部55が回転させられる流れを示す説明図である。 第二変形例であるカバー300の斜視図。 図14のE−E線矢視方向におけるカバー300と操作部55の断面図。 第三変形例であるカバー400の斜視図。 図16のF−F線矢視方向におけるカバー400と操作部55の断面図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1に示すように、ヘッドマウントディスプレイカバーシステム1は、ヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display)10と、カバー100とを備える。以下、ヘッドマウントディスプレイを「HMD」と表記する。
HMDカバーシステム1の概略を説明する。HMD10は、使用者の頭部に装着可能な光学透過型のHMDである。HMD10の投影形式は、一例として虚像投影型である。HMD10は、画像表示装置37(図4参照)によって生成される画像光を複数のレンズ(図示外)で集光した後、ハーフミラー35(図4参照)へ導く。集光された光は、ハーフミラー35によって反射された後、使用者の片側の眼に向けて射出される。また、ハーフミラー35は、使用者の眼前の景色の光を透過させて、使用者の眼に直接導く。使用者は、眼前の景色に画像を重ねて認識することができる。カバー100は、HMD10の一部を覆う弾性変形可能なゴム部材である。本例のHMDカバーシステム1は、一例として、高い清潔性が求められる医療現場で使用される。使用者である医師は、HMD10が投影する画像と、実視野とを交互に見ながら、手術を行うことができる。
以下、図1の上方、下方、右下方、左上方、左下方、及び右上方を、それぞれ、HMDカバーシステム1の上方、下方、左方、右方、前方、及び後方と定義して説明する。HMDカバーシステム1の上方、下方、左方、右方、前方、及び後方は、それぞれ、HMD10を装着した使用者にとっての、上方、下方、左方、右方、前方、及び後方に対応する。
また、生成された画像光がハーフミラー35へ導かれる方向を、「第一方向」と称す場合があり、第一方向とは反対方向を「第二方向」と称す場合があり、第一方向と第二方向を総称して「光軸方向」と称す場合がある。また、ハーフミラー35が画像光を射出する方向を「第三方向」と称す場合があり、第三方向とは反対方向を「第四方向」と称す場合があり、第三方向と第四方向を総称して「視線方向」と称す場合がある。本例では、視線方向と光軸方向は互いに直交する。さらに、光軸方向と視線方向とのそれぞれと直交する方向を「垂直方向」と称す場合があり、垂直方向の一方向を「第五方向」と称す場合があり、第五方向とは反対方向を第六方向と称す場合がある。第一方向から第六方向は、いずれも、HMD10の後述の被覆部50(図2参照)を基準として定義される。図1に示されるHMDカバーシステム1が使用される場合、被覆部50は使用姿勢にあり、第一方向、第二方向、第三方向、第四方向、第五方向、及び第六方向は、それぞれ、HMDカバーシステム1の右方向、左方向、後方向、前方向、上方向、下方向と一致する。
図1〜図6を参照し、HMD10の構造を説明する。図1に示すように、HMD10は、固定具5、アーム4、及び被覆部50(図2参照)を備える。固定具5は、樹脂や金属(例えば、ステンレス)などの可撓性を有する材質で構成される。固定具5は、略環状に延びる板状部材である。固定具5の後部は開環する。使用者は、固定具5を手で押し広げながら、自身の頭部を固定具5の内側に進入させる。固定具5が所定の装着位置に配置された後、使用者は固定具5から手を離す。これにより、固定具5は、使用者の頭部を挟み込んだ状態で固定される。
アーム4は固定具5よりも左前方に配置される。アーム4は、一端部4Aと他端部4Bとを含む。一端部4Aは、第一連結機構71を介して固定具5に連結される。本例の第一連結機構71では、周知のボールジョイントが採用される。アーム4は、一端部4Aと第一連結機構71との連結位置を支点として、回転自在である。他端部4Bは、後述の被覆部50に連結する。
図2、図4、図5を参照し、被覆部50の構造を説明する。被覆部50は、ベース部31及び操作部55を備える。ベース部31は、光軸方向に延びる中空箱状である。ベース部31の垂直方向における最大寸法であるベース縦寸法は、寸法J(図6参照)に相当する。
ベース部31の第一方向の端部である先端部31Aは、開放する。ベース部31の第二方向の端部である基端部31Bは、閉塞する。基端部31Bには、突出部32が設けられる。突出部32は、ベース部31から第三方向へ突出する。突出部32の先端部は、第二連結機構72(図5参照)を介して、アーム4の他端部4Bに連結する。本例の第二連結機構72では、周知のボールジョイントが採用される。被覆部50は、突出部32と第二連結機構72との連結位置を支点として、回転自在である。
操作部55は、ベース部31の第四方向側の端面31Cに設けられた、略円柱状のダイヤルである。操作部55は、ベース部31から第四方向へ突出する。以下、端面31Cから操作部55の先端までの最短の距離を「突出距離」と称する。突出距離は、寸法R(図5参照)に相当する。
操作部55は、視線方向に延びる軸線である回転軸Pを中心に、第一回転方向及び第二回転方向に回転可能である。第一回転方向は、第四方向側から見た時計回り方向であり、矢印A1(図2参照)が向く方向である。第二回転方向は、第一回転方向とは反対方向であり、矢印A2(図2参照)が向く方向である。操作部55の外周面55Aは、回転軸Pの円周方向に亘って、凹凸状に形成されている。以下、回転軸Pを中心とした円周方向を、単に「円周方向」と称す場合があり、回転軸Pを中心とした半径方向を、単に「半径方向」と称す場合がある。
