JP2019008233A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成装置においては、セットされた用紙を給紙動作開始前の所定位置にて待機させ、印刷開始の指令を受け画像処理が終了した後に給紙動作を開始することから、FPOTが長くなる課題があった。【解決手段】印刷データの画像処理を行う画像形成制御部103と、感光体ドラム25の表面に形成された静電潜像をトナーで現像してトナー画像を形成する画像形成ユニット21と、感光体ドラム25から記録用紙18にトナー画像を転写する転写ローラ42と、転写を行う転写位置に記録用紙18を搬送経路に沿って搬送する媒体搬送部(12〜17)と、媒体搬送部(12〜17)による記録用紙18の搬送を制御する給紙搬送制御部104とを備え、給紙搬送制御部104は、画像形成制御部103による画像処理が終了する前に、転写位置への記録用紙18の搬送を開始する。【選択図】図1
Description
本発明は、画像形成ユニットを備えた画像形成装置に関する。
複数の画像形成ユニットを備えた画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
同一色トナー用のカートリッジを備えた画像形成ユニットが複数装着された画像形成装置においては、セットされた用紙を給紙動作開始前の所定位置にて待機させ、印刷開始の指令を受け画像処理が終了した後に給紙動作を開始することから、印刷開始の指令を受けてから1枚目の印刷が開始されるまでの時間、即ちFPOT(First Print Output Time)が長くなる課題があった。
本発明による画像形成装置は、
印刷データの画像処理を行う画像形成制御部と、感光体の表面に形成された静電潜像をトナーで現像してトナー画像を形成する現像部と、前記現像部から記録媒体に前記トナー画像を転写する転写体と、前記転写を行う転写位置に前記記録媒体を搬送経路に沿って搬送する媒体搬送部と、前記媒体搬送部による前記記録媒体の搬送を制御する給紙搬送制御部とを備え、
前記給紙搬送制御部は、前記画像形成制御部による前記画像処理が終了する前に、前記転写位置への前記記録媒体の搬送を開始することを特徴とする。
印刷データの画像処理を行う画像形成制御部と、感光体の表面に形成された静電潜像をトナーで現像してトナー画像を形成する現像部と、前記現像部から記録媒体に前記トナー画像を転写する転写体と、前記転写を行う転写位置に前記記録媒体を搬送経路に沿って搬送する媒体搬送部と、前記媒体搬送部による前記記録媒体の搬送を制御する給紙搬送制御部とを備え、
前記給紙搬送制御部は、前記画像形成制御部による前記画像処理が終了する前に、前記転写位置への前記記録媒体の搬送を開始することを特徴とする。
本発明の画像形成装置によれば、印刷開始指示を受けてから、最初の1枚目の印刷が開始されるまでの時間を、必要最小限まで短縮することが可能となる。
実施の形態1.
図1は、本発明による実施の形態1の画像形成装置1の要部構成を示す要部構成図である。
図1は、本発明による実施の形態1の画像形成装置1の要部構成を示す要部構成図である。
図1に示すように、画像形成装置1は、電子写真方式のプリンタとしての構成を備え、搬送ローラ対13〜16、排出ローラ対17を有する概ねコ字状の用紙搬送経路が形成されており、この用紙搬送経路の最上流側端部にはロール紙をセットするロール紙セット部11が配置され、下流側端部には、用紙を外部に排出する排出ローラ対17が配置されている。ロール紙セット部11は、記録媒体としてのロール紙18を収納する開閉可能なロールセットカバー19、セットされたロール紙18を用紙搬送経路に送り込む給紙ローラ対12、ロール紙18がセットされたことを検出する用紙セットセンサ36を備える。
用紙搬送経路には、給紙ローラ対12によって送り込まれたロール紙18を搬送する搬送ローラ対13〜16、搬送ローラ対13〜16で搬送されてきたロール紙18を静電効果により転写ベルト43に付着させて搬送する転写ベルトユニット41、及びトナー画像をロール紙18に定着させる定着部46が配設されている。
