JP2017056108A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】確率変更可能な遊技機の不正行為を未然に防止する。
【解決手段】
電源投入時に、RAMに記憶されたデータが正常と判断され(S510)、且つRAMクリアスイッチ96がオン状態でないときは(S530)、設定スイッチ13が示す抽選確率とRAMの所定領域に記憶されている抽選確率とが一致しているか否かが判断される(S570)。通常は、一致しているので、処理は「リターン」に抜ける。一致しない場合は、異常処理が実行される(S580)。

【選択図】図22

Description

本発明は、パチンコ遊技機等の遊技機に関する。
近年、パチンコ遊技機や回胴遊技機(スロットマシン)等の遊技機は、遊技状態を停電時にも記憶し、停電復帰時には停電前の遊技状態からゲームを再開するよう構成されている。
これらの遊技機では、遊技者に有利なゲームを実行するための抽選処理の当り確率を変更する発明も数多く為されている。
これらの発明は、抽選確率を変更することにより、営業利益の調整を図ることができる効果を発揮する。特に、パチンコ遊技機では、釘調整を行うことなく営業利益の調整を図る効果が期待される。
特開2007−296200号公報
しかしながら、抽選確率が変更可能であることは、不正行為を招く虞もある。
本発明は、抽選確率変更可能な遊技機の不正行為を未然に防止することを目的とする。
上記課題に鑑みてなされた請求項1に係る発明は、
遊技者に有利な遊技を実行する起因となる抽選確率を確率設定手段により設定変更可能な遊技機において、電源投入時のRAMの状態が正常か否か判断するRAM異常判断手段と、該RAM異常判断手段により前記RAMの状態が正常と判断されたとき、前記確率設定手段が示す確率値と前記RAMに記憶された設定確率に対応するデータとを比較する確率比較手段と、該確率比較手段により前記確率設定手段が示す確率値と前記RAMに記憶された設定確率に対応するデータとが一致しないと判断されたとき異常とする設定異常手段と、
を備えたことを特徴とする遊技機である。
このような構成によれば、電源投入時にRAM異常判断手段によりRAMの状態が正常と判断されたとき、確率設定手段が示す確率値とRAMに記憶された設定確率に対応するデータとが確率比較手段により比較され、比較された結果一致しないと判断されたときには設定異常手段により異常とされる。
電源投入時にRAMの状態が正常と判断されたときには、確率設定手段が示す確率値とRAMに記憶された設定確率に対応するデータとが一致するのが通常である。
一致しない場合としては、確率設定手段のみを操作して有効とする処理をしなかった場合が考えられる。
特許文献1に示されるように、一般的には、確率設定手段は電源投入時にRAMクリアする場合に有効とされる。
従って、営業中又は営業時間外に確率設定手段だけを操作した場合等が考えられる。店員が誤操作により操作した場合、第三者が抽選確率を高くして遊技状態を有利する意図で操作した場合、が考えられる。
この確率設定手段が示す確率値とRAMに記憶された設定確率に対応するデータとが一致しない状態は、好ましい状態ではない。
確率設定手段の操作位置が示す確率と異なる確率で抽選処理が実行されているからであり、営業者等が実際に遊技で行われている抽選確率を誤認する原因となるからである。
また、一致しない状態を放置しておけば、何等かの原因で停電が発生し、その後に復帰したときにRAMの状態が異常ならば、確率設定手段による抽選確率に変更されることになる。営業者が意図しない抽選確率に変更されることになる。不正行為を招く虞も考えられる。
本願発明は、これらの課題を好適に解決することができる効果を有する。
ここで、確率設定手段とは、始動口又はゲートを通過することに起因する抽選による当り確率を変更する手段、レバーを操作することに起因する抽選による当り確率を変更する手段、が考えられる。
始動口を通過(入球)することに起因する抽選による当り確率は、パチンコ遊技機の大入賞口を開放する特別遊技を実行するための抽選確率、ゲートを通過することに起因する抽選による当り確率は、普通電動役物を開放するための抽選確率等が該当するが、これらに限定されるものではない。
レバーを操作することに起因する抽選による当り確率は、回胴遊技機の抽選行為に該当する。
電源投入時とは、電源スイッチをオン状態に相違するときばかりでなく、停電により電源が供給されなくなり、その後に電源が供給される場合も含まれる。
RAM異常判断手段とは、RAMに記憶されたデータが正常か否かを判断するものであれば良く、所謂「チェクサム」及び「パリティチェック」等が考えられるが、これらに限定されるものではない。
確率設定手段とは、抽選確率の確率値を変更するために使用されるスイッチ類が該当し、多段階に操作位置が変更可能なスイッチ、多数の押しボタンより構成されたスイッチ又はパッチパネル式のスイッチ類を操作することにより回路が閉じる位置により入力信号の値が変化するものが考えられるが、これらに限定されるものではない。例えば、1つのスイッチより構成され、操作する回数により入力信号の値が変化する構成のものでも良い。
確率設定手段が示す確率値とは、直接的に抽選確率を示すデータの他、間接的に抽選確率を示すデータも含まれる。
例えば、確率設定手段から入力される信号に対応した確率値をROMから読み出したデータの他、確率設定手段から入力される信号に対応した記号又は符号でも良い。
設定異常手段とは、確率設定手段が示す確率値とRAMに記憶された設定確率に対応するデータとが一致しないと判断されたときに異常とする手段であれば良く、一致しないことを示すフラグをRAMに書き込む手段だけでも良い。勿論、一致しないと判断されたときに画面、ランプ(光)又は音で異常状態を報知する構成、外部のコンピュータに出力する構成の他、遊技を行えないよう制御する構成も異常処理に含まれる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の弾球遊技機において、確率設定手段による抽選確率の変更は、RAMを初期設定するRAMクリア手段が操作されたときに有効とし、該RAMクリア手段により前記初期設定されたときにはその旨を報知する初期設定報知手段を備えた遊技機である。
RAMクリア手段により初期設定されたときにはその旨が初期設定報知手段により報知されるので、抽選確率が変更されたことが容易に確認できる。
また、抽選確率を変更するためにはRAMクリア手段を操作する必要があるので、第三者が勝手に抽選確率を変更することを阻止する効果を有する。
ここで、確率設定手段による抽選確率の変更はRAMを初期設定するRAMクリア手段が操作されたときに有効とするとは、確率設定手段を所定位置に操作する行為を行った後にRAMクリア手段が操作されることにより確率設定手段から信号が入力される構成、RAMクリア手段を操作することにより初めて確率設定手段が操作可能となる構成等が考えられる。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の弾球遊技機において、
設定異常手段により異常と判断されたときには、RAMに記憶された設定確率に対応するデータが正常範囲内か否か判断し、正常範囲内であればRAMに記憶された設定確率に対応するデータを用いる抽選確率継続手段を備えたことを特徴とする遊技機である。
これにより、意図した抽選確率で遊技の抽選行為を続行でき、第三者による確率設定手段の操作による不具合を発生させない効果が期待される。
第1実施形態のパチンコ機の正面図である。 第1実施形態のパチンコ機の遊技盤の正面図である。 第1実施形態のパチンコ機の裏面図である。 第1実施形態のパチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。 第1実施形態のメインルーチンについてのフローチャートである。 第1実施形態の作動口入賞確認処理についてのフローチャートである。 第1実施形態の始動口入賞確認処理についてのフローチャートである。 第1実施形態の当否判定処理についてのフローチャートである。 第1実施形態の当否判定処理についてのフローチャートである。 第1実施形態の当否判定処理についてのフローチャートである。 第1実施形態の当否判定処理についてのフローチャートである。 第1実施形態の特別遊技処理についてのフローチャートである。 第1実施形態の特別遊技処理についてのフローチャートである。 第1実施形態の特別遊技処理についてのフローチャートである。 第1実施形態の特別遊技処理についてのフローチャートである。 第1実施形態の特別遊技処理についてのフローチャートである。 第2実施形態の当否判定処理についてのフローチャートである。 第2実施形態の当否判定処理についてのフローチャートである。 第3実施形態の当否判定処理についてのフローチャートである。 第3実施形態の当否判定処理についてのフローチャートである。 第4実施形態のパチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。 第4実施形態の電源投入時処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[第1実施形態]
[構成の説明]
(1)全体の構成について
図1に示すように、第1実施形態のパチンコ機50は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠51にて各構成を保持する構造を有している。外枠51の左側上下にはヒンジ53が設けられており、ヒンジ53により、板ガラス61が嵌め込まれた前枠(ガラス枠)52及び後述の内枠が、外枠51に対し開閉可能に保持される。また、前枠52の板ガラス61の奥には、内枠に保持された遊技盤1(図2)が設けられている。
前枠52の上部の左右両側にはスピーカ66が設置されており、これらにより遊技音が出力され、遊技の趣向性を向上させる。また、前枠52には、遊技状態に応じて発光する枠側装飾ランプ65のほか、遊技の異常を報知するLEDが設けられている。
前枠52の下部には、上皿55と下皿63とが一体に形成されている。また、下皿63の右側には発射ハンドル64が設けられており、該発射ハンドル64を時計回りに操作することにより発射装置が作動し、上皿55から供給された遊技球が遊技盤1に向けて発射される。