図4〜図6を参照し、HMD10が備える表示部30を説明する。尚、図4では、後述の画像表示装置37及びレンズユニット36が模式的に図示されている。表示部30は、ベース部31の内部に収容される。表示部30は、画像表示装置37、レンズユニット36、及びハーフミラー35を備える。画像表示装置37は、ベース部31の内部の第二方向側に配置される。画像表示装置37は、周知の液晶パネル(図示略)を備える。液晶パネルは、生成した画像光を第一方向側へ出射する。尚、液晶パネルの代わりに、Digital Mirror Device(DMD)、有機EL等の二次元表示装置が用いられてもよい。また、液晶パネルの代わりに、2次元的に走査された光を使用者の網膜上に投影する網膜走査型の投影装置(Retinal Scanning Display)が用いられてもよい。
レンズユニット36は、画像表示装置37の第一方向側に配置される。レンズユニット36は複数のレンズ(図示略)を備える。複数のレンズは、画像表示装置37から出射された光を集光し、先端部31A側へ導く。レンズユニット36は、ベース部31によって、光軸方向に移動可能に保持される。
レンズユニット36は、第四方向側の端部に、凸部(図示略)を備える。凸部は、操作部55の第三方向の端面に形成されたカム溝(図示略)に係合する。使用者が回転軸Pまわりに操作部55を回転させると、レンズユニット36は第一方向又は第二方向へ移動する。レンズユニット36が移動することによって、画像表示装置37から出射された画像光の焦点距離が変化する。従って、使用者はピント調節を行うことができる。
ハーフミラー35は、レンズユニット36の第一方向側に配置され、先端部31Aによって保持される。ハーフミラー35は、レンズユニット36が導く画像光を偏向させる偏向部材の一例である。ハーフミラー35は、反射面に入射した光の一部(例えば50%)を反射させ、他部を透過させることができる。ハーフミラー35の反射面は、例えば、透明な樹脂やガラスの基板上に、アルミや銀などの金属を所定の反射率(例えば50%)となるように蒸着することで形成される。尚、先端部31Aには、ハーフミラー35に代えて、例えば全反射ミラー、回折格子、プリズム、及びホログラム等の他の偏向部材が設けられてもよい。
ハーフミラー35は、レンズユニット36が導く画像光を第三方向へ反射し、使用者の片目に入射させる。使用者は、ハーフミラー35によって反射された画像光に基づく虚像を視認できる。即ち、ハーフミラー35が画像光を反射する位置が、使用者へ向けて表示部30が画像を表示する位置となる。
図3、図5〜図7を参照し、カバー100の構造を説明する。カバー100は、被覆部50を外側から被覆する箱状に形成された可撓性部材であり、例えばシリコンゴムによって形成される。カバー100は被覆部50から取外し可能である。以下、被覆部50に取り付けられた状態を基準に、カバー100の構造を説明する。カバー100は、ベース壁部110と操作壁部120を含む。ベース壁部110はベース部31を外側から覆う壁部であり、操作壁部120は操作部55を外側から覆う壁部である。ベース壁部110と操作壁部120は、一体的に形成される。
ベース壁部110は、上壁部101、下壁部102、右壁部103、左壁部104、後壁部105、及び前壁部106を含む。上壁部101と下壁部102は、垂直方向に沿って、ベース部31を挟んで対向する(図6参照)。上壁部101はベース部31の第五方向側の端部に接触し、下壁部102はベース部31の第六方向側の端部に接触する。
図5に示すように、右壁部103と左壁部104は、光軸方向に沿ってベース部31を挟んで対向する。右壁部103は、第一方向の側から先端部31Aに対向し、左壁部104は、第二方向の側から基端部31Bに対向する。後壁部105と前壁部106は、視線方向に沿ってベース部31を挟んで対向する。後壁部105は第三方向の側からベース部31に対向し、前壁部106は第四方向の側からベース部31に対向する。前壁部106のうち、光軸方向の中央部には、操作部55が挿通される開口部106Aが形成される。
図3に示すように、後壁部105のうち、第一方向側の部位には、第一貫通穴105Aが設けられる。第一貫通穴105Aは、後壁部105を厚さ方向に貫通する。第一貫通穴105Aには、ハーフミラー35が射出する画像光が通過可能である。即ち、第一貫通穴105Aは、表示部30が画像を表示する位置と光軸方向において同じ位置に配置される。後壁部105のうち、第二方向側の部位には、第二貫通穴105Bが設けられる。第二貫通穴105B内側には、上述の突出部32が配置される。
図2、図5、図7に示すように、操作壁部120は、前壁部106の開口部106Aから第四方向へ突出する筒状であり、内側に操作部55を収容する。操作壁部120の第四方向の端部は閉塞する。操作壁部120は、外側から力が作用していない状態では、回転軸Pの円周方向に亘って操作部55から離間する(図7参照)。
