JP2017066916A - エアクリーナー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数の削減に寄与するエアクリーナー装置を提供する。【解決手段】エレメントガード25は、浄化室側からフィルターエレメントを覆う板状ガード部材25と、板状ガード部材25の外周を囲むように形成されるとともにエアクリーナー本体の一部を構成するケース部材24に重ねられる樹脂成形体27とを有し、ケース部材24に形成される取り付け孔44を通過する際に変形する柔軟性を有する複数の連結突部41が、複数の取り付け孔44に挿通、係合されるようにして樹脂成形体27に一体に形成される。【選択図】図6

Description

本発明は、エアクリーナー本体と、該エアクリーナー本体内を未浄化室および浄化室に区画するように前記エアクリーナー本体内に固定配置されるフィルターエレメントと、バックファイヤーから前記フィルターエレメントを保護するように前記エアクリーナー本体に取り付けられるエレメントガードとを備えるエアクリーナー装置に関する。
特許文献1は車両用エアクリーナー装置を開示する。車両用エアクリーナー装置ではエアクリーナー本体にエアクリーナーエレメントが収容される。エアクリーナーエレメントの外周はケース本体の周壁で囲まれる。エアクリーナーエレメントは、ケース本体に組み込まれるエレメントガードとケースカバーとで挟まれ固定される。こうして浄化室ではフィルターエレメントにエレメントガードが重ねられる。エレメントガードはバックファイヤーからフィルターエレメントを保護する板状ガード部材を有する。
特開2013−155721号公報
エレメントガードはケース本体に取り付けられる。取り付けにあたってビスが用いられる。ビスはエレメントガードを貫通してケース本体にねじ込まれる。ねじ込みにあたってビスや工具の位置決め、その他の煩雑な作業が伴う。作業効率の更なる向上が要求される。加えて、締結部材の削減が望まれる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、部品点数の削減に寄与するエアクリーナー装置を提供することを目的とする。
本発明の第1側面によれば、前記エレメントガードは、前記浄化室側から前記フィルターエレメントを覆う板状ガード部材と、当該板状ガード部材の外周を囲むように形成されるとともに前記エアクリーナー本体の一部を構成するケース部材に重ねられる樹脂成形体とを有し、前記ケース部材に形成される取り付け孔を通過する際に変形する柔軟性を有する複数の連結突部が、複数の前記取り付け孔に挿通、係合されるようにして前記樹脂成形体に一体に形成される。
本発明の第2側面によれば、第1側面に加えて、前記エアクリーナー本体は、前記フィルターエレメントがその外周に有するフィルターケースを保持する前記ケース部材としてのエレメントホルダーと、前記フィルターケースを前記エレメントホルダーとの間に挟むケースカバーと、前記エレメントホルダーを前記ケースカバーとの間に挟むクリーナーケースとを有し、前記樹脂成形体の全周が前記フィルターケースおよび前記エレメントホルダー間に挟まれればよい。
本発明の第3側面によれば、前記板状ガード部材の少なくとも一部が金属製の板材からなり、当該板材には、前記樹脂成形体で覆われる部分を含む全面にわたって複数の透孔が穿たれればよい。
本発明の第4側面によれば、第3側面に加えて、前記樹脂成形体は、前記板状ガード部材の第1面および裏側の第2面に配置され、前記透孔を埋めて前記第1面および前記第2面の間で連続すればよい。
本発明の第5側面によれば、第1側面ないし第4側面のいずれかの構成に加えて、前記連結体は、前記エレメントホルダーに密着する前記樹脂成形体の表面から前記取り付け孔の長さに相当する高さで突き出て、前記取り付け孔の内径よりも小さい外径を有する茎部と、前記茎部の先端に形成されて、前記取り付け孔の内径よりも大きい外径を有して前記取り付け孔の通過時に変形する膨大部と、前記膨大部の先端に形成されて、前記取り付け孔の長さよりも大きい長さを有して、前記取り付け孔の内径よりも小さい外径を有する把持部とを有すればよい。
