JP2017065401A - 鞍乗り型車両のスイングアーム構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車体フレームと、車体フレームに上下揺動可能に支持されるスイングアームとを備える鞍乗り型車両のスイングアーム構造において、スイングアーム構造の小型化及び軽量化を図る。
【解決手段】車体フレームには、車幅方向に延びるピボット軸41,42が設けられ、車体フレームには車幅方向に設けられる一対の壁部8L,8Rが設けられ、スイングアーム11には一対の壁部8L,8Rの間に設けられる介在部11Fが設けられ、一対の壁部8L,8Rには、ピボット軸41,42が挿通される壁部側挿通部43h,44hが形成され、介在部11Fの車幅方向両端部のうち壁部側挿通部43h,44hに臨む部分には、ピボット軸41,42が挿通される介在部側挿通部45h,46hが形成され、介在部11Fのうち少なくとも車幅方向中間部には、ピボット軸41,42が挿通されない非挿通部47が形成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、鞍乗り型車両のスイングアーム構造に関する。
従来、車体フレームと、車体フレームに上下揺動可能に支持されるスイングアームとを備える鞍乗り型車両のスイングアーム構造において、例えば特許文献1に開示されたものがある。これは、車体フレームが車幅方向に離反して設けられるセンタフレーム部と中間フレーム部とを備え、センタフレーム部と中間フレーム部との車幅方向間にスイングアームの前端部を配置し、センタフレーム部、スイングアームの前端部及び中間フレーム部に、車幅方向に延びるピボット軸を挿通したものである。
特開2009−248875号公報
しかし、センタフレーム部と中間フレーム部との車幅方向間にスイングアームの前端部を配置した状態で、前記各部の車幅方向全体にわたって挿通されるピボット軸の端部にナットを螺着して車体フレーム(センタフレーム部及び中間フレーム部)を締め上げる構造であるため、前記締め上げに耐えうるように車体フレームの強度を確保する必要があり、車体フレームを肉厚にしたり大型のクロスメンバを設けたりする必要がある。そのため、スイングアーム構造の小型化及び軽量化を図る上で課題があった。
そこで本発明は、車体フレームと、車体フレームに上下揺動可能に支持されるスイングアームとを備える鞍乗り型車両のスイングアーム構造において、スイングアーム構造の小型化及び軽量化を図ることを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、車体フレーム(5)と、前記車体フレーム(5)に上下揺動可能に支持されるスイングアーム(11)とを備える鞍乗り型車両(1)のスイングアーム構造において、前記車体フレーム(5)には、車幅方向に延びるピボット軸(41,42)が設けられ、前記車体フレーム(5)と前記スイングアーム(11)とのうち何れか一方には、車幅方向に設けられる一対の壁部(8L,8R)が設けられ、前記車体フレーム(5)と前記スイングアーム(11)とのうち何れか他方には、前記一対の壁部(8L,8R)の間に設けられる介在部(11F)が設けられ、前記一対の壁部(8L,8R)のうち少なくとも一方には、前記ピボット軸(41,42)が挿通される壁部側挿通部(43h,44h)が形成され、前記介在部(11F)の車幅方向両端部のうち前記壁部側挿通部(43h,44h)に臨む部分には、前記ピボット軸(41,42)が挿通される介在部側挿通部(45h,46h)が形成され、前記介在部(11F)のうち少なくとも車幅方向中間部には、前記ピボット軸(41,42)が挿通されない非挿通部(47)が形成されることを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記一対の壁部(8L,8R)は、前記車体フレーム(5)に設けられ、前記介在部(11F)は、前記スイングアーム(11)に設けられ、前記介在部(11F)には、前記介在部側挿通部(45h,46h)を形成する介在部側挿通部形成部(45,46)が設けられ、前記ピボット軸(41,42)と前記介在部側挿通部形成部(45,46)との間には、前記ピボット軸(41,42)を回転自在に支持する軸受(40,55)が設けられ、前記軸受(40)を構成する内輪(40a)と外輪(40b)とのうち何れか一方は、前記ピボット軸(41)又は前記介在部側挿通部形成部(45)のうち何れか一方に固定され、前記内輪(40a)と前記外輪(40b)とのうち何れか他方は、前記ピボット軸(41)又は前記介在部側挿通部形成部(45)のうち何れか他方に固定されることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記ピボット軸(41)に螺合可能なナット部材(50)を更に備え、前記ナット部材(50)は、前記介在部側挿通部(45h)を形成する前記スイングアーム(11)の中空部(11S)に配置され、前記内輪(40a)は、前記ピボット軸(41)に前記ナット部材(50)を螺合することで固定され、前記外輪(40b)は、前記介在部側挿通部形成部(45)に固定されることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記ピボット軸(41,42)は、前記ナット部材(50)が螺合される第一ピボット軸(41)と、前記第一ピボット軸(41)から車幅方向に離反し且つ前記第一ピボット軸(41)と同軸に配置されると共に、前記ナット部材(50)が螺合されない第二ピボット軸(42)とを備え、前記壁部側挿通部(43h,44h)として、前記一対の壁部(8L,8R)のうち何れか一方には、前記第一ピボット軸(41)が挿通される第一壁部側挿通部(43h)が形成され、前記一対の壁部(8L,8R)のうち何れか他方には、前記第二ピボット軸(42)が挿通される第二壁部側挿通部(44h)が形成されることを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、前記介在部側挿通部(45h,46h)として、前記介在部(11F)の車幅方向両端部のうち前記第一壁部側挿通部(43h)に臨む部分には、前記第一ピボット軸(41)が挿通される第一介在部側挿通部(45h)が形成され、前記介在部(11F)の車幅方向両端部のうち前記第二壁部側挿通部(44h)に臨む部分には、前記第二ピボット軸(42)が挿通される第二介在部側挿通部(46h)が形成され、前記第二壁部側挿通部(44h)と前記第二介在部側挿通部(46h)との車幅方向間には、前記介在部(11F)を車幅方向に移動可能とする隙間(44S)が形成されることを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、前記ピボット軸(41,42)よりも前方に配置されるエンジン(10)の出力を後輪(9)に伝達するドライブシャフト(64)を更に備え、前記ドライブシャフト(64)は、前記スイングアーム(11)のうち前記第二壁部側挿通部(44h)に臨む側において、前記ピボット軸(41,42)の軸線(C1)と交差する位置に配置されることを特徴とする。