操作壁部120は、湾曲壁部129、上対向壁部121、及び前対向壁部128を含む。湾曲壁部129は、略U字状に形成された壁部である。湾曲壁部129は、操作部55を、第一方向側、第二方向側、及び第六方向側から覆う。上対向壁部121は、湾曲壁部129の第五方向における二つの端部を接続する壁部である。上対向壁部121は、操作部55を第五方向側から覆う。前対向壁部128は、湾曲壁部129と上対向壁部121の第四方向の端部を接続する壁部である。前対向壁部128は、操作部55を第四方向側から覆う。
図7に示すように、上対向壁部121は、第五方向の端面である上面122を含む。上面122には、視線方向に直線状に延びるリブ123が、光軸方向に沿って複数並んで配置される。
以下、湾曲壁部129と上対向壁部121のうちで、操作部55側の面を、「内周面127」と称する。本例では、内周面127は、円周方向に亘って、外周面55Aと半径方向に対向する。内周面127は、第一部位131と二つの第二部位132を含む。第一部位131は、上対向壁部121の第六方向の端面である。第一部位131は、光軸方向に亘って凹凸状に形成される。第二部位132は、内周面127のうちで、湾曲壁部129の第五方向における二つの端の一方と、上対向壁部121の光軸方向における一端とが接続される部位である。二つの第二部位132は、第一部位131に対して円周方向の両側にそれぞれ位置する。
本例では、上対向壁部121に外側から力が作用していない状態では、第一部位131は、第一離間距離だけ隙間を空けて外周面55Aと対向する。第一離間距離は、寸法S1に相当する距離である。第一離間距離は、上対向壁部121に外力が作用していない状態における、第一部位131と外周面55Aとの半径方向における距離である。
本例では、使用者が、所定値を超える大きさの力で、外側から操作壁部120を付勢した場合、上対向壁部121は、第一部位131が外周面55Aに接触する位置まで、変形できる(図9参照)。
また、上対向壁部121に外側から力が作用していない状態では、各第二部位132は、第二離間距離だけ隙間を空けて外周面55Aと対向する。第二離間距離は、寸法S2に相当する距離である。第二離間距離は、上対向壁部121に外力が作用していない状態における、第二部位132と外周面55Aとの半径方向における距離である。第二離間距離は、第一離間距離よりも長い。
図5〜図8を参照し、カバー100の寸法について説明する。図5に示すように、右壁部103と左壁部104との最短距離は、ベース部31の光軸方向における最大寸法よりも僅かに長い。右壁部103と左壁部104との最短距離は、カバー100が被覆部50に取り付けられているか否かに関わらず、略一定である。同様に、後壁部105と前壁部106との最短距離は、ベース部31の視線方向における最大寸法よりも僅かに長い。後壁部105と前壁部106との最短距離は、カバー100が被覆部50に取り付けられているか否かに関わらず、略一定である。
図8に示すように、上壁部101と下壁部102の最短距離は、カバー100が被覆部50に取り付けられていない状態では、第一所定距離だけ離間する。第一所定距離は、寸法Lに相当する距離であり、ベース部31のベース縦寸法(図6の寸法J)よりも短い。つまり、カバー100が被覆部50に取り付けられた状態においては、上壁部101と下壁部102は、ベース部31の形状に対応する位置まで押し広げられており、ベース部31に対して密着する(図6参照)。従って、カバー100に対して、外側から力が作用する場合であっても、ベース壁部110はベース部31に対して相対移動しにくい。
図7に示すように、操作壁部120に外側から力が作用していない状態では、湾曲壁部129は略均一の厚さ(以下、「第一厚さ」と称す)で形成される。第一厚さは寸法Wに相当する。第一厚さは、ベース壁部110の厚さ(図5、図6参照)よりも薄い。より詳細には、第一厚さは、上壁部101、下壁部102、右壁部103、左壁部104、後壁部105、及び前壁部106の、何れの壁部の厚さよりも薄い。
図5に示すように、ベース壁部110の後壁部105と、操作壁部120の前対向壁部128は、視線方向において第二所定距離だけ離間する。第二所定距離は、寸法Uに相当する距離である。第二所定距離は、後壁部105の内表面と、前対向壁部128の内表面との視線方向における最短距離である。ベース部31の第三方向の端と、操作部55の先端は、視線方向において第三所定距離だけ離間する。第三所定距離は、寸法Tに相当する距離である。第三所定距離は、ベース部31の第三方向の端と、操作部55の先端との視線方向における最大距離である。第三所定距離は、第二所定距離よりも短い。
第三所定距離から第二所定距離を差し引いた距離である第四所定距離は、寸法Vと略等しい。第四所定距離は、カバー100の内表面と被覆部50の外表面との間に生じる隙間の、視線方向における最大幅である。本例では、第四所定距離は、操作部55の突出距離(即ち寸法R)よりも短い。
図3を参照し、カバー100に被覆部50を取り付ける方法の概略を説明する。使用者は、左手で固定具5(図1参照)と被覆部50を持ち、右手でカバー100を持つ。使用者は、カバー100の上壁部101と下壁部102を押し広げた状態で、被覆部50の先端部31Aを、第二貫通穴105Bからカバー100の内部に進入させる。使用者は、ハーフミラー35が第一貫通穴105Aに対して第四方向側となるように、且つ、操作部55(図2参照)が操作壁部120に収容するように、被覆部50の配置位置を調整する。使用者は、基端部31Bを第二貫通穴105Bから被覆部50の内部に進入させた後、上壁部101と下壁部102から右手を離す。上壁部101と下壁部102は、垂直方向の両側から被覆部50を挟み込んで密着する。これにより、カバー100は被覆部50に取り付けられる。尚、カバー100を被覆部50から取り外す場合、使用者は、上壁部101と下壁部102を押し広げて、第二貫通穴105Bから被覆部50を引き出せばよい。
