JP2017066332A - エチレン−α−オレフィン共重合体及び樹脂組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
(1)密度が930kg/m3以上960kg/m3以下、
(2)190℃、2.16kgにおけるメルトフローレート(MFR)が0.5g/10min以上15g/10min以下、
(3)ヘキサンで抽出される炭素数12以上34以下の炭化水素成分の合計含有量が、100重量ppm以下。
前記スラリーを60℃〜100℃の温度で貯留する工程と、
前記60℃〜100℃の温度で貯留したスラリーから溶媒を分離してエチレン−α−オレフィン共重合体を得る工程と、
を含む、エチレン−α−オレフィン共重合体の製造方法。
本実施形態のエチレン−α−オレフィン共重合体は、密度が930〜960kg/m3であり、190℃、2.16kg荷重におけるメルトフローレート(MFR)が0.5g/10min以上15g/10min以下であり、ヘキサンで抽出される炭素数12以上34以下の炭化水素成分の合計含有量が100重量ppm以下である。以下、上記要件について詳細に説明する。
本実施形態におけるエチレン−α−オレフィン共重合体の密度は、930kg/m3以上960kg/m3以下であり、好ましくは932kg/m3以上955kg/m3以下であり、より好ましくは935kg/m3以上950kg/m3以下である。
本実施形態におけるエチレン−α−オレフィン共重合体の190℃、2.16kg荷重におけるメルトフローレート(MFR)は、0.5g/10min以上15g/10min以下であり、好ましくは1.0g/10min以上10g/10min以下であり、より好ましくは2.0g/10min以上8g/10min以下である。
本実施形態において、エチレン−α−オレフィン共重合体からヘキサンで抽出される炭素数12以上34以下の炭化水素成分の合計量は100重量ppm以下(0重量ppmを含む)である。好ましくは70重量ppm以下であり、より好ましくは50重量ppm以下である。炭素数12以上34以下の炭化水素成分は、シラングラフト変性反応及びシラン架橋反応が進行してもゲル分率の向上には寄与せず、目ヤニの原因となる低分子量のシラン変性物が生成する原因となる。
本実施形態のエチレン−α−オレフィン共重合体の1000炭素中の二重結合の量は、0.1個以下(0個を含む)であることが好ましい。より好ましくは0.07個以下であり、さらに好ましくは0.05個以下である。二重結合の量を0.1個以下とすることによって、シラングラフト変性時に副反応として起こるエチレン−α−オレフィン共重合体の分解反応を抑制することができる。これにより、炭素数12以上34以下の炭化水素成分の生成を低減することができる。なお、エチレン−α−オレフィン共重合体の1000炭素中の二重結合の量は、実施例に記載の方法により測定することができる。
本実施形態のエチレン−α−オレフィン共重合体の分子量分布(Mw/Mn)は、好ましくは3.0以上5.5以下であり、より好ましくは3.4以上5.3以下であり、よりさらに好ましくは3.4以上5.0以下である。分子量分布(Mw/Mn)を3.0以上とすることにより、押出成形時の樹脂圧及びシェアを低減することができるため、架橋パイプの外観が向上する。一方、分子量分布(Mw/Mn)を5.5以下とすることにより、低分子量成分(炭素数12以上34以下の炭化水素成分も含む)が少なくなり、臭いや目ヤニ等の問題が発生することを防ぐことができる。
H2C=CHR2
(式中、R2は炭素数1〜18のアルキル基、又は炭素数6〜20のアリール基であり、アルキル基は直鎖状、分岐状、又は環状である。)
次に、本実施形態におけるエチレン−α−オレフィン共重合体の製造方法について述べる。
本実施形態におけるエチレン−α−オレフィン共重合体は、限定されるものでは無いが、重合触媒を用いて、エチレンとその他のα−オレフィンとを共重合することにより製造されることが好ましく、重合触媒として、少なくとも(ア)担体、(イ)有機アルミニウム化合物、(ウ)環状η結合性アニオン配位子を有する遷移金属化合物、及び(エ)該環状η結合性アニオン配位子を有する遷移金属化合物と反応して触媒活性を発現する錯体を形成可能な活性化剤、から調製された担持型幾何拘束型メタロセン触媒(以下、単に「担持型幾何拘束型メタロセン触媒」又は「メタロセン触媒」とも記載する)を用いることが好ましい。なお、本明細書において、上記メタロセン触媒の製造に用いられる各成分を、「成分(ア)」、「成分(イ)」、「成分(ウ)」及び「成分(エ)」と記載することもある。メタロセン触媒は、一種を単独で用いてもよいし、二種以上を併用してもよい。
