JP2017059452A - 燃料電池、制御方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】常温よりも低い環境においても良好に発電を行うことができる燃料電池、制御方法及びプログラムを提供する。【解決手段】水素供給装置200は、圧縮して充填された水素を貯蔵する単一の圧縮ボンベ20aと水素吸蔵合金により水素を貯蔵する複数のMHボンベ20b,20b,・・,20bを有する。圧縮ボンベ20aは、第1水素一次遮断弁21aにより水素の供給が制御される。各MHボンベ20bは、第2水素一次遮断弁21bにより水素の供給が制御される。CPU90は、第1水素一次遮断弁21a及び第2水素一次遮断弁21bの動作を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、水素及び酸素を反応させて発電する発電部を備える燃料電池、制御方法及びプログラムに関する。
近年、燃料電池を、パーソナルコンピュータ、携帯電話機等のデジタル家電製品、電気自動車、鉄道、携帯電話の基地局、発電所等の種々の用途に使用することが検討されている。燃料電池は、外部から供給される水素及び酸素を化学反応させることにより発電する発電部としてのスタックと、該スタックに水素を供給する水素供給装置とを備える。
スタックにおいては、複数積層されたセルがパッケージ化されている。セルにおいては、負極、固体高分子膜、および正極が貼り合わされて一体化され、導電板で挟み込まれている。
水素供給装置には、安全性及び小型化の観点から、水素吸蔵合金により水素を貯蔵するMH(Metal Hydride )ボンベが使用される。水素吸蔵合金が水素を吸蔵する際に生じる反応は発熱反応である一方、水素吸蔵合金が水素を放出する際に生じる反応は吸熱反応である。したがって、MHボンベから水素を供給する場合は、MHボンベの温度を所定温度以上に加熱する必要が生じる。
従って、効率よく発電を行うために、常温で水素を供給可能な低温型MHボンベと、より高温で水素を供給可能な高温型MHボンベとを有する水素供給装置が使用される場合がある(例えば、特許文献1参照)。燃料電池は、起動開始の際、低温型MHボンベを用いて水素を供給しつつ、高温型MHボンベを加熱しておく。燃料電池は、高温型MHボンベが良好に水素を供給できる温度まで上昇した後、低温型MHボンベから高温型MHボンベによる水素の供給に切り替える。
特開2001−302201号公報
しかしながら、常温よりも低い環境、例えば氷点下の環境においては、低温型MHボンベから十分に水素を供給することができず、発電を良好に行うことができない虞がある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、常温よりも低い環境においても良好に発電を行うことができる燃料電池を提供することにある。
本発明に係る燃料電池は、水素及び酸素を反応させて発電する発電部と、圧縮して充填された水素を貯蔵し、前記発電部に水素を供給する第1水素貯蔵容器と、水素吸蔵合金により水素を貯蔵し、前記発電部に水素を供給する第2水素貯蔵容器と、前記第1水素貯蔵容器及び第2水素貯蔵容器からの水素の供給を制御する制御部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、第1水素貯蔵容器には、水素が圧縮して充填されているので、温度条件に関係なく、水素の供給が可能である。また、制御部は、第1水素貯蔵容器及び第2水
素貯蔵容器からの水素の供給を制御する。従って、制御部は、低温環境下、例えば外気温が氷点下である場合に、起動から第2水素貯蔵容器が良好に使用できる状態となるまで、第1水素貯蔵容器から水素を供給しておくことができる。また、第2水素貯蔵容器が良好に使用できる状態となった後は、第2水素貯蔵容器からの水素の供給に切り替えることができる。従って、常温よりも低い環境においても良好に発電を行うことができる。更に、発電を行っていない場合に、次の発電に向けて、第2水素貯蔵容器を保温しておくことが不要となるか、又は保温に必要な電力などのエネルギーを低減することができる。
本発明に係る制御方法は、水素及び酸素を反応させて発電する発電部への水素の供給において、圧縮して充填された水素を貯蔵する第1水素貯蔵容器からの供給と、水素吸蔵合金により水素を貯蔵する第2水素貯蔵容器からの供給とを制御する制御方法であって、前記第2水素貯蔵容器の温度又は圧力を取得し、取得した温度が所定温度以下である場合、又は取得した圧力が所定圧力以下である場合、前記第1水素貯蔵容器から前記発電部に水素を供給し、取得した温度が所定温度以下でない場合、又は取得した圧力が所定圧力以下でない場合、前記第2水素貯蔵容器から前記発電部に水素を供給することを特徴とする。
本発明によれば、低温環境下、例えば外気温が氷点下である場合に、起動から第2水素貯蔵容器が所定温度以上、又は所定圧力以上となるまで、即ち良好に水素を供給できる状態となるまで、第1水素貯蔵容器から水素を供給しておくことができる。ここで、第1水素貯蔵容器には、水素が圧縮して充填されているので、温度条件に関係なく、水素の供給が可能である。従って、常温よりも低い環境においても良好に発電を行うことができる。更に、発電を行っていない場合に、次の発電に対して、第2水素貯蔵容器を保温しておくことが不要となるか、又は保温に必要な電力などのエネルギーを低減することができる。