図7、図9、図10を参照し、使用者がカバー100を介して操作部55を回転させる方法を説明する。固定具5は使用者の頭部に固定されており、被覆部50は使用姿勢にある。
図7、図9に示すように、使用者は、片手の親指と人指し指とで上壁部101と下壁部102を挟んだ後、上対向壁部121を操作部55に向けて中指で押し付ける。このとき、使用者の中指は、上面122のリブ123に接触する。所定値を超える大きさの力が、上対向壁部121に作用する。これにより、上壁部101は、光軸方向の両端部を支点として、第六方向に向けて略円弧状に撓んで変形する。上対向壁部121の変形に伴い、第一部位131は、操作部55の外周面55Aに接触する。第二部位132は、操作部55から離間する状態を維持する。
図9、図10に示すように、使用者は、第一部位131を外周面55Aに押し付けながら、上対向壁部121を第二方向側へ付勢する。この付勢力は、第一部位131と操作部55の外周面55Aとの摩擦力によって操作部55に伝わる。操作部55に伝わる摩擦力の大きさは、回転軸Pを中心としたトルクの大きさよりも、大きい。これにより、操作部55には、第一回転方向へ回転するための力である第一回転力F1(図10参照)が作用する。この結果、外周面55Aと接触する第一部位131は、操作部55と一体的に第一回転方向に回転し、ベース部31に対して相対移動する。このとき、使用者の中指は、リブ123と接触しているので、上対向壁部121に対して滑りにくい。
操作部55の回転に伴い、湾曲壁部129の第五方向における二つの端部は、第五方向へ向かう程第二方向側へ傾斜するように、変形する。このときであっても、上壁部101と下壁部102がベース部31に密着しているので、ベース壁部110はベース部31に対して位置ずれしない。即ち、上壁部101と下壁部102のベース部31に対する相対移動量は、ゼロである。上壁部101と下壁部102のベース部31に対する相対移動量は、第一部位131のベース部31に対する相対移動量よりも小さい。
図7、図10に示すように、操作部55の回転後、使用者が上対向壁部121から中指を離すと、湾曲壁部129と上対向壁部121は復元する。本例では、使用者が上対向壁部121から中指を離した直後、第一部位131は、第五方向側且つ第一方向側へ移動する。従って、操作部55は、第一部位131から力を受けない。換言すると、湾曲壁部129と上対向壁部121が復元する場合、操作部55に付与される第二回転方向を向く力の大きさは、ゼロである。この第二回転方向を向く力の大きさは、回転軸Pを中心としたトルクの大きさよりも小さい。
使用者が操作部55を第二回転方向に回転させる方法は、上記方法と同様であるので、詳細な説明は省略する。使用者は、カバー100を介して操作部55を第一回転方向又は第二回転方向に回転させることで、表示部30のピントを調整できる。
以上、説明したように、使用者は、第一部位131が外周面55Aに接触する状態で、上対向壁部121を光軸方向に変形させる。第一部位131が、操作部55に第一回転力F1を付与することで、操作部55は第一回転方向に回転する。これにより、使用者は、上対向壁部121を介して、操作部55を第一回転方向へ回転できる。そして、使用者が上対向壁部121から中指を離すと、上対向壁部121は元の形状に復元する。この場合、操作部55には第二回転方向を向く力が作用しないので、操作部55は、使用者による操作前の回転位置まで戻りにくい。また、カバー100によって被覆される被覆部50は、外気に晒されにくい。これにより、被覆部50の清潔性は保たれ易い。以上より、HMD10の清潔性を保ち易く、且つ、HMD10に設けられた操作部55を、カバー100を介して操作可能なHMDカバーシステム1が実現される。
操作部55が第一回転方向に回転した後、使用者が上対向壁部121から中指を離すと、上対向壁部121は元の形状に復元し、第一部位131は外周面55Aから離間する。従って、第一回転方向に回転した操作部55は、使用者による操作前の回転位置まで更に戻りにくくなる。
第一部位131は、外周面55Aの円周方向における一部と対向する。これにより、操作部55と上対向壁部121とが互いに接触する円周方向の位置が限定される。従って、HMDカバーシステム1は、第一部位131の変形量を増大させつつも、操作壁部120をコンパクト化できる。操作壁部120がコンパクト化することで、カバー100がコンパクト化する。また、使用者は、上対向壁部121を介して操作部55を回転させる場合に、上対向壁部121の上面122の同じ部位を触ることができる。従って、使用者が操作部55を回転させる場合に、ベース壁部110を被覆部50から外させる突発的な力が発生しにくい。
上壁部101と下壁部102がベース部31に密着する。使用者が上対向壁部121を介して操作部55を回転させる場合に、上壁部101と下壁部102のベース部31に対する相対移動量は、第一部位131のベース部31に対する相対移動量よりも小さい。ベース壁部110のベース部31に対する相対移動量が小さいので、使用者は、操作壁部120を触る手とは別の手で、ベース壁部110を保持する必要はない。よって、使用者は、カバー100を介して操作部55を回転させる操作を、片手で行うことができる。
