JP6298973B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
ハードウェア乱数を採用することで、大当り判定用乱数等の更新に係るソフトウェアの処理負担を大幅に軽減することが出来ると共に、乱数の更新速度がソフトウェアによる場合と比較して飛躍的に高速化する、すなわち単位時間当たりに更新される乱数の個数が格段に増加することにより、不正に大当りを誘発するゴト行為から遊技機を守ることが可能となった。
そこで、ハードウェア(第1の乱数生成手段)において異常動作が発生したような場合であっても、異常動作を起こした乱数生成手段等の部品を正常なものに交換するまでの間は、ソフトウェア乱数のみを判定値として遊技を続行させることが可能な遊技機(例えば、特許文献1)が開発されている。
つまり、ハードウェア乱数が壊れたからといって、無条件に如何なる場合においてもソフトウェア乱数への切換え機能を有効とする上述した特許文献1に記載の遊技機の構成では、ハードウェア乱数の発生部に故障が生じた際の対処として、あまりにゴト行為に対し無防備であるため、充分に好適な対処が行えるものとは言い難かった。
本発明は係る課題に鑑みなされたものであり、ハードウェア乱数の故障時において、ソフトウェア乱数への切換えによる対処を適切に行なうことが出来る遊技機を提供することを目的とする。
遊技球の入球に基づいて普通図柄を変動させる普通図柄作動ゲートと、
開閉可能な翼片を具備して前記変動した普通図柄が当りとなると前記翼片が開放する普通電動役物と、
前記普通電動役物に内蔵されており、且つ前記翼片が開放しないと入球不能であって該入球に基づいて特別図柄を変動させる始動口と、
第1大当り判定用乱数を生成するハード乱数カウンタと、
第2大当り判定用乱数を生成するソフト乱数カウンタと、
前記始動口への入球に基づいて抽出される前記第1大当り判定用乱数又は第2大当り判定用乱数に基づき大当りとするか否かを当否判定する当否判定手段と、
前記当否判定手段により大当りと判定されたことに基づいて大入賞口を開放する大当り遊技状態に制御する大当り遊技制御手段と、
前記当否判定の確率を通常確率よりも高い高確率遊技状態とする確変遊技制御手段と、
前記特別図柄及び前記普通図柄の平均変動時間を短縮させ、且つ前記普通電動役物の前記翼片の開放時間を延長させる時短遊技状態に制御する時短遊技制御手段と、
前記高確率遊技状態又は/及び前記時短遊技状態に、前記大当り遊技状態が終了した後で移行する状態移行手段と、
前記ハード乱数カウンタが異常状態か否かを判定するカウンタ異常判定手段と、
前記当否判定手段は、前記カウンタ異常判定手段により異常であると判定されていない場合は前記第1大当り判定用乱数により当否判定を実行し、異常であると判定されている場合には前記第1大当り判定用乱数から前記第2大当り判定用乱数に切換えて当否判定を実行する異常状態制御手段と、を備えた遊技機において、
前記異常状態制御手段は、
前記カウンタ異常判定手段により異常状態と判定されたときの遊技状態が遊技者に有利な特別遊技状態であるか否かを判定する遊技状態判定手段を更に備え、
前記遊技状態判定手段により前記大当り遊技状態、前記高確率遊技状態、又は前記時短遊技状態の何れかの前記特別遊技状態であると判定されたときに限り前記第1大当り判定用乱数から前記第2大当り判定用乱数に切換え、特別遊技状態でないと判定されたとき及び前記特別遊技状態であると判定された後で該特別遊技状態が終了したときには遊技不能とし、
前記カウンタ異常判定手段は、第1カウンタ異常判定手段を備え、
該第1カウンタ異常判定手段は、
予め定められた割り込みタイミングで実行される通常処理中又は残余処理中に実行され、
遊技状態に係る情報を記憶する遊技状態記憶手段と、
電源投入時に初期化操作手段の操作に基づいて前記遊技状態記憶手段に記憶された情報を消去する初期化設定手段と、を備え、
前記カウンタ異常判定手段は、第2カウンタ異常判定手段を備え、
該第2カウンタ異常判定手段は、
前記初期化設定手段による前記情報の消去後且つ前記通常処理又は前記残余処理の前に実行され、
前記カウンタ異常判定手段により異常であると判定された旨を報知する異常報知手段を備え、
該異常報知手段は、
前記遊技状態判定手段により判定された遊技状態に基づいて異なる異常報知態様にて報知する
ことを特徴とする。
[実施例1]
