JP2017065291A - 洋上浮体構造物 - Google Patents

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Kazuhiro Takemura
理弘 武村
幸司 望月
Koji Mochizuki
幸司 望月
昌史 寺田
Masashi Terada
昌史 寺田
拓久 松本
Takuhisa Matsumoto
拓久 松本
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Abstract

【課題】多種類の生産設備に対応でき、生産設備の種類等に応じて新たに補強する必要がなく、FPSOの建造期間を短縮することができる洋上浮体構造物を提供する。
【解決手段】洋上浮体構造物において、浮体の上甲板12に生産設備を搭載することができる。上甲板12の下面に、浮体の幅方向に延びる横方向強度部材40を設ける。上甲板12の下面に、浮体の長手方向に延びる縦方向強度部材41を設ける。上甲板12の上面であって、横方向強度部材40と縦方向強度部材41が交差する複数の点の少なくとも一部は、生産設備20を支持するためのスツール30を設置可能なスツール設置部43である。
【選択図】図3

Description

本発明は、FPSO(浮体式生産貯蔵積出設備)の船体部分である洋上浮体構造物に関する。
FPSOは、洋上で海底からライザー管を通して石油・ガスを生産するとともに、生産した原油をタンクに貯蔵してタンカーへ積み出すことのできる設備で、タンカーとは異なり、原油を貯留するタンクが設けられるだけでなく、上甲板上には生産設備が搭載される。この生産設備は、ガス分離設備、脱水設備、計量設備、発電設備等の種々の機器を備え、油井の特性に合わせて設計され、船体が製造されたあとに搭載されるので、船体の設計時には詳細が決まっていないことが多い。したがって、プロジェクトごとの生産設備の要件が確定するのを待って船体の設計を行うと、結果的に船体の製造が生産設備の搭載に間に合わずに、FPSOの全体の建造期間が長くなるという問題が生じる。
生産設備は架台の上に固定された状態で上甲板上のスツールの上に設置されるが、スツールの構成と設置位置は、生産設備の種類、配置、大きさだけでなく、波浪荷重等による浮体構造物の変形が架台に及ぼす影響も考慮しなければならず、上述のように、設計が完了するまでに時間がかかりFPSOの建造期間が長くなっていた。また、生産設備の種類や配置、およびスツールの種類に応じて浮体構造物に伝達される荷重が異なり、上甲板を補強しなければならないことがあるが、スツール同士を上甲板上において桁材で連結することが必要になる場合、このような桁材は上甲板上の配管等に干渉しないよう考慮しなければならないという問題もあった。
本発明は、多種類の生産設備に対応でき、生産設備の種類等に応じて新たに補強する必要がなく、FPSOの建造期間を短縮することができる洋上浮体構造物を提供することを目的としている。
本発明は、タンクが形成された浮体の上甲板に生産設備を搭載することができる洋上浮体構造物であって、上甲板の下面に設けられ、浮体の幅方向に延びる横方向強度部材と、上甲板の下面に設けられ、浮体の長手方向に延びる縦方向強度部材とを備え、上甲板の上面であって、横方向強度部材と縦方向強度部材が交差する複数の点の少なくとも一部は、生産設備を支持するためのスツールを設置可能なスツール設置部であることを特徴としている。
1つの生産設備を支持するためのスツール設置部は碁盤の目状に配置されていることが好ましい。1つのスツール設置部において、縦方向強度部材が複数本設けられていてもよい。横方向強度部材は、例えば横桁または横隔壁を含む。縦方向強度部材は、例えば縦桁または縦通隔壁を含む。洋上浮体構造物は、スツール設置部に設けられ、隣り合う2つのスツール同士を水平方向に接続する補強部材を備えていてもよい。好ましくはスツール設置部にスツール台が設けられ、スツールはスツール台の上面に取付け可能である。
横桁または横隔壁が、スツール設置部を含むスツール支持構造体と、本体構造体とに分割されて製造されてもよい。浮体の横断面において、スツール支持構造体の両端部が本体構造体に接続され、両端部が下方に向かって窄まるように傾斜していることが好ましい。また、スツール支持構造体が、本体構造体に隣接する第1の支持構造体と、本体構造体から離間した第2の支持構造体とを備えていてもよい。スツール支持構造体は例えば、本体構造体に対して上方から組み付けられる。