第1側面によれば、連結突部の働きでエレメントガードはエアクリーナー本体のケース部材に結合される。ここで、連結突部は樹脂成形体に形成されることから、別途の締結部材や取り付け部品は不要となり、部品点数は削減される。連結突部は特定の柔軟性を有することから、連結突部が取り付け孔に押し込まれるだけで簡単に樹脂成形体とケース部材との結合は確立される。こうして組み立ての作業効率は向上する。
第2側面によれば、樹脂成形体はシール材として機能するので、フィルターケースとエレメントホルダーとの合わせ面に別途のシール材を用いる必要がなく、部品点数の削減に寄与する。
第3側面によれば、樹脂成形体で覆われる部分まで透孔が配置されるので、板材の全域にわたって開口率が最大限に高められることができ、通気面積が最大化されることができる。しかも、汎用のパンチングメタルシートから板材は単純に切り出されることができるので、製造コストの低減に貢献することができる。
第4側面によれば、樹脂成形体は板状ガード部材に強固に固着されることができる。
第5側面によれば、エアクリーナー本体にエレメントガードを結合する際に、把持部はケース部材の取り付け孔に挿入される。把持部は取り付け孔の長さよりも大きい長さを有することから、把持部は取り付け孔から突き出る。把持部が引っ張られると、膨大部は変形で縮小しつつ取り付け孔を通過する。茎部は取り付け孔に進入する。樹脂成形体の表面はケース部材に密着しケース部材に重ねられる。通過した膨大部は取り付け孔の内径よりも大きい外径に戻る。こうして膨大部はアンカーとして機能する。エレメントガードはエアクリーナー本体に結合される。
エアクリーナー装置の全体構成を概略的に示す正面図である。 図1の矢印2方向から観察されるエアクリーナー装置の平面図である。 図2に対応し、エレメントホルダーおよびエレメントガードを概略的に示す平面図である。 図2の4−4線に沿った拡大断面図である。 エレメントガードの外観を示す拡大斜視図である。 エレメントホルダーにエレメントガードが連結される際に連結体の機能を説明する断面図である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施の形態を説明する。
図1および図2に示されるように、エアクリーナー装置11のエアクリーナー本体CSはクリーナーケース12およびケースカバー13を備える。クリーナーケース12およびケースカバー13は相互に結合される。結合にあたってクリーナーケース12とケースカバー13との間にはエレメントユニット14が挟まれる。クリーナーケース12の内部空間はエレメントユニット14で塞がれる。その結果、クリーナーケース12の内側に浄化室15が仕切られる。同様に、ケースカバー13の内部空間はエレメントユニット14で塞がれる。その結果、ケースカバー13の内側には未浄化室16が仕切られる。
ケースカバー13には吸入管17が接続される。吸入管17はケースカバー13内の未浄化室16に通じる吸入口を形成する。周囲の外気は吸入管17から未浄化室16に導入される。
クリーナーケース12には供給管18が接続される。供給管18はクリーナーケース12内の浄化室15に通じる排出口を形成する。供給管18は内燃機関(図示されず)の吸気管に接続される。内燃機関の動作中、浄化室15内の空気は供給管18から内燃機関の燃焼室に供給される。
エレメントユニット14はフィルターエレメント19を備える。フィルターエレメント19は繊維フィルター21およびフィルターケース22を有する。繊維フィルター21はフィルターケース22で囲まれる。フィルターケース22は未浄化室16と浄化室15との間で通気路23を区画する。未浄化室16内の空気は通気路23を通って浄化室15に移動する。フィルターケース22は例えば樹脂の成形体で形成されればよい。
通気路23は繊維フィルター21で塞がれる。繊維フィルター21は例えば樹脂繊維の不織布または織布から形成される。空気が繊維フィルター21を通過すると、空気中の塵埃は繊維フィルター21で捕獲される。こうして繊維フィルター21で清浄化された空気は浄化室15に供給される。
