JP2022083801A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022083801000001
【課題】弾球遊技機の遊技の興趣を高める。
【解決手段】パチンコ機は、大当りにならない大当り抽選が連続的に発生した回数が上限回数に達すると、時短状態に移行する連続時短機能が設けられている。また、大当りに起因して大当り遊技後に移行する時短状態として、第1時短状態と、第1時短状態よりも継続回数が長い第2時短状態とが設けられている。そして、第1時短状態の終了後から連続時短機能の作動時までに行われる第1到達時期演出820と、第2時短状態の終了後から連続時短機能の作動時までに行われる第1到達時期演出830とでは、異なる態様で、連続時短機能が作動する時期が示唆される。
【選択図】図17

Description

本発明は、弾球遊技機に関する。
特許文献1に記載されているように、普通電動役物により構成される始動口への入球が容易になる時短状態に移行可能な弾球遊技機が知られている。このような弾球遊技機では、一般的に、大当り抽選での当選を契機として時短状態が付与され、大当り遊技の終了後に時短状態に移行する構成となっている。しかし、近年では、時短状態が付与される契機が多様化しており、例えば、大当りに当選しない大当り抽選が連続的に行われた回数が上限回数に到達した場合に時短状態に移行する弾球遊技機が知られている。
特開2002-78903号公報
しかしながら、時短状態に移行する契機は多様化しているものの、これに見合った演出が十分に行われておらず、遊技の興趣を欠いていた。
本願発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、弾球遊技機の遊技の興趣を高めることを目的とする。
上記課題に鑑みてなされた請求項1に係る発明は、第1始動口及び第2始動口が設けられた弾球遊技機であって、第1始動口及び第2始動口への入球に起因して抽選を行う抽選手段と、抽選での大当りに起因して、複数のラウンドにわたって大入賞口を開放する大当り遊技を行う大当り遊技手段と、大当り遊技の終了後に、第2始動口への入球に起因する抽選が行われる頻度が上昇する時短状態に移行する第1移行手段と、大当りとならない抽選が連続的に発生した回数である連続回数が、予め定められた上限回数に達すると、時短状態に移行する第2移行手段と、時短状態に移行後、予め定められた継続回数の抽選が行われると、時短状態を終了させる終了手段と、連続回数が上限回数に達する時期を示唆する到達時期演出を行う演出手段と、を備え、第1移行手段により移行する時短状態として、第1時短状態と、継続回数が第1時短状態よりも多い第2時短状態とが設けられており、第2移行手段により移行する時短状態を、第3時短状態とし、演出手段は、第1時短状態の終了後、第3時短状態に移行するまでの第1期間と、第2時短状態の終了後、第3時短状態に移行するまでの第2期間とにおいて、異なる態様で到達時期演出を実行し、第2期間の到達時期演出においては、連続回数が上限回数に達するまでに実行される抽選の残り回数を示唆し、第1期間の到達時期演出においては、第1時短状態の終了後に行われた抽選の回数を示唆する。
上記構成によれば、大当り遊技後に移行する時短状態の終了後、連続回数が上限回数に達するまでの期間の長さに応じて、好適な態様で、連続回数が上限回数に達する時期を示唆することができる。このため、遊技の興趣を高めることができる。
パチンコ機の正面図である。 パチンコ機の遊技盤の正面図である。 パチンコ機の裏面図である。 パチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。 大当り抽選での当選確率や当り図柄について説明する表である。 メインルーチンについてのフローチャートである。 始動口入賞確認処理についてのフローチャートである。 当否判定処理についてのフローチャートである。 当否判定処理についてのフローチャートである。 当否判定処理についてのフローチャートである。 当否判定処理についてのフローチャートである。 当否判定処理についてのフローチャートである。 大当り遊技処理についてのフローチャートである。 大当り遊技処理についてのフローチャートである。 大当り遊技処理についてのフローチャートである。 大当り遊技処理についてのフローチャートである。 演出画面の説明図である。 到達時期演出処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[構成の説明]
(1)全体の構成について
図1に示すように、本実施形態のパチンコ機50は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠51にて各構成を保持する構造を有している。外枠51の左側上下にはヒンジ53が設けられており、ヒンジ53により、板ガラス61が嵌め込まれた前枠(ガラス枠)52及び後述の内枠が、外枠51に対し開閉可能に保持される。また、前枠52の板ガラス61の奥には、内枠に保持された遊技盤1(図2)が設けられている。
前枠52の上部の左右両側にはスピーカ66が設置されており、これらにより遊技音が出力され、遊技の趣向性を向上させる。また、前枠52には、演出により発光する横枠ランプ65及び上枠ランプ68が設けられている。横枠ランプ65及び上枠ランプ68には、LEDが設けられており、所定の発光色で点灯する。この他にも、前枠52には、遊技の異常を報知するLEDが設けられている。
前枠52の下部には、上皿55と下皿63とが一体に形成されている。また、下皿63の右側には発射ハンドル64が設けられており、該発射ハンドル64を時計回りに操作することにより発射装置が作動し、上皿55から供給された遊技球が遊技盤1に向けて発射される。
下皿63は、上皿55から溢れた賞球を受けるよう構成されており、球抜きレバーを操作することで、下皿63に溜まった遊技球を遊技店に備えられたドル箱に移すことができる。また、上皿55の中央には、遊技ボタン67が設けられている。
本パチンコ機50は、いわゆるCR機であり、プリペイドカードの読み書きを行うプリペイドカードユニット(CRユニット)56が付属されていると共に、上皿55の右側には球貸ボタン57,精算ボタン58,精算表示装置59が設けられている。
なお、図1の49は、前枠52及び前記内枠を外枠51にロックするシリンダ錠であり、該シリンダ錠49に所定の鍵を挿入して鍵を時計回りに操作すると、内枠が開放され、反時計回りに操作すると、前枠52が開放される。
また、図2に示すように、遊技盤1には、外レール2aと内レール2bとによって囲まれた略円形の遊技領域3が形成されている。遊技領域3には、その中央部にセンターケース5が装着され、センターケース5に向かって右横には、普通図柄作動ゲート22が設置されている。普通図柄作動ゲート22を遊技球が通過すると、普通図柄の当否抽選用の複数種類の乱数が抽出され、抽出された乱数に基づく当否判定(普通図柄抽選)が行われる。
センターケース5の直下には、遊技球の入球に起因して第1特別図柄(第1特図或いは特図1とも記載)の変動表示を伴う大当り抽選(当否判定)が行われる第1始動口11が設置されている。また、センターケース5の右横であって、普通図柄作動ゲート22の直下には、遊技球の入球に起因して第2特別図柄(第2特図或いは特図2とも記載)の変動表示を伴う大当り抽選が行われる第2始動口12が設置されている。
第1始動口11は、左打ち(センターケース5の左側を狙い打つこと)により発射された遊技球が主に流下する領域(左打ち領域)に配置されていると共に、第2始動口12は、右打ち(センターケース5の右側を狙い打つこと)により発射された遊技球が主に流下する領域(右打ち領域)に配置されている。
このため、左打ちを行うことで第1始動口11を狙い打つことができると共に、右打ちを行うことで第2始動口12を狙い打つことができる。
なお、第1,第2始動口11,12の配置は、これに限定されることはなく、例えば、第1,第2始動口11,12を上下に並べてセンターケース5の下方に配置しても良いし、第1始動口11を右打ち領域に、第2始動口12を左打ち領域に配置しても良い。
第1始動口11は、常時遊技球が入球可能に構成されているが、第2始動口12は、普通図柄抽選での当選により開放される普通電動役物として構成されており、開放時のみ入球可能となっている。なお、閉鎖時であっても、稀に入球可能な構成としても良い。
第1始動口11に遊技球が入球すると、第1特図に対応する複数種類の乱数が抽出され、第1保留記憶として記憶されると共に、第2始動口12に遊技球が入球すると、第2特図に対応する複数種類の乱数が抽出され、第2保留記憶として記憶される。
普通電動役物として構成された第2始動口12は、普通図柄抽選での当選時に、所定時間の開放が行われる。
また、センターケース5の下方においては、第1始動口11の右側であって、第2始動口12の下方には、特別電動役物からなる大入賞口20が設けられている。大入賞口20は、右打ちされた遊技球が主に入球する位置に配されている。無論、大入賞口20の配置は、これに限定されることはなく、例えば、左打ち領域に大入賞口20を配置しても良い。
遊技盤1における向かって左側の領域には、複数(例えば、7個程度)のLEDを備える第1特図表示装置9及び第2特図表示装置10と、4個のLEDからなる第1特図保留数表示装置23及び第2特図保留数表示装置24が設置されている。また、遊技盤1における向かって右下の領域には、2個のLEDからなる普通図柄表示装置7と、4個のLEDからなる普図保留数表示装置8が設置されている。
第1特図表示装置9では特図1が、第2特図表示装置10では特図2が表示されるが、第1,第2特図表示装置9,10は、これらの特図を表示する際の各LEDの点灯パターンを変則的なものとすることで、遊技者が特図の判別を不可能或いは困難とする。なお、第1,第2特図表示装置9,10を構成するLEDの並びを変則的なものとすることで、遊技者が表示された特図を判別することを不可能或いは困難としても良い。
