JP2010277038A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】中間転写方式の画像形成装置において、搬送される用紙を搬送途中で停止させることなく、連続印刷におけるスループットを高くする。
【解決手段】中間転写方式の画像形成装置は、画像形成手段20と、トナー画像が1次転写される中間転写ベルト15と、前記トナー画像を用紙31へ2次転写するローラ13,14と、用紙31をローラ13,14へ搬送するための搬送ローラ対35−1〜35−3と、この搬送ローラ対35−1〜35−3による搬送速度を制御する搬送速度制御手段と、搬送中の用紙31を検出する搬送センサ37−1と、この搬送センサ37−1の搬送方向下流側に配置された搬送センサ37−2とを有している。前記搬送速度制御手段は、搬送センサ37−2までの用紙搬送速度を変更し、搬送センサ37−2が用紙31を検出したときに、その用紙31の搬送速度を中間転写ベルト15の走行速度に合わせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、中間転写方式の画像形成装置、特に媒体搬送構成に関するものである。
従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置、複合機等における中間転写方式の画像形成装置は、例えば、下記の特許文献1等に記載されているように、トナー画像を中間転写ベルトへ転写(1次転写)した後、この中間転写ベルト上のトナー画像を用紙へ転写(2次転写)する構成になっている。
特開2008−76728号公報
しかしながら、従来の中間転写方式の画像形成装置では、画像形成開始から2次転写までの距離が長く、中間転写ベルト上に形成されたトナー画像を、搬送されてくる用紙に2次転写するタイミングを取るために、一度、用紙搬送を停止する必要があり、この搬送停止は印刷動作のスループットを低下させるという課題があった。
本発明の画像形成装置は、現像材像を担持する像担持体と、画像データに基づき、前記現像材像を前記像担持体上に画像形成する画像形成手段と、回転部材により回転し、前記像担持体上の前記現像材像が1次転写される無端状ベルトと、前記無端状ベルト上に形成された前記現像材像を2次転写位置において被記録媒体へ2次転写する転写手段と、前記無端状ベルト上に形成された前記現像材像を前記被記録媒体へ2次転写させるために前記被記録媒体を前記2次転写位置へ搬送するための搬送手段と、前記搬送手段による搬送速度を制御する搬送速度制御手段とを有している。
前記搬送手段は、前記被記録媒体を検出する第1の検知手段と、前記第1の検知手段の搬送方向下流側に配置された第2の検知手段とを含む。更に、前記搬送速度制御手段は、前記第1の検知手段による前記被記録媒体の検出と、前記画像形成手段による画像形成タイミングとに基づいて、前記第2の検知手段までの被記録媒体搬送速度を変更し、前記第2の検知手段が前記被記録媒体を検出した場合に、前記被記録媒体の搬送速度を前記無端状ベルトの走行速度に合わせることを特徴とする。
本発明によれば、搬送される被記録媒体を搬送途中で停止させることがなくなったので、従来のように停止制御していた場合と比較して、連続印刷におけるスループットを高くすることが可能となる。更に、基準となる一定間隔の現像材像の搬送位置に基づいて、被記録媒体を同期させて2次転写させるため、被記録媒体先端からの画像書き出し位置が安定すると共にスループットも安定する。
図1は本発明の実施例1における画像形成装置の要部を示す断面図である。 図2は図1中の画像形成手段20の詳細な構成を示す画像形成手段20及びトナーカートリッジ28の拡大図である。 図3は図1の画像形成装置10の回路構成を示すブロック図である。 図4は図1に対応する動作説明図である。 図5は図2に対応する動作説明図である。 図6は図4の動作において用紙31が速い時の本発明の実施例1のタイミング調整方式を示す図である。 図7は図6との比較のために用紙31が速い時の従来方式のタイミング調整方式を示す図である。 図8は図4の動作において画像が速い時の本発明の実施例1のタイミング調整方式を示す図である。 図9は図4の動作において用紙31が速い時の本発明の実施例2の速度調整方式を示す図である。 図10は図4の動作において画像が速い時の実施例2の速度調整方式を示す図である。 図11−1は図9、図10における速度微調整方式を示す図である。 図11−2は図11−1の拡大図である。
本発明を実施するための形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1の構成)
図1は、本発明の実施例1における画像形成装置の要部を示す断面図である。
この画像形成装置10は、例えば、カラー電子写真方式のプリンタであり、回転部材(例えば、従動ローラ11及び駆動ローラ12)により回転して現像材像(例えば、トナー画像)が1次転写される無端状ベルト(例えば、中間転写ベルト15)を有している。従動ローラ11は、中間転写ベルト駆動ローラ12により駆動される中間転写ベルト15を連れ回り回転させるローラである。この従動ローラ11及び駆動ローラ12と、2次転写位置に配置された2次転写手段(例えば、一対のローラ13,14)とにより、中間転写ベルト15が架設されている。2次転写用の一対のローラ13,14は、搬送されてくる被記録媒体(例えば、用紙)31を、中間転写ベルト15上に作成されたトナー画像と共に挟持し、帯電したトナーの電位とは逆極性の電圧をローラ14に印加することで、用紙31上にトナー画像を2次転写させるためのローラである。
