JP2017068099A - 定着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明によれば、静電噴霧により定着液を噴霧する定着装置において、定着液の残量を精度良く算出することを目的とする。【解決手段】定着装置7は、定着液Lを内部に収容する収容部73と、収容部73に連通し、現像剤像に向けて定着液Lを噴霧するノズルNと、ノズルN内の定着液Lと、ノズルNから離れた位置で搬送される記録シート(用紙P)との間に電位差を形成するための電位差形成部(第1電極74、第2電極72)と、電位差形成部に印加する電圧を制御する制御部100を備える。制御部100は、電位差形成部に電圧が印加されることで電位差形成部に流れる電流値に基づいてノズルから噴霧される定着液の単位時間当たりの噴霧量を推定する第1処理を実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、用紙上にトナー像を定着させる定着装置に関する。
従来、トナー像に定着液を塗布することでトナー像を用紙に定着する技術が知られている(特許文献1参照)。特許文献1に記載の定着装置では、定着ローラに泡状の定着液を保持させ、その泡状の定着液をトナー像に塗布することで、定着液によってトナーを溶かしてトナー像の定着を行っている。
特開2008−185704号公報
しかしながら、従来技術では、定着ローラで定着液をトナー像に塗布する際に、定着液によって溶けたトナーが定着ローラに付着することがあり、定着後のトナー像が乱れるおそれがあった。このような課題を解決すべく、本願発明者は、記録シートから離れて配置されるノズルから定着液を静電噴霧により噴霧して、定着を行う装置を考案した。そして、本願発明者は、この装置を実用化するには、ノズルから噴霧される定着液の噴霧量を精度良く算出することが重要であるといった課題を見い出した。
そこで、本発明は、静電噴霧により定着液を噴霧する定着装置において、定着液の噴霧量を精度良く算出することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る定着装置は、定着液を内部に収容する収容部と、前記収容部に連通し、記録シート上の現像剤像に向けて前記定着液を噴霧するノズルと、前記ノズル内の前記定着液と、前記ノズルから離れた位置で搬送される記録シートとの間に電位差を形成するための電位差形成部と、前記電位差形成部に印加する電圧を制御する制御部と、を備える。
前記制御部は、前記電位差形成部に電圧が印加されることで前記電位差形成部に流れる電流値に基づいて前記ノズルから噴霧される定着液の単位時間当たりの噴霧量を推定する第1処理を実行する。
この構成によれば、電位差形成部に流れる電流値に基づいて噴霧量を推定するので、定着液の噴霧量を精度良く算出することができる。
また、本発明に係る定着装置は、定着液を内部に収容する収容部と、前記収容部に連通し、記録シート上の現像剤像に向けて前記定着液を噴霧するノズルと、前記ノズル内の前記定着液と、前記ノズルから離れた位置で搬送される記録シートとの間に電位差を形成するための電位差形成部と、前記電位差形成部に印加する電圧を制御する制御部と、を備える。
前記制御部は、画像データに基づいて、前記ノズルから単位時間当たりに噴霧される噴霧量の目標値である目標噴霧量を設定する処理と、ノズルからの定着液の噴霧が安定したか否かを判断する処理と、噴霧が安定したと判断した場合に、前記ノズルから噴霧される定着液の単位時間当たりの噴霧量を、前記目標噴霧量から推定する処理と、定着液の残量の前回値から前記噴霧量を引くことで、定着液の残量を算出する処理とを実行する。
この構成によれば、画像データに基づいて設定する目標噴霧量に基づいて噴霧量を推定するので、定着液の噴霧量を精度良く算出することができる。
本発明によれば、静電噴霧により定着液を噴霧する定着装置において、定着液の噴霧量を精度良く算出することができる。
本発明の一実施形態に係る定着装置を備えたレーザプリンタを示す図である。 定着ヘッドを、斜め上方から見た斜視図(a)と、斜め下方から見た斜視図(b)である。 定着ヘッドを、前方から見た正面図(a)と、下方から見た下面図(b)である。 噴霧量の設定処理を示すフローチャートである。 定着液の残量を算出する残量算出処理を示すフローチャートである。 残量算出処理の変形例1を示すフローチャートである。 残量算出処理の変形例2を示すフローチャートである。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明においては、まず、レーザプリンタの全体構成を説明した後、本発明の特徴部分を詳細に説明することとする。