<成分(ア)>
(ア)担体としては、有機担体、無機担体のいずれであってもよい。
上記(ア)担体は、必要に応じて(イ)有機アルミニウム化合物で処理される。好ましい(イ)有機アルミニウム化合物としては、特に限定されないが、具体的には、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリヘキシルアルミニウム、及びトリオクチルアルミニウム等のアルキルアルミニウム;ジエチルアルミニウムハイドライド、及びジイソブチルアルミニウムハイドライド等のアルキルアルミニウムハイドライド;ジエチルアルミニウムエトキシド、ジメチルアルミニウムメトキシド等のアルミニウムアルコキシド;メチルアルモキサン、イソブチルアルモキサン、及びメチルイソブチルアルモキサン等のアルモキサン等が挙げられる。
担持型幾何拘束型メタロセン触媒は、(ウ)環状η結合性アニオン配位子を有する遷移金属化合物(以下、単に「遷移金属化合物」と称することがある。)を含むことができる。遷移金属化合物は、特に限定されないが、例えば、以下の式(1)で表す化合物を挙げることができる。
LlMXpX’q‥‥(1)
メタロセン触媒は、(エ)遷移金属化合物と反応して触媒活性を発現する錯体を形成可能な活性化剤(以下、単に「活性化剤」と称することがある。)を含む。通常、メタロセン触媒においては、上記遷移金属化合物と活性化剤により形成される錯体が、触媒活性種として高いオレフィン重合活性を示す。本実施形態において、活性化剤としては、特に限定されないが、具体的には、以下の式(7)で定義される化合物が挙げられる。
[L−H]d+[MmQp]d- ‥‥(7)
[L−H]d+[MmQn(Gq(T−H)r)z]d- ‥‥(8)
[L−H]+[BQ3Q1]- ‥‥(9)
トリフェニル(ヒドロキシフェニル)ボレート、
ジフェニル−ジ(ヒドロキシフェニル)ボレート、
トリフェニル(2,4−ジヒドロキシフェニル)ボレート、
トリ(p−トリル)(ヒドロキシフェニル)ボレート、
トリス(ペンタフルオロフェニル)(ヒドロキシフェニル)ボレート、
トリス(2,4−ジメチルフェニル)(ヒドロキシフェニル)ボレート、
トリス(3,5−ジメチルフェニル)(ヒドロキシフェニル)ボレート、
トリス(3,5−ジ−トリフルオリメチルフェニル)(ヒドロキシフェニル)ボレート、
トリス(ペンタフルオロフェニル)(2−ヒドロキシエチル)ボレート、
トリス(ペンタフルオロフェニル)(4−ヒドロキシブチル)ボレート、
トリス(ペンタフルオロフェニル)(4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)ボレート、
トリス(ペンタフルオロフェニル)(4−(4’−ヒドロキシフェニル)フェニル)ボレート、
トリス(ペンタフルオロフェニル)(6−ヒドロキシ−2−ナフチル)ボレート等が挙げられる。これらを「ボレート化合物」ともいう。
N,N−ジメチルアニリニウム、N,N−ジエチルアニリニウム、N,N−2,4,6−ペンタメチルアニリニウム、及びN,N−ジメチルベンジルアニリニウム等のようなN,N−ジアルキルアニリニウムカチオン、トリフェニルカルボニウムカチオン等が好適である。
AlRnX3-n ‥‥(13)
上記式(13)中において、Rは炭素数1〜12の直鎖状、分岐状若しくは環状のアルキル基又は炭素数6〜20のアリール基であり、Xはハロゲン、水素又はアルコキシル基であり、nは1〜3の整数である。複数存在する場合のR及びXは、それぞれ独立である。本実施形態の有機アルミニウム化合物は、上記式(13)で表される化合物の混合物であっても構わない。
ジエチルアルミニウムハイドライド、及びジイソブチルアルミニウムハイドライド等のアルキルアルミニウムハイドライド、
ジエチルアルミニウムエトキシド等のアルミニウムアルコキシド、
メチルアルモキサン、イソブチルアルミキサン、及びメチルイソブチルアルモキサン等のアルモキサンが挙げられる。