下皿63は、上皿55から溢れた賞球を受けるよう構成されており、球抜きレバーを操作することで、下皿63に溜まった遊技球を遊技店に備えられたドル箱に移すことができる。また、上皿55の中央には、演出ボタン67及びジョグダイヤル68が設けられている。
本パチンコ機50は、いわゆるCR機であり、プリペイドカードの読み書きを行うプリペイドカードユニット(CRユニット)56が付属されていると共に、上皿55の右側には球貸ボタン57,精算ボタン58,精算表示装置59が設けられている。
なお、図1の49は、前枠52及び前記内枠を外枠51にロックするシリンダ錠であり、該シリンダ錠49に所定の鍵を挿入して鍵を時計回りに操作すると、内枠が開放され、反時計回りに操作すると、前枠52が開放される。
また、図2に示すように、遊技盤1には、外レールと内レールとによって囲まれた略円形の遊技領域3が形成されている。
遊技領域3には多数の遊技釘4が植設されており、遊技釘4により遊技球の進路が決定される。遊技釘4は、釘調整が困難又は不可能な特殊遊技釘として構成されている。特殊遊技釘は、脆性及び硬度が高く、変形が困難であると共に、大きな力を加えると変形が生じる前に破壊されてしまう材料により構成することが考えられる。具体的には、例えば、鋳鉄や、このような性質を持つ樹脂により構成することが考えられる。この他にも、特殊遊技釘に替えて、同様にして変形が困難或いは不可能に構成された障害物(例えば、壁状の物体やブロック状の物体)を配置しても良い。無論、特殊遊技釘等に替えて、通常の遊技釘を用いても良い。
また、遊技領域3には、作動口11,始動口12,可変入賞装置20,大入賞口21,普通入賞口(図示無し)といった入球口や役物や装飾等が設けられている。なお、始動口12,可変入賞装置20,大入賞口21は、入球が困難又は不可能な閉鎖状態と、閉鎖状態よりも入球が容易な開放状態とに変位する可変入球口として構成されている。また、遊技領域3の最下部にはアウト口10が設けられており、入球口に入球しなかった遊技球は、全てアウト口10に入球する。また、アウト口10の上方には、普図ゲート22が設けられている。
可変入賞装置20は、遊技領域3の中央に配されており、羽根20aにより開閉可能に構成されている(閉鎖時には可変入賞装置20への入球が不可能になる)と共に、内部には権利発生口20bとハズレ口(図示無し)が設けられている。
可変入賞装置20に向かって右側には、演出図柄表示装置6(全体の図示は省略)のLCDパネルが配設され、LCDパネルの画面上では、演出図柄の変動表示等を行うことで、特別図柄(特図とも記載)による当否判定の結果等を報知する図柄演出が行われる。
可変入賞装置20の下側には、作動口11が設けられており、作動口11への入球が生じると、可変入賞装置20の羽根20aを一時的に開放する開放遊技が行われる。開放遊技中、可変入賞装置20に入球した遊技球が権利発生口20bに進入すると、後述する特別遊技が開始される。なお、開放遊技中に遊技球が権利発生口20bに進入することを、ハネモノ当りとも記載する。
作動口11の下側には、特別遊技の際に複数回(複数のラウンド)にわたって開放される特別電動役物からなる大入賞口21が配置されている。なお、特別遊技における各回の大入賞口21の開放を、ラウンドと記載する。大入賞口21には、継続口21aとハズレ口(図示無し)が設けられており、特別遊技中、継続口21aへの入球の有無により、次のラウンドに進むか否かが決定される場合がある。
また、大入賞口21の下方であって、アウト口10の上方には、普図ゲート22が設置されている。普図ゲート22を遊技球が通過すると、普通図柄(普図とも記載)の当否判定に用いられる複数種類の乱数が抽出され、保留記憶されると共に、保留記憶された乱数に基づく当否判定(普図の当否判定)が行われる。なお、普図ゲート22を通過した遊技球は、全て、入球口に入球すること無くアウト口10に入球する。また、遊技領域3に到達した遊技球が高い確率で普図ゲート22に進入するよう、遊技釘4等の位置が調整されている。具体的には、該確率は、例えば30〜50%程度であっても良いし、さらに高い確率であっても良い。なお、上述した特殊遊技釘や障害物等により遊技球が普図ゲート22に進入するか否かを定めるようにし、普図ゲート22に遊技球が進入する確率を変更不可能としても良い。
作動口11や大入賞口21に向かって右側には、始動口12が配されている。始動口12への入球に応じて、特別図柄の変動表示を伴う当否判定が行われる。始動口12は、普図の当否判定で当ることで開放される普通電動役物(普通電役とも記載)として構成されており、開放時のみ入球可能となっている。なお、始動口12は、閉鎖時であっても、稀に入球可能となっていても良い。始動口12に遊技球が入球すると、特図の当否判定を行うための複数種類の乱数が抽出され、保留記憶として記憶される。
また、遊技盤1における向かって右下の領域には、特図が変動表示される7セグメントの特図表示装置と、4個のLEDからなり、特図の保留記憶数が表示される特図保留数表示装置と、2個のLEDからなり、普図が変動表示される普通図柄表示装置と、4個のLEDからなり、普図の保留記憶数が表示される普図保留数表示装置が設置されている。
また、図3に示すように、パチンコ機50の裏側は、遊技盤1を脱着可能に取付ける内枠70が外枠51に収納された構成となっている。内枠70は、前枠52と同様、一方の側縁(図3に向かって右側)の上下位置が外枠51に設けられたヒンジ53に結合され、開閉可能に設置されている。内枠70には、遊技球流下通路が形成されており、上方(上流)から球タンク71、タンクレール72、払出ユニット73が設けられ、払出ユニット73の中には払出装置が設けられている。この構成により、遊技盤1の入賞口に遊技球が入賞すると、球タンク71に貯留されている所定個数の遊技球(賞球)が払出装置から払い出され、流下通路を通り上皿55に払い出される。また、第1実施形態では、払出装置は、球貸ボタン57の操作に応じて遊技球(貸球)を払い出すよう構成されている。
また、パチンコ機50の裏側には、主制御装置80,払出制御装置81,演出図柄制御装置82,サブ統合制御装置83,発射制御装置,電源基板85が設けられている。主制御装置80,演出図柄制御装置82,サブ統合制御装置83は、遊技盤1に設けられ、払出制御装置81,発射制御装置,電源基板85は、内枠70に設けられている。なお、図3では発射制御装置が記載されていないが、発射制御装置は、払出制御装置81の奥側(遊技盤1側)に配されている。
また、球タンク71の右側には、外部接続端子板78が設けられており、外部接続端子板78により、遊技状態や遊技結果を示す信号が図示しないホールコンピュータへ送られる。
(2)電気的構成について
次に、パチンコ機50の電気的構成について説明する。このパチンコ機50は、図4のブロック図に示すとおり、主制御装置80を中心にして構成されている。なお、このブロック図には、単に信号を中継するいわゆる中継基板や電源基板等は記載されていない。また、詳細な図示は省略するが、主制御装置80,払出制御装置81,演出図柄制御装置82,サブ統合制御装置83のいずれもCPU,ROM,RAM,入力ポート,出力ポート等を備えている。また、発射制御装置84、電源基板にはCPU,ROM,RAMは設けられていないが、これに限るわけではなく、発射制御装置84等にCPU,ROM,RAM等を設けてもよい。
主制御装置80には、作動口11に入球した遊技球を検出する作動口SW11a、始動口12に入球した遊技球を検出する始動口SW12a、普図ゲート22に進入した遊技球を検出する普図ゲートSW22a、普通入賞口に入球した遊技球を検出する普通入賞口SW25a等からの検出信号が入力される。
また、このほかにも、可変入賞装置20に入球した遊技球を計数するための第1カウントSW20a、大入賞口21に入球した遊技球を計数するための第2カウントSW21b、権利発生口20bに入球した遊技球を検出する権利発生口SW20b−1、継続口21aに入球した遊技球を検出する継続口SW21a−1等からの検出信号が入力される。
主制御装置80は、搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号等に基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成し、払出制御装置81及びサブ統合制御装置83に出力する。
また、主制御装置80は、図柄表示装置中継端子板90を介して接続されている特図表示装置9,特図保留数表示装置23,普通図柄表示装置7,普図保留数表示装置8の表示を制御する。
さらに、主制御装置80は、第1大入賞口ソレノイド(第1大入賞口SOL)20a−1を制御することで羽根20aを動作させ、可変入賞装置20の開閉を制御すると共に、第2大入賞口ソレノイド(第2大入賞口SOL)21bを制御することで大入賞口21の開閉を制御し、普電役物ソレノイド12bを制御することで始動口12の開閉を制御する。
また、主制御装置80は、パチンコ機50での遊技における遊技者の有利さの度合い(設定)を定める設定スイッチ13からの信号が入力される。設定スイッチ13は、主制御装置80に隣接して設けられており、遊技盤1の裏側から操作可能となっている。つまり、内枠70を開放した場合のみ設定スイッチ13の操作が可能となっている。このため、遊技者は設定スイッチ13を操作することができず、パチンコ店の店員のみが操作可能となっている。
主制御装置80からの出力信号は試験信号端子にも出力されるほか、図柄変動や大当り等の管理用の信号が外部接続端子板78に出力されてホールコンピュータ87に送られる。
主制御装置80と払出制御装置81とは双方向通信が可能である。
払出制御装置81は、主制御装置80から送られてくるコマンドに応じて払出モータ30を稼働させて賞球を払い出させる。第1実施形態においては、賞球として払い出される
遊技球を計数するための払出SW31の検出信号は払出制御装置81に入力され、払出制御装置81で賞球の計数が行われる構成を用いる。この他にも主制御装置80と払出制御装置81に払出SW31の検出信号が入力され、主制御装置80と払出制御装置81の双方で賞球の計数を行う構成を用いることも考えられる。