本発明に係るプログラムは、水素及び酸素を反応させて発電する発電部への水素の供給において、圧縮して充填された水素を貯蔵する第1水素貯蔵容器からの供給と、水素吸蔵合金により水素を貯蔵する第2水素貯蔵容器からの供給とを制御するコンピュータに、前記第2水素貯蔵容器の温度又は圧力を取得し、取得した温度が所定温度以下である場合、又は取得した圧力が所定圧力以下である場合、前記第1水素貯蔵容器から前記発電部に水素を供給し、取得した温度が所定温度以下でない場合、又は取得した圧力が所定圧力以下でない場合、前記第2水素貯蔵容器から前記発電部に水素を供給する処理を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、低温環境下、例えば外気温が氷点下である場合に、起動から第2水素貯蔵容器が所定温度以上、又は所定圧力以上となるまで、即ち良好に水素を供給できる状態となるまで、第1水素貯蔵容器から水素を供給しておくことができる。ここで、第1水素貯蔵容器には、水素が圧縮して充填されているので、温度条件に関係なく、水素の供給が可能である。従って、常温よりも低い環境においても良好に発電を行うことができる。更に、発電を行っていない場合に、次の発電に対して、第2水素貯蔵容器を保温しておくことが不要となるか、又は保温に必要な電力などのエネルギーを低減することができる。
本発明によれば、温度条件に関係なく水素の供給が可能である第1水素貯蔵容器を使用するので、常温よりも低い環境においても良好に発電を行うことができる。
実施の形態1に係る燃料電池の概略構成を示すブロック図である。 制御装置の構成を示すブロック図である。 水素供給プログラムに係るCPUの処理の手順を示すフローチャートである。 ボンベ加熱処理に係るCPUの処理の手順を示すフローチャートである。 水素補充プログラムに係るCPUの処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る燃料電池の概略構成を示すブロック図である。 水素供給プログラムに係るCPUの処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る燃料電池の概略構成を示すブロック図である。 実施の形態4に係る燃料電池の概略構成を示すブロック図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る燃料電池の概略構成を示すブロック図である。燃料電池は、発電装置100及び水素供給装置200を備える。
発電装置100は、スタック1と、水素流路2(水素供給路2a及び水素循環路2b)と、空気流路3と、冷却水流路4と、放熱水流路5と、ラジエータ51と、ファン52と、加熱水流路6と、第1熱交換器7と、第2熱交換器8と、制御装置9とを備える。
空気流路3には、エアポンプ30が設けられている。空気流路3は、エアポンプ30の作動により空気がスタック1を通流し、発電装置100の外部に排出されるように形成されている。空気流路3において、スタック1の空気流入側には第1空気遮断弁31が設けられており、スタック1の空気流出側には、第2空気遮断弁32が設けられている。第1空気遮断弁31及び第2空気遮断弁32の開放により、エアポンプ30からスタック1に空気が流入し、酸素が供給される。
水素供給装置200は、圧縮して充填された水素を貯蔵する単一の圧縮ボンベ20aと水素吸蔵合金により水素を貯蔵する複数のMHボンベ20b,20b,・・,20b(図では五本)を有する。水素供給路2aは、圧縮ボンベ20a及びMHボンベ20b,20b,・・,20bの水素を、水素循環路2bの一部を介してスタック1に供給するように形成されている。
圧縮ボンベ20aは、第1水素一次遮断弁21aにより、水素供給路2aへの水素の供給が制御される。圧縮ボンベ20aに充填された水素量は、所定の供給圧力及び所定の供給温度において水素流路2を満たす量である。所定の供給圧力及び所定の供給温度は、水素流路2を形成する配管中における値であり、燃料電池ごとに適宜設定される。また、各MHボンベ20bは、第2水素一次遮断弁21bにより水素供給路2aへの水素の供給が制御される。各MHボンベ20bには、ボンベ温度センサ202が取り付けられている。
水素供給装置200において、水素供給路2aには、圧縮ボンベ20a及びMHボンベ20b,20b,・・,20b側から一次圧力計28及びレギュレータ22が設けられている。第1水素一次遮断弁21aの開放により、圧縮ボンベ20aから発電装置100に水素が供給され、第2水素一次遮断弁21bの開放により、MHボンベ20bから発電装置100に水素が供給される。一次圧力計28により、水素供給装置200側の水素供給路2aにおける水素の圧力が測定され、レギュレータ22により供給する水素の圧力が所定の供給圧力に調整される。
発電装置100において、水素供給路2aには、水素供給装置200のレギュレータ22側から水素循環路2bに向けて、二次圧力計29、水素二次遮断弁23、逆止弁25が設けられている。水素二次遮断弁23の開放により、水素供給装置200から供給された
水素が水素供給路2aを介して水素循環路2bに流入し、二次圧力計29により、発電装置100に流入する水素の圧力が測定される。また、水素循環路2bには、スタック1から水素及び不純物を含むガスが流入するが、逆止弁25により、水素循環路2bから、水素供給路2aに前記ガスが逆流することが防止される。
水素循環路2bには、水素循環ポンプ26及び気液分離器27が設けられている。水素循環路2bは、水素循環ポンプ26が送出した水素が、スタック1を通流した後、気液分離器27を通流し、水素循環ポンプ26に戻るように形成されている。水素供給路2aを通流する水素は、水素循環路2bにおいて、水素循環ポンプ26からスタック1に水素が通流する部分に流入する。気液分離器27は、水素循環路2b内を流れる前記ガス及び水を滞留させ、内部に滞留したガス及び水を発電装置100の外部に排出する。
冷却水流路4には冷却水ポンプ40が設けられ、該冷却水ポンプ40の作動により熱媒体としての水である冷却水が循環する。冷却水流路4は、冷却水の循環によりスタック1を冷却する。冷却水流路4は、冷却水が、冷却水ポンプ40から送出された後、スタック1内の通流路、第1熱交換器7、第2熱交換器8を順に通流し、冷却水ポンプ40に戻るように形成されている。冷却水流路4には、第2熱交換器8の流入側に冷却水流入側温度センサ43が設けられ、流出側に冷却水流出側温度センサ44が設けられている。冷却水流入側温度センサ43及び冷却水流出側温度センサ44は冷却水の温度を測定する。
