JP2017057387A - ノンハロゲン難燃性樹脂組成物及びこれを用いた電線・ケーブル - Google Patents

ノンハロゲン難燃性樹脂組成物及びこれを用いた電線・ケーブル Download PDF

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Abstract

【課題】難燃性に優れ、ブリードの発生を抑えつつ電線・ケーブルに滑り性を付与し、施工性を向上し得るノンハロゲン難燃性樹脂組成物及びこれを被覆材料として用いた難燃性電線を提供する。
【解決手段】(A)ポリオレフィン系樹脂、(B)難燃剤及び(C)加工性向上剤を含有するノンハロゲン難燃性樹脂組成物であって、前記(C)加工性向上剤として重量平均分子量1,000〜200,000の低分子量シリコーンを、前記(A)ポリオレフィン系樹脂100質量部に対し0.3〜22質量部含有するノンハロゲン難燃性樹脂組成物とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ノンハロゲン難燃性樹脂組成物に関し、更に詳しくは、電線・ケーブルの絶縁体やシースなどの被覆材として好適なノンハロゲン難燃性樹脂組成物及び該ノンハロゲン難燃性樹脂組成物を用いた電線・ケーブルに関する。
近年、環境問題への関心が世界的に高まっており、電線やケーブルにおいても焼却時に有害なハロゲンガスなどを発生させないノンハロゲンの組成物を用いたものが普及しつつある。また、ノンハロゲン組成物を用いた電線・ケーブルについて様々な提案がなされている。
電線・ケーブルに用いるノンハロゲン組成物に使用されるベース樹脂としては、ポリオレフィン系樹脂がある。そこで、近年では、ポリオレフィン系樹脂に難燃剤として金属水酸化物を配合したノンハロゲン難燃性樹脂組成物が多用されるようになっている。
例えば、下記特許文献1には、難燃剤の配合量を減少させてポリ塩化ビニルとの比重分別を可能にすべく、ポリオレフィン系樹脂中に、難燃補助剤として高分子量のシリコーンを配合したノンハロゲン難燃性樹脂組成物が提案されている。また、下記特許文献2には、ポリオレフィン系樹脂中に、難燃剤として脂肪族及びシリコーンにより表面処理された金属酸化物を配合したノンハロゲン難燃性樹脂組成物が提案されている。
特開2000−248121号公報 特開2013−18932号公報
しかし、特許文献1、2に提案された技術では、分別性や難燃性に効果があるものの施工性が悪いという問題点があった。具体的には、このノンハロゲン難燃性樹脂組成物を被覆材として用いた電線・ケーブルは、滑り性が乏しく、施工時に電線・ケーブル同士が引っ掛かり、施工しにくいという不具合があった。
したがって本発明の目的は、難燃性に優れ、電線・ケーブルに滑り性を付与し、施工性を向上し得るノンハロゲン難燃性樹脂組成物及びこれを導体の被覆材として用いた電線・ケーブルを提供することにある。
本発明者は鋭意研究を重ねた結果、加工性向上剤として特定平均分子量を有する低分子量シリコーン及び脂肪族アミド系滑剤のうちの少なくとも1つを特定範囲で含有したノンハロゲン難燃性樹脂組成物が上記課題を解決することを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、以下の(1)〜(9)の通りである。
(1)(A)ポリオレフィン系樹脂及び(C)加工性向上剤を含有するノンハロゲン難燃性樹脂組成物であって、前記(C)加工性向上剤は、重量平均分子量1,000〜200,000の低分子量シリコーン及び脂肪族アミド系滑剤のうちの少なくとも1つであり、前記(C)加工性向上剤を、前記(A)ポリオレフィン系樹脂100質量部に対し0.3〜22質量部含有することを特徴とするノンハロゲン難燃性樹脂組成物。
(2)前記(A)ポリオレフィン系樹脂として無極性オレフィン系樹脂を50質量部以上含有し、且つ前記(C)加工性向上剤が無極性の加工性向上剤であることを特徴とする前記(1)に記載のノンハロゲン難燃性樹脂組成物。
(3)前記無極性オレフィン系樹脂が、ポリエチレン及びポリプロピレンのうちの少なくとも1つである前記(2)に記載のノンハロゲン難燃性樹脂組成物。
