JP2017055093A - 半導体発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】チップサイズパッケージにおいて、配光角を安定させたパッケージ構造を有する半導体発光装置を提供する。【解決手段】半導体発光装置1は、発光層とを含む半導体層と、半導体層の一方の面の側に形成された蛍光体層30と、半導体層の他方の面の側で第1電極を介して第1半導体層に接続された第1金属ピラーと、半導体層の他方の面の側で第1電極と絶縁された第2電極を介して第2半導体層に接続された第2金属ピラーと、半導体層の他方の側で半導体層、第1金属ピラーおよび第2金属ピラーを一体として支持する樹脂層25と、を含む発光素子2と、半導体層の一方の面から蛍光体層30の側に向かって凸である曲面を有し第1金属ピラーおよび第2金属ピラーのそれぞれの端面を外部に露出させるとともに発光素子1の周囲を覆う透明部材3と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、半導体発光装置に関する。
半導体発光装置では、配光特性のばらつきを調整し、光の取り出しを向上するためレンズ状のパッケージ等が採用される。ウェハレベル等の小型の半導体発光装置の場合には、レンズ形成が困難である。
特開2009−272634号公報
実施形態は、小型のパッケージにおいて、配光角を安定させたパッケージ構造を有する半導体発光装置を提供する。
実施形態に係る半導体発光装置は、第1導電形の第1半導体層と、第2導電形の第2半導体層と、前記第1半導体層と前記第2半導体層との間に設けられた発光層と、を含む半導体層と、前記半導体層の一方の面の側に形成された蛍光体層と、前記半導体層の他方の面の側で、第1電極を介して前記第1半導体層に接続された第1金属ピラーと、前記半導体層の他方の面の側で、前記第1電極と絶縁された第2電極を介して前記第2半導体層に接続された第2金属ピラーと、前記半導体層の他方の側で、前記半導体層、前記第1金属ピラーおよび前記第2金属ピラーを一体として支持する樹脂層と、を含む発光素子と、前記半導体層の一方の面から前記蛍光体層の側に向かって凸である曲面を有し、前記第1金属ピラーおよび前記第2金属ピラーのそれぞれの端面を外部に露出させるとともに、前記発光素子の周囲を覆う透明部材と、を備える。
図1(a)は、第1の実施形態に係る半導体発光装置を例示する正面図である。図1(b)は、第1の実施形態に係る半導体発光装置を例示する平面図である。図1(c)は、第1の実施形態に係る半導体発光装置を例示する底面図である。 図2(a)は、図1(b)のAA線における断面図である。図2(b)は、半導体発光装置の一部の底面図である。 図3(a)〜図3(c)は、第1の実施形態の半導体発光装置の製造方法を説明する模式図である。 図4(a)は、第1の実施形態の半導体発光装置の動作を説明するための模式的な断面図である。図4(b)および図4(c)は、比較例の半導体発光装置の動作を説明するための模式的な断面図である。 第1の実施形態の半導体発光装置および比較例の半導体発光装置の光出力の測定値を比較したグラフである。 図6(a)は、第2の実施形態に係る半導体発光装置を例示する正面図である。図6(b)は、第2の実施形態に係る半導体発光装置を例示する底面図である。 図7(a)〜図7(c)は、第2の実施形態の半導体発光装置の製造方法を説明するための模式図である。 第3の実施形態の半導体発光装置を例示する正面図である。 図9(a)は、第4の実施形態に係る半導体発光装置を例示する正面図である。図9(b)は、第4の実施形態に係る半導体発光装置を例示する平面図である。図9(c)は、第4の実施形態に係る半導体発光装置を例示する底面図である。 図9(b)のBB線における断面図である。 図11(a)および図11(b)は、第4の実施形態の半導体発光装置の製造方法を説明するための模式的な断面図である。 図12(a)および図12(b)は、第4の実施形態の半導体発光装置の製造方法を説明するための模式的な断面図である。 第4の実施形態の半導体発光装置の製造方法を説明するための模式的な断面図である。 