第二離間距離(図7の寸法S2)は、第一離間距離(図7の寸法S1)よりも長い。従って、使用者は、上対向壁部121を介して操作部55を回転させる場合、第二部位132を操作部55に接触させることなく、第一部位131を大きなストロークで変形させ易い。よってHMDカバーシステム1は、操作部55を回転させる操作性を向上できる。
操作壁部120の湾曲壁部129の第一厚さ(図7の寸法W)は、ベース壁部110の厚さよりも薄い。従って、使用者が、外周面55Aに押し当てた上対向壁部121を変形させる場合、湾曲壁部129は、変形し易い。湾曲壁部129が変形し易いので、使用者は操作部55を回転させ易い。また、ベース壁部110は湾曲壁部129よりも変形しにくい。従って、使用者が、操作部55を回転させる場合に、ベース壁部110は、ベース部31に対してずれにくい。よって、HMDカバーシステム1は、操作部55を回転させる操作性を更に向上できる。
表示部30は被覆部50に収容される。被覆部50は、第一連結機構71及び第二連結機構72を介して固定具5に連結する。使用者は、カバー100を介して持つ被覆部50を、自在に移動させることができる。これにより、使用者は、表示部30が画像を表示する位置を自在に調整できる。また、使用者は、カバー100を介して操作部55を回転させることで、表示部30のピントを調整できる。つまり、使用者は、カバー100を介して被覆部50に触れるだけで、表示部30が画像を表示する位置の調整と、表示部30のピント調整とを行うことができる。使用者が、被覆部50に直接触れることなく上記操作を行うことができるので、被覆部50の清潔性は、更に保たれ易い。
ハーフミラー35が射出する画像光は、第一貫通穴105Aを通過でき、カバー100によって遮断されない。よって、HMDカバーシステム1は、HMD10の清潔性を保ちつつ、表示部30によって表示される画像の視認性を維持できる。
第一部位131は凹凸形状に形成されるので、第一部位131と外周面55Aとの接触面積は、低減する。従って、第一部位131と外周面55Aとが接触する場合に発生する摩擦力は、増加する。第一部位131が外周面55Aに対して滑りにくい。よって、HMDカバーシステム1は、操作部55を回転させる操作性を更に向上できる。
第四所定距離(図5の寸法V)は、突出距離(図7の寸法R)よりも短い。従って、操作部55の操作前に、カバー100がベース部31に対して位置ずれしても、上対向壁部121を付勢する使用者の中指は、操作部55に対して視線方向にずれにくい。故に、HMDカバーシステム1は、操作部55を回転させる操作性を更に向上できる。
第一所定距離(図8の寸法L)は、ベース部31のベース縦寸法(図6の寸法J)よりも短い。従って、カバー100が被覆部50に装着された状態では、上壁部101と下壁部102は、垂直方向からベース部31を挟み込んで密着する。従って、ユーザが、変形した上対向壁部121から中指を離した場合、操作壁部120は、元の形状に復元し易い。
ベース壁部110と操作壁部120は、一体的に形成される。従って、ベース壁部110と操作壁部120とが別体で構成されている場合に比べ、カバー100は、構成の簡易化と、価格の低廉化とを実現できる。また、ベース壁部110と操作壁部120が一体的に形成されることで、被覆部50は外気に晒されにくくなる。この結果、HMDカバーシステム1が、例えば医療現場で使用される場合、雑菌、飛沫、及び粉塵等の汚染物は、被覆部50に付着しにくく、HMD10の清潔性は保たれ易い。さらに、HMDカバーシステム1が、患者の手術を行う医師によって使用される場合、使用されたカバー100が、別の未使用のカバー100に手術後に取り替えられれば、被覆部50の清潔性は継続して維持される。
上記のHMDカバーシステム1は種々の変更が可能である。操作部55は、表示部30のピント調整をする代わりに、表示部30の画像光の光量を調整してもよい。また、HMD10が、外部機器の一例であるスピーカと電気的に接続している場合、操作部55はスピーカの音量調整をしてもよい。
また、図11に示すように、第一貫通穴105Aに透明部材109が嵌め込まれてもよい。透明部材109は、例えばアクリルによって構成される部材である。透明部材109が設けられることで、被覆部50は外気に更に晒されにくくなる。また、透明部材109は、ハーフミラー35が射出する画像光を通過させることができる。よって、表示部30が表示する画像光の視認性が維持されつつも、HMD10の清潔性は更に向上する。
また、湾曲壁部129の第一厚さは、上壁部101、下壁部102、右壁部103、左壁部104、後壁部105、及び前壁部106の、少なくとも一つの壁部(以下、「所定壁部」と称す)よりも薄ければよい。言い換えると、所定壁部が、第一厚さよりも薄い部位を含んでいれさえすればよい。
上記実施形態において、固定具5は本発明の「固定部」の一例である。内周面127は本発明の「第一面」の一例である。上壁部101と下壁部102は本発明の「接触部位」、「第一接触部位」、「第二接触部位」の一例である。操作壁部120は本発明の「第一壁部」の一例である。ベース壁部110は本発明の「第二壁部」の一例である。第一貫通穴105Aは本発明の「貫通穴」の一例である。前対向壁部128は本発明の「第一対向部」の一例である。後壁部105は本発明の「第二対向部」の一例である。第一所定距離は本発明の「第一部位と前記第二部位との距離」の一例である。第二所定距離は本発明の「第一距離」の一例である。第三所定距離は本発明の「第二距離」の一例である。第四所定距離は本発明の「第三距離」の一例である。第四方向は本発明の「一方向」の一例である。