(4)さらに(B)難燃剤を含有することを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれか1つに記載のノンハロゲン難燃性樹脂組成物。
(5)前記(B)難燃剤として金属水酸化物及びリン系難燃剤のうちの少なくとも1つを、前記(A)ポリオレフィン系樹脂100質量部に対し15〜60質量部含有することを特徴とする前記(4)に記載のノンハロゲン難燃性樹脂組成物。
(6)前記金属水酸化物が、水酸化マグネシウム及び水酸化アルミニウムのうちの少なくとも1種であることを特徴とする前記(5)に記載のノンハロゲン難燃性樹脂組成物。
(7)前記(A)ポリオレフィン系樹脂100質量部に対し、重量平均分子量300,000〜1,000,000の高分子量シリコーンを0.1〜1.9質量部含有することを特徴とする前記(1)〜(6)のいずれか1つに記載のノンハロゲン難燃性樹脂組成物。
(8)さらに(D)発泡剤を含有することを特徴とする前記(1)〜(7)のいずれか1つに記載のノンハロゲン難燃性樹脂組成物。
(9)前記(1)〜(8)のいずれか1つに記載のノンハロゲン難燃性樹脂組成物を被覆材として用いることを特徴とする電線・ケーブル。
本発明のノンハロゲン難燃性樹脂組成物によれば、(A)ポリオレフィン系樹脂100質量部に対し、(C)加工性向上剤として重量平均分子量1,000〜200,000の低分子量シリコーン及び脂肪族アミド系滑剤のうちの少なくとも1つを0.3〜22質量部含有しているため、難燃性に優れるとともに、前記(C)加工性向上剤のブリード(滲み)の発生が抑えられる。よって、本発明のノンハロゲン難燃性樹脂組成物を被覆材として用いた電線・ケーブルは、滑り性が付与され、施工性を向上することができる。
また、本発明のノンハロゲン難燃性樹脂組成物に(D)発泡剤を含有することで、樹脂組成物を発泡させることができ、発泡形成品の軽量化を図ることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る電線の概略断面図である。 図2は、本発明の実施形態に係るケーブルの概略断面図である。
以下、本発明のノンハロゲン難燃性樹脂組成物及びこれを用いた電線・ケーブルについてさらに詳細に説明する。
〔ノンハロゲン難燃性樹脂組成物〕
本発明のノンハロゲン難燃性樹脂組成物は、(A)ポリオレフィン系樹脂及び(C)加工性向上剤を含有する。本発明では、前記(C)加工性向上剤として重量平均分子量1,000〜200,000の低分子量シリコーン及び脂肪族アミド系滑剤のうちの少なくとも1つを使用する。
以下、各成分について説明する。
(A)ポリオレフィン系樹脂は本発明のノンハロゲン難燃性樹脂組成物のベース樹脂として用いられる。ポリオレフィン系樹脂としては、ハロゲンを含まないものであれば特に限定されず、例えば、高密度ポリエチレン(HDPE),中密度ポリエチレン(MDPE),低密度ポリエチレン(LDPE),線状低密度ポリエチレン(L−LDPE),超低密度ポリエチレン(V−LDPE)等のポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、エチレン−プロピレン共重合体(EPR)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−メチルアクリレート共重合体(EMA)、エチレン−エチルアクリレート共重合体(EEA)等が挙げられる。これらのポリオレフィン系樹脂は、単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。
(A)ポリオレフィン系樹脂は、密度が0.85〜1.00g/cmであることが好ましく、0.90〜0.97g/cmがより好ましい。前記範囲の密度を有するポリオレフィン系樹脂を用いることで、機械特性の良い材料ができる。
また、(A)ポリオレフィン系樹脂は、溶融粘度(MFR)が0.4〜2.5であることが好ましく、0.4〜1.0がより好ましい。ポリオレフィン系樹脂の溶融粘度が前記範囲であると、押出加工性の良い材料ができる。
