JP4028270B2 - 光モジュール - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、配線基板に実装して使用される光通信用の光モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の光モジュールはパッケージに収容された光半導体素子を有しており、この光半導体素子は光学系を介して光ファイバに光接続されている。光半導体素子は電力を供給されて駆動し、上述の光学系および光ファイバを通じてレーザ光を投受光することができる。光半導体素子はその駆動時の発熱により素子特性が変化しやすいため、その発熱による温度変動を抑制することが重要である。半導体素子の温度安定化には、例えばペルチェクーラを用いた強制冷却やヒートシンクを用いた自然冷却等の各種の手段があるが、省電力化の観点からはヒートシンクを用いた冷却手段がより好ましい。
【0003】
その一方で、光モジュールを用いた光増幅器や信号光源等の光通信機器にあっては、その全体を小型化するため個々の光モジュールについても実装サイズの小型化が求められる。例えば、光モジュールを配線基板に挿入実装(スルーホール実装)する場合、その実装サイズを小型化するにはいわゆるDIL(dual in-line)型と称されるリード形状が適している。DIL型のリードはパッケージの両側面に複数対をなして設けられ、それぞれ側面から下方に延びている。このためリードを配線基板に挿入して光モジュールを実装すれば、リードが側方に拡がらない分、実装面積は小さく抑えられるものと考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この種の光モジュールにおいては通常、パッケージから外部への排熱はその底面を排熱経路として行われるが、DIL型のリードはパッケージ底面よりも下方に突き出ているため、パッケージの直下にヒートシンク等を配置することは難しい。このためDIL型のリード形状を有するパッケージでは、ヒートシンク等による冷却手段の適用が困難となっている。
【0005】
そこで本発明は、光モジュールの実装サイズを小型化するとともに、パッケージからの放熱性をも容易に向上することができる光モジュールの提供を課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の態様において、本発明の光モジュールは、パッケージ底面およびこのパッケージ底面と交差する方向に延びる一対のパッケージ側面を有するパッケージ内に、光学系を介して光ファイバに光接続された光半導体素子が収容され、前記パッケージ底面は熱伝導部材を介して前記光半導体素子と熱結合され、前記パッケージ側面にはリード基端部を蝋付けするためのメッキ領域が形成され、このメッキ領域はその下端が前記パッケージ側面の下端から間隔を開けて画定され、リード基端部が前記メッキ領域に蝋付けされた形態でリードがパッケージ側面に沿って設けられており、さらに、前記パッケージに形成され、前記パッケージ側面の前記メッキ領域と前記パッケージ底面との間のコーナ部位を面取りする面取り部を備えた、光モジュールである。第2の態様において、本発明の光モジュールは、パッケージ底面およびこのパッケージ底面と交差する方向に延びる一対のパッケージ側面を有するパッケージ内に、光学系を介して光ファイバに光接続された光半導体素子が収容され、前記パッケージ底面は熱伝導部材を介して前記光半導体素子と熱結合され、前記パッケージ側面にはリード基端部を蝋付けするためのメッキ領域が形成され、このメッキ領域はその下端が前記パッケージ側面の下端から間隔を開けて画定され、リード基端部が前記メッキ領域に蝋付けされた形態でリードがパッケージ側面に沿って設けられており、さらに、前記パッケージに形成され、前記パッケージ側面の前記メッキ領域と前記パッケージ底面との間のコーナ部位をその長手方向に切り欠いて延びる切欠溝を備えた、光モジュールである。好ましくは、前記パッケージ底面は配線基板に対向し、前記リードは蝋付けされたリード基端部の手前を曲げ位置としてL字に曲げられ、L字の水平位置と配線基板表面の間に隙間が形成され、この隙間を使用してL字の水平位置の部分が配線基板表面の対応部分に半田付けされた状態において前記パッケージ底面が配線基板表面に密着した状態になる。これによりパッケージ底面から配線基板への排熱経路が確保されるので、配線基板をヒートシンクとして利用可能となる。またパッケージの底面を配線基板に密着させているため、実装高さが低く抑えられる。また、前記配線基板にて前記パッケージ底面が密着するべき位置に開口を形成し、この開口を通じて前記パッケージ底面にヒートシンクが密着されることが好ましい。
【0008】
