JP2017069403A - 基板液処理装置、基板液処理方法 - Google Patents

基板液処理装置、基板液処理方法 Download PDF

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【課題】待避位置でプリディスペンス処理を行う際に、処理液の液滴が液受部の外へ飛散することを防止する。【解決手段】基板液処理装置は、液処理が実施される基板を保持する基板保持機構と、前記基板保持部に保持された基板に処理液を供給するノズルと、前記ノズルを、前記基板保持機構により保持された基板の上方に位置する処理位置と、前記基板保持部により保持された基板の外方に位置する待避位置との間で移動させるノズル移動機構と、前記待避位置に設けられ、前記ノズルから吐出された処理液を受ける樹脂からなる液受部と、を備え、処理液が前記液受部に落下する経路の電荷を、ゼロまたはプラスにした。【選択図】図3

Description

本発明は、基板液処理装置において、プリディスペンス処理を行う際に処理液の液滴が液受部の外へ飛散することを防止するための技術に関する。
従来、半導体ウエハやガラス基板などの基板に対して処理液を供給することによって基板を処理する基板処理システムが知られている。このような基板処理システムにおいては、処理室の内部で処理液を吐出するノズルが基板を処理する処理位置と基板外方の待避位置の間で移動可能に設けられている。また、待避位置においてノズルから吐出された処理液を受けるために液受部が設けられており、基板へ処理液が供給される前に所定量の薬液を吐出するプリディスペンス処理が行われる。液受部で回収した処理液は排液管を介して排出され、回収して再利用されるか基板処理システム外へ廃棄される(例えば特許文献1参照)。
プリディスペンス処理を行う際に発生した処理液の液滴が、液受部の外へ飛散することがある。液滴起因のパーティクルによって基板が汚染されるおそれがある。
特開2007−258462号公報
本発明は、待避位置でプリディスペンス処理を行う際に発生した処理液の液滴が、液受部の外へ飛散することを防止する技術を提供することを目的としている。
本発明の一実施形態によれば、液処理が実施される基板を保持する基板保持機構と、基板保持部に保持された基板に処理液を供給するノズルと、ノズルを、基板保持機構により保持された基板の上方に位置する処理位置と、基板保持部により保持された基板の外方に位置する待避位置との間で移動させるノズル移動機構と、待避位置に設けられ、ノズルから吐出された処理液を受ける樹脂からなる液受部と、を備え、ノズルから吐出された処理液が液受部に落下する経路の電荷を、ゼロまたはプラスに持たせた基板液処理装置が提供される。
本発明の他の実施形態によれば、基板に処理液を供給するノズルを、基板の上方に位置する処理位置から、基板の外方に位置する待避位置へ移動させる工程と、待避位置にて、前記ノズルから吐出された処理液が液受部に落下する経路の電荷を、ゼロまたはプラスにさせた状態で、前記液受部に向けて処理液を吐出する工程と、を含む基板液処理方法が提供される。
本発明の上記実施形態によれば、待避位置でプリディスペンス処理を行う際に発生した処理液の液滴が、液受部の外へ飛散することを防止することができる。
本発明の基板液処理装置の一実施形態に係る基板処理システムの概略構成を 示す平面図である。 処理ユニットの概略構成を示す側断面図である。 処理ユニットの作用を示す側断面図である。 液体飛散の作用を説明する概略断面図である。 液体飛散防止の作用を説明する概略側面図である。 液体飛散防止の他の実施形態を示す概略平面図である。
以下に添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る基板処理システムの概略構成を示す図である。以下では、位置関係を明確にするために、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を規定し、Z軸正方向を鉛直上向き方向とする。
図1に示すように、基板処理システム1は、搬入出ステーション2と、処理ステーション3とを備える。搬入出ステーション2と処理ステーション3とは隣接して設けられる。
搬入出ステーション2は、キャリア載置部11と、搬送部12とを備える。キャリア載置部11には、複数枚のウエハWを水平状態で収容する複数のキャリアCが載置される。