これらの中でも、トリアルキルアルミニウム、アルミニウムアルコキシドが好ましい。より好ましくはトリイソブチルアルミニウムである。
本実施形態におけるエチレン−α−オレフィン共重合体の製造方法は、特に限定されないが、具体的には、スラリー重合法、気相重合法、又は公知の重合方法を用いることができる。これらのうち、より低分子量成分が少なく、架橋パイプ製造時の目ヤニ発生が少ない樹脂組成物得ることができ、架橋後のゲル分率が高く外観に優れ、臭いが低減された架橋パイプを製造することが可能であるという点から、スラリー重合法が好適である。
上記スラリー重合法において、重合後にエチレン−α−オレフィン共重合体から溶媒を分離する方法は、デカンテーション法、遠心分離法、フィルター濾過法等が挙げられる。この中でも分離効率が良い遠心分離法が好ましい。溶媒を分離した後にエチレン−α−オレフィン共重合体に含まれる溶媒の量としては、特に限定されないが、好ましくはエチレン−α−オレフィン共重合体の重量に対して70質量%以下であり、より好ましくは60質量%以下、さらに好ましくは50質量%以下である。エチレン−α−オレフィン共重合体に含まれる溶媒が上記分離により少なくなった状態で、溶媒をさらに乾燥除去することにより、溶媒中に含まれる金属成分や炭素数12以上34以下の炭化水素成分等が低減する傾向にある。これらの成分を低減することにより、製造時に目ヤニの発生を抑制し、外観に優れ、臭いが低減された架橋パイプを製造することができる。また、上述のとおり、重合後に遠心分離法によりエチレン−α−オレフィン共重合体と溶媒とを分離する場合、フィード温度等を制御することにより、エチレン−α−オレフィン共重合体中の炭素数12以上34以下の炭化水素成分の含有量を低減することができる。
本実施形態の樹脂組成物は上記エチレン−α−オレフィン共重合体を含む。樹脂組成物は、上記エチレン−α−オレフィン共重合体に加え、有機過酸化物、有機不飽和シラン化合物、及び必要に応じてシラノール縮合触媒や酸化防止剤等を含むことが好ましい。
本実施形態で樹脂組成物に添加される有機過酸化物は、パイプ成形時の押出工程でラジカルに分解し、有機不飽和シラン化合物をエチレン−α−オレフィン共重合体にグラフトさせる。有機過酸化物の添加量は、エチレン−α−オレフィン共重合体100重量部に対して、好ましくは0.005〜5重量部、より好ましくは0.007〜1重量部、さらに好ましくは0.05〜1重量部である。0.005重量部以上とすることで、エチレン−α−オレフィン共重合体と有機不飽和シラン化合物とのグラフト変性反応が効率的に進行する。また5重量部以下とすることで、該樹脂組成物から得られる架橋パイプの通水中に有機過酸化物が移行して臭気の原因となることを防ぐことができる。
本実施形態の樹脂組成物は有機不飽和シラン化合物を含んでもよい。樹脂組成物中の有機不飽和シラン化合物の含有量は、エチレン−α−オレフィン共重合体100重量部に対して、好ましくは0.1〜10重量部、より好ましくは0.1〜5重量部、さらに好ましくは0.1〜2重量部である。有機不飽和シラン化合物の含有量を0.1重量部以上とすることで、架橋パイプのシラン架橋が十分に進行する。また有機不飽和シラン化合物の含有量を10重量部以下とすることで、目ヤニ及びパイプ押し出し時の負荷の上昇等が発生して、パイプの押出成形性が不良となることや、成形時に臭気が発生することを抑制することができる。また、有機不飽和シラン化合物は高価であるため、経済的にも好ましい。
本実施形態の樹脂組成物は酸化防止剤を含んでもよく、酸化防止剤は、酸素分子、オゾン又は酸素ラジカルを補足する機能を有する物質であれば、特に限定されない。酸化防止剤の含有量は、エチレン−α―オレフィン共重合体の重量に対して好ましくは100重量ppm以下であり、より好ましくは70重量ppm以下であり、さらに好ましくは50重量ppm以下であり、0重量ppmであってもよい。酸化防止剤の含有量が多すぎると、酸化防止剤と有機過酸化物が反応することでラジカルが失活してしまうため、シラングラフト変性反応時に多量の有機過酸化物が必要となり、臭いの問題が発生する場合がある。また、有機過酸化物が過多に存在することで、エチレン−α−オレフィン共重合体の分解または架橋反応等の副反応が発生し、シラングラフト変性効率が低下してしまう場合がある。したがって、シラングラフト変性時の副反応を防止する観点からは酸化防止剤は無添加であることが特に好ましい。