光モジュールの実装方法は上述のリードを備えることで容易に実現される。具体的には、パッケージの底面を配線基板に相対させ、基端部から先の部分を側方に曲げたリードを配線基板に固着するとともに、パッケージの底面を配線基板に密着させる。リードはパッケージの底面よりも上の位置で側方に曲げられているから、これを配線基板の表面に固着する際にパッケージの底面を配線基板に密着させることは容易である。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は光モジュールの一例として、半導体レーザモジュール1を概略的に示している。この半導体レーザモジュール1はブロック状のパッケージ2を備えており、パッケージ2はその内部に半導体レーザ素子3を収容している。パッケージ2は金属製の底板4を有しており、この底板4の上にセラミック製の周壁6が形成されている。また周壁6の上には天板8が配置されており、この天板8は周壁6の上部開口を覆っている。なお底板4はその長手方向の一端が周壁6から張り出し、この張出部分にねじ挿通孔10が形成されている。ただし底板4の張り出しは特に必須ではないし、また底板4は金属製のものに限らず周壁6と同様にセラミック製のものであってもよい。さらに周壁6は全てセラミック製ではなく、後述のリードを固着する部分を除いて金属製であってもよい。
【0010】
底板4の張出部分と反対側に位置する周壁6には光通口12が形成されている。この位置の周壁6には光通口12に連なってレンズ筐体14およびファイバ支持部材16が順次連結されており、このうちレンズ筐体14には集光レンズ18が収容されており、またファイバ支持部材16にはフェルール19が収容されている。なお、フェルール19には光ファイバ20が挿入されている。
【0011】
パッケージ2内にて、底板4上に例えばCuW製のブロック22が配置されており、このブロック22は底板4にSnPb半田で固定されている。またブロック22上には、AlN製のキャリア24を介して上述の半導体レーザ素子3が設置されている。半導体レーザ素子3はキャリア24にAuSn半田でダイボンディングされており、キャリア24は同じAuSn半田でブロック22に半田付けされている。
【0012】
半導体レーザ素子3と光通口12との間に1次レンズ26が立設されており、半導体レーザ素子3から射出されたレーザ光は1次レンズ26を透過して平行光に変換され、光通口12に向けて照射される。平行光は上述の集光レンズ18により集光されて光ファイバ20に導入される。それゆえ半導体レーザ素子3は、1次レンズ26および集光レンズ18からなる光学系を介して光ファイバ20に光接続されている。
【0013】
図1の構造を有する半導体レーザモジュール1にあっては、半導体レーザ素子3自身の熱抵抗を除いて、パッケージ2の底面から素子3までの全熱抵抗が約8℃/Wである。ここで、例えば素子3の発熱量を0.5W程度とすると、素子3の温度上昇幅は約4℃となるものと見込まれる。
図2は、第1実施形態の半導体レーザモジュール1のリード28を具体的に示している。リード28はパッケージ2の両側面に4対設けられており、各側面に沿って4本のリード28が1列をなしている。それゆえパッケージ2の両側面にてリード28は2列をなし、いずれも側面から下方に向けて延びるDIL型のものとなっている。なお図示の例ではリード28の本数は4対、つまり8ピンとなっているが、リード28の本数には特に限定がない。
【0014】
パッケージ2の各側面には鑞付け用のメッキパターン30が4つずつ形成されており、これらメッキパターン30の配列はリード28の取り付け本数に対応したものとなっている(図2中a)。各リード28はその基端部が四角くパッド状に広がっており、それゆえ基端部にはメッキパターン30に対応して、一定の鑞付け面が確保されている。
【0015】
個々のメッキパターン30はリード28の長手方向に沿って縦長に形成され、その下端はいずれもパッケージ2の底面よりも上方に位置付けられている。このため各リード28はメッキパターン30の範囲内だけで鑞付けされ、その基端部はパッケージ2の底面から離隔した位置で側面に固着される。したがって各リード28の基端部は、メッキパターン30の下端よりも上方がその鑞付けによる固着領域Sとなる(図2中b)。
【0016】
また、このような基端部の固着領域Sは、その先の部分のリード28をパッケージ2の側面に固定することなく脱離自在とする。このためリード28をパッケージ2の側方に曲げる際、固着領域Sの外にて基端部から先の部分のリード28をパッケージ2の側面から引き離し、底面よりも上の位置でリード28を曲げることが可能となる(図2中c)。なお、半導体レーザモジュール1を表面実装する場合、パッケージ2の底面からリード28の曲げ位置までの間隔dは例えば0.2mm以上確保されていることが好ましい。