図14(a)および図14(b)は、第4の実施形態の半導体発光装置の製造方法を説明するための模式的な断面図である。 図15(a)および図15(b)は、第4の実施形態の半導体発光装置の製造方法を説明するための模式的な断面図である。 図16(a)は、第4の実施形態の変形例に係る半導体発光装置の断面図である。図16(b)は、図16(a)のC部の拡大図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して詳細な説明を適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1(a)は、本実施形態に係る半導体発光装置を例示する正面図である。図1(b)は、本実施形態に係る半導体発光装置を例示する平面図である。図1(c)は、本実施形態に係る半導体発光装置を例示する底面図である。
図2(a)は、図1(b)のAA線における断面図である。図2(b)は、半導体発光装置の一部の底面図である。
図3(a)〜図3(c)は、本実施形態の半導体発光装置の製造方法を例示する模式図である。
図1(a)〜図1(c)に示すように、本実施形態の半導体発光装置1は、発光素子2と、透明封止部材3と、を備える。半導体発光装置1は、載置面に平行な座標軸であるX軸およびY軸に平行な面である底面1aを有する。底面1aには、少なくともアノード電極34およびカソード電極36の端面34a,36aがそれぞれ露出している。発光素子2は、ほぼ直方体形状で、1つの面2aが底面1aの一部をなしている。面2aは、アノード電極34およびカソード電極36とともに露出されていてもよく、アノード電極34およびカソード電極36以外は、露出されていなくてもよい。底面1aは、X軸およびY軸を含む平面視でたとえば円形状を有する。底面1aの形状は、これに限らず、楕円形上等であってもよい。
透明封止部材3は、X軸およびY軸に直交するZ軸の正方向に向かって凸である曲面を有する。この例では、透明封止部材3は、底面1aで切断され、頂点3aがZ軸方向の最大位置となる半球形状をなしている。透明封止部材3の内部は、透明樹脂によって充填されている。透明封止部材3を形成する透明樹脂は、たとえばシリコーン樹脂等からなる。透明封止部材3は、後述するように、トランスファモールド技術によって形成されている。透明封止部材3は、凸レンズをなしており、頂点3aからZ軸の負方向に焦点を有する。透明封止部材3は、蛍光体層30が有する屈折率とほぼ等しい屈折率を有する。
発光素子2は、チップ10と、アノード電極34と、カソード電極36と、樹脂層25と、蛍光体層30と、を含む。蛍光体層30は、チップ10上に設けられている。チップ10は、発光層12aを含む半導体層15を有しており、樹脂層25に支持されたアノード電極34およびカソード電極36を介して電力を供給されて所定の波長の光を放出する。所定の波長は、たとえば450nm程度であり、青色光である。蛍光体層30は、所定の波長の光によって励起されて発光する。たとえば、蛍光体層30は、波長450nm程度の青色光によって励起され、黄色光(波長が570nm程度)を発光する蛍光材料を含んでいる。青色光を発光するチップ10によって励起され、黄色光が放出されると、これらの混色によって、発光素子2は、白色光を放出する。
図2(a)に示すように、発光素子2は、ウェハレベルで形成され、チップ10とパッケージ構造体とが一体とされたチップサイズデバイスである。アノード電極34およびカソード電極36は、チップ10の、蛍光体層30が設けられている側の反対側に設けられている。樹脂層25は、チップ10、アノード電極34およびカソード電極36を一体として支持するように設けられている。
チップ10は、半導体層15と、p側電極16と、n側電極17と、を含む。
半導体層15は、第1の面(図2(a)において上面、すなわちZ軸の正方向側の面)15aと、その反対側に形成された第2の面とを有する。第2の面側に電極および配線部が設けられている。主として、光は、第1の面15aから外部に放出される。
