JP2017065298A - 乗員保護装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両が後方からの衝撃を受けた場合に、乗員の頭部が乗員室を構成する部材に接触することを防止可能な乗員保護装置を提供すること。【解決手段】乗員保護装置1は、車両100に対して後方からの衝撃が作用したときに、座席110に着座している乗員Cを保護可能な乗員保護装置1であって、座席110の肩部115より上方かつ前方において、座席110から展開する第1エアバッグ21と、第1エアバッグ21より上方及び後方において車両100の天井部101から展開し、第1エアバッグ21の上部を支持可能な第2エアバッグ31と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、乗員保護装置、特に車両が後方からの衝撃を受けた場合に、乗員の頭部が乗員室を構成する部材に接触することを防止可能な乗員保護装置に関する。
車両に対する後方からの衝突が生じた場合、衝突に起因する慣性力により後方に移動する乗員を保護する装置として、第1膨張部及び第2膨張部によって乗員の頭部を前後方向に移動しないように拘束するエアバッグを備えたエアバッグ装置が知られている(特許文献1参照)。
このようなエアバッグ装置は、衝突によって乗員が移動する先にエアバッグを展開させて受け止めるという保護形態であった。
特開2008−189023号公報
しかしながら、従来の乗員保護装置のように乗員を移動した先で受け止めることとした場合、衝撃の大きさ及び乗員の体重等に起因する慣性力を、乗員の頭部及び頸部で受けることになる。これは、頭部及び頸部、特に頸部に対する傷害値が増大する要因の一つとなる可能性があった。
よって、本発明が解決しようとする課題は、車両が後方からの衝撃を受けた場合に、乗員の頭部が乗員室を構成する部材に接触することを防止可能な乗員保護装置を提供することである。
前記課題を解決するための手段として、本発明に係る乗員保護装置は、車両に対して後方からの衝撃が作用したときに、座席に着座している乗員を保護可能な乗員保護装置であって、前記座席の肩部より上方かつ前方において、前記座席から展開する第1エアバッグと、前記第1エアバッグより上方及び後方において前記車両の天井部から展開し、前記第1エアバッグの上部を支持可能な第2エアバッグと、を備える。
更に、本発明に係る乗員保護装置において、前記第1エアバッグは、前記座席の肩部の左右両側において展開することが好ましい。
本発明に係る乗員保護装置において、前記第1エアバッグは、前記座席のヘッドレスト又はバックレストから展開することが好ましい。
また、本発明に係る乗員保護装置において、前記第1エアバッグは、前記乗員に当接する下方当接部と、前記第2エアバッグに当接する上方当接部とを有し、前記下方当接部と前記上方当接部との間にテザーを配置することが好ましい。
更に、本発明に係る乗員保護装置において、前記座席は、リアゲート近傍に配置される後部座席であり、前記第2エアバッグは、前記座席が後方からの衝撃によって回動する範囲において、前記第1エアバッグを上方及び後方から支持可能であることが好ましい。
本発明によると、車両が後方からの衝突に起因する衝撃を受けた場合に、座席の肩部より上方及び前方に展開する第1エアバッグが乗員の肩を上方から当接すると共に、第1エアバッグの上部を第2エアバッグが支持するので、乗員の慣性力による座席に沿った後側上方へのせり上がりを防止又は低減することができる。これにより、乗員の頭部が乗員室を構成する何らかの部材、例えばリアゲート、リアガラス、又は天井部等に直接接触することを防止可能な乗員保護装置を提供することができる。
また、本発明によると、乗員は第1エアバッグ及び第2エアバッグに対して頭部のみで当接しないので、乗員が後側上方にせり上がろうとする慣性力を頭部及び頸部で受ける必要が無い。これにより、エアバッグを展開したにも関わらず、慣性力によって乗員の頭部及び頸部の傷害値が上昇してしまうことを防止可能な乗員保護装置を提供することができる。