図1に示すように、弾球遊技機の一種であるパチンコ機50は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠51にて構成の各部を保持する構造である。外枠51の左側上下には、ヒンジ53が設けられており、該ヒンジ53の他方側には、図3に図示する内枠70が取り付けられており、内枠70は外枠51に対して開閉可能な構成になっている。前枠(ガラス枠)52には、板ガラス61が取り外し自在に設けられており、板ガラス61の奥には、図2に図示する遊技盤1が内枠70に取り付けられている。
図2に示すように遊技盤1には、公知のガイドレールとして、外レール2a、及び内レール2bによって囲まれた略円形の遊技領域3が設けられている。この遊技領域3には多数の遊技釘4が植設されている。遊技領域3のほぼ中央部には、センターケース5が配されている。センターケース5は、公知のものと同様に、ワープ入口、ワープ通路、ステージ、演出図柄表示装置6(液晶表示装置であり演出(疑似)図柄を表示する。)の画面を臨ませる窓等を備えている。センターケース5の下には、第1始動口11と第2始動口12とが配置され、センターケース5の左方には、普通図柄作動ゲート17が配置されている。第2始動口12は開閉可能な翼片を供えた普通電動役物を備えており、この翼片が開放しないと遊技球は第2始動口12に入球できない構成となっている。
また主制御装置80は、図柄表示装置中継端子板90を介して接続されている第1特別図柄表示装置9、第2特別図柄表示装置10及び普通図柄表示装置7の表示、第1特別図柄保留数表示装置18、第2特別図柄保留数表示装置19、及び普通図柄保留数表示装置8の点灯を制御する。
なお本実施例では遊技球を払い出す構成であるが、入賞等に応じて発生した遊技球を払い出さずに記憶する封入式の構成にしても良い。
回動量信号は、遊技者が発射ハンドルを操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドル64を触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止スイッチ29を押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置84に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドル64を触っていても遊技球は発射できないようになっている。
演出図柄制御装置82は、サブ統合制御装置83から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置80から送信されてきたものとサブ統合制御装置83が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置6を制御して、擬似図柄等の演出画像を演出図柄表示装置6の画面に表示させる。
この実施例においては、後述する各処理を実行するために、内蔵ROM201に、第1特別図柄用変動パターン201a,第1特別図柄用図柄データ201b,第1特別図柄用判定テーブル201c,第2特別図柄用変動パターン201d,第2特別図柄用図柄データ201e,第2特別図柄用判定テーブル201fがそれぞれ書き込まれている。
より詳述すると、第1始動口11への入賞に起因して、後述する始動入賞確認処理(図8参照)の、第1ハード乱数抽出処理(S110)にて抽出したハードウェア乱数と、第1ソフト乱数抽出処理(S120)にて抽出したソフトウェア乱数と、を第1特別図柄用保留記憶領域202aに併せて記憶し、第2始動口12への入賞に起因して、同じく始動入賞確認処理(図8参照)の、第2ハード乱数抽出処理(S140)にて抽出したハードウェア乱数と、第2ソフト乱数抽出処理(S150)にて抽出したソフトウェア乱数と、を第2特別図柄用保留記憶領域202bに併せて記憶するように、構成されている。
これにより、乱数回路203が破壊して乱数生成機能に支障が生じた場合でも、同じ契機によって抽出し記憶しておいたソフトウェア乱数を即座に使用することが可能となる。
また、上述した乱数異常判定用領域202cには、乱数回路(ハードウェア乱数)の異常判定の指標とするために、抽出した乱数を順次格納記憶される。