本発明において、ノンハロゲン難燃性樹脂組成物の滑り性を向上させて施工性をより向上させるという観点からは、ポリエチレン、ポリプロピレン等の無極性ポリオレフィン系樹脂を用いることが好ましい。無極性ポリオレフィン系樹脂は、(A)ポリオレフィン系樹脂100質量部中50質量部以上含有することが好ましく、60質量部以上含有することが好ましく、70質量部以上がより好ましい。また、上限は特に制限されないが、(A)ポリオレフィン系樹脂が無極性ポリオレフィン系樹脂からなることが好ましい。
本発明において、前記(C)加工性向上剤として重量平均分子量1,000〜200,000の低分子量シリコーン及び脂肪族アミド系滑剤のうちの少なくとも1つを使用する。
シリコーン化合物としては、具体的にはジメチルシリコーン、メチルフェニルシリコーン、メチルビニルシリコーン等が挙げられ、形態としてはシリコーンパウダー、ガム状シリコーンオイル、ガム状シリコーンオイル以外の他のシリコーンオイル、シリコーン変性ポリマー等がある。また、炭酸カルシウムやシリカ等の無機系化合物をシリコーンパウダー、ガム状シリコーンオイル、または他のシリコーンオイルで表面処理したものも使用可能である。
重量平均分子量1,000〜200,000の低分子量シリコーンとしては、例えば、好ましいものとして、ジメチルポリシロキサンのようなオルガノポリシロキサン;ポリエーテル変性シリコーン、アルキル変性シリコーンのような変性シリコーン等が挙げられる。
重量平均分子量が前記範囲であると、樹脂組成物に難燃剤を過剰に含有させることなく、十分な難燃性を付与することができ、電線及びケーブルの絶縁体やシースとして用いた際に、電線・ケーブル表面の滑り性を改善することができ、施工性を向上させることができる。本発明で使用される低分子量シリコーンの重量平均分子量は、1,000〜100,000であるのがより好ましく、1,000〜10,000が特に好ましい。
なお、本発明で言う重量平均分子量は、テトラヒドロフランを展開溶媒に用いたゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法によって測定し、標準ポリスチレンを用いた検量線により換算した値(標準ポリスチレン換算値)である。
また、重量平均分子量1,000〜200,000の低分子量シリコーンは市販されているものを用いることができ、例えば、東レ・ダウコーニング株式会社製「SH200−1000CS」(商品名、ポリジメチルシロキサン、重量平均分子量1,000〜10,000)、「Z−6018」(商品名、フェニルプロピル変性シリコーン、重量平均分子量2,000〜4,000)、東レ・ダウコーニング社製「SH200-100,000CS」(商品名、ポリジメチルシロキサン、重量平均分子量10,000〜100,000)、等が挙げられる。
脂肪族アミド系滑剤としては、例えば、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、ベヘニン酸アミド、エチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビスオレイン酸アミド、エチレンビスエルカ酸アミド、エチレンビスラウリル酸アミド等が挙げられる。これらの脂肪族アミド系滑剤は、単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。
脂肪族アミド系滑剤は市販されているものを用いることができ、例えば、三菱化学株式会社製「N,N’−エチレンビスオレイン酸アマイド」(商品名、エチレンビスオレイン酸アミド)、日本化成株式会社製「スリパックスE」(商品名、エチレンビスステアリン酸アミド)等が挙げられる。
本発明において、電線・ケーブルの表面に加工性向上剤を滲出しやすくし、電線・ケーブルの表面の滑りを向上させることができるという観点から、加工性向上剤は無極性材料であることが好ましい。無極性の加工性向上剤としては、例えば、重量平均分子量1,000〜200,000の低分子量シリコーンでは、シリコーンオイル、シリコーンパウダー等が挙げられ、脂肪族アミド系滑剤では、エチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビスオレイン酸アミド等が挙げられる。
