JP2017069109A - 光源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 放熱性が高く、小型化可能な光源装置を提供する。
【解決手段】 光源4と、光源4が取り付けられた載置体6と、を備え、載置体6が、発光側となる前面14と、前面14と反対側の裏面16とを有し、裏面16が、光源4の端子28が突出する第1の面18と、第1の面18よりも前面14に近い第2の面20と、を有し、第2の面20に、熱伝導部材8が接している光源装置2を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光源装置に関し、特に半導体レーザ装置を備える光源装置に関するものである。
近年、プロジェクタの光源装置として、複数個の半導体レーザ装置を、保持部材に整列して搭載させた光源装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2011−165760号公報
特許文献1に記載の光源装置では、保持部材の上面に半導体レーザ装置が取り付けられた構造なので、特に厚み方向において小型化が難しく、半導体レーザ装置の底面のみが保持部材に接触しているため、半導体レーザ装置から発する熱を放熱する効果が限定される。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、放熱性が高く、小型化可能な光源装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る光源装置は、光源と、前記光源が取り付けられた載置体と、熱伝導部材と、を備え、前記載置体が、発光側となる前面と、前記前面と反対側の裏面とを有し、前記裏面が、前記光源の端子が突出する第1の面と、前記第1の面よりも前記前面に近い第2の面と、を有し、前記第2の面に、前記熱伝導部材が接している。
上記の態様によれば、放熱性が高く、小型化可能な光源装置を提供することができる。
第1の実施形態に係る光源装置を模式的に示す斜視図及び平面図である。 第1の実施形態に係る光源装置に備えられた載置体を模式的に示す平面図である。 第2の実施形態に係る光源装置を模式的に示す斜視図及び平面図である。 第2の実施形態に係る光源装置の載置体を模式的に示す平面図である。 実施形態に用いる光源の一例を示す側面図及び断面図である。 第3の実施形態に係る光源装置を模式的に示す斜視図である。 第3の実施形態に係る光源装置を模式的に示す平面図である。 載置体における光源収容部の配置例を模式的に示す平面図である。 第4の実施形態に係る光源装置を模式的に示す斜視図である。
実施形態の説明
以下、実施形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
はじめに、図1及び図2を参照しながら、第1の実施形態に係る光源装置の説明を行う。ここで、図1は、第1の実施形態に係る光源装置2を模式的に表し、(a)は、第1の実施形態に係る光源装置2及びヒートパイプ8を介して接続された放熱装置50を示す斜視図であって、光源装置2の載置体6を発光側となる前面14側から見た図である。本実施形態では、光源装置2が、熱伝導部材としてヒートパイプ8を有している。
図1の(b)は、(a)の矢印Aから見た平面図であり、光源装置2の載置体6を、前面と反対側の裏面16側から見た平面図である。更に詳細に述べれば、図1の(b)では、光源装置2の載置体6にヒートパイプ8が取り付けられている状態が示されている。
図1の(c)は、(b)の矢印Bから見た光源装置2の平面図である。更に詳細に述べれば、ヒートパイプ8の放熱装置50側に延びる方向とは反対側の端部から見た平面図である。
図2は、図1に示された光源装置2が備える載置体6を模式的に表し、(a)は、載置体6を前面14側から見た平面図であり、(b)は、載置体6を裏面16側から見た平面図である。図2の(c)は、(b)の矢印Cから見た平面図であり、図1の(c)と同じ位置から載置体6を見た平面図である。つまり、図1の(c)に示す図から、載置体6だけを抜き出して示した図である。
第1の実施形態に係る光源装置2は、光源4、光源4が取り付けられた載置体6、及び熱伝導部材としてのヒートパイプ8を備えている。本実施形態では、4個の光源4が並んだ列が3列設けられており、計12個の光源4が載置体6に取り付けられている、ただし、これに限られるものではなく、光源4の数は、1以上の任意の数にすることができ、1つの列に並ぶ光源4の数も、2以上の任意の数にすることができ、光源4の列の数も、1以上の任意の数にすることができる。
本実施形態では、光源4として半導体レーザ(LD)を用いているが、これに限られるものではなく、発光ダイオード(LED)をはじめとするその他の任意の発光装置を光源4として用いることができる。