なお、払出制御装置81は、ガラス枠閉鎖SW45,内枠閉鎖SW46,球切れSW33,払出SW31,満杯SW32からの信号が入力され、満杯SW32により下皿63が満タンであることを示す信号が入力された場合や、球切れSW33により球タンク71に遊技球が少ないあるいは無いことを示す信号が入力された場合には、払出モータ30を停止させ、賞球の払出動作を停止させる。また、満杯SW32,球切れSW33も、その状態が解消されるまで信号を出力し続ける構成になっており、払出制御装置81は、その信号が出力されなくなることに起因して払出モータ30の駆動を再開させる。
また、払出制御装置81は、CRユニット端子板34を介してCRユニット56と交信することで払出モータ30を作動させ、貸し球を排出する。払出された貸し球は払出SW31に検出され、検出信号は払出制御装置81に入力される。また、CRユニット端子板34は、精算表示装置59とも双方向通信可能に接続されており、精算表示装置59には、遊技球の貸出しを要求するための球貸ボタン57、精算を要求するための精算ボタン58が設けられている。
また、払出制御装置81は、外部接続端子板78を介して賞球に関する情報、枠(内枠70,前枠52)の開閉状態を示す情報などをホールコンピュータ87に送信するほか、発射制御装置84に対して発射停止信号を送信する。
なお、第1実施形態のパチンコ機50は、遊技者から供給された遊技球を発射すると共に、入賞に応じて遊技球そのものを付与する構成となっている。しかしながら、内部に封入された遊技球を循環的に使用すると共に、遊技者が遊技に用いることができる持球の数をデータとして管理し、遊技球の発射や賞球の付与に応じて持球の数を更新する封入式のパチンコ機50として構成しても良い。
発射制御装置84は、発射モータ40を制御して、遊技領域3に遊技球を発射させる。
なお、発射制御装置84には、払出制御装置81以外に、発射ハンドル64からの回動量信号、タッチSW38からのタッチ信号、発射停止SW39から発射停止信号が入力される。
回動量信号は、遊技者が発射ハンドル64を操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドル64を触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止SW39を押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置84に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドル64を触っていても遊技球は発射出来ないようになっている。
サブ統合制御装置83は、主制御装置80から送信されてくるデータ及びコマンドを受信し、それらを演出表示制御用、音制御用及びランプ制御用のデータに振り分けて、演出表示制御用のコマンド等は演出図柄制御装置82に送信し、音制御用及びランプ制御用は自身に含まれている各制御部位(音声制御装置及びランプ制御装置としての機能部)に分配する。
なお、主制御装置80からサブ統合制御装置83へのデータ送信は可能であるが、サブ統合制御装置83から主制御装置80へのデータ送信は不可能となっている。
そして、音声制御装置としての機能部は、音声制御用のデータに基づいて音LSIを作動させることによってスピーカ66からの音声出力を制御し、ランプ制御装置としての機能部は、ランプ制御用のデータに基づいてランプドライバを作動させることによって各種LED、ランプ28を制御する。
また、サブ統合制御装置83には、演出ボタン67,ジョグダイヤル68が接続されており、遊技者が演出ボタン67,ジョグダイヤル68を操作した際には、その信号がサブ統合制御装置83に入力される。
サブ統合制御装置83と演出図柄制御装置82とは双方向通信が可能である。
演出図柄制御装置82は、サブ統合制御装置83から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置80から送信されてきたものとサブ統合制御装置83が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置6を制御して、演出図柄の変動表示(図柄演出)等の演出画面を表示させる。
[動作の説明]
(1)概要について
上述したように、第1実施形態のパチンコ機50は、2種類の当り(ハネモノ当りと特図当り)を備えており、これらの当りが発生すると、大入賞口21を複数回(複数ラウンド)にわたって開放する特別遊技が行われる。
具体的には、作動口11への入球が生じると、短期間にわたって可変入賞装置20を開放する開放遊技が行われる。そして、開放遊技中に可変入賞装置20の内部に設けられた権利発生口20bに遊技球が入球すると、ハネモノ当りが発生する。
また、遊技球が普図ゲート22を通過すると乱数が抽出されると共に、該乱数により普図の当否判定が行われ、普図の当否判定で当ると、普通電役である始動口12を短期間にわたって開放する普図遊技が行われる。そして、始動口12への入球が生じると、乱数が抽出されて特図の当否判定が行われ、該乱数が予め定められた値である場合には、特図当りとなる。
また、特別遊技におけるラウンドは、入球が極めて困難となる程度の短期間しか大入賞口21が開放されないラウンドと、入球が容易となる程度の長期間にわたって大入賞口21が開放され、大入賞口21への入球が実質的に可能になるラウンド(開放ラウンド)とが設けられている。
また、特別遊技における最後ではないラウンドは、無条件ラウンドと条件付ラウンドとに分類される。無条件ラウンドは、所定数の遊技球が大入賞口21に入球するか、又は、ラウンドの継続時間が所定時間に達すると、次のラウンドに進む。一方、条件付ラウンドは、遊技球が継続口21aに入球すると次のラウンドに進み、継続口21aに入球することなくラウンドの継続時間が所定時間に達すると、特別遊技が終了する。
さらに、条件付ラウンドには、条件付ラウンドA,Bに分類される。条件付ラウンドAは、所定数の遊技球が大入賞口21に入球するか、又は、当該ラウンドの開始後、ラウンド継続時間が経過すると、当該ラウンドが終了し、当該ラウンドの継続中に遊技球が継続口21aに入球していれば、次のラウンドに進む。一方、条件付ラウンドBは、遊技球が継続口21aに入球すると、直ちに当該ラウンドが終了し、次のラウンドに進む。このため、条件付ラウンドAは、条件付ラウンドBよりも多くの賞球を獲得可能となっている。
なお、ハネモノ当りによる特別遊技(ハネモノ特別遊技)における開放ラウンドの数や、無条件ラウンドや条件付ラウンドの数や、条件付ラウンドA,Bの数は、予め定められていても良いし、例えば、抽選により定められても良い。
また、特図当りによる特別遊技(特図特別遊技)における開放ラウンドの数や、無条件ラウンドや条件付ラウンドの数や、条件付ラウンドA,Bの数は、予め定められていても良いし、例えば、後述する当り図柄により定められても良い。
そして、遊技者は、ハネモノ特別遊技では、特図特別遊技に比べて遊技者に有利になっており、より多くの賞球を獲得可能となっている(換言すれば、より多くの賞球を獲得する可能性が高くなっている)。具体的には、例えば、以下の(a)〜(d)によりこれを実現することが考えられる。
(a)ハネモノ特別遊技に含まれる開放ラウンドの総数の平均値を、特図特別遊技に含まれる開放ラウンドの総数の平均値よりも多くする。
(b)ハネモノ特別遊技に含まれる無条件ラウンドの総数の平均値を、特図特別遊技に含まれる無条件ラウンドの総数の平均値よりも多くする。なお、ハネモノ特別遊技の開放ラウンドを全て無条件ラウンドとし、特図特別遊技の開放ラウンドを全て条件付ラウンドとしても良い。
この時、各種類の特別遊技に含まれる開放ラウンドの総数の平均値を、同数としても良い。無論、ハネモノ特別遊技に含まれる開放ラウンドの総数の平均値を、特図特別遊技に含まれる開放ラウンドの総数の平均値よりも少なくしつつ、(b)を実現しても良い。
(c)ハネモノ特別遊技に含まれる開放ラウンドの総数の平均値を、特図特別遊技に含まれる開放ラウンドの総数の平均値よりも多くし、且つ、ハネモノ特別遊技に含まれる開放ラウンドを全て条件付ラウンドとすると共に、特図特別遊技に含まれる開放ラウンドを全て無条件ラウンドとする。なお、ハネモノ特別遊技に含まれる条件付ラウンドは、条件付ラウンドAであっても良い。
(d)ハネモノ特別遊技に含まれる条件付ラウンドAの総数の平均値を、特図特別遊技に含まれる条件付ラウンドAの総数の平均値よりも多くすることで、ハネモノ特別遊技では、特図特別遊技に比べ、より多くの賞球を獲得可能とする。
この時、各種類の特別遊技に含まれる開放ラウンド,条件付ラウンドの総数の平均値を、同数としても良い。無論、各種類の特別遊技に含まれる開放ラウンドと条件付ラウンドの双方又は一方の総数の平均値を異ならせつつ、(d)を実現しても良い。
以下では、第1実施形態のパチンコ機50にて行われる処理について詳しく説明する。
(2)設定スイッチ読み出し処理
まず、パチンコ機50の電源投入時に設定スイッチ13の状態を読み出す設定スイッチ読み出し処理について説明する。本処理は、主制御装置80により電源投入時に実行される。
主制御装置80は、設定スイッチ13からの信号に基づき、現在の設定(遊技者の有利さの度合い)を把握する。そして、設定に応じて、特図の当否判定で当る確率と、普図の当否判定で当る確率の双方又は一方を定める。無論、遊技者に有利な設定であるにつれ、該確率が高くなるのは言うまでもない。
なお、主制御装置80は、外部に設けられた装置(例えば、ホールコンピュータ87等)からの信号により、現在の設定を把握する構成としても良い。
(3)メインルーチンについて
次に、パチンコ機50の主制御装置80におけるメインルーチンについて、図5に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、このメインルーチンは、2ms周期のタイマ割り込み処理として起動される。
S10では、主制御装置80は、正常なタイマ割り込みによりメインルーチンが起動されたか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S10:Yes)、S20に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S10:No)、S15に処理を移行する。