【0017】
図3および図4は、第1実施形態の半導体レーザモジュール1を配線基板32に表面実装する場合の一例を示している。この第1実装例は、例えば以下の実装方法により実現される。
上述した半導体レーザモジュール1のパッケージ2の底面を、その実装するべき配線基板32の実装面に相対させる。このとき互いの配置関係は、例えば配線基板32が下に敷設された状態であるとすると、各リード28はパッケージ2の底面から上方に離隔した位置で側方に曲げられた状態にある。この状態で各リード28を配線基板32に半田付けして固着するとともに、パッケージ2の底面を配線基板32の表面に密着させることで図3および図4の表面実装例が得られる。なおこの場合、パッケージ2の底面と配線基板32との間にグリスを介在させておくことが好ましい。
【0018】
上述した第1実装例によれば、パッケージ2の底面を配線基板32に密着させることで底面から配線基板32への排熱経路が確保される。このため、配線基板32をヒートシンクとして利用して半導体レーザ素子3を効率的に冷却し、その素子特性を良好に安定化させることができる。なお第1実装例では、素子3の温度上昇幅は約6℃であった。このことから、配線基板32および配線基板32とパッケージ2との密着部の熱抵抗が0.5℃/W程度であると推測できる。
【0019】
上述したリード28の固着領域Sによる有用性は、以下の従来技術との比較においてより明らかとなる。
すなわち、図5に示されるように従来のDIL型リード280はパッケージ200の側面に対し、その下端位置(上下方向でみて底面と同じ位置)まで鑞付けされている。このため、リード280を側方に曲げる際、その曲げ位置は必ずパッケージ200の底面よりも下となり、これより上の位置でリード280を側方に曲げることはできない。したがって、仮に従来のリード280を側方に曲げたとしても、パッケージ200の底面を配線基板320に密着させた状態でモジュール100を表面実装することはできない。
【0020】
また従来のリード280では、その鑞付の際に余分な鑞がパッケージ200の底面にまで回り込み、その結果、リード280と底面との間にフィレット(すみ肉)282が形成される。このため従来のモジュール100を配線基板320に挿入実装する場合、図3に示されるようにフィレット282が干渉するためパッケージ200の底面が配線基板320の表面から浮き上がった状態とならざるをえない。
【0021】
この点、第1実施形態の半導体レーザモジュール1ではリード28とパッケージ2の底面との間にフィレットが存在しておらず、それゆえ底面の平坦度が保持されている。したがって、挿入実装と表面実装のいずれの場合においてもパッケージ2の底面を配線基板32に確実に密着させることができる。
図6は半導体レーザモジュール1の第2実装例を示している。この実装例では配線基板32がモジュール1の直下にて部分的に切り取られており、それゆえ配線基板32にてパッケージ2の底面が密着するべき位置に開口33が形成されている。そして、この開口を通じてパッケージ2の底面にアルミニウム製のヒートシンク34が密着されている。ヒートシンク34は断面凸字形状をなし、その中央の隆起した部分は底板4よりもわずかに広い幅を有している。またヒートシンク34は中央から両側へ拡がっており、これら両翼部分は配線基板32の下方を延びている。なおヒートシンク34の材質や具体的な形状は特に限定されていない。
【0022】
また第2実装例においては、図7に示されるように配線基板32の開口33内にパッケージ2を没入させ、配線基板32の上面よりも低い位置でパッケージ2の底面をヒートシンク34に密着させることもできる。この場合、パッケージ2の底面が配線基板32の厚み方向に没入する分だけリード28の固着領域Sは第1実装例(図2中b)の場合よりも上方に設けられており、それゆえ上述した間隔dの値もより大きくなっている。
【0023】
上述の第2実装例は、例えば以下の実装方法により実現される。
ここでの実装方法は図2の半導体レーザモジュール1を用いる点で第1実装例の場合と同様であるが、配線基板32にてパッケージ2の底面が密着するべき位置に切り欠き等による開口33を形成し、この開口33を通じてヒートシンク34を底面に密着させる要素が加わっている。なお、ヒートシンク34はリード28を配線基板32に半田付けした後で開口33内に配置してもよいし、あるいは予め開口33内にヒートシンク34を配置しておいてリード28を半田付けしてもよい。
【0024】