請求項7に記載した発明は、前記ピボット軸(41)に螺合可能なナット部材(50)と、前記軸受(40)を挟んで前記ナット部材(50)と対向する位置で前記ピボット軸(41)に挿通される筒状のカラー(51)と、を更に備え、前記ナット部材(50)は、前記介在部側挿通部(45h)を形成する前記スイングアーム(11)の中空部(11S)に配置され、前記内輪(40a)は、前記ピボット軸(41)に前記ナット部材(50)を螺合することで前記ナット部材(50)と前記カラー(51)との間に固定され、前記外輪(40b)は、前記介在部側挿通部形成部(45)に固定されることを特徴とする。
請求項8に記載した発明は、前記カラー(51)の外周側には、前記カラー(51)の外周面と前記介在部側挿通部形成部(45)との間に形成される空間を塞ぐシール部材(52)が設けられることを特徴とする。
請求項9に記載した発明は、前記ナット部材(50)は、前記ピボット軸(41)に螺合可能な雌ネジ部(50m)と、前記内輪(40a)の内周面に圧入される外周面を有する筒部(50a)と、前記筒部(50a)よりも径方向外側に拡径すると共に、前記内輪(40a)の車幅方向一側面に当接される当接面を有する拡径部(50b)とを備えることを特徴とする。
請求項10に記載した発明は、前記ナット部材(50)は、前記ピボット軸(41)との螺合時に工具(70)が係合される工具係合部(50c)を更に備え、前記介在部側挿通部形成部(45)には、前記中空部(11S)と外部とを連通して前記工具(70)を挿通可能とする工具挿通孔(70h)が形成されることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、介在部のうち少なくとも車幅方向中間部には、ピボット軸が挿通されない非挿通部が形成されることで、一対の壁部及び介在部の車幅方向全体にわたってピボット軸が挿通される構成と比較して、ピボット軸の車幅方向の長さを短くしてピボット軸の重量を小さくすることができる。言い換えると、介在部の車幅方向中間部に前記非挿通部が形成されることで、ピボット軸が車幅方向で第一ピボット軸と第二ピボット軸とに分割されるため、ピボット軸が分割されない構成(1本のピボット軸のみを有する構成)と比較して、第一ピボット軸と第二ピボット軸との車幅方向間の部分(ピボット軸が形成されない部分)だけ重量を小さくすることができる。又、ピボット軸の端部にナットを螺着して車体フレームを締め上げる場合であっても、一対の壁部及び介在部の車幅方向全体にわたってピボット軸が挿通される構成ではないため、前記締め上げに耐えうるように車体フレームの強度を確保する必要はなく、車体フレームを肉厚にしたり大型のクロスメンバを設けたりする必要はない。従って、スイングアーム構造の小型化及び軽量化を図ることができる。
請求項2に記載した発明によれば、軸受を構成する内輪と外輪とのうち何れか一方がピボット軸又は介在部側挿通部形成部のうち何れか一方に固定され、内輪と外輪とのうち何れか他方がピボット軸又は介在部側挿通部形成部のうち何れか他方に固定されることで、軸受がピボット軸及び介在部側挿通部形成部に直接固定されるため、カラー部材を介して軸受が固定される構成と比較して、スイングアームの介在部が車体フレームの一対の壁部に対して車幅方向に移動することを抑制することができるため、一対の壁部の車幅方向の長さを短くしてスイングアーム構造の小型化及び軽量化を図ることができる。
請求項3に記載した発明によれば、ナット部材が介在部側挿通部を形成するスイングアームの中空部に配置されることで、スイングアームの中空部内にピボット軸及びナット部材が収容されるため、スイングアーム(中空部形成部)によってピボット軸及びナット部材を外的要因から保護することができる。又、内輪がピボット軸にナット部材を螺合することで固定されることで、ピボット軸に対するナット部材の螺合代の分だけ車幅方向の長さを短くすることができるため、スイングアーム構造の小型化を図ることができる。又、スイングアームに中空部を設けることで、スイングアーム構造の軽量化を図ることができる。
請求項4に記載した発明によれば、壁部側挿通部として、一対の壁部のうち何れか一方には第一ピボット軸が挿通される第一壁部側挿通部が形成され、一対の壁部のうち何れか他方には第二ピボット軸が挿通される第二壁部側挿通部が形成されることで、第二ピボット軸にはナット部材が螺合されないため、第二壁部側挿通部の側の構成を、第一壁部側挿通部の側の構成よりも部品点数を少なくして簡素化することができる。言い換えると、第二壁部側挿通部の側には、第一ピボット軸の側の主支持を補助する補助支持部としての機能を持たせるのみで足りる。従って、一対の壁部の両方に第一壁部側挿通部が形成される構成と比較して、スイングアーム構造の小型化及び軽量化を図ることができる。
請求項5に記載した発明によれば、第二壁部側挿通部と第二介在部側挿通部との車幅方向間には、介在部を車幅方向に移動可能とする隙間が形成されることで、第一壁部側挿通部の側で介在部の車幅方向への移動を規制する場合であっても、前記隙間によって軸受の組付け誤差及び車幅方向に生じる振動等を吸収することができる。
請求項6に記載した発明によれば、ドライブシャフトがスイングアームのうち第二壁部側挿通部に臨む側においてピボット軸の軸線と交差する位置に配置される場合であっても、一対の壁部及び介在部の車幅方向全体にわたってピボット軸が挿通されないため、ピボット軸とドライブシャフトとは干渉しない。従って、スイングアームの上下方向の高さを小さくして小型化及び軽量化を図ると共に、スイングアームを揺動可能に支持する車体フレームの小型化及び軽量化を図ることもできる。