図2に示す遊技盤1のセンターケース5には、中央に演出図柄表示装置6(全体の図示は省略)のLCDパネルが配設され、LCDパネルの演出画面上では、演出図柄の変動表示等を行うことで、第1,第2特図に対応する大当り抽選の結果を報知する図柄演出が行われる。
また、センターケース5には、周知のものと同様にワープ入口、ワープ樋、ステージ等が設けられている。
また、センターケース5の下方であって、第1始動口11の左方には、一般入賞口25~27が配置されている。また、第2始動口12の下方(換言すれば、第1及び第2大入賞口20,21の右方)には、一般入賞口28が配置されており、これらは、常時遊技球が入球可能に構成されている。
なお、遊技盤1の遊技領域3には多数の遊技釘が植設されており、盤面最下部にはアウト口が設けられている。
また、図3に示すように、パチンコ機50の裏側は、遊技盤1を脱着可能に取付ける内枠70が外枠51に収納された構成となっている。内枠70は、前枠52と同様、一方の側縁(図3に向かって右側)の上下位置が外枠51に設けられたヒンジ53に結合され、開閉可能に設置されている。内枠70には、遊技球流下通路が形成されており、上方(上流)から球タンク71,タンクレール72,払出ユニット73が設けられ、払出ユニット73の中には払出装置が設けられている。この構成により、遊技盤1の入賞口に遊技球が入賞すると、球タンク71に貯留されている所定個数の遊技球(賞球)が払出装置から払い出され、流下通路を通り上皿55に払い出される。また、本実施形態では、払出装置は、球貸ボタン57の操作に応じて遊技球(貸球)を払い出すよう構成されている。
また、パチンコ機50の裏側には、主制御装置80,払出制御装置81,演出図柄制御装置82,サブ統合制御装置83,発射制御装置,電源基板85が設けられている。主制御装置80,演出図柄制御装置82,サブ統合制御装置83は、遊技盤1に設けられ、払出制御装置81,発射制御装置,電源基板85は、内枠70に設けられている。なお、図3では発射制御装置が記載されていないが、発射制御装置は、払出制御装置81の奥側(遊技盤1側)に配されている。
また、球タンク71の右側には、外部接続端子板78が設けられており、外部接続端子板78により、遊技状態や遊技結果を示す信号が図示しないホールコンピュータへ送られる。
(2)電気的構成について
次に、パチンコ機50の電気的構成について説明する。このパチンコ機50は、図4のブロック図に示すとおり、主制御装置80を中心にして構成されている。なお、このブロック図には、単に信号を中継するいわゆる中継基板や電源基板等は記載されていない。また、詳細な図示は省略するが、主制御装置80,払出制御装置81,演出図柄制御装置82,サブ統合制御装置83のいずれもCPU,ROM,RAM,入力ポート,出力ポート等を備えている。また、発射制御装置84,電源基板にはCPU,ROM,RAMは設けられていないが、これに限るわけではなく、発射制御装置84等にCPU,ROM,RAM等を設けてもよい。
主制御装置80には、第1始動口11に入球した遊技球を検出する第1始動口SW11a、第2始動口12に入球した遊技球を検出する第2始動口SW12a、普通図柄作動ゲート22に進入した遊技球を検出する普通図柄作動SW22a、一般入賞口25~28に入球した遊技球を検出する一般入賞口SW25a等からの検出信号が入力される。
また、このほかにも、大入賞口20に入球した遊技球を計数するためのカウントSW20aからの検出信号が入力される。
主制御装置80は、搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号等に基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成し、払出制御装置81及びサブ統合制御装置83に出力する。
また、主制御装置80は、図柄表示装置中継端子板90を介して接続されている第1特図表示装置9,第2特図表示装置10,第1特図保留数表示装置23,第2特図保留数表示装置24,普通図柄表示装置7,普図保留数表示装置8の表示を制御する。
さらに、主制御装置80は、大入賞口ソレノイド20bを制御することで大入賞口20の開閉を制御すると共に、普電役物ソレノイド12bを制御することで第2始動口12の開閉を制御する。
また、主制御装置80には、設定表示装置80aと、RAMクリアSW80bと、設定キーSW80cとが設けられている。設定表示装置80a、RAMクリアSW80b、及び、設定キーSW80cは、遊技者による視認や操作が不可能な位置に配置されており、内枠を開放することで、これらの視認及び操作が可能となる。
設定表示装置80aは、7セグメントLED表示器等を有する。詳細は後述するが、本実施形態のパチンコ機は、複数の設定値のうちの1つを選択する設定変更機能を備えており、選択された設定値に応じて大当り抽選で大当りとなる確率を段階的に変更可能となっている。設定表示装置80aは、現在の設定値を表示する。なお、設定表示装置80aを設けない構成としても良い。しかし、本実施形態のパチンコ機50では、一例として、設定変更機能が無効となっており、1段階の設定値のみを選択可能となっているため、大当り抽選で大当りとなる確率を変更できない。無論、設定変更機能を有効とし、複数の設定値のうちのいずれかを設定可能としても良い。
また、RAMクリアSW80bは、主制御装置80のRAMを初期化(クリア)するためのスイッチである。また、RAMクリアSW80bは、設定値の変更(以後、設定変更とも記載)にも用いられる。
また、設定キーSW80cは、設定キーを挿入可能な部位である。設定キーSW80cは、ON状態とOFF状態とを有し、設定キーを設定キーSW80cに挿入して回すことで、ON状態とOFF状態との切り替えが可能となる。設定キーSW80cがON状態である場合に、大当りの設定変更が可能となる。
また、主制御装置80は、現在の設定値を記憶するための図示しない不揮発性メモリ(例えば、EEPROM)を備える。
主制御装置80からの出力信号は試験信号端子にも出力されるほか、図柄変動や大当り等の管理用の信号が外部接続端子板78に出力されてホールコンピュータ87に送られる。
主制御装置80と払出制御装置81とは双方向通信が可能である。
払出制御装置81は、主制御装置80から送られてくるコマンドに応じて払出モータ30を稼働させて賞球を払い出させる。本実施形態においては、賞球として払い出される遊技球を計数するための払出SW31の検出信号は払出制御装置81に入力され、払出制御装置81で賞球の計数が行われる構成を用いる。この他にも主制御装置80と払出制御装置81に払出SW31の検出信号が入力され、主制御装置80と払出制御装置81の双方で賞球の計数を行う構成を用いることも考えられる。
なお、払出制御装置81は、ガラス枠閉鎖SW45,内枠閉鎖SW46,球切れSW33,払出SW31,満杯SW32からの信号が入力され、満杯SW32により下皿63が満タンであることを示す信号が入力された場合や、球切れSW33により球タンク71に遊技球が少ないあるいは無いことを示す信号が入力された場合には、払出モータ30を停止させ、賞球の払出動作を停止させる。また、満杯SW32,球切れSW33も、その状態が解消されるまで信号を出力し続ける構成になっており、払出制御装置81は、その信号が出力されなくなることに起因して払出モータ30の駆動を再開させる。
また、払出制御装置81は、CRユニット端子板34を介してCRユニット56と交信することで払出モータ30を作動させ、貸し球を排出する。払出された貸し球は払出SW31に検出され、検出信号は払出制御装置81に入力される。また、CRユニット端子板34は、精算表示装置59とも双方向通信可能に接続されており、精算表示装置59には、遊技球の貸出しを要求するための球貸ボタン57、精算を要求するための精算ボタン58が設けられている。
CRユニット56に挿入可能なプリペイドカードには、球貸しを行うために遊技者が支払った金銭の残金を示す金額情報を記憶可能となっている。払出制御装置81は、球貸ボタン57が操作されると、CRユニット56に対し球貸しを指示する球貸しコマンドを送信する。一方、CRユニット56は、球貸しコマンドを受信すると、CRユニット56に挿入されているプリペイドカードの金額情報が示す残金が所定金額以上であれば、金額情報を更新し、金額情報が示す残金を減少させ、払出制御装置81に対し応答コマンドを送信する。そして、応答コマンドを受信した払出制御装置81は、払出装置を制御し、遊技者に対し、残金の減少額に応じた数の持球を貸し出す。
なお、プリペイドカードには、さらに、遊技者の持球数を示す持球情報が記憶可能となっていても良い。この場合、払出制御装置81は、遊技者からの指示に応じて、CRユニット56に対し持球の付与を指示する持球コマンドを送信する。一方、CRユニット56は、持球コマンドを受信すると、CRユニット56に挿入されているプリペイドカードの持球情報が示す持球数が所定数以上であれば、持球情報を更新し、持球情報が示す持球数を減少させ、払出制御装置81に対し応答コマンドを送信する。そして、応答コマンドを受信した払出制御装置81は、払出装置を制御し、遊技者に対し、減少させた分に相当する数の持球を付与する。
さらに、払出制御装置81は、精算ボタン58が操作されると、CRユニット56に対し精算コマンドを送信する。そして、CRユニット56は、精算コマンドを受信すると、挿入されているプリペイドカードを排出する。この時、プリペイドカードが持球情報を記憶可能であれば、払出制御装置81は、CRユニット56に対し、精算コマンドと共に遊技者の持玉数を送信しても良い。そして、CRユニット56は、プリペイドカードに記憶されている持球情報を更新し、払出制御装置81から受信した持玉数を精算コマンドの受信前の持球情報が示す持球数に加算した後、プリペイドカードを排出しても良い。