図1の(a)に示すように、載置体6には、各光源に対応して、光源収容部(光源を収容する凹領域)30が設けられ、光源4は、光源収容部(凹領域)30の中に挿入されている。そして、図5の光源4の詳細図に示すように、光源4の基体44の側面及び底面が、半田等の固定材料を介して、光源収容部(凹領域)30の内面に当接している。このように、光源4の基体44の側面及び底面が、載置体6の光源収容部(凹領域)30の内面に当接しているので、光源4から出射する光の位置精度を正確に調整することが可能となる。
更に、光源4が半導体レーザ(LD)の場合、光源4が高温になる課題が生じるが、下記に詳細に説明するように、光源4が光源収容部(凹領域)30の中に収容される配置により、光源4からの発熱を効率良く排熱することができる。
図1の(b)及び(c)に示すように、光源装置2の載置体6の裏面16に、熱伝導部材であるヒートパイプ8が接しており、このヒートパイプ(熱伝導部材)8は、放熱装置50に接続されている。
光源4からの熱は、光源収容部(凹領域)30で複数の面(側面及び底面)で接する載置体6に流れ、更に、載置体6に接するヒートパイプ(熱伝導部材)8を介して、放熱装置50に流れる。このように、載置体6に設けられた光源収容部(凹領域)30により、光源4から発生した熱を、放熱装置50まで効率良く運ぶことができ、放熱性能が向上できる。
なお、図1の(c)には、載置体6に光源4(図では端子28のみが見えている)及びヒートパイプ(熱伝導部材)8だけでなく、光源4の端子28と電気的に接続される配線基板60が配置されているところを示している。
図2の(c)に示すように、載置体6の裏面16は、光源4の端子28が突出する第1の面18、及び第1の面18よりも前面14に近い第2の面20を有している。この第2の面20に、ヒートパイプ(熱伝導部材)8が接している。また、第1の面18には、光源4の端子28と電気的に接続される配線基板60が配置されている。
更に、載置体6の裏面16は、第1の面18より前面14から遠い第3の面22を有している。以上のように、載置体6の裏面16は、裏面側の方向から見える全ての面を含み、本実施形態では、前面14に近い側から順に、第2の面20、第1の面18及び第3の面22を有している。
載置体6を前面14側から見た図2の(a)では、光源4を収納する空間である光源収容部(凹領域)30と、光源収容部(凹領域)30の底面から更に裏面16側に設けられた端子収容部(端子を収容する凹領域)32が示されている。端子収容部(端子を収容する凹領域)32は、光源収容部(凹領域)30の底面と第1の面18とを繋ぐ貫通穴であり、光源4の端子28が第1の面18から裏面16側に突出する。
本実施形態では、平面視において、光源4の端子28が光源4の中心からずれて配置されており、それに応じて、端子収容部(凹領域)32も、光源収容部(凹領域)30の中心からずれて配置されている。この端子収容部(凹領域)32の配置については、図8を用いて追って詳細に述べる。
載置体6を裏面16側から見た図2の(b)では、端子収容部(凹領域)32の第1の面18に設けられた開口である端子用開口32aが示されている。この端子用開口32aから光源4の端子28が突出する。
図2の(c)に示すように、本実施形態では第2の面20が曲面になっている。この場合、外面が曲面の(例えば、断面が円形や楕円形の)ヒートパイプ(熱伝導部材)8の外形に応じて、第2の面20を曲面で形成することにより、ヒートパイプ(熱伝導部材)8が載置体6に確実に接するようにすることができ、放熱性能が向上できる。
特に、第2の面20が曲面であると、外面が曲面のヒートパイプ(熱伝導部材)8を確実に第2の面20に接するように取り付けることができ、限られた裏面16のスペースの中で、接する面の面積を大きくとることができる。
ただし、ヒートパイプ(熱伝導部材)8の外面が曲面の場合に限られるものではなく、例えば、外面が平面の(例えば、正方形、矩形断面の)ヒートパイプ(熱伝導部材)8の場合には、それに応じて、第2の面20が平面である場合もあり得る。この場合には、平面を有するヒートパイプ(熱伝導部材)8を確実に第2の面20に接するように取り付けることができる。また、第2の面20の成形がし易く、載置体6の製造コストを低減できる。
図2の(c)において、載置体6の裏面側には第1の凹領域24が形成される。第1の凹領域24は、第1の面18(底面に相当)と、第1の面18及び第3の面22を繋ぐ内側面と、で規定される空間である。
また、載置体6における第1の凹領域24の底部には第2の凹領域26が形成される。第2の凹領域26は、曲面である第2の面20(底面に相当)で規定される空間である。本実施形態では、光源4の並んだ列(計3列)に沿って、2つの第2の凹領域26が設けられている。