放熱水流路5には放熱水ポンプ50が設けられ、該放熱水ポンプ50の作動により熱媒体としての水である放熱水が循環する。放熱水流路5は、放熱水ポンプ50から送出された放熱水がラジエータ51を通流した後、第1熱交換器7を通流し、放熱水ポンプ40に戻るように形成されている。放熱水は、第1熱交換器7において冷却水と熱交換を行う。ラジエータ51は、循環する放熱水の放熱を行い、ファン52はラジエータ51による放熱を促進する。なお、放熱水流路5に代えて、不凍液が循環する流路を用いて同様に冷却水の放熱を行ってもよい。
加熱水流路6には、加熱水ポンプ60が設けられ、該加熱水ポンプ60の作動により熱媒体としての水である加熱水が循環する。加熱水流路6は、加熱水の循環によりMHボンベ20b,20b,・・,20bの加熱を行う。加熱水流路6は、加熱水ポンプ60から送出された加熱水が水素供給部200を通流した後、第2熱交換器8を通流し、加熱水ポンプ60に戻るように形成されている。また、加熱水流路6は、水素供給装置200内において、各MHボンベ20bに沿って複数の経路(図では五本)に分岐している。該経路には夫々、切換弁67が設けられている。各切換弁67の開閉により、加熱水が通流する経路が選択され、加熱されるMHボンベ20が選択される。加熱水流路6において、第2熱交換器8の流入側には加熱水流入側温度センサ61が設けられている。また、第2熱交換器8の加熱水流出側には、加熱水流出側温度センサ62が設けられている。加熱水流入側温度センサ61及び加熱水流出側温度センサ62は加熱水の温度を検出する。なお、加熱水流路6に代えて、不凍液が循環する流路を用いて同様にMHボンベ20b,20b,・・,20bの加熱を行ってもよい。
冷却水回路4及び加熱水流路6はMHボンベ20b,20b,・・,20bを加熱する加熱部をなす。なお、MHボンベ20b,20b,・・,20bは、スタック1において生じた熱が伝導された空気を、送風機によって各MHボンベ20bに送風することにより加熱してもよい。また、MHボンベ20b,20b,・・,20bにヒータを取り付けて加熱してもよい。更に加熱部を設けず、後述する圧縮ボンベ20aからのMHボンベ20bへの水素の供給のみによって、MHボンベ20b,20b,・・,20bを加熱するようにしてもよい。
発電装置100は更に制御装置9を有する。図2は、制御装置9の構成を示すブロック図である。制御装置9は、CPU(Central Processing Unit )90、ROM(Read-Only Memory)91、RAM(Random-Access Memory)92、計時部93を有する。ROM91は、燃料電池の運転に係る基本作動プログラム91a及び水素供給プログラム91bを記憶する。また、ROM91は、圧縮ボンベ20aへの水素の補充に係る水素補充プログラム91cを記憶する。更にROM91は、圧縮ボンベ20aの初期圧力を記憶している。CPU90は、ROM91から、基本作動プログラム91a、水素供給プログラム91b及び水素補充プログラム91cを読み出して実行し、RAM92は、CPU90による演算結果等を記憶する。
CPU90は、図示しない出力部を介して、第1水素一次遮断弁21a、第2水素一次遮断弁21b,21b,・・,21b、水素二次遮断弁23、水素循環ポンプ26、エアポンプ30、第1空気遮断弁31、第2空気遮断弁32に対して、作動命令を出力し、動作を制御する。また、制御装置9は、同様に冷却水ポンプ40、放熱水ポンプ50、ファン52、加熱水ポンプ60、各切換弁67の動作を制御する。
更に、制御装置9には、冷却水流入側温度センサ43、冷却水流出側温度センサ44、加熱水流入側温度センサ61及び加熱水流出側温度センサ62夫々が検出した温度Ta、Tb、Tc、Tdが入力される。また、制御装置9には、一次圧力計28及び二次圧力計29が検出した圧力Pa及びPbが入力される。CPU90には、制御装置9に入力された温度情報及び圧力情報が図示しない入力部を介して入力される。
上記の構成の燃料電池は、図示しない外部装置等からの発電の指示を受け付けた場合、CPU90が基本作動プログラム91a及び水素供給プログラム91bを読み出して以下の動作を実行することにより、発電を行う。
まず、CPU90は、基本作動プログラム91aを読み出す。CPU90は、基本作動プログラム91aに従って、CPU90は、第1空気遮断弁31、第2空気遮断弁32を開き、エアポンプ30を作動させる。これにより、空気流路3を介して、スタック1に酸素が供給される。また、CPU90は、水素二次遮断弁23を開く。これにより、後述するように発電装置100に流入した水素が、スタック1に供給される。
更に、CPU90は、基本作動プログラム91aに従って、水素循環ポンプ26を作動させる。これにより、スタック1において反応しなかった水素が水素循環路2bを循環し、再度スタック1に流入する。ここで、水素が水素循環路2bを循環している間、水素及び不純物を含むガスと、水とが気液分離器に滞留する。滞留したガス及び水は、例えば、CPU90が、気液分離器27に設けられた図示しない排出弁を作動させることにより、発電装置100の外部に定期的に排出される。
また、CPU90は、基本作動プログラム91aに従って、冷却水ポンプ40、放熱水ポンプ50及び加熱水ポンプ60を作動させる。これにより、冷却水は冷却水流路4を循環し、放熱水は放熱水流路5を循環し、加熱水は加熱水流路6を循環する。更に、CPU90は同様にファン52を作動させる。
その後、CPU90は水素供給プログラム91bを読み出し、以下の処理を実行する。該処理は、外部から発電の停止の指示を受け付けるまで繰り返し実行する。図3は、水素供給プログラム91bに係るCPU90の処理の手順を示すフローチャートである。
CPU90は、加熱水流入側温度センサ61が検出した温度Tcを取得する(S1)。温度Tcは、発電の開始時には、MHボンベ20b,20b,・・,20bの温度を示す。
CPU90は、温度Tcが第1閾値Tx以下であるか否かを判定する(S2)。CPU90は、温度Tcが第1閾値Tx以下であると判定した場合(S2:YES)、第1水素一次遮断弁21aを開き、圧縮ボンベ20aから水素の供給を開始する(S3)。
また、CPU90は、温度Tcが第1閾値Tx以下でないと判定した場合(S2:NO)、一の第2水素一次遮断弁21bを開き、対応するMHボンベ20bから水素の供給を開始する(S10)。圧縮ボンベ20a、MHボンベ20bから送出された水素は、レギュレータ22により圧力調整され、水素二次遮断弁23を通流して、スタック1に流入する。第1閾値Txは、MHボンベ20bが良好に水素の供給ができる温度の範囲内で適宜設定される。なお、CPU90は、温度Tcに代えて、ボンベ温度センサ202が検出した温度又はその他の温度を取得して、上記処理を行ってもよい。
CPU90は、圧縮ボンベ20aから水素の供給を開始した後、次に使用、即ちスタック1に水素を供給する一のMHボンベ20bを決定し、対応する一の切換弁67を開き、また、他の切換弁67,67,・・,67を閉じて、前記一のMHボンベ20bを加熱する(S4)。ここで、次に使用する一のMHボンベ20bの決定は任意の方法で決定すればよい。例えば、各MHボンベ20bの残圧などから決定すればよい。
その後、前記一のMHボンベ20bに係る第2水素一次遮断弁21bを開き、圧縮ボンベ20aから、次に使用する前記一のMHボンベ20bに水素の供給を開始する(S5)。ここで、水素吸蔵合金による水素の吸蔵は発熱反応であるので、上記動作により前記一のMHボンベ20bの水素吸蔵合金に水素を吸蔵させることで、前記一のMHボンベ20bが加熱され、良好に使用できる温度になるか、又は該温度に近づく。
その後、CPU90は再度温度Tcを取得する(S6)。CPU90は、Tcが第2閾値Ty以下であるか否かを判定する(S7)。ここで、第2閾値Tyは、MHボンベ20bが良好に水素の供給ができる温度の範囲内で適宜設定される。Tx及びTyの値の大小は特に限定されず、例えば、温度TyでMHボンベ20bがスタック1に良好な水素の供給が可能であれば、TyはTx以下の値であってもよい。CPU90は、Tcが第2閾値Ty以下であると判定した場合(S7:YES)処理をステップS6に戻す。また、CPU90は、Tcが第2閾値Ty以下でないと判定した場合(S7:NO)、一次圧力計28の値をROM91に記憶させ(S8)、第1水素一次遮断弁21aを閉じて、圧縮ボンベ20aからの水素の供給を停止する(S9)。
その後、CPU90は、第2水素二次遮断弁21bを開いたままにし、前記一のMHボンベ20bから、水素の供給を開始し(S10)、以下に詳述するボンベ加熱処理を行って(S11)、処理を終了する。
図4は、ボンベ加熱処理に係るCPU90の処理の手順を示すフローチャートである。CPU90は、前記一のMHボンベ20bの次に使用、即ち次にスタック1に水素の供給を行う他のMHボンベ20bに係るボンベ温度センサ202が検出した温度Tmを取得する(S12)。
CPU90は取得した温度Tmが第3閾値Tz以上であるか否かを判定する(S13)。CPU90は取得した温度Tmが第3閾値Tz以上であると判定した場合(S13:YES)、使用中である前記一のMHボンベ20bのみを加熱し(S14)、リターンする。また、CPU90は、取得した温度Tmが第3閾値Tz以上でないと判定した場合(S13:NO)、使用中である前記一のMHボンベ20及び次に使用する他のMHボンベ20を加熱し(S15)、リターンする。第3閾値Tzは、MHボンベ20bが良好に水素の供給ができる温度の範囲内で適宜設定される。
上述の如く、水素及び空気が供給されることにより、発電装置100においてスタック1は発電を行う。スタック1における発電により発生した熱は、スタック1を通流する冷却水流路4の冷却水に伝導される。熱を伝導された冷却水は、第1熱交換器7において、
熱交換器70により、放熱水流路5の放熱水に熱を伝導する。熱を伝導された放熱水は、ラジエータ51を通流することにより放熱し、ファン52により放熱が促進される。
第1熱交換部40を通過した冷却水は、更に第2熱交換器8において、熱交換器80により加熱水に熱を伝導する。熱を伝導された加熱水は、開かれた切換弁67に対応するMHボンベ20bを加熱する。以上のように、冷却水流路4及び加熱水流路6は、スタック1を通流した冷却水により間接的にMHボンベ20bを加熱する。
更に、CPU90は、MHボンベ20bから水素を供給している場合、水素補充プログラム91cに基づき、以下の処理を実行する。該処理は、MHボンベ20bからの水素の供給の開始から終了までの間、繰り返し実行する。また、発電の停止の指示から発電が停止するまでの間に同様の処理を繰り返し実行する。なお、発電の停止後に実行してもよい。図5は、水素補充プログラム91cに係るCPU90の処理の手順を示すフローチャートである。CPU90は、圧縮ボンベ20aの圧力の値と一次圧力計21のその時点の値Pbとを比較し、圧縮ボンベ20aよりも水素の圧力の高いMHボンベ20bが存在するかを判定する(S21)。
ここで、圧縮ボンベ20aの圧力の値は、水素供給プログラム91bにおいて、ROM91が記憶した一次圧力計の値、又はROM91が記憶していない場合は、初期圧力である。圧縮ボンベ20aの圧力の値が、一次圧力計21が検出した圧力の値Pbよりも高い場合、圧縮ボンベ20aよりも水素の圧力の高いMHボンベ20bは存在しないと判定する。一方で、一次圧力計21が検出した圧力の値が、圧縮ボンベ20aの圧力の値よりも高い場合は、スタック1に水素を供給しているMHボンベ20bの水素の圧力は、圧縮ボンベ20aの圧力よりも高いこととなる。従って、CPU90は、圧縮ボンベ20aよりも水素の圧力の高いMHボンベ20bが存在すると判定する。
CPU90は、圧縮ボンベ20aよりも水素の圧力の高いMHボンベ20bが存在すると判定した場合(S21:YES)、第1水素一次遮断弁21aを開き、使用中のMHボンベ20bから圧縮ボンベ20aに水素を供給する(S22)。また、計時部93に計時を開始させる(S23)。CPU90は、圧縮ボンベ20aよりも水素の圧力の高いMHボンベ20bが存在しないと判定した場合(S21:NO)、処理を終了する。
CPU90は、計時の開始後、所定時間が経過したか否かを判定する(S24)。CPU90は、所定時間が経過していないと判定した場合(S24:NO)、処理をステップS24に戻す。CPU90は、所定時間が経過したと判定した場合(S24:YES)、第1水素一次遮断弁21aを閉じ、圧縮ボンベ20aへの水素の供給を終了する(S25)。また、計時部93の計時を終了させ、計時をリセットした(S26)後、処理を終了する。
以上の構成によれば、圧縮ボンベ20aには、水素が圧縮して充填されているので、温度条件に関係なく、水素の供給が可能である。従って、CPU90は、低温環境下、例えば外気温が氷点下である場合に、起動からMHボンベ20b,20b,・・,20bが良好に使用できる状態となるまで、圧縮ボンベ20aから水素を供給しておくことができる。また、MHボンベ20b,20b,・・,20bの温度が上昇し、良好に使用できる状態となった後は、MHボンベ20b,20b,・・,20bからの水素の供給に切り替えることができる。従って、常温よりも低い環境においても良好に発電を行うことができる。更に、発電を行っていない場合に、次の発電に対して、MHボンベ20b,20b,・・,20bを保温しておくことが不要となるか、又は保温に必要な電力などのエネルギーを低減することができる。
MHボンベ20b,20b,・・,20bの温度が第1閾値Tx以下の場合は、圧縮ボ
ンベ20aから水素を供給するので、MHボンベ20b,20b,・・,20bから良好に水素を供給できない場合であっても、スタック1に水素を良好に供給できる。
また、冷却水流路4及び加熱水流路6により、スタック1を通流した冷却水の循環で発電において発生した熱を利用してMHボンベ20b,20b,・・,20bを効率良く加熱することができる。加熱により、MHボンベ20b,20b,・・,20bを良好に使用できる状態にすることができる。
圧縮ボンベ20aの方がMHボンベ20bよりも水素の圧力が低い場合に、MHボンベ20bから圧縮ボンベ20aに水素を供給するので効率よく水素を補充することができる。MHボンベ20bから圧縮ボンベ20aに水素を補充することにより、次の圧縮ボンベ20aの使用に備えることができる。
複数のMHボンベ20b,20b,・・,20bを有するので、発電をより長期間にわたって行うことができる。また、複数のMHボンベ20b,20b,・・,20bの内、次に使用する、即ち次にスタック1に供給を行うMHボンベ20bを加熱しておくことにより、水素の供給を効率よく行うことができる。
圧縮ボンベ20aに貯蔵された水素量を、水素流路2を満たす量とすることにより、第1水素貯蔵容器に貯蔵する水素量を最低限の量とすることができる。なお、圧縮ボンベ20aを繰り返し使用することにより、その量が減った場合であっても水素流路2を満たす量である限り、圧縮ボンベ20aを使用できる。また、少なくとも、圧縮ボンベ20a内の水素を一度も消費していない状態においては、最低限の水素量であっても燃料電池における発電の実行が担保される。なお、圧縮ボンベ20aに貯蔵された水素量は、最低限の量に限られず、これ以上の量としてもよい。また、水素供給装置200は、単一の圧縮ボンベ20aでなく、複数の圧縮ボンベを有していてもよい。
(実施の形態2)
図6は、実施の形態2に係る燃料電池の概略構成を示すブロック図である。実施の形態2に係る燃料電池の構成について、実施の形態1と同様な構成については、同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態2においては、一次圧力計28に代えて、圧縮ボンベ20aに第1一次圧力計28aが取り付けられ、各MHボンベ20bに第2一次圧力計28bが取り付けられている。また、制御装置9は、実施の形態1と同様の構成であるが、以下に詳述するように水素供給プログラム91bの内容が異なる。
CPU90は、水素供給プログラム91bを読み出して以下の処理を実行する。該処理は、外部から発電の停止の指示を受け付けるまで繰り返し実行する。図7は、水素供給プログラム91bに係るCPU90の処理の手順を示すフローチャートである。CPU90は、次に使用するMHボンベ20bに係る一の第2一次圧力計28bが検出した圧力Pmを取得する(S31)。
CPU90は、圧力Pmが第4閾値Px以下であるか否かを判定する(S32)。第4閾値Pxは、MHボンベ20bが良好に水素の供給ができる圧力の範囲内で適宜設定される。CPU90は、検出した圧力Pmが第4閾値Px以下であると判定した場合(S32:YES)、第1水素一次遮断弁21aを開き、圧縮ボンベ20aから水素の供給を開始する(S33)。また、CPU90は、圧力Pmが第4閾値Px以下でないと判定した場合(S32:NO)、第2水素一次遮断弁21bを開き、前記一の第2一次圧力計28bに係るMHボンベ20から水素の供給を開始する(S39)。
CPU90は、圧縮ボンベ20aから水素の供給を開始した後、次に使用する一のMHボンベ20bに係る切換弁67を開き、該一のMHボンベ20bを加熱する(S34)。その後、CPU90は、前記一のMHボンベ20bに係る第2水素一次遮断弁21bを開き、圧縮ボンベ20aから、前記一のMHボンベ20bに水素の供給を開始する(S35)。これにより、水素吸蔵合金による水素の吸蔵における発熱反応で前記一のMHボンベ20bが加熱され、良好に使用できる温度になるか、又は該温度に近づく。
CPU90は再度圧力Pmを取得する(S36)。CPU90は、Pmが第5閾値Py以下であるか否かを判定する(S37)。ここで、第5閾値Pyは、MHボンベ20bが良好に水素の供給ができる圧力の範囲内で適宜設定される。Px及びPyの値の大小は特に限定されず、例えば、圧力PyでMHボンベ20bがスタック1に良好な水素の供給が可能であれば、PyはPx以下の値であってもよい。CPU90は、Pmが第5閾値Py以下であると判定した場合(S37:YES)、処理をステップS37に戻す。また、CPU90は、Pmが第5閾値Py以下でないと判定した場合(S37:NO)、第1水素一次遮断弁21aを閉じ、圧縮ボンベ20aからの水素の供給を停止する(S38)。その後、CPU90は、第2水素一次遮断弁21bを開き、前記一のMHボンベ20bから、水素の供給を開始し(S39)、実施の形態1と同様にボンベ加熱処理を行い(S40)、処理を終了する。
また、実施の形態2において、実施の形態1と同様に水素補充プログラム91cを実行する。このとき、CPU90は、第1一次圧力計28a及び第2一次圧力計28b,28b,・・,28bから、圧縮ボンベ20a及びMHボンベ20b,20b,・・,20bの圧力を個々に取得できる。従って、CPU90は、取得した個々の圧力に基づいて、圧縮ボンベ20aよりも水素の圧力の高いMHボンベ20bが存在するかを判定する。
上記の構成によれば、実施の形態1と同様に常温よりも低い環境においても良好に発電を行うことができる。ここで、MHボンベ20b,20b,・・,20bが良好に使用できる状態であるか否かは圧力に基づいて判定する。更に、発電を行っていない場合に、次の発電に対して、MHボンベ20b,20b,・・,20bを保温しておくことが不要になるか、又は保温に必要な電力などのエネルギーを低減することができる。
MHボンベ20b,20b,・・,20bの圧力が第4閾値Px以下の場合は、圧縮ボンベ20aから水素を供給するので、MHボンベ20b,20b,・・,20bから良好に水素を供給できない場合であっても、スタック1に水素を良好に供給できる。
(実施の形態3)
図8は、実施の形態3に係る燃料電池の概略構成を示すブロック図である。実施の形態3に係る燃料電池の構成について、実施の形態1と同様な構成については、同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態3においては、冷却水流路4及び加熱水流路6が一体となっており、循環路4aが形成されている。循環路4aは、循環水ポンプ40aを有し、循環水ポンプ40aから送出された循環水が、スタック1を通流した後、第1熱交換器7を通流し、水素供給装置200を通流して循環水ポンプ40aに戻るように形成されている。ここで、循環路4aは、加熱水流路6と同様に、MHボンベ20b,20b,・・,20bに沿って分岐した部分及び切換弁67を有する。従って、循環水ポンプ40aから送出された循環水によりスタック1が冷却され、スタック1を通流した循環水が分岐した部分を通流することによりMHボンベ20b,20b,・・,20bが加熱される。即ち、循環路4aは、スタック1を通流した循環水により直接MHボンベ20bを加熱する。
以上の構成によれば、循環路4aにより、スタック1を通流した循環水で発電において発生した熱を利用してMHボンベ20b,20b,・・,20bを効率良く加熱することができる。また、加熱により、MHボンベ20b,20b,・・,20bを良好に使用できる状態にすることができる。
(実施の形態4)
図9は、実施の形態4に係る燃料電池の概略構成を示すブロック図である。実施の形態4に係る燃料電池の構成について、実施の形態1と同様な構成については、同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
加熱水流路6において、切換弁67は設けられていない。従って、加熱水の循環により、MHボンベ20b,20b,・・,20bは同時に加熱される。
上記の構成によっても、冷却水流路4及び加熱水流路6により、冷却水で発電において発生した熱を利用してMHボンベ20b,20b,・・,20bを効率良く加熱することができる。MHボンベ20b,20b,・・,20bを加熱して良好に使用できる状態にすることができる。
以上のように、本発明に係る燃料電池は、水素及び酸素を反応させて発電する発電部と、圧縮して充填された水素を貯蔵し、前記発電部に水素を供給する第1水素貯蔵容器と、水素吸蔵合金により水素を貯蔵し、前記発電部に水素を供給する第2水素貯蔵容器と、前記第1水素貯蔵容器及び第2水素貯蔵容器からの水素の供給を制御する制御部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、第1水素貯蔵容器には、水素が圧縮して充填されているので、温度条件に関係なく、水素の供給が可能である。また、制御部は、第1水素貯蔵容器及び第2水素貯蔵容器からの水素の供給を制御する。従って、制御部は、低温環境下、例えば外気温が氷点下である場合に、起動から第2水素貯蔵容器が良好に使用できる状態となるまで、第1水素貯蔵容器から水素を供給しておくことができる。また、第2水素貯蔵容器が良好に使用できる状態となった後は、第2水素貯蔵容器からの水素の供給に切り替えることができる。従って、常温よりも低い環境においても良好に発電を行うことができる。更に、発電を行っていない場合に、次の発電に対して、第2水素貯蔵容器を保温しておくことが不要となるか、又は保温に必要な電力などのエネルギーを低減することができる。
本発明に係る燃料電池は、前記制御部は、発電を開始する場合に、前記第2水素貯蔵容器の温度が所定温度以下であるとき、前記第1水素貯蔵容器から前記発電部に水素を供給することを特徴とする。
本発明によれば、所定温度を第2水素貯蔵容器が良好に水素の供給ができる温度の範囲内で適宜設定することにより、第2水素貯蔵容器から良好に水素を供給できない場合であっても、第1水素貯蔵容器により発電部により水素を供給することができる。
本発明に係る燃料電池は、前記制御部は、発電を開始する場合に、前記第2水素貯蔵容器の圧力が所定圧力以下であるとき、前記第1水素貯蔵容器から前記発電部に水素を供給することを特徴とする。
本発明によれば、所定圧力を第2水素貯蔵容器が良好に水素の供給ができる温度の範囲内で適宜設定することにより、第2水素貯蔵容器から良好に水素を供給できない場合であっても、第1水素貯蔵容器により発電部により水素を供給することができる。
本発明に係る燃料電池は、前記第2水素貯蔵容器を加熱する加熱部を備えることを特徴とする。
本発明によれば、加熱部による加熱により、第2水素貯蔵容器を良好に使用できる状態にすることができる。
本発明に係る燃料電池は、前記加熱部は、前記発電部を通流した熱媒体により直接又は間接的に前記第2水素貯蔵容器を加熱することを特徴とする。
本発明によれば、加熱部が発電において発生した熱を利用して第2水素貯蔵容器を効率良く加熱することができる。
本発明に係る燃料電池は、前記制御部は、前記第1水素貯蔵容器から前記発電部に水素を供給している場合に、前記第1水素貯蔵容器から前記第2水素貯蔵容器に水素を供給することを特徴とする。
本発明によれば、第2水素貯蔵容器へ水素を供給し、水素吸蔵合金の水素の吸蔵における発熱反応により、第2水素貯蔵容器を加熱することができる。
本発明に係る燃料電池は、前記制御部は、前記第2水素貯蔵容器から前記発電部に水素を供給している場合に、前記第2水素貯蔵容器から前記第1水素貯蔵容器に水素を供給することを特徴とする。
本発明によれば、第1水素貯蔵容器に水素を供給し、次の第1水素貯蔵容器の使用に備えることができる。
本発明に係る燃料電池は、前記制御部は、発電を停止している場合に、前記第2水素貯蔵容器から前記第1水素貯蔵容器に水素を供給することを特徴とする。
本発明によれば、第1水素貯蔵容器に水素を供給し、次の第1水素貯蔵容器の使用に備えることができる。
本発明に係る燃料電池は、前記制御部は、前記第1水素貯蔵容器の圧力が前記第2水素貯蔵容器の圧力よりも低い場合に、前記第2水素貯蔵容器から前記第1水素貯蔵容器に水素を供給することを特徴とする。
本発明によれば、第2水素貯蔵容器から効率よく第1水素貯蔵容器に水素を供給することができる。
本発明に係る燃料電池は、前記第2水素貯蔵容器は複数あることを特徴とする。
本発明によれば、発電をより長期間にわたって行うことができる。
本発明に係る燃料電池は、前記複数の第2水素貯蔵容器の内、次に供給を行う第2水素貯蔵容器を加熱しておくことを特徴とする。
本発明によれば、加熱により第2水素貯蔵容器を良好に使用できる状態にし、水素の供給を効率よく行うことができる。
本発明に係る燃料電池は、前記第1水素貯蔵容器から前記発電部に水素を供給する流路
を備え、前記第1水素貯蔵容器に貯蔵された水素量は、水素の供給に係る所定の供給圧力及び所定の供給温度において、前記流路を満たす水素量以上であることを特徴とする。
本発明によれば、第1水素貯蔵容器に貯蔵する水素を最低限の量とすることができる。
本発明に係る制御方法は、水素及び酸素を反応させて発電する発電部への水素の供給において、圧縮して充填された水素を貯蔵する第1水素貯蔵容器からの供給と、水素吸蔵合金により水素を貯蔵する第2水素貯蔵容器からの供給とを制御する制御方法であって、前記第2水素貯蔵容器の温度又は圧力を取得し、取得した温度が所定温度以下である場合、又は取得した圧力が所定圧力以下である場合、前記第1水素貯蔵容器から前記発電部に水素を供給し、取得した温度が所定温度以下でない場合、又は取得した圧力が所定圧力以下でない場合、前記第2水素貯蔵容器から前記発電部に水素を供給することを特徴とする。
本発明によれば、低温環境下、例えば外気温が氷点下である場合に、起動から第2水素貯蔵容器が所定温度以上、又は所定圧力以上となるまで、即ち良好に水素を供給できる状態となるまで、第1水素貯蔵容器から水素を供給しておくことができる。ここで、第1水素貯蔵容器には、水素が圧縮して充填されているので、温度条件に関係なく、水素の供給が可能である。従って、常温よりも低い環境においても良好に発電を行うことができる。更に、発電を行っていない場合に、次の発電に対して、第2水素貯蔵容器を保温しておくことが不要となるか、又は保温に必要な電力などのエネルギーを低減することができる。
本発明に係るプログラムは、水素及び酸素を反応させて発電する発電部への水素の供給において、圧縮して充填された水素を貯蔵する第1水素貯蔵容器からの供給と、水素吸蔵合金により水素を貯蔵する第2水素貯蔵容器からの供給とを制御するコンピュータに、前記第2水素貯蔵容器の温度又は圧力を取得し、取得した温度が所定温度以下である場合、又は取得した圧力が所定圧力以下である場合、前記第1水素貯蔵容器から前記発電部に水素を供給し、取得した温度が所定温度以下でない場合、又は取得した圧力が所定圧力以下でない場合、前記第2水素貯蔵容器から前記発電部に水素を供給する処理を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、低温環境下、例えば外気温が氷点下である場合に、起動から第2水素貯蔵容器が所定温度以上、又は所定圧力以上となるまで、即ち良好に水素を供給できる状態となるまで、第1水素貯蔵容器から水素を供給しておくことができる。ここで、第1水素貯蔵容器には、水素が圧縮して充填されているので、温度条件に関係なく、水素の供給が可能である。従って、常温よりも低い環境においても良好に発電を行うことができる。更に、発電を行っていない場合に、次の発電に対して、第2水素貯蔵容器を保温しておくことが不要となるか、又は保温に必要な電力などのエネルギーを低減することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。即ち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
1 スタック(発電部)
2 水素流路(流路)
4 冷却水流路(加熱部の一部)
4a 循環路(加熱部)
6 加熱水流路(加熱部の一部)
20a 圧縮ボンベ(第1水素貯蔵容器)
20b MHボンベ(第2水素貯蔵容器)
90 CPU(制御部)
91b 水素供給プログラム

Claims (14)

  1. 水素及び酸素を反応させて発電する発電部と、
    圧縮して充填された水素を貯蔵し、前記発電部に水素を供給する第1水素貯蔵容器と、
    水素吸蔵合金により水素を貯蔵し、前記発電部に水素を供給する第2水素貯蔵容器と、
    前記第1水素貯蔵容器及び第2水素貯蔵容器からの水素の供給を制御する制御部と
    を備えることを特徴とする燃料電池。
  2. 前記制御部は、
    発電を開始する場合に、前記第2水素貯蔵容器の温度が所定温度以下であるとき、
    前記第1水素貯蔵容器から前記発電部に水素を供給することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
  3. 前記制御部は、
    発電を開始する場合に、前記第2水素貯蔵容器の圧力が所定圧力以下であるとき、
    前記第1水素貯蔵容器から前記発電部に水素を供給することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
  4. 前記第2水素貯蔵容器を加熱する加熱部を備えることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一つに記載の燃料電池。
  5. 前記加熱部は、前記発電部を通流した熱媒体により直接又は間接的に前記第2水素貯蔵容器を加熱することを特徴とする請求項4に記載の燃料電池。
  6. 前記制御部は、
    前記第1水素貯蔵容器から前記発電部に水素を供給している場合に、
    前記第1水素貯蔵容器から前記第2水素貯蔵容器に水素を供給する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか一つに記載の燃料電池。
  7. 前記制御部は、
    前記第2水素貯蔵容器から前記発電部に水素を供給している場合に、
    前記第2水素貯蔵容器から前記第1水素貯蔵容器に水素を供給する
    ことを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか一つに記載の燃料電池。
  8. 前記制御部は、
    発電を停止している場合に、
    前記第2水素貯蔵容器から前記第1水素貯蔵容器に水素を供給する
    ことを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか一つに記載の燃料電池。
  9. 前記制御部は、
    前記第1水素貯蔵容器の圧力が前記第2水素貯蔵容器の圧力よりも低い場合に、
    前記第2水素貯蔵容器から前記第1水素貯蔵容器に水素を供給する
    ことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の燃料電池。
  10. 前記第2水素貯蔵容器は複数あることを特徴とする請求項1から請求項9までのいずれか一つに記載の燃料電池。
  11. 前記複数の第2水素貯蔵容器の内、次に供給を行う第2水素貯蔵容器を加熱しておくことを特徴とする請求項10に記載の燃料電池。
  12. 前記第1水素貯蔵容器から前記発電部に水素を供給する流路を備え、
    前記第1水素貯蔵容器に貯蔵された水素量は、水素の供給に係る所定の供給圧力及び所定の供給温度において、前記流路を満たす水素量以上であることを特徴とする請求項1から請求項11までのいずれか一つに記載の燃料電池。
  13. 水素及び酸素を反応させて発電する発電部への水素の供給において、圧縮して充填された水素を貯蔵する第1水素貯蔵容器からの供給と、水素吸蔵合金により水素を貯蔵する第2水素貯蔵容器からの供給とを制御する制御方法であって、
    前記第2水素貯蔵容器の温度又は圧力を取得し、
    取得した温度が所定温度以下である場合、又は取得した圧力が所定圧力以下である場合、前記第1水素貯蔵容器から前記発電部に水素を供給し、
    取得した温度が所定温度以下でない場合、又は取得した圧力が所定圧力以下でない場合、前記第2水素貯蔵容器から前記発電部に水素を供給する
    ことを特徴とする制御方法。
  14. 水素及び酸素を反応させて発電する発電部への水素の供給において、圧縮して充填された水素を貯蔵する第1水素貯蔵容器からの供給と、水素吸蔵合金により水素を貯蔵する第2水素貯蔵容器からの供給とを制御するコンピュータに、
    前記第2水素貯蔵容器の温度又は圧力を取得し、
    取得した温度が所定温度以下である場合、又は取得した圧力が所定圧力以下である場合、前記第1水素貯蔵容器から前記発電部に水素を供給し、
    取得した温度が所定温度以下でない場合、又は取得した圧力が所定圧力以下でない場合、前記第2水素貯蔵容器から前記発電部に水素を供給する
    処理を実行させることを特徴とするプログラム。
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