また、払出制御装置81は、外部接続端子板78を介して賞球に関する情報、枠(内枠70,前枠52)の開閉状態を示す情報などをホールコンピュータ87に送信するほか、発射制御装置84に対して発射停止信号を送信する。
なお、本実施形態のパチンコ機50は遊技球を払出す構成であるが、入賞等に応じて発生した賞球を払い出さずに記憶する封入式の構成にしても良い。
発射制御装置84は、発射モータ40を制御して、遊技領域3に遊技球を発射させる。
なお、発射制御装置84には、払出制御装置81以外に、発射ハンドル64からの回動量信号、タッチSW38からのタッチ信号、発射停止SW39から発射停止信号が入力される。
回動量信号は、遊技者が発射ハンドル64を操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドル64を触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止SW39を押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置84に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドル64を触っていても遊技球は発射出来ないようになっている。
サブ統合制御装置83は、主制御装置80から送信されてくるデータ及びコマンドを受信する。なお、サブ統合制御装置83は、主制御装置80に対しデータを送信しない。そして、それらを演出表示制御用、音制御用及びランプ制御用のデータに振り分けて、演出表示制御用のコマンド等は演出図柄制御装置82に送信し、音制御用及びランプ制御用は自身に含まれている各制御部位(音声制御装置及びランプ制御装置としての機能部)に分配する。
音声制御装置としての機能部は、音声制御用のデータに基づいて音LSIを作動させることによってスピーカ66からの音声出力を制御し、ランプ制御装置としての機能部は、ランプ制御用のデータに基づいてランプドライバを作動させることによって横枠ランプ65及び上枠ランプ68を制御する。
また、サブ統合制御装置83には、遊技ボタン67が接続されており、遊技者が遊技ボタン67を操作した際には、その信号がサブ統合制御装置83に入力される。
サブ統合制御装置83と演出図柄制御装置82とは双方向通信が可能である。
演出図柄制御装置82は、サブ統合制御装置83から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置80から送信されてきたものとサブ統合制御装置83が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置6を制御して、演出図柄の変動表示(図柄演出)等の演出画面を表示させる。
[動作の説明]
(1)RAMクリア機能及び設定変更機能について
本実施形態のパチンコ機50は、RAMクリア機能が設けられており、電源投入時におけるRAMクリアSW80bの操作により、主制御装置80のRAMがクリアされ、その後、各処理に用いられるカウンタ等に初期値が設定される。一方、電源投入時にRAMクリアSW80bが操作されていない場合には、主制御装置80のRAMのクリアが行われず、電源投入直前のRAMの内容が維持される。なお、主制御装置80は、電源投入時には、電源投入が生じた旨と、RAMクリアが行われたか否かを示す電源投入コマンドをサブ統合制御装置83に送信する。
また、上述したように、本実施形態のパチンコ機50は、設定変更機能を備えているものの、設定値が予め固定されており、設定値の変更はできない構成となっている。なお、複数の設定値のうちのいずれかを設定可能とし、設定値が高くなるに従い、大当りが発生する確率が高くなるようにしても良い。設定値は、主制御装置80における不揮発性メモリに保存される。主制御装置80は、電源投入時に不揮発性メモリに保存されている設定値をRAMに保存し、該設定値を現在の設定値とする。
パチンコ機50では、電源投入時におけるRAMクリアSW80b及び設定キーSW80cの操作により、設定変更が行われる。具体的には、RAMクリアSW80bがオンされており、且つ、設定キーSW80cがON状態である場合に、パチンコ機の電源が投入されると、主制御装置80は設定変更モードに移行する。設定変更モードでは、まず、現在の設定値が設定表示装置80aに表示され、RAMクリアSW80bが操作される度に、設定表示装置80aに表示される設定値が順番に変更する。そして、設定キーSW80cがOFF状態となるように操作されると、その時に設定表示装置80aに表示されていた設定値が、新たに、パチンコ機50の現在の設定値となる。この時、主制御装置80は、新たな現在の設定値を不揮発性メモリに保存すると共に、現在の設定値を示す設定値コマンドと、設定変更がなされた旨を示す設定変更コマンドとを、サブ統合制御装置83に送信する。
(2)概要について
次に、本実施形態におけるパチンコ機50の動作について説明する。パチンコ機50では、大当り抽選にて大当りに当選すると大当り遊技が行われる。大当り遊技では、予め定められた総ラウンド数にわたって大入賞口20が開放される。そして、大当り遊技の終了後には、遊技者に有利な遊技が行われる特典期間(換言すれば、特典状態)に移行し、予め定められた継続回数の大当り抽選が行われるまでの間、時短機能、又は、時短機能及び確変機能が作動する。
なお、確変機能とは、大当り抽選で当選する確率を上昇させる機能である。以後、確変機能が作動した遊技状態を、確変状態又は高確率状態と記載し、確変機能が作動していない遊技状態を、低確率状態とも記載する。なお、低確率状態、高確率状態における大当り抽選で大当りとなる確率は、それぞれ、1/320、1/32である(図5(a)参照)。
一方、時短機能とは、第2特図の大当り抽選が行われる頻度を上昇させる機能である。具体的には、時短機能の作動時には、特別図柄表示装置での特図の変動表示時間が短くなる。本実施形態では、時短機能の作動時にはさらに電サポ機能が作動し、第2始動口12への入球が容易になる。すなわち、電サポ機能の作動時には、普通図柄抽選の当選確率が上昇すると共に、普通図柄抽選で当選した際の第2始動口12の開放時間が長くなり、さらに、普通図柄抽選がなされた際の普通図柄表示装置7での変動表示時間が短くなる。無論、時短機能の作動時に電サポ機能を作動させない構成としても良い。また、時短状態中、特図の変動表示時間を短縮すること無く、電サポ機能を作動させても良い。以後、時短機能が作動した遊技状態を、時短状態(換言すれば、抽選容易状態又は入球容易状態)と記載する。また、確変機能及び時短機能が作動していない遊技状態を、通常状態とも記載する。
特典期間は時短状態となるため、第2始動口12への入球が容易となり、第2特図の大当り抽選が行われる頻度が高くなる。このため、特典期間は右打ちを行い、第2始動口12への入球を狙う遊技が行われる。一方、時短状態でない場合には、第2始動口12への入球は困難となる。このため、時短状態でない場合には、左打ちを行い、第1始動口11への入球を狙う遊技が行われる。
また、パチンコ機50では、大当りが発生した際に第1、第2特図表示装置9、10に確定表示される特図(以後、大当り図柄とも記載)として、複数の種類が設けられている。つまり、複数の種類の大当りが設けられており、大当り図柄により大当りの種類が定められる。そして、図5(b)、(c)に示すように、大当り図柄に応じて、大当り遊技の総ラウンド数と、大当り遊技後の特典期間での遊技状態が定められる。具体的には、特図1の各大当り図柄は、特1大当り図柄1~3に区分されると共に、特図2の各大当り図柄は、特2大当り図柄1~3に区分される。なお、これらの区分の各々は、1又は複数の種類の大当り図柄を含んでいる。
そして、大当り図柄が特1大当り図柄1、2、又は、特2大当り図柄1、2である大当りは、時短大当りとして構成されており、時短大当りに起因して行われる大当り遊技後の特典期間は、時短機能が作動し、確変機能は作動しない。一方、大当り図柄が特1大当り図柄3、又は、特2大当り図柄3である大当りは、確変大当りとして構成されており、確変大当りに起因して行われる大当り遊技後の特典期間は、確変機能及び時短機能が作動する。また、大当り図柄が特1大当り図柄1、3、又は、特2大当り図柄1、3である場合、特典期間の継続回数は100回となっており、大当り図柄が特1大当り図柄2、又は、特2大当り図柄2である場合、特典期間の継続回数は800回となっている。
以後、大当り図柄が特1大当り図柄1、又は、特2大当り図柄1が大当り図柄である場合に移行する継続回数が100回の時短状態を、第1時短状態とも記載する。また、大当り図柄が特1大当り図柄2、又は、特2大当り図柄2が大当り図柄である場合に移行する継続回数が800回の特典状態を、第2時短状態とも記載する。
そして、大当り抽選で時短大当りとなった場合、大当り遊技後に第1時短状態に移行する確率は、第2時短状態に移行する確率よりも高い。つまり、第1特図の時短大当りが発生した場合、大当り図柄として第1大当り図柄1が選択される確率は、第1大当り図柄2が選択される確率よりも高い。また、第2特図の時短大当りが発生した場合、大当り図柄として第2大当り図柄1が選択される確率は、第2大当り図柄2が選択される確率よりも高い。
無論、時短大当りが発生した際に第1及び第2時短状態に移行する確率は、上述したものに限らず、例えば、第2時短状態に移行する確率は、第1時短状態に移行する確率よりも高くても良いし、これらの確率は同程度であっても良い。
また、確変大当りを設けず、特典状態中、時短機能のみが作動する構成としても良い。つまり、第1大当り図柄3及び第2大当り図柄3を設けない構成としても良い。また、大当り遊技終了後に特典期間に移行せず、大当り遊技後の遊技状態が通常状態となる通常大当りを設けても良い。