本実施形態のエチレン−α―オレフィン共重合体中のAl、Mg、Ti、Zr及びHfの合計含有量は、好ましくは20重量ppm以下(0重量ppmを含む)であり、より好ましくは17重量ppm以下であり、更に好ましくは15重量ppm以下であり、少ないほど好ましい。Al、Mg、Ti、Zr及びHfは残留触媒灰分に主として含まれることから、これらの合計含有量が上記範囲であることにより、触媒作用によるエチレン−α−オレフィン共重合体の熱分解とそれに伴う炭素数12以上34以下の炭化水素成分の生成を抑制することができ、耐熱性に優れ、さらに着色も少なくなる傾向にある。
本実施形態の架橋パイプは、上記樹脂組成物を含む。架橋パイプは、上記樹脂組成物を成形して得ることが好ましく、具体的な製造方法は下記のとおりである。本実施形態における架橋パイプの製造方法は、例えば、エチレン−α−オレフィン共重合体、有機過酸化物、有機不飽和シラン化合物を含む樹脂組成物にシラノール縮合触媒を添加し、押出機で溶融混合し、その後パイプを成形し、得られたパイプを温水又は水蒸気は存在下でシラン基を架橋させる方法;エチレン−α−オレフィン共重合体、有機過酸化物、有機不飽和シラン化合物を含む樹脂組成物を一度押し出し、得られた樹脂組成物にシラノール縮合触媒を添加してパイプを成形し、得られたパイプを温水又は水蒸気は存在下でシラン基を架橋させる方法;エチレン−α−オレフィン共重合体、有機過酸化物、有機不飽和シラン化合物を含む樹脂組成物からパイプを成形し、シラノール縮合触媒を含む温水又は水蒸気の存在下にパイプを曝しシラン基を架橋させる方法等がある。
本実施形態で樹脂組成物に添加されるシラノール縮合触媒は、エチレン−α−オレフィン共重合体にグラフトした有機不飽和シラン化合物を、水の存在下で架橋させる作用を有する。シラノール縮合触媒としては、特に限定されないが、例えば、公知のジブチルスズジラウリレート、ジブチルスズジアセテート、酢酸第一スズ、カプリル酸第一スズ、ナフテン酸スズ、カプリル酸亜鉛、2−エチルヘキサン酸鉄、ナフテン酸コバルト、チタン酸テトラブチルエステル、エチルアミン、ジブチルアミン、ジブチルオクテートが挙げられ、特にジブチルスズジラウリレート、ジブチルスズジアセテート、ジブチルオクテートが好ましい。これらシラノール縮合触媒の使用方法は特に限定されない。
実施例及び比較例における各種測定方法及び評価方法は以下のとおりである。
(1)密度
JIS K6760に準拠し、密度勾配管法により測定した。
ASTM−D−1238に従い、190℃、荷重2.16kgで測定した。
各実施例、比較例で得られたペレット10g、和光純薬工業(株)製PCB試験用ヘキサン40mLを180mL容積のSUS製容器中に入れて密閉した。このSUS製容器全体を70℃の湯浴に浸し、速度50min-1で振とうしながら2時間抽出した後、20℃の水に浸し急冷した。上澄み液を、0.2μmフィルター(PTFE製)を取り付けたガラスシリンジで濾過し、試料とした。炭素数12と14の標準物質は、和光純薬工業(株)製特級n−ドデカンとn−テトラデカン、炭素数16から炭素数34の標準物質は、シグマアルドリッチ社製ASTM D5442 C16−C44 Qualitative Retention Time Mixを和光純薬工業(株)製PCB試験用ヘキサンに溶解して標準物質として用いた。
各実施例、比較例におけるエチレン−α−オレフィン共重合体中の二重結合量の測定は、日本分光(株)製JASCO FTIR4200を使用して測定した。測定用シートは次のように作製した。JISK6922−2に準拠して、各実施例、比較例のペレットを0.5mm厚の型枠を入れたプレス用金型板上に必要量載せ、200℃、1MPaで加圧しながら3分間予熱した。続いて2分間かけて1MPaで加圧、除圧を7回繰り返し、続いて10MPaで加圧、除圧を4回繰り返した。最後に10MPaで2分間加圧した後、15℃/minの平均冷却速度で、12分間冷却することで0.5mm厚の測定用シートを作製した。
二重結合量(個/1000C)=0.083×A963/(ρ×t)+0.114×A910/(ρ×t)+0.109×A888/(ρ×t)
(なお、Aは吸光度、ρは密度(g/cm3)、tは厚み(mm)を表す。)