S25の処理に続いて、大当り図柄決定用乱数更新処理(S30)が実行される。大当り図柄決定用乱数更新処理(S30)は「0」〜「9」の10個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に+1され最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。
本実施例では、遊技球が第1始動口11、第2始動口12に入賞すると大当り決定用乱数(後述)、大当り図柄決定用乱数、変動パターン決定用乱数、リーチ判定用乱数など複数の乱数を取得されるのだが、保留記憶できる数を第1始動口11と第2始動口12で各4個までとしており、保留記憶が満タンである4個のときに、満タンになった方の第1始動口11又は第2始動口12に入賞しても賞球が払出されるだけで、前記複数の乱数は保留記憶されない構成になっている。
入賞確認処理(S50)の1モジュールである始動入賞確認処理については、後で図8を参考に詳述する。
本実施例の第1異常状態制御処理(S55)は、乱数回路203(より詳細には乱数生成回路100)が正常にハードウェア乱数を生成しているか否かを判定する機能と、乱数回路203が異常である場合に条件に因って遊技不能に制御し、或いはソフトウェア乱数に切り換える機能等を備える。
本実施例では、当該第1異常状態制御処理(S55)を、メインルーチンの本処理内に備えることにより、割り込み処理毎に乱数回路203の異常状態の発生に速やかに対処可能となっている。
また、メインルーチンの本処理内且つ当否判定処理の前に備えることにより、切り換えたソフトウェア乱数を即時当否判定に用いることが可能となっている。
S55の第1異常状態制御処理については、図9を参照して後で詳述する。
先ず、主制御装置80は、S100で、第1始動口11への入賞があったか否かの判定処理を実行する。そして、肯定判定の場合には(S100:yes)、S105に処理を移行し、否定判定の場合には(S100:no)、S130に処理を移行する。
第1ハード乱数の抽出とは、まず乱数値取り込みレジスタ104に1をセット(乱数値レジスタ101に乱数値を格納することを意味する)し、乱数ラッチフラグレジスタ105をポーリングする。そして乱数ラッチフラグレジスタ105の乱数値レジスタ101に対応するビットがセットされた(乱数値レジスタ101に乱数値が格納されたことを意味する)ことを確認すると、乱数値レジスタ101の値を読み出すことにより第1乱数を抽出する(この乱数を第1抽出乱数ともいう)。後述するS140の第2ハード乱数抽出処理においても、同様の処理を行う。
次いでS115で、抽出した第1ハード乱数を、第1特別図柄用保留記憶領域202aに記憶すると共に、同じく第1ハード乱数を、乱数異常判定用領域202cにも記憶する。S115の処理後にS120に処理を移行する。
先ず、主制御装置80は、S200で、上述した第1ハード乱数若しくは第2ハード乱数を新たに記憶したか否かの判定処理を実行する。そして、肯定判定の場合には(S200:yes)、S205に処理を移行し、否定判定の場合には(S200:no)、本処理を終了する。
すなわち、抽出順位が連続した前後関係にある2つのハード乱数値において、同一の値となることは極めて稀な状態である。また、乱数回路203が何らかの理由で破壊(故障)した場合には、異なる乱数値を生成することが不能となり、ひいては生成される乱数値が同一となることが想定される。したがって、S205では、連続して同一の乱数値となったことにより、これを根拠に異常である蓋然性を有すると判定する。また、連続して抽出した乱数値が異なる値であることにより異常ではない蓋然性を有すると判定するように構成されている。
S205において、肯定判定の場合には(S205:yes)、S210に処理を移行し、否定判定の場合には(S205:no)、S245に処理を移行する。
本実施例の異常カウンタは、前回と今回のハード乱数値が同一と判断された回数を所定回数連続して確認することで、異常と判断するための精度を向上させるための機能である。
本実施例の、異常フラグは、乱数回路203が異常な状態にあることを示唆するフラグである。
すなわち、乱数回路203が異常であると判定されて、且つ、S225、S230、及びS235にて全て否定判定となった場合、すなわち、遊技者にとって有利な、本発明の特別遊技状態としての大当り遊技状態、確変遊技状態、及び時短遊技状態の何れでもないと判定された場合、つまり遊技者にとって有利ではない通常遊技状態である場合には、S240に処理を移行する。