本発明によれば、多種類の生産設備に対応でき、生産設備の種類等によって新たに補強する必要がなく、FPSOの建造期間を短縮することができる洋上浮体構造物を得ることができる。
本発明の第1の実施形態を適用したFPSOの上甲板上の概略の構成を示す正面図である。 図1に示す構成のうち架台とスツールを拡大して示す側面図である。 上甲板の下面に設けられる横方向強度部材および縦方向強度部材と、スツールとの位置関係を示す平面図である。 縦方向強度部材(縦桁)の第1の配置例を示す断面図である。 縦方向強度部材(縦桁)の第2の配置例を示す断面図である。 縦方向強度部材(縦桁)の第3の配置例を示す断面図である。 第2の実施形態において、補強部材が浮体の幅方向に延びる場合を示す図である。 第2の実施形態において、補強部材が浮体の長手方向に延びる場合を示す図である。 第2の実施形態におけるスツールと補強部材を拡大して示す斜視図である。 図9のスツールと補強部材を分解して示す斜視図である。 第3の実施形態におけるスツールを示す図である。 第4の実施形態を示す断面図である。 第5の実施形態を示す断面図である。 第6の実施形態を示す断面図である。
以下、図示された実施形態を参照して本発明を説明する。
図1は本発明の第1の実施形態を適用したFPSOの上甲板上の概略の構成を示している。浮体10にはタンク11が形成され、上甲板12の上には複数の生産設備20が設けられる。生産設備20は例えばガス分離設備、脱水設備、計量設備、発電設備等であり、架台21の上に固定された状態で、上甲板12上に設けられたスツール30の上に設置される。スツール30は後述するように碁盤の目状に配置されている。
図2は図1に示す構成のうち架台21とスツール30を拡大して側面から見た図である。スツール30は上方ほど幅が狭くなる山形の本体31を有し、本体31の上面には、架台21の下面から突出する脚部22が載置される。架台21の脚部22は本体31の上面に対して、一体的に固定されるか、あるいは浮体10の長手方向(図1において紙面に垂直な方向)および/または幅方向(図1において左右方向)に相対的に変位可能に支持される。これは、波浪荷重等による浮体10の変形が架台21に及ぼす影響を抑えるためである。
本体31において、架台21の脚部22が載置される部位には頂板(図示せず)が設けられる。この頂板と、1つの生産設備20における架台21との具体的な接続例として、例えば浮体10の後端側に位置する本体31の頂板に対して架台21は一体的に固定され、その他の本体31の頂板に対して架台21は相対変位可能に支持される。後者の頂板は例えばフッ素樹脂等から成り、架台21は頂板上に摺動自在に載置され、浮体10の変形は頂板と架台21の相対変位によって吸収される。なお、架台21を相対変位可能に支持する頂板として、フッ素樹脂に代えて、ゴムなどのせん断弾性係数の小さい材料を採用してもよい。
図3は、上甲板12の下面に設けられる横方向強度部材40および縦方向強度部材41と、スツール30との位置関係を示している。横方向強度部材40は浮体10の幅方向に延びる横桁(図4参照)または横隔壁である。縦方向強度部材41は浮体10の長手方向に延びる縦桁(図4参照)または縦通隔壁である。なお、隣り合う2本の縦方向強度部材41の間には複数本(図3の例では5本)の防撓材42が設けられている。
上甲板12の上面において、横方向強度部材40と縦方向強度部材41が交差して碁盤の目状を成す複数の点によりスツール設置部43が定められる。スツール設置部43は2つの強度部材40、41が交差する箇所であるので強度性能が他の箇所よりも高く、生産設備20を支持するためのスツール30を設置するのに適している。スツール設置部43は、横方向強度部材40と縦方向強度部材41が交差する複数の位置のうちの少なくとも一部であるが、その交差位置の全てであってもよい。図3では2つの例の生産設備20が示され、各生産設備20を支持するためのスツール設置部43は碁盤の目状に配置されており、各生産設備20の下方に位置する全てのスツール設置部43にスツール30が設けられている。
