JPH08254162A - エンジンの逆火消炎ネット取付構造 - Google Patents

エンジンの逆火消炎ネット取付構造

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Publication number
JPH08254162A
JPH08254162A JP8336295A JP8336295A JPH08254162A JP H08254162 A JPH08254162 A JP H08254162A JP 8336295 A JP8336295 A JP 8336295A JP 8336295 A JP8336295 A JP 8336295A JP H08254162 A JPH08254162 A JP H08254162A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
flame
engine
intake
intake passage
Prior art date
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Pending
Application number
JP8336295A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Takabayashi
和芳 高林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamato Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Yamato Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yamato Manufacturing Co Ltd filed Critical Yamato Manufacturing Co Ltd
Priority to JP8336295A priority Critical patent/JPH08254162A/ja
Publication of JPH08254162A publication Critical patent/JPH08254162A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】吸気通路に設置される消炎ネットの取り付けを
確実かつ容易に行うことのできる取り付け構造を得る。 【構成】エンジンの吸気通路に設けた吸気箱に支持され
る額縁状の受け枠21と、その受け枠21に対応する押
し枠22とを互いに重合し互いに係合係脱可能な係止具
25で連結するとともに、受け枠21と押し枠22との
間に消炎ネット23とフィルタエレメント24を挟持し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はエンジンの吸気通路に
介装される逆火防止用の消炎ネットに関するもので、特
に、自動二輪車用エンジンに好適な消炎ネットの支持構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に4行程エンジンでは、吸気通路に
燃焼室内の火炎が逆流する、いわゆる逆火現象が生じる
ことは良く知られており、その逆火によって吸気通路の
上流に配置される除塵フィルタその他の可燃物が燃える
事故の生じることもよく知られている。また、このよう
な不具合を解消すべく、気化器の上流側の吸気通路に、
その通路を横断して金属製の消炎ネットを設け、その消
炎ネットの冷却作用により火炎がそれ以上に遡上しない
ようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記消
炎ネットは剛性がないので、単独で吸気通路に取り付け
る作業を、エンジンを組み立てる流れ作業の中で行うこ
とは容易でなく、その取り付け作業が面倒であるばかり
か、消炎ネットが外れてあるいは消炎ネットを構成する
金属線が脱落し易く、エンジンを始動させたとき、これ
が燃焼室内へ吸い込まれ、エンジンを損傷する不具合が
あった。
【0004】また、消炎ネットの組み付けをエンジンを
組み立てる流れ作業の中で行うことを避けるため、気化
器の吸気胴の上流端近傍の径を拡大して、その内面に消
炎ネットを取り付けることも行われているが、気化器近
傍の吸気通路は通路面積が大きくないため、消炎ネット
を取り付けると吸気抵抗が増し、エンジン出力の低下を
招く不具合があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は叙上の不具合
を解消すべく、エンジンの吸気通路に設けた吸気箱に支
持される額縁状の受け枠と、その受け枠に対応する押し
枠とを互いに重合し互いに係合係脱可能な係止具で連結
するとともに、前記受け枠と押し枠との間に消炎ネット
を挟持したものである。具体的には前記消炎ネットを挟
持した受け枠と押し枠とのうち、吸気上流側にある枠と
前記消炎ネットとの間に除塵フィルタを挟持してある。
また、額縁状の受け枠と押し枠との間に消炎ネットと除
塵フィルタとを重ねて配し、両枠を互いに係合係脱可能
な係止具で連結してエアクリーナユニットとし、そのエ
アクリーナユニットを吸気通路に設けた吸気箱を横断し
て取り付けてることもある。
【0005】
【作用】消炎ネットはエンジンの吸気通路に設けた大径
の吸気箱の中で、その箱によって形成される大きな吸気
通路を横断して設置される。また、その取り付けは、予
め受け枠と、その受け枠に対応する押し枠との間に挟持
しされ剛性が増し、それら枠を吸気通路が開いている吸
気箱の内壁へ押し付けることによって取り付けられる。
【0006】
【実施例】以下、図示の実施例によってこの発明を説明
する。図1において、10は自動二輪車用のエンジンで
あり、この例では具体的に排気量850ccの4行程エ
ンジンである。エンジン10はクランク室11、シリン
ダ12、およびシリンダヘッド13とを有する。14は
シリンダヘッド13から車両前方へ向けて導かれる排気