搬送部12は、キャリア載置部11に隣接して設けられ、内部に基板搬送装置13と、受渡部14とを備える。基板搬送装置13は、ウエハWを保持する基板保持機構を備える。また、基板搬送装置13は、水平方向および鉛直方向への移動ならびに鉛直軸を中心とする旋回が可能であり、基板保持機構を用いてキャリアCと受渡部14との間でウエハWの搬送を行う。
処理ステーション3は、搬送部12に隣接して設けられる。処理ステーション3は、搬送部15と、複数の処理ユニット16とを備える。複数の処理ユニット16は、搬送部15の両側に並べて設けられる。
搬送部15は、内部に基板搬送装置17を備える。基板搬送装置17は、ウエハWを保持する基板保持機構を備える。また、基板搬送装置17は、水平方向および鉛直方向への移動ならびに鉛直軸を中心とする旋回が可能であり、基板保持機構を用いて受渡部14と処理ユニット16との間でウエハWの搬送を行う。
処理ユニット16は、基板搬送装置17によって搬送されるウエハWに対して所定の基板処理を行う。
また、基板処理システム1は、制御装置4を備える。制御装置4は、たとえばコンピュータであり、制御部18と記憶部19とを備える。記憶部19には、基板処理システム1において実行される各種の処理を制御するプログラムが格納される。制御部18は、記憶部19に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって基板処理システム1の動作を制御する。
なお、かかるプログラムは、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体に記録されていたものであって、その記憶媒体から制御装置4の記憶部19にインストールされたものであってもよい。コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体としては、たとえばハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルディスク(MO)、メモリカードなどがある。
上記のように構成された基板処理システム1では、まず、搬入出ステーション2の基板搬送装置13が、キャリア載置部11に載置されたキャリアCからウエハWを取り出し、取り出したウエハWを受渡部14に載置する。受渡部14に載置されたウエハWは、処理ステーション3の基板搬送装置17によって受渡部14から取り出されて、処理ユニット16へ搬入される。
処理ユニット16へ搬入されたウエハWは、処理ユニット16によって処理された後、基板搬送装置17によって処理ユニット16から搬出されて、受渡部14に載置される。そして、受渡部14に載置された処理済のウエハWは、基板搬送装置13によってキャリア載置部11のキャリアCへ戻される。
次に、処理ユニット16の概略構成について図2および図3を参照して説明する。
図2に示すように、処理ユニット16は、チャンバ20と、基板保持機構30と、処理流体供給部40と、回収カップ50とを備える。
チャンバ20は、基板保持機構30と処理流体供給部40と回収カップ50とを収容する。チャンバ20の天井部には、FFU(Fan Filter Unit)21が設けられる。FFU21は、チャンバ20内にダウンフローを形成する。
基板保持機構30は、保持部31と、支柱部32と、駆動部33とを備える。保持部31は、ウエハWを水平に保持する。支柱部32は、鉛直方向に延在する部材であり、基端部が駆動部33によって回転可能に支持され、先端部において保持部31を水平に支持する。駆動部33は、支柱部32を鉛直軸まわりに回転させる。かかる基板保持機構30は、駆動部33を用いて支柱部32を回転させることによって支柱部32に支持された保持部31を回転させ、これにより、保持部31に保持されたウエハWを回転させる。
処理流体供給部40は、ウエハWに対して処理流体を供給する。処理流体供給部40は、処理流体供給源70に接続される。
回収カップ50は、保持部31を取り囲むように配置され、保持部31の回転によってウエハWから飛散する処理液を捕集する。回収カップ50の底部には、排液口51が形成されており、回収カップ50によって捕集された処理液は、かかる排液口51から処理ユニット16の外部へ排出される。また、回収カップ50の底部には、FFU21から供給される気体を処理ユニット16の外部へ排出する排気口52が形成される。
処理流体供給部40はウエハWに処理液を吐出するノズル41を有している。ノズル41(少なくとも液体除去対象部分であるノズル41の先端部)は、金属イオンを生じさせず、かつ、パーティクルを発生させない材料、具体的には例えばフッ素系樹脂(具体的には例えばPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PFA(パーフルオロアルコキシエチレン)など)により形成されている。