図4〜6は縦方向強度部材(縦桁)41の配置例を示している。横方向強度部材(横桁)40は3つの例において同じ構成を有し、横桁40の高さは縦桁41の高さよりも高い。縦桁41に平行に延びる防撓材42の高さは縦桁41の高さよりも低い。図4は第1の配置例を示し、各スツール設置部43(図3参照)における縦桁41の本数は1であり、スツール設置部43は、その縦桁41と横桁40の交差する点を中心とし、その縦桁41に隣接する2本の防撓材42の間の距離を1辺の長さとする略正方形の領域である。すなわちスツール30の基部は、その縦桁41に隣接する2本の防撓材42が設けられた部分までにわたっている。なおスツール30の基部を図4の例よりも拡大して、例えば、スツール設置部43において防撓材42が4以上設けられるようにしてもよい。
図5は第2の配置例を示し、各スツール設置部43における縦桁41の本数は2である。スツール設置部43の2本の縦桁41の間には1本の防撓材42が設けられており、これらの2本の縦桁41と横桁40とによって、スツール設置部43が定められる。このスツール設置部43の中心は、2本の縦桁41の間に位置する防撓材42と横桁40の交差する点にあり、スツール設置部43は、これらの2本の縦桁41の間の距離を1辺の長さとする略正方形の領域である。すなわちスツール30の基部は、スツール設置部43を通る防撓材42に隣接する2本の縦桁41が設けられた部分までにわたっている。なおスツール30の基部を図5の例よりも拡大して、例えば、スツール設置部43において縦桁41の外側に防撓材42が1以上設けられるようにしてもよい。
図6は第3の配置例を示し、各スツール設置部43における縦桁41の本数は3である。隣り合う2つのスツール設置部43の間には2本または3本の防撓材42が設けられる。スツール設置部43は、その3本の縦桁41のうちの中央に位置するものと横桁40の交差する点を中心とし、両側に位置する2本の縦桁41の間の距離を1辺の長さとする略正方形の領域である。すなわちスツール30の基部は、スツール設置部43における両側の2本の縦桁41が設けられた部分までにわたっている。なおスツール30の基部を図6の例よりも拡大して、例えば、スツール設置部43において縦桁41の外側に防撓材42が1以上設けられるようにしてもよい。
以上のように第1の実施形態では、浮体10の上甲板12の下面において、横桁40に交差する方向に縦桁41を設け、これらが交差する点のうち生産設備20が配置される可能性のある場所をスツール設置部43としてスツール30を設置することができる。したがって、生産設備の種類、配置、大きさ等の仕様が決定しない状態であっても浮体10を設計、製造し、浮体10の建造がある程度進んだ後に生産設備20を設けることができるので、FPSOの建造期間を短縮することが可能となる。
図7〜10は第2の実施形態を示し、この実施形態では、第1の実施形態のようにして設けられたスツール30に対する補強を、浮体10の建造中に実施可能とするものである。補強部材50は、隣り合う2つのスツール30同士を水平方向に接続するもので、その他の構成は第1の実施形態と共通である。補強部材50が設けられる向きは浮体10の長手方向、幅方向のいずれであってもよく、図7は補強部材50が浮体10の幅方向に延びる場合を示し、図8は補強部材50が浮体10の長手方向に延びる場合を示している。
図9、10はスツール30と補強部材50を拡大して示している。スツール30の本体31は、1枚の台形状の板部材の両面に、垂直部を有する台形状の板部材2枚を、隣り合う板部材同士が直交するように配置して構成され、斜辺にはフランジ33が接着される。隣り合う2枚の板部材にはL字状の補強板34が固定され、これにより本体31自体が補強される。補強板34は補強部材50の上縁と下縁に対応した高さ位置に設けられる。補強部材50の断面はH型を有し、その端部51はフランジ33に密着するように傾斜している。補強部材50の下面は、図7、8に示されるように上甲板12から離間し、補強部材50と上甲板12の間には配管のためのスペースが形成される。