従動ローラ11及び駆動ローラ12間上には、複数の画像形成手段20(例えば、黒の画像形成を行う画像形成手段20K、イエローの画像形成を行う画像形成手段20Y、マゼンタの画像形成を行う画像形成手段20M、及びシアンの画像形成を行う画像形成手段20C)が配置されている。各画像形成手段20は、各露光手段(例えば、発光ダイオードヘッド、以下「LEDヘッド」という。)21(=21K,21Y,21M,21C)により表面に潜像が形成される像担持体(例えば、感光体)22(=22K,22Y,22M,22C)を有している。各画像形成手段20には、これらに現像のためのトナーを供給する各トナーカートリッジ28(=28K,28Y,28M,28C)が着脱自在に装着されている。
各感光体22K(=22K,22Y,22M,22C)には、中間転写ベルト15を介して、各1次転写ローラ29(=29K,29Y,29M,28C)が接触している。各LEDヘッド21により各感光体22上に形成された潜像は、各トナーカートリッジ28から供給されるトナーにより現像され、各1次転写ローラ29により中間転写ベルト15へ1次転写される構成になっている。
画像形成装置10の下部には、用紙31を収容(セット)する用紙トレイ30が挿脱自在に装着されている。用紙トレイ30の端部上には、給紙ローラ32、補助給紙ローラ33、及びレジストローラ34が配設されている。給紙ローラ32は、補助給紙ローラ33と共に印刷動作の起動に伴い、用紙トレイ30にセットされた用紙31をレジストローラ34方向へ給紙するものである。レジストローラ34は、給紙後にスキュー(Skew、歪み)取りのための突き当て制御を行うローラである。
レジストローラ34側の用紙搬送ルートには、搬送ローラ対35−1、レジストローラ36、第1の検知手段(例えば、第1の搬送センサ)37−1、搬送ローラ対35−2,35−3、第2の検知手段(例えば、第2の搬送センサ)37−2、及び2次転写用のローラ13,14が配置されている。レジストローラ36は、2次転写位置へ用紙31を供給するローラである。2つの搬送ローラ対35−2,35−3は、同時に駆動される。第1の搬送センサ37−1は、用紙31の第1の位置到達を検出するためのセンサである。第2の搬送センサ37−2は、用紙31の搬送速度を最終速度に変更するためのトリガ信号を発生させるセンサであり、2次転写用のローラ14に印加する2次転写電圧の制御トリガ信号としても使用されている。
2次転写用のローラ13,14の下流側には、定着器38、及び複数の搬出用の搬送ローラ対39−1,39−2,39−3が配設されている。定着器38は、用紙31上に2次転写されたトナーを定着させるための定着ローラ38aと、この定着ローラ38aと対向する位置に配置されたバックアップローラ38bとを有し、これらのローラ38a,38bにより、トナー画像が転写された用紙31を挟持し、熱と圧力でトナー画像を定着させる機能を有している。搬送ローラ対39−1〜39−3は、定着後の用紙31をスタッカまで搬送するためのローラである。
図2は、図1中の画像形成手段20の詳細な構成を示す画像形成手段20及びトナーカートリッジ28の拡大図である。
各画像形成手段20は、LEDヘッド21により露光される感光体22を有し、この感光体22に、クリーニング部材23、帯電ローラ24、及び現像ローラ25が接触している。クリーニング部材23は、1次転写プロセス後に感光体22上に残ったトナーをクリーニングするための部材である。帯電ローラ24は、感光体22の表面を一様に帯電させるためのローラである。現像ローラ25は、供給ローラ26から供給されるトナーを感光体22上の静電潜像に合わせて現像させていくローラである。この供給ローラ26の近傍には、トナーセンサ27が配設されている。トナーセンサ27は、トナーカートリッジ28から補充されるトナーの量を画像形成手段20の内部で検出するセンサである。
図3は、図1の画像形成装置10の回路構成を示すブロック図である。
図1の画像形成装置10には、この装置全体を制御するための制御部(例えば、中央処理装置、以下「CPU」という。)40と、このCPU40により制御される画像処理回路42、及び表示部43とを有し、これらがバス44に接続されている。画像処理回路42は、画像形成装置10に接続されたパーソナルコンピュータ(以下「PC」という。)等の上位の画像データ転送手段41から接続手段41aを介して送られてくる画像データを取り込み、印刷可能なデータ形式に変換するための回路である。表示部43は、画像形成装置10の状態をモニタしたり、ユーザにアクションを促すためのものである。
バス44には更に、読み出し専用メモリ(以下「ROM」という。)45、随時読み書き可能なメモリ(以下「RAM」という。)46、不揮発性メモリ47、入出力ポート(以下「I/Oポート」という。)48、カウンタ回路を有するビデオ処理回路49、他のI/Oポート51、及びタイマ55が接続されている。