図1(a)及び図1(b)は、従来の車両に対する後方からの一衝突形態を示す概略図である。 図2(a)及び図2(b)は、従来の車両に対する後方からの一衝突形態を示す概略図である。 図3は、従来の車両に対する後方からの一衝突形態を示す概略図である。 図4は、本発明の一実施形態である乗員保護装置を示す概略図である。 図5は、図4に示した乗員保護装置の一駆動形態を示す概略図であり、図5(a)は乗員保護装置の一駆動形態を示す側面図であり、図5(b)は乗員保護装置の一駆動形態を示す一部拡大の平面図である。 図6は本発明に係る乗員保護装置の他の実施形態を示す概略図であり、図6(a)は第1エアバッグの一変形例を示す正面概略図であり、図6(b)は第1エアバッグの他の変形例を示す平面概略図である。
(従来の後突形態)
まず、従来の車両が後方から衝突された場合について、図1〜図3を参照しつつ説明する。
なお、図1〜図3は、従来の車両に対する後方からの一衝突形態を示す概略図である。
図1(a)に示す車両100には座席110が備えられ、該座席110に乗員Cが着座している。
車両100は、その後部において、天井部101とリアゲート102とフロア部103と車輪104とを有する。天井部101は、例えばルーフパネル等の車両100の前後方向及び幅方向に延在する部材であり、乗員室の上面部を構成する部材である。リアゲート102は、乗員室の後側の一部に形成される荷室を開閉するドア部材であり、乗員室の後面部を構成する部材である。フロア部103は、その上部に座席110が配置される車両100の前後方向及び幅方向に延在する部材であり、乗員室の下面部を構成する部材である。車輪104は、エンジン等の駆動源からの駆動力が伝達されて回転することにより路面上を転動する、車両100の前後進のための部材である。
また、座席110は、座面部111とバックレスト112とヘッドレスト113とを有する。座面部111は、乗員Cが着座する部位であり、フロア部103に対して固定される。バックレスト112は、乗員Cが背面を当接させることにより、もたれ掛かることのできる部位である。なお、座面部111とバックレスト112とは、リクライニング機能の実現のために固定可能な回転軸等の接続部材を介して接続されている。ヘッドレスト113は、乗員Cが後頭部を当接させることにより、乗員Cの頭部の安定を図ることができる部位である。バックレスト112とヘッドレスト113とは、伸縮可能な軸体114を介して接続されている。軸体114は、バックレスト112の上端面部である肩部115に形成される開口部に対して挿抜可能になっている。
図1〜図3に示す車両100は、座席110が車両100の前後方向に沿って3列設けられる車両、例えばミニバン等である。また、座席110は、ミニバン等の乗員室内において、リアゲート102に近接して配置される後部座席である。
図1(a)に示した初期状態の車両100に対して後方からの衝突が生じると、車両100の乗員室内の座席110及び乗員Cは、まず図1(b)に示す状態となる。なお、図1(b)、図2及び図3においてリアゲート102の後方に示す黒色の矢印は、衝突によって入力される荷重を示している。
車両100に対して後方からの衝突が生じると、図1(b)に示すように、衝突に起因した慣性力により乗員Cがバックレスト112に押し付けられる。衝突により、乗員Cが押し付けられる荷重と、バックレスト112自体の自重に起因した慣性力による荷重とを併せた後方への荷重が、バックレスト112に対して作用する。
バックレスト112に作用する荷重が大きいと図1(b)に示した状態の車両100に対して更に後方からの衝撃が作用すると、座席110及び乗員Cは、図2(a)に示す状態となる。
具体的には、バックレスト112に作用していた後方への荷重によって、座面部111とバックレスト112との接続部材の一部が破断する。該接続部材の破断によって、図1(a)及び図1(b)に示したバックレスト112の初期位置を維持することが困難となる。接続部材が破断しても、乗員Cはバックレスト112に対して更に押し付けられるように慣性力を受け続ける。これにより、図2(a)に示すように、乗員Cはバックレスト112と共に後方に倒れる。