なお、第2の面20が平面である場合には、第2の凹領域26は、第2の面20(底面に相当)と、第2の面20及び第1の面18を繋ぐ側面とで囲まれた上面が開口になった空間となる。
図1の(c)に示すように、端子収容部(凹領域)32の第1の面18に設けられた開口である端子用開口32aから突出した光源4の端子28は、第1の凹領域24の中に位置する。載置体6の第3の面22は、端子28の先端よりも前面14から遠い位置にあるので、端子28を保護することができる。また、端子28と電気的に接続される配線基板60は、第1の面に配置されており、第1の凹領域24の中に収まるようになっている。
以上のように、第1の面に、端子28と電気的に接続される配線基板60が配置されているので、第2の面に熱伝導部材が接する載置体6において、スペースを有効に利用して配線基板60を配置することができる。
また、第3の面22は、配線基板60よりも前面14から遠い位置(裏面側)にあるので、端子28や端子28に接続する配線基板60を保護することができる。また、第3の面22を光源装置2の実装面とすることもでき、第3の面22を冷却部材に接するように配置して、冷却効率を高めることもできる。
配線基板60は、光源4が並んだ列に沿って延びた3つの配線基板60から構成されている。3つの配線基板60は、個々に電気的に独立している場合(例えば、3つの列の光源4を個別に制御する場合)も、電気的に繋がっている場合(3つの列の光源4をまとめて制御する場合)もあり得る。3つの配線基板60が電気的に繋がっている場合には、例えば、ヒートパイプ(熱伝導部材)8の放熱装置50側に延びる方向とは反対側の端部側において(図1の(b)でヒートパイプ8の端部の右側)、3つの基板を繋いだE字形の形状の配線基板60とすることもできる。
図1の(c)に示すように、隣り合った配線基板60の間にはヒートパイプ(熱伝導部材)8が配置されている。本実施形態では、第1の面18よりも前面14に近い位置に第2の面20が設けられており、この第2の面20に熱伝導部材であるヒートパイプ(熱伝導部材)8が接している。従って、より大きな断面形状のヒートパイプ(熱伝導部材)8を配置することができるので、冷却効率を更に高めることができる。
<光源4の説明>
本実施形態に用いる光源4の一例を、図5を用いて説明する。図5の(a)は、半導体素子41の載置面側から光源4を見た側面図であり、(b)は、(a)のG−G断面から見た断面図である。図5から明らかなように、光源4では、基体44の上面に載置部材43が設けられ、サブマウント42を介して半導体素子41が載置されている。サブマント42に電気的に接続されたワイヤ45が端子28の上端に電気的に接続され、端子28は基体44の下面から下側に延在している。この基体44の側面と、載置体6の光源収容部(凹領域)30の内側面が半田等を介して当接し、基体44の底面と載置体6の光源収容部(凹領域)30の底面が半田等を介して当接する。半導体素子41の具体例としては半導体レーザ(LD)が挙げられる。
なお、半導体素子41の構造は特に限定されておらず、また発光波長も互いに同じであってもよいし、赤、緑、青等、互いに異なっていてもよい。
<載置体6の説明>
載置体6は、光源4を保持する部材である。載置体6は、アルミニウムまたはアルミニウム合金のほか、銅または銅合金も好ましく、このほかステンレス鋼(オーステナイト系、フェライト系、マルテンサイト系)、鉄鋼材料(機械構造用炭素鋼、一般構造用圧延鋼)、スーパーインバー、コバール等、または窒化アルミニウムなどのセラミックを用いることができる。。
<ヒートパイプ8の説明>
熱伝導体として機能するヒートパイプ8は、円柱形状のヒートパイプを用いることができるし、角柱形状のヒートパイプを用いることもできる。パイプ材質は銅管で、表面にめっき処理がされていてもよい。パイプ内部には、熱運搬のために水が封止されており、劣化防止を目的として真空処理がなされている。
ヒートパイプ(熱伝導部材)8と載置体6とは、半田を用いて固定することもできるし、カシメ締めにより固定することもできる。なお、上述のように、第2の面20が曲面の場合には、第2の面20がヒートパイプ(熱伝導部材)8と接し、第2の面20が平面の場合には、第2の面20(底面に相当)及び第2の面20及び第1の面18の間を繋ぐ側面がヒートパイプ(熱伝導部材)8と接する。
<放熱装置50の説明>
本実施形態の放熱装置50は、ヒートシンクであり、パイプ形状が固定しやすい複数のフィンが積層された放熱装置(スタックフィンタイプ)が望ましい。また、パイプ(ヒートパイプ8)とフィンとの固定は半田を用いてもよいが、カシメ締めにすることで、後工程で加熱処理した際の不具合を防止できる。フィンの材質はステンレスや銅、アルミ材が挙げられるが、放熱性とコストの観点から、1000番台や6000番台のアルミ板金が望ましい。
