JP2008250026A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 記録媒体の厚さ及び材質に関わらず記録媒体を搬送する転写部を規定速度で走行させ、品質の優れたトナー像を記録媒体上に形成し得る画像形成装置を提供する。
【解決手段】 記録媒体を搬送するための搬送部及び搬送部を駆動する駆動部と、搬送部から搬送されてくる記録媒体を画像形成部上のトナー画像を転写させるべく搬送する転写部と、記録媒体を搬送部と転写部との間で搬送中における転写部の搬送速度を検出する速度検出手段と、転写部に設定されている規定の搬送速度と検出された搬送速度とを比較して搬送部の搬送速度を変更するために駆動部を制御する速度制御部とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、印刷データに基づいた印刷処理を行う画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置では、印刷データを受信すると、感光ドラム上に該印刷データに基づいたトナー像を形成し、記録媒体をレジストローラ及び転写ベルトを用いて感光ドラムまで搬送し、転写ローラによって該記録媒体上に該トナー像を転写するようになっている。
ところで、物理的に優れたトナー像を記録媒体上に形成するためには、定速で回転する感光ドラムに合わせて、記録媒体を搬送する転写ベルトを規定速度で走行させる必要がある。しかし、画像形成装置を使用する環境によって、例えばレジストローラが熱膨張すると、該レジストローラの径が大きくなって記録媒体の送り量が大きくなるため、該記録媒体に撓みを生じてしまう。この場合には、転写ベルトに接触する記録媒体から転写ベルトに走行方向への押付力(摩擦力)が加わるため、転写ベルトの走行速度が大きくなってしまう。
一方、例えばレジストローラが劣化してその径が小さくなって記録媒体の送り量が小さくなると、転写ベルトに対して該記録媒体から張力が働いて、転写ベルトの走行速度が小さくなる欠点があった。
そして、感光ドラムの回転速度に対し転写ベルトの搬送速度が対応していないと、記録媒体上に形成したトナー像の記録ピッチが変化したり、該トナー像に横すじが発生したり、更には複数の感光ドラムの各色のトナー像を重ねたときに色ずれを生じさせてしまう。
この問題を解決するために、例えば特許文献1には、記録媒体がレジストローラを通過中に撓み生成手段で該記録媒体に撓みを生じさせ、かつ撓み検出手段で生じさせた撓み量を検出し、該記録媒体の撓み量が最少になるようレジストローラの速度を制御する、画像形成装置が開示されている。
特開平9−325544号公報
しかしながら、上記画像形成装置では、撓みが生じにくい厚さ及び材質の記録媒体に撓みを形成すると、該記録媒体の剛性が大きいため、最少の撓み量にすべく速度制御を行っても、剛性の大きな記録媒体から転写ベルトに走行方向への大きな押付力が加わるため、転写ベルトの走行速度が大きくなり、同様に該記録媒体上のトナー像に記録ピッチの変化、横すじ、色ずれなどが生じていた。
以上の問題点に鑑み、本発明の目的は、記録媒体の厚さ及び材質に関わらず該記録媒体を搬送する転写ベルトを規定速度で走行させ、品質の優れたトナー像を該記録媒体上に形成し得る画像形成装置を提供することにある。
本発明は、以上の点を解決するために、次の構成を採用する。
本発明の画像形成装置は、記録媒体を搬送するための搬送部及び搬送部を駆動する駆動部と、搬送部から搬送されてくる記録媒体を画像形成部上のトナー画像を転写させるべく搬送する転写部とを備える画像形成装置において、記録媒体を搬送部と転写部との間で搬送中における転写部の搬送速度を検出する速度検出手段と、転写部に設定されている規定の搬送速度と検出された搬送速度とを比較して搬送部の搬送速度を変更するために駆動部を制御する速度制御部と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、記録媒体の厚さ及び材質に関わらず該記録媒体を搬送する転写部を規定速度で走行させ、品質の優れたトナー像を該記録媒体上に形成することができる。
以下、本発明の実施形態について実施例を用いて詳細に説明する。
<実施例1の構成>
本発明の実施例1の画像形成装置100は、図1に示すように、装置全体を制御する装置制御部101と、読取部102と、画像メモリ103と、入口センサ104と、モータ制御部105と、レジストモータ106と、レジストローラ107と、ベルト駆動モータ108と、ベルト駆動ローラ109と、転写ベルト110と、ドラムモータ111と、感光ドラム112と、定着モータ113と、加熱ローラ114と、書き出しセンサ115と、マークパターン格納部116と、LEDヘッド制御部117と、LEDヘッド118と、高圧制御部119と、電源部120と、現像ローラ121と、転写ローラ122と、マーク検出センサ123と、マーク規定情報格納部124と、図2に示すように、転写ベルト用の掻き取りブレード125とを備える。
そして、画像形成装置100は、図2に示すように、レジストローラ107に対向して配設される加圧ローラ126と、印刷機構P1と、印刷機構P2と、印刷機構P3と、印刷機構P4と、加熱ローラ114に対向して配設される加圧ローラ127とを備え、記録媒体1をレジストローラ107及び加圧ローラ126と、転写ベルト110と、加熱ローラ114及び加圧ローラ127とを用いて搬送する。
印刷機構P1は、ブラック(K)色のトナー像を形成するための機構であり、感光ドラム112Kと、LEDヘッド118Kと、現像ローラ121Kと、転写ローラ122Kとで構成されている。
印刷機構P2は、イエロー(Y)色のトナー像を形成するための機構であり、感光ドラム112Yと、LEDヘッド118Yと、現像ローラ121Yと、転写ローラ122Yとで構成されている。
印刷機構P3は、マゼンダ(M)色のトナー像を形成するための機構であり、感光ドラム112Mと、LEDヘッド118Mと、現像ローラ121Mと、転写ローラ122Mとで構成されている。
印刷機構P4は、シアン(C)色のトナー像を形成するための機構であり、感光ドラム112Cと、LEDヘッド118Cと、現像ローラ121Cと、転写ローラ122Cとで構成されている。
ここで、各印刷機構P1〜P4には、図示しない各色のトナーを保持するトナータンク及び各感光ドラム112K〜112Cに付着したトナーを除去するためのクリーニングローラなどが備えられているものとする。
装置制御部101は、画像形成装置100の図示しないインターフェース(I/F)部を介して上位装置から印刷データを受信すると、該画像形成装置100の図示しないラスタライズ変換部へラスタライズ変換を指示する。ここで、画像形成装置100の図示しないI/F部は、上位装置から印刷データを受信及び受信した印刷データの処理結果を通知するためのUSB(Universal Serial Bus)などのシリアルインターフェースや、IEEE1284等のパラレルインターフェースであり、各インターフェースの所定プロトコルで上位装置と接続されている。
画像形成装置100の図示しないラスタライズ変換部は、ラスタライズ変換の指示を受けると、上位装置から取得した印刷データを画像データに変換する。そして、画像形成装置100の図示しないラスタライズ変換部が画像データを生成すると、装置制御部101は、該画像データを画像メモリ103へ記憶する。ここで、上位装置は、利用者が画像形成装置100に対して印刷要求を行うために操作するPC(Personal Computer)などである。
一方、利用者が原稿を読取部102に備えるスキャナにセットすると、該読取部102のスキャナは、該原稿を読み取って画像データを生成する。そして、読取部102が画像データを生成すると、装置制御部101は、該画像データを画像メモリ103へ記憶する。
装置制御部101は、画像メモリ103に画像データを記憶すると、画像形成装置100の図示しない給紙ローラへ記録媒体1の給紙を指示する。
画像形成装置100の図示しない給紙ローラは、記録媒体1の給紙の指示を受けると、図示しない用紙トレイで保持する記録媒体1を給紙し、該記録媒体1を搬送する。
入口センサ104は、上記記録媒体1の搬送を検知するためのセンサであり、画像形成装置100の図示しない給紙ローラから搬送された該記録媒体1の先端を検知すると、入口検知信号を生成し、該入口検知信号を装置制御部101へ送信する。