以下の説明において、方向は、レーザプリンタ使用時のユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1において、紙面に向かって右側を「前側」、紙面に向かって左側を「後側」とし、紙面に向かって奥側を「右側」、紙面に向かって手前側を「左側」とする。また、紙面に向かって上下方向を「上下方向」とする。
図1に示すように、レーザプリンタ1は、筐体2と、記録シートの一例としての用紙Pを給紙するためのフィーダ部3と、用紙Pに画像を形成するための画像形成部4とを備えている。
フィーダ部3は、筐体2の下部に着脱可能に装着される給紙トレイ31と、給紙トレイ31内の用紙Pを画像形成部4に向けて給紙する給紙機構32とを備えている。
画像形成部4は、筐体2内に収容されており、主に、スキャナユニット5と、プロセスカートリッジ6と、転写ローラTRと、定着装置7とを備えている。
スキャナユニット5は、筐体2内の上部に設けられ、図示しないレーザ発光部、ポリゴンミラー、レンズおよび反射鏡などを備えている。このスキャナユニット5では、レーザビームを、後述する感光ドラム61の表面上に高速走査にて照射する。
プロセスカートリッジ6は、筐体2に着脱可能となっている。プロセスカートリッジ6は、静電潜像が形成される感光ドラム61と、図示しない帯電器と、現像剤の一例としてのトナーを収容するトナー収容部62と、トナー収容部62内のトナーを感光ドラム61に供給する供給ローラ63および現像ローラ64を備えている。
このプロセスカートリッジ6では、図示せぬ帯電器が、回転する感光ドラム61の表面を一様に帯電する。スキャナユニット5は、感光ドラム61の表面にレーザビームを出射して、感光ドラム61の表面を露光することで、感光ドラム61の表面に画像データに基づく静電潜像を形成する。
次いで、回転駆動される現像ローラ64が、感光ドラム61の静電潜像にトナーを供給して、感光ドラム61の表面上にトナー像を形成する。その後、感光ドラム61の表面上に担持されたトナー像は、用紙Pが感光ドラム61と転写ローラTRの間で搬送される際に、転写ローラTRに引き寄せられて用紙P上に転写する。
定着装置7は、帯電された定着液Lを静電噴霧により用紙P上のトナー像に向けて噴霧することで、用紙P上にトナー像を定着させる装置である。なお、定着装置7の構成については、後で詳述する。
用紙Pの搬送方向において、定着装置7の下流側には、定着装置7から排出された用紙Pを下流側に搬送するための下流側搬送ローラ81が設けられている。下流側搬送ローラ81によって搬送された用紙Pは、排紙ローラRに搬送され、この排紙ローラRから排紙トレイ21上に排出される。
次に、定着装置7の構成について詳細に説明する。
定着装置7は、定着液Lを噴霧するための定着ヘッド71と、定着ヘッド71の下で用紙Pを支持する第2電極72とを備えている。
定着液Lは、良好に静電噴霧を行い、かつ、定着を行うために、トナーを溶解させる溶質を誘電率の高い溶媒に分散させたもの使用することが出来る。誘電率の高い溶媒として、安全な水を用いることができる。つまり、本実施形態では、トナーを溶解させる溶質を水に分散するタイプ、いわゆる、水中油滴型のエマルジョンでトナーの溶解を行っている。つまり、溶媒としての水に対して不溶または難溶な溶質を水に分散した定着液を用いている。溶質としては、脂肪族モノカルボン酸エステル系として、ラウリン酸エチル、ラウリン酸ブチル、ラウリン酸イソプロピル、ミリスチン酸エチル、ミリスチン酸ブチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸エチル、パルミチン酸ブチル、パルミチン酸イソプロピル、脂肪族ジカルボン酸エステル系として、コハク酸ジエチル、コハク酸ジブチル、脂肪族トリカルボン酸エステル系として、oアセチルクエン酸トリエチル、oアセチルクエン酸トリブチル、脂肪族ジカルボン酸ジアルコキシアルキル系としてコハク酸ジエトキシエチル、コハク酸ジブトキシエチル、炭酸エステル系として炭酸エチレン、炭酸プロピレンを使用することができる。これらの溶質はトナーを軟化させる機能を有する。