また、半導体層15は、第1の半導体層11と第2の半導体層12を有する。第1半導体層11および第2の半導体層12は、たとえば窒化ガリウムを含む材料からなる。第1半導体層11は、たとえば下地バッファ層、n型層などを含み、n型層は電流の横方向経路として機能する。第2の半導体層12は、p型層と発光層(活性層)12aを含む。
なお、本明細書において窒化ガリウム等の「窒化物半導体」とは、BInAlGa1−x−y−zN(0≦x≦1,0≦y≦1,0≦z≦1,x+y+z≦1)なる化学式において組成比x、yおよびzをそれぞれの範囲内で変化させた全ての組成の半導体を含むものとする。またさらに、上記化学式において、N(窒素)以外のV族元素もさらに含むもの、導電型などの各種の物性を制御するために添加される各種の元素をさらに含むもの、および、意図せずに含まれる各種の元素をさらに含むものも、「窒化物半導体」に含まれるものとする。
半導体層15の第2の面側は凹凸形状に加工されている。その第2の面側に形成された凸部は発光層12aを含む。その凸部の表面である第2の半導体層12の表面には、p側電極16が設けられている。すなわち、p側電極16は、発光層12aを有する領域上に設けられている。
半導体層15の第2の面側において凸部の周辺には、発光層12aを含む第2半導体層12がない領域が設けられ、その領域の第1の半導体層11の表面に、n側電極17が設けられている。すなわち、n側電極17は、発光層12aを含まない領域上に設けられている。
図2(b)に示すように、チップ10の底面視において、n側電極17は、p側電極16の周囲を連続して囲んでいる。なお、p側電極16およびn側電極17の平面レイアウトは、図2(b)に限らず、他のレイアウトも可能である。
第2の面側において、発光層12aを含む第2半導体層12の面積は、発光層12aを含まない第1半導体層11の面積よりも広い。また、p側電極16の面積は、n側電極17の面積よりも広い。したがって、広い発光領域が得られる。
発光層12aを含む第2半導体層12の側面には、絶縁膜14が設けられている。また、絶縁膜14は、p側電極16およびn側電極17が設けられていない第2の面にも設けられている。絶縁膜14は、たとえばシリコン酸化膜、シリコン窒化膜などの無機絶縁膜である。
絶縁膜14、p側電極16およびn側電極17が設けられた第2の面側は、第1の絶縁層(以下、単に絶縁層という)18で覆われている。第1の面15aは、絶縁層18で覆われていない。また、絶縁層18は、隣接して形成される他のチップ10との間に充填され、第1の面15aから続くチップ10の側面は、絶縁層18で覆われている。チップ10の側面を覆う絶縁層18は、後述する配線部の側面を覆う樹脂層25とともに発光素子2の側面を構成している。
絶縁層18は、たとえば、微細開口のパターニング性に優れたポリイミド等の樹脂である。あるいは、絶縁層18としてシリコン酸化物やシリコン窒化物等の無機物を用いてもよい。
絶縁層18には、p側電極16に達する第1のビア18aと、n側電極17に達する第2のビア18bが形成されている。また、絶縁層18は、第1の面15aに対する反対側に配線面18cを有する。
その配線面18c上には、p側配線層21とn側配線層22とが互いに離間して設けられている。
p側配線層21は、第1のビア18a内にも設けられている。p側配線層21は、複数の第1のビア18aを通じて、p側電極16と電気的に接続されている。
n側配線層22は、第2のビア18b内にも設けられている。n側配線層22は、たとえば1つの第2のビア18bを通じて、n側電極17と電気的に接続されている。
p側金属ピラー23は、p側配線層21においてチップ10に対する反対側の面上に設けられている。p側金属ピラー23は、p側配線層21よりも厚い。p側配線層21およびp側金属ピラー23は、実施形態におけるアノード電極34を構成する。
n側金属ピラー24は、n側配線層22においてチップ10に対する反対側の面上に設けられている。n側金属ピラー24は、n側配線層22よりも厚い。n側配線層22およびn側金属ピラー24は、実施形態におけるカソード電極36を構成する。