装置制御部101は、上記入口検知信号を受信すると、モータ制御部105へレジストモータ106の駆動を指示する。
モータ制御部105は、レジストモータ106の駆動の指示を受けると、電源部120の電圧をレジストモータ106に供給し、該レジストモータ106を駆動させる。
レジストモータ106の駆動により、レジストローラ107は、回転する。ここで、モータ制御部105は、レジストローラ107の回転速度が画像形成装置100の図示しないメモリに予め設定されたレジストローラの規定回転速度になるよう、レジストモータ106を制御して駆動させる。
そして、レジストローラ107は、該レジストローラ107に対向して配設された加圧ローラ126を用いて上記記録媒体1を搬送する。
書き出しセンサ115は、後述する各感光ドラム112K〜112C上に形成された静電潜像を記録媒体1上に形成するために、該各感光ドラム112K〜112C上の静電潜像の開始位置と、該記録媒体1の該静電潜像の書き出し開始位置とを合わせるために用いるセンサであり、レジストローラ107から搬送された該記録媒体1の先端を検知すると、書き出し検知信号を生成し、該書き出し検知信号を装置制御部101へ送信する。
装置制御部101は、上記書き出し検知信号を受信すると、モータ制御部105へレジストモータ106の一時停止を指示する。
モータ制御部105は、レジストモータ106の一時停止の指示を受けると、レジストモータ106への電源部120の電圧の供給を停止し、該レジストモータ106の駆動を停止させる。これにより、レジストローラ107は停止する。よって、記録媒体1は、装置制御部101の制御により、レジストローラ107及び加圧ローラ127に挟まれた状態で、その先端が書き出し開始位置になるように停止する。
レジストローラ107が停止すると、装置制御部101は、モータ制御部105へベルト駆動モータ108及びドラムモータ111の駆動を指示する。
モータ制御部105は、ベルト駆動モータ108及びドラムモータ111の駆動の指示を受けると、電源部120の電圧をベルト駆動モータ108及びドラムモータ111へ供給し、該ベルト駆動モータ108及び該ドラムモータ111を駆動させる。
ベルト駆動モータ108の駆動により、ベルト駆動ローラ109が回転すると、転写ベルト110は、走行する。ここで、モータ制御部105は、転写ベルト110の走行速度が画像形成装置100の図示しないメモリに予め設定された転写ベルトの規定走行速度になるよう、ベルト駆動モータ108を制御してベルト駆動ローラ109を回転させる。
一方、ドラムモータ111の駆動により、感光ドラム112が回転すると、印刷機構P1の図示しない帯電器は、該感光ドラム112Kを帯電させる。
感光ドラム112Kが帯電すると、装置制御部101は、LEDヘッド制御部117へレジストローラ107の速度制御用のマークの生成を指示する。
LEDヘッド制御部117は、上記レジストローラ107の速度制御用のマークの生成の指示を受けると、LEDヘッド118Kにマークの生成を指示する。
マークパターン格納部116には、マーク検出センサ123で検出する後述するマークトナー像のマークパターンが予め格納されている。
LEDヘッド118Kは、マークの生成の指示を受けると、印刷機構P1の図示しないLEDアレイを発光させ、帯電する感光ドラム112K上に、マークパターン格納部116で保持するマークパターンに基づいた静電潜像を形成する。
そして、LEDヘッド118Kが感光ドラム112K上に静電潜像を形成すると、装置制御部101は、高圧制御部119へ現像ローラ121への高電圧の供給を指示する。
高圧制御部119は、現像ローラ121への高電圧の供給の指示を受けると、電源部120の電圧を高電圧に変換して該高電圧を現像ローラ121へ供給する。
そして、現像ローラ121に高電圧が印加されると、印刷機構P1の図示しないトナータンクで保持するブラックトナーが該現像ローラ121を介して感光ドラム112K上の静電潜像に供給されるので、図3に示すように、感光ドラム112K上には、該静電潜像に基づいたマークトナー像が可視像として形成される。
感光ドラム112K上に上記マークトナー像が形成されると、装置制御部101は、高圧制御部119へ転写ローラ122Kへの高電圧の供給を指示する。
高圧制御部119は、転写ローラ122Kへの高電圧の供給の指示を受けると、電源部120から高電圧を転写ローラ122Kへ印加する。
そして、転写ローラ122Kに転写電圧が印加されると、図4に示すように、感光ドラム112K上のマークトナー像は、転写ベルト110上に転写される。図5に、転写ベルト110上に形成されたマークトナー像の一例を示す。ここで、図6に示すように、装置制御部101の制御により、ベルト駆動ローラ109が一回転する毎に3つのマークトナー像がマーク規定情報格納部124に予め設定された規定間隔時間T0で、転写ベルト110上に転写される。
転写ベルト110上にマークトナー像が転写された後、感光ドラム112Kは更に回転し、印刷機構P1の図示しないクリーニングブレードで、該感光ドラム112K上のトナー像を除去する。
そして、図7に示すように、転写ベルト110上のマークトナー像が該転写ベルト110の走行で移動し、該先頭のマークトナー像がマーク検出センサ123から後述する距離L1になると、装置制御部101は、モータ制御部105へレジストモータ106の一時停止の解除を指示すると共に、LEDヘッド制御部117へ画像形成を指示する。ここで、上記距離L1は、レジストローラ107及び加圧ローラ126に挟まれて停止している記録媒体1の先端から感光ドラム112Kまでの距離L´1と等しいものとする。これにより、記録媒体1の先端が転写部(感光ドラム112Kと転写ローラ122K間)に達したときにマークトナー像の検出が開始されることになる。
モータ制御部105は、レジストモータ106の一時停止の解除の指示を受けると、電源部120の電圧をレジストモータ106に供給し、該レジストモータ106を駆動させる。
レジストモータ106の駆動によりレジストローラ107が回転するので、該レジストローラ107及び加圧ローラ126に挟まれて停止していた記録媒体1は、該レジストローラ107により転写ベルト110へ搬送される。
一方、LEDヘッド制御部117は、画像形成の指示を受けると、LEDヘッド118K〜118Mに対して、各色の静電潜像の生成を順次記録媒体1の搬送に対応させて指示する。
LEDヘッド118K〜118Mは、静電潜像の生成の指示を受けると、画像メモリ103で保持する画像データに基づいた各色の静電潜像を生成する。そして、印刷機構P1〜P4の動作により、各感光ドラム112K〜112M上には、各色のトナー像が形成される。
マーク検出センサ123は、転写ベルト110と、該転写ベルト110上のマークトナー像との反射強度の違いに基づいて該マークトナー像を検出する。ここで、マーク検出センサ123が検出する反射強度は電圧値として出力され、マークトナー像の電圧値は、転写ベルト部分の電圧値より低く検出される。よって、マーク検出センサ123は、電圧値の変化に基づいて、マークトナー像を検出する。
図8に示すように、装置制御部101の制御により、上記記録媒体1の先端が感光ドラム112K下を通過すると共に、マーク検出センサ123が転写ベルト110上のマークトナー像の検出を開始する。ここで、上記記録媒体1の先端が感光ドラム112K下であるとき、レジストローラ107から該記録媒体1の後端までの距離L2は、マーク検出センサ123の位置から上記後尾のマークトナー像までの距離L´2と等しいものとする。これにより、記録媒体1の後端がレジストローラ107を抜けたときにマークトナー像の検出が終了でき、無駄にマークトナー像を転写する必要がない。
そして、マーク検出センサ123は、上記マークトナー像を検出する毎に、マーク検出信号を生成し、該マーク検出信号を装置制御部101へ送信する。
装置制御部101は、マーク検出信号を取得する毎に、画像形成装置100の図示しないカウンタ及びタイマを用いて、該マーク検出信号の取得回数及び取得時間を計測する。図9に、マーク検出センサ123が検出した電圧値と、装置制御部101のマーク検出信号の取得時間(T1、T2・・・)との関係を示す。