また、本実施形態では、一例として、第2時短状態における特図の変動時間の平均値(以後、平均変動時間)は、第1時短状態における平均変動時間よりも短い。具体的には、特図の変動時間は、後述する変動パターンテーブルに登録された複数の変動時間のうちのいずれかを選択することにより決定されるが、第1時短状態と第2時短状態とで異なる変動パターンテーブルを用いるようにしても良い。そして、第2時短状態に対応する変動パターンテーブルに登録されている変動時間の平均値を、第1時短状態に対応する変動パターンテーブルに登録されている変動時間の平均値よりも短くしても良い。この他にも、例えば、第2時短状態中は、第1時短状態中に比べリーチが発生する確率を低くすることで、第2時短状態中の平均変動時間を、第1時短状態中の平均変動時間よりも短くしても良い。
無論、第1及び第2時短状態中における平均変動時間の上述した大小関係は、一例であり、第2時短状態中の平均変動時間は、第1時短状態中の平均変動時間よりも長くても良いし、これらの平均変動時間は同程度であっても良い。
(3)時短機能について
本実施形態のパチンコ機50は、大当り抽選に関して定められた時短開始条件が充足されると、大当り遊技を行うことなく時短状態に移行する。なお、該時短状態もまた、上述した特典状態に該当する。具体的には、時短当選が生じるか、又は、連続時短機能が作動すると、時短開始条件が充足される。
すなわち、本実施形態では、第1特図として時短図柄が設けられており、通常状態中、第1特図の変動表示にて時短図柄が確定表示されると、時短当選が発生して大当り遊技を行うことなく時短状態に移行する。一例として、時短当選の確率は、1/160となっている(図5(a)参照)。しかしながら、該確率は、適宜定められる。なお、該時短状態中に実行可能な大当り抽選の回数である継続回数は、一例として20回となっている。しかし、継続回数は適宜定められる。また、時短図柄は複数設けられていても良く、確定表示された時短図柄の種類に応じて継続回数が定められても良い。
なお、第1特図のみならず、第2特図にも時短図柄を設け、第2特図の大当り抽選でも時短当選が生じるようにしても良い。これにより、時短状態終了後における第2特図の残存保留に基づく大当り抽選が行われる際、大当り以外にも時短状態を獲得するチャンスが生じる。このため、大当りを発生すること無く時短状態が終了した場合であっても、時短状態が復活する望みを残すことができる。なお、残存保留とは、時短状態終了後に存在している、該時短状態中に生じた保留記憶を意味する。さらに、第2特図の時短当選での継続回数は、第1特図の時短当選での継続回数よりも多くても良い。また、第2特図の時短当選の確率は、第1特図の時短当選の確率よりも高くても良い。これにより、残存保留の消化により時短状態を獲得することへの期待感を高めることができる。
また、パチンコ機50は、低確率状態の継続中、大当り以外の抽選結果が得られた大当り抽選(換言すれば、大当り遊技を生じさせない大当り抽選)が連続的に発生した回数である連続回数が予め定められた上限回数に到達すると、連続時短機能が作動して大当り遊技を行うことなく時短機能が作動する。なお、上限回数は、一例として、900回であっても良い。また、上限回数は、例えば800回から960回の範囲で適宜定められ得る。また、連続時短機能により時短状態に移行した場合、該時短状態の継続回数は、特典期間における時短状態の継続回数、及び、時短当選時に移行する時短状態の継続回数よりも多い。本実施形態では、連続時短機能の作動により移行した時短状態の継続回数は、一例として、1216回となっている。しかし、該継続回数は、一例として1216回以下の範囲で適宜定められ得る。
なお、連続時短機能の作動により移行した時短状態(以後、第3時短状態)中の平均変動時間は、第2時短状態中の平均変動時間以下であっても良い。無論、これに限らず、第3時短状態中の平均変動時間は、第2時短状態中の平均変動時間よりも長くても良い。
また、詳細は後述するが、主制御装置80のRAMには連続カウンタが設けられており、主制御装置80は、連続カウンタをデクリメントすることで連続回数をカウントし、連続回数が上限回数に達すると連続時短機能を作動させる。そして、パチンコ機50の電源投入時にRAMクリアが行われた場合、連続カウンタがクリアされた後、連続カウンタに上限回数が設定され、連続回数が初期化される(無論、大当りが発生した場合にも、連続カウンタに上限回数が設定される)。一方、パチンコ機50の電源投入時にRAMクリアが行われない場合には、連続カウンタは初期化されず、電源投入直前の連続回数が維持され、電源投入後は、該連続回数からカウントが行われる。
(4)メインルーチンについて
まず、パチンコ機50の主制御装置80におけるメインルーチンについて、図6に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、このメインルーチンは、2ms周期のタイマ割り込み処理として起動される。
S10では、主制御装置80は、正常なタイマ割り込みによりメインルーチンが起動されたか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S10:yes)、S20に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S10:no)、S15に処理を移行する。
S15では、主制御装置80は、CPUやI/O等の初期設定を行い、S70に処理を移行する。
一方、S10で肯定判定が得られた場合には、主制御装置80は、初期値乱数の更新(S20),大当り決定用乱数の更新(S25),大当り図柄決定用乱数の更新(S30),当り決定用乱数の更新(S35),リーチ判定用乱数の更新(S40),変動パターン決定用乱数の更新(S45)を行う。
そして、主制御装置80は、始動口等といった入賞口への遊技球の入賞を検出する入賞確認処理と(S50)、始動口への入賞に起因して大当り抽選を行う当否判定処理と(S55)、サブ統合制御装置83等にデータ及びコマンドを送信し、また、ホールコンピュータ87等に各種情報を送信する各出力処理と(S60)、遊技者の不正行為を検出する不正監視処理と(S65)を行う。
なお、これ以外にも、遊技球の普通図柄作動ゲート22の通過に起因して普通図柄抽選等を行う普図当否判定処理や、普通電動役物(第2始動口12)を開放することで普図遊技を行う普図遊技処理等が行われる。
また、当否判定処理に続いて、大当り遊技を行うための大当り遊技処理が行われる。
また、S70では、主制御装置80は、次のタイマ割込みが発生してメインルーチンが起動されるまで、初期値乱数の更新を繰り返し行う。
(5)始動口入賞確認処理について
次に、第1,第2始動口11,12への入賞を検出し、該入賞に応じて保留記憶等を行う始動口入賞確認処理について、図7に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、メインルーチンから実行される入賞確認処理からコールされるサブルーチンとして構成されている。
S100では、主制御装置80は、第1始動口SW11aの検出信号に基づき、第1始動口11への遊技球の入賞が発生したかを判定する。そして、肯定判定の場合は(S100:yes)、S105に処理を移行し、否定判定の場合は(S100:no)、S115に処理を移行する。
S105では、主制御装置80は、第1始動口11に対応する特図についての保留記憶(第1保留記憶)の数が、最大値(一例として4)に達しているか否かを判定する。そして、肯定判定の場合は(S105:yes)、S115に処理を移行し、否定判定の場合は(S105:no)、S110に処理を移行する。
S110では、主制御装置80は、大当り抽選に用いられる大当り決定用乱数や、大当り図柄を決定する大当り図柄決定用乱数や、図柄演出においてリーチとなるか否かを決定するためのリーチ判定用乱数や、特別図柄の変動時間等を決定するための変動パターン決定用乱数等を抽出する。そして、抽出した乱数を第1保留記憶として記憶すると共に、何個の第1保留記憶が生じているかを示す第1保留数コマンドを生成してサブ統合制御装置83に送信し、S115に処理を移行する。
なお、S110では、主制御装置80は、第1保留記憶に係る大当り決定用乱数等(換言すれば、第1数値データ)が特定値であるか否かを判定することで、高確率状態である場合と低確率状態である場合との各々について、該第1保留記憶に基づく大当り抽選で大当りが生じるか否かや、該大当り抽選の結果を報知する図柄演出にて特定のリーチが生じるか否かや、時短当選が生じるか否かを判定する先読みを行う。そして、先読み結果を示す先読みコマンドを、サブ統合制御装置83に送信する。
また、この他にも、例えば、抽出した乱数を第1保留記憶として記憶する前に、該乱数に基づき先読みを行っても良いし、抽出した乱数を第1保留記憶のために設けられたメモリ領域とは別のメモリ領域に記憶し、該別のメモリ領域に記憶された乱数に基づき先読みを行っても良い。
S115では、主制御装置80は、第2始動口SW12aの検出信号に基づき、第2始動口12への遊技球の入賞が発生したかを判定する。そして、肯定判定の場合は(S115:yes)、S120に処理を移行し、否定判定の場合は(S115:no)、本処理を終了する。
S120では、主制御装置80は、第2始動口12に対応する特図についての保留記憶(第2保留記憶)の数が、最大値(一例として4)に達しているか否かを判定する。そして、肯定判定の場合は(S120:yes)、本処理を終了し、否定判定の場合は(S120:no)、S125に処理を移行する。