また、エマルジョンを良好に形成するために界面活性剤を加えても良く、界面活性剤としては、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤を使用することができる。アニオン系界面活性剤としては、ラウリン酸ナトリウムなどの高級脂肪酸塩類、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムなどのアルキルアリールスルホン酸塩類、ドデシル硫酸ナトリウムなどのアルキル硫酸エステル塩類、ポリエトキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウムなどのポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩類、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル硫酸ナトリウムなどのポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル硫酸エステル塩類を使用することができる。カチオン系界面活性剤としては、脂肪族アミン塩、脂肪族4級アンモニウム塩、ベンザルコニウム塩、塩化ベンゼトニウム、ピリジニウム塩、イミダゾリニウム塩を使用することができる。ノニオン系界面活性剤としては、ポリオキシエチレンラウリルエーテルなどのポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルなどのポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類、ソルビタンモノラウレートなどのソルビタン高級脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレートなどのポリオキシエチレンソルビタン高級脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンモノラウレートなどのポリオキシエチレン高級脂肪酸エステル類、ショ糖ラウリン酸エステルなどのショ糖脂肪酸エステル類を使用することができる。
定着ヘッド71は、定着液Lを内部に収容する収容部73と、収容部73に連通し、トナー像に向けて定着液Lを噴霧する複数のノズルNと、収容部73内および各ノズルN内の定着液Lに電圧を印加する第1電極74とを備えている。第1電極74は、収容部73の上壁73Aを上から下に貫通するように設けられ、下端部が収容部73内の定着液L内に配置され、上端部が、図示せぬ電圧印加部を有する制御部100に接続されている。第1電極74に印加される電圧は、1kv〜10kvであることが好ましい。
第2電極72は、用紙Pに接触して、ノズルN内の定着液Lと用紙Pとの間に電位差を形成するための電極であり、各ノズルNの先端から所定距離離れるように、各ノズルNの下に配置されている。ここで、所定距離は、用紙Pの厚さよりも大きな距離であり、実験やシミュレーション等によって静電噴霧を好適に行うことが可能な距離に設定されている。
第2電極72は、電流センサSAを介して、接地されている。なお、第2電極72は、必ずしも接地させる必要はなく、例えば第1電極74に印加される電圧よりも小さな電圧を第2電極72に印加してもよい。
第1電極74に電圧が印加されるとノズルNの先端付近の空間に電界が形成される。すると、ノズルNの先端では、定着液Lが電界に引っ張られていわゆるテイラーコーンが形成される。このテイラーコーンの先端から定着液Lが引きちぎられることによって微細な液滴が生成する。
ノズルNから噴霧された液滴状の定着液Lは、正に帯電している。これに対し、用紙Pは実質的にゼロ電位状態になっている。このため、液滴状の定着液Lは、クーロン力によって用紙Pに向かって飛んでゆき、用紙P上やトナー像上に付着する。
電流センサSAは、第2電極72に流れる電流を検出するセンサであり、ノズルNから用紙Pに定着液Lが噴霧された際に第2電極72に流れる電流を検出し、その検出値を制御部100に出力している。ここで、第1電極74に電圧が印加されても、ノズルNから定着液Lが噴霧されていないときには、第2電極72には電流が流れず、ノズルNから定着液Lが噴霧されること、つまり帯電された定着液LがノズルNから用紙Pに移動することによって、第2電極72に電流が流れるようになっている。
このように構成された第1電極74および第2電極72は、ノズルN内の定着液Lと、ノズルNから離れた位置で搬送される用紙Pとの間に電位差を形成するための電位差形成部となっている。
また、筐体2には、湿度を検出する湿度センサSHが設けられている。湿度センサSHは、検出した湿度を制御部100に出力している。