本実施例の遊技停止処理は、遊技者をして遊技不能とする状態を発生させることが出来る処理である。具体的には、主制御装置80は、サブ統合制御装置83に対して、演出制御の全て又は少なくとも一部を実行しないように制御することで、つまり、例えば演出図柄表示装置6において実行される演出表示を行わないようにすることで、遊技不能とするように構成されている。
図10〜13に示す当否判定処理では、主制御装置80は、特別電動役物が作動中か否かを大当りフラグに基づいて判断する(S300)。S300の判定が否定判断で、特別図柄が変動中でなく(S305:no)、確定図柄の表示中でもなければ(S310:no)、図11のS315に移行し、第2保留記憶(上記、S145及びS155による保留記憶)があるか否かを判断する。
否定判定の場合、すなわち異常フラグに1が設定されている場合には(S331:no)、第1特別図柄用保留記憶領域202aから第1ソフト乱数又は第2特別図柄用保留記憶領域202bから第2ソフト乱数の読み出し処理を実行して(S333)、S335に移行処理する。
より詳細に説明すると、S320から移行した場合には第2特別図柄用保留記憶領域202bからの読み出し処理を実行し、S330から移行した場合には第1特別図柄用保留記憶領域202aからの読み出し処理を実行する。
本実施例では、このように、異常フラグに1が設定されている場合、ハード乱数からソフト乱数への切換えが行われる。
なお、本実施例では、ハード乱数とソフト乱数の大当りとなる確率は、無論同じとなるように構成されている。
以上が本実施例の特別遊技処理である。
[実施例2]
実施例1に対して実施例2は、電源投入時処理の構成において相違する。具体的には、実施例1では第1異常状態制御処理をメインルーチンに備えていた。対して、実施例2では、これに加えて第2異常状態制御処理を電源投入時処理に備える。以下に詳述する。
電源投入すると、先ず主制御装置80は、S1005で、電源投入に係る初期処理を実行する。S1005の処理後にS1010に処理を移行する。
そして、肯定判定である場合、すなわちRAMクリア処理が為された場合には(S1010:yes)、S1045に処理を移行する。否定判定である場合、すなわちRAMクリア処理が為されず電源投入された場合には(S1010:no)、S1015に処理を移行する。
肯定判定である場合(S1015:yes)、S1020に処理を移行し、否定判定である場合(S1015:no)、S1045に処理を移行する。
肯定判定である場合(S1025:yes)、S1030に処理を移行し、否定判定である場合(S1025:no)、S1045に処理を移行する。
次いで、S1055にて、内蔵RAM202の設定を予め定められた所定の初期値にて設定する初期設定処理を行う(S1055)。
さらに、S1060にて、定時割りこみ処理に対する設定処理を実行し(S1060)、S1070に処理を移行する。
また、電源投入後、且つメインルーチンへ移行する直前にて当該第2異常状態制御処理は実行されるようになっている。
以上が、本実施例の電源投入時処理である。
先ず、主制御装置80は、S1100で、乱数回路203が電源投入により生成を開始しているハード乱数(便宜上、ハード乱数値1とする)を抽出し、内蔵RAM202の乱数異常判定用領域202cに記憶する処理を行って(S1100)、S1105に処理を移行する。
このように、本実施例では、S1100及びS1105の異なる処理によって、個別にハード乱数の抽出を行う。
肯定判定である場合(S1110:yes)、つまり正常な状態であれば連続して抽出したハード乱数値1とハード乱数値2が同一であることが極めて稀であることから、乱数回路203のハード乱数生成機能に異常が発生したとして、S1115に処理を移行する。
このように、第2異常状態制御処理では、遊技状態が如何なる遊技状態であるかに関係なく、抽出したハード乱数の値の比較結果にのみ基づいて、遊技不能とするように構成されている。