S125では、主制御装置80は、大当り決定用乱数や大当り図柄決定用乱数やリーチ判定用乱数や変動パターン決定用乱数等を抽出する。そして、抽出した乱数を第2保留記憶として記憶すると共に、何個の第2保留記憶が生じているかを示す第2保留数コマンドを生成してサブ統合制御装置83に送信し、本処理を終了する。
なお、主制御装置80は、第2保留記憶に係る大当り決定用乱数等(換言すれば、第2数値データ)に対し上述した先読みを行い、先読みコマンドをサブ統合制御装置83に送信しても良い。
(6)当否判定処理について
次に、保留記憶に係る大当り決定用乱数により大当り抽選を行う当否判定処理について、図8~12のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、メインルーチンから実行される。また、本処理の終了後は、大当り遊技を行うための大当り遊技処理が実行される。
まず、図8に関して、S200では、主制御装置80は、役物連続作動装置の作動中、すなわち、大当り遊技の実行中であるか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S200:yes)、本処理を終了し、否定判定の場合には(S200:no)、S205に処理を移行する。
S205では、主制御装置80は、第1特図或いは第2特図の変動表示中か否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S205:yes)、図11のS320に処理を移行し、否定判定の場合には(S205:no)、S210に処理を移行する。
S210では、主制御装置80は、第1特図或いは第2特図の確定表示中か否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S210:yes)、図12のS330に処理を移行し、否定判定の場合には(S210:no)、図9のS215に処理を移行する。
続いて図9に関して、S215では、主制御装置80は、第1保留記憶及び第2保留記憶の有無を判定し、いずれかの保留記憶が存在する場合には(S215:yes)、S220に処理を移行すると共に、そうでない場合には(S215:no)、本処理を終了する。
S220では、主制御装置80は、第2保留記憶が存在する場合には、第2保留記憶のうち最先に生じたものを選択し、第2保留記憶が存在せず、第1保留記憶のみが存在する場合には、第1保留記憶のうち最先に生じたものを選択する。つまり、本実施形態では、第2保留記憶の優先消化が行われる。
S225では、主制御装置80は、確変状態であることを示す確変フラグがセットされているか否かを判定し、肯定判定の場合には(S225:yes)、S230に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S225:no)、S235に処理を移行する。
S230では、主制御装置80は、選択された保留記憶に係る大当り判定用乱数と、確変状態に対応する当否判定用テーブル(確変テーブル)に基づき、大当り抽選で大当りとなるか否かを判定し、該保留記憶を消化する。そして、S240に処理を移行する。
一方、S235では、主制御装置80は、選択された保留記憶に係る大当り判定用乱数と、確変状態で無い場合に対応する当否判定用テーブル(通常テーブル)に基づき、大当り抽選で大当りとなるか否かを判定し、該保留記憶を消化する。そして、S240に処理を移行する。
S240では、主制御装置80は、大当り抽選で大当りが生じたか否かを判定し、肯定判定の場合には(S240:yes)、S245に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S240:no)、図10のS265に移行する。
S245では、主制御装置80は、消化した保留記憶に係る大当り図柄決定用乱数に基づき大当り図柄を決定する。なお、大当り図柄決定用乱数に基づく決定の結果、第1特図,第2特図に対応する各大当り図柄は、予め定められた振分率に従いランダムに選択される。そして、S250に処理を移行する。
S250では、主制御装置80は、消化した保留記憶に係る変動パターン決定用乱数と変動パターンテーブルとに基づきに基づき特別図柄の変動時間等を決定する。具体的には、変動パターンテーブルには、特図の変動時間が登録されており、変動パターン決定用乱数に基づき変動パターンテーブルに登録されたいずれかの変動時間を選択することで、特図の変動時間が決定される。本実施形態では、時短機能の作動時に用いられる時短変動パターンテーブルと、時短機能の非作動時に用いられる通常変動パターンテーブルとが設けられている。そして、時短変動パターンテーブルに登録されている変動時間の平均値は、通常変動パターンテーブルに登録されている変動時間の平均値よりも小さい。また、時短変動パターンテーブルは、第1~第3時短状態に対応して設けられており、これらの時短状態に対応する各時短変動パターンテーブルに登録されている変動時間の長さにより、第1~第3時短状態の各々における平均変動時間の上述した大小関係が定められても良い。
また、本実施形態では、大当りと、連続時短機能の作動と、時短当選との3つの要因により時短状態に移行するが、各要因に対応する異なる時短変動パターンテーブルを設けても良い。さらに、各要因に対応する時短変動パターンテーブルとして、高確率状態に対応する時短変動パターンテーブルと、低確率状態に対応する時短変動パターンテーブルとを設けても良い。また、各時短変動パターンテーブルに登録された変動時間の平均値を、異なるものとしても良い。そして、時短状態中には、当該時短状態に移行する要因と、確変機能の作動の有無とに対応する時短変動パターンテーブルを用いて、特図の変動時間を決定しても良い。無論、時短状態中、当該時短状態に移行した要因に関わらず、同一の時短変動パターンテーブルが用いられるようにしても良い。
続くS255では、主制御装置80は、大当り図柄に基づき、大当りの種類や、大当り遊技内容や、大当り遊技後の遊技状態や、特典期間における確変状態や時短状態の継続回数等を決定し、S260に処理を移行する。なお、大当り遊技内容とは、例えば、大当り遊技の総ラウンド数や、大当り遊技における各ラウンド間のインターバル時間や、大当り遊技の最後の最終ラウンドの終了後、役物連続作動装置及び条件装置を停止させるまでの時間であるエンディング時間等であっても良い。また、主制御装置80のROMには、パチンコ機50で提供される各種類の大当り遊技内容が登録されたテーブルが記憶されていても良い。そして、主制御装置80は、該テーブルにアクセスし、大当り図柄に対応する大当り遊技の内容を決定するようにしても良い。
一方、S240にて大当り抽選で外れたと判定された際に移行する図10のS265では、主制御装置80は、確変フラグがクリアされているか否かを判定し、続くS270では、連続カウンタが0より大きいか否かを判定する。そして、S265及びS270で肯定判定が得られた場合には、主制御装置80は、S275に移行して連続カウンタをデクリメントすると共に、続くS280にて連続カウンタが0か否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S280:yes)、連続時短機能を作動させるべく、S285に移行する。また、主制御装置80は、S265又はS270で否定判定が得られた場合、及び、S280で否定判定が得られた場合には、S295に移行する。
連続カウンタは、低確率状態の継続中、連続回数をカウントすると共に、連続回数が上限回数に達したか否かを判定するために用いられる。パチンコ機50の電源投入時におけるRAMクリア時や大当り発生時に、連続カウンタには上限回数が設定される。そして、連続回数が上限回数に到達すると、連続カウンタが0になり、連続時短機能が作動して時短状態に移行すると共に、連続時短機能の作動後は、新たに大当りが発生するまで連続カウンタに上限回数が設定されない。このため、一旦連続時短機能が作動すると、該作動により移行した時短状態が終了しても、新たに大当りが発生するまでは連続カウンタは0のままとなる。したがって、S270では、連続時短機能の作動による時短状態への移行済であるか否かが判定される。
S285では、主制御装置80は、消化した保留記憶に係るリーチ判定用乱数や変動パターン決定用乱数や変動パターンテーブル等に基づき、特別図柄の変動時間等を決定する。続くS290では、主制御装置80は、連続時短機能の作動、又は、時短当選により時短機能をさせるため、新たに移行する時短状態の継続回数を設定し、図9のS260に移行する。
一方、S295では、主制御装置80は、消化した保留記憶に係る大当り決定用乱数に基づき、時短当選が発生したか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S295:yes)、主制御装置80は、時短図柄を確定表示することを決定し(S300)、S305に移行する。なお、複数の種類の時短図柄が設けられている場合には、大当り決定用乱数、又は、大当り決定用乱数及び大当り図柄決定用乱数に基づき、確定表示する時短図柄の種類を決定しても良い。一方、否定判定の場合には(S295:no)、S310に移行する。
S305では、主制御装置80は、遊技状態が通常状態であるか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S305:yes)、S285に移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S305:no)、S310に移行する。
S310では、主制御装置80は、消化した保留記憶に係るリーチ判定用乱数や変動パターン決定用乱数や変動パターンテーブル等に基づき、特別図柄の変動時間等を決定する。そして、続くS315では、主制御装置80は、確変状態中に実行可能な大当り抽選の残り回数(以後、確変残り回数)を示すカウンタ、及び、時短状態中に実行可能な大当り抽選の残り回数(以後、時短残り回数)を示すカウンタの更新等を行い、図9のS260に処理を移行する。