そして、装置制御部101は、上記マーク検出信号の取得回数が3の整数倍になる毎に、該マーク検出信号の平均取得間隔時間を算出し、該平均取得間隔時間と、マーク規定情報格納部124に予め設定された規定間隔時間T0とを比較する。装置制御部101は、図10(a)に示すように、規定間隔時間T0に対して平均取得間隔時間(各マーク検出信号の取得間隔時間をT01、T02・・・とする)が長いと、転写ベルト110に走行方向とは逆の張力が加わっているとして、モータ制御部105へレジストモータ106の回転速度の加速を指示する。
一方、装置制御部101は、図10(b)に示すように、規定間隔時間T0に対して平均取得間隔時間(各マーク検出信号の取得間隔時間をT03、T04・・・とする)が短いと、転写ベルト110に走行方向への押付力が加わっているとして、モータ制御部105へレジストモータ106の回転速度の減速を指示する。
モータ制御部105は、上記レジストモータ106の回転速度の加速の指示を受けると、レジストモータ106の回転速度を加速させ、これによりレジストローラ107の回転速度を加速させる。
一方、モータ制御部105は、上記レジストモータ106の回転速度の減速の指示を受けると、レジストモータ106の回転速度を減速させ、これによりレジストローラ107の回転速度を減速させる。
そして、装置制御部101は、マーク検出センサ123からのマーク検出信号の平均取得間隔時間が規定間隔時間T0と一致するまで、モータ制御部105へレジストモータ106の回転速度の加速及び減速のいずれか一方の指示を続ける。
装置制御部101のモータ制御部105への上記指示により、マーク検出センサ123からのマーク検出信号の平均取得間隔時間と規定間隔時間T0とが一致すると、ベルト駆動ローラ109の回転速度は、図示しないメモリに予め設定された規定回転速度に戻る。
そして、上記規定回転速度で回転するベルト駆動ローラ109の回転により転写ベルト110が各感光ドラム112K〜112Mと同速で走行するので、記録媒体上には、感光ドラム112K上のブラックトナー像と、感光ドラム112Y上のイエロートナー像と、感光ドラム112M上のマゼンダトナー像とが各転写ローラ122K〜122Mを介して転写されていく。
転写ベルト用の掻き取りブレード125は、転写ベルト110上のマークトナー像を掻き取るためのものであり、マーク検出センサ123の後方に配設されている。そして、転写ベルト用の掻き取りブレード125は、転写ベルト110上のマークトナー像がマーク検出センサ123を通過すると共に、該マークトナー像を掻き取る。
そして、図11に示すように、装置制御部101の制御により、記録媒体1が上記搬送によりレジストローラ107を通過し終えると共に、後尾のマークトナー像がマーク検出センサ123を通過し終える。
後尾のマークトナー像がマーク検出センサ123を通過し終えると、装置制御部101は、LEDヘッド制御部117へ、加熱ローラの速度制御用のマークの生成を指示すると共に、モータ制御部105へ定着モータ113の駆動を指示する。
LEDヘッド制御部117は、上記加熱ローラの速度制御用のマークの生成の指示を受けると、LEDヘッド118Cにマークの生成を指示する。
LEDヘッド118Cは、マークの生成の指示を受けると、印刷機構P4の図示しないLEDアレイを発光させ、帯電する感光ドラム112Cの表面に、マークパターン格納部116で保持するマークパターンに基づいたマーク潜像を形成する。ここで、感光ドラム112C上に形成されるマーク潜像は、感光ドラム112K上に形成されたマーク潜像と同じである。
そして、LEDヘッド118Cがマーク潜像を形成すると、印刷機構P4の図示しないトナータンクで保持するシアントナーが帯電した現像ローラ121Cを介して感光ドラム112Cのマーク潜像上に供給されると、感光ドラム112C上には、該マーク潜像に基づいたマークトナー像が形成される。
そして、感光ドラム112C上に上記マークトナー像が形成されると、装置制御部101は、高圧制御部119へ転写ローラ122Cへの高電圧の供給を指示する。
高圧制御部119は、転写ローラ122Cへの高電圧の供給の指示を受けると、電源部120から高電圧を転写ローラ122Cへ印加する。
転写ローラ122が印加されると、感光ドラム112C上のマークトナー像は、転写ベルト110上に転写される。ここで、図12に示すように、感光ドラム112Cからマーク検出センサ123までの距離L4は、該感光ドラム112Cから加熱ローラ114までの距離L5より十分長い(L4>L5)ものとし、転写された先頭のマークトナー像から記録媒体1の先端までの距離L3が、L4−L5となるタイミング(L3=L4−L5)で該マークトナー像は、装置制御部101の制御により、転写ベルト110上に転写されるものとする。L4>L5とすることにより、記録媒体1が定着部と転写部の両方に挟まれているときに、マークトナー像を検出することができる。
転写ローラ122Cが上記マークトナー像を転写ベルト110上に転写すると、印刷機構P4の図示しないクリーニングブレードは、感光ドラム112C上のトナー像を除去する。
感光ドラム112C上のトナー像が除去されると、装置制御部101は、LEDヘッド制御部117へLEDヘッド118Cに対する静電潜像の生成を指示する。
LEDヘッド制御部117は、LEDヘッド118Cに対する静電潜像の生成の指示を受けると、LEDヘッド118Cへ静電潜像の生成を指示する。
そして、LEDヘッド118Cは、静電潜像の生成の指示を受けると、画像メモリ103で保持する画像データに基づいたシアン色に該当する静電潜像を生成する。そして、印刷機構P4の動作により、感光ドラム112C上には、シアン色のトナー像が形成される。感光ドラム112C上に形成されたシアン色のトナー像は、転写ローラ122Cを介して記録媒体1上に転写される。
一方、モータ制御部105は、定着モータ113の駆動の指示を受けると、電源部120の電圧を供給して定着モータ113を駆動する。定着モータの駆動により、加熱ローラ114は、回転を開始する。ここで、加熱ローラ114の回転速度が画像形成装置100の図示しないメモリに予め設定された加熱ローラの規定回転速度になるよう、モータ制御部105が定着モータ113を制御しているものとする。
加熱ローラ114が回転すると、装置制御部101は、高圧制御部119へ加熱ローラ114を加熱するためのヒータに高電圧の供給を指示する。
高圧制御部119は、加熱ローラ114を加熱するためのヒータに高電圧の供給の指示を受けると、電源部120から高電圧を該ヒータに印加する。ここで、加熱ローラ114は、予め所定温度まで加熱されているものとする。
図13に示すように、装置制御部101の制御により、転写ベルト110上の記録媒体1の先端が加熱ローラ114下を通過すると共に、マーク検出センサ123は、マークトナー像の検出を開始する。そして、マーク検出センサ123は、上記マークトナー像を検出する毎にマーク検出信号を生成し、該マーク検出信号を装置制御部101へ送信する。
装置制御部101は、マーク検出信号を取得すると、画像形成装置100の図示しないカウンタ及びタイマを用いて、該マーク検出信号の取得回数及び取得時間を計測する。
そして、装置制御部101は、上記マーク検出信号の取得回数が3の整数倍になる毎に、該マーク検出信号の平均取得間隔時間を算出し、該平均取得間隔時間と、マーク規定情報格納部124に予め設定された規定間隔時間T0とを比較する。装置制御部101は、規定間隔時間T0に対して平均取得間隔時間が長いと、転写ベルト110に走行方向とは逆の押付力が加わっているとし、モータ制御部105へ定着モータ113の回転速度の加速を指示する。
一方、装置制御部101は、規定間隔時間T0に対して平均取得間隔時間が短いと、転写ベルト110に走行方向への張力が加わっているとし、モータ制御部105へ定着モータ113の回転速度の減速を指示する。
モータ制御部105は、上記定着モータ113の回転速度の加速の指示を受けると、該定着モータ113へ供給する電源部120からの電圧量を増加する。そして、定着モータ113の回転速度が加速すると、加熱ローラ114の回転速度も加速する。