請求項7に記載した発明によれば、内輪がピボット軸にナット部材を螺合することでナット部材とカラーとの間に固定されることで、カラーのうち車体フレームの壁部に当接する部分を大きくすることによって内輪を強固に固定することができる。又、請求項3に記載した発明と同様の効果を奏する。
請求項8に記載した発明によれば、カラーの外周側にはカラーの外周面と介在部側挿通部形成部との間に形成される空間を塞ぐシール部材が設けられることで、前記空間から介在部側挿通部(例えば、軸受及びスイングアームの中空部等)に水等が浸入することを抑制することができる。
請求項9に記載した発明によれば、ナット部材が、ピボット軸に螺合可能な雌ネジ部と、内輪の内周面に圧入される外周面を有する筒部と、筒部よりも径方向外側に拡径すると共に内輪の車幅方向一側面に当接される当接面を有する拡径部とを備えることで、内輪の径方向の位置及びピボット軸線における内輪の位置を規制することができるため、内輪を強固に固定することができる。
請求項10に記載した発明によれば、介在部側挿通部形成部には、中空部と外部とを連通して工具を挿通可能とする工具挿通孔が形成されることで、ナット部材とピボット軸との螺合時に、工具を工具挿通孔から中空部内に挿通してナット部材の工具係合部に係合することによって、ナット部材のピボット軸の軸線回りの回転を規制することができるため、ナット部材とピボット軸とを容易に螺合することができ、軸受の組付け作業性を向上することができる。
本発明の実施形態における自動二輪車の左側面図である。 図1のII−II断面を含む図である。 前記自動二輪車のスイングアーム構造における第一壁部側挿通部の側を工具と共に示す、図2の要部拡大図である。 前記スイングアーム構造における第二壁部側挿通部の側を示す、図2の要部拡大図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。尚、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。また以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、車両上方を示す矢印UP、及び車両左右中心線CLが示されている。
<車両全体>
図1は、鞍乗り型車両の一例としての自動二輪車1を示す。図1を参照し、前輪2は、左右一対のフロントフォーク3の下端部に軸支される。左右フロントフォーク3の上部は、ステアリングステム4を介して車体フレーム5前端のヘッドパイプ6に操舵可能に支持される。ステアリングステム4の上部には、前輪操向用のハンドル4aが取り付けられる。
ヘッドパイプ6からは左右一対のメインフレーム7が斜め下後方に延びる。左右メインフレーム7の後端部には、左右一対のピボットフレーム8の上端部がそれぞれ連なる。左右メインフレーム7の下方かつ左右ピボットフレーム8の前方には、自動二輪車1の原動機である水冷4ストローク水平対向六気筒型のエンジン10が支持される。尚、図2〜図4中符号8Lは左ピボットフレーム、符号8Rは右ピボットフレームを示す。
図2を併せて参照し、左右ピボットフレーム8L,8Rには、後輪9を軸支するスイングアーム11の前端部11Fが上下揺動可能に支持される。スイングアーム11の右アーム内11R(シャフト収容部64S)には、エンジン10後部のトランスミッションから延びるドライブシャフト64が挿通される。このドライブシャフト64等を介して、エンジン10と後輪9との間の動力伝達がなされる。
図1を参照し、左右ピボットフレーム8には、乗員着座用のシート30等を支持するリヤフレーム14の前端部が固定される。シート30の後方には、リヤトランク15が配置される。シート30の後部の下方両側には、左右一対のサドルバッグ16が配置される。尚、図中符号17は、シート30の前部の下方両側に配置される左右一対のサイドカバーを示す。
左右サイドカバー17間には、シート30前部の下方に位置する燃料タンク18が配置される。燃料タンク18の前部は、シート30の前方まで延出する。燃料タンク18の前方には、エンジン吸気のろ過用のエアクリーナボックス19等が配置される。シート30の前方には、燃料タンク18及びエアクリーナボックス19等の車両構成部品を上方から覆うトップシェルタ21が設けられる。
自動二輪車1の車体前部は、合成樹脂製のフロントカウル22により覆われる。フロントカウル22の上部後側には、スピードメータ及びタコメータ等を備えたメータパネル23が設けられる。メータパネル23の斜め下後方には、メータパネル23に連なるように前記トップシェルタ21が設けられる。
シート30は、運転者用の前シート31と後部同乗者(搭乗者)用の後シート35とを一体に有する。前シート31は、運転者用の前着座面32aを形成する前シート本体32と、前シート本体32の後端位置で上方に隆起するバックレスト33とを備える。後シート35は、後部同乗者用の後着座面36aを形成する後シート本体36と、後シート本体36の後端位置で上方に立ち上がると共に背もたれ面37aを形成するシートバック37とを備える。シートバック37は、リヤトランク15の前壁に支持される。尚、図中符号39は、乗員が把持可能なグリップ部を示す。
<スイングアーム構造>
図2を併せて参照し、スイングアーム11は、車幅方向に延びる前端部11Fと、前端部11Fの車幅方向左側部から後側ほど車幅方向内側に位置するように緩やかに傾斜して延びる左アーム部11Lと、前端部11Fの車幅方向右端部から後方に延びる右アーム部11Rと、左アーム部11Lと右アーム部11Rの車幅方向間を連結するアーム連結部11Mとを備える。
前端部11F、左右アーム部11L,11R及びアーム連結部11Mは、中空構造とされている。これにより、スイングアーム11の軽量化が図られている。尚、図中符号11Sは前端部11Fの中空部、符号64Sは右アーム部11Rの中空部であるシャフト収容部を示している。
<ピボット軸>
車体フレーム5には、車幅方向に延びるピボット軸41,42(第一ピボット軸41及び第二ピボット軸42)が設けられる。
第一ピボット軸41は、車両左側で車幅方向に延びるボルトである。
第二ピボット軸42は、車両右側で車幅方向に延びるボルトである。第二ピボット軸42は、第一ピボット軸41から車幅方向に離反し且つ第一ピボット軸41と同軸に配置される。尚、第二ピボット軸42には、浸炭処理が施されている。これにより、第二ピボット軸42の耐摩耗性が向上している。