図2(a)に示すように、収容部73は、左右方向、つまり用紙Pの幅方向に長尺となる矩形の容器であり、上壁73A、前壁73B、後壁73C、左壁73D、右壁73Eおよび下壁73Fを有している。
図2(b)に示すように、複数のノズルNは、収容部73の下壁73Fから下方に向けて突出しており、下方に向かう程、徐々に縮径している。複数のノズルNは、用紙Pの幅方向、つまり左右方向に複数配列されるとともに、用紙Pの搬送方向、つまり前後方向に複数配列されている。
詳しくは、複数のノズルNは、搬送方向に並ぶ3つの千鳥配列群U1,U2,U3を構成している。以下の説明では、最前方に位置する千鳥配列群U1を、第1千鳥配列群U1とも称し、第1千鳥配列群U1の搬送方向下流側に位置する千鳥配列群U2を、第2千鳥配列群U2とも称し、最後方に位置する千鳥配列群U3を、第3千鳥配列群U3とも称する。
図3(a),(b)に示すように、第1千鳥配列群U1は、幅方向に一定の間隔を空けて配列される複数の第1ノズルN1と、幅方向に一定の間隔を空けて配列される複数の第2ノズルN2とからなり、幅方向の一方側から他方側に向けて、第1ノズルN1と第2ノズルN2とが搬送方向の一方側と他方側に交互に配置されている。また、各第2ノズルN2は、幅方向において2つの第1ノズルN1の間に配置されている。第2千鳥配列群U2および第3千鳥配列群U3は、第1千鳥配列群U1と同じ構造となっている。本実施形態においてノズルピッチ(最短のノズルピッチ)は、1mm以上、14mm以下の範囲で設定すれば良い。
図1に示すように、制御部100は、CPU、RAM、ROM、入出力回路などを備えており、外部から入力されてくる画像データや、電流センサSAおよび湿度センサSHからの信号に基づいて、第1電極74に印加する電圧を制御する機能を有している。具体的に、制御部100は、湿度センサSHで検出した湿度に基づいて、電荷対質量比Rxを推定する機能を有している。
ここで、電荷対質量比Rxとは、重量を基準とした、霧化された噴霧によって運ばれる電荷量の指標であり、単位重さあたりのクーロン量で求めることができる。具体的には、電荷対質量比Rxは、所定の温湿度環境下において、第2電極72に流れた電流Aと、実際に噴霧された目標噴霧量ρとの関係を示す比A/ρであり、実験やシミュレーション等により湿度に応じて適宜設定される。そして、このような電荷対質量比Rxと湿度との関係を示すマップを図示せぬ記憶部に記憶させておき、制御部100が適宜記憶部のマップを参照することで、そのときの湿度に対応した電荷対質量比Rxを設定している。
また、制御部100は、画像データに基づいてノズルNから単位時間当たりに噴霧される噴霧量の目標値である目標噴霧量ρを設定する第3処理を実行する機能を有している。詳しくは、制御部100は、画像データ(印字指令)を受けると、まず、噴霧対象となる画像データの部分の濃度に応じて初期目標噴霧量ρを設定する。詳しくは、制御部100は、画像データの部分の濃度が高いほど、初期目標噴霧量ρを大きな値に設定する。なお、濃度と初期目標噴霧量ρとの関係を示すマップや関数は、図示せぬ記憶部に記憶させておけばよい。
また、制御部100は、第3処理において、画像データのうち用紙Pの種類を示すデータに基づいて、初期目標噴霧量ρを補正する機能を有している。詳しくは、制御部100は、用紙Pが普通紙であると判断した場合には、初期目標噴霧量ρの値をそのまま仮目標噴霧量ρとして設定する。制御部100は、用紙Pが普通紙よりも薄い薄紙であると判断すると、普通紙であると判断した場合よりも、仮目標噴霧量ρを小さな値に設定する。また、制御部100は、用紙Pが普通紙よりも厚い厚紙であると判断すると、普通紙であると判断した場合よりも、仮目標噴霧量ρを大きな値に設定する。
また、制御部100は、第3処理において、画像データのうち画像品質を示すデータに基づいて、仮目標噴霧量ρを補正する機能を有している。詳しくは、制御部100は、画像品質が高品質であるか否かを判断し、高品質でない、つまり通常品質であると判断した場合には、仮目標噴霧量ρの値をそのまま目標噴霧量ρとして設定する。また、制御部100は、高品質であると判断した場合には、通常品質であると判断した場合よりも、目標噴霧量ρを大きな値に設定する。なお、高品質モードとしては、トナー像にグロス効果を持たせるグロスモードがある。
また、制御部100は、第3処理において、目標噴霧量ρに対応した目標電流値ATを設定している。本実施形態では、設定した目標噴霧量ρを、前述した電荷対質量比Rxで割ることによって、目標電流値ATを設定している。