図12、図13を参照し、カバー100の第一変形例であるカバー200を説明する。カバー200は、操作壁部120に代えて操作壁部220を備える。操作壁部220は、上対向壁部121に代えて上対向壁部221を備える点を除いて、操作壁部120と同様の構成である。
上対向壁部221は、基部240、支点部239、二つの第一突出部231、及び二つの第二突出部232を含む。基部240は、湾曲壁部129の第五方向における二つの端部を接続する。基部240は、第五方向の側から操作部55に対向する。基部240は、第五方向側の端面である上面222と、第六方向側の端面である下面224とを含む。上面222の光軸方向の両端部にはそれぞれ、複数のリブ123が設けられる。以下、湾曲壁部129と上対向壁部221のうち、操作部55側の面を「内周面227」と称する。内周面227は、基部240の下面224を含む。内周面227は、操作部55の外周面55Aと半径方向に対向する。
支点部239は、視線方向に延びる棒状であり、下面224の光軸方向の中央部と一体的に形成される。支点部239はベース部31の上面に接触している。支点部239は、回転軸Pと垂直方向に沿って並ぶ。二つの第一突出部231は、支点部239を挟んで光軸方向に並ぶ位置にて、下面224と一体的に形成される。二つの第二突出部232は、二つの第一突出部231を挟んで光軸方向に並ぶ位置にて、下面224と一体的に形成される。第一突出部231と第二突出部232は、基部240から第六方向へ突出する。操作壁部220に外側から力が作用していない状態では、第一突出部231と第二突出部232のそれぞれの先端部は、いずれも、操作部55の外周面55Aに接触する(図13(a)参照)。
図13を参照し、使用者が操作部55を第一回転方向に回転させる方法を説明する。使用者は、親指と人指し指とで上壁部101と下壁部102を挟んだ後、上面222の第二方向の端部を第四方向側へ中指で押し付ける。この場合、使用者の中指は、リブ123に接触するので、基部240に対して滑りにくい。
図13(a)、(b)に示すように、基部240は、支点部239を支点として、第一回転方向に回転するように変形する。結果、基部240は、第二方向へ向かうに従い第六方向側へ向かうように傾斜する。基部240が変形する場合、支点部239よりも第一方向側にある第一突出部231と第二突出部232は、第五方向側へ移動し、外周面55Aから離間する。一方、支点部239よりも第二方向側にある第一突出部231と第二突出部232は、第六方向側へ移動し、操作部55に接触して第一回転方向へ付勢する。支点部239よりも第二方向側にある第一突出部231と第二突出部232は、第六方向へ向かうに従い第二方向側へ向かうように傾斜し、半径方向に対して傾斜する。操作部55には、第一回転方向へ回転するための力である第一回転力R1が作用する。これにより、使用者はカバー200を介して操作部55を第一方向へ回転させることができる。尚、外周面55Aに接触している第一突出部231と第二突出部232は、第二方向へ向かうに従い第六方向側へ向かうように傾斜している。つまり、第一突出部231と第二突出部232は、それぞれ、自身の先端部が外周面55Aに対して第一回転方向に逃げるように、傾斜する。これにより、第二方向側にある第一突出部231及び第二突出部232と、操作部55との間で発生する摩擦力(以下、第一摩擦力と称する)は、第一回転方向を向く成分を有する。従って、支点部239よりも第二方向側にある第一突出部231及び第二突出部232と、外周面55Aとは、操作部55が第二回転方向へ回転するのを阻止する一種のラチェット機構として機能する。
図13(b)、(c)に示すように、操作部55が回転した後、使用者は上対向壁部221から中指を離す。上対向壁部221は、元の形状に復元する。第一突出部231と第二突出部232は、先端部が操作部55に対して第一回転方向に逃げるように傾斜しているので、上対向壁部221が復元する場合の第一摩擦力の大きさは、使用者が上対向壁部221を付勢する場合に比べて小さい。また、上対向壁部221が復元したとき、支点部239よりも第一方向側にある第一突出部231と第二突出部232は、外周面55Aに接触する。このとき、第一方向側にある第一突出部231と第二突出部232は、上対向壁部221の復元に伴う反動によって、操作部55を第六方向側へ僅かに付勢する。第二回転方向を向く力である反力R2(図13(c)参照)が、操作部55に作用する。反力R2の大きさは、第一回転力F1の大きさよりも小さい。また、第一方向側にある第一突出部231及び第二突出部232と、外周面55Aとの間で生じる摩擦力の大きさは、回転軸Pを中心としたトルクの大きさよりも小さい。従って、操作部55は、第二回転方向に回転しない。以上の操作によって、使用者は、操作部55を第一回転方向へ回転させることができる。
本変形例において、内周面227は、本発明の「第一面」の一例である。第一突出部231、第二突出部232は、本発明の「第一部位」の一例である。操作壁部220は、本発明の「第一壁部」の一例である。