尚、給紙ローラ対12、搬送ローラ対13〜16、及び排出ローラ対17が媒体搬送部に相当する。
更に、用紙搬送方向において、搬送ローラ対13の後段にはロール紙18の先端及び終端を検出する用紙エンドセンサ37が配置され、搬送ローラ対15の後段にはロール紙18を切断するカッターユニット33が配置され、搬送ローラ対16の後段には、カットされたロール紙18の先端を検出し、後述する露光装置27の露光トリガとなる検出信号を出力する媒体検出器としての書込みセンサ38が配置され、定着部46の後段には、カットされて印刷が実行されたロール紙18の排出を検出する排出センサ39が配置されている。
カッターユニット33は、本実施の形態では用紙走行方向に回転する回転刃と、それに対向する固定刃を備えたロータリ方式カッターを使用している。尚、カッターユニット33でカットされたロール紙18を、以後、記録媒体としての記録用紙18と称す場合がある。
転写ベルトユニット41は、転写体としの転写ローラ42C、42M、42Y(特に区別する必要がない場合は単に転写ローラ42と称す場合がある)と、ドライブローラ44及びテンションローラ45によって、張架した状態で図1中の矢印G方向へ走行可能に配設された転写ベルト43と、転写ベルト43に残留したトナー像を掻き取るベルトクリーナ35を備えている。
転写ベルトユニット41とによって、転写ベルト43に付着して搬送される記録用紙18を挟む位置に、記録用紙18の搬送方向上流側より順に、例えばシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のトナーを収容する現像部としての画像形成ユニット21C,21M,21Y(特に区別する必要がない場合には画像形成ユニット21と称す)が一列に配列されている。尚、これらの画像形成ユニット21は、図示せぬトナーカートリッジ部よりそれぞれのトナーが供給され、トナーカートリッジ部は、トナーが消費されて無くなると着脱可能に新品に交換できる構造となっている。
本実施の形態においては、これらの画像形成ユニット21C,21M,21Yの構成は同一であるため、ここでは画像形成ユニット21Cを例にとり、その内部構造を以下に説明する。尚、例えば画像形成装置1の画像形成ユニット21のような、画像形成装置1の構成要素の個々に対して、その構成要素を除いた部分を画像形成装置1本体と称す場合がある。
画像形成ユニット21Cには、感光体としての感光体ドラム25、感光体ドラム25の表面を均一に帯電する帯電ローラ26、感光体ドラム25の表面に形成された静電潜像にトナーを付着させ、トナー像を形成する現像ローラ28、現像ブレード29、現像ローラ28に圧接させた供給ローラ30とが配置されている。
供給ローラ30は、最終トナー収容部31に収容されたトナーを現像ローラ28に供給するローラである。現像ローラ28には、現像ブレード29が圧接されている。現像ブレード29は、現像ローラ28上において、供給ローラ30から供給されたトナーを薄層化するものである。感光体ドラム25の表面に圧接するクリーニングブレード32は、後述する転写後に感光体ドラム25上に残ったトナー(残留トナー)を掻き落とす。
感光体ドラム25の上方には、露光装置27が、感光体ドラム25と対向する位置に配設されている。露光装置27は、対応する画像データに従って、感光体ドラム25を露光し、その表面に静電潜像を形成する。
転写ベルトユニット41の各転写ローラ42は、転写ベルト43を介してそれぞれ対応する、感光体ドラム25に圧接して配置され、このニップ部において記録用紙18をトナーと逆の極性に帯電させ、対応する感光体ドラム25に形成されたトナー像を記録用紙18に転写する。
尚、図1中のX、Y、Zの各軸は、ロール紙18が各画像形成ユニット21を通過する際の搬送方向にX軸をとり、各感光体ドラム25の回転軸方向にY軸をとり、これら両軸と直交する方向にZ軸をとっている。また、後述する他の図においてX、Y、Zの各軸が示される場合、これらの軸方向は、共通する方向を示すものとする。即ち、各図のX、Y、Z軸は、各図の描写部分が、図1に示す画像形成装置1を構成する際の配置方向を示している。またここでは、Z軸が略鉛直方向となるように配置されるものとする。