樹脂層25は、絶縁層18の配線面18c上に第2の絶縁層として設けられている。樹脂層25は、p側配線部の周囲およびn側配線部の周囲を覆っている。p側配線層21におけるp側金属ピラー23との接続面以外の面、およびn側配線層22におけるn側金属ピラー24との接続面以外の面は、樹脂層25で覆われている。また、樹脂層25は、p側金属ピラー23とn側金属ピラー24との間に設けられ、p側金属ピラー23の側面およびn側金属ピラー24の側面を覆っている。樹脂層25は、p側金属ピラー23とn側金属ピラー24との間に充填されている。
p側金属ピラー23におけるp側配線層21に対する反対側の面は、樹脂層25で覆われずに露出され、実装基板に接合されるアノード電極34の端面34aとして機能する。n側金属ピラー24におけるn側配線層22に対する反対側の面は、樹脂層25で覆われずに露出され、実装基板に接合されるカソード電極36の端面36aとして機能する。
p側配線部、n側配線部および樹脂層25のそれぞれの厚さは、チップ10の厚さよりも厚い。なお、p側金属ピラー23およびn側金属ピラー24のアスペクト比(平面サイズに対する厚みの比)は1以上であることに限らず、その比は1よりも小さくてもよい。
p側金属ピラー23、n側金属ピラー24およびこれらを補強する樹脂層25は、チップ10の支持体として機能する。したがって、半導体層15を形成するために使用した基板を後述するように除去しても、p側金属ピラー23、n側金属ピラー24及び樹脂層25を含む支持体によって、チップ10を安定して支持し、半導体発光装置1の機械的強度を高めることができる。
また、p側金属ピラー23およびn側金属ピラー24によって応力が吸収されるので、半導体発光装置1を実装基板に実装したときに半導体層15に加わる応力は緩和される。
p側配線層21、n側配線層22、p側金属ピラー23およびn側金属ピラー24の材料としては、銅、金、ニッケル、銀などを用いることができる。これらのうち、銅を用いると、良好な熱伝導性、高いマイグレーション耐性および絶縁材料との優れた密着性が得られる。
樹脂層25は、実装基板と熱膨張率が同じもしくは近いものを用いることが望ましい。そのような樹脂層として、たとえばエポキシ樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂などを一例として挙げることができる。
樹脂層25に、たとえばカーボンブラックを含有させて、発光層12aからの放出光に対して遮光性を付与させてもよい。
第1半導体層11は、n側電極17およびn側配線層22を介して、カソード電極36の端面36aを含むn側金属ピラー24と電気的に接続されている。発光層12aを含む第2の半導体層12は、p側電極16およびp側配線層21を介して、アノード電極34の端面34aを含むp側金属ピラー23と電気的に接続されている。したがって、発光層12aは、アノード電極34およびカソード電極36を介して外部電源に接続され、電力を供給されて発光する。
n側配線層22の一部は、発光層12aを含む発光領域上の絶縁層18に重なっている。n側配線層22の面積は、n側電極17の面積よりも広い。また、絶縁層18上に広がるn側配線層22の面積は、n側配線層22が第2のビア18bでn側電極17と接続する面積よりも大きい。
n側電極17よりも広い領域にわたって形成された発光層12aによって高い光出力を得ることができる。なおかつ、発光層12aを含まず、発光領域よりも狭い領域に設けられたn側電極17は、これよりも面積の大きいn側配線層22に接続されることで実装面側で大きな電極面積を確保することができる。
p側配線層21が複数の第1のビア18aを通じてp側電極16と接続する面積は、n側配線層22が第2のビア18bを通じてn側電極17と接続する面積よりも大きい。よって、発光層12aへの電流分布が向上し、かつ発光層12aで発生した熱の放熱性が向上できる。
本実施形態の半導体発光装置1の製造方法について説明する。
発光素子2は、ウェハレベルで形成される。発光素子2は、たとえば以下のように製造される。