ROM45は、画像形成装置10を動作させるための制御プログラムが保管されたメモリである。RAM46は、画像形成装置10を制御するにあたり必要となるワーク用のメモリである。不揮発性メモリ47は、画像形成装置1を制御するにあたり、電源を落とされても保管しておくべき情報を保管しておくためのメモリである。I/Oポート48は、搬送センサ37−1,37−2等の検出結果を読み込むためのポートである。カウンタ回路を有するビデオ処理回路49は、画像処理回路42にてデータ変換された画像データを各LEDヘッド21(=21K,21Y,21M,21C)へ出力すると共に、オンドットを何ドット出力したかをカウントするための回路であり、この回路に、メモリ(例えば、ダイナミックRAM、以下「DRAM」という。)50が接続されている。
DRAM50は、ビデオ処理回路49で出力される前に一度画像データを保管しておくためのメモリである。他のI/Oポート51は、各種駆動モータ53を駆動するための複数の駆動回路52等に制御信号を出力するためのポートである。I/Oポート51は、定着器38のヒータ38cを駆動するためのヒータ駆動回路54も制御している。更に、タイマ55は、制御に必要な時間処理を行うためのものである。
(実施例1の動作)
図4は図1に対応する動作説明図、図5は図2に対応する動作説明図、図6は図4の動作において用紙31が速い時の実施例1のタイミング調整方式を示す図、図7は図6との比較のために用紙31が速い時の従来のタイミング調整方式を示す図、及び、図8は図4の動作において画像が速い時の実施例1のタイミング調整方式を示す図である。
これらの図4〜図8を参照しつつ、本実施例1の動作を説明する。
図4の画像形成装置10は、図3に示すPC等の上位の画像データ転送手段41より印刷画像データを受信すると、画像処理回路42によりデータ処理を行う。データ処理が完了し、データが印刷可能なデータ形式に変換されると、印刷動作が起動される。本実施例1のような中間転写方式の画像形成装置10においては、最上流にある画像形成手段20Kから2次転写用ローラ13,14の2次転写位置までの距離が、用紙トレイ30からその2次転写位置まで用紙31が搬送される距離よりも長いのが一般的である。このため、画像形成手段20による、画像形成プロセスの起動は、用紙31の給紙開始より時間的に早くなる。
図6、図7、及び図8に示される位置Plと位置P2の関係が、前述した両者の距離関係を表している。
印刷動作の起動により、先ず、位置PlでLEDヘッド21による静電潜像の生成が行われる。その後所定の時間が経過した後に、位置P2で、給紙ローラ32及び補助給紙ローラ33により用紙31の給紙が開始される。給紙が開始された用紙31は、所定の給紙速度まで加速し、位置P3で、設定されていた定速度での給紙制御に入る。定速度でしばらく給紙された用紙31は、先端が搬送センサ37−1の位置P4(S1)に到達する。この時、図3のCPU40では、以下のタイミング(即ち、距離X)の値が計算される。
この計算では、位置P3から位置P4の間で動作していた用紙搬送速度Vlよりも遅い所定の用紙搬送速度V2に変更するためのタイミングを求める。具体的には、用紙先端が搬送ローラ対35−2を通過してから所定の距離だけ進んだ位置P5から用紙搬送速度V2へ速度変更するための減速を開始するまでの距離X(即ち、時間Tx)を求める。
計算により求められた距離Xを使い、位置P5から距離Xの位置P6で、図3の用紙搬送ローラ駆動モータ53は減速を開始し、位置P7で所定の速度V2に変更される。速度V2への速度変更が完了すると、用紙先端が第2の搬送センサ37−2で検出されるまではそのままの速度V2で駆動される。位置P8(S2)で、用紙31の先端が搬送センサ37−2に検出されると、2次転写位置P9に到達する前に、中間転写ベルト15上のトナー画像が搬送される速度に合わせるべく加速を開始する。用紙31の搬送速度は、2次転写位置P9に到達する前に画像搬送速度に合わせた、転写プロセスが良好に行われる速度V3に変更される。2次転写位置P9の上流位置で前記速度に変更された用紙31は、そのまま2次点転写位置P9に到達し、中間転写ベルト15により搬送されてきたトナー画像により2次転写される。
この時の用紙31に対する2次転写位置P9は、仕様を満たす書き出し位置になる。この制御で位置P5を設け、搬送ローラ対35−2に用紙先端を噛み込ませてから搬送速度を制御するのは、搬送ローラ対35−2,35−3は、それよりも上流の搬送ローラ35−1の駆動源とは異なる駆動源を持っており、用紙31を連続で搬送する場合に搬送ローラ対35−2,35−3の速度制御だけでタイミングを取るようにしているためである。このような制御を行うことにより、後ろから追いかけてくる用紙31は、別駆動源により駆動される搬送ローラ35−1にて高速で給紙が可能になっている。
次に、前記制御の中で使用された距離Xについて説明をする。
先ず、図4、図5、図6、図8において計算に必要なパラメータの説明をする。