図2は、画像形成装置1の制御系のブロック図である。
制御部101は、上位装置によって印刷指示を受け、また画像形成装置1の状態を通知すると共に、印刷動作にかかわるすべての動作を制御する。表示部102は、制御部101からの指示に基づいて、表示パネル102aにおいて、装置の動作内容、各種の設定状態を示すデータを表示する。用紙セットセンサ36、用紙エンドセンサ37、書込みセンサ38、及び排出センサ39等のセンサ群110は、それぞれが検出する検出データを制御部101に送信する。
画像形成制御部103は、制御部101の指示に基づいて画像形成ユニット21を駆動制御すると共に露光装置27の発光を制御し、ベルト駆動制御部105は、制御部101の指示に基づいて転写ベルト43(図1)を搬送すべく、ドライブローラ44を回転駆動制御し、給紙搬送制御部104は、ロール紙18を給紙、搬送すべく、制御部101の指示に基づいて、図示しない搬送モータを駆動して給紙ローラ対12、搬送ローラ対13〜16、及び排出ローラ対17を回転制御し、更にカッターユニット33によるロール紙カットを、上位装置から指定された設定用紙長になるように駆動制御し、定着制御部106は、制御部101の指示に基づいて、定着部46による定着処理(加熱・加圧)動作を駆動制御する。
以上のように構成された画像形成装置1において、先ず印刷動作の概要について、図1、図2を参照しながら説明する。
ロール紙セット部11に装着されるロール紙18は、その先端部から給紙ローラ対12によって用紙搬送経路に繰り出され、更に搬送ローラ対13〜16によって、用紙搬送経路に沿って搬送される過程でカッターユニット33によって所定の長さにカットされて転写ベルト43に送られ、この転写ベルト43に載置されて画像形成ユニット21C、21M、21Yへと順次搬送される。
一方、各画像形成ユニット21において、感光体ドラム25の表面は、帯電ローラ26によって均一に帯電され、対応する露光装置27によって露光される。このとき露光装置27は、上位装置から送られる印刷データを、後述するように画像形成制御部103にて画像処理したデータに基づいて露光量が調整された光線で感光体ドラム25の表面を露光し、この表面に静電潜像を形成する。静電潜像が形成された部分には、現像ローラ28上で薄層化されたトナーが静電的に付着されてトナー像が形成される。後述するように、以上の露光動作が、書込みセンサ38による記録用紙検出に同期して開始される。
現像により、各感光体ドラム25に形成されたトナー像は、バイアス電圧が印加された、対応する転写ローラ42によって記録用紙18に転写され、記録用紙18にトナー像を形成する。転写後に、各感光体ドラム25上に残留したトナー(残留トナー)は、クリーニングブレード32によって除去され、図示しない収容部に収容される。
転写によりトナー像が形成された記録用紙18は、定着部46に送られる。この定着部46における加熱・加圧処理によりトナー像が記録用紙18に定着され、画像が形成される。トナー画像が形成された記録用紙18は、排出ローラ対17によって装置外へ排出される。
次に、ロール紙18の搬送に伴う各動作のタイミングについて更に詳細に説明する。
画像形成装置1は、上記した構成であるため、各画像形成ユニット21にシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色のトナーを個別に供給し、各色のトナー画像を順次重ねて記録用紙に転写することによりカラー印刷を実現できるが、別の用途として、3つの画像形成ユニット21に全てブラックトナーを供給することにより、モノクロ印刷の専用機として使用することも可能である。ここでは以後、画像形成装置1をモノクロ印刷専用機として使用するものとして説明する。
図3は、画像形成装置1の用紙搬送経路における各ポジションP1〜P7、及び各ポジション間の距離D1〜D6の説明に供する寸法図である。
図3において、ポジションP1〜P7は以下の通りである。