上述した第2実装例によれば、より熱容量の大きいヒートシンク34を用いることでパッケージ2の底面からの放熱効率を高め、半導体レーザ素子3を確実に冷却することができる。また図7の実装例のようにパッケージ2が配線基板32の厚み方向に没入されている場合、その分だけ配線基板32から上の実装高さがより低く抑えられる。
【0025】
図8は第2実施形態の半導体レーザモジュール1を示している。この場合、パッケージ2の側壁6にて、その両側面の下部にそれぞれ面取り部36が形成されている。これら面取り部36はリード28の固着領域Sと底面との間のコーナ部分を斜めに面取りしており、それゆえパッケージ2の両側面には各面取り部36の上方にメッキパターン30が形成されている。また底板4の両側縁位置は、各面取り部36の際にほぼ合致している(図8中b)。
【0026】
このような面取り部36はパッケージ2の底面および側面と固着領域Sとの間に隙間を形成し、リード28を側方に曲げるのを容易にする(図8中b,c)。図9および図10は、第2実施形態の半導体レーザモジュール1を表面実装した場合の一例を示している。この実装例においても、リード28をパッケージ2の側方に曲げて配線基板32に半田付けするとともに、パッケージ2の底面を配線基板32の実装面に密着させることができる。
【0027】
図11は第3実施形態の半導体レーザモジュール1を示している。この場合、パッケージ2は金属製底板を有しておらず、その底板4および側壁6はセラミック積層により一体的に成形されている。またパッケージ2には、その両側面と底面との間の下側コーナ部分にそれぞれ面取り部36が形成されている。これら面取り部36も第2実施形態と同様に、リード28の固着領域Sと底面との間のコーナ部分を斜めに面取りしており、パッケージ2の両側面には各面取り部36の上方にメッキパターン30が形成されている。また第3実施形態においても、面取り部36はパッケージ2の底面および側面と固着領域Sとの間に隙間を形成し、リード28を側方に曲げるのを容易にすることができる(図11中b,c)。
【0028】
また図12は、第4実施形態の半導体レーザモジュール1を示している。この場合、面取り部36に代えて両側のコーナ部分はその長手方向に切り欠かれており、そこに2本の切欠溝38が形成されている。これら切欠溝38はリード28の固着領域Sと底面との間のコーナ部分を切り欠いており、パッケージ2の両側面には各切欠溝38の上方にメッキパターン30が形成されている。また第4実施形態においても、切欠溝38はパッケージ2の底面および側面と固着領域Sとの間に隙間を形成し、リード28を側方に曲げるのを容易にすることができる(図12中b,c)。
【0029】
第3および第4実施形態の半導体レーザモジュール1を配線基板32に表面実装する場合、その実装例は第2実施形態の場合とほぼ同様となる(図9および図10参照)。ただし、第3および第4実施形態の半導体レーザモジュール1では金属製底板4がなく、代わりにセラミック製底板4の下面がパッケージ2の底面となる。この実装例においても、パッケージ2の底面から配線基板32への排熱経路が形成されるので、半導体レーザ素子3の放熱性を高めることができる。
【0030】
また上述した第2〜第4実施形態の半導体レーザモジュール1について、それぞれ図6および図7に示される実装例を採用することもできる。この場合、配線基板32の開口33およびヒートシンク34については同様とし、パッケージ2の形態のみをそれぞれ第2〜第4実施形態の半導体レーザモジュール1のものに置き換えればよい。これら実装例を採用することで、第2〜第4実施形態の半導体レーザモジュール1においても同様にヒートシンク34による放熱性の向上や実装高さの小型化を図ることができる。
【0031】
なお上述した各実装例では表面実装の場合を挙げているが、各実施形態の半導体レーザモジュール1は、図13に示されるようにリード28を曲げることなく挿入実装することも可能である。この場合、既に述べたようにパッケージ2の底面にフィレットが形成されていないため、パッケージ2に金属製底板を用いていない場合であっても、その底面を配線基板32に密着させることができる。
【0032】
上述した各種実施形態の半導体レーザモジュール1およびその実装方法は好ましい例示であり、本発明はこれらに限定されるものではない。例えば、光モジュールの具体的な構造は図1のものに限られず、その光学系要素は1レンズ系のものであってもよいし、光半導体素子は発光素子だけでなく受光素子でもよい。
また光モジュールの具体的な仕様や用途は特に限定がなく、本発明は各種の用途に用いる光モジュールに適用可能である。
【0033】
その他、図示とともに説明した各種要素はあくまで一例であり、これらを適宜変形または置換可能であることはいうまでもない。
【0034】
【発明の効果】