図14及び図15を参照し、カバー100の第二変形例であるカバー300を説明する。カバー300は、ベース壁部310と操作壁部320とを含む。ベース壁部310は、前壁部106(図2参照)に代えて前壁部306を含む点を除いて、ベース壁部110(図2参照)と同様の構成である。前壁部306は、第四方向側からベース部31に対して対向する。前壁部306の光軸方向の中央部には、操作部55が挿通される円形状の開口部306Aが形成される。
操作壁部320は、開口部306Aから第四方向へ突出する円筒状であり、操作部55を内側に収容する。操作壁部320の第四方向の端部は、閉塞する。操作壁部320は、円周方向に延びる周壁部321を含む。操作壁部320に外側から力が作用していない状態では、周壁部321の内周面321Aは、円周方向に亘って、外周面55Aと隙間を空けて対向する(図15参照)。本変形例では、操作壁部320が変形することで、内周面321Aの円周方向における任意の部位が、外周面55Aと接触可能である。
詳細な図示は省略するが、使用者は操作部55を第一回転方向へ回転させる場合、周壁部321を片手で掴んで操作部55へ押し付ける。変形した操作壁部320の内周面321Aの一部が、外周面55Aに接触する。使用者は、操作壁部320を第一回転方向へ捩らせるように変形させる。内周面321Aと操作部55は、一体的に第一回転方向へ回転移動する。尚、この場合、ベース壁部310の上壁部101と下壁部102が、ベース部31に密着しているので、ベース壁部110は、回転軸Pを中心に回転移動することはない。
操作部55が回転した後、使用者が周壁部321から手を離すと、操作壁部320は元の形状に復元する。操作壁部320が復元を開始した直後、内周面321Aは外周面55Aから離間する。よって、操作部55に作用する第二回転方向を向く力は、ゼロである。
本変形例において、内周面321Aは、本発明の「第一面」、「第一部位」の一例である。ベース壁部310は、本発明の「第二壁部」の一例である。操作壁部320は、本発明の「第一壁部」の一例である。
図16、図17を参照し、カバー100の第三変形例であるカバー400を説明する。カバー400は、操作壁部320に代えて操作壁部420を備える点を除いて、カバー300(図14参照)と同様の構成である。操作壁部420は、開口部306Aから第四方向へ突出する円柱状であり、操作部55を内側に収容する。操作壁部420の第四方向の端部は閉塞する。
操作壁部420は対向壁部421を含む。対向壁部421は、第四方向側から操作部55と対向する壁部であり、回転軸Pを中心とした円板状である。対向壁部421は対向面421Aを含む。対向面421Aは、操作壁部420の内表面のうちで、第四方向側から操作部55に対向する面である。
操作壁部420は、周壁部425を含む。周壁部425は操作部55を内側に収容する円筒状である。周壁部425は内周面425Aを含む。内周面425Aは操作部55の外周面55Aと半径方向に対向する。以下、対向壁部421の対向面421Aと周壁部425の内周面425Aを総称して、内周面427と称する。
対向面421Aには、複数の溝部423が設けられる。複数の溝部423は、円周方向に亘って等間隔に配置される。溝部423は、回転軸Pから所定の距離だけ離間した位置から、半径方向に沿って直線状に延びる。以下、対向面421Aのうち、各溝部423の回転軸P側の端部によって囲まれる部位を「第一部位431」と称す。
使用者は、操作部55を回転させる場合、対向壁部421を第三方向へ向けて押し付ける。対向壁部421が変形し、第一部位431は操作部55に接触する。使用者は、第一部位431を操作部55に押し付けた状態のまま、操作壁部420を第一回転方向に捩るように変形させる。操作部55の第四方向側の面には突起56が設けられる。突起56は、溝部423とかみ合って変形力を伝達する。これにより、使用者は、操作壁部420を介して操作部55を第一回転方向に回転させることができる。操作部55が回転した後、使用者が対向壁部421から手を離すと、対向壁部421は元の形状に復元する。対向壁部421が復元を開始した直後、第一部位431は操作部55から離間する。
本変形例において、内周面427は本発明の「第一面」の一例である。操作壁部420は本発明の「第一壁部」の一例である。ベース壁部310は本発明の「第二壁部」の一例である。
1 HMDカバーシステム
5 固定具
10 HMD
30 表示部
50 被覆部
55 操作部
100,200,300,400 カバー
101 上壁部
102 下壁部
105A 第一貫通穴
105 後壁部
109 透明部材
110,310 ベース壁部
120,220,320 操作壁部
127,227,427 内周面
128 前対向壁部
131,431 第一部位
132 第二部位
231 第一突出部
232 第二突出部
321A 内周面
421A 対向面
P 回転軸
F1,R1 第一回転力
R2 反力

Claims (13)

  1. ヘッドマウントディスプレイと、ヘッドマウントディスプレイの少なくとも一部である被覆部を覆うように装着可能なカバーとを備えたヘッドマウントディスプレイカバーシステムであって、
    前記ヘッドマウントディスプレイは、
    画像を表示する表示部と、
    使用者の頭部に固定される固定部と、
    前記被覆部に設けられたベース部と、
    前記ベース部に回転可能に設けられた操作部と
    を有し、
    前記カバーは、
    前記操作部に対して対向する面である第一面を有し、
    前記第一面は、外側から加わる力によって変形し、且つ、前記操作部が第一回転方向へ回転するための力である第一回転力を、前記操作部に付与する第一部位を含み、