P1:用紙エンドセンサ37による用紙エンド検出位置。
P2:カッターユニット33による用紙切断位置。
P3:用紙待機位置。
P4:書込みセンサ38による用紙トップ検出位置。
P5:感光体ドラム25Cと転写ローラ42Cによる第1転写位置。
P6:感光体ドラム25Mと転写ローラ42Mによる第2転写位置。
P7:感光体ドラム25Yと転写ローラ42Yによる第3転写位置。
P8:露光開始位置。(記録用紙18の先端部がP8に達したタイミングで露光を開始する)
P9(図5):画像処理終了予測位置。(画像処理の想定処理時間Taが経過したときに記録用紙18の先端部が達している位置)
尚、第1転写位置P5、第2転写位置P6、及び第3転写位置P7が転写位置に相当する。
P1:用紙エンドセンサ37による用紙エンド検出位置。
P2:カッターユニット33による用紙切断位置。
P3:用紙待機位置。
P4:書込みセンサ38による用紙トップ検出位置。
P5:感光体ドラム25Cと転写ローラ42Cによる第1転写位置。
P6:感光体ドラム25Mと転写ローラ42Mによる第2転写位置。
P7:感光体ドラム25Yと転写ローラ42Yによる第3転写位置。
P8:露光開始位置。(記録用紙18の先端部がP8に達したタイミングで露光を開始する)
P9(図5):画像処理終了予測位置。(画像処理の想定処理時間Taが経過したときに記録用紙18の先端部が達している位置)
尚、第1転写位置P5、第2転写位置P6、及び第3転写位置P7が転写位置に相当する。
図3において、距離D1〜D6は以下の通りである。
距離D1:ポジションP1からP2までの距離であり、ここでは86.7mm。
距離D2:ポジションP2からP3までの距離であり、ここでは24.0mm。
距離D3:ポジションP3からP4までの距離であり、ここでは39.3mm。
距離D4:ポジションP4からP5までの距離であり、ここでは30.0mm。
距離D5:ポジションP5からP6までの距離であり、ここでは52.0mm。
距離D6:ポジションP6からP7までの距離であり、ここでは52.0mm。
距離D7:ポジションP8からP7までの距離であり、ここでは31.4mm。
距離D8(図5):ポジションP9からP8までの距離であり、ここでは10.0mm。
距離D1:ポジションP1からP2までの距離であり、ここでは86.7mm。
距離D2:ポジションP2からP3までの距離であり、ここでは24.0mm。
距離D3:ポジションP3からP4までの距離であり、ここでは39.3mm。
距離D4:ポジションP4からP5までの距離であり、ここでは30.0mm。
距離D5:ポジションP5からP6までの距離であり、ここでは52.0mm。
距離D6:ポジションP6からP7までの距離であり、ここでは52.0mm。
距離D7:ポジションP8からP7までの距離であり、ここでは31.4mm。
距離D8(図5):ポジションP9からP8までの距離であり、ここでは10.0mm。
図4は、距離D7の導出方法を示す画像形成ユニット21Yの一部寸法図である。
同図に示すように、距離D7は、感光体ドラム25Yの外周における、露光装置27aによる露光位置から転写ローラ42Yによる転写位置までの周移動距離に相当する。ここでは、露光位置と転写位置とが、感光体ドラム25Yの回転中心を通る直線上に配置されているため、感光体ドラム25Yの直径をFとすると、
D7=F×π/2
となり、ここではF=20.0mmとしているため、D7=31.4mmとなる。
D7=F×π/2
となり、ここではF=20.0mmとしているため、D7=31.4mmとなる。
図5、図6は、ロール紙18の搬送に関連する各動作のタイミングの説明に供する説明図であり、図7は、ロール紙18の搬送に関連する各動作のタイムチャートである。これらの図を参照しながら、ロール紙(記録用紙)18の搬送に関連する各動作のタイミングについて以下に説明する。尚、図7において、各時刻にロール紙18の先端部が達するポジションを()内に示している。
尚、ここでは、本発明の効果が最も顕著となる、用紙搬送方向の最下流に配置された画像形成ユニット21Yを用いて、ブラックトナーによるモノクロ印刷を行うものとする。