各実施例、比較例において得られたエチレン-α-オレフィン共重合体の試料0.2gをテフロン(登録商標)製分解容器に量り取り、高純度硝酸を加えてマイルストーンゼネラル(株)製マイクロウェーブ分解装置ETHOS−TCにて加圧分解後、日本ミリポア(株)製超純水製造装置で精製した純水で全量を50mLとしたものを検液として使用した。上記検液に対し、サーモフィッシャーサイエンティフィック(株)製誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP−MS)Xシリーズ2を使用して、内標準法でAl、Mg、Ti、Zr、Hfの定量を行った。
各実施例、比較例において得られたエチレン-α-オレフィン共重合体20mgにo−ジクロロベンゼン15mLを導入して、150℃で1時間撹拌することで調製した試料溶液について、下記の条件によりゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)の測定を行った。測定結果から、市販の単分散ポリスチレンを用いて作成した検量線に基づいて、数平均分子量(Mn)、重量平均分子量(Mw)、及び分子量分布(Mw/Mn)を求めた。なお、測定に用いた装置及び条件は、以下のとおりとした。
・装置:Waters社製150−C ALC/GPC
・検出器:RI検出器
・移動相:o−ジクロロベンゼン(高速液体クロマトグラフ用)
・流量:1.0mL/分
・カラム:昭和電工(株)製AT−807Sを1本と東ソー(株)製TSK−gelGMH−H6を2本連結したものを用いた。
・カラム温度:140℃
下記記載の方法で架橋パイプを製造する際に出る目ヤニの量を評価した。評価基準は以下の通りとした。
○:押出機(金型)出口に揮発シランからなる付着物が認められなかった。
△:押出機(金型)出口に揮発シランからなる付着物が少量付着した。
×:押出機(金型)出口に揮発シランからなる付着物が多量に付着した。
下記記載の方法で製造した架橋パイプの外観を評価した。
○:表面に傷がなく、かつ内面に規則的な縞模様がなく、かつ平滑であった。
△:表面に傷があるか、または内面に規則的な縞模様が存在する、若しくは内面が平滑でなかった。
×:表面に傷があり、かつ内面に規則的な縞模様が存在し、かつ平滑でなかった。
下記記載の方法で製造した架橋パイプを50℃の温水中に24時間浸漬した後の水の臭いを3点比較フラスコ法で行った。3点比較フラスコ法とは、3個のフラスコのうち、任意の1個にのみ管内滞留水を入れ、臭いから管内滞留水を当てる方法である。パネラーは50人で行った。評価基準は以下の通りとした。
○:正解率が20%未満。つまりシラン化合物特有の臭気がほとんど確認されなかった。
△:正解率が20%以上60%未満。つまりシラン化合物特有の臭気が一部確認された。
×:正解率が60%以上。つまりシラン化合物特有の臭気が多くの場合確認された。
下記記載の方法で製造した架橋パイプ10gを切削し、キシレン溶媒を用いてソックスレー抽出器で10時間抽出し、抽出残量を測定し以下の式により求めた。
ゲル分率(%)=抽出残量(g)/10(g)×100
〔担持型幾何拘束型メタロセン触媒[I]の調製〕
[メタロセン触媒(I−a)]
充分に水洗し乾燥された触媒担体用シリカを、窒素雰囲気下、400℃で5時間焼成し、脱水した。脱水シリカの表面水酸基の量は1.85mmol/gであった。容量1.8Lのオートクレーブ中にて、この脱水シリカ40gをヘキサン800mL中に分散させ、スラリーを得た。得られたスラリーを攪拌下50℃に保ちながら、トリエチルアルミニウムのヘキサン溶液(濃度1mol/L)を80mL加え、その後2時間攪拌し、トリエチルアルミニウムとシリカの表面水酸基とを反応させ、シリカの表面水酸基がトリエチルアルミニウムによりキャッピングされている成分[a]のヘキサンスラリー880mLを得た。
チタニウム錯体を[(N−t−ブチルアミド)(テトラメチル−η5−シクロペンタジエニル)ジメチルシラン]チタニウム−1,3−ペンタジエンにした以外は、メタロセン触媒[I−a]に準じてメタロセン触媒[I−b]を合成した。
チタニウム錯体を[(N−t−ブチルアミド)(テトラメチル−η5−シクロペンタジエニル)ジメチルシラン]チタニウムジクロライドにした以外は、メタロセン触媒[I−a]に準じてメタロセン触媒[I−c]を合成した。