以上のように、本実施形態では、第1の面18よりも前面14に近い位置に設けられた第2の面20にヒートパイプ(熱伝導部材)8が接しているので、小型化可能な載置体6において、より大きな断面形状のヒートパイプ(熱伝導部材)8を配置することができ、冷却効率を更に高めることができる。よって、放熱性が高い小型化可能な光源装置2を提供することができる。
図1の(c)から明らかなように、第1の面18、第2の面20及び第3の面22により画定される第1の凹領域24及び第2の凹領域26の中に、配線基板60及びヒートパイプ(熱伝導部材)8を、無駄な空間を最小限にして、効率的に配置することができる。特に、第3の面22は、載置体の最下面となるので、第3の面22を実装面として基板に実装することができ、光源4の端子28や端子28に接続する配線基板60を確実に保護することができる。
なお、配線基板60等が第3の面22よりも外側に飛び出ていないので、第3の面22を熱伝導部材やその他の冷却装置に接触させて、冷却効率を更に高めることもできる。
(第2の実施形態)
次に、図3及び図4を参照しながら、第2の実施形態に係る光源装置の説明を行う。ここで、図3は、第2の実施形態に係る光源装置2を模式的に表し、(a)は、第2の実施形態に係る光源装置2及びヒートパイプ8を介して接続された放熱装置50を示す斜視図であり、光源装置2の載置体6を前面14側から見た平面図である。
図3の(b)は、(a)の矢印Dから見た図であり、光源装置2の載置体6を裏面16側から見た平面図であり、光源装置2の載置体6にヒートパイプ8が取り付けられているのが示されている。図3の(c)は、(b)の矢印Eから見た図であり、光源装置2を、ヒートパイプ8の放熱装置50側に延びる方向とは反対側の端部から見た平面図である。
図4は、図3に示された光源装置2に備えられた載置体6を模式的に表し、(a)は、載置体6を前面14側から見た平面図であり、(b)は、載置体6を裏面16側から見た平面図である。図4の(c)は、(b)の矢印Fから見た図であり、図3の(c)と同じ位置から載置体6を見た平面図である。
第2の実施形態では、光源装置2は、熱伝導部材として高熱伝導片10を有しており、第2の面20に、高熱伝導片(熱伝導部材)10が接している。高熱伝導片(熱伝導部材)10では、第2の面20に接する面と反対の面がヒートパイプ8に接している。
上記の高熱伝導片(熱伝導部材)10に関する点を除き、第2の実施形態は第1の実施形態と同様なので、下記においては、高熱伝導片(熱伝導部材)10に関する説明を主に行い、その他の説明は省略する。
図4の(c)に示すように、本実施形態では、載置体6の第2の面20が平面であり、第2の面20と第1の面18とを繋ぐ側面が垂直な平面となっていて、第2の凹領域26は矩形の断面形状を有している。図3の(c)に示すように、このような第2の面20及び側面に、熱伝導部材として高熱伝導片10が嵌合している。高熱伝導片(熱伝導部材)10は、第2の面20に接する面と反対の面が曲面であり、その曲面に円柱形状のヒートパイプ8が嵌合している。つまり、本実施形態では、高熱伝導片(熱伝導部材)10を介して、載置体6とヒートパイプ8とが熱的に接続されている。
高熱伝導片(熱伝導部材)10が載置体6に当接し、ヒートパイプ8にも当接するため、光源4からの熱を面形状で受けることができ、より効率良くヒートパイプ8に受け渡すことができる。よって、ヒートパイプ8を介して放熱装置50で高効率な放熱性能を得ることができる。
<高熱伝導片(熱伝導部材)10の説明>
高熱伝導片(熱伝導部材)10は、載置体6よりも熱伝導率が高い部材が好ましく、例えば、銅合金等が挙げられる。また、即時に熱伝導体に伝熱することで放熱効果が上昇するので、薄板形状であることが好ましい。
高熱伝導片(熱伝導部材)10と載置体6との間の接合、及び高熱伝導片(熱伝導部材)10とヒートパイプ8との間の接合は、半田を用いて固定することもできるし、カシメ締めにより固定することもできる。
本実施形態では、矩形の断面形状の第2の凹領域26及び円柱形状のヒートパイプ8と嵌合するため、高熱伝導片(熱伝導部材)10は、角形の外形と丸形の内形を有する略コの字形の形状を有している。特に、ヒートパイプ8を挟み込む高熱伝導片(熱伝導部材)10の両側部分は、載置体6の第3の面22の位置まで延びており、第3の面22とともに冷却部材と接するようにすることで、放熱効果を高めることができる。
ただし、高熱伝導片(熱伝導部材)10の形状は、図3の(c)に示す形状に限られるものではなく、第2の凹領域26の断面形状やヒートパイプ8の外形に応じて、任意の外形及び内形を有することができる。
以上のように、本実施形態では、載置体6及びヒートパイプ8と面で繋がった熱伝導率の高い高熱伝導片(熱伝導部材)10を用いることにより、第1の実施形態と同様に、放熱性が高い小型化可能な光源装置2を提供することができる。