図4には、図1に画像搬送ルート長と用紙搬送ルート長を書き込んだ装置断面図が示されている。Llは、位置P10のLEDヘッド21から1次転写位置Pllまでの距離を表しており、この距離L1の拡大図が図5に示されている。L2は、本実施例1において最もトナー画像の搬送距離が長い黒の1次転写位置Pllから、用紙31が搬送センサ37−1に到達した時に中間転写ベルト15上の黒のトナー画像が到達している位置P12までの距離を表している。L3は、位置P12から2次転写位置P9までの距離を表している。L4は、給紙開始から搬送センサ37−1のオン位置P4(S1)までの距離を表している。
L5は、位置P4から搬送速度Vlで用紙31が更に搬送され、用紙先端が搬送ローラ対35−2を過ぎた位置P5辺りまでの距離を表している。この位置P5は、搬送ローラ対35−2により用紙31を搬送する力が十分に発生できる位置になっている(装置の搬送負荷特性により前もって噛み込み距離が決まっている。)。L6は、位置P5から搬送センサ37−2のオン位置P8(S2)までの距離を表している。L7は、搬送センサ37−2オンから2次転写位置P9までの距離を表している。
その他、位置P5から時間Tx(距離X)経過した後に所定の速度V2に減速を開始する位置をP6、位置P6で減速を開始して減速が完了する位置をP7、位置P6から位置P7までの減速時間をDECl(減速距離Ld)、位置P7で所定の定速度V2になってから最終速度へ加速を開始する位置P8までの距離をLv2、位置P8から最終速度までの加速時間をACCl(加速距離La)、位置P3及びP6間の定速度をVl、位置P7及びP8間の定速度をV2、最終速度をV3とすると、搬送ローラ対35−2に用紙先端が十分に噛み込んだ位置P5から、位置P6で減速を開始するまでの移動距離Xは、式(1)により求められる。
L3/V3=(L5+X)/Vl+DECl+(Lv2/V2)
+ACCl+(Lv3/V3)・・・(1)
但し、L3:画像搬送路長−(Ll+L2)
X:P5からP6(減速開始までの距離)
Lv2:L6−(P6からの減速距離Ld+X)
Lv3:L7−(P8からの加速距離La)
ここでは、中間転写ベルト15によるトナー画像の搬送速度と用紙31の最終搬送速度をどちらも速度V3として計算式(1)に入れているが、実際の装置では僅かに速度差が与えられることもありえる。以上の条件より、前記関係式(1)を距離Xに関する1次方程式化し、距離Xを求める。
実施例1においては、給紙の定速度Vlを中間転写ベルト15による画像搬送速度よりも早く設定しているが、用紙搬送経路のほうが画像搬送経路よりも短いため、タイミングによっては、そこまで速度を上げる必要は無い。又、図6中の破線チャートは、2ページ目の挙動を表している。
比較のため、図7に従来方式の給紙制御のタイムチャートが示されている。この図7に示す従来方式においては、中間転写ベルト15上のトナー画像と用紙31の2次転写タイミングを取る時には一度、用紙31を停止させて同期を取っていた。このため、速度Vlから減速を開始して速度V3に復旧するまでに、本実施例1と比較すると、多くの距離を要していた(図中の斜線の面積で比較)。その結果、従来方式では、本実施例1と同じ画像搬送速度で連続印刷をしようとすると、用紙31の紙間が広がってしまい、本実施例1ほどスループットが早くできなかった。
図8には、用紙31の搬送が何らかの用紙搬送負荷、ローラのスリップ等により所定の搬送タイミングよりも遅れてしまった場合、搬送センサ37−1で用紙搬送が遅れていることが画像搬送位置との比較で判断されると、途中で搬送速度を給紙速度よりも速めて給紙を行うことで、そのリカバリーを行う動作が示されている。以下に給紙からの動作説明を行う。
給紙が開始された用紙31は、所定の給紙速度まで加速し、位置P3で、設定されていた定速度V1での給紙制御に入る。定速度V1でしばらく給紙された用紙31は、先端が搬送センサ37−1の位置P4(S1)に到達する。この時、図3のCPU40において以下のタイミング(即ち、距離X)の値が計算される。
この計算では、位置P3から位置P4の間で動作していた用紙搬送速度Vlよりも速い所定の速度V2に変更するためのタイミングを求める。具体的には、用紙先端が搬送ローラ対35−2を通過してから所定の距離だけ進んだ位置P5から、速度V2へ速度変更するための加速を開始するまでの距離X(即ち、時間Tx)を求める。
求められた距離Xを使い、位置P5から距離Xの位置P6で、図3の用紙搬送ローラ駆動モータ53は加速を開始し、位置P7で所定の速度V2に変更される。速度V2への速度変更が完了すると、用紙先端が第2の搬送センサ37−2で検出されるまではそのままの速度V2で駆動される。位置P8で、用紙31の先端が搬送センサ37−2に検出されると、2次転写位置P9に到達する前に中間転写ベルト15上のトナー画像が、搬送される速度に合わせるべく減速を開始する。用紙31の搬送速度は、2次転写位置P9に到達する前に、画像搬送速度に合わせた転写プロセスが良好に行われる速度V3に変更される。位置P9の上流位置で速度V3に変更された用紙31は、そのまま2次転写位置P9に到達し、中間転写ベルト15により搬送されてきたトナー画像により2次転写される。この時の用紙31に対する2次転写位置P9は、仕様を満たす書き出し位置になる。