(C)加工性向上剤は、ノンハロゲン難燃性樹脂組成物中、(A)ポリオレフィン系樹脂100質量部に対し0.3〜22質量部含有する。(C)加工性向上剤の含有量が前記範囲であると十分な難燃性や滑り性を得ることができる。なお、(C)加工性向上剤の含有量が22質量部を超えるとノンハロゲン難燃性樹脂組成物から(C)加工性向上剤が滲み出してしまい、ブリードの原因となる場合がある。(C)加工性向上剤の含有量は、(A)ポリオレフィン系樹脂100質量部に対し0.5〜20質量部であることが好ましい。
本発明の好ましい形態としては、具体的に、(A)ポリオレフィン系樹脂として無極性オレフィン系樹脂を50質量部以上含有し、且つ(C)加工性向上剤として無極性の加工性向上剤を含有するノンハロゲン難燃性樹脂組成物が、滑り性をより向上させることができるため好ましい。
本発明のノンハロゲン難燃性樹脂組成物には、さらに(B)難燃剤を含有することが好ましい。(B)難燃剤としては、例えば、無機系及び有機系の難燃剤が挙げられる。無機系の難燃剤としては、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、塩基性炭酸マグネシウム、ハイドロタルサイト類等の金属水酸化物、有機系の難燃剤としては、リン酸アンモニウム、赤燐等のリン系難燃剤、塩素系,臭素系等のハロゲン系有機難燃剤が挙げられる。中でも、材料単価の観点から金属水酸化物を用いることが好ましく、水酸化マグネシウム及び水酸化アルミニウムのうちの少なくとも1種がより好ましい。また、取り扱いの容易性の観点からは、リン系難燃剤を用いることが好ましく、リン酸アンモニウムがより好ましい。これらの難燃剤は、単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。
(B)難燃剤の含有量は、(A)ポリオレフィン系樹脂100質量部に対し10〜70質量部であることが好ましい。(B)難燃剤の含有量が10質量部以上であるとノンハロゲン難燃性樹脂組成物の耐燃焼性を得ることができ、70質量部以下であると難燃剤の含有量が従来よりも低減されるので本発明のノンハロゲン難燃性樹脂組成物を被覆材として用いた電線・ケーブルを軽量化することができ、電線・ケーブルの機械特性を向上させることができる。(B)難燃剤の含有量は、(A)ポリオレフィン系樹脂100質量部に対し15〜60質量部であることがより好ましい。
本発明のノンハロゲン難燃性樹脂組成物は、本発明の効果をさらに高めることを目的として、滑剤として重量平均分子量300,000〜1,000,000の高分子量シリコーンをさらに配合することができる。シリコーン化合物の種類としては、上記の低分子シリコーンと同じものであることができる。また、市販されているものを使用することができ、例えば、東レ・ダウコーニング株式会社製「DC4 7081」(商品名、メタクリル基を有するポリジメチルシロキサン及びシリカの混合物、ポリジメチルシロキサンの重量平均分子量300,000〜1,000,000)、東レ・ダウコーニング株式会社製「MB50−002」(商品名、ポリメチルシロキサンの重量平均分子量300,000〜1,000,000)等が挙げられる。
高分子量シリコーンの含有量は、(A)ポリオレフィン系樹脂100質量部に対し0.1〜1.9質量部であることが好ましい。高分子量シリコーンの含有量が前記範囲であると、ノンハロゲン難燃性樹脂組成物に適度な潤滑性を与えることができるため、電線及びケーブルの絶縁体やシースとして用いた場合に施工性を向上させることができる。
なお、高分子量シリコーンの含有量が多くなると、ノンハロゲン難燃性樹脂組成物を電線やケーブルに加工する際に異物として組成物中に残ってしまう虞があるため、製造適正の観点からは0.1〜0.9質量部であることがより好ましい。
本発明のノンハロゲン難燃性樹脂組成物には、(D)発泡剤を含有させることが好ましい。本発明のノンハロゲン難燃性樹脂組成物に発泡剤を含有させることで、樹脂組成物を所望の発泡倍率で発泡させることができ、発泡形成品の軽量化が図れる。