一方、モータ制御部105は、上記定着モータ113の回転速度の減速の指示を受けると、該定着モータ113へ供給する電源部120からの電圧量を低減する。そして、定着モータ113の回転速度が減速すると、加熱ローラ114の回転速度も減速する。
そして、装置制御部101は、マーク検出センサ123からのマーク検出信号の平均取得間隔時間が規定間隔時間T0と一致するまで、モータ制御部105へ定着モータ113の回転速度の加速及び減速のいずれか一方の指示を続ける。
装置制御部101のモータ制御部105への上記指示により、マーク検出センサ123からのマーク検出信号の平均取得間隔時間と、規定間隔時間T0とが一致すると、ベルト駆動ローラ109の回転速度は、図示しないメモリに予め設定されたベルト駆動ローラの規定回転速度になる。そして、規定回転速度で回転するベルト駆動ローラ109の回転により転写ベルト110上の記録媒体上には、各感光ドラム112K〜112C上の各色のトナー像が各転写ローラ122K〜122Cを介して転写されていく。
記録媒体上に転写された各色のトナー像は、加熱ローラ114によって、定着される。そして、記録媒体1は、加熱ローラ114を通過すると、画像形成装置100の図示しない排出部から排出される。
<実施例1の動作>
次に、本発明の画像形成装置100の実施例1における印刷処理動作について、図14に示すフローチャートを用いて説明する。
装置制御部101は、画像形成装置100の図示しないI/F部を介して上位装置から印刷データを受信すると、該画像形成装置100の図示しないラスタライズ変換部へラスタライズ変換を指示する。
画像形成装置100の図示しないラスタライズ変換部は、ラスタライズ変換の指示を受けると、上位装置から取得した印刷データを画像データに変換する。そして、画像形成装置100の図示しないラスタライズ変換部が画像データを生成すると、装置制御部101は、該画像データを画像メモリ103へ記憶する(ステップS101)。
装置制御部101は、画像メモリ103に画像データを記憶すると、画像形成装置100の図示しない給紙ローラへ記録媒体1の給紙を指示する。
画像形成装置100の図示しない給紙ローラは、記録媒体1の給紙の指示を受けると、図示しない用紙トレイで保持する記録媒体1を給紙し、該記録媒体1を搬送する。
入口センサ104は、画像形成装置100の図示しない給紙ローラから搬送された該記録媒体1の先端を検知すると、入口検知信号を生成し、該入口検知信号を装置制御部101へ送信する。
装置制御部101は、上記入口検知信号を受信すると、モータ制御部105へレジストモータ106の駆動を指示する。
モータ制御部105は、レジストモータ106の駆動の指示を受けると、電源部120の電圧をレジストモータ106に供給し、該レジストモータ106を駆動させる。
レジストモータ106の駆動により、レジストローラ107は、回転する。ここで、モータ制御部105は、レジストローラ107の回転速度が画像形成装置100の図示しないメモリに予め設定されたレジストローラの規定回転速度になるよう、レジストモータ106を制御して駆動させる。
そして、レジストローラ107は、該レジストローラ107に対向して配設された加圧ローラ126を用いて上記記録媒体1を搬送する(ステップS102)。
書き出しセンサ115は、レジストローラ107から搬送された該記録媒体1の先端を検知すると、書き出し検知信号を生成し、該書き出し検知信号を装置制御部101へ送信する。
装置制御部101は、上記書き出し検知信号を受信すると、モータ制御部105へレジストモータ106の一時停止を指示する。
モータ制御部105は、レジストモータ106の一時停止の指示を受けると、レジストモータ106への電源部120の電圧の供給を停止し、該レジストモータ106の駆動を停止させる。これにより、レジストローラ107は停止する。よって、記録媒体1は、装置制御部101の制御により、レジストローラ107及び加圧ローラ127に挟まれた状態で、その先端が書き出し開始位置になるように停止する(ステップS103)。
レジストローラ107が停止すると、装置制御部101は、モータ制御部105へベルト駆動モータ108及びドラムモータ111の駆動を指示する。
モータ制御部105は、ベルト駆動モータ108及びドラムモータ111の駆動の指示を受けると、電源部120の電圧をベルト駆動モータ108及びドラムモータ111へ供給し、該ベルト駆動モータ108及び該ドラムモータ111を駆動させる。
ベルト駆動モータ108の駆動により、ベルト駆動ローラ109が回転すると、転写ベルト110は、走行する。ここで、モータ制御部105は、転写ベルト110の走行速度が画像形成装置100の図示しないメモリに予め設定された転写ベルトの規定走行速度になるよう、ベルト駆動モータ108を制御してベルト駆動ローラ109を回転させる。
一方、ドラムモータ111の駆動により、感光ドラム112が回転すると、印刷機構P1の図示しない帯電器は、該感光ドラム112Kを帯電させる。
感光ドラム112Kが帯電すると、装置制御部101は、LEDヘッド制御部117へレジストローラ107の速度制御用のマークの生成を指示する。
LEDヘッド制御部117は、上記レジストローラ107の速度制御用のマークの生成の指示を受けると、LEDヘッド118Kにマークの生成を指示する。
LEDヘッド118Kは、マークの生成の指示を受けると、印刷機構P1の図示しないLEDアレイを発光させ、帯電する感光ドラム112K上に、マークパターン格納部116で保持するマークパターンに基づいた静電潜像を形成する。
そして、LEDヘッド118Kが感光ドラム112K上に静電潜像を形成すると、装置制御部101は、高圧制御部119へ現像ローラ121への高電圧の供給を指示する。
高圧制御部119は、現像ローラ121への高電圧の供給の指示を受けると、電源部120の電圧を高電圧に変換して該高電圧を現像ローラ121へ供給し、該現像ローラ121を帯電させる。
そして、現像ローラ121が帯電すると、印刷機構P1の図示しないトナータンクで保持するブラックトナーが該現像ローラ121を介して感光ドラム112K上の静電潜像に供給されるので、図3に示すように、感光ドラム112K上には、該静電潜像に基づいたマークトナー像が可視像として形成される。
感光ドラム112K上に上記マークトナー像が形成されると、装置制御部101は、高圧制御部119へ転写ローラ122Kへの高電圧の供給を指示する。
高圧制御部119は、転写ローラ122Kへの高電圧の供給の指示を受けると、電源部120から高電圧を転写ローラ122Kへ印加する。
そして、転写ローラ122Kに印加電圧が印加されると、図4に示すように、感光ドラム112K上のマークトナー像は、転写ベルト110上に転写される(ステップS104)。ここで、図6に示すように、装置制御部101の制御により、ベルト駆動ローラ109が一回転する毎に3つのマークトナー像がマーク規定情報格納部124に予め設定された規定間隔時間T0で、転写ベルト110上に転写される。
転写ベルト110上にマークトナー像が転写された後、感光ドラム112Kは更に回転し、印刷機構P1の図示しないクリーニングブレードで、該感光ドラム112K上のトナー像を除去する。
そして、図7に示すように、転写ベルト110上のマークトナー像が該転写ベルト110の走行で移動し、該先頭のマークトナー像がマーク検出センサ123から後述する距離L1になると、装置制御部101は、モータ制御部105へレジストモータ106の一時停止の解除を指示すると共に、LEDヘッド制御部117へ画像形成を指示する。ここで、上記距離L1は、レジストローラ107及び加圧ローラ126に挟まれて停止している記録媒体1の先端から感光ドラム112Kまでの距離L´1と等しいものとする。
モータ制御部105は、レジストモータ106の一時停止の解除の指示を受けると、電源部120の電圧をレジストモータ106に供給し、該レジストモータ106を駆動させる。
レジストモータ106の駆動によりレジストローラ107が回転するので、該レジストローラ107及び加圧ローラ126に挟まれて停止していた記録媒体1は、該レジストローラ107により転写ベルト110へ搬送される(ステップS105)。
一方、LEDヘッド制御部117は、画像形成の指示を受けると、LEDヘッド118K〜118Mに対して、各色の静電潜像の生成を順次記録媒体1の搬送に対応させて指示する。