この制御で位置P5を設け、搬送ローラ対35−2に用紙先端を噛み込ませてから搬送速度を制御するのは、搬送ローラ対35−2,35−3は、それよりも上流の搬送ローラ35−1の駆動源とは別駆動源を使用しており、用紙31を連続で搬送する場合に、搬送ローラ対35−2,35−3の速度制御だけでタイミングを取るようにしているためである。
このような制御を行うことにより、後ろから追いかけてくる用紙31は、別駆動源により駆動される搬送ローラ35−1にて高速で給紙が可能になっている。
以下に前述した制御の中で使用された距離Xについて説明をする。
計算に必要なパラメータの内、前述した用紙搬送タイミングが画像搬送タイミングよりも早い場合とは異なるところだけを説明する。
位置P5から時間Tx(即ち、距離X)経過した後に所定の速度V2に加速を開始する位置をP6、位置P6で加速を開始して加速が完了する位置P7までの加速時問をACCl、位置P7で所定の定速度V2になってから最終速度へ減速を開始する位置P8までの距離をLv2、位置P8から最終速度までの減速時間をDECl、位置P3及びP6間の定速度をVl、位置P7及びP8間の定速度をV2、最終速度をV3とすると、搬送ローラ対35−2に用紙先端が十分に噛み込んだ位置P5から、位置P6で減速を開始するまでの移動距離Xは、式(2)により求められる。
L3/V3=(L5+X)/Vl+ACCl+(Lv2/V2)
+DECl+(Lv3/V3)・・・(2)
但し、L3:画像搬送路長−(Ll+L2)
X:P5からP6(加速開始までの距離)
Lv2:L6−(P6からの加速距離La+X)
Lv3:L7−(P8からの減速距離Ld)
ここでは、中間転写ベルト15によるトナー画像の搬送速度と用紙31の最終搬送速度を、どちらも速度V3として計算式(2)に入れているが、実際の装置では僅かに速度差が与えられることもありえる。以上の条件より、前記関係式(2)を距離Xに関する1次方程式化し、距離Xを求める。
本実施例1においては、給紙の定速度Vlを中間転写ベルト15による画像搬送速度よりも早く設定しているが、用紙搬送経路のほうが画像搬送経路よりも短いため、タイミングによってはそこまで速度を上げる必要は無い。
(実施例1の効果)
本実施例1によれば、搬送される用紙31を搬送途中で停止させることがなくなったので、従来のように停止制御していた場合と比較して、連続印刷におけるスループットを高くすることが可能となる。更に、基準となる一定間隔のトナー画像の搬送位置に基づいて、用紙31を同期させて2次転写させるため、用紙先端からの画像書き出し位置が安定すると共にスループットも安定する。
(実施例2の構成)
本実施例2における画像形成装置の構成は、実施例1と同様である。
(実施例2の動作)
図9は図4の動作において用紙31が速い時の本発明の実施例2の速度調整方式を示す図、図10は図4の動作において画像が速い時の実施例2の速度調整方式を示す図、図11−1は図9、図10における速度微調整方式を示す図、及び、図11−2は図11−1の拡大図である。
これらの図9〜図11−1、図11−2を参照しつつ、本実施例2の動作を説明する。
実施例1と同様に、図4の画像形成装置10は、図3に示すPC等の上位の画像データ転送手段41より印刷画像データを受信すると、画像処理回路42によりデータ処理を行う。データ処理が完了し、データが印刷可能なデータ形式に変換されると、印刷動作が起動される。本実施例2のような中間転写方式の画像形成装置10においては、最上流にある画像形成手段20Kから2次転送用ローラ13,14の2次転写位置までの距離が、給紙トレイ30からその2次転写位置まで用紙31が搬送される距離よりも長いのが一般的である。このため、画像形成手段20による、画像形成プロセスの起動は、用紙31の給紙開始より時間的に早くなる。
図9、図10、及び図11−1、図11−2に示される位置Plと位置P2の関係が、前述した両者の距離関係を表している。
印刷動作の起動により、先ず、位置PlでLEDヘッド21による静電潜像生成が行われる。その後所定の時間が経過した後に、位置P2で、給紙ローラ32と補助給紙ローラ33により用紙31の給紙が開始される。給紙が開始された用紙31は、所定の給紙速度Vlまで加速し、位置P3で、設定されていた定速度での給紙制御に入る。定速度でしばらく給紙された用紙31は、先端が搬送センサ37−1の位置P4(S1)に到達する。この時、図3のCPU40では、以下の搬送速度の値が計算される。
この計算では、2次転写位置P9で、中間転写ベルト15により搬送されてくるトナー画像と、同じく搬送されてくる用紙31とを同期させるために、位置P4(S1)に配置された第1の搬送センサ37−1と、位置P8(S2)に配置された第2の搬送センサ37−2との間で、低下させる搬送速度V2を求める。
用紙先端が位置P4に到達して、前記計算が行われた後、搬送ローラ対35−2に用紙先端が噛み込み、搬送フィード力を得る位置P5に用紙31が到達するまでは、速度Vlで搬送される。用紙先端が位置P5に到達して搬送ローラ対35−2により十分な搬送フィード力が得られる位置まできたら、図3の用紙搬送ローラ駆動モータ53は減速を開始し、位置P7で所定の速度V2に変更される。速度V2への速度変更が完了すると、用紙先端が第2の搬送センサ37−2で検出されるまでは、そのままの速度V2で駆動される。