バックレスト112に作用する荷重が大きいと図2(a)に示した状態の車両100に対して更に後方からの衝撃が作用すると、座席110及び乗員Cは、図2(b)に示す状態となる。
具体的には、乗員Cが座席110に対して押し付けられた状態が続くと、バックレスト112とヘッドレスト113とを接続する軸体114の取付部が変形する。これにより、図2(b)に示すように、バックレスト112が後方に倒れつつ、ヘッドレスト113も後方に倒れ始める。ヘッドレスト113が後方に倒れると、ヘッドレスト113がリアゲート102に当接する。なお、ヘッドレスト113のリアゲート102への当接としては、リアゲート102に設けられる後方視認用のリアガラスに対してヘッドレスト当接する形態も含むこととする。ヘッドレスト113がリアゲート102に当接すると、バックレスト112及び乗員Cの後方に倒れる動作が停止する。
バックレスト112に作用する荷重が大きいと図2(b)に示した状態の車両100に対して更に後方からの衝撃が作用すると、乗員Cは図3に示す状態となる。
具体的には、ヘッドレスト113とリアゲート102との当接によって、バックレスト112、ヘッドレスト113及び乗員Cの後方への傾倒動作が停止しても、乗員Cは後方への慣性力を受け続ける。これにより、乗員Cは傾いたバックレスト112に沿って、後側上方にせり上がるように移動する。乗員Cが後側上方に移動すると、リアゲート102に対して乗員Cの頭部が当接する。
なお、車両100に衝突する衝突体の相対速度が大きい場合、衝突体が図3に示すリアゲート102を乗員室内に向かって前方に押し込む可能性がある。これにより、後側上方に移動した乗員Cの頭部が、衝突体に当接する可能性もある。結果として、乗員Cの頭部の傷害値が上昇してしまうだけでなく、乗員Cが受ける慣性力によって頭部がリアゲート102に押し付けられるので頭部を支持する頸部に対しても大きな負荷が生じ、乗員Cの頸部の傷害値も上昇してしまう。
以上、図1〜図3に示したように、従来の車両100に対して後方から衝突が生じた場合は、乗員Cが後方にせり上がるように移動することによって、乗員Cがリアゲート102に頭部から当接していた。
(基本実施形態の概要)
続いて、図4を参照しつつ、本発明の一実施形態である乗員保護装置1について説明する。
なお、図4は、本発明の一実施形態である乗員保護装置1を示す概略図である。図4において、車両及び座席については、図1〜図3に示した車両及び座席と同一部材を用いているので、共通の参照符号を付すこととする。
図4に示すように、乗員保護装置1は、第1エアバッグ装置2と第2エアバッグ装置3とを備える。第1エアバッグ装置2は、第1エアバッグ21と第1収容部22と第1インフレータ23とを有する。第2エアバッグ装置3は、第2エアバッグ31と第2収容部32と第2インフレータ33とを有する。第1エアバッグ装置2は1つの座席110に対して左右両側に1つずつ設けられる一対の部材であり、第2エアバッグ装置3は1つの車両100に対して1つ設けられる部材である。
なお、第1エアバッグ装置2及び第2エアバッグ装置3の駆動形態については、図5を参照しつつ後述する。
第1エアバッグ21は、座席110のバックレスト112の上端部である肩部115より上方かつ前方において、座席110の左右両側からそれぞれ展開する袋体である。第1エアバッグ21は、運転席及び助手席等に通常設置されるエアバッグと同様の材料を用いて形成することができる。
第1収容部22は、展開前の畳まれた状態の第1エアバッグ21が収容される筐体である。第1収容部22は、その一部が第1エアバッグ21の展開の際に破断するようになっている。第1エアバッグ装置2が駆動すると、第1収容部22の一部に形成される射出口が破断することによって、第1エアバッグ21が座席110から膨張可能になっている。