200mLのフラスコにヘキサン40mLとAlMg6(C2H5)3(n−C4H9)12(MgとAlの総量として37.8mmol)を攪拌しながら添加し、続いて25℃でメチルヒドロポリシロキサン2.27g(37.8mmol)を含有するヘキサン40mLを攪拌しながら添加した。その後80℃に温度を上げて3時間、攪拌下に反応させることにより、液体助触媒成分[II]を調製した。
[チーグラー・ナッタ触媒[III]]
(1)担体の合成
充分に窒素置換された8Lステンレス製オートクレーブに2mol/Lのトリクロロシランのヘキサン溶液1,000mLを仕込み、65℃で攪拌しながらAlMg5(C4H9)11(OC4H9)2で表される有機マグネシウム化合物のヘキサン溶液2,550mL(マグネシウム2.68mol相当)を4時間かけて滴下し、さらに65℃で1時間攪拌しながら反応を継続させた。反応終了後、上澄み液を除去し、1,800mLのヘキサンで4回洗浄した。この固体を分析した結果、固体1g当たりに含まれるマグネシウムは8.31mmolであった。
上記担体110gを含有するヘキサンスラリー1,970mLに10℃で攪拌しながら1mol/Lの四塩化チタンヘキサン溶液110mLと1mol/LのAlMg5(C4H9)11(OSiH)2で表される有機マグネシウム化合物のヘキサン溶液110mLとを同時に1時間かけて添加した。添加後、10℃で1時間反応を継続させた。反応終了後、上澄み液を1100mL除去し、ヘキサン1100mLで2回洗浄することにより、固体触媒成分であるチーグラー・ナッタ触媒[III]を調製した。
[実施例1]
前記メタロセン触媒[I−a]を用いて、以下に示す連続式スラリー重合法により樹脂組成物を得た。
重合圧力0.95MPaの条件で、上記の担持型メタロセン触媒[I−a]を使用して、水素をエチレンと1−ブテンの気相濃度に対して0.29mol%、1−ブテンをエチレンの気相濃度に対して0.28mol%、酸化防止剤としてペンタエリスチル−テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]を150重量ppmとなるようにした以外は、実施例1と同様の操作により、樹脂組成物及び架橋パイプを得た。評価結果を表1に示す。
重合圧力0.92MPaの条件で、上記の担持型メタロセン触媒[I−a]を使用して、水素をエチレンと1−ブテンの気相濃度に対して0.36mol%、1−ブテンをエチレンの気相濃度に対して0.22mol%、酸化防止剤としてペンタエリスチル−テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]を70重量ppmとなるようにした以外は、実施例1と同様の操作により、樹脂組成物及び架橋パイプを得た。評価結果を表1に示す。
重合圧力0.97MPaの条件で、上記の担持型メタロセン触媒[I−b]を使用して、水素をエチレンと1−ブテンの気相濃度に対して0.19mol%、1−ブテンをエチレンの気相濃度に対して0.25mol%とし、酸化防止剤を用いなかった以外は、実施例1と同様の操作により、樹脂組成物及び架橋パイプを得た。評価結果を表1に示す。
重合圧力0.98MPaの条件で、上記の担持型メタロセン触媒[I−b]を使用して、水素をエチレンと1−ブテンの気相濃度に対して0.25mol%、1−ブテンをエチレンの気相濃度に対して0.37mol%、酸化防止剤としてペンタエリスチル−テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]を10重量ppmとなるようにした以外は、実施例1と同様の操作により、樹脂組成物及び架橋パイプを得た。評価結果を表1に示す。
重合圧力0.98MPaの条件で、上記の担持型メタロセン触媒[I−b]を使用して、水素をエチレンと1−ブテンの気相濃度に対して0.31mol%、1−ブテンをエチレンの気相濃度に対して0.30mol%、酸化防止剤としてペンタエリスチル−テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]を20重量ppmとなるようにした以外は、実施例1と同様の操作により、樹脂組成物及び架橋パイプを得た。評価結果を表1に示す。
重合圧力0.98MPaの条件で、上記の担持型メタロセン触媒[I−b]を使用して、水素をエチレンと1−ブテンの気相濃度に対して0.18mol%、1−ブテンをエチレンの気相濃度に対して0.84mol%とし、酸化防止剤を用いなかった以外は、実施例1と同様の操作により、樹脂組成物及び架橋パイプを得た。評価結果を表1に示す。