ノズル41はアーム42の先端に保持されている。アーム42の基端は、支持柱43の上端に取り付けられている。支持柱43の下端が、アーム駆動部44に取り付けられている。アーム駆動部44は、支持柱43を鉛直軸線周りに回転させ、また、支持柱43を昇降させることができる。従って、アーム駆動部44を動作させることにより、ノズル41を、ノズル41がウエハWの上方(より具体的にはウエハWの中心部の真上)に位置する処理位置(図2に示した位置)と、ノズル41がウエハWの外方(より具体的には平面視で回収カップ50よりも外側)の待避位置との間で移動させることができる。なお、アーム42は、上記のように鉛直軸線周りに旋回運動をするものには限定されず、別の運動、例えば水平方向に並進運動するものであってもよい。
処理流体供給源70は、薬液供給機構と純水供給機構(いずれも図示せず)を備えており、一つのノズル41に薬液(例えばSC1、DHF等の洗浄液)と、リンス液としての純水とを選択的に供給することができる。2つまたはそれ以上の数のノズルを設け、各ノズルにそれぞれ一種類のみの処理液(薬液、リンス液)が供給されるようになっていてもよい。
図3に示すように、ノズル41の待避位置に対応する位置に、液受部60が設けられている。この液受部60は、ダミーディスペンス時にノズル41から吐出される処理液を受けるために用いることができるものである。すなわち、本実施形態では、液受部60を、ダミーディスペンス用の液受けと、ノズル41の外表面洗浄時にノズル41から落下する液体の液受けとして共用する。液受部60の底部には、液受部60が受けた液を工場排液系に廃棄するための図示しない排液管路が接続されている。
液受部60は、筒状の筒部61と、筒部61の下部と連接し下方に向かうに従って漸次縮径する擂鉢状の底部62とで構成される。そして、底部62の下端部に排出口63が設けられ、排出口63には排液管路が接続される。また、液受部60は、導電性を有する樹脂が用いられ、具体的には例えばカーボンを含有する、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PFA(パーフルオロアルコキシエチレン)により形成される。また、液受部60は、アース線64により接地されている。
次に、処理ユニット16内で実行される一連の手順について説明する。以下の一連の手順は、制御装置4の制御の下で自動的に行うことができる。
基板搬送装置17により処理ユニット16内にウエハWが搬入され、保持部31に保持される。ウエハWが回転を開始するとともに、ノズル41がウエハWの中央部の真上に位置する。この状態でノズル41からウエハWに薬液が供給されて薬液処理工程が実施され、その後、リンス液としての純水がウエハWに供給されてリンス工程が実施される。その後、ノズル41からの処理液(純水)の吐出を停止し、ウエハWを引き続き回転させた状態を維持することにより(好ましくは回転速度を増して)、ウエハWの振り切り乾燥工程が実施される。リンス工程と振り切り乾燥工程との間に、純水をIPA(イソプロピルアルコール)等の乾燥補助用有機溶剤で置換する工程を実施してもよい。ノズル41は、乾燥工程の終了前の適当なタイミングで、待避位置に移動させられる。乾燥工程が終了したら、基板搬送装置17により処理ユニット16からウエハWが搬出される。以上により、一枚のウエハWに対する一連の処理が終了する。
次に、プリディスペンス処理の動作について図3を参照して説明する
プリディスペンス処理とは、たとえば処理液の劣化を防止するために、ウエハWに処理液を吐出していない待機中またはウエハWに処理液を供給する前にノズル41から処理液を適宜吐出させる処理のことである。
なお、プリディスペンス処理は、予め設定された条件(たとえば、前回のプリディスペンス処理からの経過時間など)を満たした場合に実行される。
図3に示すように、制御装置4は、ノズル41のプリディスペンス処理を行う場合には、旋回昇降機構(図示しない)を制御してアーム42を移動させて、ノズル41を液受部60の上方に配置させる。
そして、制御装置4は、バルブ(図示しない)を所定時間開放して、ノズル41から処理液を所定時間吐出させる。ノズル41から吐出された処理液は、液受部60の排出口63から外部に排出される。