また、第1インフレータ23は、ガスを第1エアバッグ21の内部に注入可能な部材である。第1インフレータ23のガスの注入形態としては、従来のエアバッグ装置に採用される注入形態であれば良く、例えば火薬に着火することによりガスを発生させて注入する形態、及び、予め適宜のボンベ等に圧入されていた高圧ガスを注入する形態等を挙げることができる。
本実施形態における第1エアバッグ装置2は、図4に示すように、バックレスト112の内部に配置している。第1収容部22における第1エアバッグ21の射出口は、バックレスト112の肩部115に近接して配置されている。本実施形態においては、第1エアバッグ装置2が駆動して第1インフレータ23からガスが噴出する際に、第1エアバッグ装置2がガス圧の反力で位置がずれることを防止するために、バックレスト112の形状保持用に配置されているシートフレーム(図示せず)等の固定物に対して、第1エアバッグ装置2が固定的に取付けられる。
また、バックレスト112の肩部115において第1収容部22の射出口が近接する部位は、第1エアバッグ21の展開の際に第1インフレータ23で発生するガス圧が肩部115の内側から作用すると破断可能に形成されている。
肩部115の破断形態としては、特に限定されず、例えばバックレスト112の表面部を形成する繊維状物又は皮革等が開裂して破断しても良く、予め第1エアバッグ21の射出口が露出可能な開口部を肩部115に形成しておき、該開口部を覆蓋しつつガス圧で脱離可能な蓋部を設けるようにしても良い。
なお、本実施形態においては、第1エアバッグ21の射出口がバックレスト112の後面部の上部に近接して配置されていても良い。この場合、バックレスト112の後面部の上部が第1インフレータ23で発生するガス圧によって内側から破断可能に形成するのが良い。
第2エアバッグ31は、第1エアバッグ21より上方及び後方において車両100の天井部101から展開し、第1エアバッグ21の上部を支持可能な袋体である。第2エアバッグ31は、第1エアバッグ21と同様に、運転席及び助手席等に通常設置されるエアバッグと同様の材料を用いて形成することができる。
第2収容部32は、展開前の畳まれた状態の第2エアバッグ31が収容される筐体である。第2エアバッグ装置3が駆動すると、第2収容部32の一部に形成される射出口が破断することによって、第2エアバッグ31が乗員室側に膨張可能になっている。
また、第2インフレータ33は、第2エアバッグ装置3が駆動するとガスを第2エアバッグ31の内部に注入可能な部材である。第2インフレータ33のガスの注入形態としては、第1インフレータ23と同様の注入形態を採用することができる。
なお、本実施形態における第2エアバッグ31は、従来の車両に配置されるルーフエアバッグの一部を図5に示す範囲にまで拡張させることによって、ルーフエアバッグと第2エアバッグ31とを一体化することができる。
本実施形態における第2エアバッグ装置3は、車両100の上方に設けられるルーフパネルと、乗員室の天井面を形成する内装部材との間に配置されている。第2エアバッグ装置3が駆動して第2インフレータ33からガスが噴出する際に、第2エアバッグ装置3がガス圧の反力で位置がずれることを防止するために、本実施形態においてはルーフパネルと内装部材との間に適宜に配置される固定物に対して第2エアバッグ装置3が固定的に取付けられている。
また、天井部101の内装部材において、第2収容部32における第2エアバッグ31の射出口が近接する部位は、第2エアバッグ31の展開の際に第2インフレータ33で発生するガス圧が作用すると破断可能に形成されている。
内装部材の破断可能な部位としては、本実施形態のように天井部101の後端縁部であってリアゲート102の上端縁部近傍に代えて、第2エアバッグ装置3が駆動して第1エアバッグ21の上部を第2エアバッグ31により支持可能である限り、車両100の前後方向において図4に示す衝突前の乗員Cの頭部位置、又は車輪104の中心位置程度まで前方に配置しても良い。