S15では、主制御装置80は、CPUやI/O等の初期設定を行い、S80に処理を移行する。
一方、S10で肯定判定が得られた場合には、主制御装置80は、初期値乱数の更新(S20),大当り決定用乱数や普図当り決定用乱数の更新(S25),大当り図柄決定用乱数の更新(S30),当り決定用乱数の更新(S35),リーチ判定用乱数の更新(S40),変動パターン決定用乱数の更新(S45)を行う。
そして、主制御装置80は、作動口11や始動口12等といった入球口への遊技球の入賞を検出する入賞確認処理と(S50)、始動口12への入賞に起因して特図の当否判定を行う当否判定処理と(S55)、特別遊技を行うための特別遊技処理(S60)を行う。
また、主制御装置80は、遊技球の普図ゲート22の通過に起因して乱数を抽出し、保留記憶すると共に、保留記憶された乱数が当り値と一致するか否かを判定する普図の当否判定を行う普図当否判定処理を実行する(S65)。なお、普図の当否判定では、一例として、最大保留記憶数は4個となっている。また、普図の当否判定が行われると、普図の変動表示が行われると共に、該当否判定結果に応じた普図の停止表示(変動表示を終了し、いずれかの図柄を停止させること)がなされるが、普図の変動表示の継続時間(変動時間)を短時間とし、高い頻度で普図の当否判定が行われるようにするのが好適である。
また、主制御装置80は、普図の当否判定で当った際に、普通電役(始動口12)を開放する普図遊技を行う普図遊技処理を実行する(S67)。
なお、第1実施形態では、遊技状態として開放延長状態が設けられていても良い。開放延長状態である場合には、普図の当否判定での当選確率が上昇すると共に、普図の変動時間が短縮され、さらに、普図遊技中の普通電役の開放時間が長くなる。つまり、始動口12への入球頻度が高くなる。
さらに、遊技者の不正行為を検出する不正監視処理と(S70)、サブ統合制御装置83等にデータ及びコマンドを送信し、また、ホールコンピュータ87等に各種情報を送信する各出力処理と(S75)を行う。
また、S80では、主制御装置80は、次のタイマ割込みが発生してメインルーチンが起動されるまで、初期値乱数の更新を繰り返し行う。
(4)作動口入賞確認処理について
次に、作動口11への入賞を検出すると共に、該入賞に応じて条件装置を作動させ、可変入賞装置20を短期間にわたって開放させる(開放遊技を開始させる)作動口入賞確認処理について、図6に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、メインルーチンから実行される入賞確認処理からコールされるサブルーチンとして構成されている。
S100では、主制御装置80は、作動口SW11aの検出信号に基づき、作動口11への遊技球の入賞が発生したかを判定する。そして、肯定判定の場合は(S100:Yes)、S105に処理を移行し、否定判定の場合は(S100:No)、本処理を終了する。
S105では、主制御装置80は、条件装置の作動中(開放遊技や特別遊技の実行中)か否かを判定する。そして、肯定判定の場合は(S105:Yes)、本処理を終了し、否定判定の場合は(S105:No)、S110に移行する。
S110では、主制御装置80は、条件装置を作動させ、本処理を終了する。これにより、後述する特別遊技処理にて開放遊技が開始される。
(5)始動口入賞確認処理について
次に、始動口12への入賞を検出し、該入賞に応じて保留記憶等を行う始動口入賞確認処理について、図7に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、メインルーチンから実行される入賞確認処理からコールされるサブルーチンとして構成されている。
S130では、主制御装置80は、始動口SW12aの検出信号に基づき、始動口12への遊技球の入賞が発生したかを判定する。そして、肯定判定の場合は(S130:Yes)、S135に処理を移行し、否定判定の場合は(S130:No)、本処理を終了する。
S135では、主制御装置80は、保留記憶の数が上限数(一例として4)未満か否かを判定する。そして、肯定判定の場合は(S135:Yes)、S140に処理を移行し、否定判定の場合は(S135:No)、本処理を終了する。
S140では、主制御装置80は、特図の当否判定に用いられる大当り決定用乱数や、特図の当否判定で当った際に停止表示される図柄(当り図柄)を決定するための大当り図柄決定用乱数や、図柄演出でリーチとなるか否かを決定するためのリーチ判定用乱数や、特別図柄の変動時間等を決定するための変動パターン決定用乱数等を抽出する。そして、抽出した乱数を保留記憶として記憶し、S145に処理を移行する。
なお、この時、新たに発生した保留記憶に係る大当り決定用乱数が特定値(当否判定で当りとなる値)であるか否かと、該保留記憶に係るリーチ判定用乱数等が特定値(図柄演出でリーチとなる値)であるか否かを判定する先読み判定を行っても良い。そして、先読み判定結果を示すコマンドをサブ統合制御装置83に送信し、先読み判定結果に応じた演出を行うようにしても良い。
S145では、主制御装置80は、何個の保留記憶が生じているかを示す保留数コマンドを生成し、サブ統合制御装置83に送信し、本処理を終了する。
(6)当否判定処理について
次に、保留記憶に係る大当り決定用乱数により特図の当否判定を行う当否判定処理について、図8〜11のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、メインルーチンから実行される。
まず、図8に関して、S200では、主制御装置80は、特図当りによる特別遊技中(特図当りによる条件装置及び役物連続作動装置の作動中)であるか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S200:Yes)、本処理を終了し、否定判定の場合には(S200:No)、S205に処理を移行する。
S205では、主制御装置80は、特図の変動表示中か否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S205:Yes)、図10のS310に処理を移行し、否定判定の場合には(S205:No)、S210に処理を移行する。
S210では、主制御装置80は、特図の確定図柄の停止表示中か否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S210:Yes)、図11のS350に処理を移行し、否定判定の場合には(S210:No)、S215に処理を移行する。
S215では、主制御装置80は、ハネモノ当りによる条件装置の作動中(開放遊技の実行中)か否かを判定し、肯定判定の場合には(S215:Yes)、本処理を終了し、否定判定の場合には(S215:No)、図9のS240に処理を移行する。
続いて図9に関して、S240では、主制御装置80は、保留記憶の有無について判定し、保留記憶有りの場合には(S240:Yes)、S245に移行すると共に、否定判定の場合には(S240:No)、本処理を終了する。
S245では、主制御装置80は、保留記憶の数をデクリメントすると共に、最も古い保留記憶を選択し、S250に処理を移行する。
S250では、主制御装置80は、選択された保留記憶に係る大当り判定用乱数と当否判定用テーブルに基づき特図の当否判定を行い、該保留記憶を消化する。具体的には、該大当り判定用乱数が当否判定用テーブルに登録された当り値と一致する場合には、当りとする。
なお、第1実施形態では、遊技状態として、特図の当否判定で当る確率が高くなる確変状態が設けられていても良く、確変状態である場合には、相対的により多くの当り値が登録されている当否判定用テーブル(確変テーブル)を用いて当否判定を行い、確変状態でない場合には、相対的により少数の当り値が登録されている当否判定用テーブル(通常テーブル)を用いて当否判定を行っても良い。
S255では、主制御装置80は、特図の当否判定で当ったか否かを判定し、肯定判定の場合には(S255:Yes)、S260に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S255:No)、S275に処理を移行する。
S260では、主制御装置80は、消化した保留記憶に係る大当り図柄決定用乱数に基づき当り図柄を決定する。そして、S265に処理を移行する。
S265では、主制御装置80は、消化した保留記憶に係る変動パターン決定用乱数等に基づき特別図柄の変動時間等を決定し、S270に処理を移行する。
S270では、主制御装置80は、当り図柄に応じて、特図特別遊技の内容(例えば、総ラウンド数や、開放ラウンドの総数や、無条件ラウンド,条件付ラウンドA,Bの数等)や、特別遊技後の遊技状態を設定し、S285に処理を移行する。なお、主制御装置80は、上述した(a)〜(d)のいずれかが充足されるように、特図特別遊技の内容を設定しても良い。
一方、S255で否定判定が得られた場合に移行する(すなわち、特図の当否判定で外れた際に移行する)S275では、主制御装置80は、消化した保留記憶に係るリーチ判定用乱数や変動パターン決定用乱数等に基づき特別図柄の変動時間等を決定し、S280に処理を移行する。なお、この特別図柄の変動時間に応じて、図柄演出の態様(リーチとなるかノーマル外れ(リーチとなることなく外れる図柄演出)となるか)が決定される。
S280では、主制御装置80は、遊技状態として確変状態や開放延長状態が設けられている場合であれば、確変状態中に実行可能な特図の当否判定の残り回数(確変回数)や、開放延長状態中に実行可能な特図の当否判定の残り回数(開放延長回数)を示すカウンタの更新等を行い、S285に処理を移行する。
S285では、主制御装置80は、サブ統合制御装置83に対し、特図の当否判定後の保留記憶の数を示す保留数コマンドを送信する。
また、主制御装置80は、消化した保留記憶に対応する特図の変動表示を開始すると共に、サブ統合制御装置83に対し特別図柄の変動時間等を示す(換言すれば、演出図柄の変動時間を示す)変動開始コマンドを送信することで図柄演出を開始させる。さらに、サブ統合制御装置83に対し、停止表示させる演出図柄を指定する図柄指定コマンドを送信し、本処理を終了する。
なお、図柄指定コマンドは、換言すれば、特図の当否判定の結果を示すと共に、特図当りとなった場合には、当りの種類(確変状態や開放延長状態への移行を伴うか否の特別遊技の内容)を示すコマンドであることを付言しておく。