なお、目標電流値ATの設定は、この方法に限定されず、例えば、予め画像品質または用紙Pの種類と目標電流値ATとの関係を示すマップを用いて目標電流値ATを画像品質等から直接設定してもよい。なお、画像品質等から直接目標電流値ATを設定する方法であっても、目標電流値ATが目標噴霧量ρに対応していることから、制御部100は、第3処理において、目標噴霧量ρを間接的に設定していることになる。
そして、制御部100は、電流センサSAで検出した電流が、設定した目標電流値ATとなるように、電圧を制御している。なお、以下の説明では、電流センサSAで検出した電流の値を、電流の測定値Aとも称する。
また、制御部100は、ノズルNからの定着液Lの噴霧が安定したか否かを判断する第2処理を実行する機能を有している。詳しくは、制御部100は、電流の測定値Aと目標電流値ATとの差が所定値α以下になったか否かを判断することで、噴霧が安定したか否かを判断する。
また、制御部100は、第2処理において噴霧が安定したと判断した場合には、定着液Lの単位時間当たりの使用量Luを推定する第1処理を実行する機能を有している。ここで、使用量Luは、ノズルNから噴霧される定着液Lの単位時間当たりの噴霧量である。詳しくは、制御部100は、第1処理において、電流の測定値Aを電荷対質量比Rxで割った値を、使用量Luとして推定している。
また、制御部100は、第2処理において噴霧が安定していないと判断した場合には、定着液Lの使用量Luを0に設定している。つまり、制御部100は、定着液Lの噴霧開始から噴霧が安定するまでの間の定着液Lの使用量Luを0に設定している。
また、制御部100は、定着液Lの残量Lの前回値Ln−1から使用量Luを引くことで、定着液Lの残量Lを算出する第4処理を実行する機能を有している。
次に、制御部100の動作について詳細に説明する。
図4に示すように、制御部100は、印字指令を受けると(START)、まず、湿度センサSHから湿度を取得し(S1)、湿度に基づいて電荷対質量比Rxを設定する(S2)。ステップS2の後、制御部100は、画像データに基づいて初期目標噴霧量ρを設定する(S3)。
ステップS3の後、制御部100は、印字指令に基づいて、用紙Pが薄紙か否かを判断する(S4)。ステップS4において用紙Pが薄紙でないと判断した場合には(No)、制御部100は、用紙Pが普通紙であるか否かを判断する(S5)。
ステップS5において用紙Pが普通紙であると判断した場合には(Yes)、制御部100は、初期目標噴霧量ρの値をそのまま仮目標噴霧量ρとして設定する(S7)。ステップS5において用紙Pが普通紙でない、つまり厚紙であると判断した場合には(No)、制御部100は、初期目標噴霧量ρに1以上の補正係数b(例えば1.1)をかけた値を、仮目標噴霧量ρとして設定する(S8)。また、ステップS4において、用紙Pが薄紙であると判断した場合には(Yes)、制御部100は、初期目標噴霧量ρに1未満の補正係数a(例えば0.9)をかけた値を、仮目標噴霧量ρとして設定する(S6)。
ステップS6、ステップS7またはステップS8の後、制御部100は、画像データに基づいて、画像品質が高品質であるか否かを判断する(S9)。ステップS9において高品質でない、つまり通常品質であると判断した場合には(No)、制御部100は、仮目標噴霧量ρの値をそのまま目標噴霧量ρとして設定して(S11)、本制御を終了する。また、ステップS9において高品質であると判断した場合には(Yes)、制御部100は、仮目標噴霧量ρに1以上の補正係数c(例えば1.1)をかけた値を、目標噴霧量ρとして設定して(S10)、本制御を終了する。
図5に示すように、制御部100は、図4のフローチャートで目標噴霧量ρを設定した後(START)、フラグFが0であるか否かを判断する(S21)。なお、フラグFは、印字制御が終了するたびに0に設定されるようになっている。
ステップS21においてフラグFが0であると判断した場合には(Yes)、制御部100は、目標噴霧量ρに対応した目標電流値ATを設定した後(S22)、目標電流値ATに対応した電圧Vを第1電極74に印加する(S23)。ステップS23の後、制御部100は、フラグFを1に設定して(S24)、ステップS25の処理に移行する。
ステップS21においてフラグFが0でないと判断した場合には(No)、制御部100は、ステップS22〜S24の処理を飛ばして、ステップS25の処理に移行する。ステップS25において、制御部100は、電流センサSAから電流の測定値Aを取得する。