(D)発泡剤としては、化学的分解によって炭酸ガスや窒素ガスなどを発生させる公知の化学分解型発泡剤等を用いることができ、例えば、アゾジカルボンアミド(ADCA)等のアゾ化合物、N,N’−ジニトロソペンタメチレンテトラミン等のニトロソ化合物、4,4’−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)(OBSH)やヒドラゾジカルボンアミド(HDCA)等のヒドラジン誘導体、炭酸水素ナトリウム等が挙げられる。
(D)発泡剤の含有量は、(A)ポリオレフィン系樹脂100質量部に対し0〜3質量部であることが好ましく、0〜2質量部であることがより好ましい。(D)発泡剤の含有量が3質量部以下であると、発泡による空隙が粗大化するのを抑制して、微細な空隙を均一に形成することができ、過発泡により樹脂形成品の形状が崩れることを抑制することができる。
本発明のノンハロゲン難燃性樹脂組成物には、必要に応じて、酸化防止剤、加工助剤、紫外線吸収剤、着色剤、帯電防止剤、分散剤、その他の滑剤等の公知の各種添加剤を配合することもできる。
酸化防止剤としては、例えば、フェノール系酸化防止剤、アミン系酸化防止剤、リン系酸化防止剤などが挙げられる。
加工助剤としては、例えば、樹脂材料等に添加されるパラフィン系油、アロマチック系油、ナフテン系油等の石油系油が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、例えば、ベンゾフェノン系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物、サリチレート系化合物、置換トリル系化合物、金属キレート系化合物等が挙げられる。
着色剤としては、「顔料便覧(日本顔料技術協会編)」に記載されている一般的な無機顔料や有機顔料を用いることができる。例えば、無機顔料としては、チタンイエロー等のチタンを含む(複合)金属酸化物、酸化亜鉛、酸化鉄、硫化亜鉛、三酸化アンチモン等が挙げられる。有機顔料はフタロシアニン系、アンスラキノン系、キナクリドン系、アゾ系、イソインドリノン系、キノフタロン系、ペリノン系、ペリレン系等の顔料が挙げられる。
帯電防止剤としては、例えば、アルキルリン酸エステル、ケイ酸化合物などが挙げられる。
分散剤としては、例えば、アクリル系分散剤、脂肪酸エステル系分散剤、ポリエチレングリコール系分散剤、非イオン性界面活性剤、両親媒性トリフェニレン誘導体、ピレン誘導体等が挙げられる。
その他の滑剤としては、例えば、炭化水素系滑剤、脂肪族系滑剤、エステル系滑剤、アルコール系滑剤等が挙げられる。
本発明のノンハロゲン難燃性樹脂組成物の調製は、公知の方法に従い行うことができる。例えば、あらかじめヘンシェルミキサー等の高速混合装置を用いてプリブレンドした後、バンバリーミキサー、ニーダー、ロールミル等の公知の混練機を用いて混練する方法が挙げられる。
本発明のノンハロゲン難燃性樹脂組成物の難燃性は酸素指数が21以上(JIS K7201(2007)準拠)、滑り性は静摩擦係数が0.7以下(ASTM D1894(2014)準拠)であることが好ましい。このような難燃性及び滑り性を満たすことにより、電線及びケーブルの絶縁体やシースとして使用した場合でも、耐燃特性を維持しながら施工性を向上させることができる。
また、本実施形態のノンハロゲン難燃性樹脂組成物の機械特性は、密度が1.000g/cm以下(JIS K7112(1999)準拠)、引張強さが10MPa以上(JIS C3005(2014)準拠)、引張伸びが350%以上(JIS C3005(2014)準拠)であることが好ましい。また、上記ノンハロゲン難燃性樹脂組成物の柔軟性は硬度がHDD55以下(JIS K7215(1986)準拠)であることが好ましい。このような機械的特性及び柔軟性を満たすことにより、電線及びケーブルの絶縁体やシースとして使用した場合に、長期間に亘り絶縁性を確保することが可能となる。
本発明によれば、樹脂組成物中に(C)加工性向上剤として重量平均分子量1,000〜200,000の低分子量シリコーン及び脂肪族アミド系滑剤のうちの少なくとも1つを特定範囲量含有させることにより、難燃性に優れたノンハロゲン難燃性樹脂組成物を提供できる。