(第3の実施形態)
次に、図6を参照しながら、第3の実施形態に係る光源装置の説明を行う。ここで、図6は、第3の実施形態に係る光源装置2を模式的に表し、(a)は、第3の実施形態に係る光源装置2及び高熱伝導要素12を介して接続された放熱装置50を示す斜視図であり、光源装置2の載置体6を前面14側から見た図である。
図6の(b)は、(a)の矢印Hの方向から見た図であり、光源装置2の載置体6を裏面16側から見た斜視図であり、光源装置2の載置体6に高熱伝導要素12が取り付けられているのが示されている。図6の(c)は、(b)の状態から、高熱伝導要素12を取り除いて、載置体6だけを裏面16側から見た斜視図である。
なお、図6の(a)では、4つの載置体6が高熱伝導要素12を介して放熱装置50に取り付けられた状態を示しており、(b)及び(c)では、その中の1つの載置体6を裏面16側から示している。
第1の実施形態では、載置体6の第2の面20にヒートパイプ(熱伝導部材)8が接しており、このヒートパイプ(熱伝導部材)8が放熱装置50に接続されているが、本実施形態では、載置体6の第2の面20に、熱伝導部材として機能する高熱伝導要素12が接しており、高熱伝導要素(熱伝導部材)12が、載置体6の一方向における長さよりも長くなっている。更に、高熱伝導要素(熱伝導部材)12の第2の面20に接する面と反対の面が放熱装置50に接している。
なお、本実施形態では、高熱伝導要素(熱伝導部材)12だけでなく、放熱装置50も光源装置2に含まれる。ただし、これに限られるものではなく、光源装置2が、放熱装置50に接する高熱伝導要素(熱伝導部材)12は含むが、放熱装置50は含まない態様もあり得る。
上記の点を除き、第3の実施形態は第1の実施形態と同様なので、下記においては、高熱伝導要素(熱伝導部材)12に関する説明を主に行い、その他の説明は省略する。
図6の(c)に示すように、本実施形態では、載置体6の第2の面20が平面であり、第2の面20と第1の面18とを繋ぐ側面が垂直な平面となっていて、第2の凹領域26は矩形の断面形状を有している。図6の(b)に示すように、このような第2の面20及び側面に、熱伝導部材として高熱伝導要素12が嵌合している。高熱伝導要素(熱伝導部材)12は、第2の面20に接する面と反対の面が平面であり、第2の面20に接する面と反対の面が放熱装置50に接している。
これにより、図6の(a)に示すように、複数(図では8つ)の光源4が光源収容部(凹領域)30内に収められた複数(図では4つ)の載置体6が、高熱伝導要素(熱伝導部材)12を介して、放熱装置50の取付面50aに取り付けられている。本実施形態では、高熱伝導要素(熱伝導部材)12の光源4の列に沿った長さが載置体6よりも長く、放熱装置50の取付面50aの端部まで達する長さを有している。
載置体6が高熱伝導要素(熱伝導部材)12を介して放熱装置50の取付面50aに取り付けられた構造を実現するため、本実施形態では、載置体6及び高熱伝導要素(熱伝導部材)12を固定し、載置体6と固定された高熱伝導要素(熱伝導部材)12を放熱装置50の取付面50aに固定することで実現している。
図6の(c)に示すように、載置体6の裏面16側にはネジ穴34が設けられており、図6の(b)に示すように、締結部材38を、高熱伝導要素(熱伝導部材)12に設けられた穴36に通してネジ穴34に取り付けることにより、載置体6及び高熱伝導要素(熱伝導部材)12を固定することができる。高熱伝導要素(熱伝導部材)12は載置体6よりも長いので、例えば、高熱伝導要素(熱伝導部材)12の載置体6よりも外側の領域に取り付け用の穴を設けて、締結部材で高熱伝導要素(熱伝導部材)12を放熱装置50の取付面50aに固定することができる。
ただし、これに限られるものではなく、締結部材を載置体6の穴に通して、放熱装置50の取付面50aに固定することもできる。この場合には、載置体6及び放熱装置50を締結する力で、両者の間に位置する高熱伝導要素(熱伝導部材)12を固定することもできるし、これに加えて、高熱伝導要素(熱伝導部材)12を載置体6や放熱装置50に個別に固定することもできる。また、締結部材を用いた固定方法だけでなく、半田を用いて固定することもできるし、カシメ締めにより固定することもできる。
<高熱伝導要素(熱伝導部材)12の説明>
高熱伝導要素(熱伝導部材)12は、高熱伝導片(熱伝導部材)10と同様に、載置体6よりも熱伝導率が高い部材が好ましく、例えば、銅合金等が挙げられる。また、即時に熱伝導体に伝熱することで放熱効果が上昇するので、厚み寸法は薄いことが望ましい。
なお、本実施形態では、載置体6に接する面も、放熱装置50に接する面も平面で構成されているが、これに限られるものではなく、曲面で構成することもできる。