詳述すると、異常が通常遊技状態において発生した場合には、通常報知レベルの通常報知態様により報知を行う。また、本発明の特別遊技状態としての大当たり中、確変中、時短中においては、通常報知レベルよりも低い低報知レベルの弱報知態様により報知を行う。このように構成することにより、遊技者にとって有利ではない通常遊技状態においては、明確に認知させて速やかに他の遊技機への移動を促すことが出来、一方、遊技者に有利な特別遊技状態で遊技中の遊技者に対しては、積極的には報知を行わないことで、トラブルを回避する。また、弱報知態様による報知を、敢えて非報知として、通常遊技状態への移行まで報知タイミングを遅延するように構成しても良い。それによって、トラブルは更に回避可能となる。
例えば、実施例1において、S463、S478、及びS665では、異常フラグに1が設定された状態で、且つ其々確変、時短、大当たりが終了した時点で即時、遊技停止処理を実行する構成となっている。しかし、即時、遊技停止処理を実行するのではなく、通常遊技状態に復帰してから所定遅延時間が経過した後に、実行するように構成しても良い。
このように構成することにより、遊技不能となる原因の発生タイミングが通常遊技状態であると遊技者に認識させることで、遊技者に有利な特別遊技状態において不具合が発生したとして不満を遊技者が持つことを防止し、不必要なトラブルを回避することが出来る。
また、異常ではない他の遊技機に移動したとしても特に不利益を被ったと感じることの無い通常遊技状態にて遊技停止することで、遊技者の移動促進を比較的スムーズに行うことが可能となる。
このように構成しても、請求項1の発明の効果を奏することが出来る。また、残余処理中に実行することで、本来残余処理と比較して重要な処理である本処理の総実行時間を拡大することなく、余裕のある残余処理中に実行することで確実に第1異常状態制御処理を行うことが可能となる。
すなわち、発射制御装置84により発射不能としても良いし、主制御装置80により当否判定を実行しないようにしても良いし、実際にパチンコ機50の全ての駆動を停止するようにしても良い。
例えば、遊技停止処理(S240、S463、S478、S665、及びS1115)が実行されたとき、遊技の停止原因である乱数回路203のハード乱数生成機能に異常が発生した旨の報知を行う。具体的には、主制御装置80は遊技停止処理の実行に起因して、サブ統合制御装置83にハード乱数異常信号を送信する。サブ統合制御装置83は、該信号の受信に基づいて、適宜報知処理を実行する。
このように構成することにより、遊技不能な状態に移行するにあたり、異常であることを報知することで、遊技者とホールとのトラブルを未然に防止することができる。また、遊技停止処理により遊技が停止されてしまう遊技者に対しては停止の原因を確実に報知し、本発明の特別遊技状態において遊技中の遊技者に対しては当該特別遊技状態が終了するまで報知せず、終了後に報知するように構成することで、ハード乱数生成機能に係る異常報知処理の実行契機を段階的に区分することで、状況に則した柔軟且つ適切な対応を行うことが出来る。
また、特別遊技状態中の遊技者に対して報知を行っても良い。こうすることにより、特別遊技状態が終了していきなり遊技停止することで遊技者を驚かすことなく、前以て予定させることが出来る。この場合、報知の程度として、上述した遊技停止処理の実行時の報知と比較して、弱い報知によることが好適である。
このように構成することにより、潜伏確変中に乱数回路203に異常が発生しても、潜伏確変機能を全うすることが出来る。
つまり、本発明では、ハード乱数に異常が発生しても、特別遊技状態中には遊技停止にはしないため、逆に遊技停止処理(異常報知を伴う)が実行されてしまうと、遊技者は特別遊技状態ではないこと、つまり遊技者に有利では無い通常遊技状態であることに気付くことになる。この点、上述したように潜伏確変中の異常発生に対しては、異常報知を行わないことで、確変なのか通常なのかの遊技状態の秘匿を維持することが可能となる。
このように構成することにより、潜伏確変中に乱数回路203に異常が発生し、且つ特別遊技状態でなかったとしても、潜伏確変中には遊技停止処理を行わないので、確変か否かを秘匿した状態を維持でき、潜伏確変機能を全うすることが出来る。
このように構成することで、本発明の特別遊技状態で電源OFFした場合には、そのまま特別遊技状態を維持して電源復帰することが可能である。また、ホールが適切な部品交換等の対処を怠って、乱数回路203に異常が発生したことによる記憶を消去して営業を行おうとするような行為のみを対象として、遊技不能とすることが可能となる。