続いて図10に関して、特図の変動表示中に移行するS310では、主制御装置80は、特図の変動時間が経過したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S310:Yes)、S315に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S310:No)、本処理を終了する。
S315では、主制御装置80は、ハネモノ当りによる条件装置の作動中(開放遊技又はハネモノ特別遊技の実行中)か否かを判定し、肯定判定の場合には(S315:Yes)、本処理を終了し、否定判定の場合には(S315:No)、S320に処理を移行する。
なお、S315において、主制御装置80は、ハネモノ当りによる条件装置の作動中であり、且つ、現在行われている変動表示により報知される特図の当否判定で当りとなるか否かを判定しても良い。そして、肯定判定の場合には(S315:Yes)、本処理を終了し、否定判定の場合には(S315:No)、S320に処理を移行しても良い。つまり、変動表示中の特図の当否判定で当りとなる場合には、ハネモノ当りによる条件装置の作動中は変動表示中の特図を停止表示させず、条件装置が停止した後に該特図を停止表示させても良い。
S320では、主制御装置80は、特図の変動表示を終了し、少なくとも確定表示時間にわたる特図の確定図柄の停止表示を開始すると共に、サブ統合制御装置83に対し演出図柄の停止表示を行わせる図柄確定コマンドを送信し、本処理を終了する。
続いて図11に関して、特図の確定図柄の停止表示中に移行するS350では、主制御装置80は、確定表示時間にわたり確定図柄の停止表示が行われたか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S350:Yes)、S355に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S350:No)、本処理を終了する。
S355では、主制御装置80は、特図の確定図柄の停止表示を終了し、特図表示装置9に表示された確定図柄を消去してS360に処理を移行する。なお、保留記憶が存在しない場合等には、新たに保留記憶が発生して次の大当り抽選が行われるまで、確定図柄の停止表示を継続しても良い。
S360では、主制御装置80は、停止表示されていた特図が当り時のものであるかを判定し、肯定判定の場合には(S360:Yes)、S365に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S360:No)、S385に処理を移行する。
S365では、主制御装置80は、遊技状態として確変状態や開放延長状態が設けられている場合には、確変状態であることを示す確変フラグや、開放延長状態であることを示す開放延長フラグをクリアし、S370に移行する。
そして、主制御装置80は、条件装置,役物連続作動装置を作動させ(S370,S375)、特図特別遊技を開始させる。また、大当り開始演出処理(S380)を実行し、特図特別遊技の態様を示すコマンドや、特図特別遊技の開始を指示するコマンドをサブ統合制御装置83に送信し、本処理を終了する。なお、サブ統合制御装置83では、該コマンドに応じて大当り開始演出が開始される。
一方、S360にて否定判定が得られた場合に移行するS385では、主制御装置80は、確変フラグや開放延長フラグを更新する。具体的には、遊技状態として確変状態が設けられている場合には、確変状態中に実行可能な特図の当否判定の実行回数を参照し、該実行回数が0である場合には、確変フラグをクリアする。また、遊技状態として開放延長状態が設けられている場合には、開放延長状態中に実行可能な特図の当否判定の実行回数を参照し、該実行回数が0である場合には、開放延長フラグをクリアする。
そして、S390では、主制御装置80は、サブ統合制御装置83に対し、現在の遊技状態を通知する状態指定コマンドを送信する状態指定コマンド送信処理を実行し、本処理を終了する。
第1実施形態の当否判定処理によれば、ハネモノ当りにより開放遊技や特別遊技が行われている際には、保留記憶が存在していても、特図の当否判定及び変動表示は開始されず(S215)、これらの遊技が終了した後に、特図の当否判定及び変動表示が開始される。
しかし、特図の変動表示中に開放遊技が開始された結果、開放遊技やハネモノ特別遊技と特図の変動表示が並行して行われる場合がある。このような場合、これらの遊技が終了した後に該変動表示が終了し、特図が停止表示される(S315)。
(7)特別遊技処理について
次に、ハネモノ当りや特図当りに応じて特別遊技を行うと共に、作動口11への入球に応じて開放遊技を行う特別遊技処理について、図12〜16のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、メインルーチンからコールされる。
S400では、主制御装置80は、条件装置の作動中か否か(特別遊技又は開放遊技の実行中か否か)を判定し、肯定判定の場合には(S400:Yes)、S405に移行すると共に、否定判定の場合には(S400:No)、本処理を終了する。
S405では、主制御装置80は、役物連続作動装置の作動中か否か(特別遊技の実行中か否か)を判定し、肯定判定の場合には(S405:Yes)、S410に移行すると共に、否定判定の場合には(S405:No)、S600(図16)に移行する。
S410では、主制御装置80は、大入賞口21の開放中か否かを判定し、肯定判定の場合には(S410:Yes)、S450(図13)に移行すると共に、否定判定の場合には(S410:No)、S415に移行する。
S415では、主制御装置80は、特別遊技におけるラウンド間のインターバル中か否かを判定し、肯定判定の場合には(S415:Yes)、S520(図14)に移行すると共に、否定判定の場合には(S415:No)、S420に移行する。
S420では、主制御装置80は、大当り終了演出(特別遊技の終了時に行われる演出)の実行中か否かを判定し、肯定判定の場合には(S420:Yes)、S560(図15)に移行すると共に、否定判定の場合には(S420:No)、S425に移行する。
S425では、主制御装置80は、大当り開始演出(特別遊技の開始時に行われる演出)が終了したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S425:Yes)、S430に移行すると共に、否定判定の場合には(S425:No)、本処理を終了する。
S430では、主制御装置80は、大入賞口21を開放して特別遊技における最初のラウンドを開始し、本処理を終了する。
続いて、図13において、大入賞口21の開放中に移行するS450では、主制御装置80は、先に設定された特別遊技の内容に基づき、現在のラウンドの種別を判別する。そして、現在のラウンドが無条件ラウンドの場合、S455に移行し、条件付ラウンドAの場合、S460に移行し、条件付ラウンドBの場合、S465に移行する。
S455では、主制御装置80は、無条件ラウンドを終了するか否かを判定する無条件ラウンド終了判定処理を実行する。無条件ラウンド終了判定処理では、第2カウントSW21bからの信号に基づき大入賞口21への入球を検出すると共に、現在のラウンドで大入賞口21に入球した遊技球数をカウントし、該遊技球数が上限値に達した場合には、ラウンドの終了を指示する終了フラグをセットする。また、次のラウンドに進むことを示す継続フラグをセットする。
また、S460では、主制御装置80は、条件付ラウンドAを終了するか否かを判定する条件付ラウンドA終了判定処理を実行する。条件付ラウンドA終了判定処理では、S455と同様にして現在のラウンドで大入賞口21に入球した遊技球数をカウントし、該遊技球数が上限値に達した場合には、ラウンドの終了を指示する終了フラグをセットする。また、継続口SW21a−1からの信号に基づき、大入賞口21に入球した遊技球が継続口21aに入球したことを検出した場合には、継続フラグをセットする。
また、S465では、主制御装置80は、条件付ラウンドBを終了するか否かを判定する条件付ラウンドB終了判定処理を実行する。条件付ラウンドB終了判定処理では、S455と同様にして現在のラウンドで大入賞口21に入球した遊技球数をカウントし、該遊技球数が上限値に達した場合には、ラウンドの終了を指示する終了フラグをセットする。また、遊技球が継続口21aに入球したことを検出した場合には、継続フラグ及び終了フラグをセットする。
S475では、主制御装置80は、ラウンドの継続時間が上限に達したか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S475:Yes)、S485に移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S475:No)、S480に移行する。
S480では、主制御装置80は、ラウンドを終了するか否かを判定する(終了フラグが「1(終了)」か否かを判定する)。そして、肯定判定が得られた場合には(S480:Yes)、S485に移行し、否定判定が得られた場合には(S480:No)、本処理を終了する。
S485では、主制御装置80は、継続フラグが「1(継続)」か否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S485:Yes)、S490に移行し、否定判定が得られた場合には(S485:No)、図14のS525に移行する。
S490では、ラウンド数がインクリメントされ、S495では、継続フラグがクリアされる。なお、この時、終了フラグをクリアしても良い。そして、続くS497では、大入賞口21が閉鎖されると共に、大当りインターバル処理が実行され(S500)、本処理は終了する。大当りインターバル処理では、サブ統合制御装置42へ大当りのインターバル演出を開始させるようにコマンドを送信する。