S260では、主制御装置80は、サブ統合制御装置83に対し、大当り抽選後の第1保留記憶の数を示す第1保留数コマンドと、大当り抽選後の第2保留記憶の数を示す第2保留数コマンドとを送信する。また、消化した保留記憶に対応する特図の変動表示を開始すると共に、サブ統合制御装置83に対し特別図柄の変動時間等を示す変動開始コマンドを送信することで図柄演出を開始させる。さらに、サブ統合制御装置83に対し、停止表示させる演出図柄を指示する図柄指定コマンドを送信すると共に、連続回数や、連続時短機能を作動させるか否かを示す連続時短コマンドを送信し、本処理を終了する。
続いて図11に関して、第1特図或いは第2特図の変動表示中に移行するS320では、主制御装置80は、特図の変動時間が経過したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S320:yes)、S325に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S320:no)、本処理を終了する。
S325では、主制御装置80は、特図の変動表示を終了し、特図の確定図柄を表示させると共に、サブ統合制御装置83に対し演出図柄の確定表示を行わせる図柄確定コマンドを送信し、本処理を終了する。
続いて図12に関して、特図の確定表示中に移行するS330では、主制御装置80は、特図の確定表示の継続時間が終了したか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S330:yes)、S335に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S330:no)、本処理を終了する。
S335では、主制御装置80は、特図の確定表示を終了し、S340に処理を移行する。
S340では、主制御装置80は、確定表示されていた特図が大当り時のものであるかを判定し、肯定判定の場合には(S340:yes)、S345に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S340:no)、S380に処理を移行する。
S345では、主制御装置80は、確変状態であることを示す確変フラグを参照すると共に、確変フラグがセットされている場合には確変フラグをクリアし(S350)、その後、S355に処理を移行する。
S355では、主制御装置80は、時短状態であることを示す時短フラグを参照すると共に、時短フラグがセットされている場合には時短フラグをクリアし(S360)、その後、S365に処理を移行する。
そして、主制御装置80は、条件装置作動開始処理(S365)、役物連続作動装置作動開始処理(S370)を実行すると共に、大当り抽選での当選を通知するコマンドや、大当り遊技の種類や特典内容等を通知するコマンドをサブ統合制御装置83に送信し(S375)、本処理を終了する。
一方、S340にて否定判定が得られた場合に移行するS380では、主制御装置80は、確変フラグを参照し、該フラグがセットされている場合には(S380:yes)、確変残り回数を参照する(S385)。そして、確変残り回数が0である場合には(S385:yes)、確変フラグをクリアし(S390)、S395に処理を移行する。
S395では、主制御装置80は、時短フラグを参照し、時短フラグがセットされている場合には(S395:yes)、時短残り回数を参照する(S400)。そして、時短残り回数が0である場合には(S400:yes)、時短フラグをクリアし(S405)、S410に処理を移行する。
S410では、主制御装置80は、連続時短機能、又は、時短当選による時短機能の作動が開始されるか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S410:yes)、S415に移行し、否定判定が得られた場合には(S410:no)、S430に移行する。
S415では、主制御装置80は、時短フラグをセットし、続くS420では、連続時短機能の作動、又は、時短当選により移行する時短状態中に実行可能な大当り抽選の残り回数を設定し、S430に移行する。
S430では、主制御装置80は、サブ統合制御装置83に対し、現在の遊技状態、及び、確変残り回数や時短残り回数を通知する状態指定コマンドを送信する状態指定コマンド送信処理を実行し、本処理を終了する。なお、時短状態中である場合には、状態指定コマンドは、現在の時短状態が第1~第3時短状態のいずれであるかを示す。
(7)大当り遊技処理について
次に、大当り遊技を行う大当り遊技処理について、図13~16のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、当否判定処理に続いて実行される。
S500では、主制御装置80は、役物連続作動装置の作動中、すなわち、大当り遊技の実行中であるか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S500:yes)、S510に処理を移行し、否定判定の場合には(S500:no)、本処理を終了する。
S510では、主制御装置80は、大入賞口20の開放中であるか否かを判定し、肯定判定の場合には(S510:yes)、図14のS550に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S510:no)、S515に処理を移行する。
S515では、主制御装置80は、大当り遊技における各ラウンドのインターバル中であるか否かを判定し、肯定判定の場合には(S515:yes)、図15のS600に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S515:no)、S520に処理を移行する。
S520では、主制御装置80は、大当り遊技の終了演出中であるか否かを判定し、肯定判定の場合には(S520:yes)、図16のS645に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S520:no)、S525に処理を移行する。
S525では、主制御装置80は、大当り抽選で大当りとなった後、大当り遊技が開始されるまでに行われる大当り開始演出の演出時間が経過したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S525:yes)、S530に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S525:no)、本処理を終了する。
S530では、主制御装置80は、大当り図柄に対応する開放パターンに従い大入賞口20を開放させる大入賞口開放処理を実行する(第1Rの大当り遊技を実行する)と共に、ラウンド数を示す開放カウンタに1を設定し(S535)、本処理を終了する。なお、この時、主制御装置80は、第1Rが開始されることを示すコマンドを、サブ統合制御装置83に送信しても良い。
続いて図14に関して、大入賞口20の開放中に移行するS550では、主制御装置80は、大入賞口20に入賞した遊技球の数が10個となったか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S550:yes)、S560に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S550:no)、S555に処理を移行する。
S555では、主制御装置80は、開放パターンに応じて定められる大入賞口20の開放時間が終了したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S555:yes)、S560に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S555:no)、本処理を終了する。
S560では、主制御装置80は、大入賞口20を閉鎖させる大入賞口閉鎖処理を実行し、S565に処理を移行する。
S565では、主制御装置80は、大当り遊技の各ラウンドのインターバルを設定する大当りインターバル処理を実行し、本処理を終了する。
続いて図15に関して、各ラウンドのインターバル中に移行するS600では、主制御装置80は、開放カウンタと大当り遊技の開放パターンとに基づき、最終ラウンドに到達しているか否かを判定し、肯定判定の場合には(S600:yes)、S605に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S600:no)、S615に処理を移行する。
S605では、主制御装置80は、大当り遊技を終了させる際の演出を行う大当り終了演出処理を実行し、大当り終了演出の開始を指示するコマンドをサブ統合制御装置83に送信すると共に、開放カウンタをクリアし(S610)、本処理を終了する。なお、この時、大当り遊技のエンディング時間が開始される。
一方、S615では、主制御装置80は、大当り遊技のインターバル時間が経過したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S615:yes)、S620に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S615:no)、本処理を終了する。
S620では、主制御装置80は、大入賞口20を開放させる大入賞口開放処理を実行すると共に、ラウンド数を示す開放カウンタをインクリメントし(S625)、本処理を終了する。なお、この時、主制御装置80は、新たに開始されるラウンドを示すコマンドを、サブ統合制御装置83に送信しても良い。