LEDヘッド118K〜118Mは、静電潜像の生成の指示を受けると、画像メモリ103で保持する画像データに基づいた各色の静電潜像を生成する。そして、印刷機構P1〜P4の動作により、各感光ドラム112K〜112M上には、各色のトナー像が形成される(ステップS106)。
図8に示すように、装置制御部101の制御により、上記記録媒体1の先端が感光ドラム112K下を通過すると共に、マーク検出センサ123が転写ベルト110上のマークトナー像の検出を開始する。ここで、上記記録媒体1の先端が感光ドラム112K下であるとき、レジストローラ107から該記録媒体1の後端までの距離L2は、マーク検出センサ123の位置から上記後尾のマークトナー像までの距離と等しいものとする。
そして、マーク検出センサ123は、上記マークトナー像を検出すると、マーク検出信号を生成し、該マーク検出信号を装置制御部101へ送信する。
装置制御部101は、マーク検出信号を取得する毎に、画像形成装置100の図示しないカウンタ及びタイマを用いて、該マーク検出信号の取得回数及び取得時間を計測する(ステップS107)。
そして、装置制御部101は、上記マーク検出信号の取得回数が3の整数倍になる毎に、該マーク検出信号の平均取得間隔時間を算出し、該平均取得間隔時間と、マーク規定情報格納部124に予め設定された規定間隔時間T0とを比較する。装置制御部101は、図10(a)に示すように、規定間隔時間T0に対して平均取得間隔時間(各マーク検出信号の取得間隔時間をT01、T02・・・とする)が長いと(ステップS108)、転写ベルト110に走行方向とは逆の張力が加わっているとして、モータ制御部105へレジストモータ106の回転速度の加速を指示する。
一方、装置制御部101は、図10(b)に示すように、規定間隔時間T0に対して平均取得間隔時間(各マーク検出信号の取得間隔時間をT03、T04・・・とする)が短いと、転写ベルト110に走行方向への押付力が加わっているとして、モータ制御部105へレジストモータ106の回転速度の減速を指示する。
モータ制御部105は、上記レジストモータ106の回転速度の加速の指示を受けると、レジストモータ106の回転速度を加速させ、これによりレジストローラ107の回転速度を加速させる(ステップS109)。
一方、モータ制御部105は、上記レジストモータ106の回転速度の減速の指示を受けると、レジストモータ106の回転速度を減速させ、これによりレジストローラ107の回転速度を減速させる(ステップS110)。
そして、装置制御部101は、マーク検出センサ123からのマーク検出信号の平均取得間隔時間が規定間隔時間T0と一致するまで、モータ制御部105へレジストモータ106の回転速度の加速及び減速のいずれか一方の指示を続ける。
装置制御部101のモータ制御部105への上記指示により、マーク検出センサ123からのマーク検出信号の平均取得間隔時間と、規定間隔時間T0とが一致すると、ベルト駆動ローラ109の回転速度は、図示しないメモリに予め設定された規定速度に戻る。
そして、規定回転速度で回転するベルト駆動ローラ109の回転により転写ベルト110が各感光ドラム112K〜112Mと同速で走行するので、記録媒体上には、感光ドラム112K上のブラックトナー像と、感光ドラム112Y上のイエロートナー像と、感光ドラム112M上のマゼンダトナー像とが各転写ローラ122K〜122Mを介して転写されていく(ステップS111)。
転写ベルト用の掻き取りブレード125は、転写ベルト110上のマークトナー像がマーク検出センサ123を通過すると共に、該マークトナー像を掻き取る。
そして、図11に示すように、装置制御部101の制御により、記録媒体1が上記搬送によりレジストローラ107を通過し終えると共に、後尾のマークトナー像がマーク検出センサ123を通過し終える。
後尾のマークトナー像がマーク検出センサ123を通過し終えると、装置制御部101は、LEDヘッド制御部117へ、加熱ローラの速度制御用のマークの生成を指示する。
LEDヘッド制御部117は、上記加熱ローラの速度制御用のマークの生成の指示を受けると、LEDヘッド118Cにマークの生成を指示すると共に、モータ制御部105へ定着モータの駆動を指示する。
LEDヘッド118Cは、マークの生成の指示を受けると、印刷機構P4の図示しないLEDアレイを発光させ、帯電する感光ドラム112Cの表面に、マークパターン格納部116で保持するマークパターンに基づいた静電潜像を形成する。ここで、感光ドラム112C上に形成される静電潜像は、感光ドラム112K上に形成された静電潜像と同じである。
そして、LEDヘッド118Cが静電潜像を形成すると、印刷機構P4の図示しないトナータンクで保持するシアントナーが帯電した現像ローラ121Cを介して感光ドラム112Cの静電潜像上に供給されると、感光ドラム112C上には、該静電潜像に基づいたマークトナー像が可視像として形成される。
そして、感光ドラム112C上に上記マークトナー像が形成されると、装置制御部101は、高圧制御部119へ転写ローラ122Cへの高電圧の供給を指示する。
高圧制御部119は、転写ローラ122Cへの高電圧の供給の指示を受けると、電源部120から高電圧を転写ローラ122Cへ印加する。
転写ローラ122が印加されると、感光ドラム112C上のマークトナー像は、転写ベルト110上に転写される(ステップS112)。ここで、図12に示すように、感光ドラム112Cからマーク検出センサ123までの距離L4は、該感光ドラム112Cから加熱ローラ114までの距離L5より十分長い(L4>L5)ものとし、転写された先頭のマークトナー像から記録媒体1の先端までの距離L3が、L4−L5となるタイミング(L3=L4−L5)で、上記マークトナー像は、装置制御部101の制御により、転写ベルト110上に転写されるものとする。
転写ローラ122Cが上記マークトナー像を転写ベルト110上に転写すると、印刷機構P4の図示しないクリーニングブレードで、感光ドラム112C上のトナー像を除去する。
感光ドラム112C上のトナー像が除去されると、装置制御部101は、LEDヘッド制御部117へLEDヘッド118Cに対する静電潜像の生成を指示する。
LEDヘッド制御部117は、LEDヘッド118Cに対する静電潜像の生成の指示を受けると、LEDヘッド118Cへ静電潜像の生成を指示する。
そして、LEDヘッド118Cは、静電潜像の生成の指示を受けると、画像メモリ103で保持する画像データに基づいたシアン色に該当する静電潜像を生成する。そして、印刷機構P4の動作により、感光ドラム112C上には、シアン色のトナー像が形成される。感光ドラム112C上に形成されたシアン色のトナー像は、転写ローラ122Cを介して記録媒体1上に転写される(ステップS113)。
一方、モータ制御部105は、定着モータ113の駆動の指示を受けると、電源部120の電圧を供給して定着モータ113を駆動する。定着モータの駆動により、加熱ローラ114は、回転を開始する(ステップS114)。ここで、加熱ローラ114の回転速度が画像形成装置100の図示しないメモリに予め設定された加熱ローラの規定回転速度になるよう、モータ制御部105が定着モータ113を制御しているものとする。
加熱ローラ114が回転すると、装置制御部101は、高圧制御部119へ加熱ローラ114を加熱するためのヒータに高電圧の供給を指示する。
高圧制御部119は、加熱ローラ114を加熱するためのヒータに高電圧の供給の指示を受けると、電源部120から高電圧を該ヒータへ印加する。
図13に示すように、装置制御部101の制御により、転写ベルト110上の記録媒体1の先端が加熱ローラ114下を通過すると共に、マーク検出センサ123は、マークトナー像の検出を開始する。そして、マーク検出センサ123は、上記マークトナー像を検出すると、マーク検出信号を生成し、該マーク検出信号を装置制御部101へ送信する。
装置制御部101は、マーク検出信号を取得すると、画像形成装置100の図示しないカウンタ及びタイマを用いて、該マーク検出信号の取得回数及び取得時間を計測する(ステップS115)。