〔電線・ケーブル〕
本発明のノンハロゲン難燃性樹脂組成物は、絶縁体やシースなどの導体の被覆材として用いることにより、耐熱性及び滑り性に優れた電線・ケーブルを得ることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る電線の概略断面図であり、図2は、本発明の実施形態に係るケーブルの概略断面図である。
図1に示すように、本実施形態における電線1は、導体10と、該導体10の周縁を覆う被覆材としての絶縁体11とを備える。また、図2に示すように、本実施形態におけるケーブル2は、束ねられた複数の電線1(1a,1b,1c)と、束ねられた複数の電線1の周縁を覆う、被覆材としてのシース21とを備える。なお、ケーブル2は、必ずしも複数の電線1を束ねている必要はなく、1本の電線1の周りをシース21で覆ったものとしてもよい。
導体10は、1本の素線のみであってもよく、複数本の素線を束ねて形成したものであってもよい。導体10の材料としては、例えば、銅、メッキされた銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等の導電性金属を用いることができる。
絶縁体11及びシース21は、本発明のノンハロゲン難燃性樹脂組成物を含有している。
電線・ケーブルの作製方法は、公知の方法に従い行うことができ、例えば、一般的な押出成形法を採用することができる。
例えば、導体10を構成する銅等の素線上に、単軸押出機や二軸押出機等の押出機により本発明のノンハロゲン難燃性樹脂組成物を押出被覆して絶縁体11を形成することにより電線1が得られる。ケーブル2は、このようにして得られた電線1を1本ないしは複数本束ねて、それらの外部に本発明のノンハロゲン難燃性樹脂組成物を押出被覆してシース21を形成することにより得られる。
なお、電線・ケーブルは、上記本発明のノンハロゲン難燃性樹脂組成物に発泡剤を含有させた場合は、絶縁体11又はシース21を発泡させることができ、軽量化が図れる。また、本発明のノンハロゲン難燃性樹脂組成物は、(B)難燃剤の含有量が低く抑えられているため、発泡性が向上し、絶縁体やシースの誘電率や誘電損失を低くすることができる。なお、発泡倍率としては、1〜30%が好ましく、3〜20%がより好ましい。
本発明の電線・ケーブルは、難燃性を維持しながら滑り性を向上させるため、工事の際の施工をしやすくし、施工者の負担を軽減することができる。
以下、本発明を実施例及び比較例によりさらに説明するが、本発明は下記例に制限されるものではない。
なお、使用した各成分は以下の通りである。
ポリエチレン(PE):ダウ・ケミカル日本株式会社製「NUCG−9301」(商品名、密度0.920g/cm、MFR0.7)
エチレン−メチルアクリレート共重合体(EMA):三井・デュポン ポリケミカル株式会社製「エルバロイ1125」(商品名、密度0.944g/cm、MFR0.4)
エチレン−エチルアクリレート共重合体(EEA):三井・デュポン ポリケミカル株式会社製「エルバロイ12112」(商品名、密度0.930g/cm、MFR1.0)
エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA):三井・デュポン ポリケミカル株式会社製「エバフレックスEV560」(商品名、密度0.930g/cm、MFR3.5)
ポリプロピレン(PP):住友化学株式会社製「住友ノーブレンEP3711E1」(商品名、密度0.86g/cm、MFR1.3)
エチレン−プロピレン共重合体(EPR):三井化学株式会社製「EPT#3045」(商品名、密度0.87g/cm
ジメチルシリコーンオイル:東レ・ダウコーニング株式会社製「SH200−1000CS」(商品名、シリコーンオイル、ポリジメチルシロキサン、重量平均分子量1,000〜10,000)
フェニルシリコーンレジン:東レ・ダウコーニング株式会社製「Z−6018」(商品名、シリコーンパウダー、フェニルプロピル変性シリコーン、重量平均分子量2,000〜4,000)