続いて図16に関して、大当り遊技の終了演出中に移行するS645では、主制御装置80は、最終ラウンド終了後、エンディング時間(換言すれば、大当り終了演出時間)が経過したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S645:yes)、S650に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S645:no)、本処理を終了する。
続くS650,S655では、主制御装置80は、役物連続作動装置と条件装置とを停止させ、S660に処理を移行する。
S660では、主制御装置80は、大当り遊技後の遊技状態が確変状態且つ時短状態であるか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S660:yes)、S665に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S660:no)、S680に処理を移行する。
S665では、主制御装置80は、大当り図柄に応じて先に決定された確変状態や時短状態の継続回数等を設定する。また、確変フラグと時短フラグとをセットし(S670)、S695に処理を移行する。
一方、S680では、主制御装置80は、大当り遊技の終了後に時短状態となるか否かを判定し、肯定判定の場合には(S680:yes)、S685に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S680:no)、S695に処理を移行する。
S685では、主制御装置80は、大当り図柄に応じて先に決定された時短状態の継続回数等を設定する。また、時短フラグをセットし(S690)、S695に処理を移行する。
S695,S700では、主制御装置80は、サブ統合制御装置83に対し、大当り遊技に関する演出を終了させる大当り終了コマンドと、大当り遊技終了後の遊技状態、及び、確変状態や時短状態の継続回数を通知する状態指定コマンドを送信し、本処理を終了する。
(8)演出について
パチンコ機50では、サブ統合制御装置83は、主制御装置80からのコマンドに基づき演出図柄制御装置82等を制御し、演出図柄表示装置6の演出画面やスピーカ66等を介して各種演出を行う。具体的には、サブ統合制御装置83は、主制御装置80からの変動開始コマンド等に基づき、演出画面にて、大当り抽選の結果を報知する図柄演出を行う。図柄演出では、一例として、3つの演出図柄の変動表示が行われ、これらの演出図柄を全て停止表示した後、さらにこれらを確定表示することで、大当り抽選の結果が報知される。また、図柄演出の態様として、大当り抽選での当選を示唆又は報知するリーチが設けられており、変動開始コマンドが示す変動時間が長い場合等には、図柄演出にてリーチが発生する。また、リーチには、大当り抽選で大当りとなることへの期待度(換言すれば、確率)の低いノーマルリーチや、期待度の高いSPリーチが設けられている。また、サブ統合制御装置83は、主制御装置80からの保留数コマンド等に基づき、第1及び第2保留記憶に対応する保留図柄を演出画面に表示する保留演出を行う。また、保留記憶が消化された場合には、該保留記憶に対応する保留図柄に替えて変動中図柄を表示する変動中演出が行われる。
この他にも、サブ統合制御装置83は、例えば、演出画面にて、図柄演出と共に、該図柄演出にて結果が報知される大当り抽選で大当りが発生することを示唆又は報知する予告演出を行っても良い。
また、サブ統合制御装置83は、例えば、主制御装置80から受信した第1又は第2保留記憶に対応する先読みコマンドに基づき、該保留記憶(以後、対象保留記憶)が消化される前に、対象保留記憶に基づく大当り抽選の結果を示唆又は報知する先読み演出を行う。なお、先読み演出は、対象保留記憶が消化されるまでに行われる1回又は複数回の図柄演出と共に行われる。また、本実施形態では、第1及び第2保留記憶に対応する先読み演出が行われるが、第1保留記憶に対応する先読み演出のみを行う構成であっても良い。
また、サブ統合制御装置83は、上述した演出の1つとして、主制御装置80からのコマンドに基づき、演出画面を介して、大当り遊技の進行状況を報知する大当り演出を行う。大当り演出は、例えば、大当り遊技の総ラウンド数や、大当り遊技後の遊技状態等に応じた態様で行われ、例えば、現在のラウンドや、大当り遊技にて遊技者が獲得した総賞球数や、大当り遊技における差玉数や、連チャン中に行われた大当り遊技での総賞球数や差玉数等が表示される。なお、差玉数とは、総賞球数から発射された遊技球数を引いた数を意味する。
また、パチンコ機50は、複数の種類の演出モードを備えており、上述した図柄演出等の各種演出は、演出モードに応じた演出態様で行われる。演出モードは、例えば、現在の遊技状態に応じて定められる。本実施形態では、一例として、通常状態中に移行する演出モードである通常モードと、特典状態中に移行する演出モードである特典モードとが設けられている。
(9)連続時短機能に関連する演出について
上述したように、本実施形態のパチンコ機50には連続時短機能が設けられている。このため、図17(a)に示すように、サブ統合制御装置83は、演出画面800を介して、「大当り遊技終了後の連続回数が上限回数(一例として、900回)に達すると、連続時短機能が作動して時短状態(より詳しくは、第3時短状態)に移行する」との内容を示唆又は報知する連続時短演出810を行う。無論、図17(a)に記載された連続時短演出810は一例であり、他の表現で上記内容を示唆しても良いし、より明確に、上記内容を報知するようにしても良い。
また、連続時短演出810は、例えば、パチンコ機50での遊技が一定時間にわたって行われない場合に移行する待機状態中に、パチンコ機50の遊技内容や演出内容の説明と共に行われても良い。この他にも、連続時短演出810は、例えば、大当り演出中に行われても良く、より詳しくは、大当り遊技のラウンドの継続中や、大当り遊技の終了時に行われても良い。また、連続時短演出810は、例えば、図柄演出にて所定のリーチが発生した場合や、所定の予告演出と共に行われても良い。
(10)到達時期演出について
また、サブ統合制御装置83は、第1又は第2時短状態の終了後、連続回数が上限回数に達する時期、換言すれば、連続時短機能が作動して第3時短状態に移行する時期を示唆する到達時期演出を行う。そして、到達時期演出は、第1時短状態の終了後から第3時短状態に移行するまでの第1期間と、第2時短状態の終了後から第3時短状態に移行するまでの第2期間とで、異なる態様で行われる。
具体的には、第1時短状態の継続回数は100回であるため、第1期間の開始後、連続時短機能が作動するまでに発生する非大当りの回数(以後、残り回数)は、800回となる。なお、非大当りとは、大当りにならない大当り抽選を意味する。そして、第1期間が開始すると、まず、第1期間に行われた大当り抽選の回数(換言すれば、スタート回数)を数字により表示する到達時期演出(以後、第1到達時期演出820)が行われる(図17(b)参照)。
第1到達時期演出820では、第1期間において最初の大当り抽選が行われると、スタート回数として1回が表示され、その後、大当り抽選が行われると表示されるスタート回数がインクリメントされる。なお、第1時短状態の継続回数は100回であること、及び、第1時短状態に移行する契機となった大当りの発生後、900回の非大当りが発生した際に連続時短機能が作動することを考慮し、第1到達時期演出820では、第1期間において最初の大当り抽選が行われた際、スタート回数として101回を表示し、以後、該スタート回数をインクリメントしても良い。また、換言すれば、第1到達時期演出820により、第1期間における非大当りが連続的に発生した回数が示唆される。
そして、第1到達時期演出820は、第1期間の開始後、残り回数が100回に達するまで継続し、残り回数が100回に達すると、連続時短機能が作動するまでの間、残り回数を数字により表示する到達時期演出(以後、第2到達時期演出830)が行われる(図17(c)参照)。第2到達時期演出830では、開始時に残り回数として100回が表示され、その後、大当り抽選が行われると表示されている残り回数がデクリメントされる。なお、第2到達時期演出830と並行して、第1到達時期演出820が行われても良い。
このような態様で第2到達時期演出830を行うことで、連続時短機能の作動により第3時短状態に移行することへの遊技者の期待感を煽ることができ、演出の興趣を高めることができる。
一方、第2時短状態の継続回数は800回であるため、第2期間の開始時には、連続時短機能が作動するまでの残り回数は、100回となる。そして、第2期間が開始すると、連続時短機能が作動するまでの間、第2到達時期演出830が行われ、残り回数が表示される(図17(c)参照)。第2到達時期演出830では、第2期間の開始時に残り回数として100回が表示され、その後、大当り抽選が行われる度に、表示されている残り回数がデクリメントされる。
なお、第1及び第2到達時期演出820、830は、図柄演出840や保留演出841や変動中演出842と並行して行われるが、第1及び第2到達時期演出820、830におけるスタート回数や残り回数は、例えば、図柄演出840における演出図柄の変動開始時や変動終了時に更新されても良い。
また、第1到達時期演出820は、第1期間の開始後、所定回数(例えば、50回、100回等)の大当り抽選が行われた後に開始されても良い。また、例えば、第1期間の開始時に生じている第2保留記憶が全て消化された後に、第1到達時期演出820が開始されるようにしても良いし、第2期間の開始時に生じている第2保留記憶が全て消化された後に、第2到達時期演出830が開始されるようにしても良い。つまり、時短状態の終了と共に遊技を止めようとしている遊技者であれば、時短状態中に生じた第2保留記憶が全て消化された後に遊技を止めると考えられる。これに対し、上記構成によれば、このような遊技者が遊技を止めようとするタイミングで新たな演出を開始することができる。これにより、該遊技者の興味をそそることができ、該遊技者が遊技を継続するように促すことができる。