尚、図中符号C1は、互いに同軸に配置されて車幅方向に延びる第一ピボット軸41及び第二ピボット軸42の軸線(以下「ピボット軸線」という。)である。
車体フレーム5には、車幅方向に設けられる左右一対のピボットフレーム8L,8Rが設けられる。ここで、左右一対のピボットフレーム8L,8Rは、請求項に記載の「一対の壁部」に相当する。
スイングアーム11の前端部11Fは、左右ピボットフレーム8L,8Rの間に設けられる。スイングアーム11の前端部11Fは、左右ピボットフレーム8L,8Rの間をわたすように車幅方向に延びる。ここで、スイングアーム11の前端部11Fは、請求項に記載の「介在部」に相当する。
<壁部側挿通部>
左ピボットフレーム8Lには、第一ピボット軸41が挿通される第一壁部側挿通部43h(壁部側挿通部)が形成される。第一壁部側挿通部43hは、左ピボットフレーム8Lを車幅方向に貫通して第一ピボット軸41を挿通可能とする貫通孔である。尚、左ピボットフレーム8Lの車幅方向外側面には、車幅方向内側に窪む凹部41hが形成される。例えば、左ピボットフレーム8Lの凹部41hの深さは、第一ピボット軸41の頭部高さと同程度とされる。
右ピボットフレーム8Rには、第二ピボット軸42が挿通される第二壁部側挿通部44h(壁部側挿通部)が形成される。第二壁部側挿通部44hは、右ピボットフレーム8Rを車幅方向に貫通して第二ピボット軸42を挿通可能とする貫通孔である。尚、右ピボットフレーム8Rの車幅方向外側面には、車幅方向内側に窪む凹部42hが形成される。例えば、右ピボットフレーム8Rの凹部42hの深さは、第二ピボット軸42の頭部高さと同程度とされる。
<壁部側挿通部形成部>
左ピボットフレーム8Lには、第一壁部側挿通部43hを形成する第一壁部側挿通部形成部43(壁部側挿通部形成部)が設けられる。第一壁部側挿通部形成部43は、左ピボットフレーム8Lのうち、車幅方向に厚みを有する壁部である。第一壁部側挿通部形成部43は、車幅方向外側端に第一ピボット軸41の頭部が着座可能な座面を有すると共に、車幅方向内側端にピボット軸線C1と直交する平坦面を有する。
右ピボットフレーム8Rには、第二壁部側挿通部44hを形成する第二壁部側挿通部形成部44(壁部側挿通部形成部)が設けられる。第二壁部側挿通部形成部44は、右ピボットフレーム8Rのうち、車幅方向に第一壁部側挿通部形成部43と同程度の厚みを有する壁部である。第二壁部側挿通部形成部44は、車幅方向外側端に第二ピボット軸42の頭部が着座可能な座面を有すると共に、車幅方向内側端にピボット軸線C1と直交する平坦面を有する。
<介在部側挿通部>
スイングアーム11の前端部11Fの車幅方向両端部のうち第一壁部側挿通部43hに臨む部分には、第一ピボット軸41が挿通される第一介在部側挿通部45h(介在部側挿通部)が形成される。第一介在部側挿通部45hは、スイングアーム11の前端部11Fの車幅方向左端部を車幅方向に開口して第一ピボット軸41を挿通可能とする開口部である。
スイングアーム11の前端部11Fの車幅方向両端部のうち第二壁部側挿通部44hに臨む部分には、第二ピボット軸42が挿通される第二介在部側挿通部46h(介在部側挿通部)が形成される。第二介在部側挿通部46hは、スイングアーム11の前端部11Fの車幅方向右端部を車幅方向に開口して第二ピボット軸42を挿通可能とする開口部である。
<介在部側挿通部形成部>
スイングアーム11の前端部11Fの車幅方向両端部のうち第一壁部側挿通部形成部43に臨む部分には、第一介在部側挿通部45hを形成する第一介在部側挿通部形成部45(介在部側挿通部形成部)が設けられる。第一介在部側挿通部形成部45は、スイングアーム11の前端部11Fのうち、車幅方向外側(左側)に開口する筒状をなす部分である。第一介在部側挿通部形成部45には、第一軸受40の車幅方向内端に臨む位置で、第一介在部側挿通部形成部45の内周壁から径方向内側に突出する環状の環状突起45a(図3参照)が形成される。
スイングアーム11の前端部11Fの車幅方向両端部のうち第二壁部側挿通部形成部44に臨む部分には、第二介在部側挿通部46hを形成する第二介在部側挿通部形成部46(介在部側挿通部形成部)が設けられる。第二介在部側挿通部形成部46は、スイングアーム11の前端部11Fのうち、車幅方向外側(右側)に開口する筒状をなす部分である。図4を併せて参照し、第二介在部側挿通部形成部46には、車幅方向内端から径方向内側に突出して第二ピボット軸42の先端(車幅方向内端)に臨む突出壁部46aが形成される。第二壁部側挿通部形成部44と第二介在部側挿通部形成部46との間には、スイングアーム11の前端部11Fを車幅方向に移動可能とする隙間44Sが形成される。
<非挿通部>
図2を参照し、スイングアーム11の前端部11Fのうち車幅方向中間部には、第一ピボット軸41及び第二ピボット軸42が挿通されない非挿通部47が形成される。言い換えると、ピボット軸が車幅方向で非挿通部47を挟んで第一ピボット軸41と第二ピボット軸42とに分割されている。本実施形態において、非挿通部47は、中空となっている。
<中空部>
スイングアーム11の前端部11Fには、第一介在部側挿通部45hを形成する中空部11Sが形成される。中空部11Sは、スイングアーム11の前端部11F内で車幅方向に延びる空間である。中空部11Sは、非挿通部47の一部を構成する。
<第一軸受>
図3を併せて参照し、第一ピボット軸41と第一介在部側挿通部形成部45との間には、第一ピボット軸41を回転自在に支持する第一軸受40(軸受)が設けられる。第一軸受40は、内輪40a及び外輪40bを備える。例えば、第一軸受40は、内輪40a及び外輪40bをラジアル方向(ピボット軸線C1と直交する方向)に押し付けたとき、玉が内輪40a及び外輪40bと4点で接触する4点接触玉軸受を用いる。
<ナット部材>
第一ピボット軸41には、第一ピボット軸41に螺合可能なナット部材50が設けられる。ナット部材50は、スイングアーム11の前端部11Fの中空部11Sに配置される。尚、第一ピボット軸41にはナット部材50が螺合されるが、第二ピボット軸42にはナット部材50が螺合されない。
ナット部材50は、第一ピボット軸41の雄ネジ部に螺合可能な雌ネジ部50mと、第一ピボット軸41と同軸の円筒状をなし且つ内輪40aの内周面に圧入される外周面を有する筒部50aと、筒部50aよりも径方向外側に拡径すると共に、内輪40aの車幅方向内側面(車幅方向一側面)に当接される当接面を有する拡径部50bと、第一ピボット軸41との螺合時に工具70が係合される工具係合部50cとを備える。例えば、工具70は、ナット部材50の回り止めを行うためのL字状のピン部材である。