本発明の光モジュールおよびその実装方法によれば、いわゆるDIL型のリード形状であっても表面実装が可能であり、その際、パッケージ底面を配線基板またはヒートシンクに密着させてその放熱性を大きく向上することができる。このため光半導体素子の温度変動による特性の変化を抑え、光半導体素子に安定した性能を発揮させることが可能となる。
【0035】
また本発明の光モジュールおよびその実装方法ではパッケージ底面が配線基板に密着するため、実装高さの小型化も可能である。特に表面実装の場合は配線基板の裏面側にリードが突出しないため、配線基板の裏面と外部筐体とのクリアランスを最小限に抑えることができる。このため外部筐体を全体として小型化できるという大きな利点がある。
【0036】
さらに配線基板に開口を形成し、そこにパッケージ底面を没入させる実装方法によれば、配線基板から上方の実装高さをより低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】半導体レーザモジュールの構造を概略的に示した断面図である。
【図2】第1実施形態の半導体レーザモジュールを具体的に示した側面図および正面図等である。
【図3】半導体レーザモジュールの第1実装例を示した斜視図である。
【図4】半導体レーザモジュールの第1実装例を示した正面図である。
【図5】従来の半導体レーザモジュールを示した正面図である。
【図6】半導体レーザモジュールの第2実装例を示した斜視図である。
【図7】半導体レーザモジュールの第2実装例を示した正面図である。
【図8】第2実施形態の半導体レーザモジュールを具体的に示した側面図および正面図等である。
【図9】第2実施形態の半導体レーザモジュールの実装例を示した斜視図である。
【図10】第2実施形態の半導体レーザモジュールの実装例を示した正面図である。
【図11】第3実施形態の半導体レーザモジュールを具体的に示した側面図および正面図等である。
【図12】第4実施形態の半導体レーザモジュールを具体的に示した側面図および正面図等である。
【図13】半導体レーザモジュールを挿入実装した場合の例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 半導体レーザモジュール
2 パッケージ
3 半導体レーザ素子
4 底板
6 側壁
18 集光レンズ
20 光ファイバ
26 1次レンズ
28 リード
30 メッキパターン
32 配線基板
33 開口
34 ヒートシンク
36 面取り部
38 切欠溝
Claims (4)
- パッケージ底面およびこのパッケージ底面と交差する方向に延びる一対のパッケージ側面を有するパッケージ内に、光学系を介して光ファイバに光接続された光半導体素子が収容され、前記パッケージ底面は熱伝導部材を介して前記光半導体素子と熱結合され、前記パッケージ側面にはリード基端部を蝋付けするためのメッキ領域が形成され、このメッキ領域はその下端が前記パッケージ側面の下端から間隔を開けて画定され、リード基端部が前記メッキ領域に蝋付けされた形態でリードがパッケージ側面に沿って設けられており、さらに、前記パッケージに形成され、前記パッケージ側面の前記メッキ領域と前記パッケージ底面との間のコーナ部位を面取りする面取り部を備えた、光モジュール。
- パッケージ底面およびこのパッケージ底面と交差する方向に延びる一対のパッケージ側面を有するパッケージ内に、光学系を介して光ファイバに光接続された光半導体素子が収容され、前記パッケージ底面は熱伝導部材を介して前記光半導体素子と熱結合され、前記パッケージ側面にはリード基端部を蝋付けするためのメッキ領域が形成され、このメッキ領域はその下端が前記パッケージ側面の下端から間隔を開けて画定され、リード基端部が前記メッキ領域に蝋付けされた形態でリードがパッケージ側面に沿って設けられており、さらに、前記パッケージに形成され、前記パッケージ側面の前記メッキ領域と前記パッケージ底面との間のコーナ部位をその長手方向に切り欠いて延びる切欠溝を備えた、光モジュール。
- 前記パッケージ底面は配線基板に対向し、前記リードは蝋付けされたリード基端部の手前を曲げ位置としてL字に曲げられ、L字の水平位置と配線基板表面の間に隙間が形成され、この隙間を使用してL字の水平位置の部分が配線基板表面の対応部分に半田付けされた状態において前記パッケージ底面が配線基板表面に密着した状態になることを特徴とする請求項1又は2に記載の光モジュール。
- 前記配線基板にて前記パッケージ底面が密着するべき位置に開口が形成されており、この開口を通じて前記パッケージ底面にヒートシンクが密着されていることを特徴とする請求項3に記載の光モジュール。
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