ロール紙18がロール紙セット部11(図1)にセットされて用紙セットセンサ36がこれを検出すると、給紙搬送制御部104(図2)は、給紙ローラ対12等を駆動してロール紙18を搬送し、図3に示すようにその先端部が用紙待機位置P3に至った段階で搬送を停止する。
この状態で、上位装置から制御部101(図2)に印刷指示が発せられると、画像形成制御部103は、上位装置から送られる印刷データを印刷するのに必要な画像処理を開始する(時刻t0、図7)。この画像処理時間は多少のバラツキを生じるが、おおよその想定処理時間Taを設定し、そのTaが経過した時刻t4には画像処理が終了するものと仮定する。
給紙搬送制御部104は、通常であれば、この画像処理が終了してからロール紙18の、用紙待機位置P3からの搬送を開始するが、ここでは、後述するように、想定処理時間Taと処理時間のバラツキによる処理遅れ吸収時間Tdを考慮し、画像処理終了が予想される時刻t4よりも期間Tbだけ早い時刻t1のタイミングでロール紙18の、用紙待機位置P3からの搬送を開始する。
画像形成制御部103は、搬送されるロール紙18が書込みセンサ38によって検出される時刻t3から所定期間経過した後述する時刻t5のタイミングで、露光装置27Yによる露光を開始する。従って、この露光が開始される時刻t5から感光体ドラム25Y(図4)が半回転する時刻t6に、ロール紙18の先端部が第3転写位置P7に到達するように各タイミングを設定する。尚、時刻t5〜時刻t6の期間Teは、前記したように距離D7をロール紙18が移動する時間に相当する。
以上のように設定するので、画像処理の終了時刻が予想時刻t4から延びても、時刻t5までの期間に完了すれば、時刻t5から始まる露光処理に影響することはない。従って、この処理遅れ吸収時間Tdは、画像処理の最大遅れ時間を吸収できる程度に設定する必要がある。
先ずロール紙18の搬送が開始される時刻t1から画像処理が終了するt4までの期間Tbを求める。尚、この期間Tbは、通常装置のFPOTに対する、本実施の形態の画像形成装置1によるFPOTの短縮時間に相当する。
時刻t1でのロール紙18の先端は用紙待機位置P3にあり、時刻t6でのロール紙18の先端は第3転写位置P7にあるため、この間の搬送時間(t6−t1)は、搬送速度をvpとすると、
(t6−t1)=(D3+D4+D5+D6)/vp ・・・(1)
となり、期間Tbは、
Tb=t4−t1=(t6−t1)−Td−Te
=(D3+D4+D5+D6)/vp−(Td+Te) ・・・(2)
となる。
(t6−t1)=(D3+D4+D5+D6)/vp ・・・(1)
となり、期間Tbは、
Tb=t4−t1=(t6−t1)−Td−Te
=(D3+D4+D5+D6)/vp−(Td+Te) ・・・(2)
となる。
また画像処理を開始する時刻t0から、ロール紙18の搬送を始める時刻t1までの期間(t1−t0)は、
(t1−t0)=Ta−Tb
=(Ta+Td+Te)−(D3+D4+D5+D6)/vp
・・・(3)
となる。
(t1−t0)=Ta−Tb
=(Ta+Td+Te)−(D3+D4+D5+D6)/vp
・・・(3)
となる。
また、書込みセンサ38が搬送されるロール紙18を検出してから露光を開始するまでの露光タイミング期間Tfは、
Tf=t5−t3=(D4+D5+D6−D7)/Vp ・・・(4)
となる。
Tf=t5−t3=(D4+D5+D6−D7)/Vp ・・・(4)
となる。
尚、ここでは、処理遅れ吸収時間Tdを搬送距離に換算した誤差吸収のための距離D8を10mmとする場合、
Td=10mm/vs
となり、前記したように感光体ドラム25Yの直径Fを20.0mmとした場合、期間Teは、
Te=D7/vs=20.0(mm)×π/(2×vs)
となる。
Td=10mm/vs
となり、前記したように感光体ドラム25Yの直径Fを20.0mmとした場合、期間Teは、
Te=D7/vs=20.0(mm)×π/(2×vs)
となる。
更に、ここではロール紙18の搬送速度vs=152.4mm/s