図4の(a)〜(b)に示すように、プリディスペンス処理を行う際に、液滴が発生する。具体的には、処理液の供給を停止する際に、ノズル41から吐出される処理液の液流は次第に細くなり、最終的には液流の先端がノズル41に戻るような挙動を示す。その際に、戻りきれなかった一部の処理液がちぎれて液滴となる。ちぎれた液滴は、剥離帯電によりマイナスの電荷をもつ(図4(a))。また、一般的に樹脂はマイナスの電荷をもっているため、液滴には、液受部60、特に筒部61との間に静電反発力が働く。そのため、液滴は、液受部60で回収できずに液受部60の外へ飛散することがある(図4(b))。この場合、液滴起因のパーティクルによってウエハWが汚染されるおそれがある。
ここで本実施形態では、ノズル41から吐出された処理液が液受部60に落下する経路の電荷がゼロになるようにした。具体的には、液受部60は、導電性を有する樹脂で形成され、さらに接地されている。図5に示すように、液受部60の電荷はマイナスの電荷を持たずゼロになるため、液滴と液受部60との間に静電反発力が働かず、液滴は液受部60へ落下する。したがって、液滴が液受部60の外へ飛散することを防止することができる。液受部60は、全体を導電性を有する樹脂で形成して接地することで全体的に電荷がゼロとなるようにする場合に限られず、たとえば内周面に施した金属メッキを接地することで部分的に電荷がゼロとなるようにしてもよい。ここで、経路とは、ノズル41から吐出された処理液が液受部60に到達するまでの処理液の軌跡における、その軌跡の周辺領域のことである。且つ、液滴以外の電荷が、液滴の電荷に対して影響を及ぼすことが可能な範囲のことである。本発明では、経路の電荷がゼロ又はプラスとなるようにしており、経路の全部の電荷をゼロ又はプラスとした場合に限られず、経路の一部の電荷をゼロ又はプラスとした場合も含まれる。なお、電荷をゼロとした場合には、マイナスの電荷を持つ液滴との間で反発力が発生しないために、ノズル41から吐出された液滴を液受部60に自然に落下させることができ、また、電荷をプラスとした場合には、マイナスの電荷を持つ液滴との間で吸引力が発生するために、ノズル41かた吐出された液滴を液受部60に強制的に吸引することができる。このように、本発明では、ノズル41と液受部60との間の経路に液滴が電気的に反発力を受けることがない領域(又は液滴が電気的に吸引力を受ける領域)を形成して、ノズル41から吐出された液滴が液受部60の内部に落下せずに液受部60の外部に飛散してしまうのを防止している。
また、プリディスペンスが行われる際に、処理液とノズル41との間で摩擦が生じ、ノズル41内の処理液が帯電することがある。また、液受部60が導電性の樹脂ではない場合、液受部60の表面は帯電しやすい。帯電した液受部60に向けて処理液を吐出すると液受部60の電荷が処理液を通して移動し、ノズル41内の処理液が帯電することがある。帯電した処理液がウエハWの中央部に供給されると、処理液がウエハWに接触した瞬間にアーキングが発生し、パターンが破壊されてしまうといった不具合が生じる。
ここで本実施形態では、ノズル41から吐出された処理液が、液受部60に衝突するようにした。プリディスペンスを行う際に、ノズル41内の処理液が液受部60の底部62に接触した瞬間に接地するため、処理液が帯電していたとしても、除電することができる。したがって、プリディスペンスを行った後、ノズル41内の処理液が帯電することを抑制できる。このため、プリディスペンスを行った後、ウエハWに処理液を供給しても、アーキングを発生させることなくウエハWを処理することができる。なお、図5では、底部62を下端が中心から偏心した擂鉢状に形成し、底部62(液受部60)の中心部上方にノズル41を位置させているが、これに限られず、図4と同様に底部62を下端が中心に位置する擂鉢状に形成し、底部62(液受部60)の中心部上方からずれた位置にノズル41を位置させて、ノズル41から吐出された処理液が直接排出口63から排出されずに底部62に衝突するようにしてもよい。
<変形例>
次に、図6の(a)、(b)を参照して変形例を説明する。液受部600は、上方から順に筒状の筒部601と、筒部が連接し、下方に向かうに従って漸次縮径する擂鉢状の底部602とを有する。そして、底部602の下端部に排出口603が設けられる。液受部600の筒部601の内面には、液滴吸着部700が設けられている。液滴吸着部700は、その表面がプラスの電荷を持つ部材により構成されている。液受部600に落下する経路の電荷がプラスになるため、マイナスの電荷を持つ液滴が、静電吸引力によって液滴吸着部700に引き寄せられる。したがって、液受部600の外へ飛散することを防止することができる。液滴吸着部700を構成する部材の表面にプラスの電荷を持たせるには、正電極のみ持つイオナイザーで強制的にプラスの電荷をチャージさせることによって、液滴吸着部700を構成する部材の表面にプラスの電荷を持たせることができる。なお、液滴吸着部700は、ノズル41から処理液を液受部60に吐出するプリディスペンス時にだけ通電することで電力消費を抑制することができる。