また、第1及び第2到達時期演出820、830は、第1又は第2期間において常時行われていなくても良い。すなわち、第1又は第2期間において、所定のインターバル回数(例えば、10回や20回等)の大当り抽選が行われる度に、第1又は第2到達時期演出820、830が行われるようにしても良い。この場合、残り回数が少なくなるに従い、インターバル回数を低減させ、最終的には、第1又は第2到達時期演出820、830を常時行うようにし、1回の大当り抽選毎に、表示されているスタート回数や残り回数が更新されるようにしても良い。
具体例を挙げると、第2期間の開始時に、第2到達時期演出830にて残り回数として100回を表示し、その後、第2到達時期演出830を終了しても良い。そして、残り回数が例えば50回に達した後、再度第2到達時期演出830を行い、その後は、10回の大当り抽選が行われる度に第2到達時期演出830を行っても良い。さらに、残り回数が例えば10回に達した後は、第2到達時期演出830を常時行い、残り回数をカウントダウンするようにしても良い。
また、本実施形態の第1及び第2到達時期演出820、830では、一例として、数字によりスタート回数や残り回数が表示されるが、数字に限らず、例えば、バーグラフやキャラクタ等の表示要素の態様により、スタート回数や残り回数が示唆されても良い。また、例えば、他の演出で用いられているキャラクタや、演出図柄や、保留図柄や、変動中図柄の態様や挙動等により、スタート回数や残り回数が示唆されても良い。このような構成を有する場合であっても、同様の効果が得られる。
また、例えば、第1及び第2到達時期演出820、830の一方では、数字により連続時短機能が作動する時期を示唆し、他方では、バーグラフやキャラクタ等の表示要素により、該示唆を行うようにしても良い。このような構成を有する場合であっても、第1及び第2到達時期演出820、830にて、異なる態様で連続時短機能が作動する時期を示唆することができる。
(11)電源投入時における到達時期演出について
サブ統合制御装置83は、パチンコ機50の電源が投入され、主制御装置80から電源投入コマンドを受信した場合には、以下のようにして到達時期演出を行う。
すなわち、電源投入時にRAMクリアが行われたことを電源投入コマンドが示している場合、サブ統合制御装置83は、到達時期演出を行わない。しかし、サブ統合制御装置83は、電源投入コマンドの受信後、100回の大当り抽選が行われるまでは到達時期演出を行わないようにしても良い。そして、100回の大当り抽選が行われた後に、第1期間と同様にして、第1及び第2到達時期演出が行われるようにしても良い。
一方、電源投入時にRAMクリアが行われなかったことを電源投入コマンドが示している場合、サブ統合制御装置83は、電源投入コマンドの受信後、100回の大当り抽選が行われるまでは到達時期演出を行わないようにしても良い。また、サブ統合制御装置83は、100回の大当り抽選が行われると、連続時短コマンドに基づき、その時点における連続回数を把握しても良い。
そして、該連続回数が800回以下の場合、サブ統合制御装置83は、連続時短機能の作動までの期間に、第1期間と同様にして第1及び第2到達時期演出を行っても良い。つまり、第1到達時期演出を開始し、その後、残り回数が100回に達した時点で第2到達時期演出を開始するようにしても良い。一方、該連続回数が800回より大きい場合(つまり、残り回数が100回以下の場合)、第2期間と同様にして第2到達時期演出を行っても良い。
(12)到達時期演出処理
次に、到達時期演出を行う到達時期演出処理について、図18のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、サブ統合制御装置83にて定期的に実行される。
S900では、サブ統合制御装置83は、主制御装置80から受信した状態指定コマンド等に基づき、第1期間が否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S900:Yes)、S905に移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S900:No)、S920に移行する。
S905では、サブ統合制御装置83は、主制御装置80から受信した連続時短コマンドが示す連続回数等に基づき、第1期間におけるスタート回数が800回に達したか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S905:Yes)、S910に移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S905:No)、S915に移行する。
S910では、サブ統合制御装置83は、第2到達時期演出を実行し、本処理を終了する。また、S915では、サブ統合制御装置83は、第1到達時期演出を実行し、本処理を終了する。
一方、S920では、サブ統合制御装置83は、主制御装置80から受信した状態指定コマンド等に基づき、第2期間が否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S920:Yes)、S925に移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S920:No)、本処理を終了する。
S925では、サブ統合制御装置83は、第2到達時期演出を実行し、本処理を終了する。
[他の実施形態]
(1)本発明は、上記実施形態のパチンコ機に限らず、例えば、小当りが設けられたパチンコ機や、所謂一種二種混合機として構成されたパチンコ機や、リミッタ機能が設けられたパチンコ機や、V入賞タイプとして構成されたパチンコ機等、様々なタイプのパチンコ機に適用され得る。このような構成を有する場合であっても、同様の効果が得られる。なお、一種二種混合機に本発明を適用する場合には、大当り抽選での大当りに加え、役物当りが大当りに相当するものとして、本発明が適用される。なお、役物当りとは、大当り抽選により小当りに当選することで行われる小当り遊技にて、開放された大入賞口に入球した遊技球が特定領域に進入することにより発生する当りを意味する。
(2)上記実施形態のパチンコ機50を、時短当選が発生しない構成としても良い。このような構成においても、同様の効果が得られる。
(3)上記実施形態のパチンコ機50では、第1時短状態の終了後から連続時短機能が作動するまでの期間を第1期間とし、第1期間に第1到達時期演出を行う構成となっている。しかし、第1時短状態の終了後から連続時短機能が作動するまでの期間と、確変状態の終了後から連続時短機能が作動するまでの期間とを第1期間とし、該第1期間に、上記実施形態と同様にして第1到達時期演出を行うようにしても良い。このような構成においても、同様の効果が得られる。
[特許請求の範囲との対応]
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
上記実施形態のパチンコ機50が弾球遊技機の一例に相当する。
また、当否判定処理のS230、S235が抽選手段の一例に相当し、S415、S420が第2移行手段の一例に相当し、S405が終了手段の一例に相当する。
また、大当り遊技処理のS530、S560、S620が大当り遊技手段の一例に、S690が第1移行手段の一例に相当する。
また、到達時期演出処理のS910、S915、S925が、演出手段の一例に相当する。
1…遊技盤、3…遊技領域、5…センターケース、6…演出図柄表示装置、7…普通図柄表示装置、8…普図保留数表示装置、9…第1特図表示装置、10…第2特図表示装置、11…第1始動口、12…第2始動口、20…大入賞口、22…普通図柄作動ゲート、50…パチンコ機、80…主制御装置、81…払出制御装置、82…演出図柄制御装置、83…サブ統合制御装置。

Claims (1)

  1. 第1始動口及び第2始動口が設けられた弾球遊技機であって、
    前記第1始動口及び前記第2始動口への入球に起因して抽選を行う抽選手段と、
    前記抽選での大当りに起因して、複数のラウンドにわたって大入賞口を開放する大当り遊技を行う大当り遊技手段と、
    前記大当り遊技の終了後に、前記第2始動口への入球に起因する前記抽選が行われる頻度が上昇する時短状態に移行する第1移行手段と、
    前記大当りとならない前記抽選が連続的に発生した回数である連続回数が、予め定められた上限回数に達すると、前記時短状態に移行する第2移行手段と、
    前記時短状態に移行後、予め定められた継続回数の前記抽選が行われると、前記時短状態を終了させる終了手段と、
    前記連続回数が前記上限回数に達する時期を示唆する到達時期演出を行う演出手段と、
    を備え、
    前記第1移行手段により移行する前記時短状態として、第1時短状態と、前記継続回数が前記第1時短状態よりも多い第2時短状態とが設けられており、
    前記第2移行手段により移行する前記時短状態を、第3時短状態とし、
    前記演出手段は、
    前記第1時短状態の終了後、前記第3時短状態に移行するまでの第1期間と、前記第2時短状態の終了後、前記第3時短状態に移行するまでの第2期間とにおいて、異なる態様で前記到達時期演出を実行し、
    前記第2期間の前記到達時期演出においては、前記連続回数が前記上限回数に達するまでに実行される前記抽選の残り回数を示唆し、
    前記第1期間の前記到達時期演出においては、前記第1時短状態の終了後に行われた前記抽選の回数を示唆すること、
    を特徴とする弾球遊技機。
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