また、天井部101における内装部材の破断形態としては、特に限定されず、例えば内装部材を形成する合成樹脂、繊維状物、又は皮革等が開裂して破断しても良く、予め第2エアバッグ31の射出口が露出可能な開口部を内装部材に形成しておき、該開口部を覆蓋しつつガス圧で脱離可能な蓋部を設けるようにしても良い。
(乗員保護装置の駆動)
ここで、図5を参照しつつ、上述した乗員保護装置1の駆動について説明する。
なお、図5は、図4に示した乗員保護装置1の一駆動形態を示す概略図であり、図5(a)は乗員保護装置1の一駆動形態を示す側面図であり、図5(b)は乗員保護装置1の一駆動形態を示す一部拡大の平面図である。
図5(a)には駆動によって各エアバッグが展開した状態の乗員保護装置1を示している。
具体的には、本実施形態に係る乗員保護装置1は、図2(a)に示した状態、つまり乗員C及び座席110のバックレスト112が後方に倒れつつある状態となったときに駆動するようになっている。つまり、座席110のヘッドレスト113がリアゲート102に当接する前に、第1エアバッグ装置2及び第2エアバッグ装置3を展開する。
第1エアバッグ装置2の第1収容部22内に収容されていた第1エアバッグ21は、第1インフレータ23からガスが注入されることによって、第1収容部22から外側に膨張し、座席110のバックレスト112における肩部115の一部を破断させて形成される開口部116を介してバックレスト112の外側に展開する。
第1エアバッグ21は、各部位の寸法及び縫製位置等を調整することによりエアバッグ形状を適宜に設定することができ、本実施形態においては座席110のバックレスト112の肩部115より上方かつ前方において展開可能となっている。第1エアバッグ21がこのような方向に展開することによって、乗員Cの鎖骨部分を第1エアバッグ21が上方から押さえることができる。
また、特に図5(a)に示すように、第1エアバッグ21の延在方向として、本実施形態ではバックレスト112の肩部115より前方に延在し、更にその先端部が若干下方に延在している。つまり、第1エアバッグ21は、略前後方向に延在する柱状のエアバッグが上方に突出するように湾曲して成る。これにより、第1エアバッグ21は、前方に延在している部位により乗員Cの鎖骨部分を押さえると共に、下方に延在している先端部位により乗員Cにおける肋骨部分、及び上腕骨部分等を押さえることができる。したがって、第1エアバッグ21により乗員Cの広い範囲を押さえるので、結果として乗員Cの安定した支持が可能になる。
第2エアバッグ装置3の第2収容部32内に収容されていた第2エアバッグ31は、第2インフレータ33からガスが注入されることによって、第2収容部32から第1エアバッグ21の上方を覆うように展開する。
更に詳述すると、特に図5(a)に示すように、第2エアバッグ31は、座席110が後方からの衝撃によって回動する範囲において、第1エアバッグ21を上方及び後方から支持可能なように、前方膨張部311と後方膨張部312とを有する。
前方膨張部311は、バックレスト112の肩部115より前方に延在した第1エアバッグ21の上部を支持する部位である。前方膨張部311は、第2インフレータ33によりガスが注入されて膨張すると、図2(a)及び図5(a)に示す状態まで後方に倒れたヘッドレスト113及び乗員Cの頭部より前方に展開する。
また、後方膨張部312は、バックレスト112の肩部115より上方に延在した第1エアバッグ21の上部及び後部を支持する部位である。後方膨張部312は、第2インフレータ33によりガスが注入されて膨張すると、図5(a)に示すように、リアゲート102に沿って下方に展開する。後方膨張部312の展開範囲は、図2(b)に示したリアゲート102における従来のヘッドレスト113の当接位置を含むので、後方膨張部312は、後方に倒れようとするヘッドレスト113を後方から受け止めるように支持することができる。
特に図5(a)に示すように、本実施形態の第2エアバッグ31において前方膨張部311と後方膨張部312とは連通し、全体が1つの袋体として形成されている。これにより、前方膨張部311及び後方膨張部312が、第1エアバッグ21の上部から後部、及びヘッドレスト113の倒れようとする領域を含む、広い範囲に亘って支持可能となっている。