工具係合部50cには、ピボット軸線C1と直交する方向に開口するナット側工具挿通孔50hが形成される。ナット側工具挿通孔50hは、第一ピボット軸41を対称軸として、第一ピボット軸41の周方向に並んで複数(例えば本実施形態では4つ)配置される。ナット側工具挿通孔50hのピッチ(第一ピボット軸41の周方向に隣り合う2つのナット側工具挿通孔50hの中心間の間隔)は、互いに略同じ大きさになっている。
<工具挿通孔>
第一介在部側挿通部形成部45には、中空部11Sと外部とを連通して工具70を挿通可能とする工具挿通孔70hが形成される。工具挿通孔70hは、中空部11S内のナット部材50の工具係合部50cと対向する位置で、第一介在部側挿通部形成部45を前後に貫通する。
<蓋部材>
図2を併せて参照し、工具挿通孔70hに工具70を挿通しないとき(工具非挿通時)は、工具挿通孔70hには、蓋部材71が嵌め込まれる。蓋部材71は、円板状の蓋部71aと、蓋部71aの裏面から突出して工具挿通孔70hと同軸の円柱状をなすボス部71bとを備える。例えば、蓋部材71は、ゴム部材等の弾性部材で形成される。工具非挿通時、蓋部材71のボス部71bは、弾性変形した状態で工具挿通孔70hに嵌め込まれる。
<カラー>
図3を併せて参照し、第一ピボット軸41には、第一軸受40を挟んでナット部材50と対向する位置で第一ピボット軸41に挿通される筒状のカラー51が設けられる。カラー51は、第一ピボット軸41と同軸の円筒状をなすカラー筒部51aと、カラー筒部51aよりも径方向外側に拡径する円環状をなす鍔部51bとを備える。鍔部51bの車幅方向外側面は、第一壁部側挿通部形成部43の車幅方向内側端(平坦面)に当接している。
<シール部材>
カラー51の外周側には、カラー51の外周面と、第一介在部側挿通部形成部45の内壁面との間に形成される空間を塞ぐシール部材52が設けられる。シール部材52は、第一ピボット軸41と同軸の円環状をなす環状シール部52aと、環状シール部52aの外周縁からピボット軸線C1に沿う方向で第一介在部側挿通部形成部45の内壁面に臨むように突出するシール外壁部52bと、環状シール部52aの内周縁からカラー51の外周面に臨むように突出するシール内壁部52cとを備える。シール外壁部52bは、第一介在部側挿通部形成部45の内壁面に取り付けられている。
<抜け止め部材>
第一軸受40の車幅方向外側には、外輪40bの抜け止めを行う抜け止め部材53が設けられる。抜け止め部材53は、第一ピボット軸41と同軸の円環状をなし、カラー筒部51aを挿通可能とする。抜け止め部材53は、第一介在部側挿通部形成部45の内周壁の溝部53hに嵌め込まれる。溝部53hは、第一軸受40の車幅方向外端に臨む位置で、第一介在部側挿通部形成部45の内周壁から径方向外側に周方向に窪む。溝部53hは、抜け止め部材53を嵌め込み可能な深さに形成される。
<第一軸受の固定構造>
第一軸受40のうち、内輪40aは、第一ピボット軸41にナット部材50を螺合することでナット部材50とカラー51との間に固定される。具体的に、内輪40aの内周面には、ナット部材50の筒部50aの外周面が圧入される。内輪40aの車幅方向内端面には、拡径部50bの車幅方向外側面(当接面)が当接される。内輪40aの車幅方向外端面には、カラー筒部51aの車幅方向内端面が当接される。
第一軸受40のうち、外輪40bは、第一介在部側挿通部形成部45に固定される。具体的に、外輪40bの外周面には、第一介在部側挿通部形成部45の内周壁が当接される。外輪40bの車幅方向内端面には、環状突起45aの車幅方向外側面が当接される。外輪40bの車幅方向外端面には、抜け止め部材53の車幅方向内側面が当接される。
<第二軸受>
図4を参照し、第二ピボット軸42と第二介在部側挿通部形成部46との間には、第二ピボット軸42を回転自在に支持する第二軸受55が設けられる。例えば、第二軸受55は、ニードルベアリングを用いる。
<シール部材>
第二軸受55の車幅方向外側には、第二ピボット軸42の外周面と、第二介在部側挿通部形成部46の内壁面との間に形成される空間を塞ぐシール部材56が設けられる。シール部材56は、第二ピボット軸42と同軸の円環状をなす環状シール部56aと、環状シール部56aの外周縁からピボット軸線C1に沿う方向で第二介在部側挿通部形成部46の内壁面に臨むように突出するシール外壁部56bと、環状シール部56aの内周縁から第二ピボット軸42の外周面に臨むように突出シール内壁部56cとを備える。シール外壁部56bは、第二介在部側挿通部形成部46の内壁面に取り付けられている。
<ドライブシャフト>
図1及び図2を併せて参照し、右アーム部11Rのシャフト収容部64Sには、ピボット軸41,42よりも前方に配置されるエンジン10の出力を後輪9に伝達するドライブシャフト64が設けられる。ドライブシャフト64は、スイングアーム11のうち第二壁部側挿通部44hに臨む側において、ピボット軸線C1と交差する位置に配置される。
ドライブシャフト64の前端部は、ユニバーサルジョイント60を介して変速機の出力軸(不図示)に連結される。例えば、ユニバーサルジョイント60は、フック式ジョイントである。ユニバーサルジョイント60は、前記出力軸にスプライン結合される入力側ヨーク61と、ドライブシャフト64の前端部にスプライン結合される出力側ヨーク62と、ころ軸受等を介して入力側ヨーク61及び出力側ヨーク62を連結する十字状の連結軸63とを備える。連結軸63の中心軸線C2は、ピボット軸線C1と交差する位置に配置される。尚、連結軸63の中心軸線C2は、入力側ヨーク61に対して出力側ヨーク62が上下に揺動するときの揺動中心線である。
以上説明したように、上記実施形態は、車体フレーム5と、車体フレーム5に上下揺動可能に支持されるスイングアーム11とを備える自動二輪車1のスイングアーム構造において、車体フレーム5には、車幅方向に延びるピボット軸41,42が設けられ、車体フレーム5には車幅方向に設けられる一対のピボットフレーム8L,8Rが設けられ、スイングアーム11には一対のピボットフレーム8L,8Rの間に設けられる前端部11Fが設けられ、一対のピボットフレーム8L,8Rにはピボット軸41,42が挿通される壁部側挿通部43h,44hが形成され、スイングアーム11の前端部11Fの車幅方向両端部のうち壁部側挿通部43h,44hに臨む部分には、ピボット軸41,42が挿通される介在部側挿通部45h,46hが形成され、スイングアーム11の前端部11Fの車幅方向中間部には、ピボット軸41,42が挿通されない非挿通部47が形成される。