ステップS25の後、制御部100は、電流の測定値Aが目標電流値ATとなるように電圧Vを制御する(S26)。ステップS26の後、制御部100は、目標電流値ATから電流の測定値Aを引いた値が、所定値α以下になったか否かを判定することで、噴霧が安定したか否かを判定する(S27)。
ステップS27において、AT−A>αであると判断した場合には(No)、制御部100は、定着液Lの使用量Luを0に設定する(S29)。ステップS27において、AT−A≦αであると判断した場合には(Yes)、制御部100は、電流の測定値Aを電荷対質量比Rxで割った値を、定着液Lの使用量Luとして設定する(S28)。
なお、用紙Pは、噴霧が安定したと判断された後に搬送が開始されるように設定されている。すなわち、定着ヘッド71は、用紙Pが定着ヘッド71に到達する前に噴霧を開始する。
ステップS28またはステップS29の後、制御部100は、定着液Lの残量の前回値Ln−1から使用量Luを引いた値を、定着液Lの残量Lとして設定する(S30)。なお、定着液Lの残量Lは、例えば定着ヘッド71内に定着液Lを供給する貯留タンクが交換されるたびに、新たな貯留タンク内の定着液の量に設定される。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
ノズルNからの定着液Lの噴霧が安定してから定着液Lの使用量Luを算出するので、定着液Lの残量Lを精度良く算出することができる。
噴霧が不安定となる期間は、ノズルNから噴霧される定着液Lの量は無視することができる程度に少量であるので、この不安定期間における使用量Luを0にして使用量Luの算出を省略することで、使用量Luの算出を簡易に行うことができる。
噴霧が安定した状態においては目標噴霧量ρと電流の測定値Aが比例の関係になるので、目標噴霧量ρに対応した目標電流値ATとなるように電流の測定値Aを制御することで、定着液Lを適正な噴霧量で噴霧することができる。
電流の測定値Aと目標電流値ATとの差が所定値α以下になったか否かを判断することで、噴霧が安定したか否かを判断するので、第2電極72に実際に流れる電流に基づいて噴霧の安定状態を適正に判定することができる。
第2電極72に実際に流れる電流に基づいて定着液Lの使用量Luを算出したので、使用量Luを精度良く算出することができる。
湿度に基づいて変化する電荷対質量比Rxを考慮して定着液Lの使用量Luを算出したので、使用量Luを精度良く算出することができる。
目標噴霧量ρを用紙Pの種類に応じて設定したので、種類の異なる用紙Pのそれぞれに応じた適切な噴霧量で定着を行うことができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。以下の説明においては、前記実施形態と略同様の構造や処理には同一の符号を付し、その説明は省略する。
前記実施形態では、電流の測定値Aに基づいて噴霧が安定したか否かを判断したが、本発明はこれに限定されず、例えば、第1電極74に電圧の印加を開始してからの経過時間が所定時間になったか否かを判断することで、噴霧が安定したか否かを判断してもよい。具体的には、図6に示すように、図5のフローチャートにおけるステップS21:NoからステップS25に向かうルートの途中に、経過時間Tのカウントアップを行う新たなステップS41を設けるとともに、図5のステップS27を、経過時間Tが所定時間Tth以上であるか否かを判断する新たなステップS42に代えればよい。なお、所定時間Tthは、実験やシミュレーション等により適宜設定すればよい。
これによれば、ステップS23で電圧Vの印加が開始され、ステップS24でフラグFが1に設定された後、次の制御サイクルにおいて、ステップS21でNoと判定されて、ステップS41で経過時間Tのカウントアップが開始される。そして、制御部100は、ステップS41において、T<Tthと判定した場合には(No)、噴霧が安定していないと判定し、T≧Tthと判定した場合には(Yes)、噴霧が安定したと判定する。
ここで、経過時間Tのカウントアップの開始は、電圧Vの印加開始から1つの制御サイクル分だけ遅れているが、このような方法で算出される経過時間Tは、電圧Vの印加開始からの実際の経過時間に対応して増加する時間であるため、実際の経過時間と略同じ時間として扱うことができる。
このように電圧Vの印加開始からの経過時間Tによって噴霧の安定状態を判定する場合であっても、電位差形成部に流れる電流を監視しなくてもよいので、噴霧が安定状態であるか否かの判定を簡易に行うことができる。