本実施形態においては、図5(a)に示すように、座席110及び乗員Cは後方に倒れ始めるが、座席110及び乗員Cのリアゲート102への当接前に第1エアバッグ21及び第2エアバッグ31が展開するので、特に乗員Cを後方及び上方から受け止めるように支持することができる。これにより、車両100が後方からの衝撃を受けた場合に、乗員Cが上方へ移動することによって乗員Cの頭部が乗員室を構成する何らかの部材、例えばリアゲート102及びリアガラス等に接触することを防止可能である。
なお、特に図5(a)に示すように、本実施形態においては乗員Cの頭部が、第2エアバッグ31に当接していない。これにより、乗員Cの頭部は、第1エアバッグ21及び第2エアバッグ31に当接した際に生じ得る荷重を受けないので好ましい。
なお、第1エアバッグ21が乗員Cの鎖骨部分を押さえ、更に第1エアバッグ21の上部を第2エアバッグ31が支持することによって乗員Cの体重に起因する慣性力の大部分は打ち消される。したがって、仮に乗員Cの頭部が第2エアバッグ31に当接したとしても、乗員Cの頭部及び頸部には慣性力がほとんど作用しない又は小さい慣性力が作用する程度に留まるので、乗員Cの頭部及び頸部に対する傷害値が大きくなることは無い。
更に、衝突体がリアゲート102に対して押し込まれる場合、押し込まれる衝突体と乗員室側に変形するリアゲート102とが、乗員Cに対して相対的に接近することになる。この場合であっても本実施形態においては、衝突体及び変形するリアゲート102と、乗員Cとの間に第2エアバッグ31の後方膨張部312が展開するので、乗員Cの特に頭部が衝突体及びリアゲート102に対して当接する可能性を大幅に低減することができる。
乗員保護装置1における第1エアバッグ装置2及び第2エアバッグ装置3の駆動順序としては、乗員Cを適切に保護することができる限り特に限定されないが、例えば第2エアバッグ31が第1エアバッグ21よりも内容積が大きいので、第1エアバッグ21を第2エアバッグ31が後方から受け止めるように支持するために、第2エアバッグ装置3を第1エアバッグ装置2よりも先に駆動するのが良い。
第1エアバッグ装置2及び第2エアバッグ装置3の駆動の時機としては、例えば車両100に対する衝突を加速度センサ等で検出し、該センサでの検出情報に基づく演算処理の結果が後方からの衝突であると判別されたときに、第1エアバッグ装置2及び第2エアバッグ装置3をそれぞれ駆動させるのが良い。
なお、車載カメラ、レーダー又は赤外線センサ等による車外環境監視システムを用いることによって後方からの衝突が予見される場合、第2エアバッグ31の後方膨張部312がリアゲート102のリアガラスを覆うように展開するので、運転者のルームミラーを介した後方視界を衝突直前まで確保しておくために、衝突と同時又は上述したように衝突を検知した上で乗員保護装置1を駆動させるのが良い。
仮に、第1エアバッグ21を配置しないと共に、第2エアバッグ31から第1エアバッグ21と同一形状を有する突出部を下方に展開するように配置した場合、つまり第2エアバッグ31が展開すれば第1エアバッグ21と同様の乗員Cを押さえる部位が下方に展開するようにした場合、車両100の天井部101から後方に倒れつつある乗員Cの鎖骨部分及び肋骨部分に対して、第2エアバッグ31の突出部を確実に当接させるのは困難である。なぜならば、後方に倒れる乗員Cと車両100の天井部101との距離は変動し続けると共に、衝撃の大きさ及び乗員Cの体重に応じて乗員Cが後方に倒れる速度が変動するからである。よって、突出部を付加した第2エアバッグ31の展開時機を決定するには、衝突の強さ、車両100の走行速度、乗員Cの体重等を考慮した上で、煩雑かつ複雑な演算及び展開制御が必要となる。
これに対して、本実施形態に係る乗員保護装置1は、乗員Cの鎖骨部分近傍に位置するバックレスト112の肩部115又はバックレスト112の後面部の上部から第1エアバッグ21が展開すると共に、第1エアバッグ21とは独立して展開する第2エアバッグ31が第1エアバッグ21を支持すれば良いので、第1エアバッグ21及び第2エアバッグ31の展開時機を決定し易く、上記煩雑かつ複雑な演算及び展開制御が不要である。