としていることから、
Td=65.6ms
Te=206.1ms
となり、期間Tbは
Tb=865.4ms
となり、露光タイミング期間Tfは、
Tf=673.2ms
となる。
としていることから、
Td=65.6ms
Te=206.1ms
となり、期間Tbは
Tb=865.4ms
となり、露光タイミング期間Tfは、
Tf=673.2ms
となる。
従って制御部101は、ここでは、画像処理を開始してから
(t1−t0)=(想定処理時間Ta−865.4ms)
後にロール紙18の搬送を開始し、書込みセンサ38が搬送されるロール紙18を検出してから
露光タイミング期間Tf=673.2ms
後に露光を開始するように、画像形成制御部103及び給紙搬送制御部104を制御する。
(t1−t0)=(想定処理時間Ta−865.4ms)
後にロール紙18の搬送を開始し、書込みセンサ38が搬送されるロール紙18を検出してから
露光タイミング期間Tf=673.2ms
後に露光を開始するように、画像形成制御部103及び給紙搬送制御部104を制御する。
給紙搬送制御部104は、書込みセンサ38での用紙検出に基づいて、上位装置から指定された設定用紙長になるようにカッターユニット33を駆動してロール紙18を切断し、分離した記録用紙18の搬送をそのまま続け、一方ロール紙18側の搬送を、図6に示すように、その先端部が用紙待機位置P3に至った段階で停止する。
尚、給紙搬送制御部104によって駆動される搬送モータ(図示せず)と搬送ローラ対13,14,15間にはクラッチが介在し、クラッチの作用によって、分離した記録用紙18の搬送継続と、ロール紙18側の搬送停止とが同時に行なわれるように構成されている。
分離された記録用紙18に対しては、第3転写位置P7に至った段階で転写ローラ42Yによる転写を開始して感光体ドラム25Yの表面に形成したトナー像を記録面上に転写し、更に定着部46において、通過する記録用紙18に対して定着処理(加熱・加圧)を実行した後、定着処理が終了した記録用紙18を、排出ローラ対17によって機外に排出する。
この時、排出センサ39は、時刻t7から時刻t8において通過する記録用紙を検出し、検出情報を制御部101に送信する。また、印刷ジョブが数ページ分にわたる場合、2ページ以降の印刷は、通常の印刷処理と同様に、用紙待機位置P3にあるロール紙18が所定のタイミングで連続的に搬送されて順次連続的に実行されるものとする。
尚、上記実施の形態では、用紙搬送方向の最下流に配置された画像形成ユニット21Yを用いて、ブラックトナーによるモノクロ印刷を実行する例を示したが、本発明は、これに限定されるわけではなく、トナーの消耗具合に応じて同色のトナーを収容した上流側の画像形成ユニット21M或は画像形成ユニット21Cによって、画像形成及び転写を実行することは可能である。この場合、上式(1)〜(4)において、画像形成ユニット21Mを使用する場合は距離D6=0とし、画像形成ユニット21Cを使用する場合は距離D6=D5=0として各値を算出する。
また、上記した実施の形態1の画像形成装置1では、ロール紙18を使用した例を示したが、本発明はこれに限定されるわけではなく、所定サイズのカット紙やファンホールド紙を利用する画像形成装置にも適用可能である。
更に、上記実施の形態では、上記実施の形態では、用紙搬送方向の最下流に配置された画像形成ユニット21Yを用いて、ブラックトナーによるモノクロ印刷を実行する例を示したが、本発明は、これに限定されるわけではなく、例えば、上流側から順に、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、及びブラック(K)の4つの画像形成ユニット21を配置し、ブラック(K)単独、或はシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の混合でブラックの単色を形成する場合、最初の印刷時に最下流のブラック(K)用の画像形成ユニットで印刷し、逆に上流側から(K)、(C)、(M)、(Y)の順に配置されている場合には、最初の印刷時に(C)、(M)、(Y)の混合によるブラック(K)の単色印刷を実行するようにしてもよい。