続いて、図14において、S415(図12)の処理でインターバル中と判定された際(S415:yes)に移行するS520では、主制御装置80は、最終ラウンド(15R)であるかどうか確認し、最終ラウンドであれば(S520:yes)、大当り終了演出の処理(S525)を実行し、この処理でサブ統合制御装置42に大当り終了コマンドを送信し、特別遊技を終了してリターンする。一方、最終ラウンドでなければ(S520:no)、大当りインターバル時間が経過したか確認し、経過していれば(S530:yes)、大入賞口21を開放して新たなラウンドを開始し(S535)、経過していなければ(S530:No)、本処理を終了する。
続いて、図15において、S420(図12)の処理で大当り終了演出中と判定されると(S420:yes)、主制御装置80は、大当り終了演出時間が経過したか確認し(S560)、経過していれば(S560:yes)、役物連続作動装置,条件装置の作動を停止し(S565,S570)、特別遊技を終了させる。一方、S560の処理で大当り終了演出中と判定されなかった場合は(S420:No)、本処理を終了する。
続くS575において、主制御装置80は、大当り設定処理(S270,S632)での設定内容に従い、特別遊技終了後の遊技状態を設定する。その後、サブ統合制御装置42に対し、特別遊技の終了を示すコマンドや、遊技状態を示す状態指定コマンド等を送信し(S580,S585)、本処理を終了する。
続いて、図16において、S405(図12)の処理で役物連続作動装置が作動中でないと判定されると(S405:No)、主制御装置80は、開放遊技の開始演出中か否かを判定し(S600)、肯定判定が得られた場合には(S600:yes)、S605に移行し、否定判定が得られた場合には(S600:no)、S615に移行する。
S605では、開始演出の終了タイミングか否かが判定され、肯定判定が得られた場合には(S605:yes)、S610に移行し、否定判定が得られた場合には(S605:no)、本処理を終了する。
S610では、主制御装置80は、可変入賞装置20を開放し(開放遊技を開始する)、本処理を終了する。以後、予め設定された開放時間にわたり可変入賞装置20が開放される。
一方、S615では、主制御装置80は、可変入賞装置20の開放中か否か判定し、肯定判定が得られた場合には(S615:yes)、S620に移行し、否定判定が得られた場合には(S615:no)、S650に移行する。
S620では、主制御装置80は、可変入賞装置20の開放時間(開放遊技の継続時間)が終了したか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S620:yes)、可変入賞装置20を閉鎖(開放遊技を終了)する(S625)。そして、サブ統合制御装置83にコマンドを送信し、開放遊技の終了演出を開始させ(S627)、S630に移行する。一方、S620で否定判定が得られた場合には(S620:no)、S630に移行する。
S630では、主制御装置80は、権利発生口20bへの入球が生じたか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S630:yes)、S632に移行し、否定判定が得られた場合には(S630:no)、本処理を終了する。
S632では、主制御装置80は、ハネモノ特別遊技の内容(例えば、総ラウンド数や、開放ラウンドの総数や、無条件ラウンド,条件付ラウンドA,Bの数等)や、ハネモノ特別遊技後の遊技状態を設定する。なお、主制御装置80は、抽選によりこれらを設定しても良い。また、主制御装置80は、上述した(a)〜(d)のいずれかが充足されるように、ハネモノ特別遊技の内容を設定しても良い。そして、役物連続作動装置の作動を開始させ(S635)、可変入賞装置20を閉鎖する(S640)と共に、サブ統合制御装置83にハネモノ特別遊技を開始する旨のコマンドを送信して大当り開始演出を開始させ(S645)、本処理を終了する。
一方、可変入賞装置20の閉鎖中に移行するS650では、開放遊技の終了演出が行われているか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S650:yes)、S660に移行し、否定判定が得られた場合には(S650:no)、S655に移行する。
S655では、主制御装置80は、開放遊技の開始演出を開始させ、本処理を終了する。
一方、S660では、主制御装置80は、開放演出の終了演出の終了タイミングか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S660:yes)、S665に移行し、否定判定が得られた場合には(S660:no)、本処理を終了する。
S665では、主制御装置80は、条件装置の作動を停止させ、本処理を終了する。
特別遊技処理によれば、特図当りにより特図特別遊技が行われる。また、作動口11への入球により開放遊技が行われると共に、開放遊技中に権利発生口20bの入球が生じると、ハネモノ特別遊技が行われる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態のパチンコ機50について説明する。第2実施形態のパチンコ機50は、第1実施形態と同様の構成を有していると共に、第1実施形態と同様にして、ハネモノ特別遊技や特図特別遊技が行われる。
しかしながら、第1実施形態では、特図の変動表示中に開放遊技又はハネモノ特別遊技が行われている場合、変動時間が経過しても、これらの遊技が行われている間は変動表示が継続される。そして、これらの遊技が終了した後に変動表示が終了され、特図が停止表示される。
これに対し、第2実施形態では、特図の変動表示中に開放遊技又はハネモノ特別遊技が行われている場合であっても、変動時間が経過すると変動表示を終了し、特図を停止表示させる。そして、停止表示開始後、特図の確定表示時間を経過しても、これらの遊技が行われている間は停止表示を継続し、これらの遊技が終了した後に停止表示を終了すると共に、特図特別遊技を開始したり、新たな特図の当否判定を行ったりする。
より詳しくは、第2実施形態では、当否判定処理において第1実施形態と相違しており、図10のS310〜S320に替えて図17のS310〜S320が、図11のS350〜S390に替えて図18のS350〜S390が実行される。以下では、この相違点について説明する。
第2実施形態の当否判定処理のS310(図17)では、主制御装置80は、第1実施形態のS310と同様にして特図の変動時間が経過したか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S310:Yes)、S320に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S310:No)、本処理を終了する。
S320は、第1実施形態の当否判定処理のS320と同様であるため、説明を省略する。つまり、第2実施形態では、S315の処理が省略されている。
また、S350(図18)では、主制御装置80は、第1実施形態のS350と同様にして確定表示時間にわたり確定図柄の停止表示が行われたか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S350:Yes)、S352に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S350:No)、本処理を終了する。
S352では、主制御装置80は、ハネモノ当りによる条件装置の作動中(開放遊技又はハネモノ特別遊技の実行中)か否かを判定し、肯定判定の場合には(S352:Yes)、本処理を終了し、否定判定の場合には(S352:No)、S355に処理を移行する。
なお、S352において、主制御装置80は、ハネモノ当りによる条件装置の作動中であり、且つ、現在行われている変動表示により報知される特図の当否判定で当りとなるか否かを判定しても良い。そして、肯定判定の場合には(S352:Yes)、本処理を終了し、否定判定の場合には(S352:No)、S355に処理を移行しても良い。つまり、変動表示中の特図の当否判定で当りとなる場合には、ハネモノ当りによる条件装置の作動中は特図の停止表示を終了せず、条件装置が停止した後に停止表示を終了し、特図特別遊技を開始するようにしても良い。
S355〜S390の処理は、第1実施形態における当否判定処理のS355〜S390の処理と同様であるため、説明を省略する。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態のパチンコ機50について説明する。第3実施形態のパチンコ機50は、第1又は第2実施形態と同様の構成を有していると共に、これらの実施形態と同様にして、ハネモノ特別遊技や特図特別遊技が行われる。
しかしながら、第3実施形態では、特図の当否判定の当りとして、大当りと小当りが設けられている。大当りは第1,第2実施形態の特図当りと同様であり、大当りにより特図特別遊技が行われる。一方、小当りになると、第1,第2実施形態と同様の開放遊技が行われ、開放遊技中に可変入賞装置20の権利発生口20bに入球すると、ハネモノ当りとある。
より詳しくは、第3実施形態は、設定スイッチ読み出し処理において特図の当否判定で当る確率を定める方法が、第1実施形態と異なっている。具体的には、主制御装置80は、設定スイッチ13からの信号に基づき把握された設定に応じて、特図の当否判定で大当りになる確率と小当りになる確率の双方又は一方を定める。
また、第3実施形態は、当否判定処理において第1実施形態と相違しており、図9のS240〜S285に替えて図19のS240〜S305が、図11のS350〜S390に替えて図20のS350〜S405が実行される。以下では、この相違点について説明する。
第3実施形態の当否判定処理のS240〜S245(図19)は、第1実施形態の当否判定におけるS240〜S245と同様であるため、説明を省略する。
S250では、主制御装置80は、選択された保留記憶に係る大当り判定用乱数と当否判定用テーブルに基づき特図の当否判定を行い、該保留記憶を消化する。具体的には、該大当り判定用乱数が当否判定用テーブルに登録された大当りと一致する場合には、大当りとし、該大当り判定用乱数が当否判定用テーブルに登録された小当りと一致する場合には、小当りとする。
続くS255では、主制御装置80は、当否判定で大当りとなったか否かを判定し、肯定判定の場合には(S255:Yes)、S260に移行すると共に、否定判定の場合には(S255:No)、S275に移行する。