ジメチルシリコーンポリマー:東レ・ダウコーニング株式会社製「DC4 7081」(商品名、シリコーンパウダー、メタクリル基を有するポリジメチルシロキサン及びシリカの混合物、ポリジメチルシロキサンの重量平均分子量300,000〜1,000,000)
エチレンビスオレイン酸アミド:三菱化学株式会社製「N,N’−エチレンビスオレイン酸アマイド」(商品名)
金属水酸化物:新鉱工業株式会社製「マグラックスST」(商品名、ステアリン酸表面処理水酸化マグネシウム)
酸化防止剤:BASF社製「イルガノックス1010」(商品名)
発泡剤:炭酸水素ナトリウム
本実施例、比較例における試験方法は以下の通りである。
(静摩擦係数)
ASTM D1894(2014)に従い、トリニティーラボ社製静摩擦測定器(TL102型)を用い、静摩擦係数を測定した。静摩擦係数が0.7以下であると、十分な滑り性を有し、施工性に優れると判断できる。
(難燃性)
JIS K7201(2007)に従い、酸素指数を算出した。酸素指数が21以上であると、難燃性に優れると判断できる。
また、JIS C3005(2014)に従い、60°傾斜方法試験を行った。60°傾斜方法試験にて、着火後、60秒以内に自然に炎が消えたものを「合格」、60秒を超えて炎が消えたものを「不合格」と判断した。
(滲み出し(ブリード))
作製した試験電線に手で触れた際、手にシリコーンが付着するか否かを調べた。試験電線に圧力をかけずに指先で触れ、目視でシリコーンの付着を確認し、付着のない場合を滲み出しが「無し」と評価し、付着が確認された場合を滲み出しが「有り」と評価した。
<試験例1>
(実施例1〜16、比較例1〜2)
表1、2に示す配合量(質量部)に従い、各成分を温度200℃のニーダーにて混練し、ノンハロゲン難燃性樹脂組成物を調製した。
続いて、押出成形機を用いて各ノンハロゲン難燃性樹脂組成物を直径2.0mmの銅線上に0.8mm厚となるように絶縁体を形成して試験電線を作製した。
各試験電線について、静摩擦係数の測定を行った。結果を表1、2に示す。
Figure 2017057387
Figure 2017057387
表1、2の結果から、実施例で使用したノンハロゲン難燃性樹脂組成物は、ベース樹脂に対し加工性向上剤として重量平均分子量2,000〜200,000の低分子量シリコーン又は脂肪族アミド系滑剤を配合するものであり、静摩擦係数が0.7以下であり、滑り性が向上することがわかった。
<試験例2>
(実施例17〜25及び比較例3〜5)
表3に示す配合量(質量部)に従い、各成分を温度200℃のニーダーにて混練し、ノンハロゲン難燃性樹脂組成物を調製した。
続いて、押出成形機を用いて各ノンハロゲン難燃性樹脂組成物を直径2.0mmの銅線上に0.8mm厚となるように絶縁体を形成して試験電線を作製した。
各試験電線について、難燃性の評価、滲み出しの評価及び静摩擦係数の測定を行った。結果を表3に示す。
Figure 2017057387
<試験例3>
(実施例26〜34及び比較例5〜8)
表4に示す配合量(質量部)に従い、各成分を温度200℃のニーダーにて混練し、ノンハロゲン難燃性樹脂組成物を調製した。
続いて、押出成形機を用いて各ノンハロゲン難燃性樹脂組成物を直径2.0mmの銅線上に0.8mm厚となるように絶縁体を形成して試験電線を作製した。
各試験電線について、難燃性、滲み出し、静摩擦係数について評価を行った。結果を表4に示す。
Figure 2017057387
<試験例4>
(実施例35〜44及び比較例9〜13)
表5に示す配合量(質量部)に従い、各成分を温度200℃のニーダーにて混練し、ノンハロゲン難燃性樹脂組成物を調製した。
続いて、押出成形機を用いて各ノンハロゲン難燃性樹脂組成物を直径2.0mmの銅線上に0.8mm厚となるように絶縁体を形成して試験電線を作製した。
各試験電線について、難燃性、滲み出し、静摩擦係数について評価を行った。結果を表5に示す。
Figure 2017057387
<試験例5>
(実施例45〜59)
表6に示す配合量(質量部)に従い、各成分を温度200℃のニーダーにて混練し、ノンハロゲン難燃性樹脂組成物を調製した。
続いて、押出成形機を用いて各ノンハロゲン難燃性樹脂組成物を直径2.0mmの銅線上に0.8mm厚となるように絶縁体を形成して試験電線を作製した。