また、底部602においてノズル41から吐出された処理液が衝突する位置に接地された除電部701を設けてもよい。プリディスペンスを行う際に、ノズル41内の処理液は接地するため、処理液が帯電していたとしても、処理液を除電することができる。したがって、プリディスペンスを行なった後に、ノズル41内の処理液が帯電することを抑制できるため、アーキングを発生させることなくウエハWを処理することができる。
さらに、液受部600には、液滴吸着部700に向けて洗浄液を供給する洗浄液供給部702を設けてもよい。図示しない開閉弁を開けることよって、洗浄液供給部702から洗浄液を液滴吸着部700に向けて供給する。液滴吸着部700に付着した液滴を洗浄することができるため、ウエハWが液滴起因のパーティクルによって汚染させるリスクを減らすことができる。
液滴吸着部は、処理液が液受部に落下する経路にあればよく、筒部601の内面ではなくてもよい。具体的には、図6(c)に示すように、ノズル41から吐出された処理液を受ける液受部600’と、液受部600’の上方であって処理液が液受部600’に落下する経路に液滴吸着部700’を設けた。この場合であっても、液受部600’に落下する経路の電荷がプラスになるため、マイナスの電荷を持つ液滴が、静電吸引力によって液滴吸着部700’に引き寄せられる。したがって、液受部600’の外へ飛散することを防止することができる。
上記の実施形態において、処理ユニット16で処理される基板は、半導体ウエハWに限らず、LCD用のガラス基板、セラミック基板等、半導体装置製造の技術分野で用いられる任意の基板とすることができる。
30 基板保持機構
41 ノズル
44 アーム駆動部(ノズル移動機構)
60、600 液受部

Claims (7)

  1. 液処理が実施される基板を保持する基板保持機構と、
    前記基板保持機構に保持された基板に処理液を供給するノズルと、
    前記ノズルを、前記基板保持部により保持された基板の上方に位置する処理位置と、前記基板保持部により保持された基板の外方に位置する待避位置との間で移動させるノズル移動機構と、
    前記待避位置に設けられ、前記ノズルから吐出された処理液を受ける樹脂からなる液受部と、
    を備え、
    前記ノズルから吐出された処理液が前記液受部に落下する経路の電荷を、ゼロまたはプラスに持たせたことを特徴とする基板液処理装置。
  2. 前記液受部は、
    導電性を有する樹脂からなり、接地されていることを特徴とする請求項1に記載の基板液処理装置。
  3. 前記液受部は、
    前記液受部の上部に筒状の筒部と前記筒部の下部に擂鉢状の底部を有し、
    前記底部は、
    前記ノズルから吐出された処理液が衝突する位置に設けられたことを特徴とする請求項2に記載の基板液処理装置。
  4. 前記液受部は、
    前記液滴部の上部に筒状の筒部と前記筒部の下部に擂鉢状の底部を有し、
    前記筒部の内面には、プラスの電荷を持つ液滴吸着部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の基板液処理装置。
  5. 前記液受部は、
    前記ノズルから吐出された処理液が衝突する位置に、接地された除電部を備えたことを特徴とする請求項4に基板液処理装置。
  6. 基板に処理液を供給するノズルを、前記基板の上方に位置する処理位置から、前記基板の外方に位置する待避位置へ移動させる工程と、
    前記待避位置にて、前記ノズルから吐出された処理液が液受部に落下する経路の電荷を、ゼロまたはプラスにさせた状態で、前記液受部に向けて処理液を吐出する工程と、
    を含む基板液処理方法。
  7. 前記液受部に向けて処理液を吐出する工程を行った後に、前記処理位置にて前記ノズルから基板に向けて処理液を供給する工程を含む請求項6に記載の基板液処理方法。
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