S260〜S270は、第1実施形態のS260〜S270と同様であるため、説明を省略する。
一方、S275では、主制御装置80は、当否判定で小当りとなったか否かを判定し、肯定判定の場合には(S275:Yes)、S280に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S275:No)、S295に処理を移行する。
S280,S285は、S260,S265と同様であるため、説明を省略する。
S290では、当り図柄に応じてハネモノ特別遊技の内容やハネモノ特別遊技後の遊技状態を設定し、S305に処理を移行する。なお、主制御装置80は、上述した(a)〜(d)のいずれかが充足されるように、ハネモノ特別遊技後の内容を設定しても良い。
また、S295〜S305は、第1実施形態のS275〜S285と同様であるため、説明を省略する。
また、第3実施形態のS350,S355(図20)は、第1実施形態のS350,S355と同様であるため、説明を省略する。なお、S350の実行後、第2実施形態におけるS352の処理を実行し、該処理で肯定判定が得られた場合には、本処理を終了し、否定判定が得られた場合には、S355に移行するようにしても良い。
S360では、主制御装置80は、停止表示されていた特図が大当り時のものであるかを判定し、肯定判定の場合には(S360:Yes)、S365に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S360:No)、S385に処理を移行する。
S365〜S380は、第1実施形態のS365〜S380と同様であるため、説明を省略する。
そして、S360にて否定判定が得られた場合に移行するS385では、主制御装置80は、停止表示されていた特図が小当り時のものであるかを判定し、肯定判定の場合には(S385:Yes)、S390に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S385:No)、S400に処理を移行する。
そして、主制御装置80は、条件装置を作動させると共に(S390)、小当り開始演出処理(S380)を実行し、小当りによる開放遊技の開始を指示するコマンドをサブ統合制御装置83に送信する等して開放遊技を開始し、本処理を終了する。なお、サブ統合制御装置83では、該コマンドに応じて開始演出を行う。
S400,S405は、第1実施形態のS385,S390と同様であるため、説明を省略する。
[効果]
第1〜第3実施形態のパチンコ機50によれば、作動口11の入球に応じて行われる開
放遊技にて遊技球が可変入賞装置20の権利発生口20bに進入すると、当りとなり、ハネモノ特別遊技が開始される。このため、遊技球の挙動により遊技者を楽しませることができる。
一方、いずれの入球口にも入球しなかった遊技球(アウト口に入球する遊技球)は、高い頻度でアウト口10上方の普図ゲート22を通過し、これに起因して普図の当否判定が行われる。そして、該当否判定で当ると始動口12が開放され、遊技球が始動口12に入球すると、特図の当否判定が行われる。つまり、開放遊技やハネモノ特別遊技を開始させることに失敗しても、特図特別遊技が行われる可能性が残っており、遊技者の意表をついて利益を与えることができるため、遊技球が作動口11や可変入賞装置20に入球する頻度が低くても、遊技者を楽しませることができる。
さらに、特図特別遊技は、ハネモノ特別遊技に比べて遊技者に付与される賞球数が少なくなっており、遊技者に過剰な利益が付与されるのを防止できる。
したがって、釘調整を行ってハネモノ特別遊技の発生頻度を調整する必要性が低くなり、その結果、釘調整を抑制できる。
また、第1実施形態によれば、開放遊技やハネモノ特別遊技と並行して特図の変動表示が行われている場合には、これらの遊技が終了した後に変動表示が停止され、特図の当否判定の結果が報知される。つまり、特図の当否判定の結果の報知よりも、開放遊技やハネモノ特別遊技が優先して行わるため、遊技者は、開放遊技や第1特別遊技を円滑に行うことができると共に、遊技者が混乱するのを防止できる。
また、第2実施形態によれば、第1実施形態と同様にして釘調整を抑制できると共に、開放遊技やハネモノ特別遊技の実行中に特図の当否判定で当ったことが報知されると、これらの遊技が終了した後に特図特別遊技が開始される。つまり、特図特別遊技よりも開放遊技やハネモノ特別遊技が優先して行われるため、遊技者は、これらの遊技を円滑に行うことができると共に、遊技者が混乱するのを防止できる。
また、第3実施形態によれば、特図の当否判定では大当りと小当りとに当選する可能性があり、大当りとなった場合には特図特別遊技が行われる。一方、小当りとなった場合には開放遊技が行われ、開放遊技中に遊技球が可変入賞装置20の権利発生口20bに入球すると、ハネモノ特別遊技が開始される構成となっており、遊技球の挙動により遊技者を楽しませることができる。
このため、一定の頻度で遊技者に特典を付与しつつも、遊技者に過剰な利益が付与されるのを防止することができ、遊技者に適度な利益を付与しつつ、退屈させないようにすることができる。
[他の実施形態]
(1)第1〜第3実施形態のパチンコ機50には、入球口として構成された作動口11が設けられているが、作動口11に替えて作動ゲートを設け、遊技球が作動ゲートを通過したことに応じて開放遊技を行うようにしても良い。また、普図ゲート22に替えて始動ゲートを設け、遊技球が始動ゲートを通過したことに応じて特図の当否判定を行うようにしても良い。
(2)第1〜第3実施形態のパチンコ機50には、可変入賞装置20と大入賞口21が設けられているが、大入賞口21を設けず、可変入賞装置20のみが設けられた構成としても良い。そして、特別遊技において、複数のラウンドにわたって可変入賞装置20を開放するようにしても良い。
また、第1〜第3実施形態におけるハネモノ特別遊技及び特図特別遊技では、大入賞口21が開放される構成となっているが、大入賞口21に替えて可変入賞装置20を開放しても良い。具体的には、例えば、ハネモノ特別遊技では可変入賞装置20を開放し、特図特別遊技では大入賞口21を開放しても良いし、反対に、ハネモノ特別遊技では大入賞口21を開放し、特図特別遊技では可変入賞装置20を開放しても良い。また、特別遊技において、可変入賞装置20が開放されるラウンドと、大入賞口21が開放されるラウンドを設けても良い。
また、複数の大入賞口を設け、ハネモノ特別遊技と特図特別遊技とでは異なる大入賞口が開放されるようにしても良い。
また、第3実施形態において、作動口11を設けず、特図の当否判定で小当りとなった場合のみに開放遊技が行われる構成としても良い。また、作動口11への入球に起因するハネモノ特別遊技では可変入賞装置20を開放し、小当りに起因するハネモノ特別遊技とでは大入賞口21を開放するようにしても良いし、反対に、作動口11への入球に起因するハネモノ特別遊技では大入賞口21を開放し、小当りに起因するハネモノ特別遊技とでは可変入賞装置20を開放するようにしても良い。
なお、特別遊技の条件付ラウンドで可変入賞装置20を開放する場合には、権利発生口20bを継続口として用いても良い。無論、権利発生口20bとは別に設けられた領域を継続口としても良い。
(3)第1〜第3実施形態のパチンコ機50には、アウト口10の上方に普図ゲート22が設けられている。しかしながら、普図ゲート22の位置はこれに限定されることはなく、遊技領域3に到達した遊技球が高い確率で進入可能な位置に普図ゲート22を配置しても良い。
[第4実施形態]
次に図21及び図22を用いて電源投入時の処理について説明する。
この電源投入時の処理は、第1実施形態〜第3実施形態において実行されるものであるが、ここでは第4実施形態として説明する。
第4実施形態では、第1実施形態で説明した電気的構成として図21に示す電気的構成を採用し、図22に示す処理を実行する。
図21に示す電気的構成は、図4に示す電気的構成にバックアップ電源95、RAMクリアスイッチ96及び設定キースイッチ97を追加したものである。
本実施形態では、バックアップ電源95は、主制御装置95に搭載されるが、図示しない電源基板又は払出制御装置81から供給するよう構成しても良い。
前述したように主制御装置80は、CPU、ROM及びRAMを中心とした論理演算回路として構成され、RAMに記憶されたデータは停電時にもバックアップ電源95により記憶保持される。
RAMクリアスイッチ96は、電源投入時に押下することによりRAMに記憶されたデータを初期設定するために用いられる。
設定キースイッチは、前述した設定スイッチ13を有効とするために使用される。
本実施形態では、設定スイッチ13、RAMクリアスイッチ96及び設定スイッチ97は主制御装置80に接続されているが、払出制御装置81又は電源基板等に搭載して該当する信号又はコマンドを主制御装置に送信する構成でも良い。
次に図22に示す電源投入時処理について説明する。この処理は、割り込み処理により定期的に実行される。
本処理では、先ず電源投入時か否か判断される(S500)。
電源投入時とは、ホールの店員等により電源スイッチがオンされた場合の他、瞬停等の停電から復帰して電源が供給される場合も含む。
電源投入時でなければ、処理は「リターン」に抜ける。
電源投入時であれば、次にRAMに記憶されたデータが正常か否か判断される(S510)。この処理は、停電等により電源が供給されなくなったときのデータと電源が供給されたときのデータとを比較することにより行われる。所謂チェックサム、パリティチェックが一般的であるが、停電時にRAMの所定領域に所定データを書き込み、電源供給時に当該データが変化していないか否かにより判定しても良い。
RAMに記憶されたデータが正常でないと判断されれば、初期設定1の処理が実行され(S520)、処理は「リターン」に抜ける。
初期設定1では、RAMに記憶された遊技データ等の値がクリアされ、設定スイッチ13が示すデータを読み込む処理が為される。本実施形態では、設定キースイッチ97が操作されなくとも自動的に読み込まれる構成を採用するが、設定キースイッチ97が操作されてから読み込むよう処理する構成を採用しても良い。
本実施形態では、設定スイッチ13は設定1〜3の三段階に操作可能であり、設定1〜3に対応した特図の当り抽選確率がROMから読み込まれ、RAMの所定領域に対応した抽選確率を示すデータが書き込まれる。一例として、設定1ではRAMの所定領域に抽選確率は1/200、設定2では1/220、設定3では1/240を示すデータが書き込まれる。