各試験電線について、難燃性、滲み出し、静摩擦係数について評価を行った。結果を表6に示す。
Figure 2017057387
<試験例6>
(実施例60〜68)
表7に示す配合量(質量部)に従い、各成分を温度200℃のニーダーにて混練し、ノンハロゲン難燃性樹脂組成物を調製した。
続いて、押出成形機を用いて各ノンハロゲン難燃性樹脂組成物を直径2.0mmの銅線上に0.8mm厚となるように絶縁体を形成して試験電線を作製した。また、発泡剤を添加することにより、絶縁体を発泡させた。発泡倍率は実施例60〜62は3%、実施例63〜65は10%、実施例66〜68は20%であった。
各試験電線について、難燃性、滲み出し、静摩擦係数について評価を行った。結果を表7に示す。
Figure 2017057387
表3〜7の結果から、実施例で使用したノンハロゲン難燃性樹脂組成物は、ベース樹脂に対し加工性向上剤として重量平均分子量2,000〜200,000の低分子量シリコーンを0.5〜20質量部配合しており、難燃性に優れるとともに、これを被覆材として用いた難燃性電線は該低分子量シリコーンのブリードの発生を抑えつつ滑り性が付与され、施工性が向上している。
これに対し、比較例3〜7、9〜13は、重量平均分子量2,000〜200,000の低分子量シリコーンを配合していないか、あるいはその配合量が本発明で規定する範囲外であるが、難燃性及び施工性を両立することができなかった。
比較例8は、重量平均分子量2,000〜200,000の低分子量シリコーンを配合せず、高分子量シリコーンを配合した例であるが、静摩擦係数の値が高く、施工性が悪化した。
1 電線
2 ケーブル
10 導体
11 絶縁体
21 シース
1a,1b,1c 電線

Claims (9)

  1. (A)ポリオレフィン系樹脂及び(C)加工性向上剤を含有するノンハロゲン難燃性樹脂組成物であって、
    前記(C)加工性向上剤は、重量平均分子量1,000〜200,000の低分子量シリコーン及び脂肪族アミド系滑剤のうちの少なくとも1つであり、
    前記(C)加工性向上剤を、前記(A)ポリオレフィン系樹脂100質量部に対し0.3〜22質量部含有することを特徴とするノンハロゲン難燃性樹脂組成物。
  2. 前記(A)ポリオレフィン系樹脂として無極性オレフィン系樹脂を50質量部以上含有し、且つ前記(C)加工性向上剤が無極性の加工性向上剤であることを特徴とする請求項1に記載のノンハロゲン難燃性樹脂組成物。
  3. 前記無極性オレフィン系樹脂が、ポリエチレン及びポリプロピレンのうちの少なくとも1つである請求項2に記載のノンハロゲン難燃性樹脂組成物。
  4. さらに(B)難燃剤を含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のノンハロゲン難燃性樹脂組成物。
  5. 前記(B)難燃剤として金属水酸化物及びリン系難燃剤のうちの少なくとも1つを、前記(A)ポリオレフィン系樹脂100質量部に対し15〜60質量部含有することを特徴とする請求項4に記載のノンハロゲン難燃性樹脂組成物。
  6. 前記金属水酸化物が、水酸化マグネシウム及び水酸化アルミニウムのうちの少なくとも1種であることを特徴とする請求項5に記載のノンハロゲン難燃性樹脂組成物。
  7. 前記(A)ポリオレフィン系樹脂100質量部に対し、重量平均分子量300,000〜1,000,000の高分子量シリコーンを0.1〜1.9質量部含有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のノンハロゲン難燃性樹脂組成物。
  8. さらに(D)発泡剤を含有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のノンハロゲン難燃性樹脂組成物。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載のノンハロゲン難燃性樹脂組成物を被覆材として用いることを特徴とする電線・ケーブル。
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