また、図6の形態では、定着液Lの使用量Luの算出方法が、前記実施形態とは異なっている。具体的に、図6の形態では、図5のステップS28の代わりに新たなステップS43を設け、図5のステップS29の代わりに新たなステップS44を設けている。
ステップS43、つまり第1処理において、制御部100は、第3処理(図4のフローチャート)で設定した目標噴霧量ρの値をそのまま使用量Luとして設定(推定)している。また、ステップS44において、制御部100は、第3処理で設定した目標噴霧量ρに1未満の補正係数dをかけた値を、使用量Luとして設定している。つまり、制御部100は、定着液Lの噴霧開始から噴霧が安定するまでの間の定着液Lの使用量を、目標噴霧量ρより少ない値とする。
このように噴霧が安定状態である場合に(S42:Yes)、目標噴霧量ρの値をそのまま使用量Luとして用いることで、安定状態での使用量Luの算出を簡易に行うことができる。また、噴霧が不安定となる期間における使用量Luを、安定期間とは異なる方法で算出するので、不安定期間での使用量Luを精度良く算出することができる。
前記実施形態では、電流の測定値Aを電荷対質量比Rxで割った値を、使用量Luとしたが、本発明はこれに限定されず、電流の測定値の今回値Aと前回値An−1との平均値を電荷対質量比Rxで割った値を、使用量Luとしてもよい。具体的には、図7に示すように、図5のステップS28の代わりに、電流の測定値の今回値Aと前回値An−1との平均値を電荷対質量比Rxで割った値を、使用量Luとする新たなステップS51を設ければよい。
これによれば、湿度に基づいて変化する電荷対質量比Rxを考慮して使用量Luを算出するので、使用量Luを精度良く算出することができる。
前記実施形態では、湿度に基づいて電荷対質量比Rxを設定したが、本発明はこれに限定されず、例えば、温度センサで検出した温度に基づいて電荷対質量比Rxを設定してもよいし、温度および湿度の両方に基づいて電荷対質量比Rxを設定してもよい。なお、これらの場合、電荷対質量比Rxと温度との関係を示すマップや、電荷対質量比Rxと温度および湿度との関係を示すマップを図示せぬ記憶部に記憶させておけばよい。
前記実施形態では、第2電極72を、定着ヘッド71の各ノズルNの先端に対向するように配置したが、本発明はこれに限定されず、第2電極72を、各ノズルの先端に対向しないように配置してもよい。つまり、第2電極72を、各ノズルNに対して搬送方向でずれた位置に配置してもよい。この場合であっても、第2電極に接触した用紙がノズルの先端に対向したときに、ノズル内の定着液と用紙との間に電位差が形成されて、静電噴霧を行うことができる。
前記実施形態では、レーザプリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。
前記実施形態では、記録シートの一例として、厚紙、はがき、薄紙などの用紙Pを例示したが、本発明はこれに限定されず、例えばOHPシートであってもよい。
前記実施形態では、1回の制御サイクルの時間が非常に短い微小時間であることから、この微小時間を考慮せずに、使用量Luを算出したが、本発明はこれに限定されず、使用量を求めるためのパラメータ(An等)に対して微小時間をかけることで、使用量を算出してもよい。
前述した各実施形態において、目的が同じ処理については適宜入れ替えてもよい。例えば、図6のステップS44の代わりに、ステップS29の処理を行ってもよいし、図5のステップS27の代わりに、ステップS42の処理を行ってもよい。また、ステップS27において電流値を電流センサSAで測定することで特定したが、この方法に限られず、温湿度と噴霧時に流れる電流との関係を示すテーブルを記憶させ、そのテーブルを用いて電流Anを特定するようにしても良い。
7 定着装置
72 第2電極
73 収容部
74 第1電極
100 制御部
L 定着液
N ノズル
P 用紙

Claims (14)

  1. 定着液を内部に収容する収容部と、
    前記収容部に連通し、記録シート上の現像剤像に向けて前記定着液を噴霧するノズルと、
    前記ノズル内の前記定着液と、前記ノズルから離れた位置で搬送される記録シートとの間に電位差を形成するための電位差形成部と、
    前記電位差形成部に印加する電圧を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記電位差形成部に電圧が印加されることで前記電位差形成部に流れる電流値に基づいて前記ノズルから噴霧される定着液の単位時間当たりの噴霧量を推定する第1処理を実行することを特徴とする定着装置。