エレメントユニット14はエレメントホルダー(ケース部材)24を備える。エレメントホルダー24はフィルターエレメント19に結合される。エレメントホルダー24はフィルターエレメント19の外周を保持する。エレメントホルダー24は例えば樹脂の成形体で形成されればよい。エレメントホルダー24は、クリーナーケース12およびケースカバー13に挟まれてエアクリーナー本体CSの一部を構成する。こうしてフィルターエレメント19はエアクリーナー本体CS内に固定配置される。エアクリーナー本体CS内はフィルターエレメント19で浄化室15および未浄化室16に区画される。
エレメントユニット14はエレメントガード25を備える。エレメントガード25はエレメントホルダー24に結合される。エレメントガード25は板状ガード部材26および樹脂成形体27を備える。板状ガード部材26は浄化室15側から繊維フィルター21を覆い、内燃機関の燃焼室から漏れるバックファイヤーから繊維フィルター21を保護する。
図3に示されるように、板状ガード部材26は矩形の板材28から形成される。板材28は例えばめっき鋼板といった金属材から形成されればよい。板材28には樹脂成形体27で覆われる部分を含む全面にわたって複数の透孔29が形成される。透孔29は等間隔に配置されてアレイを構成する。この等間隔配置では、いずれか1個の透孔29が選択されても、その透孔29の周囲に6個の透孔29が等間隔で配置されるように透孔29が並べられる。透孔29はパンチング加工で形成されればよく、こうした板状ガード部材26は汎用のパンチングメタルシートから単純に切り出されればよい。
板材28の外周は途切れなく全周にわたって樹脂成形体27で囲まれる。樹脂成形体27は板材28の縁28aに沿って少なくとも部分的に透孔29を埋める。樹脂成形体27は板材28の縁28aに沿って板材28の第1面および裏側の第2面に配置されることから、樹脂成形体27は透孔29を埋めて第1面および第2面の間で連続する。こうして樹脂成形体27は、板材28の縁28aの外側で第1面および第2面の間で連続するだけでなく、透孔29内で第1面および第2面の間で連続する。
板材28にはメッシュシート31が重ねられる。メッシュシート31は織られた金属製ワイヤーで形成される。メッシュシート31の縁は全周にわたって板材28の縁28aに合わせ込まれる。メッシュシート31の縁で樹脂成形体27はメッシュシート31に浸透する。こうして樹脂成形体27の働きでメッシュシート31は板状ガード部材26に結合される。
図4に示されるように、樹脂成形体27はエレメントホルダー24に重ねられる。樹脂成形体27はエレメントホルダー24とエレメントガード25との間に挟まれる。こうしてエレメントホルダー24とエレメントガード25との合わせ面では気密性は確保される。
フィルターエレメント19のフィルターケース22は囲い壁32を一体に備える。囲い壁32は、フィルターケース22の全周にわたってフィルターケース22の外周面から規定の間隔を空けてフィルターケース22を囲む。囲い壁32はフィルターケース22の外周面に一体に形成されるフランジ33でフィルターケース22の外周面に結合される。フランジ33は、未浄化室16側でフィルターケース22から外側に向かって広がる第1面33aと、浄化室15側でフィルターケース22から外側に向かって広がる第2面33bとを有する。
クリーナーケース12とケースカバー13との間にエレメントホルダー24が挟まれる際に、フランジ33の第1面33a側で囲い壁32はケースカバー13に形成された溝34にはめ込まれる。溝34は、エレメントホルダー24およびケースカバー13の合わせ面にフィルターケース22の全周にわたって形成される。溝34内には囲い壁32によって押し潰される第1シール部材35が配置される。第1シール部材35は例えば軟質の樹脂体から形成されればよい。溝34内で第1シール部材35は囲い壁32およびケースカバー13の間に挟まれる。こうしてフィルターエレメント19とケースカバー13との合わせ面では気密性は確保される。フランジ33の第2面33bはエレメントガード25の樹脂成形体27を受け止める。樹脂成形体27はフランジ33とエレメントホルダー24との間に挟まれる。こうしてフィルターエレメント19とエレメントホルダー24との合わせ面では気密性は確保される。