そして、装置制御部101は、上記マーク検出信号の取得回数が3の整数倍になる毎に、該マーク検出信号の平均取得間隔時間を算出し、該平均取得間隔時間と、マーク規定情報格納部124に予め設定された規定間隔時間T0とを比較する。装置制御部101は、例えば、図10(a)に示すように、規定間隔時間T0に対して平均取得間隔時間(各マーク検出信号の取得間隔時間をT01、T02・・・とする)が長いと(ステップS116)、転写ベルト110に走行方向とは逆の押付力が加わっているとし、モータ制御部105へ定着モータ113の回転速度の加速を指示する。
一方、装置制御部101は、例えば、図10(b)に示すように、規定間隔時間T0に対して平均取得間隔時間(各マーク検出信号の取得間隔時間をT03、T04・・・とする)が短いと、転写ベルト110に走行方向への張力が加わっているとし、モータ制御部105へ定着モータ113の回転速度の減速を指示する。
モータ制御部105は、上記定着モータ113の回転速度の加速の指示を受けると、該定着モータ113へ供給する電源部120からの電圧量を増加する。そして、定着モータ113の回転速度が加速すると、加熱ローラ114の回転速度も加速する(ステップS117)。
一方、モータ制御部105は、上記定着モータ113の回転速度の減速の指示を受けると、該定着モータ113へ供給する電源部120からの電圧量を低減する。そして、定着モータ113の回転速度が減速すると、加熱ローラ114の回転速度も減速する(ステップS118)。
そして、装置制御部101は、マーク検出センサ123からのマーク検出信号の平均取得間隔時間が規定間隔時間T0と一致するまで、モータ制御部105へ定着モータ113の回転速度の加速及び減速のいずれか一方の指示を続ける。
装置制御部101のモータ制御部105への上記指示により、マーク検出センサ123からのマーク検出信号の平均取得間隔時間と、規定間隔時間T0とが一致すると、ベルト駆動ローラ109の回転速度は、図示しないメモリに予め設定されたベルト駆動ローラの規定回転速度になる。そして、規定回転速度で回転するベルト駆動ローラ109の回転により転写ベルト110上の記録媒体上には、各感光ドラム112K〜112C上の各色のトナー像が各転写ローラ122K〜122Cを介して転写されていく。
記録媒体上に転写された各色のトナー像は、加熱ローラ114によって、定着される(ステップS119)。そして、記録媒体1は、加熱ローラ114を通過すると、画像形成装置100の図示しない排出部から排出される。
<実施例1の効果>
実施例1の画像形成装置100によれば、図示しないメモリに設定した転写ベルトの規定走行速度で走行する転写ベルト110上にマークトナー像を形成し、記録媒体をレジストローラ107及び転写ベルト110を用いて搬送し、かつ該記録媒体の先端が感光ドラム112Kを通過するタイミングにおいて、マーク検出センサ123が該マークトナー像を検出した検出間隔時間がマーク規定情報格納部124に予め設定された規定間隔時間T0と一致するようレジストローラ107の回転速度を制御し、又同様に該転写ベルト110にマークトナー像を形成して該記録媒体の先端が加熱ローラを通過するタイミングにおいて、該マーク検出センサ123が該マークトナー像を検出した検出間隔時間が該規定間隔時間T0と一致するよう加熱ローラ114の回転速度を制御するので、定速に回転する感光ドラム112K〜112Cに合わせて該記録媒体1を転写ベルト110により規定走行速度で搬送でき、従って、該記録媒体1上に品質的に優れたトナー画像を形成することができる。
<実施例2の構成>
実施例2の画像形成装置100aは、実施例1の画像形成装置100と異なり、前回の印刷処理時において、記録媒体1を搬送する転写ベルト110が加熱ローラ114から該記録媒体1への押付力及び張力いずれの影響を受けたかに基づいて、今回の印刷処理時の加熱ローラの回転速度を制御する機能に変更したものである。
本発明の実施例2の画像形成装置100aは、図15に示すように、装置全体を制御する装置制御部101aと、読取部102と、画像メモリ103と、入口センサ104と、モータ制御部105aと、レジストモータ106と、レジストローラ107と、ベルト駆動モータ108と、ベルト駆動ローラ109と、転写ベルト110と、ドラムモータ111と、感光ドラム112と、定着モータ113と、加熱ローラ114と、書き出しセンサ115と、マークパターン格納部116と、LEDヘッド制御部117aと、LEDヘッド118と、高圧制御部119と、電源部120と、現像ローラ121と、転写ローラ122と、マーク検出センサ123と、マーク規定情報格納部124と、図2に示すように、転写ベルト用の掻き取りブレード125と、定着速度補正情報記憶部128とを備える。
そして、画像形成装置100aは、実施例1の画像形成装置100と同様に、図2に示すように、レジストローラ107に対向して配設される加圧ローラ126と、印刷機構P1と、印刷機構P2と、印刷機構P3と、印刷機構P4と、加熱ローラ114に対向して配設される加圧ローラ127とを備え、記録媒体1をレジストローラ107と、転写ベルト110と、加熱ローラ114とを用いて搬送する。
LEDヘッド制御部117aは、装置制御部101aから画像形成の指示を受けると、全てのLEDヘッド118K〜118Cに対して、各色の静電潜像の生成を指示する。
LEDヘッド118K〜118Cは、静電潜像の生成の指示を受けると、画像メモリ103で保持する画像データに基づいた各色の静電潜像を生成する。そして、印刷機構P1〜P4の動作により、各感光ドラム112K〜112C上には、各色のトナー像が形成される。
図示しないメモリに予め設定されたベルト駆動ローラ規定回転速度で回転するベルト駆動ローラ109の回転により搬送される転写ベルト110上の記録媒体上には、各感光ドラム112K〜112C上の各色のトナー像が各転写ローラ122K〜122Cを介して転写されていく。ここで、各感光ドラム112K〜112C上の各色のトナー像は、装置制御部101aの制御により、記録媒体1上に転写が終了すると、各印刷機構P1〜P4の図示しないクリーニングブレードにより除去される。
そして、記録媒体1の後端がレジストローラ107を通過すると、装置制御部101aは、モータ制御部105aへ、定着モータ113の駆動を指示する。
定着速度補正情報記憶部128には、一枚目の記録媒体への印刷処理時に得た加熱ローラ114の規定回転速度に対する加速又は減速のいずれか一方を示す速度補正情報が格納される。
モータ制御部105aは、定着モータ113の駆動の指示を受けると、電源部120の電圧を定着モータ113へ供給し、該定着モータ113を駆動させる。定着モータ113の駆動により、加熱ローラ114は、回転する。ここで、モータ制御部105aは、上記定着速度補正情報記憶部128で保持する速度補正情報を参照し、該速度補正情報が「加速」であると、加熱ローラ114の回転速度が図示しないメモリに予め設定されている加熱ローラの規定回転速度より加速するよう、定着モータ113への電源部120からの電圧の供給を制御する。
一方、モータ制御部105aは、上記定着速度補正情報記憶部128で保持する速度補正情報が「減速」であると、加熱ローラ114の回転速度が上記加熱ローラの規定回転速度より減速するよう、定着モータ113への電源部120からの電圧の供給を制御する。
また、モータ制御部105aは、上記定着速度補正情報記憶部128に速度補正情報が保持されていないと、加熱ローラ114の回転速度が上記加熱ローラの規定回転速度になるよう、定着モータ113への電源部120からの電圧の供給を制御する。
加熱ローラ114が回転すると、装置制御部101は、高圧制御部119へ加熱ローラ114を加熱するためのヒータに高電圧の供給を指示する。
高圧制御部119は、加熱ローラ114を加熱するためのヒータに高電圧の供給の指示を受けると、電源部120から高電圧を該ヒータへ印加する。
そして、加熱ローラ114に定着電圧が印加されると、記録媒体上に転写された各色のトナー像は、該記録媒体1が該加熱ローラ114を通過すると共に、定着される。
そして、感光ドラム112Y上のイエロートナー像が印刷機構P2の図示しないクリーニングブレードにより除去されると、装置制御部101aは、LEDヘッド制御部117aへ、上記速度補正情報用のマークの生成を指示する。
LEDヘッド制御部117aは、上記速度補正情報用のマークの生成の指示を受けると、LEDヘッド118Yにマークの生成を指示する。