乱数回路203の乱数生成回路100が、ハード乱数カウンタに、また第1ハード乱数(第1ハードウェア乱数)及び第2ハード乱数(第2ハードウェア乱数)が、第1大当り判定用乱数に相当する。
また第1ソフト乱数(第1ソフトウェア乱数)及び第2ソフト乱数(第2ソフトウェア乱数)が、第2大当り判定用乱数に相当する。
第2異常状態制御処理のS1100、S1105、及びS1110が、第2カウンタ異常判定手段に相当する。
8:普通図柄保留数表示装置
9:第1特別図柄表示装置
10:第2特別図柄表示装置
11:第1始動口
12:第2始動口
14:大入賞口
15:演出図柄表示装置
18:第1特別図柄保留数表示装置
19:第2特別図柄保留数表示装置
50:パチンコ機
80:主制御装置
82:演出図柄制御装置
83:サブ統合制御装置
100:乱数生成回路
101〜103:乱数値レジスタ
104:乱数値取り込みレジスタ
105:乱数ラッチフラグレジスタ
200:CPU
201:内蔵ROM
202:内蔵RAM
202a:第1特別図柄用保留記憶領域
202b:第2特別図柄用保留記憶領域
202c:乱数異常判定用領域
202e:時間短縮カウンタ
202d:確率変動カウンタ
202f:第1先読み判定用領域
202g:第2先読み判定用領域
203:乱数回路
204:カウンタ回路
Claims (1)
- 遊技球の入球に基づいて普通図柄を変動させる普通図柄作動ゲートと、
開閉可能な翼片を具備して前記変動した普通図柄が当りとなると前記翼片が開放する普通電動役物と、
前記普通電動役物に内蔵されており、且つ前記翼片が開放しないと入球不能であって該入球に基づいて特別図柄を変動させる始動口と、
第1大当り判定用乱数を生成するハード乱数カウンタと、
第2大当り判定用乱数を生成するソフト乱数カウンタと、
前記始動口への入球に基づいて抽出される前記第1大当り判定用乱数又は第2大当り判定用乱数に基づき大当りとするか否かを当否判定する当否判定手段と、
前記当否判定手段により大当りと判定されたことに基づいて大入賞口を開放する大当り遊技状態に制御する大当り遊技制御手段と、
前記当否判定の確率を通常確率よりも高い高確率遊技状態とする確変遊技制御手段と、
前記特別図柄及び前記普通図柄の平均変動時間を短縮させ、且つ前記普通電動役物の前記翼片の開放時間を延長させる時短遊技状態に制御する時短遊技制御手段と、
前記高確率遊技状態又は/及び前記時短遊技状態に、前記大当り遊技状態が終了した後で移行する状態移行手段と、
前記ハード乱数カウンタが異常状態か否かを判定するカウンタ異常判定手段と、
前記当否判定手段は、前記カウンタ異常判定手段により異常であると判定されていない場合は前記第1大当り判定用乱数により当否判定を実行し、異常であると判定されている場合には前記第1大当り判定用乱数から前記第2大当り判定用乱数に切換えて当否判定を実行する異常状態制御手段と、を備えた遊技機において、
前記異常状態制御手段は、
前記カウンタ異常判定手段により異常状態と判定されたときの遊技状態が遊技者に有利な特別遊技状態であるか否かを判定する遊技状態判定手段を更に備え、
前記遊技状態判定手段により前記大当り遊技状態、前記高確率遊技状態、又は前記時短遊技状態の何れかの前記特別遊技状態であると判定されたときに限り前記第1大当り判定用乱数から前記第2大当り判定用乱数に切換え、特別遊技状態でないと判定されたとき及び前記特別遊技状態であると判定された後で該特別遊技状態が終了したときには遊技不能とし、
前記カウンタ異常判定手段は、第1カウンタ異常判定手段を備え、
該第1カウンタ異常判定手段は、
予め定められた割り込みタイミングで実行される通常処理中又は残余処理中に実行され、
遊技状態に係る情報を記憶する遊技状態記憶手段と、
電源投入時に初期化操作手段の操作に基づいて前記遊技状態記憶手段に記憶された情報を消去する初期化設定手段と、を備え、
前記カウンタ異常判定手段は、第2カウンタ異常判定手段を備え、
該第2カウンタ異常判定手段は、
前記初期化設定手段による前記情報の消去後且つ前記通常処理又は前記残余処理の前に実行され、
前記カウンタ異常判定手段により異常であると判定された旨を報知する異常報知手段を備え、
該異常報知手段は、
前記遊技状態判定手段により判定された遊技状態に基づいて異なる異常報知態様にて報知する
ことを特徴とする遊技機。
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