JP2017066703A - ブレース接合金物およびこれを用いた躯体構造 - Google Patents
ブレース接合金物およびこれを用いた躯体構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017066703A JP2017066703A JP2015192762A JP2015192762A JP2017066703A JP 2017066703 A JP2017066703 A JP 2017066703A JP 2015192762 A JP2015192762 A JP 2015192762A JP 2015192762 A JP2015192762 A JP 2015192762A JP 2017066703 A JP2017066703 A JP 2017066703A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brace
- substrate
- shaft member
- gusset plate
- bolt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】 このブレース接合金物1は、基板2と、この基板2の上面に垂直に設けられたガセットプレート3とを備える。基板2における、ガセットプレート3からこのガセットプレート3の表面に沿う方向に離れた位置に、前記基板2を建物の躯体に対して回転自在に支持する回転支持用ボルト孔が設けられる。前記ガセットプレート3にブレース8と接合するボルト15を挿通するブレース接合用ボルト孔が設けられる。
【選択図】 図1
Description
特許文献1〜3には、勾配がある構面でターンバクル付きのブレースを適用する技術が記載されているが、いずれも、定まった勾配にしか対応することができない。また、ターンバクルから掛かる力のバランスが悪い。
また、基板にガセットプレートを垂直に接合し、基板およびガセットプレートにボルト孔を設けた構成であるため、構成が簡素で安価に製造できる。基板の回転支持用ボルト孔は、ガセットプレートの表面に沿う方向に離れた位置であるため、ブレースの軸心とブレース接合金物を躯体に取付ける箇所とを略同軸心とすることも可能であり、ブレースから作用する力のバランスも得易い。
このブレース接合金物は、施工時に、基板の躯体への取付箇所、およびブレース接合金物とブレースとの接合箇所において、回転が可能な程度の締め付け状態としておけば、ブレースのターンバクルを締めつけることで、ブレースが最短の長さとなるように、ブレース接合金物が回転し、かつブレースのガセットプレートへの取付箇所も回転する。これにより、各回転可能箇所が最適の回転角度となるが、その最適な角度となった後は、固定されることが好ましい。この固定を、前記基板に設けられた固着具の挿通孔でボルトや木ねじ等の固着具で行うことができる。
そのため、上記のように2方向に対して傾斜するブレースを、バランス良く接合することができる。
この躯体構造は、具体的には、例えば、勾配屋根の棟側の母屋と、軒側の桁等の間にブレースを設置した構成となる。
このように、従来では対応が難しかった勾配がある構面で、一つの金物で色々な勾配に対応でき、またブレース接合金物の構成が簡素で安価に製造でき、力のバランスも得易いという利点が得られる。
ガセットプレート3には、ブレース8と接合するボルト15を挿通するブレース接合用ボルト孔6が突出端付近に設けられている。
・1つのブレース接合金物1で色々な勾配対応できる。
・ブレース8の引張力が接合部のガセットプレート3を通じて芯に入るため、構造的に無駄が生じない。
・従来の蝶番などで角度をつける構成は、可能ではあるが、力のバランスが悪くなる。この実施形態は、このような従来の欠点が解消され、力のバランスが良くなる。
・また、ブレース接合金物1は、構成が簡素であり、非常に安価な構成で接合が可能になる。
2…基板
3…ガセットプレート
4…回転支持用ボルト孔
5…挿通孔
6…ブレース接合用ボルト孔
7…桁(軸部材)
7A…母屋(軸部材)
8…ブレース
10…回転支持用ボルト
13…軸材
14…接合金物
15…ボルト
21…梁(軸部材)
Claims (4)
- 基板と、この基板の上面に垂直に設けられたガセットプレートとを備え、
前記基板における、前記ガセットプレートからこのガセットプレートの表面に沿う方向に離れた位置に、前記基板を建物の躯体に対して回転自在に支持する回転支持用ボルト孔が設けられ、前記ガセットプレートにブレースと接合するボルトを挿通するブレース接合用ボルト孔が設けられたブレース接合金物。 - 請求項1記載のブレース接合金物において、前記基板に、この基板を前記躯体に固定する固着具の挿通孔が複数設けられたブレース接合金物。
- 建物躯体の軸部材に、請求項1または請求項2に記載のブレース接合金物が、前記基板で前記軸部材の表面に配置され、かつ前記回転支持用ボルト孔および前記軸部材に設けられたボルト孔に渡って挿通されたボルトにより回転可能に接合され、前記軸部材の前記ブレース接合金物が配置された表面に対して垂直に離れる方向と、前記表面に平行な方向との2方向に対して傾斜するブレースが、前記ガセットプレートの前記ブレース接合用ボルト孔にボルトで接合された躯体構造。