第2の実施形態によれば、スツール30に対する補強を浮体10が完成して生産設備20を設置する前に実施することができる。図2に関連して説明したように、生産設備20の架台21とスツール30が一体的に固定される箇所と、相対的に変位可能に支持される箇所とがある。スツール30のうち架台21が固定されるものに関しては、作用する荷重が他のスツール30よりも大きいので、生産設備20の仕様が決定した後に補強が必要になる場合が考えられる。第2の実施形態では浮体10の完成後に補強部材50を取付けることができるので、生産設備20の仕様が決まる前に浮体10の設計、建造を進めることができ、FPSOの建造期間をさらに短縮することが可能となる。また、補強部材50はスツール30の上部のみを接続する構成であるので、配管と干渉することなく、効果的にスツール30を補強することができる。
図11は第3の実施形態を示している。この実施形態では、上甲板12上において、横桁40と縦桁41の交点であるスツール設置部43にスツール台44が設けられている。その他の構成は第1の実施形態と同様である。スツール台44は扁平な台形状の断面を有する台状構造であり、上甲板12の面に溶接等により固着される。スツール台44の上面はスツール30を取付けるのに十分な大きさを有している。
スツール設置部43は、第1および第2の実施形態と同様に、横桁40(または横隔壁)と縦桁41(または縦通隔壁)が交差する、強度性能が高い箇所である。第3の実施形態では、このスツール設置部43に予めスツール台44を設け、搭載される生産設備20が決定した後にスツール30を設置することができるので、スツール30の数を必要最小限に抑えることができる。
図12は第4の実施形態を示している。この実施形態では、横桁40が、上甲板12に固定されスツール設置部43を含むスツール支持構造体45と、本体構造体46とに分割されて製造される。スツール支持構造体45は上甲板12と縦桁41と防撓材42とスツール30と横桁40を有し、本体構造体46は上甲板12と防撓材42と縦通隔壁47と横桁40を有する。横桁40がスツール支持構造体45と本体構造体46に分割される境界48は、浮体10の横断面において、縦通隔壁47の上甲板12側の端部付近から斜め下方に延びる直線である。すなわちスツール支持構造体45は両端部において本体構造体46に接続されており、両端部は下方に向かって窄まるように傾斜している。スツール支持構造体45は浮体10の長手方向に可能な限り長い構造体であり、例えば20m程度の長さを有する。
本体構造体46は搭載される生産設備20の仕様等に依存しない標準構造を有し、想定される最大荷重を考慮した強度性能を有するように設計され、1つだけ設計される。これに対してスツール支持構造体45は、搭載される生産設備20から受ける荷重に応じた個別化構造を有し、搭載される生産設備20の重量、数、組合せ等を考慮して、予め複数種類設計される。複数種類の設計の例として、1つのスツール設置部43における縦桁41の数を1〜3の範囲で変化させ、あるいは横桁40のタンク側の外形線を実線Aまたは一点鎖線Bのように変えたものを予め用意することが可能である。
本実施形態によれば、複数種類のスツール支持構造体45を予め用意しておき、生産設備20が決定したときに、複数種類のスツール支持構造体45から最適なものを選定するだけでよいので、浮体10の設計、建造を迅速に行うことができ、FPSOの建造期間を短縮することができる。
図13は第5の実施形態を示している。この実施形態は、第4の実施形態におけるスツール支持構造体45を3分割した構成を有し、本体構造体46の構成は第4の実施形態と共通である。スツール支持構造体45は、本体構造体46に隣接する2つの第1の支持構造体45aと、これらの第1の支持構造体45aの間に位置する第2の支持構造体45bとに分割される。すなわち第2の支持構造体45bは本体構造体46から離間している。第1および第2の支持構造体45a、45bの境界49は水平面に対して垂直に延びる直線であり、これらの支持構造体45a、45bの浮体幅方向の長さは略同じである。
1つの横断面において、3つの支持構造体45a、45bには、それぞれ1つのスツール30が設けられる。これらの支持構造体45a、45bの上甲板12の近傍の構成は類似しており、各スツール設置部43は横桁40と縦桁41の交差した位置であり、縦桁41の両側には防撓材42が設けられる。一方、横桁40の構成は支持構造体45a、45bにおいて異なる。すなわち第1の支持構造体45aは、搭載される生産設備20の仕様等に応じて、横桁40のタンク側の外形線が実線Aまたは一点鎖線Bで示されるように種々の形状に定められるが、第2の支持構造体45bの基本的な形状は標準化され、横桁40等の外形は一定である。また第2の支持構造体45bにおいて、搭載される生産設備20によって変化する項目は第1の支持構造体45aよりも少なく、板厚のみが変更可能である。