この構成によれば、スイングアーム11の前端部11Fの車幅方向中間部には、ピボット軸41,42が挿通されない非挿通部47が形成されることで、一対のピボットフレーム8L,8R及びスイングアーム11の前端部11Fの車幅方向全体にわたってピボット軸が挿通される構成と比較して、ピボット軸41,42の車幅方向の長さを短くしてピボット軸41,42の重量を小さくすることができる。言い換えると、スイングアーム11の前端部11Fの車幅方向中間部に前記非挿通部47が形成されることで、ピボット軸41,42が車幅方向で第一ピボット軸41と第二ピボット軸42とに分割されるため、ピボット軸が分割されない構成(1本のピボット軸のみを有する構成)と比較して、第一ピボット軸41と第二ピボット軸42との車幅方向間の部分(ピボット軸41,42が形成されない部分)だけ重量を小さくすることができる。又、ピボット軸41,42の端部にナットを螺着して車体フレーム5を締め上げる場合であっても、一対のピボットフレーム8L,8R及びスイングアーム11の前端部11Fの車幅方向全体にわたってピボット軸が挿通される構成ではないため、前記締め上げに耐えうるように車体フレーム5の強度を確保する必要はなく、車体フレーム5を肉厚にしたり大型のクロスメンバを設けたりする必要はない。従って、スイングアーム構造の小型化及び軽量化を図ることができる。
又、上記実施形態では、第一軸受40を構成する内輪40aが第一ピボット軸41に固定され、外輪40bが第一介在部側挿通部形成部45に固定されることで、第一軸受40が第一ピボット軸41及び第一介在部側挿通部形成部45に直接固定されるため、カラー部材を介して第一軸受40が固定される構成と比較して、スイングアーム11の前端部11Fが車体フレーム5の一対のピボットフレーム8L,8Rに対して車幅方向に移動することを抑制することができるため、一対のピボットフレーム8L,8Rの車幅方向の長さを短くしてスイングアーム構造の小型化及び軽量化を図ることができる。
又、上記実施形態では、ナット部材50が第一介在部側挿通部45hを形成するスイングアーム11の中空部11Sに配置されることで、スイングアーム11の中空部11S内に第一ピボット軸41及びナット部材50が収容されるため、スイングアーム11(中空部形成部)によって第一ピボット軸41及びナット部材50を外的要因から保護することができる。又、内輪40aが第一ピボット軸41にナット部材50を螺合することで固定されることで、第一ピボット軸41に対するナット部材50の螺合代の分だけ車幅方向の長さを短くすることができるため、スイングアーム構造の小型化を図ることができる。又、スイングアーム11に中空部11Sを設けることで、スイングアーム構造の軽量化を図ることができる。
又、上記実施形態では、壁部側挿通部43h,44hとして、左ピボットフレーム8Lには第一ピボット軸41が挿通される第一壁部側挿通部43hが形成され、右ピボットフレーム8Rには第二ピボット軸42が挿通される第二壁部側挿通部44hが形成されることで、第二ピボット軸42にはナット部材50が螺合されないため、第二壁部側挿通部44hの側の構成を、第一壁部側挿通部43hの側の構成よりも部品点数を少なくして簡素化することができる。言い換えると、第二壁部側挿通部44hの側には、第一ピボット軸41の側の支持部を補助する補助支持部としての機能を持たせるのみで足りる。従って、一対のピボットフレーム8L,8Rの両方に第一壁部側挿通部43hが形成される構成と比較して、スイングアーム構造の小型化及び軽量化を図ることができる。
又、上記実施形態では、第二壁部側挿通部44hと第二介在部側挿通部46hとの車幅方向間には、スイングアーム11の前端部11Fを車幅方向に移動可能とする隙間44Sが形成されることで、第一壁部側挿通部43hの側でスイングアーム11の前端部11Fの車幅方向への移動を規制する場合であっても、前記隙間44Sによって軸受40,55の組付け誤差及び車幅方向に生じる振動等を吸収することができる。
又、上記実施形態では、ドライブシャフト64がスイングアーム11のうち第二壁部側挿通部44hに臨む側においてピボット軸線C1と交差する位置に配置される場合であっても、一対のピボットフレーム8L,8R及びスイングアーム11の前端部11Fの車幅方向全体にわたってピボット軸41,42が挿通されないため、ピボット軸41,42とドライブシャフト64とは干渉しない。従って、スイングアーム11の上下方向の高さを小さくして小型化及び軽量化を図ると共に、スイングアーム11を揺動可能に支持する車体フレーム5の小型化及び軽量化を図ることもできる。
又、上記実施形態では、内輪40aが第一ピボット軸41にナット部材50を螺合することでナット部材50とカラー51との間に固定されることで、カラー51のうち車体フレーム5の壁部(例えば第一壁部側挿通部形成部43)に当接する部分(例えば鍔部51b)を大きくすることによって内輪40aを強固に固定することができる。
又、上記実施形態では、カラー51の外周側にはカラー51の外周面と第一介在部側挿通部形成部45との間に形成される空間を塞ぐシール部材52が設けられることで、前記空間から第一介在部側挿通部45h(例えば、第一軸受40及びスイングアーム11の中空部11S等)に水等が浸入することを抑制することができる。
又、上記実施形態では、ナット部材50が、第一ピボット軸41に螺合可能な雌ネジ部50mと、内輪40aの内周面に圧入される外周面を有する筒部50aと、筒部50aよりも径方向外側に拡径すると共に内輪40aの車幅方向内側面に当接される当接面を有する拡径部50bとを備えることで、内輪40aの径方向の位置及びピボット軸線C1における内輪40aの位置を規制することができるため、内輪40aを強固に固定することができる。