これによりCPUは、定期割り込み毎に+1又は−1して設定1では0〜199までの200個の数値データを、設定2では0〜219までの220個の数値データを、設定3では0〜239までの240個の数値データを、繰り返し作成する。繰り返し作成するが微小時間毎に加減算されるので、始動口12に遊技球が入賞するタイミングはランダムとなる。この乱数の更新処理は、一例であり、この更新処理に所謂「初期乱数」処理を追加しても良く、或いはハード乱数を用いる処理でも良い。要は、始動口12に遊技球が入賞するタイミングにより抽選される確率が、設定スイッチ13が示す確率となるよう対応するデータがRAMの所定領域に書き込まれれば良い。
本実施形態では、設定スイッチ13が示す設定1〜3に対応した特図の当り抽選確率がROMから読み込まれ、RAMの所定領域に書き込む構成としたが、設定スイッチ13が示す内容(記号等)をRAMの所定領域に記憶する構成でも良い。
初期設定1の処理は、RAMに記憶されたデータが正常でないと判断されているので、画面に異常報知又は外部接続端子78を介してホールコンピュータ87に異常報知する処理が為される。
この異常報知は、データが変化したのでRAMに記憶されたデータをクリアし、現状の設定スイッチ13が示す抽選確率に設定した旨を報知する内容である。
データが変化する要因としては、バックアップ電源の劣化、電気的ノイズ、RAMの異常、長時間の停電等が考えられる。
RAMに記憶されたデータが停電時に変化していなく正常と判断されれば(S510)、次にRAMクリアスイッチ96が操作されているか否か判断される(S530)。
ここで、肯定判断されるときは、店員等がRAMクリアスイッチ96をオンした状態で電源スイッチをオンしたときである。一方、否定判断されるときは、店員等が電源スイッチのみをオンしたとき、又は瞬停等の停電から復帰したときである。
RAMクリアスイッチ96が操作されていれば、次に設定キースイッチ97が操作されているか否かが判断される(S540)。
設定キースイッチ97は、確率設定用のキーを挿入して操作することによりオン状態とすることができる。
設定キースイッチ97がオン状態であれば初期設定2が実行され(S550)、オフ状態であれば初期設定3が実行され(S560)、処理は「リターン」に抜ける。
初期設定2では、初期設定1と同様の処理が実行されるが、RAMに記憶されたデータが正常であり、また意図して抽選確率を変更する場合なので、異常報知ではなく、正常に初期設定が実行された旨が報知される。
一方、初期設定3では、RAMの所定領域に記憶された抽選確率を変更することなく、他の遊技データ等を初期設定する処理が実行され、その旨が報知される。この初期設定3では、RAMの所定領域に記憶された抽選確率を変更することないが、念のため記憶された抽選確率が許容範囲内か否かが判断される。
この許容範囲は、本実施形態の場合は1/240〜1/200である。記憶された抽選確率が許容範囲外ならば、設定スイッチ13の状態を入力し対応する抽選確率に変更する。このとき、その旨を報知する。この場合、設定キースイッチ97がオン状態でなくとも設定スイッチ13の状態を入力する構成ではあるが、設定キースイッチ97をオンとするよう指示を出力し、オン状態となってから設定スイッチ13の状態を入力可能とする構成でも良い。
設定キースイッチ97は、第三者が勝手に確率を変更しないためのものではあるが、設定スイッチ13は遊技盤1の裏側にありシリンダ錠49に所定の鍵を挿入して操作しないと内枠又は前枠が開放されないので、設定キースイッチ97を有しない構成でも良い。
設定キースイッチ97を有しない構成では、S540の処理は省かれ、初期設定2が実行される。即ち、RAMに記憶されたデータが正常であり、且つRAMクリアスイッチ96が操作されていれば、必ず初期設定2が実行されることになる。
RAMクリアスイッチ96がオン状態でないときは(S530)、設定スイッチ13が示す抽選確率とRAMの所定領域に記憶されている抽選確率とが一致しているか否かが判断される(S570)。通常は、一致しているので、処理は「リターン」に抜ける。一致しない場合は、異常処理が実行されてから(S580)、処理は「リターン」に抜ける。S570の処理は、設定キースイッチ97がオン状態でなくとも、設定スイッチ13が示す信号を入力可能に構成されている。
一致しない場合としては、設定スイッチ13のみを操作した場合が考えられる。店員が誤操作により設定スイッチ13のみを操作した場合、第三者が抽選確率を高くして遊技状態を有利にする意図で設定スイッチ13のみを操作した場合、が考えられる。
設定スイッチ13が示す抽選確率とRAMの所定領域に記憶されている抽選確率とが一致しない状態を、放置することは好ましくない。
確率設定手段の操作位置が示す確率と異なる確率で抽選処理を行う遊技が実行されているからであり、営業者等が実際に遊技で行われている抽選確率を誤認する原因となるからである。
また、一致しない状態を放置しておけば、初期設定1で抽選確率が変更することにもなる。
例えば、設定キースイッチ一致しない状態のときに、何等かの原因で停電が発生し、且つRAMに記憶されたデータが変化すれば、初期設定1が実行される。これにより、抽選確率が意図しなく変更される結果となる。
初期設定1が実行されなくとも、設定スイッチ13が示す抽選確率とRAMの所定領域に記憶されている抽選確率とが一致していない状態は好ましくないので、次の異常処理が実行される。
本実施形態では、異常処理として、RAMの所定領域に記憶されている確率と設定スイッチ13が示す確率が一致しない旨を画面に表示する、又はホールコンピュータ87に出力する処理が実行される。また、これらの処理と合わせて遊技を行えない状態(遊技不能状態)にする処理が実行される。
或いは、報知処理のみを実行し、RAMに記憶された抽選確率で当否抽選を実行する構成でも良い。
これにより、注意を喚起しつつ、第三者により設定スイッチ13が操作された可能性に関係なく、RAMに記憶された抽選確率で遊技を行わせることが可能となる。
尚、チェックサム等の処理によりRAMに記憶されたデータが正常と判断されても、チェック漏れによりRAMに記憶された抽選確率値が変化している場合も考えられる。
従って、異常処理(S580)として、RAMに記憶された抽選確率値が許容可能範囲内なら(本実施形態では、1/240〜1/200の範囲内)、RAMに記憶された抽選確率で当否抽選を実行する構成とし、許容可能範囲外なら設定スイッチ13が示す抽選確率に更新処理をする構成も考えられる。
これらの場合でも、報知する処理が実行される。
前記異常処理(S580)において遊技不能状態にした場合には、電源を一旦落とし、設定キースイッチ97をオン状態となる位置まで操作した上で設定スイッチ13を操作し、その後にRAMクリアスイッチ96を押下した状態で電源スイッチを再投入するよう指示を出す処理が実行される。
これにより、RAMの所定領域には、設定スイッチ13が示す抽選確率が記憶される。
尚、本実施形態では、RAMクリアスイッチ96がオン状態か否かの判断処理(S530)よりRAMが正常か否か判断する処理(S510)を優先したが、S530の処理を優先して実行しても良い。
この場合には、S570の比較処理の前にRAMが正常か否か判断され、異常ならば初期設定1が実行される。
同様に、S540の設定キースイッチ97がオンか否かの判断処理の前にRAMが正常か否か判断され、異常ならば初期設定1が実行される。
S540の設定キースイッチ97がオンか否かの判断処理を実行しない構成では、RAMのデータが異常なら初期設定1が実行され、正常なら初期設定2が実行される。
[特許請求の範囲との対応]
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
設定スイッチ13が確率設定手段、「電源投入時処理」のS510がRAM異常判断手段、同じくS570が確率比較手段、同じくS580が設定異常手段に相当する。
また、RAMクリアスイッチ96が請求項2のRAMクリア手段、「電源投入時処理」のS520及びS550等が初期設定報知手段に相当する。
また、電源投入時処理のS580が請求項3の抽選確率継続手段に相当する。
1…遊技盤、3…遊技領域、4…遊技釘、6…演出図柄表示装置、7…普通図柄表示装置、8…普図保留数表示装置、9…特図表示装置、10…アウト口、11…作動口、12…始動口、20…可変入賞装置、21…大入賞口、22…普図ゲート、23…特図保留数表示装置、50…パチンコ機、80…主制御装置、81…払出制御装置、82…演出図柄制御装置、83…サブ統合制御装置。

Claims (3)

  1. 遊技者に有利な遊技を実行する起因となる抽選確率を確率設定手段により設定変更可能な遊技機において、
    電源投入時のRAMの状態が正常か否か判断するRAM異常判断手段と、
    該RAM異常判断手段により前記RAMの状態が正常と判断されたとき、前記確率設定手段が示す確率値と前記RAMに記憶された設定確率に対応するデータとを比較する確率比較手段と、
    該確率比較手段により前記確率設定手段が示す確率値と前記RAMに記憶された設定確率に対応するデータとが一致しないと判断されたとき異常とする設定異常手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1に記載の遊技機において、
    前記確率設定手段による抽選確率の変更は、前記RAMを初期設定するRAMクリア手段が操作されたときに有効とし、該RAMクリア手段により前記初期設定されたときにはその旨を報知する初期設定報知手段と、
    を備えた遊技機。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の遊技機において、
    前記設定異常手段により異常と判断されたときには、前記RAMに記憶された設定確率に対応するデータが正常範囲内か否か判断し、正常範囲内であれば前記RAMに記憶された設定確率に対応するデータを用いる抽選確率継続手段と、を備えたことを特徴とする遊技機。
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