重合圧力0.90MPaの条件で、上記の担持型メタロセン触媒[I−c]を使用して、水素をエチレンと1−ブテンの気相濃度に対して0.31mol%、1−ブテンをエチレンの気相濃度に対して0.32mol%、酸化防止剤としてペンタエリスチル−テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]を50重量ppmとなるようにした以外は、実施例1と同様の操作により、樹脂組成物及び架橋パイプを得た。評価結果を表2に示す。
重合圧力0.80MPaの条件で、上記の担持型メタロセン触媒[I−c]を使用して、水素をエチレンと1−ブテンの気相濃度に対して0.15mol%、1−ブテンをエチレンの気相濃度に対して0.78mol%とし、酸化防止剤を用いなかった以外は、実施例1と同様の操作により、樹脂組成物及び架橋パイプを得た。評価結果を表2に示す。
重合圧力0.85MPaの条件で、上記の担持型メタロセン触媒[I−c]を使用して、水素をエチレンと1−ブテンの気相濃度に対して0.39mol%、1−ブテンをエチレンの気相濃度に対して0.12mol%、酸化防止剤としてペンタエリスチル−テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]を30重量ppmとなるようにした以外は、実施例1と同様の操作により、樹脂組成物及び架橋パイプを得た。評価結果を表2に示す。
重合温度を90℃とした以外は、実施例6と同様の操作により樹脂組成物及び架橋パイプを得た。重合温度を上げたことで、エチレン−α−オレフィン共重合体に二重結合がやや多く存在し、また触媒活性が低下したために金属含有量がやや増加した。目ヤニが少し発生し、パイプ外観も若干劣るが、ゲル分率は高く使用可能であった。評価結果を表2に示す。
ジクミルパーオキサイド量を0.25重量部から0.04重量部に減少させた以外は実施例2と同様の操作により樹脂組成物及び架橋パイプを得た。ジクミルパーオキサイド量を減少させたことで、樹脂組成物中に含まれる酸化防止剤と反応してラジカルが消費されたため、シラングラフト変性が効率的に進行せず、目ヤニが少し発生し、パイプ外観、臭いも若干劣るが、ゲル分率は高く使用可能であった。評価結果を表2に示す。
ビニルトリメトキシシラン量を0.2重量部から2.1重量部に増加させた以外は実施例4と同様の操作により、樹脂組成物及び架橋パイプを得た。ビニルトリメトキシシラン量を増加させたことで、未反応のシラン化合物により目ヤニが少し発生し、臭いも若干劣るが、ゲル分率は高く使用可能であった。評価結果を表2に示す。
重合圧力0.95MPaの条件で、上記のチーグラー・ナッタ触媒[III]を使用して、水素をエチレンと1−ブテンの気相濃度に対して28.09mol%、1−ブテンをエチレンの気相濃度に対して14.12mol%、酸化防止剤を用いなかった以外は、実施例1と同様の操作により、樹脂組成物及び架橋パイプを得た。チーグラー・ナッタ触媒により製造されたエチレン−α−オレフィン共重合体は、ヘキサン抽出分が多くなった。また、二重結合が多く、シラングラフト変性が効率的に進行せず、目ヤニ発生が多く、パイプ外観・臭いも悪かった。評価結果を表3に示す。
重合圧力0.80MPaの条件で、上記のチーグラー・ナッタ触媒[III]を使用して、水素をエチレンと1−ブテンの気相濃度に対して38.28mol%、1−ブテンをエチレンの気相濃度に対して4.16mol%、酸化防止剤としてペンタエリスチル−テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]を300重量ppmとなるようにした以外は、実施例1と同様の操作により、樹脂組成物及び架橋パイプを得た。チーグラー・ナッタ触媒により製造されたエチレン−α−オレフィン共重合体は、ヘキサン抽出分が多くなった。また、二重結合が多く、シラングラフト変性が効率的に進行せず、目ヤニ発生が多く、臭いも悪く、ゲル分率も低かった。評価結果を表3に示す。