位置P8で、用紙31の先端が搬送センサ37−2に検出されると、2次転写位置P9に到達する前に、中間転写ベルト15上のトナー画像が、搬送される速度に合わせるべく加速を開始する。用紙31の搬送速度は、2次転写位置P9に到達する前に、画像搬送速度に合わせた、転写プロセスが良好に行われる速度V3に変更される。位置P9の上流位置で速度V3に変更された用紙31は、そのまま2次転写位置P9に到達し、中間転写ベルト15により搬送されてきたトナー画像により2次転写される。
この時の用紙31に対する2次転写位置P9は、仕様を満たす書き出し位置になる。この制御で位置P5を設け、搬送ローラ対35−2に用紙先端を噛み込ませてから搬送速度を制御するのは、搬送ローラ対35−2,35−3は、それよりも上流の搬送ローラ35−1の駆動源とは別駆動源を使用しており、用紙31を連続で搬送する場合に搬送ローラ対35−2,35−3の速度制御だけでタイミングを取るようにしているためである。このような制御を行うことにより 後ろから追いかけてくる用紙31は、別駆動源により駆動される搬送ローラ35−1にて高速で給紙が可能になっている。
次に、前記制御の中で使用された搬送速度V2について説明をする。
先ず、図4、図5、図9において計算に必要なパラメータの説明をする。
実施例1で説明したように、図4には、図1に画像搬送ルート長と用紙搬送ルート長を書き込んだ装置断面図が示されている。Llは、LEDヘッド21から1次転写位置Pllまでの距離を表しており、この距離L1の拡大図が図5に示されている。L2は、本実施例2において最もトナー画像の搬送距離が長い黒の1次転写位置Pllから、給紙されている用紙31が搬送センサ37−1に到達した時に中間転写ベルト15上の黒のトナー画像が到達している位置P12までの距離を表している。L3は、位置P12から2次転写位置P9までの距離を表している。L4は、給紙開始から搬送センサ37−1のオン位置P4までの距離を表している。
L5は、位置P4から搬送速度Vlで用紙31が更に搬送され、用紙先端が搬送ローラ対35−2を過ぎた辺りまでを表している。この位置は、搬送ローラ対35−2により用紙31を搬送する力が十分に発生できる位置になっていると共に、調整速度V2への変化開始点でもある。L6は、位置P5から搬送センサ37−2のオン位置P8(S2)までの距離を表している。L7は、搬送センサ37−2オンから2次転写位置P9までの距離を表している。
その他、位置P5で減速を開始して減速が完了する位置P7までの減速時間をDECl(距離Ld)、位置P7で計算により求めた定速度V2になってから最終速度へ加速を開始する位置P8までの距離をLv2、位置P8から最終速度までの加速時間をACCl(距離La)、位置P3及びP5間の定速度をVl、位置P7及びP8間の定速度をV2、最終速度をV3とすると、位置P7で減速完了して搬送センサ37−2で用紙31の先端が検出されて、最終速度V3に向けて加速を開始するまでに保持している速度V2は、式(3)により求められる。
L3/V3=L5/V3+DECl+(L6−Ld)/V2
+ACCl+(L7−La)/V3・・・(3)
但し、L3:画像搬送路長−(Ll十L2)
DECl:(Vl−V2)/A
A:用紙搬送モータの減速勾配(マイナスの加速度)。減速テーブルで規定
される。
Ld:V2*DECl+(VlV2)*DECl/2
ACCl:(V3V2)/B
B:用紙搬送モータの加速勾配(プラスの加速度)。加速テーブルで規定さ
れる。
La:V2*ACCl+(V3−V2)*ACCl/2
ここでは、中間転写ベルト15によるトナー画像の搬送速度と用紙31の最終搬送速度をどちらも速度V3として計算式(3)に入れているが、実際の装置では僅かに速度差が与えられることもありえる。以上の条件より、前記関係式(3)を速度V2に関する2次方程式化し、速度V2を求める。
実施例2においては、給紙の定速度Vlを中間転写ベルト15による画像搬送速度よりも早く設定しているが、用紙搬送経路のほうが画像搬送経路よりも短いため、タイミングによっては、そこまで速度を上げる必要は無い。
図10には、用紙31の搬送が何らかの用紙搬送負荷、ローラのスリップ等により所定の搬送タイミングよりも遅れてしまった場合、搬送センサ37−1で用紙搬送が遅れていることが画像搬送位置との比較で判断されると、途中で搬送速度を給紙速度よりも速めて給紙を行うことで、そのリカバリーを行う動作が示されている。以下に給紙からの動作説明を行う。
給紙が開始された用紙31は、所定の給紙速度まで加速し、位置P3で設定されていた定速度V1での給紙制御に入る。定速度V1でしばらく給紙された用紙31は、先端が搬送センサ37−1の位置P4(S1)に到達する。この時、図3のCPU40において以下の搬送速度V2の値が計算される。
この計算では、2次転写位置P9で、中間転写ベルト15により搬送されてくるトナー画像と、同じく搬送されてくる用紙31とを同期させるために、位置P4(S1)の第1の搬送センサ37−1と位置P8(S2)の第2の搬送センサ37−2との間で、画像搬送速度よりも早く設定する搬送速度V2を求める。