LEDヘッド118Yは、マークの生成の指示を受けると、印刷機構P2の図示しないLEDアレイを発光させ、帯電する感光ドラム112Yの表面に、マークパターン格納部116で保持するマークパターンに基づいた静電潜像を形成する。ここで、感光ドラム112Y上に形成される静電潜像は、実施例1で説明した感光ドラム112K及び感光ドラム112C上に形成された静電潜像と同じである。
そして、LEDヘッド118Yが静電潜像を形成すると、印刷機構P2の図示しないトナータンクで保持するイエロートナーが帯電した現像ローラ121Yを介して感光ドラム112Yの静電潜像上に供給されると、感光ドラム112Y上には、該マーク潜像に基づいたマークトナー像が形成される。
感光ドラム112Y上に上記マークトナー像が形成されると、装置制御部101aは、高圧制御部119へ転写ローラ122Cへの高電圧の供給を指示する。
高圧制御部119は、転写ローラ122Yへの高電圧の供給の指示を受けると、電源部120からの電圧を高電圧に変換して該高電圧を転写ローラ122Yへ印加する。
転写ローラ122Yに転写電圧が印加されると、感光ドラム112Y上のマークトナー像は、転写ベルト110上に転写される。ここで、図16に示すように、感光ドラム112Y上のマークトナー像は、装置制御部101aの制御により、記録媒体1の後端が該感光ドラム112Yを通過した直後から転写ローラ122Yにより転写ベルト110上へ転写される。
そして、図17に示すように、感光ドラム112Y上のマークトナー像は、装置制御部101aの制御により、記録媒体1の後端が感光ドラム112Cを通過すると共に、転写ベルト110上への転写を終了する。ここで、転写ベルト110上に形成されたマークトナー像は、加熱ローラ114からの記録媒体1に対する押付力及び張力の影響により、ベルト駆動ローラ109が図示しないメモリに予め設定されたベルト駆動ローラの規定回転速度で回転していないと、図6に示すような該ベルト駆動ローラ109が1回転する間に転写ベルト110上にマークトナー像3つが形成される間隔では形成されない。
図18に示すように、装置制御部101aの制御により、転写ベルト110上の記録媒体1の後端が加熱ローラ114下を通過すると共に、マーク検出センサ123は、マークトナー像の検出を開始する。ここで、転写ベルト110は、該転写ベルト110上に記録媒体1が無いため、加熱ローラ114からの該記録媒体1に対する押付力及び張力の影響を受けていないので、図示しないメモリに予め設定されたベルト駆動ローラの規定回転速度で回転している。そして、マーク検出センサ123は、上記マークトナー像を検出する毎にマーク検出信号を生成し、該マーク検出信号を装置制御部101aへ送信する。
そして、記録媒体1は、加熱ローラ114を通過し終えると、画像形成装置100aの図示しない排出部から排出される。
装置制御部101aは、マーク検出信号を取得すると、画像形成装置100aの図示しないカウンタ及びタイマを用いて、該マーク検出信号の取得回数及び取得時間を計測する。
そして、装置制御部101aは、上記マーク検出信号の取得回数が3の整数倍になる毎に、該マーク検出信号の平均取得間隔時間を算出し、該平均取得間隔時間と、マーク規定情報格納部124に予め設定された規定間隔時間T0とを比較する。装置制御部101aは、規定間隔時間T0に対して平均取得間隔時間が短いと、転写ベルト110に走行方向とは逆の押付力が加わっていたとし、次回の印刷処理時に加熱ローラの回転速度を加速させるため、「加速」を示す速度補正情報を生成する。
一方、装置制御部101aは、規定間隔時間T0に対して平均取得間隔時間が長いと、転写ベルト110に走行方向への張力が加わっていたとし、次回の印刷処理時に加熱ローラの回転速度を減速させるため、「減速」を示す定着補正情報を生成する。
そして、装置制御部101aは、上記「加速」及び「減速」のいずれかを示す定着補正情報を生成すると、該定着補正情報を定着速度補正情報記憶部128に記憶させる。
尚、その他の構成は、実施例1の画像形成装置100の構成と同じである。
<実施例2の動作>
次に、本発明の実施例2における印刷処理動作について、図19に示すフローチャートを用いて説明する。
実施例2のステップS201〜S205の動作は、実施例1のステップS101〜S105の動作と同じである。
LEDヘッド制御部117aは、装置制御部101aから画像形成の指示を受けると、全てのLEDヘッド118K〜118Cに対して、各色の静電潜像の生成を指示する。
LEDヘッド118K〜118Cは、静電潜像の生成の指示を受けると、画像メモリ103で保持する画像データに基づいた各色の静電潜像を生成する。そして、印刷機構P1〜P4の動作により、各感光ドラム112K〜112C上には、各色のトナー像が形成される(ステップS206)。
実施例2のステップS207〜S210の動作は、実施例1のステップS107〜S110の動作と同じである。
図示しないメモリに予め設定されたベルト駆動ローラ規定回転速度で回転するベルト駆動ローラ109の回転により搬送される転写ベルト110上の記録媒体上には、各感光ドラム112K〜112C上の各色のトナー像が各転写ローラ122K〜122Cを介して転写されていく(ステップS211)。ここで、各感光ドラム112K〜112C上の各色のトナー像は、装置制御部101aの制御により、記録媒体1上に転写が終了すると、各印刷機構P1〜P4の図示しないクリーニングブレードにより除去される。
そして、記録媒体1の後端がレジストローラ107を通過すると、装置制御部101aは、モータ制御部105aへ、定着モータ113の駆動を指示する。
モータ制御部105aは、定着モータ113の駆動の指示を受けると、電源部120の電圧を定着モータ113へ供給し、該定着モータ113を駆動させる。定着モータ113の駆動により、加熱ローラ114は、回転する。ここで、モータ制御部105aは、上記定着速度補正情報記憶部128で保持する速度補正情報を参照し、該速度補正情報が「加速」であると、加熱ローラ114の回転速度が図示しないメモリに予め設定されている加熱ローラの規定回転速度より加速するよう、定着モータ113への電源部120からの電圧の供給を制御する(ステップS212)。
加熱ローラ114が回転すると、装置制御部101aは、高圧制御部119へ加熱ローラ114を加熱するためのヒータに高電圧の供給を指示する。
高圧制御部119は、加熱ローラ114を加熱するためのヒータに高電圧の供給の指示を受けると、電源部120から高電圧を該ヒータへ印加する。
そして、加熱ローラ114に定着電圧が印加されると、記録媒体上に転写された各色のトナー像は、該記録媒体1が該加熱ローラ114を通過すると共に、定着される(ステップS213)。
そして、感光ドラム112Y上のイエロートナー像が印刷機構P2の図示しないクリーニングブレードにより除去されると、装置制御部101aは、LEDヘッド制御部117aへ、上記速度補正情報用のマークの生成を指示する。
LEDヘッド制御部117aは、上記速度補正情報用のマークの生成の指示を受けると、LEDヘッド118Yにマークの生成を指示する。
LEDヘッド118Yは、マークの生成の指示を受けると、印刷機構P2の図示しないLEDアレイを発光させ、帯電する感光ドラム112Yの表面に、マークパターン格納部116で保持するマークパターンに基づいたマーク潜像を形成する。
そして、LEDヘッド118Yがマーク潜像を形成すると、印刷機構P2の図示しないトナータンクで保持するイエロートナーが帯電した現像ローラ121Yを介して感光ドラム112Yのマーク潜像上に供給されると、感光ドラム112Y上には、該マーク潜像に基づいたマークトナー像が形成される。
感光ドラム112Y上に上記マークトナー像が形成されると、装置制御部101aは、高圧制御部119へ転写ローラ122Cへの高電圧の供給を指示する。
高圧制御部119は、転写ローラ122Yへの高電圧の供給の指示を受けると、電源部120からの電圧を高電圧に変換して該高電圧を転写ローラ122Yへ印加する。
転写ローラ122Yに転写電圧が印加されると、感光ドラム112Y上のマークトナー像は、転写ベルト110上に転写される(ステップS214)。ここで、図16に示すように、感光ドラム112Y上のマークトナー像は、装置制御部101aの制御により、記録媒体1の後端が該感光ドラム112Yを通過した直後から転写ローラ122Yにより転写ベルト110上へ転写される。