次に、図7を参照しながら、載置体6及び高熱伝導要素(熱伝導部材)12の側面形状について、更に詳細に述べる。図7の(a)及び(b)は、共に図6の(a)の矢印Jから見た平面図である。(a)では、第3の面22が放熱装置50の取付面50aに接しており、(b)では、第3の面22が、距離Xだけ、放熱装置50の取付面50aから離間している点で異なる。なお、その他の点については同様である。
本実施形態では、1つの載置体6において、複数の光源4が並んだ列であって、互いに平行な隣り合った第1の列(例えば、図面左側の列)の及び第2の列(例えば、図面右側の列)が配置され、第1の列に配置された光源4の端子28に電気的に接続される第1の配線基板(例えば、図面左側の配線基板)60、及び第2の列に配置された光源4の端子28に電気的に接続される第2の配線基板(例えば、図面右側の配線基板)60を有し、第1の配線基板60と第2の配線基板60との間に、高熱伝導要素(熱伝導部材)12が配置されている。
なお、第1の配線基板60及び第2の配線基板60は、電気的に繋がった1つの配線基板の一部である場合も、電気的に独立し配線基板である場合もあり得る。
図7から明らかなとおり、第1の配線基板60と第2の配線基板60との間に、高熱伝導要素(熱伝導部材)12が配置されており、無駄な空間を最小限にして、効率的に配置することができる。
また、図7に示すように、光源4は、端子28が光源4の中心からずれて配置されており、第1の列に配置された光源4の端子28及び第2の列に配置された光源4の端子28の間の距離が最も大きくなるように光源4が配置されている。つまり、載置体6の幅方向(光源4の列に垂直な方向)において、光源4の端子28が互いに外側に位置するように配置されている。
以上のように、隣接する第1の列及び第2の列に配置された光源4の端子28の間の距離が最も大きくなるように光源4が配置されているので、端子28に電気的に接続された第1の配線基板60と第2の配線基板60との間の距離を大きくとることができるので、間に配置される高熱伝導要素(熱伝導部材)12の断面の大きさを大きくすることができる。よって、高熱伝導要素(熱伝導部材)12による放熱効率を高めることができる。
図7の(a)に示すように、載置体6の第3の面22が放熱装置50の取付面50aに接している場合には、高熱伝導要素(熱伝導部材)12を介した放熱装置50への放熱に加えて、載置体6から放熱装置50へ直接の放熱するルートも加わるため、冷却効率の向上が期待できる。
また、図7の(b)に示すように、載置体6の第3の面22が放熱装置50の取付面50aから離間している場合には、載置体6の熱膨張により、締結部材等に過度の力が加わるのを未然に防ぐことができる。離間する距離Xは、載置体6や高熱伝導要素(熱伝導部材)12の温度分布や材質(熱膨張率等)に応じて、最適な値を設定することが好ましい。
<載置体6における光源収容部30の配置の説明>
次に、図8を参照しながら、載置体6における光源収容部30の配置の説明を行う。図8は、載置体6における光源収容部30の配置例を模式的に示す平面図である。
図8には、4つの光源4が並んだ列が、1〜5列の場合の配置を示す。光源4は、端子28が光源4の中心からずれて配置されており、図7に示す場合と同様な思想に基づいて、隣接した列に配置された光源4の端子28の間の距離が大きくなるような配置を行う。
図8の(a)は、光源4の列が1列の場合を示す。この場合、各光源4の端子28が一列に並ぶように配置されている。
図8の(b)は、光源4の列が2列の場合を示す。この場合は、図7に示す配置と同様であり、各列の光源4の端子28の間の距離が最大となるように、端子28が載置体6の幅方向で外側に並ぶように配置されている。このような、隣接した列に配置された光源4の端子28の間の距離が最も大きくなるように配置した場合の端子間距離をL1とする。
図8の(c)は、光源4の列が3列の場合を示す。この場合、図面上側の2列に関しては、(b)の場合と同様に、隣接した列の端子28の間の距離が最も大きいL1となるように配置してある。一方、図面下側の2列に関しては、2つ列の端子28が光源4の中心よりも下側に並ぶように配置されている。よって、2つ列の端子28が同じ側に並んでいるので、光源4の中心の間の距離と同じL2(中間の距離)となる。
図8の(d)は、光源4の列が4列の場合の第1の例を示す。この場合、図面上側の2列及び下側の2列に関しては、(b)の場合と同様に、隣接した列の端子28の間の距離が最も大きいL1となるように配置してある。一方、図面中央の2列に関しては、2つ列の端子28が共に内側に配置されることになる。よって、2つ列の端子28の距離は最も短いL3となる。
図8の(e)は、光源4の列が4列の場合の第2の例を示す。この場合、図面上側の2列に関しては、(b)の場合と同様に、隣接した列の端子28の間の距離が最も大きいL1となるように配置してある。一方、それよりも下の列に関しては、2つ列の端子28が同じ側に並んだ中間の距離L2となるように配置される。