(変形例)
図6には、本発明における乗員保護装置における第1エアバッグの変形例を示した。
なお、図6は本発明に係る乗員保護装置の他の実施形態を示す概略図であり、図6(a)は第1エアバッグの一変形例を示す正面概略図であり、図6(b)は第1エアバッグの他の変形例を示す平面概略図である。図6(a)では第1エアバッグ201を透過した状態で内部の部材も示すと共に、図6(b)では第2エアバッグ31を透過した状態で示している。
図6に示す天井部、リアゲート及び第2エアバッグは、図4及び図5に示した部材と同様の部材を用いているので、共通の参照符号を付すこととする。
図6(a)に示す第1エアバッグ201と、上記第1エアバッグ21との相違点は、全体形状、及びテザーの有無である。第1エアバッグ201の展開方向は、上記第1エアバッグ21と同様であることとする。
具体的には、第1エアバッグ201は乗員Cに当接する下方当接部Dと、第2エアバッグ31に当接する上方当接部Uとを有し、第1エアバッグ201の内部において下方当接部Dと上方当接部Uとの間にテザー202が配置されている。テザー202は、下方当接部Dと上方当接部Uとの間の距離を小さくするように接続する紐状部材である。テザー202は、第1エアバッグ201の展開の際に破断しない強度を有し、第1エアバッグ201の展開方向に沿って複数本設けられる。
図6(a)に示す黒色の点は、第1エアバッグ201と第2エアバッグ31との接点、及び、第1エアバッグ201と乗員Cとの接点を示す。
なお、紐状部材のテザー202に代えて、第1エアバッグ201の展開方向に沿って延在する布を上方当接部Uと下方当接部Dとの間で第1エアバッグ201に縫い付けても良い。
例えば、第1エアバッグ21において車両100の上下方向及び左右方向に沿った断面で見ると、第2エアバッグ31に支持される第1エアバッグの上部、及び、乗員Cを支持する第1エアバッグ21の下部が楕円形を成すので、第1エアバッグ21の延在方向に沿って、上部及び下部に1本の筋状の接触部が形成される。
これに対して、図6(a)に示す実施形態ではテザー202を設けることによって、膨張状態の第1エアバッグ201の上部及び下部におけるテザー202の接続部位は、テザー202に牽引された状態となるので、溝が形成される。これにより、テザー202によって第1エアバッグ201の上部及び下部に形成される溝が、第1エアバッグ201の延在方向に沿った上部及び下部の筋状の接触部を2本にする。
該接触部が図5に示した実施形態に比べて増加することによって、第2エアバッグ31による第1エアバッグ201の支持の安定性、及び、第1エアバッグ201及び第2エアバッグ31による乗員Cの支持の安定性が向上するので好ましい。また、第1エアバッグ201は、鎖骨部分だけでなく、上腕骨部分の外側から乗員Cを支持するように当接するようになり、図5に示した実施形態よりも広い範囲で乗員Cを支持可能となる。つまり、より一層乗員Cが後方にせり上がって何らかの部材に当接することが少なくなる。
続いて図6(b)に示す第1エアバッグ211と、上記第1エアバッグ21との相違点は、展開開始位置である。
具体的には、図5に示した実施形態では第1エアバッグ装置2をバックレスト112の内部に配置していたのに対して、図6(b)に示す第1エアバッグ装置210はヘッドレスト113の内部に配置されている。ヘッドレスト113内には、第1エアバッグ211を収容可能な第1収容部212と、第1エアバッグ211にガスを注入可能な第1インフレータ213とが一対配置されている。第1エアバッグ211は、第1収容部212の射出口が面しているヘッドレスト113の左右側面部からそれぞれ展開を開始することになる。なお、第1エアバッグ211は、ヘッドレスト113の後面部から展開を開始して、側面部を回り込んで乗員Cの支持をするように配置しても良い。