そして、図17に示すように、感光ドラム112Y上のマークトナー像は、装置制御部101aの制御により、記録媒体1の後端が感光ドラム112Cを通過すると共に、転写ベルト110上への転写を終了する。
図18に示すように、装置制御部101aの制御により、転写ベルト110上の記録媒体1の後端が加熱ローラ114下を通過すると共に、マーク検出センサ123は、マークトナー像の検出を開始する。ここで、転写ベルト110は、該転写ベルト110上に記録媒体1が無いため、加熱ローラ114からの該記録媒体1に対する押付力及び張力の影響を受けていないので、図示しないメモリに予め設定されたベルト駆動ローラの規定回転速度で回転している。そして、マーク検出センサ123は、上記マークトナー像を検出する毎にマーク検出信号を生成し、該マーク検出信号を装置制御部101aへ送信する。
そして、記録媒体1は、加熱ローラ114を通過し終えると、画像形成装置100aの図示しない排出部から排出される。
装置制御部101aは、マーク検出信号を取得すると、画像形成装置100aの図示しないカウンタ及びタイマを用いて、該マーク検出信号の取得回数及び取得時間を計測する(ステップS215)。
そして、装置制御部101aは、上記マーク検出信号の取得回数が3の整数倍になる毎に、該マーク検出信号の平均取得間隔時間を算出し、該平均取得間隔時間と、マーク規定情報格納部124に予め設定された規定間隔時間T0とを比較する。装置制御部101aは、規定間隔時間T0に対して平均取得間隔時間が短いと(ステップS216)、転写ベルト110に走行方向とは逆の押付力が加わっていたとし、次回の印刷処理時に加熱ローラの回転速度を加速させるため、「加速」を示す速度補正情報を生成する(ステップS217)。
一方、装置制御部101aは、規定間隔時間T0に対して平均取得間隔時間が長いと、転写ベルト110に走行方向への張力が加わっていたとし、次回の印刷処理時に加熱ローラの回転速度を減速させるため、「減速」を示す定着補正情報を生成する(ステップS218)。
そして、装置制御部101aは、上記「加速」及び「減速」のいずれかを示す定着補正情報を生成すると、該定着補正情報を定着速度補正情報記憶部128に記憶させる(ステップS219)。
<実施例2の効果>
実施例2の画像形成装置100aでは、加熱ローラ114の回転速度を定着速度補正情報記憶部128で保持する速度補正情報に基づいて制御しているので、実施例1の画像形成装置100よりも加熱ローラ114の回転速度の制御構成を単純にすることができる。
尚、加熱ローラ114に設定する規定回転速度を取得した速度補正情報を利用して補正演算することで、加熱ローラ114の所定回転速度を予め求めてメモリに格納し、この所定回転速度で加熱ローラ114を回転させるようにしてもよい。
上記した実施例では、本発明の画像形成装置をプリンタとして適用した例を説明したが、これに限る必要はなく、例えば複合機などにも適用可能である。
本発明に係る実施例1の画像形成装置を示すブロック図である。 本発明に係る実施例1の画像形成装置の内部構成を示す図である。 本発明に係る実施例1のマークトナー像形成時の状態を示す図(その1)である。 本発明に係る実施例1のマークトナー像転写時の状態を示す図である。 本発明に係るマークトナー像が転写された転写ベルトを示す図である。 本発明に係る規定間隔で形成されたマークトナー像の概要を示す図である。 本発明に係る実施例1のレジストローラ一時停止解除時の状態を示す図である。 本発明に係る実施例1のマークトナー像検出開始時の状態を示す図(その1)である。 本発明に係るマークトナー像検出結果の概要を示す図である。 本発明に係るマークトナー像検出結果の一例を示す図である。 本発明に係る実施例1のマークトナー像検出終了時の状態を示す図である。 本発明に係る実施例1のマークトナー像形成時の状態を示す図(その2)である。 本発明に係る実施例1のマークトナー像検出開始時の状態を示す図(その2)である。 本発明に係る実施例1の画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 本発明に係る実施例2の画像形成装置を示すブロック図である。 本発明に係る実施例2のマークトナー像形成時の状態を示す図である。 本発明に係る実施例2のマークトナー像搬送時の状態を示す図である。 本発明に係る実施例2のマークトナー像検出開始時の状態を示す図である。 本発明に係る実施例2の画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
100 画像形成装置
101 装置制御部
102 読取部
103 画像メモリ
104 入口センサ
105 モータ制御部
106 レジストモータ
107 レジストローラ
108 ベルト駆動モータ
109 ベルト駆動ローラ
110 転写ベルト
111 ドラムモータ
112 感光ドラム
113 定着モータ
114 加熱ローラ
115 書き出しセンサ
116 マークパターン格納部
117 LEDヘッド制御部
118 LEDヘッド
119 高圧制御部
120 電源部
121 現像ローラ
122 転写ローラ
123 マーク検出センサ
124 マーク規定情報格納部
125 転写ベルト用の掻き取りブレード
126 加圧ローラ
127 加圧ローラ
128 定着速度補正情報記憶部

Claims (5)

  1. 記録媒体を搬送するための搬送部及び前記搬送部を駆動する駆動部と、前記搬送部から搬送されてくる前記記録媒体を画像形成部上のトナー画像を転写させるべく搬送する転写部とを備える画像形成装置において、
    前記記録媒体を前記搬送部と前記転写部との間で搬送中における前記転写部の搬送速度を検出する速度検出手段と、
    前記転写部に設定されている規定の搬送速度と前記検出された搬送速度とを比較して前記搬送部の搬送速度を変更するために前記駆動部を制御する速度制御部と、を含むことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記速度検出手段は、前記記録媒体を搬送する前に前記規定の搬送速度で走行する前記転写部の転写ベルト上に設定時間間隔でマークトナー像を形成するマーク生成手段と、
    前記記録媒体の搬送を開始した前記転写ベルトから前記マークトナー像を検出する毎にマーク検出信号を出力するマーク検出センサとを有し、
    前記速度制御部は、前記マーク検出信号の検出時間間隔が前記設定時間間隔と一致するよう、前記駆動部を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 定着器の加熱ローラを回転駆動させる加熱ローラ駆動手段と、
    前記記録媒体が前記転写部から前記加熱ローラに向けて搬送されると前記転写部の搬送速度を検出する他の速度検出手段と、
    前記検出した搬送速度が前記規定の搬送速度と一致するよう前記加熱ローラ駆動手段を制御して前記加熱ローラの駆動速度を設定する加熱ローラ速度制御手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記他の速度検出手段は、前記記録媒体が前記加熱ローラに到達する前に前記規定の搬送速度で走行する前記転写部の転写ベルト上に設定時間間隔でマークトナー像を形成する他のマーク生成手段と、
    前記記録媒体を前記加熱ローラへ到達させた前記転写ベルトから前記マークトナー像を検出する毎にマーク検出信号を出力するマーク検出センサとを有し、
    前記加熱ローラ速度制御手段は、前記マーク検出信号の検出時間間隔が前記設定時間間隔と一致するよう、前記加熱ローラ駆動手段を制御して前記加熱ローラの駆動速度を設定することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記設定された駆動速度を示す速度情報が格納されている速度情報格納部を備え、
    前記加熱ローラ速度制御手段は、前記速度情報格納部から取得する速度情報に基づいて前記加熱ローラ駆動手段を制御することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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