以上のように、(d)に示すように、端子28の間の距離が最大のL1の列の対(2つの列)がより多く生じるようにする配置の場合には、端子28の間の距離が最小のL3となる列の対も生じる。一方、(e)に示すように、端子28の間の距離がL1となる列の対の数を抑えて、端子28の間の距離が最小のL3となる列の対が生じないようにする配置も可能である。
図8の(f)は、光源4の列が5列の場合の第1の例を示し、図8の(f)は、端子28の間の距離が最大のL1の列の対がより多く生じるようにする配置してあり、端子28の間の距離が最小のL3となる列の対も生じている。一方、(g)では、端子28の間の距離がL1となる列の対の数を抑えて、端子28の間の距離が最小のL3となる列の対が生じないように配置してある。
何れの場合でも、発熱の状態や、必要とされる冷却性能、配線基板60の大きさ等を考慮して、適宜最適な配置を定めるのが好ましいる
(第4の実施形態)
次に、図9を参照しながら、第4の実施形態に係る光源装置の説明を行う。ここで、図9は、第4の実施形態に係る光源装置2を模式的に表し、(a)は、光源装置2の載置体6を裏面16側から見た斜視図であり、光源装置2の載置体6に高熱伝導要素(熱伝導部材)12が取り付けられているのが示されている。図9の(b)は、(c)の状態から、高熱伝導要素12を取り除いて、載置体6だけを裏面16側から見た斜視図である。なお、図9の(a)及び(b)では、1つの載置体6を裏面16側から示している。
第4の実施形態を第3の実施形態と比較すると、図9の(b)に示すように、第4の実施形態では、載置体6の裏面16は、光源4の端子28が突出する第1の面、及び第1の面18より前面14から遠い第3の面22を有するが、第1の面18よりも前面14に近い第2の面を有していない点で異なる。その他の点については、第4の実施形態は、第3の実施形態と同様である。
同じ大きさの載置体6を考えた場合、第4の実施形態では、高熱伝導要素(熱伝導部材)12を配置するスペースが、第3の実施形態の場合よりも小さくなるが、必要とされる冷却能力や小型化の必要性によっては実施可能である。載置体6の構造は単純になるので、製造コストが低減できる。
以下、光源装置2の1つの実施例について説明する。
<実施例>
この光源装置2は、図1に示す第1の実施形態に係るプロジェクタ用の光源であって、以下のように構成されている。
実施例の光源装置は、アルミニウム合金製の母材にめっき処理が施されている載置体と、半導体レーザ(LD)の光源と、載置体に載置してあるヒートパイプと、ヒートパイプに組み付けてある放熱装置(スタックフィン)により構成されている。
載置体は、厚さ12.4mmの略板上の部材であって、直径9.05mmで深さ4.9mmの開口(光源収容部)と、その底部に光源のリード端子を通すための楕円形貫通穴(端子収容部)と、の対からなる穴を12個有する。この穴は4行3列に配置され、各行における2つの穴の中心間距離と、各行の間隔はいずれも11mmであり。裏面にはヒートパイプが取付け可能な半円状凹部(第2の凹領域)があり、その脇部に回路基板を設置可能な薄膜部(第1の凹領域)がある。この薄膜部(第1の凹領域)に光源のリード端子及び回路基板を収容することが可能である。
光源は、ステムに半導体レーザ素子が実装され、並びにガラス窓を保持したキャップが固定されて、構成されている。ステムは、それぞれ銅合金の母材の表面に金のめっきが施された、ブロック状の素子実装部と、2本のリード端子と、直径9mm、厚さ1.5mmの円盤状のベース部(其体)と、を有する。ステムの素子実装部には、窒化アルミニウム基板の上面及び下面に金-錫系の共晶半田を有するサブマウントを介して、窒化物半導体レーザ素子が接着されている。キャップは、ステンレス製で直径6.85mmの円筒状の部材であって、その下端の鍔状部がステムのベース部の上面に溶接されている。キャップの上部には、ガラス製の窓が固定されている。なお、ステムのベース部(其体)の側面には、上面から下面に貫通する、上面視で略三角形状の窪み(切欠)が設けられている。
そして、載置体の開口穴部(光源収容部)に、上述の光源のステムのベース部(其体)が収容されており、ベース部(其体)の背面及び側面と、それに各々対向する開口穴部の底面及び側面と、が、その間に介在する接着剤により接着されている。なお、この接着部材は錫‐銀‐銅系の半田である。
開口部(光源収容部)の穴径は9.04〜9.06mmの範囲で設けられており、ステムのベース部(其体)が直径9mmなので、間に介在する半田の厚みを数十ミクロンオーダーに制御することができる。よって、光源装置内の光源を精度良く実装することができ、薄膜半田層による低熱抵抗化の効果で、放熱特性向上が可能となる。