同様に、クリーナーケース12とケースカバー13との間にエレメントホルダー24が挟まれる際に、エレメントホルダー24およびクリーナーケース12の合わせ面ではクリーナーケース12の溝36にエレメントホルダー24の突片37がはめ込まれる。はめ込みにあたってクリーナーケース12の溝36には第2シール部材38がはめ込まれる。溝36内で第2シール部材38はクリーナーケース12とエレメントホルダー24との間に挟まれる。その結果、クリーナーケース12とエレメントホルダー24との合わせ面では気密性は確保される。
図5を併せて参照し、エレメントガード25はさらに連結体(連結突部)41を備える。連結体41は樹脂成形体27に一体に形成される。この一体化にあたって樹脂材の一体成型が用いられればよい。ここで、連結体41は茎部42を有する。茎部42は、樹脂成形体27で1仮想平面内に広がる表面(以下「密着面」という)43から突き出る。樹脂成形体27は密着面43でエレメントホルダー24に密着する。
茎部42は、エレメントホルダー24に形成される取り付け孔44内に配置される。取り付け孔44は、樹脂成形体27の密着面43に垂直な軸心44aを有する円柱形の空間を区画する。茎部42は、取り付け孔44の内径よりも小さい外径を有する円筒形に形成されればよい。茎部42は、樹脂成形体27の密着面43から取り付け孔44の軸心44aの長さに相当する高さで突き出る。
連結体41は膨大部45を有する。膨大部45は茎部42の先端に形成される。膨大部45は取り付け孔44の内径よりも大きい外径を有する。ここでは、膨大部45はテーバー形状を有する。テーパー形状の先端は取り付け孔44の内径よりも小さい外径まで縮小する。このとき、膨大部45は特定の柔軟性を有する。テーパー形状の先端から取り付け孔44に進入し、膨大部45が取り付け孔44を通過する際に、膨大部45は変形し、膨大部45の外径は取り付け孔44の内径よりも縮小する。膨大部45は取り付け孔44の通過後に原形に戻る。
膨大部45の下端には茎部42の軸心に直交する接触面45aが区画される。接触面45aで膨大部45はエレメントホルダー24の表面に接触する。したがって、未浄化室16側に取り付け孔44から茎部42を引き抜く力が連結体41に加わっても、エレメントホルダー24から膨大部45に作用する反力は接触面45aに垂直方向から作用するだけで、膨大部45の変形を引き起こすことはできない。こうして膨大部45は取り付け孔44からの茎部42の離脱を防止する。連結体41の茎部42は取り付け孔44に留まる。エレメントホルダー24とエレメントガード25との分解は阻止される。
連結体41は摘まみ部46を有する。摘まみ部46は膨大部45の先端に形成される。摘まみ部46は、取り付け孔44の内径よりも小さい外径を有する円筒形に形成される。摘まみ部46は、軸心46aの方向に取り付け孔44の長さよりも大きい長さを有する。したがって、摘まみ部46が取り付け孔44に進入し、膨大部45が取り付け孔44の縁に接触すると、摘まみ部46の先端は取り付け孔44から突き出る。
次にエアクリーナー装置11の動作を簡単に説明する。内燃機関が動作すると、ピストンの動きに応じて燃焼室に空気が吸入される。外気は吸入管17からケースカバー13内の未浄化室16に導入される。導入された空気は未浄化室16からフィルターエレメント19の繊維フィルター21を通過してクリーナーケース12内の浄化室15に移動する。空気が繊維フィルター21を通過する際に空気から塵埃は除去される。燃焼室からバックファイヤーが漏れても、エレメントガード25で繊維フィルター21は保護される。