    前記操作部が前記第一回転方向へ回転した後に前記第一部位が復元する場合において、前記操作部に付与される前記第一回転方向とは反対方向を向く力の大きさが、ゼロである、又は前記第一回転力の大きさよりも小さいことを特徴とするヘッドマウントディスプレイカバーシステム。
  2. 前記第一面は、
    前記外側から加わる力が作用していない状態では、前記第一部位が、前記操作部に対して、前記操作部の回転軸と直交する半径方向に第一離間距離だけ隙間を有するように、対向し、
    前記操作部に対して接触した状態では、前記回転軸を中心とした円周方向に変形可能であることを特徴とする請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイカバーシステム。
  3. 前記第一部位は、前記操作部のうち前記円周方向における一部と対向することを特徴とする請求項2に記載のヘッドマウントディスプレイカバーシステム。
  4. 前記カバーは、前記ベース部に接触する接触部位を備え、
    前記接触部位は、前記第一部位が前記操作部に接触して移動した場合に、前記ベース部に対する相対移動量が前記第一部位の移動量よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載のヘッドマウントディスプレイカバーシステム。
  5. 前記第一面は、前記第一部位に対して前記円周方向の両側にそれぞれ位置し、且つ、前記操作部に対して離間する二つの第二部位を有し、
    各前記第二部位と前記操作部との第二離間距離は、前記第一離間距離よりも長いことを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載のヘッドマウントディスプレイカバーシステム。
  6. 前記カバーは、
    前記第一面を含み、前記操作部を覆う第一壁部と、
    前記ベース部を覆う第二壁部と
    を有し、
    前記第一壁部の少なくとも一部の厚みは、前記第二壁部の厚みよりも薄いことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のヘッドマウントディスプレイカバーシステム。
  7. 前記表示部は、前記被覆部に収容されることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のヘッドマウントディスプレイカバーシステム。
  8. 前記カバーは、前記表示部が前記画像を表示する位置に設けられた貫通穴を備えたことを特徴とする請求項7に記載のヘッドマウントディスプレイカバーシステム。
  9. 前記表示部は、前記被覆部に設けられ、
    前記カバーは、前記表示部が前記画像を表示する位置に設けられた透明部材を有することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のヘッドマウントディスプレイカバーシステム。
  10. 前記第一部位は、凹凸形状であることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載のヘッドマウントディスプレイカバーシステム。
  11. 前記操作部は、前記ベース部から一方向へ突出しており、
    前記カバーは、
    前記一方向の側から前記操作部に対向する第一対向部と、
    前記一方向とは反対の他方向の側から前記ベース部に対向する第二対向部と
    を有し、
    前記第一対向部から前記第二対向部までの前記一方向と平行な方向における距離である第一距離から、前記操作部の前記一方向の端から、前記ベース部の前記他方向の端までの前記一方向と平行な方向における距離である第二距離を、差しい引いた距離である第三距離は、前記操作部が前記ベース部から突出する最大の距離である第四距離よりも短いことを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載のヘッドマウントディスプレイカバーシステム。
  12. 前記カバーは、前記ベース部に接触する第一接触部位および第二接触部位を備え、
    前記第一接触部位と前記第二接触部位との距離は前記カバーを前記被覆部に装着しない状態では前記被覆部に装着した状態よりも短いことを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載のヘッドマウントディスプレイカバーシステム。
  13. ヘッドマウントディスプレイの少なくとも一部である被覆部を覆うように装着可能であり、且つ、前記ヘッドマウントディスプレイが、画像を表示する表示部と、使用者の頭部に固定される固定部と、前記被覆部に設けられたベース部と、前記ベース部に回転可能に設けられた操作部とを有した、カバーであって、
    前記操作部に対して対向する面である第一面を有し、
    前記第一面は、外側から加わる力によって変形し、且つ、前記操作部が第一回転方向へ回転するための力である第一回転力を、前記操作部に付与する第一部位を含み、
    前記操作部が前記第一回転方向へ回転した後に前記第一部位が復元する場合において、前記操作部に付与される前記第一回転方向とは反対方向を向く力の大きさが、ゼロである、又は前記第一回転力の大きさよりも小さいことを特徴とするカバー。
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