以上のように、実施の形態1の画像形成装置1によれば、通常は画像処理が終了する時刻t4の段階で、用紙待機位置P3にあるロール紙18の搬送を開始するのに対して、時刻t1まで前倒して搬送を開始するため、期間Tb、ここでは865.4msだけ、印刷開始指示から最初の1枚目の印刷が開始されるまでの時間、即ちFPOTを短縮することが可能となる。
前記した実施の形態では、本願発明を電子写真方式のモノクロプリンタに採用した例を示したが、これに限定されるものではなく、MFP(Multi Function Printer)やファクシミリ、複写機等にも利用できる。
1 画像形成装置、 11 ロール紙セット部、 12 給紙ローラ対、 13 搬送ローラ対、 14 搬送ローラ対、 15 搬送ローラ対、 16 搬送ローラ対、 17 排出ローラ対、 18 ロール紙(記録用紙)、 19 ロールセットカバー、 21 画像形成ユニット、 25 感光体ドラム、 26 帯電ローラ、 27 露光装置、 28 現像ローラ、 29 現像ブレード、 30 供給ローラ、 31 最終トナー収容部、 32 クリーニングブレード、 33 カッターユニット、 35 ベルトクリーナ、 36 用紙セットセンサ、 37 用紙エンドセンサ、 38 書込みセンサ、 39 排出センサ、 41 転写ベルトユニット、 42 転写ローラ、 43 転写ベルト、 44 ドライブローラ、 45 テンションローラ、 46 定着部、 101 制御部、 102 表示部、 102a 表示パネル、 103 画像形成制御部、 104 給紙搬送制御部、 105 ベルト駆動制御部、 106 定着制御部、 110 センサ群。
Claims (6)
- 印刷データの画像処理を行う画像形成制御部と、
感光体の表面に形成された静電潜像をトナーで現像してトナー画像を形成する現像部と、
前記感光体から記録媒体に前記トナー画像を転写する転写体と、
前記転写を行う転写位置に前記記録媒体を搬送経路に沿って搬送する媒体搬送部と、
前記媒体搬送部による前記記録媒体の搬送を制御する給紙搬送制御部と
を備え、
前記給紙搬送制御部は、前記画像形成制御部による前記画像処理が終了する前に、前記転写位置への前記記録媒体の搬送を開始する
ことを特徴とする画像形成装置。 - 同一色のトナーで現像する前記現像部が、前記搬送経路に沿って複数配置され、印刷ジョブの印刷処理過程における1枚目の前記現像を、前記複数の現像部の内、前記記録媒体の搬送方向の最上流の現像部を除く何れかの現像部で行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記印刷ジョブの印刷処理過程における1枚目の前記現像を、前記複数の現像部の内、前記搬送方向の最下流に配置された現像部で行うことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
- 前記搬送経路の、前記記録媒体の搬送方向における前記転写位置より上流側で、搬送される前記記録媒体を検出する媒体検出器を備え、
前記画像形成制御部は、前記感光体を露光して前記静電潜像を形成する露光装置を制御し、前記媒体検出器が前記記録媒体を検出してから所定時間後に前記感光体への露光を開始することを特徴とする請求項1から3までの何れかに記載の画像形成装置。 - 前記所定時間は、前記搬送経路における、前記媒体検出器の検出位置から前記転写位置までの距離から、前記感光体の露光位置から前記転写位置までの周移動距離を引いた距離を、前記記録媒体が移動する時間に相当することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
- 前記給紙搬送制御部は、前記画像形成制御部による前記画像処理が終了した後に、前記感光体への前記露光が開始されるように、前記転写位置への前記記録媒体の搬送を開始することを特徴とする請求項4又は5記載の画像形成装置。
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