  2. 前記制御部は、
    ノズルからの定着液の噴霧が安定したか否かを判断する第2処理を実行し、
    噴霧が安定したと判断した場合に、前記第1処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記制御部は、
    前記定着液の噴霧開始から前記噴霧が安定するまでの間の定着液の噴霧量を0と推定することを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記制御部は、
    前記定着液の噴霧開始から前記噴霧が安定するまでの間において、前記第1処理とは異なる方法で定着液の噴霧量を推定することを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  5. 前記制御部は、
    前記電位差形成部に流れる電流が、目標電流値となるように、前記電圧を制御することを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 前記制御部は、
    前記電位差形成部に流れる電流と前記目標電流値との差が所定値以下になったか否かを判断することで、噴霧が安定したか否かを判断することを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  7. 前記制御部は、
    温度または湿度に基づいて電荷対質量比を推定し、
    前記第1処理において、前記電流の測定値を前記電荷対質量比で割った値を、前記噴霧量とすることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の定着装置。
  8. 前記制御部は、
    温度または湿度に基づいて電荷対質量比を推定し、
    前記第1処理において、前記電流の測定値の今回値と前回値との平均値を前記電荷対質量比で割った値を、前記噴霧量とすることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の定着装置。
  9. 前記制御部は、
    定着液の残量の前回値から前記噴霧量を引くことで、定着液の残量を算出することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の定着装置。
  10. 前記制御部は、
    画像データに基づいて前記ノズルから単位時間当たりに噴霧される噴霧量の目標値である目標噴霧量を設定する第3処理を実行し、
    前記第3処理で設定された目標噴霧量に基づいて前記目標電流値を決定することを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  11. 前記制御部は、
    前記第3処理において、前記目標噴霧量を、記録シートの種類に応じて設定することを特徴とする請求項10に記載の定着装置。
  12. 定着液を内部に収容する収容部と、
    前記収容部に連通し、記録シート上の現像剤像に向けて前記定着液を噴霧するノズルと、
    前記ノズル内の前記定着液と、前記ノズルから離れた位置で搬送される記録シートとの間に電位差を形成するための電位差形成部と、
    前記電位差形成部に印加する電圧を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    画像データに基づいて、前記ノズルから単位時間当たりに噴霧される噴霧量の目標値である目標噴霧量を設定する処理と、
    ノズルからの定着液の噴霧が安定したか否かを判断する処理と、
    噴霧が安定したと判断した場合に、前記ノズルから噴霧される定着液の単位時間当たりの噴霧量を、前記目標噴霧量から推定する処理と、
    定着液の残量の前回値から前記噴霧量を引くことで、定着液の残量を算出する処理とを実行することを特徴とする定着装置。
  13. 前記制御部は、
    前記電位差形成部に電圧の印加を開始してからの経過時間が所定時間になったか否かを判断することで、噴霧が安定したか否かを判断することを特徴とする請求項12に記載の定着装置。
  14. 前記制御部は、
    前記定着液の噴霧開始から前記噴霧が安定するまでの間の定着液の噴霧量を、前記目標噴霧量より少ない値とすることを特徴とする請求項12または請求項13に記載の定着装置。
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