又、上記実施形態では、第一介在部側挿通部形成部45には、中空部11Sと外部とを連通して工具70を挿通可能とする工具挿通孔70hが形成されることで、ナット部材50と第一ピボット軸41との螺合時に、工具70を工具挿通孔70hから中空部11S内に挿通してナット部材50の工具係合部50cに係合することによって、ナット部材50の第一ピボット軸41の軸線回りの回転を規制することができるため、ナット部材50と第一ピボット軸41とを容易に螺合することができ、第一軸受40の組付け作業性を向上することができる。
尚、上記実施形態では、車体フレーム5には車幅方向に設けられる一対の壁部としてピボットフレーム8L,8Rが設けられ、スイングアーム11には一対のピボットフレーム8L,8Rの間に設けられる介在部として前端部11Fが設けられる例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、スイングアーム11には車幅方向に設けられる一対の壁部が設けられ、車体フレーム5には一対の壁部の間に設けられる介在部が設けられてもよい。即ち、車体フレーム5とスイングアーム11とのうち何れか一方には、車幅方向に設けられる一対の壁部が設けられ、車体フレーム5とスイングアーム11とのうち何れか他方には、一対の壁部の間に設けられる介在部が設けられていればよい。
又、上記実施形態では、一対のピボットフレーム8L,8Rにはピボット軸41,42が挿通される壁部側挿通部43h,44hが形成される例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、一対のピボットフレーム8L,8Rのうち何れか一方にのみピボット軸が挿通される壁部側挿通部が形成されてもよい。即ち、一対の壁部8L,8Rのうち少なくとも一方には、ピボット軸41,42が挿通される壁部側挿通部43h,44hが形成されていればよい。
又、上記実施形態では、スイングアーム11の前端部11Fの車幅方向中間部には、ピボット軸41,42が挿通されない非挿通部47が形成される例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、スイングアーム11の前端部11Fの車幅方向中間部に加え、スイングアーム11の前端部11Fの車幅方向一端部及び車幅方向他端部にも非挿通部が形成されてもよい。即ち、スイングアーム11の前端部11Fのうち少なくとも車幅方向中間部には、ピボット軸41,42が挿通されない非挿通部47が形成されていればよい。
又、上記実施形態では、第一軸受40を構成する内輪40aが第一ピボット軸41に固定され、外輪40bが第一介在部側挿通部形成部45に固定される例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、第一軸受40を構成する内輪40aが第一介在部側挿通部形成部45に固定され、外輪40bが第一ピボット軸41に固定されてもよい。即ち、第一軸受40を構成する内輪40aと外輪40bとのうち何れか一方が第一ピボット軸41又は第一介在部側挿通部形成部45のうち何れか一方に固定され、内輪40aと外輪40bとのうち何れか他方が第一ピボット軸41又は第一介在部側挿通部形成部45のうち何れか他方に固定されていればよい。
又、上記実施形態では、左ピボットフレーム8Lには第一ピボット軸41が挿通される第一壁部側挿通部43hが形成され、右ピボットフレーム8Rには第二ピボット軸42が挿通される第二壁部側挿通部44hが形成される例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、一対のピボットフレーム8L,8Rの両方に第一壁部側挿通部43hが形成されてもよい。
又、上記実施形態では、ナット側工具挿通孔50hの数が4つの例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、ナット側工具挿通孔50hの数は、設計仕様に合わせて適宜の数に設定することができる。ナット側工具挿通孔50hを複数設けることにより、ナット側工具挿通孔50hを1つのみ設ける場合と比較して、ナット部材50と第一ピボット軸41との螺合時に、工具70を工具挿通孔70hから中空部11S内に挿通してナット部材50の工具係合部50cに係合(具体的にはナット側工具挿通孔50hに挿通)させ易くなるため、第一軸受40の組付け作業性を向上することができる。
尚、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、前記鞍乗り型車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)のみならず、三輪(前一輪且つ後二輪の他に、前二輪且つ後一輪の車両も含む)の車両も含まれる。
又、水平対向のエンジン以外の縦置きエンジンを搭載した車両や、クランク軸を車幅方向に沿わせた横置きエンジンを搭載した車両に適用してもよい。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、実施形態の構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
5 車体フレーム
9 後輪
10 エンジン
8L 左ピボットフレーム(一方の壁部)
8R 右ピボットフレーム(他方の壁部)
11 スイングアーム
11F スイングアームの前端部(介在部)
11S 中空部
40 第一軸受(軸受)
40a 内輪
40b 外輪
41 第一ピボット軸(ピボット軸)
42 第二ピボット軸(ピボット軸)
43h 第一壁部側挿通部(壁部側挿通部)
44h 第二壁部側挿通部(壁部側挿通部)
45 第一介在部側挿通部形成部(介在部側挿通部形成部)
45h 第一介在部側挿通部(介在部側挿通部)
46 第二介在部側挿通部形成部(介在部側挿通部形成部)
46h 第二介在部側挿通部(介在部側挿通部)
47 非挿通部
50 ナット部材
50a 筒部
50b 拡径部
50c 工具係合部
50m 雌ネジ部
51 カラー
52 シール部材
64 ドライブシャフト
70 工具
70h 工具挿通孔
C1 ピボット軸の軸線

Claims (10)

  1. 車体フレーム(5)と、前記車体フレーム(5)に上下揺動可能に支持されるスイングアーム(11)とを備える鞍乗り型車両(1)のスイングアーム構造において、
    前記車体フレーム(5)には、車幅方向に延びるピボット軸(41,42)が設けられ、
    前記車体フレーム(5)と前記スイングアーム(11)とのうち何れか一方には、車幅方向に設けられる一対の壁部(8L,8R)が設けられ、