重合圧力0.98MPaの条件で、上記の担持型メタロセン触媒[I−b]を使用して、水素をエチレンの気相濃度に対して0.41mol%、1−ブテンはフィードせず、酸化防止剤を用いなかった以外は、実施例1と同様の操作により、樹脂組成物及び架橋パイプを得た。評価結果を表3に示す。α−オレフィンを含有していないポリエチレン単独重合体であるため、密度が高くなった。このためシラングラフト変性が効率的に進行せず、ゲル分率が低くなった。
重合圧力0.98MPaの条件で、上記の担持型メタロセン触媒[I−b]を使用して、水素をエチレンの気相濃度に対して0.53mol%、1−ブテンをエチレンの気相濃度に対して0.17mol%、酸化防止剤を用いなかった以外は、実施例1と同様の操作により、樹脂組成物を得たが、MFRが高すぎるため架橋パイプは成形できなかった。またヘキサン抽出分も多くなった。評価結果を表3に示す。
重合圧力0.90MPaの条件で、上記の担持型メタロセン触媒[I−c]を使用して、水素をエチレンの気相濃度に対して0.09mol%、1−ブテンをエチレンの気相濃度に対して0.27mol%、酸化防止剤としてペンタエリスチル−テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]を150重量ppmとなるようにした以外は、実施例1と同様の操作により、樹脂組成物を得たが、MFRが低すぎるため架橋パイプは成形できなかった。評価結果を表3に示す。
フラッシュタンクの温度を50℃とした以外は、実施例5と同様の操作により樹脂組成物及び架橋パイプを得た。低温のフラッシュタンクを用いたことで、連続的に遠心分離機に送られる際の温度が低くなり、溶媒側へ溶出するはずの低分子量成分がエチレン−α−オレフィン共重合体中に過剰に残存してしまい、ヘキサン抽出分が多くなった。また、目ヤニ発生が多く、パイプ外観、臭いも悪く、ゲル分率も低かった。評価結果を表3に示す。
Claims (11)
- 以下の(1)〜(3)の要件を満たすエチレン−α−オレフィン共重合体。
(1)密度が930kg/m3以上960kg/m3以下、
(2)190℃、2.16kgにおけるメルトフローレート(MFR)が0.5g/10min以上15g/10min以下、
(3)ヘキサンで抽出される炭素数12以上34以下の炭化水素成分の合計含有量が、100重量ppm以下。 - 1000炭素中の二重結合量が0.1個以下である、請求項1に記載のエチレン−α−オレフィン共重合体。
- ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)で測定した分子量分布(Mw/Mn)(Mnは数平均分子量、Mwは重量平均分子量を表す)が3.0以上5.5以下である、請求項1又は2に記載のエチレン−α−オレフィン共重合体。
- Al、Mg、Ti、Zr及びHfの合計含有量が20重量ppm以下である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のエチレン−α−オレフィン共重合体。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載のエチレン−α−オレフィン共重合体を含む樹脂組成物。
- 前記エチレン−α−オレフィン共重合体100重量部に対し、有機過酸化物0.05〜1重量部及び有機不飽和シラン化合物0.1〜2.0重量部を含む、請求項5に記載の樹脂組成物。
- 酸化防止剤の含有量が100重量ppm以下である、請求項5又は6に記載の樹脂組成物。
- 架橋パイプに用いられる、請求項5〜7のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
- 請求項5〜8のいずれか1項に記載の樹脂組成物を成形してなる架橋パイプ。
- 担持型幾何拘束型メタロセン触媒を用いることを含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載のエチレン−α−オレフィン共重合体の製造方法。
- エチレンとα−オレフィンとを溶媒の存在下で共重合させて、エチレン−α−オレフィン共重合体と溶媒とを含むスラリーを得る工程と、
前記スラリーを60℃〜100℃の温度で貯留する工程と、
前記60℃〜100℃の温度で貯留したスラリーから溶媒を分離してエチレン−α−オレフィン共重合体を得る工程と、
を含む、エチレン−α−オレフィン共重合体の製造方法。
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