エアクリーナー装置11では未浄化室16の区画にあたってケースカバー13の内部空間はエレメントユニット14のフィルターエレメント19で塞がれる。このとき、第1シール部材35はケースカバー13とフィルターエレメント19との合わせ面で気密性を確保する。ケースカバー13とフィルターエレメント19との合わせ面で空気漏れは防止される。未浄化室16内の空気は外部に漏れずに繊維フィルター21を通過する。
その一方で、クリーナーケース12の内部空間はエレメントユニット14のエレメントホルダー24で塞がれる。このとき、第2シール部材38はクリーナーケース12とエレメントホルダー24との合わせ面で気密性を確保する。クリーナーケース12とエレメントホルダー24との合わせ面で空気漏れは防止される。浄化室15内の空気は外部に漏れずに確実に供給管18から内燃機関の燃焼室に供給される。同時に、外部から浄化室15内に汚れた外気の進入は防止される。
エレメントユニット14ではフィルターエレメント19とエレメントホルダー24との間に樹脂成形体27が挟まれる。エレメントガード25とエレメントホルダー24との間に樹脂成形体27が挟まれる。こうして空気漏れは防止される。同時に、外部から浄化室15内に汚れた外気の進入は防止される。
次にエアクリーナー装置11の製造方法を簡単に説明する。エアクリーナー装置11の製造にあたってエレメントユニット14が準備される。エレメントユニット14ではエレメントホルダー24にエレメントガード25が取り付けられる。取り付けにあたって、図6に示されるように、個々の連結体41の摘まみ部46はエレメントホルダー24の取り付け孔44に挿入される。膨大部45がエレメントホルダー24の一面に接触すると、摘まみ部46の先端は取り付け孔44から突き出る。
作業者または作業ロボットは摘まみ部46を拘束して引っ張る。そうすると、取り付け孔44に対して膨大部45は引き込まれる。このとき、取り付け孔44の形状は変化しないことから、取り付け孔44に引き込まれる膨大部45はテーパー形状の働きで変形する。取り付け孔44の内壁は引っ張り力から膨大部45を小径化する力を生み出す。膨大部45の縮小に応じて膨大部45は取り付け孔44を通過する。
膨大部45は取り付け孔44を通過すると原形に戻る。膨大部45は接触面45aでエレメントホルダー24の表面に接触する。連結体41の茎部42は取り付け孔44内に留まる。膨大部45は取り付け孔44から茎部42の離脱を阻止する。こうしてエレメントガード25はエレメントホルダー24に離脱不能に取り付けられる。その後、エレメントホルダー24にフィルターエレメント19が取り付けられる。
エアクリーナー装置11では、連結体41は樹脂成形体27に一体に形成されることから、別途の締結部材や取り付け部品は不要となり、部品点数は削減される。しかも、連結体41は特定の柔軟性を有することから、連結体41が取り付け孔44に押し込まれるだけで簡単にエレメントガード25とエレメントホルダー24との結合は確立される。加熱具を用いた作業工程は省かれる。こうして組み立ての作業効率は向上する。
前述のように、樹脂成形体27は、エレメントガード25の外周全周にわたってエレメントホルダー24とエレメントガード25との間に挟まれる。その結果、樹脂成形体27はシール材として機能するので、エレメントホルダー24とエレメントガード25との合わせ面に別途のシール材を用いる必要がなく、部品点数の削減に寄与する。
板状ガード部材26の板材28では、縁28aまで全域にわたって透孔29のアレイが形成される。その結果、板材28の全域にわたって透孔率が最大限に高められることができ、通気面積が最大化されることができる。しかも、汎用のパンチングメタルシートから板状ガード部材26は単純に切り出されることができるので、製造コストの低減に貢献することができる。このとき、樹脂成形体27は、板材28の縁28aに沿って透孔29を埋めて第1面および裏側の第2面の間で連続することから、樹脂成形体27は板状ガード部材26に強固に固着されることができる。