ヒートパイプは、直径φ6mmの円柱形状で、保持部材のR3mmの凹部に設置するように半田にて固定されている。保持部材の凹部に固定されているため、半導体レーザ装置のステムのベース部(其体)から瞬時に熱を伝達することが可能である。
放熱装置は、ヒートパイプにカシメ締めにより固定されており、板厚0,2mmのアルミ製の板金である。放熱装置は、図示しないファンにより、冷却されることで、高密度に配置することが可能となり、小スペースで高効率性を確保することが可能になる。
本発明の実施の形態、実施の態様を説明したが、開示内容は構成の細部において変化してもよく、実施の形態、実施の態様における要素の組合せや順序の変化等は請求された本発明の範囲および思想を逸脱することなく実現し得るものである。
本発明の光源装置は、プロジェクタ、液晶のバックライト用光源、照明用光源、各種インジケータ用光源、車載用光源、ディスプレイ用光源、信号機など、種々の光源に用いることができる。
2 光源装置
4 光源
6 載置体
8 ヒートパイプ(熱伝導部材)
10 高熱伝導片(熱伝導部材)
12 高熱伝導要素(熱伝導部材)
14 前面
16 裏面
18 第1の面
20 第2の面
22 第3の面
24 第1の凹領域
26 第2の凹領域
28 端子
30 光源収容部(光源を収容する凹領域)
32 端子収容部(端子を収容する凹領域)
32a 端子用開口
34 ネジ穴
36 穴
38 締結部材
41 半導体発光素子
42 サブマント
43 載置部材
44 其体
45 ワイヤ
50 放熱装置
50a 取付面
60 配線基板

Claims (12)

  1. 光源と、
    前記光源が取り付けられた載置体と、
    熱伝導部材と、
    を備え、
    前記載置体が、発光側となる前面と、前記前面と反対側の裏面とを有し、
    前記裏面が、前記光源の端子が突出する第1の面と、前記第1の面よりも前記前面に近い第2の面と、を有し、
    前記第2の面に、前記熱伝導部材が接していることを特徴とする光源装置。
  2. 前記載置体の裏面は、前記第1の面より前記前面から遠い第3の面を有することを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記第2の面が曲面であることを特徴とする請求項1または2に記載の光源装置。
  4. 前記第2の面が平面であることを特徴とする請求項1または2に記載の光源装置。
  5. 前記熱伝導部材はヒートパイプであって、前記ヒートパイプが前記第2の面に接していることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の光源装置。
  6. 前記光源装置は、ヒートパイプをさらに有し、
    前記熱伝導部材は、前記第2の面に接する面と反対の面が前記ヒートパイプに接している請求項1から4の何れか1項に記載の光源装置。
  7. 前記光源装置は、放熱装置をさらに有し、
    前記熱伝導部材は、前記載置体の一方向における長さよりも長いとともに、前記第2の面に接する面と反対の面が前記放熱装置に接していることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の光源装置。
  8. 前記光源装置は、放熱装置をさらに有し、
    前記熱伝導部材は、前記載置体の一方向における長さよりも長いとともに、前記第2の面に接する面と反対の面が前記放熱装置に接しており、
    前記載置体の前記第3の面がさらに前記放熱装置に接していることを特徴とする請求項2に記載の光源装置。
  9. 前記前面に、前記光源を収容する凹領域が形成されていることを特徴とする請求項1から8の何れか1項に記載の光源装置。
  10. 前記第1の面に、前記光源の前記端子と電気的に接続される配線基板が配置されていることを特徴とする請求項1から9の何れか1項に記載の光源装置。
  11. 複数の前記光源が並んだ列であって、互いに平行な隣り合った第1の列及び第2の列が配置され、
    前記第1の列に配置された前記光源の前記端子に電気的に接続される第1の配線基板、及び前記第2の列に配置された前記光源の前記端子に電気的に接続される第2の配線基板を有し、前記第1の配線基板と前記第2の配線基板との間に、前記熱伝導部材が配置されることを特徴とする請求項10に記載の光源装置。
  12. 前記光源は、前記端子が前記光源の中心からずれて配置されており、
    前記第1の列に配置された前記光源の前記端子及び前記第2の列に配置された前記光源の前記端子の間の距離が最も大きくなるように前記光源が配置されることを特徴とする請求項11に記載の光源装置。
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