用紙先端が位置P4に到達して、前記計算が行われた後、搬送ローラ対35−2に用紙先端が噛み込み、搬送フィード力を得る位置P5に用紙31が到達するまでは、速度Vlで搬送される。用紙先端が位置P5に到達して、搬送ローラ対35−2により十分な搬送フィード力が得られる位置まできたら、図3の用紙搬送ローラ駆動モータ53は減速を開始し、位置P7で所定の速度V2に変更される。速度V2への速度変更が完了すると、用紙先端が第2の搬送センサ37−2で検出されるまでは、そのままの速度V2で駆動される。位置P8で、用紙31の先端が搬送センサ37−2に検出されると、2次転写位置P9に到達する前に、中間転写ベルト15上のトナー画像が搬送される速度に合わせるべく用紙搬送速度の減速を開始する。用紙31の搬送速度は、2次転写位置P9に到達する前に画像搬送速度に合わせた、転写プロセスが良好に行われる速度V3に変更される。位置P9の上流位置で速度V3に変更された用紙31は、そのまま2次転写位置P9に到達し、中間転写ベルト15により搬送されてきたトナー画像により2次転写される。
この時の用紙31に対する2次転写位置P9は、仕様を満たす書き出し位置になる。この制御で位置P5を設け、搬送ローラ対35−2に用紙先端を噛み込ませてから搬送速度を制御するのは、搬送ローラ対35−2,35−3は、それよりも上流の搬送ローラ35−1の駆動源とは別駆動源を使用しており、用紙31を連続で搬送する場合に搬送ローラ対35−2,35−3の速度制御だけでタイミングを取るようにしているためである。このような制御を行うことにより、後ろから追いかけてくる用紙31は、別駆動源により駆動される搬送ローラ35−1にて高速で給紙が可能になっている。
なお、本制御方法では、画像搬送状態と比較して用紙搬送状態の方が遅れている場合を説明しているが、遅れる状態によっては位置P5で減速するのではなく、更に速度アップをしてリカバリーするケースも考えられる。
次に、前記制御の中で使用された搬送速度V2について説明をする。
計算に必要なパラメータの内、前述した用紙搬送タイミングが画像搬送タイミングよりも早い場合とは異なるところだけを説明する。
本実施例2では、図4において、L5は位置P4(S1)から搬送速度Vlで用紙が更に搬送され、用紙先端が搬送ローラ対35−2を過ぎた位置P5辺りまでの距離を表している。この位置P5は、搬送ローラ対35−2により用紙31を搬送する力が十分に発生できる位置になっていると共に、調整速度V2への変化開始点でもある。L6は、位置P5から搬送センサ37−2のオン位置P8(S2)までの距離を表している。L7は、搬送センサ37−2オンから2次転写位置P9までの距離を表している。
その他、位置P5で減速を開始して減速が完了する位置P7までの減速時間をDECl(距離Ldl)、位置P7で以下の計算により求まる定速度V2になってから最終速度V3へ減速を開始する位置P8までの距離をLv2、位置P8から最終速度V3までの減速時間をDEC2(距離Ld2)、位置P3及びP5間の定速度をVl、位置P7及びP8間の定速度をV2、最終速度をV3とすると、位置P7で減速完了して搬送センサ37−2で用紙31の先端が検出されて、最終速度V3に向けて減速を開始するまでに保持している速度V2は、式(4)により求められる。
L3/V3=L5/V3+DECl+(L6−Ldl)/V2
+DEC2+(L7−Ldec2)/V3・・・(4)
但し、L3:画像搬送路長−(Ll+L2)
DECl:(V1−V2)/A
A:用紙搬送モータの減速勾配(マイナスの加速度)。減速テーブルで規
定される。
Ldl:V2*DECl+(Vl−V2)*DECl/2
DEC2:(V2−V3)/A
B:用紙搬送モータの加速勾配(プラスの加速度)。
加速テーブルで規定される。
Ld2:V3*DEC2+(V2−V3)*DEC2/2
ここでは、中間転写ベルト15によるトナー画像の搬送速度と用紙31の最終搬送速度をどちらもV3として計算式(4)に入れているが、実際の装置では僅かに速度差が与えられることもありえる。以上の条件より、前記関係式(4)を速度V2に関する2次方程式化し、速度V2を求める。
本実施例2においては、給紙の定速度Vlを中間転写ベルト15による画像搬送速度よりも早く設定しているが、用紙搬送経路のほうが画像搬送経路よりも短いため、タイミングによってはそこまで速度を上げる必要は無い。
図11−1、図11−2には、位置P8(S2)の第2の搬送センサ37−2まで搬送されてきた用紙31の先端がこの第2の搬送センサ37−2により検出された時に、中間転写ベルト15により搬送されているトナー画像の期待される位置との間にずれがあった場合、加速もしくは減速の時間又は距離を調整することで、ずれ分を微調整する様子が示されている。
Tlaは、搬送センサ37−2に用紙先端が到達した時のトナー画像の位置が期待されていた位置よりも搬送方向の下流にあり、2次転写位置P9に到達するタイミングが用紙31よりも早い場合の用紙搬送速度の加速時間を表している。同様に、Tlbは、トナー画像と用紙31の搬送タイミングが期待値通りのタイミングになっている時の用紙搬送速度の加速時間、T1cは、トナー画像の位置が期待されていた位置よりも搬送方向の上流にあり、2次転写位置P9に到達するタイミングが用紙31より遅い場合の用紙搬送速度の加速時間を表している。T2aは、時間Tlaで加速後に最終速度V3で2次転写位置P9に到達するまでの時間、同じく、T2bは時間Tlbで加速後、T2cは時間T1cで加速後に最終速度V3で2次転写位置P9に到達するまでの時間である。