ヘッドレスト113から第1エアバッグ211が展開するようにしても、図5に示した実施形態と同様に、第2エアバッグ31による第1エアバッグ211の支持、及び、第1エアバッグ211及び第2エアバッグ31による乗員Cの支持は確保することができる。これにより、乗員Cが後方にせり上がって何らかの部材に当接することを防止可能である。
図6(a)では右側にのみ乗員Cが着座している場合に、全ての座席における乗員保護装置を駆動させる実施形態を示したが、別の変形例として、乗員の数及び着座位置を適宜のセンサ等を用いて検知した上で、駆動する第1エアバッグ装置を選択しても良い。
通常、運転席及び助手席に配置されるエアバッグは、例えば前面衝突の際に慣性力を受けて前方に移動する乗員Cに対して正面から相対するように展開する。上述した実施形態に係る乗員保護装置では、エアバッグの展開方向と乗員Cの移動方向とが対向するような展開形態ではないので、乗員Cがエアバッグによる強打及び打撲等を受け難い。
本発明を適用可能な座席としては、上記座席110のように後部座席に限られず、例えば運転席及び助手席、セダン等のように後方からの衝突が生じても座席が後方に倒れにくい後部座席、並びに、ミニバンにおける2列目等を挙げることができる。上記座席110のようなリアゲートに近接した後部座席でなくとも、後方からの衝突によって乗員が後方にせり上がり、乗員の頭部が例えば車両の天井部等に当接する可能性がある。
全ての座席に本発明に係る乗員保護装置を適用することにより、乗員の後方へのせり上がりを防止する又は小さくすることができるので、せり上がりに起因して乗員の頭部が何らかの部材に当接し、結果として頭部及び頸部の傷害値が上昇するという事態を防止することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により、本発明は限定されることはない。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。
1:乗員保護装置、2及び210:第1エアバッグ装置、21、201及び211:第1エアバッグ、22及び212:第1収容部、23及び213:第1インフレータ、202:テザー、3:第2エアバッグ装置、31:第2エアバッグ、311:前方膨張部、312:後方膨張部、32:第2収容部、33:第2インフレータ、100:車両、101:天井部、102:リアゲート、103:フロア部、104:車輪、110:座席、111:座面部、112:バックレスト、113:ヘッドレスト、114:軸体、115:肩部、116:開口部、C:乗員、U:上方当接部、D:下方当接部

Claims (5)

  1. 車両に対して後方からの衝撃が作用したときに、座席に着座している乗員を保護可能な乗員保護装置であって、
    前記座席の肩部より上方かつ前方において、前記座席から展開する第1エアバッグと、
    前記第1エアバッグより上方及び後方において前記車両の天井部から展開し、前記第1エアバッグの上部を支持可能な第2エアバッグと、を備える、
    乗員保護装置。
  2. 前記第1エアバッグは、前記座席の肩部の左右両側において展開する、
    請求項1に記載の乗員保護装置。
  3. 前記第1エアバッグは、前記座席のヘッドレスト又はバックレストから展開する、
    請求項1又は2に記載の乗員保護装置。
  4. 前記第1エアバッグは、前記乗員に当接する下方当接部と、前記第2エアバッグに当接する上方当接部とを有し、
    前記下方当接部と前記上方当接部との間にテザーを配置する、
    請求項1〜3のいずれかに記載の乗員保護装置。
  5. 前記座席は、リアゲート近傍に配置される後部座席であり、
    前記第2エアバッグは、前記座席が後方からの衝撃によって回動する範囲において、前記第1エアバッグを上方及び後方から支持可能である、
    請求項1〜4のいずれかに記載の乗員保護装置。
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