    前記車体フレーム(5)と前記スイングアーム(11)とのうち何れか他方には、前記一対の壁部(8L,8R)の間に設けられる介在部(11F)が設けられ、
    前記一対の壁部(8L,8R)のうち少なくとも一方には、前記ピボット軸(41,42)が挿通される壁部側挿通部(43h,44h)が形成され、
    前記介在部(11F)の車幅方向両端部のうち前記壁部側挿通部(43h,44h)に臨む部分には、前記ピボット軸(41,42)が挿通される介在部側挿通部(45h,46h)が形成され、
    前記介在部(11F)のうち少なくとも車幅方向中間部には、前記ピボット軸(41,42)が挿通されない非挿通部(47)が形成されることを特徴とする鞍乗り型車両のスイングアーム構造。
  2. 前記一対の壁部(8L,8R)は、前記車体フレーム(5)に設けられ、
    前記介在部(11F)は、前記スイングアーム(11)に設けられ、
    前記介在部(11F)には、前記介在部側挿通部(45h,46h)を形成する介在部側挿通部形成部(45,46)が設けられ、
    前記ピボット軸(41,42)と前記介在部側挿通部形成部(45,46)との間には、前記ピボット軸(41,42)を回転自在に支持する軸受(40,55)が設けられ、
    前記軸受(40)を構成する内輪(40a)と外輪(40b)とのうち何れか一方は、前記ピボット軸(41)又は前記介在部側挿通部形成部(45)のうち何れか一方に固定され、
    前記内輪(40a)と前記外輪(40b)とのうち何れか他方は、前記ピボット軸(41)又は前記介在部側挿通部形成部(45)のうち何れか他方に固定されることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両のスイングアーム構造。
  3. 前記ピボット軸(41)に螺合可能なナット部材(50)を更に備え、
    前記ナット部材(50)は、前記介在部側挿通部(45h)を形成する前記スイングアーム(11)の中空部(11S)に配置され、
    前記内輪(40a)は、前記ピボット軸(41)に前記ナット部材(50)を螺合することで固定され、
    前記外輪(40b)は、前記介在部側挿通部形成部(45)に固定されることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両のスイングアーム構造。
  4. 前記ピボット軸(41,42)は、
    前記ナット部材(50)が螺合される第一ピボット軸(41)と、
    前記第一ピボット軸(41)から車幅方向に離反し且つ前記第一ピボット軸(41)と同軸に配置されると共に、前記ナット部材(50)が螺合されない第二ピボット軸(42)とを備え、
    前記壁部側挿通部(43h,44h)として、
    前記一対の壁部(8L,8R)のうち何れか一方には、前記第一ピボット軸(41)が挿通される第一壁部側挿通部(43h)が形成され、
    前記一対の壁部(8L,8R)のうち何れか他方には、前記第二ピボット軸(42)が挿通される第二壁部側挿通部(44h)が形成されることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗り型車両のスイングアーム構造。
  5. 前記介在部側挿通部(45h,46h)として、
    前記介在部(11F)の車幅方向両端部のうち前記第一壁部側挿通部(43h)に臨む部分には、前記第一ピボット軸(41)が挿通される第一介在部側挿通部(45h)が形成され、
    前記介在部(11F)の車幅方向両端部のうち前記第二壁部側挿通部(44h)に臨む部分には、前記第二ピボット軸(42)が挿通される第二介在部側挿通部(46h)が形成され、
    前記第二壁部側挿通部(44h)と前記第二介在部側挿通部(46h)との車幅方向間には、前記介在部(11F)を車幅方向に移動可能とする隙間(44S)が形成されることを特徴とする請求項4に記載の鞍乗り型車両のスイングアーム構造。
  6. 前記ピボット軸(41,42)よりも前方に配置されるエンジン(10)の出力を後輪(9)に伝達するドライブシャフト(64)を更に備え、
    前記ドライブシャフト(64)は、前記スイングアーム(11)のうち前記第二壁部側挿通部(44h)に臨む側において、前記ピボット軸(41,42)の軸線(C1)と交差する位置に配置されることを特徴とする請求項4又は5に記載の鞍乗り型車両のスイングアーム構造。
  7. 前記ピボット軸(41)に螺合可能なナット部材(50)と、
    前記軸受(40)を挟んで前記ナット部材(50)と対向する位置で前記ピボット軸(41)に挿通される筒状のカラー(51)と、を更に備え、
    前記ナット部材(50)は、前記介在部側挿通部(45h)を形成する前記スイングアーム(11)の中空部(11S)に配置され、
    前記内輪(40a)は、前記ピボット軸(41)に前記ナット部材(50)を螺合することで前記ナット部材(50)と前記カラー(51)との間に固定され、
    前記外輪(40b)は、前記介在部側挿通部形成部(45)に固定されることを特徴とする請求項2から6までの何れか一項に記載の鞍乗り型車両のスイングアーム構造。
  8. 前記カラー(51)の外周側には、前記カラー(51)の外周面と前記介在部側挿通部形成部(45)との間に形成される空間を塞ぐシール部材(52)が設けられることを特徴とする請求項7に記載の鞍乗り型車両のスイングアーム構造。
  9. 前記ナット部材(50)は、前記ピボット軸(41)に螺合可能な雌ネジ部(50m)と、前記内輪(40a)の内周面に圧入される外周面を有する筒部(50a)と、前記筒部(50a)よりも径方向外側に拡径すると共に、前記内輪(40a)の車幅方向一側面に当接される当接面を有する拡径部(50b)とを備えることを特徴とする請求項7又は8に記載の鞍乗り型車両のスイングアーム構造。
  10. 前記ナット部材(50)は、前記ピボット軸(41)との螺合時に工具(70)が係合される工具係合部(50c)を更に備え、
    前記介在部側挿通部形成部(45)には、前記中空部(11S)と外部とを連通して前記工具(70)を挿通可能とする工具挿通孔(70h)が形成されることを特徴とする請求項7から9までの何れか一項に記載の鞍乗り型車両のスイングアーム構造。
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