前述のように、エレメントユニット14の組み立てにあたって、エレメントホルダー24にエレメントガード25を結合する際に、摘まみ部46はエレメントホルダー24の取り付け孔44に挿入される。摘まみ部46は取り付け孔44の長さよりも大きい長さを有することから、摘まみ部46は取り付け孔44から突き出る。摘まみ部46が引っ張られると、膨大部45は変形で縮小しつつ取り付け孔44を通過する。茎部42は取り付け孔44に進入する。樹脂成形体27の表面はエレメントホルダー24に密着しエレメントホルダー24に重ねられる。通過した膨大部45は取り付け孔44の内径よりも大きい外径に復帰する。こうして膨大部45はアンカーとして機能する。エレメントガード25はエレメントホルダー24に結合される。
以上、本発明の実施の形態を説明してきたものの、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の技術思想から逸脱することなく種々の設計変更を実施することができる。
11…エアクリーナー装置、12…クリーナーケース、13…ケースカバー、15…浄化室、16…未浄化室、19…フィルターエレメント、22…フィルターケース、24…ケース部材(エレメントホルダー)、25…エレメントガード、26…板状ガード部材、27…樹脂成形体、28…板材、29…透孔、41…連結突部(連結体)、42…茎部、44…取り付け孔、45…膨大部、46…摘まみ部、CS…エアクリーナー本体。

Claims (5)

  1. エアクリーナー本体と、該エアクリーナー本体内を未浄化室および浄化室に区画するように前記エアクリーナー本体内に固定配置されるフィルターエレメントと、バックファイヤーから前記フィルターエレメントを保護するように前記エアクリーナー本体に取り付けられるエレメントガードとを備えるエアクリーナー装置において、前記エレメントガードは、前記浄化室側から前記フィルターエレメントを覆う板状ガード部材と、当該板状ガード部材の外周を囲むように形成されるとともに前記エアクリーナー本体の一部を構成するケース部材に重ねられる樹脂成形体とを有し、前記ケース部材に形成される取り付け孔を通過する際に変形する柔軟性を有する複数の連結突部が、複数の前記取り付け孔に挿通、係合されるようにして前記樹脂成形体に一体に形成されることを特徴とするエアクリーナー装置。
  2. 請求項1に記載のエアクリーナー装置において、前記エアクリーナー本体は、前記フィルターエレメントがその外周に有するフィルターケースを保持する前記ケース部材としてのエレメントホルダーと、前記フィルターケースを前記エレメントホルダーとの間に挟むケースカバーと、前記エレメントホルダーを前記ケースカバーとの間に挟むクリーナーケースとを有し、前記樹脂成形体の全周が前記フィルターケースおよび前記エレメントホルダー間に挟まれることを特徴とするエアクリーナー装置。
  3. 請求項1または2に記載のエアクリーナー装置において、前記板状ガード部材の少なくとも一部が金属製の板材からなり、当該板材には、前記樹脂成形体で覆われる部分を含む全面にわたって複数の透孔が穿たれることを特徴とするエアクリーナー装置。
  4. 請求項3に記載のエアクリーナー装置において、前記樹脂成形体は、前記板状ガード部材の第1面および裏側の第2面に配置され、前記透孔を埋めて前記第1面から前記第2面に連続することを特徴とするエアクリーナー装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のエアクリーナー装置において、前記連結体は、
    前記ケース部材に密着する前記樹脂成形体の表面から前記取り付け孔の長さに相当する高さで突き出て、前記取り付け孔の内径よりも小さい外径を有する茎部と、
    前記茎部の先端に形成されて、前記取り付け孔の内径よりも大きい外径を有して前記取り付け孔の通過時に変形する膨大部と、
    前記膨大部の先端に形成されて、前記取り付け孔の長さよりも大きい長さを有して、前記取り付け孔の内径よりも小さい外径を有する摘まみ部と
    を有することを特徴とするエアクリーナー装置。
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