管、15は後方へ向かう吸気通路である。吸気通路15
の上流端は気化器16と吸気箱17を介して大気に通じ
ている。
【0007】吸気箱17は、前記気化器16の上流端に
断熱管18を介して連結されており、上流側の半部17
aと下流側の半部17bとを端部で重ね合わせ、ボルト
19で分離可能に連結してある。また、上流側の半部1
7aは大径側の開口部17cが額縁状に幅広く形成され
ており、その開口部17cと下流側の半部17bに設け
た段付き部17dとの間に除塵ユニット20が挟持され
ている。
【0008】除塵ユニット20は図2、図3で示すよう
に、合成樹脂を射出成形して額縁状に形成された受け枠
21と、その受け枠21の端部に重合する押し枠22と
を有し、両枠21、22の間に、ステンレス線の網によ
って構成される消炎ネット23と、濾紙をつづら折りし
て作られたフィルタエレメント24とが挟持されてい
る。すなわち、消炎ネット23は受け枠21の一方の面
に設けた凹部に挿入され、それに予めフィルタエレメン
ト24を挿入した押し枠22を当てた状態で組み立てら
れ、両枠21、22はその状態を以て係止具25によっ
て係合係脱可能に連結され箱状に結合されている。かく
て、消炎ネット23は下流側に、フィルタエレメント2
4は上流側に配置され隣接し固定されて除塵ユニット2
0を構成する。21aは受け枠21に形成された吸気通
路孔の部分を補強し、前記消炎ネット23がエンジンに
吸い込まれないよう支える十字形の支柱である。かく
て、除塵ユニット20が吸気箱17の内部に取り付けら
れたとき、消炎ネット23とフィルタエレメント24と
は吸気通路をなす吸気箱17を横断して取り付けられる
ことになる。なお、26は押し枠22の他端に接着され
たシール部材であり、具体的には発泡樹脂によって形成
されている。
【0009】係止具25は受け枠21と押し枠22との
いずれか一方に形成される鉤部材25aと、その鉤部材
25aが係止される係止壁25bとからなっている。な
お、この係止壁25bは図2で示すように、係止孔25
cの一方の縁に形成されることもあり、図3で示すよう
に、枠の周面から直角に突設されることもある。この場
合、受け枠21側の鉤部材25aは大きな折り曲げられ
たものとなる。
【0010】この実施例は以上の構成を有するので、吸
気通路15に消炎ネット23を組み付けるには、予め、
除塵ユニット20をサブ組立てしておく。すなわち、受
け枠21の一方の端部に面した凹部に消炎ネット23を
嵌め込み、ついで、内部にフィルタエレメント24を入
れた押し枠22を重ね合わせ、係止具25によって結合
すると、除塵ユニット20が出来上がる。
【0011】次に、これを吸気箱17の下流側の半部1
7bの中に入れ、前記吸気通路15が開口する壁面に設
けた段付き部17dに当て、その上から上流側の半部1
7aを被せ、両者をボルト19によって結合して吸気通
路15を完成させる。
【0012】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば消炎ネ
ット23は予め剛性の高い除塵ユニット20に組み付け
られた状態で吸気通路に介装されるから、その組み付け
作業が容易であるばかりでなく、吸気通路への固定が確
実に行われ吸気負圧によってエンジン内へ吸いこまれる
不具合がなくなる。また、消炎ネット23は周囲を受け
枠21と押し枠22とによって挟持されるから、金網を
構成する金属線がほぐれてエンジンに吸い込まれる不具
合がなくなる。さらに、消炎ネット23は吸気箱17の
広い箱内で吸気通路に介装されるから、吸気通路に消炎
ネットを介装すにことに伴って生じる吸気抵抗の増大を
回避できるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である逆火消炎ネットを取
り付け、一部を破断したた自動二輪車用エンジンの右側
面図である。
【図2】その要部を拡大して示す拡大断面図である。
【図3】他の実施例を示す図2相当の拡大断面図であ
る。
【図4】図2の要部を拡大して示す外観図である。
【符号の説明】
10・・・・エンジン 11・・・・クランク室 12・・・・シリンダ 13・・・・シリンダヘッド 14・・・・排気管 15・・・・吸気通路 16・・・・気化器 17・・・・吸気箱 17a・・・上流側の半部 17b・・・下流側の半部 17c・・・大径側の開口部 17d・・・段付き部 18・・・・断熱管 19・・・・ボルト 20・・・・除塵ユニット 21・・・・受け枠 21a・・・支柱 22・・・・押し枠 23・・・・消炎ネット 24・・・・フィルタエレメント 25・・・・係止具 25a・・・鉤部材 25b・・・係止壁 25c・・・係止孔 26・・・・シール部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの吸気通路に設けた吸気箱に支持
    される額縁状の受け枠と、その受け枠に対応する押し枠
    とを互いに重合し互いに係合係脱可能な係止具で連結す
    るとともに、前記受け枠と押し枠との間に消炎ネットを
    挟持してなるエンジンの逆火消炎ネット取付構造。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記消炎ネットを挟持
    した受け枠と押し枠とのうち、吸気上流側にある枠と前
    記消炎ネットとの間に除塵フィルタを挟持してなるエン
    ジンの逆火消炎ネット取付構造。
  3. 【請求項3】請求項1において、額縁状の受け枠と押し
    枠との間に消炎ネットと除塵フィルタとを重ねて配し、
    両枠を互いに係合係脱可能な係止具で連結してエアクリ
    ーナユニットとし、そのエアクリーナユニットを吸気通
    路に設けた吸気箱を横断して取り付けてなる逆火消炎ネ
    ット取付構造。
JP8336295A 1995-03-15 1995-03-15 エンジンの逆火消炎ネット取付構造 Pending JPH08254162A (ja)

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