3種類の加速方法のうち、例として時間T1c,T2cの求め方を説明する。
搬送センサ37−2の位置P8到達までの中間調整速度をV2、画像搬送速度に合わせた、転写プロセスが良好に行われる最終速度をV3、搬送センサ37−2で用紙先端が検出された時にトナー画像が搬送された位置から2次転写位置P9までの残り距離をLimg、搬送センサ37−2の位置P8から2次転写位置P9までの距離をL7とすると、時間と距離の関係は、式(5)の2元1次方程式で表される。
L7=(V3−V2)*T1c/2+V2*T1c+V3*T2c・・・(5)
T1c+T2c=Limg/V3
ここでは、中間転写ベルト15によるトナー画像の搬送速度と用紙31の最終搬送速度をどちらも速度V3として計算式(5)に入れているが、実際の装置では僅かに速度差が与えられることもありえる。
以上の方程式(5)を時間T1cとT2cについて解く。用紙先端が搬送センサ37−2を通過したら加速時間T1cで最終速度V3まで加速し、その後、最終速度V3で2次転写を行う。
計算により求められた加速時間は、例えば、予め、いくつかの加速時間に合わせて用意されている加速テーブルを選択したり、加速テーブル発生用計算式を使ってテーブル生成される。こうして準備された加速テーブルを用いて、位置P7からの加速制御に使用する。
(実施例2の効果)
本実施例2によれば実施例1での効果に加えて、2次転写直前で転写タイミングの微調整が行えるようになるため、用紙先端からの書き出し位置制御の精度がより向上する。
(実施例1、2の他の変形例)
本発明は、上記実施例1、2に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(a)、(b)のようなものがある。
(a) 図1〜図3の画像形成装置10の構成や回路は、図示以外のものに変更してもよい。例えば、実施例1、2では、中間転写ベルト15とLEDヘッド7を構成例として挙げて説明を行ったが、構成はこれに限ることなく、中間転写ドラム方式等やレーザ光源等を構成とする装置にも適用可能である。又、トナー画像が転写される用紙31は、他の被記録媒体であってもよい。
(b) 実施例1、2では、カラー電子写真方式のプリンタについて説明したが、本発明は、複写機、ファクシミリ装置、複合機等における中間転写方式の画像形成装置にも適用が可能である。
10 画像形成装置
15 中間転写ベルト
20 画像形成手段
21 LEDヘッド
22 感光体
29 1次転写ローラ
31 用紙
37−1〜37−3 搬送ローラ対
37−1,37−2 搬送センサ
38 定着器
40 CPU
53 駆動モータ

Claims (4)

  1. 現像材像を担持する像担持体と、
    画像データに基づき、前記現像材像を前記像担持体上に画像形成する画像形成手段と、
    回転部材により回転し、前記像担持体上の前記現像材像が1次転写される無端状ベルトと、
    前記無端状ベルト上に形成された前記現像材像を2次転写位置において被記録媒体へ2次転写する転写手段と、
    前記無端状ベルト上に形成された前記現像材像を前記被記録媒体へ2次転写させるために前記被記録媒体を前記2次転写位置へ搬送するための搬送手段と、
    前記搬送手段による搬送速度を制御する搬送速度制御手段とを有し、
    前記搬送手段は、前記被記録媒体を検出する第1の検知手段と、前記第1の検知手段の搬送方向下流側に配置された第2の検知手段とを含み、
    前記搬送速度制御手段は、前記第1の検知手段による前記被記録媒体の検出と、前記画像形成手段による画像形成タイミングとに基づいて、前記第2の検知手段までの被記録媒体搬送速度を変更し、前記第2の検知手段が前記被記録媒体を検出した場合に、前記被記録媒体の搬送速度を前記無端状ベルトの走行速度に合わせることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記搬送速度制御手段は、前記被記録媒体の搬送速度を2次転写のときの速度に制御するとき、前記所定速度に達するまでの加速度を制御することによって、前記搬送速度が前記所定速度に達したときの前記被記録媒体の位置を制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記搬送手段は、前記被記録媒体を搬送する搬送ローラと、前記第1及び第2の検知手段である第1及び第2の搬送センサと、を有することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記被記録媒体は、用紙であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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