このように第5の実施形態では、スツール支持構造体45を第1および第2の支持構造体45a、45bに分割したので、これらを組合せることにより、第4の実施形態よりも多種類のスツール支持構造体45を容易に構成することができる。
図14は第6の実施形態を示している。この実施形態では、スツール支持構造体45は本体構造体46に対して上方から組み付けられる。スツール支持構造体45としては、第4および第5の実施形態のいずれも採用することができる。上述したようにスツール支持構造体45は、搭載される生産設備20の重量、数、組合せ等に応じて設計され、本体構造体46とは別個に製造されるが、本体構造体46との境界48であるスツール支持構造体45の両端部の構成は共通である。例えば、図示されるように2つのスツール支持構造体451、452があった場合、これらの横桁40のタンク側の外形線形状は実線AまたはBで示されるように相互に異なるが、スツール支持構造体451、452の両端部の構成は共通であり、下方に向かって窄まるように傾斜しているので、本体構造体46に簡単に組み付けることができる。
10 浮体
11 タンク
12 上甲板
30 スツール
40 横方向強度部材(横桁)
41 縦方向強度部材(縦桁)
43 スツール設置部

Claims (11)

  1. タンクが形成された浮体の上甲板に生産設備を搭載することができる洋上浮体構造物であって、
    前記上甲板の下面に設けられ、前記浮体の幅方向に延びる横方向強度部材と、
    前記上甲板の下面に設けられ、前記浮体の長手方向に延びる縦方向強度部材とを備え、
    前記上甲板の上面であって、前記横方向強度部材と前記縦方向強度部材が交差する複数の点の少なくとも一部は、前記生産設備を支持するためのスツールを設置可能なスツール設置部であることを特徴とする洋上浮体構造物。
  2. 1つの生産設備を支持するための前記スツール設置部は、碁盤の目状に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の洋上浮体構造物。
  3. 1つの前記スツール設置部において、前記縦方向強度部材が複数本設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の洋上浮体構造物。
  4. 前記横方向強度部材が横桁または横隔壁を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の洋上浮体構造物。
  5. 前記縦方向強度部材が縦桁または縦通隔壁を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の洋上浮体構造物。
  6. 前記スツール設置部に設けられ、隣り合う2つのスツール同士を水平方向に接続する補強部材を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の洋上浮体構造物。
  7. 前記スツール設置部にスツール台が設けられ、前記スツールが前記スツール台の上面に取付け可能であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の洋上浮体構造物。
  8. 前記横桁または横隔壁が、前記スツール設置部を含むスツール支持構造体と、本体構造体とに分割されて製造されることを特徴とする請求項4に記載の洋上浮体構造物。
  9. 前記浮体の横断面において、前記スツール支持構造体の両端部が前記本体構造体に接続され、前記両端部が下方に向かって窄まるように傾斜していることを特徴とする請求項8に記載の洋上浮体構造物。
  10. 前記スツール支持構造体が、前記本体構造体に隣接する第1の支持構造体と、前記本体構造体から離間した第2の支持構造体とを備えることを特徴とする請求項9に記載の洋上浮体構造物。
  11. 前記スツール支持構造体が、前記本体構造体に対して上方から組み付けられることを特徴とする請求項9または10に記載の洋上浮体構造物。
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