- 請求項3に記載の躯体構造であって、第1の軸部材と、この第1の軸部材に対して水平方向および上下方向の両方向に離れて位置する第2の軸部材との、互いに表面の延長面が向かい合う表面に、それぞれ前記ブレース接合金物が配置され、これら2つのブレース接合金物は、いずれも、このブレース接合金物が配置された軸部材における前記表面に前記基板で配置され、かつ前記回転支持用ボルト孔および前記軸部材に設けられたボルト孔に渡って挿通されたボルトにより回転可能に接合され、前記両ブレース接合金物の前記ガセットプレートにおける前記ブレース接合用ボルト孔に、前記ブレースの両端がボルトで接合された躯体構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015192762A JP6770302B2 (ja) | 2015-09-30 | 2015-09-30 | ブレース接合金物およびこれを用いた躯体構造並びに施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015192762A JP6770302B2 (ja) | 2015-09-30 | 2015-09-30 | ブレース接合金物およびこれを用いた躯体構造並びに施工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017066703A true JP2017066703A (ja) | 2017-04-06 |
JP6770302B2 JP6770302B2 (ja) | 2020-10-14 |
Family
ID=58494041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015192762A Active JP6770302B2 (ja) | 2015-09-30 | 2015-09-30 | ブレース接合金物およびこれを用いた躯体構造並びに施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6770302B2 (ja) |
-
2015
- 2015-09-30 JP JP2015192762A patent/JP6770302B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6770302B2 (ja) | 2020-10-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3066734B2 (ja) | 木造の建物の軸組用装置 | |
JP5172607B2 (ja) | 扁平柱と梁との接合部構造 | |
JP2017066703A (ja) | ブレース接合金物およびこれを用いた躯体構造 | |
JP3223746U (ja) | 建物の躯体構造 | |
JP3409137B2 (ja) | 木造軸組における耐力壁構造 | |
JP3386785B2 (ja) | 橋梁構造物における足場支持装置及び足場装置 | |
JP7146427B2 (ja) | ボード取付金物および建物の室内構造 | |
JP3981441B2 (ja) | 梁連結構造及び梁連結金具付き鋼製梁 | |
JP7032051B2 (ja) | 床構造施工方法および床構造再利用方法 | |
JP6414585B2 (ja) | 足場支持構造 | |
JP3045043U (ja) | 建築用連結金具 | |
JP3963222B2 (ja) | 鉄骨軸組構造物に用いる筋交いフレームの組立構造 | |
JP2002021242A (ja) | 架台の取付構造 | |
JPS5844183Y2 (ja) | 軒先庇 | |
JP2888450B2 (ja) | 建築用パネルの取付構造 | |
CN207063316U (zh) | 隔墙托檩板及隔墙檩条安装结构 | |
JP2010077645A (ja) | 木造建築物における接合構造 | |
JP2017166144A (ja) | 勾配屋根における吊り天井下地構造及び既存吊り天井の下地改修方法 | |
JP2817655B2 (ja) | 木造建築物の固定金具 | |
JP3202129B2 (ja) | 屋根構造 | |
JP3201712U (ja) | 止め金具 | |
AU2009101214A4 (en) | Connection Bracket and Method | |
JP2012057447A (ja) | 木造建築物における横架材及び縦構造材と筋交いを金物で接合する方法 | |
JP2020111914A (ja) | 小屋組み構造 | |
AU2013100090A4 (en) | A Structural Assembly |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180830 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190610 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190625 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190826 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200204 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200311 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200908 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200925 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6770302 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |