JP2017058462A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】媒体に対し高品質な画像を形成し得るようにする。
【解決手段】画像形成装置1の制御部5は、画像データの印刷処理を開始した後、用紙搬送速度Vfを取得し、目標速度比率Abfを用いてベルト搬送補正速度Vbtを算出する。その後制御部5は、ベルトモータ47の回転速度を制御してベルト搬送速度Vbをこのベルト搬送補正速度Vbtに補正する。これにより画像形成装置1は、印刷処理の実行中に、長尺紙である用紙Pの用紙搬送速度Vfを変化させる必要なく、2次転写部60の近傍においてベルト表面搬送速度Vb’を用紙搬送速度Vfに一致させることができる。この結果、画像形成装置1は、中間転写ベルト41から用紙Pに対して、トナー画像を搬送方向へ伸張若しくは圧縮させること無く、高い精度で転写でき、高品質な印刷を実現できる。
【選択図】図5

Description

本発明は画像形成装置に関し、例えば電子写真式のプリンタに適用して好適なものである。
従来、画像形成装置として、例えば露光装置によりトナー画像を生成し、走行する中間転写ベルトにトナー像を担持させると共に、ローラ等でなる搬送部により媒体としての用紙を搬送し、中間転写ベルトから用紙にトナー画像を転写させ、この用紙に熱や圧力を加えて定着させることにより、画像を印刷するものがある。
画像形成装置は、用紙に画像を印刷する場合、用紙の位置と中間転写ベルトに担持されたトナー画像の位置とを互いに合わせ、且つ用紙と中間ベルトとの走行速度を合わせて、トナー画像を用紙に転写させる必要がある。
そこで画像形成装置のなかには、中間転写ベルトの走行速度及びトナー画像の位置を検出する画像センサと、用紙の走行速度及び位置を検出する用紙センサとを有し、各センサによる検出結果を基に、用紙の搬送速度を調整してトナー画像に位置を合わせるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−277038号公報(第6図、第7図)
しかしながら、従来の画像形成装置では、搬送部の制約等により、用紙の走行速度の調整が困難である場合がある。このとき画像形成装置では、用紙と中間ベルトとの走行速度の調整、及び用紙に対するトナー画像の位置合わせにおいて精度が悪化してしまい、形成される画像の品質を低下させる恐れがある、という問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、媒体に対し高品質な画像を形成し得る画像形成装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の画像形成装置においては、画像形成部で形成された現像剤像を担持して搬送する中間転写ベルトと、中間転写ベルトを所定方向へ搬送する駆動部と、中間転写ベルトに担持された現像剤像を所定の媒体に転写する転写部と、中間転写ベルトの搬送される速度であるベルト搬送速度を検出する第1の検出部と、駆動部を制御する制御部と、転写部へ媒体を搬送する搬送部と、搬送部により搬送される媒体の速度である媒体搬送速度を検出する第2の検出部とを設け、制御部は、ベルト搬送速度及び媒体搬送速度に基づき、駆動部の駆動を制御するようにした。
本発明は、現像剤像を担持する中間転写ベルトの搬送速度を媒体の搬送速度に合わせることができるので、転写部において、現像剤像の搬送方向への伸張や収縮を発生させること無く、品質を保持したまま高精度に転写することができる。
本発明によれば、媒体に対し高品質な画像を形成し得る画像形成装置を実現できる。
第1の実施の形態による画像形成装置の構成を示す略線図である。 1次転写部の構成を示す略線図である。 第1の実施の形態による画像形成装置のブロック構成を示すブロック図である。 書出位置合わせ処理の説明に供する略線図である。 中間転写ベルト及び用紙の搬送速度を示す略線図である。 第1の実施の形態による画像形成処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態による画像形成装置の構成を示す略線図である。 第2の実施の形態による画像形成装置のブロック構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態による画像形成処理手順を示すフローチャートである。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1−1.画像形成装置の構成]
図1に示すように、第1の実施の形態による画像形成装置1は、電子写真式のプリンタとして構成されており、例えば長尺の用紙Pに対し、所望のカラー画像を印刷するようになっている。画像形成装置1は、大きく分けて、後側に配置された本体部2及び前側に配置されたロールフィーダユニット3により構成されている。また本体部2の内部には、全体を統括制御する制御部5が設けられている。
説明の都合上、以下では、ロールフィーダユニット3側を前側、本体部2側を後側とし、図1における紙面の手前側を左側、奥側を右側とし、さらに上側及び下側を定義した上で、説明する。
媒体としての用紙Pは、左右方向に沿った芯材(図示せず)の周側面を周回するように巻き付けられてロール状となっており(以下この部分をロール部PRと呼ぶ)、印刷時にその最外周から一端が引き剥がされる。ロールフィーダユニット3は、比較的小さな直方体状に形成された筐体10を中心に構成されている。筐体10は、その前上側に設けられたロールホルダ11により、用紙Pのロール部PRを回転可能に保持している。
筐体10におけるロールホルダ11の後下側には、ロール搬送ガイドローラ12が設けられている。用紙Pは、ロール部PRの最外周から一端が引き剥がされると、矢印E1に沿って後下方へ引き出されてロール搬送ガイドローラ12の下側を通り、進行方向を後上方向へ折り曲げて矢印E2の方向に切り替え、本体部2内へ取り込まれる。
ここで用紙Pが本体部2側へ進行する場合、ロール部PRは矢印R2方向へ回転する。一方、ロールフィーダユニット3は、バックテンションモータ13の駆動力を、トルクリミッタ14を介してロールホルダ11に加えることにより、ロール部PRに対し矢印R1方向へ力を加える。
本体部2は、直方体状に形成された筐体20の内部における上寄りに、4個の1次転写部21Y、21M、21C及び21Kが前後方向に沿って整列するように配置されている。1次転写部21Y、21M、21C及び21Kは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各色にそれぞれ対応している。
1次転写部21Y、21M、21C及び21K(以下これらをまとめて1次転写部21とも呼ぶ)は、色のみが相違しており、何れも同様に構成されている。この1次転写部21は、図2に示すように、画像形成部としての画像形成ユニット22を中心とし、トナーカートリッジ23、トナーダクト24、及び1次転写ローラ25により構成されている。
トナーカートリッジ23は、現像剤としてのトナーを収容しており、画像形成ユニット22の上側に配置され、当該画像形成ユニット22に対しトナーダクト24を介して取り付けられている。トナーカートリッジ23は、トナーダクト24を介してトナーを画像形成ユニット22のトナー収容部31へ供給する。
画像形成ユニット22には、トナー収容部31の他、供給ローラ32、現像ローラ33、現像ブレード34、感光体ドラム35、帯電ローラ36、LED(Light Emitting Diode)ヘッド37及び感光体ドラムクリーニングブレード38が組み込まれている。また画像形成ユニット22は、画像形成モータ27(図1)から駆動力が供給されることにより、供給ローラ32、現像ローラ33及び帯電ローラ36を矢印R1方向へ回転させると共に、感光体ドラム35を矢印R2方向へ回転させる。
供給ローラ32は、所定のバイアス電圧が印加されており、トナー収容部31内のトナーを周側面に付着させ、回転することによりこのトナーを現像ローラ33の周側面に付着させる。現像ローラ33は、やはり所定のバイアス電圧が印加されており、現像ブレード34によって周側面から余分なトナーが除去された後、この周側面を感光体ドラム35の周側面に当接させる。
一方、帯電ローラ36は、所定のバイアス電圧が印加された状態で感光体ドラム35と当接することにより、当該感光体ドラム35の周側面を一様に帯電させる。LEDヘッド37は、複数のLEDチップが左右方向に沿って直線状に配置されており、制御部5(図1)から供給される画像データに基づいた発光パターンで、所定の時間間隔毎に発光する。これにより感光体ドラム35は、その上端近傍において周側面に静電潜像が形成される。
続いて感光体ドラム35は、矢印R2方向へ回転することにより、この静電潜像を形成した箇所を現像ローラ33と当接させる。これにより感光体ドラム35の周側面には、静電潜像に基づいてトナーが付着し、画像データに基づいたトナー画像が現像される。
1次転写ローラ25は、感光体ドラム35の下側に配置されており、その周側面における上端近傍を当該感光体ドラム35の下端近傍と当接させている。また1次転写ローラ25は、感光体ドラム35との間に中間転写ベルト41(詳しくは後述する)を挟むと共に、所定のバイアス電圧が印加され、さらに画像形成モータ27(図1)から駆動力が供給されて矢印R1方向へ回転する。このため1次転写ローラ25は、感光体ドラム35の周側面に現像されたトナー画像を中間転写ベルト41に転写することができる。これにより中間転写ベルト41は、トナー画像を担持する。このとき感光体ドラム35の周側面に残されたトナーは、感光体ドラムクリーニングブレード38により掻き落とされる。
筐体20(図1)の内部おける1次転写部21(21Y、21M、21C及び21K)の下側には、中間転写部40が配置されている。中間転写部40は、中間転写ベルト41と、当該中間転写ベルト41を走行させるための中間転写ベルト走行部42とにより構成されている。
中間転写ベルト41は、可撓性を有する材料により構成されており、無端ベルトとなっている。中間転写ベルト走行部42は、前側の転写ベルト駆動ローラ43、後側の転写ベルト従動ローラ44及び45、並びに下側の転写ベルト従動ローラ46といった複数のローラにより構成されている。中間転写ベルト41は、中間転写ベルト走行部42の各ローラ(すなわち転写ベルト駆動ローラ43並びに転写ベルト従動ローラ44、45及び46)と、後述する2次転写部60のバックアップローラ62との周囲を囲むように張架されている。
中間転写ベルト走行部42の各ローラ及びバックアップローラ62は、駆動部としてのベルトモータ47からギアやベルト等(図示せず)を介して駆動力が伝達されており、この駆動力によりそれぞれ回転して、中間転写ベルト41を矢印B1方向へ走行させる。
因みにベルトモータ47は、DC(Direct Current)ブラシレスモータであり、制御部5から供給されるパルス信号に含まれるパルスの周期によって回転速度が制御される。このためベルトモータ47は、所定の速度に定速制御されている状態であれば、1パルスあたりの走行距離が一意に定まる。制御部5は、ベルトモータ47に供給するパルス信号におけるパルスの周期を制御すると共に、当該ベルトモータ47に供給したパルスの数をカウントしている。このため制御部5は、ベルトモータ47を定速制御している状態において、カウントしたパルスの数に所定の係数を乗算することにより、中間転写ベルト41の走行距離、すなわちトナー画像の搬送距離を算出することができる。
また中間転写部40には、転写ベルト駆動ローラ43及び転写ベルト従動ローラ46の間において、中間転写ベルト41の下側に画像搬送速度センサ48が設けられている。第1の検出部としての画像搬送速度センサ48は、イメージセンサ(撮像素子)が組み込まれており、このイメージセンサによって中間転写ベルト41に転写されたトナー画像を所定の時間間隔ごとに撮像する。続いて画像搬送速度センサ48は、順次得られる画像に対し所定の速度検出処理を施すことにより、トナー画像の移動速度、すなわち中間転写ベルト41の搬送速度を検出し、これを制御部5へ供給する。
さらに、筐体20の内部おける中間転写部40の下側には、当該筐体20における上下方向のほぼ中央となる箇所に、前側から後側へ向かって、中央搬送部50、2次転写部60、定着部70及び排出ローラ対80が順次配置されている。
搬送部としての中央搬送部50には、3組の搬送ローラ対51A、51B及び51Cが、前後方向に互いに間隔を空けるように配置されている。各搬送ローラ対51A、51B及び51C(以下これらをまとめて搬送ローラ対51と呼ぶ)は、2個のローラの組合せにより構成されており、この2個のローラが用紙Pの搬送路を上下から挟むように配置されている。また搬送ローラ対51の各ローラのうち少なくとも一方は、搬送モータ53からギアやベルト等(図示せず)を介して駆動力が伝達されており、この駆動力により回転して、用紙Pを搬送路に沿って後方向へ搬送する。
因みに搬送モータ53は、パルスモータ(すなわちステッピングモータ)であり、制御部5から供給されるパルス信号により緻密に駆動制御される。このため搬送モータ53は、その回転速度に拘わらず、1パルスあたりの走行距離が一意に定まる。制御部5は、ベルトモータ47の場合と同様、搬送モータ53に供給するパルス信号におけるパルスの周期を制御すると共に、当該搬送モータ53に供給したパルスの数をカウントしている。このため制御部5は、カウントしたパルスの数に所定の係数を乗じることにより、搬送ローラ対51による用紙Pの搬送距離を算出することができる。
また中央搬送部50には、それぞれ用紙Pの有無を検出する入口センサ54、噛込センサ55及び書出センサ56といった3個のセンサが設けられている。入口センサ54は、最も前側に配置された搬送ローラ対51Aの前側に配置されており、用紙Pの先端を検知する。噛込センサ55は、搬送ローラ対51Aの後側に配置されており、用紙Pが当該搬送ローラ対51Aに噛み込まれたか否かを検知する。書出センサ56は、最も後側に位置する搬送ローラ対51Cの後側に配置されており、中間転写ベルト41に担持されたトナー画像の位置と用紙Pの位置とを一致させる目的で使用される。各センサの出力信号は、用紙Pを検出していない時にはオフとなり、用紙Pを検出している時にはオンとなる。
さらに中央搬送部50における最も後側の搬送ローラ対51Cよりも後側であって、2次転写部60よりも僅かに前側には、用紙Pの搬送路の下側に、用紙搬送速度センサ58が設けられている。第2の検出部としての用紙搬送速度センサ58は、画像搬送速度センサ48と同様にイメージセンサが組み込まれており、用紙Pの下面を撮像して得られる画像を基に当該用紙Pの搬送速度を検出し、これを制御部5へ供給する。
転写部としての2次転写部60は、何れも中心軸を左右方向に向けた円筒状に形成された2次転写ローラ61及びバックアップローラ62により構成されている。2次転写ローラ61は、中間転写ベルト41及び用紙Pの下側に位置しており、所定のバイアス電圧が印加される。バックアップローラ62は、2次転写ローラ61のほぼ真上に位置しており、当該2次転写ローラ61との間に、トナー画像を担持した中間転写ベルト41及び用紙Pを挟み込む。因みにバックアップローラ62は、例えば樹脂材料により構成されている。
2次転写部60は、中間転写ベルト41及び用紙Pを間に挟み込んだ状態で2次転写ローラ61及びバックアップローラ62をそれぞれ矢印R1方向及び矢印R2方向へ回転させることにより、中間転写ベルト41からトナー画像を用紙Pに転写する。このとき中間転写ベルト41は、バックアップローラ62の周側面に沿って湾曲されており、用紙Pに対し離隔した位置から近接していき、当該用紙Pに当接した後、再び離隔することになる。説明の都合上、以下では、中間転写ベルト41及び用紙Pが互いに当接してトナー画像が転写される位置を2次転写位置Qと呼ぶ。
また2次転写部60の後上側には、中間転写ベルトクリーニングブレード66が設けられている。この中間転写ベルトクリーニングブレード66の下方には、廃トナーボックス67が配置されている。中間転写ベルトクリーニングブレード66は、中間転写ベルト41と当接しており、2次転写部60において中間転写ベルト41から用紙Pへ転写されずに付着したままとなっている(すなわち残っている)トナーを掻き落とし、廃トナーボックス67に収容させる。これにより中間転写ベルト41は、トナーが付着していない状態、すなわち1次転写部21において新たなトナー画像を転写し得る状態となる。
定着部70は、用紙Pを上下から挟むように、加熱ローラ71及び加圧ローラ72を配置している。加熱ローラ71は、中心軸を左右方向に向けた円筒状に形成されており、内部にヒータが設けられている。加圧ローラ72は、加熱ローラ71と同様の円筒状に形成され、内部にヒータが設けられており、上側の表面を加熱ローラ71における下側の表面に所定の押圧力で押し付けている。また加熱ローラ71及び加圧ローラ72は、定着排出モータ73からギアやベルト等(図示せず)を介して駆動力が伝達されることにより、それぞれ矢印R1方向及び矢印R2方向へ回転する。因みに定着部70は、温度を検出する温度検出部(図示せず)が設けられており、加熱ローラ71及び加圧ローラ72の温度を検出して制御部5へ通知する。
この定着部70は、制御部5の制御に基づき、加熱ローラ71を加熱すると共に当該加熱ローラ71及び加圧ローラ72をそれぞれ所定方向へ回転させることにより、用紙Pに熱及び圧力を加えてトナー画像を定着させ、後方の排出ローラ対80に引き渡す。これにより用紙Pには、画像データに基づいた画像が形成される。
排出ローラ対80は、中央搬送部50の搬送ローラ対51と同様、2個のローラにより用紙Pを上下から挟むように配置されている。また排出ローラ対80の各ローラには、定着排出モータ73からギアやベルト等(図示せず)を介して駆動力が伝達される。これにより排出ローラ対80は、用紙Pを本体部2の後方へ排出することができる。因みに本体部2から後方へ排出された用紙Pは、本体部2の後側に設置された用紙巻取部(図示せず)により巻き取られる。
図3に示すように、制御部5は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、図示しないROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリ等から所定のプログラムを読み出して実行することにより、印刷に関する種々の処理を行う。また制御部5は、内部にRAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部5Mを有しており、この記憶部5Mに種々の情報を記憶させる。
また制御部5には、表示部6や高圧電源8等も接続されている。表示部6は、例えば液晶パネルでなり、ユーザに通知すべき種々の情報を表示する。高圧電源8は、画像形成ユニット22(図2)の供給ローラ32、現像ローラ33及び帯電ローラ36、1次転写ローラ25、並びに2次転写部60(図1)の2次転写ローラ61及びバックアップローラ62に対し、それぞれ所定タイミングで所定のバイアス電圧を印加する。
このように画像形成装置1は、中間転写ベルト走行部42により走行される中間転写ベルト41に対し1次転写部21によりトナー画像を転写すると共に、中央搬送部50により用紙Pを搬送し、2次転写部60によりトナー像を中間転写ベルト41から用紙Pに転写させ、さらに定着部70により定着させることで、用紙Pに対する印刷を行う。
[1−2.画像形成処理]
画像形成装置1(図1)は、最初に印刷処理を開始する場合、ユーザの手作業により、ロールホルダ11に保持されている用紙Pのロール部PRから先端部分が引き出され、ロール搬送ガイドローラ12の下側を通された上で、中央搬送部50の前側から本体部2内へ挿入される。
このとき制御部5は、入口センサ54において用紙Pの先端を検出すると、搬送モータ53を駆動して搬送ローラ対51を回転させることにより用紙Pを後方へ搬送し、噛込センサ55により当該用紙Pの先端を検出した段階で、すなわち搬送ローラ対51Aにより用紙Pの先端近傍を挟持した段階で、搬送を停止する。
またロールフィーダユニット3は、トルクリミッタ14を介してバックテンションモータ13の駆動力をロールホルダ11に加えることにより、用紙Pにある程度の張力を作用させる。これによりロールフィーダユニット3は、用紙Pに対し、本体部2への進行を妨げること無く、且つ適切な張力を発生させて、しわ等の発生を防ぐことができる。
制御部5(図1、図3)は、図示しない通信処理部を介して、パーソナルコンピュータのような上位装置(図示せず)と無線又は有線により接続されている。この制御部5は、上位装置から印刷対象の画像を表す画像データが与えられると共に当該画像データの印刷が指示されると、用紙Pの表面に画像を形成する印刷処理を開始する。因みに制御部5は、上述した噛込センサ55により用紙Pの存在を検出していることを、印刷動作の開始条件としている。
まず制御部5は、定着部70の加熱ローラ71及び加圧ローラ72を加熱すると共に、温度検出部(図示せず)から通知される温度に応じてその加熱を制御することにより、所定の温度に合わせる。また制御部5は、中間転写部40のベルトモータ47から中間転写ベルト走行部42へ駆動力を供給することにより、中間転写ベルト41を走行させる。
次に制御部5は、上位装置から取得した画像データに対して所定の画像処理等を施した上で、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各色の画像データに分解し、これらを各色の画像形成ユニット22(図2)におけるLEDヘッド37へ供給する。これに応じて各画像形成ユニット22は、画像形成モータ27(図1)からの駆動力により供給ローラ32や感光体ドラム35等を回転させ、供給された画像データに基づいた発光パターンでLEDヘッド37を発光させ、感光体ドラム35にトナー画像を形成して、これを中間転写ベルト41に順次転写していく。これにより中間転写ベルト41には、4色分のトナーが順次重ねられてなるトナー画像を担持した状態となる。
制御部5は、画像形成ユニット22においてLEDヘッド37の発光を開始した時点から所定時間の経過後に、搬送モータ53から搬送ローラ対51へ駆動力を供給して用紙Pの搬送を開始し、2次転写部60へ進行させる。ここで制御部5は、書出位置合わせ処理と呼ばれる処理を行う。
具体的に制御部5は、まず書出センサ56により用紙Pの先端を検出したときに、ベルトモータ47の駆動量から得られる中間転写ベルト41の走行距離等を用いて、用紙Pと中間転写ベルト41上のトナー画像との位置関係を認識し、両者の位置の相違量を検出する。この位置の相違量は、トナー画像に対し用紙Pが先行している距離を表している。続いて制御部5は、後述する演算処理により時間を算出した上で、搬送モータ53を制御して用紙Pの搬送速度を一時的に減速させた後に再度加速させることにより、2次転写部60において用紙P及びトナー画像の位置を合わせる。
制御部5は、2次転写部60により2次転写位置Qにおいて中間転写ベルト41からトナー画像を用紙Pへ転写させた後、定着部70において用紙Pを加熱及び加圧することによりトナー画像を定着させ、排出ローラ対80により本体部2の後方へ排出される。
[1−3.書出位置合わせ処理]
次に、上述した印刷動作(すなわち画像形成処理)内で制御部5が行う書出位置合わせ処理について、図1の一部を抽出した図4(A)を参照しながら説明する。制御部5は、まずトナー画像に対し、用紙Pをある程度先行するように搬送させる。このときトナー画像に対し用紙Pが先行する距離を調整距離とも呼ぶ。因みにこの調整距離は、短すぎると位置の調整範囲が狭まり、また長すぎると調整精度の低下等に繋がる恐れがあるため、概ね15〜35[mm]程度が好ましい。
制御部5は、中央搬送部50の搬送モータ53を通常の回転速度で回転させることにより、各搬送ローラ対51によって用紙Pを通常の搬送速度である用紙搬送速度Vfで搬送させる。その後、制御部5は、書出センサ56において用紙Pの先端を検出した時点(以下これを書出時点と呼ぶ)で搬送モータ53の回転速度を制御し、図4(B)に示すように、当該用紙Pの搬送速度を用紙搬送速度Vfよりも低い用紙調整速度Vsに減速させる。因みに図4(B)は、用紙Pの搬送速度を表す波形であり、横軸が当該用紙Pの先端の位置を図4(A)と対応するように表しており、縦軸が搬送速度の大きさを表している。
また制御部5は、搬送モータ53に供給するパルス信号におけるパルス数をカウントしている。このパルス数は、用紙Pの搬送距離に相当するものであり、後述する比率を乗算することにより、当該用紙Pの搬送距離[mm]に換算することもできる。さらに制御部5は、後述する算出手法に従い、書出時点を基準とした、用紙Pの搬送速度を再度加速させ始める時点までのパルス数である再加速パルス値Xpを算出する。
その上で制御部5は、書出時点以降の、搬送モータ53に供給するパルス信号におけるパルス数がこの再加速パルス値Xpになった時点で、用紙Pの搬送速度を加速させて用紙調整速度Vsから用紙搬送速度Vfに戻す。これにより制御部5は、中間転写ベルト41上のトナー画像及び用紙Pの位置を互いに揃えることができる。
次に、再加速パルス値Xpについて説明する。ここでは、説明の都合上、予め種々の値を定義する。最も上流側に位置する1次転写部21Yにおいて、LEDヘッド37により感光体ドラム35が露光される箇所を、最上流露光位置Eと呼ぶ。
画像搬送距離Limgは、最上流露光位置Eから2次転写位置Qまでのトナー画像の搬送距離[mm]である。画像搬送位置Dimgは、書出時点における最上流露光位置Eからのトナー画像の搬送距離[mm]である。因みに画像搬送位置Dimgは、最上流露光位置Eから書出センサ56において用紙Pの先端を検出するまで(すなわち書き込み時点になるまで)のベルトモータ47(図1)に供給するパルス信号におけるパルス数に、1パルスあたりのベルト走行距離[mm/パルス]を表す係数を乗じることにより、得ることができる。
距離Dsnsは、書出センサ56から2次転写位置Qまでの距離[mm]である。距離Ddecは、搬送モータ53の減速開始から減速完了までの間に用紙Pが搬送される距離[mm]である。距離Daccは、搬送モータ53の加速開始から加速完了までの間に用紙Pが搬送される距離[mm]である。距離Dmgnは、加速を完了した時点における用紙Pの先端と2次転写位置Qとの距離である。
時間Tdecは、搬送モータ53を減速する時間[s]である。時間Taccは、搬送モータ53を加速する時間[s]である。距離パルス率Pfは、搬送モータ53(図1)に供給するパルス信号における1パルスあたりの、搬送ローラ対51による用紙Pの搬送距離[mm/パルス]である。
用紙搬送速度Vfは、通常時における搬送ローラ対51による用紙Pの搬送速度[mm/s]である。用紙調整速度Vsは、減速時における搬送ローラ対51による用紙Pの搬送速度[mm/s]である。ベルト搬送速度Vbは、中間転写ベルト41の搬送速度[mm/s]である。再加速距離Xは、書出センサ56の位置から、搬送速度を再度加速させ始める時点における用紙Pの位置までの距離[mm]である。この再加速距離Xは、パルス数である再加速パルス値Xpを距離に換算した値でもある。
距離Ddstは、互いに隣接する画像形成ユニット22同士における、LEDヘッド37により感光体ドラム35がそれぞれ露光される箇所同士の距離[mm]である。LEDヘッド発光間隔Tdstは、互いに隣接する画像形成ユニット22同士における、同一の画像データを形成する際に上流側のLEDヘッド37を発光させてから下流側のLEDヘッド37を発光させるまでの時間[s]である。感光体ドラム速度Vdは、感光体ドラム35における周側面(表面)の速度であり、ベルト搬送速度Vbよりも僅かに遅く設定されることにより、中間転写ベルト41に対するトナー画像の転写精度を高めるようになっている。
このように定義した値を用いると、書出時点からトナー画像が2次転写位置Qに到達するまでの時間T1は、次の(1)式のように表すことができる。
Figure 2017058462
また、書出時点から用紙Pが2次転写位置Qに到達するまでの時間T2は、次の(2)式のように表すことができる。
Figure 2017058462
ここで時間T1は時間T2と等しいため、(1)=(2)と置いて整理すると、パラメータC1及びC2を用いることにより、再加速距離Xを次の(3)式のように表すことができる。このパラメータC1及びC2は、それぞれ(4)式及び(5)式のようになる。
Figure 2017058462
Figure 2017058462
Figure 2017058462
また、上述した再加速距離X、再加速パルス値Xp及び距離パルス率Pfの間には、次の(6)式の関係が成り立つ。
Figure 2017058462
制御部5は、(3)式、(4)式及び(5)式から得られる再加速距離Xを(6)式に代入することにより、再加速パルス値Xpを得ることができる。
ところで上述した(1)〜(5)式では、ベルト搬送速度Vbと用紙搬送速度Vfとを異なる値として取り扱っている。これは、中間転写ベルト41の厚さ及び湾曲を考慮したためである。
ここで、図4(A)の一部を拡大した図5において、中間転写ベルト41は、十分な厚さ41Tを有している。そこで、この厚さ方向の中心を表す仮想的な中心線41Cを想定する。中間転写ベルト41は、直線状に進行する部分、例えば転写ベルト駆動ローラ43(図4(A))及び転写ベルト従動ローラ46の間に張架された部分において、その下側表面41U及び中心線41Cの何れもがベルト搬送速度Vbで進行する。
その一方で中間転写ベルト41は、2次転写位置Qの近傍において、バックアップローラ62の外周面に沿って湾曲するように進行する。すなわち中間転写ベルト41は、バックアップローラ62の回転中心である中心点62Xからの距離が、中心線41C及び下側表面41Uで互いに相違する。
このため中間転写ベルト41は、バックアップローラ62の外周面に沿って湾曲しながら進行するときに、中心線41Cを概ねベルト搬送速度Vbで進行させるものの、下側表面41Uをこのベルト搬送速度Vbよりも速いベルト表面搬送速度Vb’で進行させる。また中間転写ベルト41のうち、トナー画像を担持しており用紙Pと当接するのは下側表面41Uである。
そこで制御部5は、この下側表面41Uの速度であるベルト表面搬送速度Vb’を用紙搬送速度Vfと一致させることにより、画質を劣化させること無く、トナー画像を当該用紙Pに転写することができる。ここで、バックアップローラ62の半径は固定値であるため、ベルト表面搬送速度Vb’に対するベルト搬送速度Vbの比率も、1よりも小さい固定値となる。これらを換言すると、画像形成装置1では、速度の比率(Vb/Vf)が所定の目標値(以下これを目標速度比率Abfと呼ぶ)になった時に、(ベルト表面搬送速度Vb’=用紙搬送速度Vf)の関係が実現する。
[1−4.印刷動作中における搬送速度の補正]
ところで画像形成装置1では、上述したようにバックアップローラ62に沿った中間転写ベルト41の湾曲を考慮して、ベルト搬送速度Vbや用紙搬送速度Vfを設定したとしても、用紙Pの厚さや種類、各ローラやベルト等の製造誤差等に起因して、ベルト表面搬送速度Vb’と用紙搬送速度Vfとの間にずれを生じる場合がある。このような場合、画像形成装置1では、2次転写部60において用紙Pに転写されるトナー画像を、用紙Pの搬送方向に沿って本来よりも伸張し、或いは短縮することになり、画質を劣化させてしまう。
そこで画像形成装置1では、制御部5の制御により、印刷中動作中に用紙搬送速度Vfに合わせてベルト搬送速度Vbを補正する搬送速度補正処理を行うようにした。説明の都合上、以下では、補正すべきベルト搬送速度Vb、すなわちベルト搬送速度Vbの目標値をベルト搬送補正速度Vbtとする。またベルト搬送速度Vbにおける設計上の適正な値をベルト搬送基準速度Vbbとする。
制御部5は、上位装置(図示せず)から印刷の指示を受けると、記憶部5Mから画像形成プログラムを読み出して実行することにより、図6に示す画像形成処理を開始し、最初のステップSP1へ移る。ステップSP1において制御部5は、上位装置から画像データの取得処理を開始し、取得した画像データを各色のLEDヘッド37へ順次供給して、次のステップSP2へ移る。
ステップSP2において制御部5は、用紙Pの搬送動作を開始することにより、上述した書出位置合わせ処理を行った上で、2次転写部60による中間転写ベルト41から用紙Pへのトナー画像の転写処理を開始し、次のステップSP3へ移る。ステップSP3において制御部5は、画像搬送速度センサ48(図1)及び用紙搬送速度センサ58によりベルト搬送速度Vb及び用紙搬送速度Vfをそれぞれ検出し、さらに次の(7)式に従ってベルト搬送補正速度Vbtを算出して、次のステップSP4へ移る。
Figure 2017058462
ステップSP4において制御部5は、ベルト搬送補正速度Vbtが現在のベルト搬送速度Vbから±0.1%の範囲を超えているか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことはベルト搬送補正速度Vbtと現在のベルト搬送速度Vbとの差分が十分に大きく、誤差と見なし得る範囲を超えており、該ベルト搬送速度Vbを補正する必要性があることを表している。このとき制御部5は、次のステップSP5へ移る。
ステップSP5において制御部5は、ベルト搬送補正速度Vbtがベルト搬送基準速度Vbbの±1%以内に収まっているか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは、仮に中間転写ベルト41の搬送速度をベルト搬送補正速度Vbtに補正したとしても、設計上の基準値であるベルト搬送基準速度Vbbとの差異が比較的小さいため、各部品に不具合が発生している可能性は極めて低いと推測されることを表している。このとき制御部5は、次のステップSP6へ移る。
ステップSP6において制御部5は、まずベルトモータ47の回転速度を制御することにより、ベルト搬送速度Vbをベルト搬送補正速度Vbtに補正する。次に制御部5は、補正後のベルト搬送速度Vb(すなわちベルト搬送補正速度Vbt)を用いて、LEDヘッド発光間隔Tdstを次の(8)式に従って算出し、得られた値に補正する。
Figure 2017058462
さらに制御部5は、画像形成モータ27の回転速度を制御することにより、感光体ドラム35における周側面(表面)の速度である感光体ドラム速度Vdを、補正後のベルト搬送速度Vb(すなわちベルト搬送補正速度Vbt)に一致させて、次のステップSP8へ移る。因みにこのとき画像形成ユニット22(図2)では、画像形成モータ27から駆動力の供給を受ける他の各ローラにおいても、回転速度が補正されることになる。
一方、ステップSP5において否定結果が得られると、このことは、ベルト搬送補正速度Vbtと設計上の基準値であるベルト搬送基準速度Vbbとの差異が比較的大きいため、各部品に不具合が発生している可能性が高いと推測されること、及びベルト搬送速度Vbをベルト搬送補正速度Vbtに補正すべきでは無いことを表している。このとき制御部5は、次のステップSP7へ移る。
ステップSP7において制御部5は、表示部6(図3)に所定の警告画面を表示させることにより、ユーザに対し、中央搬送部50等に何らかの障害が発生している可能性があることを通知し、ベルト搬送速度Vbを補正すること無く、次のステップSP8へ移る。
また、ステップSP4において否定結果が得られると、このことは、ベルト搬送補正速度Vbtと現在のベルト搬送速度Vbとの差分が比較的小さく、誤差と見なし得る範囲に過ぎないため、該ベルト搬送速度Vbを補正する必要性が無いことを表している。このとき制御部5は、ベルト搬送速度Vbを補正すること無く、次のステップSP8へ移る。
ステップSP8において制御部5は、上位装置から取得した画像データに基づくトナー画像を用紙Pに対し全て転写し終えたか、すなわち該画像データに基づく印刷処理を終了したか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、制御部5は再度ステップSP3へ戻ることにより、残りの画像データを印刷する間、一連の処理を繰り返す。
一方、ステップSP8において肯定結果が得られると、このことは次の印刷処理の開始時に行われる書出位置合わせ処理に向けて、事前準備をすべきことを表している。このとき制御部5は、次のステップSP9へ移り、印刷処理の終了時における最新のベルト搬送速度Vbを用いて、上述した(4)式に従ってパラメータC1を更新した後、その次のステップSP10へ移って画像形成処理手順RT1を終了する。
[1−5.動作及び効果]
以上の構成において、第1の実施の形態による画像形成装置1の制御部5は、画像データの印刷処理を開始した後、用紙搬送速度Vfを取得し、目標速度比率Abfを用いてベルト搬送補正速度Vbtを算出する。さらに制御部5は、ベルトモータ47の回転速度を制御してベルト搬送速度Vbをこのベルト搬送補正速度Vbtに補正する。
このため画像形成装置1は、印刷処理の実行中に、2次転写部60の近傍において、中間転写ベルト41における下側表面41U(図5)の搬送速度であるベルト表面搬送速度Vb’を、用紙搬送速度Vfに一致させることができる。これにより画像形成装置1は、2次転写部60において、互いの速度がほぼ一致している中間転写ベルト41の下側表面41Uから用紙Pに対し、トナー画像を、搬送方向へ伸張若しくは圧縮させること無く、高い精度で転写できる。
これを他の観点から見れば、画像形成装置1は、用紙Pの厚さや種類が変化した場合や、ローラやベルト等の製造誤差があった場合であっても、これらを吸収するようにベルト搬送速度Vbを補正できるので、2次転写部60においてトナー画像を転写する際に、画像の伸張や収縮を生じることなく、高い画質を保持することができる。
ところで画像形成装置1では、中間転写ベルト41上の画像データと当該用紙Pとの間で位置及び速度を揃える手法として、用紙Pの搬送速度を調整することも考えられる。
ただし画像形成装置1は、上述したように、バックテンションモータ13(図1)により用紙Pのロール部PRに対し、引き出される際の回転方向と反対の方向である矢印R1方向へバックテンションを付勢している。これにより画像形成装置1は、搬送中の用紙Pに適切な張力を与えることができ、しわの発生や用紙Pの損傷等を未然に防止している。
このため画像形成装置1は、仮に用紙Pの搬送速度を調整する場合、しわ等の発生を防止する観点から、多数の搬送ローラ対やロール部PRにおける回転速度やバックテンションを同時に且つ適切に、きめ細かく制御する必要が生じる。しかしながら、画像形成装置1におけるこのようなきめ細かな制御は、極めて困難なものである。このため画像形成装置1では、このきめ細かな制御を適切に行い得なかった場合に、過大な張力を用紙Pに加えて損傷させる恐れや、当該用紙Pにしわを発生させる恐れ等があった。
この点を踏まえて画像形成装置1は、中間転写ベルト41の搬送速度であるベルト搬送速度Vbを補正することにより、長尺であるために取り扱いが難しい用紙Pを安定的に搬送させて問題の発生を防止しながら、ベルト表面搬送速度Vb’と用紙搬送速度Vfとを一致させることができる。
また画像形成装置1は、中間転写ベルト41のベルト搬送速度Vbに加えて、感光体ドラム35の感光体ドラム速度Vd及びLEDヘッド発光間隔Tdstも補正するようにした。このため画像形成装置1は、各1次転写部21で感光体ドラム35から中間転写ベルト41にトナー画像を1次転写する段階においても、画像の伸張や圧縮を発生させること無く、また色ずれ等を発生させることも無く、高い画質を保持できる。
さらに画像形成装置1は、用紙搬送速度Vfを基に算出したベルト搬送補正速度Vbtがその時点のベルト搬送速度Vbから±0.1%の範囲内であれば、誤差の範囲内と見なして当該ベルト搬送速度Vbを補正しないようにした。これにより画像形成装置1は、ベルト搬送速度Vbを過剰な頻度で補正することにより却って画質を低下させることが無い。
そのうえ画像形成装置1は、用紙搬送速度Vfを基に算出したベルト搬送補正速度Vbtがベルト搬送基準速度Vbbの±1%の範囲を超えていれば、用紙搬送速度Vfを搬送する中央搬送部50等に何らかの障害が発生しているものと見なし、ベルト搬送速度Vbを補正せずに警告画面を表示するようにした。すなわち画像形成装置1は、ベルト搬送速度Vbを補正するために算出したベルト搬送補正速度Vbtを基に、中間転写ベルト41の搬送とは本来無関係である中央搬送部50等において、何らかの障害が発生していることを検出して通知できる。
また画像形成装置1は、画像データの印刷が終了し、ベルト搬送速度Vbの補正を行う必要が無くなった時点で、(4)式に従い最新のベルト搬送速度Vbの値を用いてパラメータC1を更新するようにした。画像形成装置1は、次に画像データの印刷を開始するときに行う書出位置合わせ処理において、この最新のパラメータC1を用いて再加速パルス値Xpを算出し利用することにより、中間転写部40及び中央搬送部50における直近の状態に合わせて、用紙Pの先端を中間転写ベルト41におけるトナー画像の位置に精度良く合わせることができる。
ところで画像形成装置1は、仮に用紙搬送速度センサ58を搬送ローラ対51B及び51Cの間に配置した場合、搬送ローラ対51B及び51Cの間で用紙Pに弛みが生じた場合等に、2次転写部60の直前における用紙Pの速度を正しく検出できない可能性があった。この点において実際の画像形成装置1は、用紙搬送速度センサ58を、中央搬送部50における最も後側の搬送ローラ対51Cよりも後側であって、2次転写部60よりも僅かに前側に配置した。このため画像形成装置1は、2次転写部60に到達する直前の用紙Pにおける搬送速度を、精度良く検出することができる。
また画像形成装置1は、上面に撮像素子が配置された用紙搬送速度センサ58を用紙Pの下側に設置した(図1)。これにより画像形成装置1では、中間転写ベルト41の走行等により、その外周面側に付着しているトナー画像からトナー粒子が落下してきたとしても、用紙Pが用紙搬送速度センサ58の上側、すなわち撮像素子側を覆っているために、トナー粒子の堆積による撮像画質の劣化、すなわち用紙搬送速度Vfの検出精度の低下を防ぐことができる。
以上の構成によれば、画像形成装置1の制御部5は、画像データの印刷処理を開始した後、用紙搬送速度Vfを取得し、目標速度比率Abfを用いてベルト搬送補正速度Vbtを算出する。その後制御部5は、ベルトモータ47の回転速度を制御してベルト搬送速度Vbをこのベルト搬送補正速度Vbtに補正する。これにより画像形成装置1は、印刷処理の実行中に、長尺紙である用紙Pの用紙搬送速度Vfを変化させる必要なく、2次転写部60の近傍においてベルト表面搬送速度Vb’を用紙搬送速度Vfに一致させることができる。この結果、画像形成装置1は、中間転写ベルト41から用紙Pに対して、トナー画像を搬送方向へ伸張若しくは圧縮させること無く、高い精度で転写でき、高品質な印刷を実現できる。
[2.第2の実施の形態]
図1及び図3とそれぞれ対応する図7及び図8に示すように、第2の実施の形態による画像形成装置101は、第1の実施の形態による画像形成装置1と比較して、制御部5及び2次転写部60に代えて制御部105及び2次転写部160を有する点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。
制御部105は、制御部5と同様、図示しないCPUを中心に構成されており、図示しないROM等から所定のプログラムを読み出して実行することにより、印刷に関する種々の処理を行う。また制御部105は、内部にRAM等でなる記憶部105Mを有しており、この記憶部105Mに種々の情報を記憶させる。
2次転写部160は、第1の実施の形態による2次転写部60(図1、図3等)と比較して、温度センサ163が追加された点において相違するものの、2次転写ローラ61及びバックアップローラ62については同様に構成されている。温度センサ163は、バックアップローラ62の近傍に配置されており、周囲の温度、すなわち概ねバックアップローラ62の温度を検出して制御部105へ通知する。
ところでバックアップローラ62は、上述したように樹脂材料により構成されており、温度の変化に応じて膨張又は収縮する。これに伴い画像形成装置101では、中間転写ベルト41及び用紙Pにおける搬送速度の比率(ベルト搬送速度Vb/用紙搬送速度Vf)の目標値である目標速度比率Abfが変化することになる。
例えばバックアップローラ62は、温度が比較的高い場合に膨張して見かけ上の半径が大きくなる。このとき画像形成装置101では、目標速度比率Abfが比較的大きい値となる。一方、バックアップローラ62は、温度が比較的低い場合に収縮して見かけ上の半径が小さくなる。このとき画像形成装置101では、目標速度比率Abfが比較的小さい値となる。このように画像形成装置101では、バックアップローラ62の温度変化に伴い、適切な目標速度比率Abfの値が変化する。
そこで制御部105は、予めバックアップローラ62の温度と目標速度比率Abfの値とを対応付けた目標速度比率テーブルを記憶部105Mに記憶させている。その上で制御部105は、画像形成処理において温度センサ163によりバックアップローラ62の温度を検出し、検出した温度に応じた目標速度比率Abfを記憶部105Mから読み出して使用する。
具体的に制御部105は、画像形成処理を行う場合、記憶部105Mから画像形成プログラムを読み出して実行することにより、第1の実施の形態における画像形成処理手順RT1(図6)に代えて、図9に示す画像形成処理手順RT2を開始し、ステップSP21へ移る。
制御部105は、ステップSP21及びステップSP22において、画像形成処理手順RT1(図6)のステップSP1及びSP2とそれぞれ同様の処理を行い、次のステップSP23へ移る。ステップSP23において制御部105は、温度センサ163により検出された温度を取得し、次のステップSP24へ移る。
ステップSP24において制御部105は、記憶部105Mに記憶している目標速度比率テーブルから、ステップSP23において検出した温度に応じた目標速度比率Abfを読み出し、次のステップSP25へ移る。
ステップSP25において制御部105は、画像形成処理手順RT1(図3)のステップSP3と同様に、画像搬送速度センサ48(図1)及び用紙搬送速度センサ58によりベルト搬送速度Vb及び用紙搬送速度Vfをそれぞれ検出し、さらに上述した(7)式に従ってベルト搬送補正速度Vbtを算出する。ただしこのとき制御部105は、ステップSP24において記憶部105Mから読み出した、すなわち検出した温度に応じた目標速度比率Abfを用いて、ベルト搬送補正速度Vbtを算出する。
その後、制御部105は、ステップSP26〜SP31において画像形成処理手順RT1(図3)のステップSP4〜SP9とそれぞれ同様の処理を行い、次のステップSP32へ移って画像形成処理手順RT2を終了する。
以上の構成において、第2の実施の形態による画像形成装置101の制御部105は、第1の実施の形態と同様、画像データの印刷処理を開始した後、用紙搬送速度Vfを取得し、目標速度比率Abfを用いてベルト搬送補正速度Vbtを算出する。このとき制御部105は、温度センサ163により検出した温度に応じた目標速度比率Abfを用いることにより、バックアップローラ62の温度に応じた膨張又は収縮が加味された、第1の実施の形態よりもさらに高精度なベルト搬送補正速度Vbtを算出できる。
その後、制御部105は、第1の実施の形態と同様、ベルトモータ47の回転速度を制御してベルト搬送速度Vbをこのベルト搬送補正速度Vbtに補正する。これにより画像形成装置101は、2次転写部60において、互いの速度がほぼ一致している中間転写ベルト41の下側表面41U(図5)から用紙Pに対し、トナー画像を、搬送方向へ伸張若しくは収縮させること無く、第1の実施の形態よりもさらに高い精度で転写できる。
その他の点においても、第2の実施の形態による画像形成装置101は、第1の実施の形態による画像形成装置101と同様の作用効果を奏し得る。
以上の構成によれば、画像形成装置101の制御部105は、画像データの印刷処理を開始した後、用紙搬送速度Vfを取得すると共にバックアップローラ62の近傍における温度を取得し、この温度に応じた目標速度比率Abfを用いてベルト搬送補正速度Vbtを算出する。続いて制御部105は、ベルトモータ47の回転速度を制御してベルト搬送速度Vbをこのベルト搬送補正速度Vbtに補正する。これにより画像形成装置101は、印刷処理の実行中に、2次転写部60の近傍においてベルト表面搬送速度Vb’を用紙搬送速度Vfに一致させ、中間転写ベルト41から用紙Pに対してトナー画像を高い精度で転写でき、高品質な印刷を実現できる。
[3.他の実施の形態]
なお上述した第1の実施の形態においては、中間転写ベルト41がバックアップローラ62の外周面に沿って湾曲することを考慮し(図5)、中心線41Cでは無く下側表面41Uにおける速度であるベルト表面搬送速度Vb’を用紙搬送速度Vfと一致させるよう、ベルト搬送速度Vbを補正する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えばベルト搬送速度Vbとベルト表面搬送速度Vb’との差異が僅かである場合に、当該ベルト搬送速度Vbを用紙搬送速度Vfと同一の値に補正しても良い。第2の実施の形態についても同様である。
また上述した第1の実施の形態においては、中間転写ベルト41が直線状に走行する箇所に画像搬送速度センサ48を配置し、当該画像搬送速度センサ48によりベルト搬送速度Vbを検出する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば転写ベルト駆動ローラ43の半径及び材料をバックアップローラ62と同等に揃え、当該転写ベルト駆動ローラ43により湾曲された中間転写ベルト41の表面における中間転写ベルト41の搬送速度を検出することで、ベルト表面搬送速度Vb’を直接検出しても良い。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、2次転写部60の近傍において、用紙Pを直線状に搬送すると共に、バックアップローラ62の周側面に沿って中間転写ベルト41を湾曲させるよう走行させる場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば2次転写部60の近傍において、用紙Pを2次転写ローラ61の周側面に沿って湾曲させるよう進行させると共に、中間転写ベルト41を直線状に進行させるようにしても良い。この場合、2次転写ローラ61の半径や用紙Pの厚さを基に得られる当該用紙Pの表面における速度を考慮してベルト搬送補正速度Vbtを算出すれば良い。或いは、例えば2次転写部60の近傍において、用紙Pを2次転写ローラ61の周側面に沿って湾曲させるよう進行させると共に、中間転写ベルト41もバックアップローラ62の周側面に沿って湾曲させるよう走行させても良い。この場合、2次転写ローラ61及びバックアップローラ62の半径をそれぞれ適切に設定することにより、ベルト搬送速度Vbと用紙搬送速度Vfとの比率を、中間転写ベルト41の表面の速度と用紙Pの表面の速度との比率と一致させ、演算処理を簡素化することもできる。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、搬送ローラ対51Cの後側且つ2次転写部60の僅かに前側に用紙搬送速度センサ58を配置する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば搬送ローラ対51B及び搬送ローラ対51Cの間等、他の種々の箇所に用紙搬送速度センサ58を配置しても良い。これらの場合、要は用紙Pの搬送速度を検出することができれば良い。ただし、できるだけ2次転写部60の近傍に配置することにより、2次転写位置Qにおける用紙Pの搬送速度に極力近い値を検出することが望ましい。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、用紙搬送速度センサ58を用紙Pの搬送経路の下側に配置する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば用紙搬送速度センサ58を用紙Pの搬送経路の上側に配置しても良い。この場合、イメージセンサについては、用紙P側である下側に配置すれば良い。これにより、イメージセンサやこれを保護するカバー等に対するトナー粒子等の堆積を原理的に排除でき、用紙搬送速度Vfの検出精度を高いまま維持することができる。
さらに上述した第1の実施の形態においては、画像搬送速度センサ48及び用紙搬送速度センサ58にイメージセンサを搭載し、所定の時間間隔ごとに撮像した画像を基に、トナー画像又は用紙Pの搬送速度を検出する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、周知の種々の速度検出手法に対応したセンサを画像搬送速度センサ48及び用紙搬送速度センサ58に搭載し、この速度検出手法に従って搬送速度を検出しても良い。また、画像搬送速度センサ48及び用紙搬送速度センサ58には、互いに異なる速度検出手法に対応したセンサをそれぞれ搭載しても良い。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、画像搬送速度センサ48により中間転写ベルト41上のトナー画像を撮像してその速度を検出する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば画像搬送速度センサ48により中間転写ベルト41の表面自体の速度を検出しても良く、或いはトナー画像を形成する範囲の外にマークや凹凸等を形成しておき、これらを撮像してその搬送速度を検出しても良い。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、画像形成処理手順RT1(図6)のステップSP4等において、ベルト搬送補正速度Vbtが現在のベルト搬送速度Vbから±0.1%の範囲を超えていたときにベルト搬送速度Vbを補正するようにした場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば現在のベルト搬送速度Vbから±0.01%の範囲外に離れていたとき等、他の種々の条件を満たすときにベルト搬送速度Vbを補正するようにしても良い。或いは、ベルト搬送補正速度Vbtと現在のベルト搬送速度Vbとの関係に拘わらず、ベルト搬送速度Vbを補正するようにしても良い。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、画像形成処理手順RT1(図6)のステップSP5等において、ベルト搬送補正速度Vbtがベルト搬送基準速度Vbbの±1%以内に収まっているときにベルト搬送速度Vbを補正するようにした場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えばベルト搬送補正速度Vbtがベルト搬送基準速度Vbbの±2%以内に収まっているとき等、種々の条件を満たす時にベルト搬送速度Vbを補正するようにしても良い。またこれらの条件を満たさない場合、表示部6に警告画面を表示しないようにしても良い。或いは、ベルト搬送補正速度Vbtとベルト搬送基準速度Vbbとの関係に拘わらず、ベルト搬送速度Vbを補正するようにしても良い。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、画像形成処理手順RT1(図6)のステップSP6において、ベルト搬送速度Vbを補正した際に、LEDヘッド発光間隔Tdst及び感光体ドラム速度Vdの値もそれぞれ補正する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば感光体ドラム速度Vdについては、補正後のベルト搬送速度Vbとの関係、例えば速度比や速度差等が所定の範囲内に収まっている場合に、その値を補正しないようにしても良い。またLEDヘッド発光間隔Tdstについても、例えば補正した場合の変化量が所定の閾値未満である場合等に、補正しないようにしても良い。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第2の実施の形態においては、2次転写部60に温度センサ163を設けてバックアップローラ62の温度を検出し、検出した温度に応じた目標速度比率Abfを記憶部105Mから読み出し、これを用いてベルト搬送補正速度Vbtを算出する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば湿度等、バックアップローラ62の近傍における環境を表す値を検出するセンサを設け、このセンサにより検出した値に応じた目標速度比率Abfを用いてベルト搬送補正速度Vbtを算出すれば良い。
さらに上述した第2実施の形態においては、バックアップローラ62の温度と目標速度比率Abfの値とを対応付けた目標速度比率テーブルを記憶部105Mに記憶させ、温度センサ163により検出した温度と対応する目標速度比率Abfを読み出して使用する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば温度の値と目標速度比率Abfの値との関係を表す関数を予め作成しておき、検出した温度をこの関数に適用する演算処理を行うことにより、目標速度比率Abfを得るようにする等、種々の手法によりバックアップローラ62の温度と対応する目標速度比率Abfを得るようにしても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、画像形成装置1により長尺紙でなる媒体に対し画像を形成する(すなわち印刷処理を行う)ときに本発明を適用する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えばA4サイズ等のカット紙等、種々の形状でなる媒体に画像を形成するときに本発明を適用するようにしても良い。特に本発明は、厚紙のように「コシ」が強い媒体や、表面が滑らかであり滑りやすいフィルム等の媒体に画像を形成する場合等に有効である。これらの場合、ロールフィーダユニット3を省略し、その代わりに本体部2内の下側に用紙カセットや給紙機構等、その媒体に適した供給機構や搬送機構を組み込んでも良い。因みに、厚紙のカット紙を媒体とする場合、用紙搬送速度センサ58は、2次転写部60の上流側(すなわち前側)であって、距離Dmgn(図5)の範囲内に設置することが望ましく、この範囲を外れた場合、正確な用紙搬送速度Vfを検出できない可能性がある。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、画像形成装置1に4色分の1次転写部21(21Y、21M、21C及び21K)を設け、中間転写ベルト41に4色分のトナー画像を順次重ねて担持させる場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、画像形成装置1に1色〜3色若しくは5色以上の1次転写部21を設け、中間転写ベルト41にその色数分のトナー画像を順次重ねて担持させるようにしても良い。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、本発明を電子写真方式のプリンタである画像形成装置1に適用する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば画像形成装置1を電子写真方式の複写機やファクシミリ装置、或いはこれらの機能を組み合わせたマルチファンクションプリンタ等に適用しても良い。第2の実施の形態についても同様である。
さらに本発明は、上述した各実施の形態及び他の実施の形態に限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した各実施の形態と上述した他の実施の形態の一部又は全部を任意に組み合わせた実施の形態や、一部を抽出した実施の形態にもその適用範囲が及ぶものである。
さらに上述した第1の実施の形態においては、中間転写ベルトとしての中間転写ベルト41と、駆動部としてのベルトモータ47と、転写部としての2次転写部60と、第1の検出部としての画像搬送速度センサ48と、制御部としての制御部5と、搬送部としての中央搬送部50と、第2の検出部としての用紙搬送速度センサ58とによって画像形成装置を構成する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる中間転写ベルトと、駆動部と、転写部と、第1の検出部と、制御部と、搬送部と、第2の検出部とによって画像形成装置を構成しても良い。
本発明は、例えば電子写真方式でなり中間転写ベルトを介してトナー画像を用紙に転写する方式の画像形成装置で利用できる。
1、101……画像形成装置、5、105……制御部、5M、105M……記憶部、21、21C、21M、21Y、21K……1次転写部、22……画像形成ユニット、25……1次転写ローラ、27……画像形成モータ、35……感光体ドラム、37……LEDヘッド、40……中間転写部、41……中間転写ベルト、41C……中心線、41U……下側表面、42……中間転写ベルト走行部、43……転写ベルト駆動ローラ、44、45、46……転写ベルト従動ローラ、47……ベルトモータ、48……画像搬送速度センサ、50……中央搬送部、51、51A、51B、51C……搬送ローラ対、53……搬送モータ、54……入口センサ、55……噛込センサ、56……書出センサ、58……用紙搬送速度センサ、60、160……2次転写部、61……2次転写ローラ、62……バックアップローラ、70……定着部、71……加熱ローラ、72……加圧ローラ、73……定着排出モータ、80……排出ローラ対、163……温度センサ、Abf……目標速度比率、Ddst……距離、Dmgn……距離、Dsns……距離、E……最上流露光位置、P……用紙、Pf……距離パルス率、Q……2次転写位置、Tdst……LEDヘッド発光間隔、Vb……ベルト搬送速度、Vb'……ベルト表面搬送速度、Vbb……ベルト搬送基準速度、Vbt……ベルト搬送補正速度、Vd……感光体ドラム速度、Vf……用紙搬送速度、Vs……用紙調整速度、X……再加速距離、Xp……再加速パルス値。

Claims (10)

  1. 画像形成部で形成された現像剤像を担持して搬送する中間転写ベルトと、
    前記中間転写ベルトを所定方向へ搬送する駆動部と、
    前記中間転写ベルトに担持された現像剤像を所定の媒体に転写する転写部と、
    前記中間転写ベルトの搬送される速度であるベルト搬送速度を検出する第1の検出部と、
    前記駆動部を制御する制御部と、
    前記転写部へ前記媒体を搬送する搬送部と、
    前記搬送部により搬送される前記媒体の速度である媒体搬送速度を検出する第2の検出部と
    を有し、
    前記制御部は、前記ベルト搬送速度及び前記媒体搬送速度に基づき、前記駆動部の駆動を制御する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記転写部における前記中間転写ベルトの速度を前記媒体搬送速度に合わせるよう、前記駆動部の駆動を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記転写部は、前記中間転写ベルトから前記媒体に前記現像剤像を転写させる箇所において、当該中間転写ベルトを当該媒体から離隔した箇所から当該媒体に近接させ、当接させてから再び離隔させるよう湾曲させ、
    前記第1の検出部は、前記中間転写ベルトが直線状に走行する箇所において前記ベルト搬送速度を検出し、
    前記制御部は、前記中間転写ベルトが湾曲され前記媒体と当接する表面の速度であるベルト表面搬送速度を、前記媒体搬送速度に合わせるよう、前記駆動部の駆動を制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、予め前記ベルト表面搬送速度と前記媒体搬送速度との比率を算出しておき、前記第2の検出部により検出された前記媒体搬送速度及び前記比率を基に、前記ベルト搬送速度を補正すべき目標値であるベルト搬送補正速度を算出し、前記ベルト搬送速度を当該ベルト搬送補正速度に合わせるよう、前記駆動部の駆動を制御する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記転写部の周囲の環境に応じた環境値を検出する環境検出部
    をさらに具え、
    前記比率は、前記環境に応じて変化し、
    前記制御部は、前記環境検出部により検出した前記環境値に応じた前記比率を基に、前記ベルト搬送補正速度を算出する
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記ベルト搬送補正速度が前記ベルト搬送速度から所定の範囲を超えていた場合に、当該ベルト搬送速度を当該ベルト搬送補正速度に合わせるよう、前記駆動部の駆動を制御する
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記ベルト搬送補正速度が所定の基準速度から所定の範囲内に収まっている場合に、前記ベルト搬送速度を当該ベルト搬送補正速度に合わせるよう、前記駆動部の駆動を制御する
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  8. 前記搬送部は、前記媒体の搬送経路上における前記転写部よりも上流側で該転写部と隣り合って配置され、該媒体に駆動力を伝達する搬送ローラ対を有し、
    前記第2の検出部は、前記転写部及び前記搬送ローラ対の間に配置される
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7の何れかに記載の画像形成装置。
  9. 前記第2の検出部は、前記搬送部により搬送される前記媒体に対し、前記中間転写ベルトから前記現像剤像が転写される面と反対の反対面側に配置される
    ことを特徴とする請求項1〜請求項8の何れかに記載の画像形成装置。
  10. 前記第1の検出部及び前記第2の検出部のうち少なくとも一方は、
    イメージセンサで構成され、所定時間毎に撮像した画像に基づいて速度を検出する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項9の何れかに記載の画像形成装置。
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