発光層12aを含む発光素子2は、後に除去される成長基板上に形成される。その成長基板の主面上に第1半導体層11が形成され、その第1半導体層11の上に第2半導体層12が形成される。たとえば、窒化ガリウム系材料からなる第1半導体層11および第2半導体層12は、サファイア基板あるいはシリコン基板上にMOCVD(metal organic chemical vapor deposition)法でエピタキシャル成長によって形成される。
基板上に半導体層15を形成した後、レジスト等を用いて、たとえばRIE(Reactive Ion Etching)によって、第2半導体層12を選択的に除去し、第1半導体層11を選択的に露出させる。第1半導体層11が露出された領域は、発光層12aを含まない。
第2半導体層12の表面にp側電極16を形成し、第1半導体層11の表面にn側電極17を形成する。p側電極16およびn側電極17は、たとえば、スパッタ法、蒸着法等を用いて形成される。p側電極16とn側電極17は、どちらを先に形成してもよいし、同じ材料で同時に形成してもよい。
半導体層15の第2の面の側には、絶縁膜14が形成される。
次に、レジストマスクを用いて、たとえばRIEによって、成長基板に達する溝を半導体層15に形成し、半導体層15は、溝によって複数に分離される。半導体層15は、ウェハ状態の基板上で格子状に配列された平面レイアウトを有する。
次に、基板上のすべての露出部を絶縁膜14で覆う。その後、レジストマスクを用いてエッチングによって、絶縁膜14に第1ビア18aおよび第2ビア18bを形成する。第1ビア18aはp側電極16に達する。第2ビア18bはn側電極17に達する。
次に、絶縁層18の上面である配線面18c、第1ビア18aの内壁および第2ビア18bの内壁に、メッキのシードメタルとして機能する金属膜を形成する。そして、その金属膜上にレジストを選択的に形成し、金属膜を電流経路としたCu電解メッキを行う。このメッキにより、配線面18c上に、p側配線層21とn側配線層22とが選択的に形成される。p側配線層21およびn側配線層22は、メッキ法により同時に形成され、たとえば銅材料からなる。
p側配線層21は、第1ビア18a内にも形成され、シードメタルである前記金属膜を介してp側電極16と電気的に接続される。n側電極17は、第2のビア18b内にも形成され、シードメタルである前記金属膜を介してn側電極17と電気的に接続される。
次に、レジストをマスクとして用いて、残っている前記金属膜を電流経路としたCu電解メッキを行う。このメッキにより、p側金属ピラー23とn側金属ピラー24が形成される。p側金属ピラー23はp側配線層21上に形成され、n側金属ピラー24はn側配線層22上に形成される。
p側金属ピラー23およびn側金属ピラー24を形成した後、前記シードメタルとして使った金属膜の露出部を除去する。したがって、p側配線層21とn側配線層22間でつながっていた金属膜が分断される。
次に、樹脂層25を形成する。そして、p側金属ピラー23、n側金属ピラー24および樹脂層25を含む支持体にチップ10が支持された状態で、たとえば成長基板がサファイア基板の場合には、レーザーリフトオフ法によって成長基板を除去する。成長基板がシリコン基板の場合には、エッチング法によって成長基板を除去する。
半導体層15は、これよりも厚い支持体によって支持されているため、基板がなくなっても、ウェハ状態を保つことが可能である。また、樹脂層25を構成する樹脂、p側金属ピラー23およびn側金属ピラー24を構成する金属は、GaN系材料の半導体層15に比べて柔軟な材料である。そのため、成長基板上に半導体層15を形成するエピタキシャル成長で発生した大きな内部応力が、成長基板の剥離時に一気に開放されても、発光素子2が破壊されることを回避できる。
基板を除去した後、第1の面15aは洗浄され、また必要に応じて凹凸を形成するフロスト処理が行われる。第1の面15aに微小凹凸を形成することで、光取り出し効率を向上できる。その後、第1の面15a上に蛍光体層30を形成する。
電気的特性を測定され、良品と不良品に識別された発光素子2は、隣接する発光素子2,2の間の絶縁層18および樹脂層25で、ダイシングされ、個片化される。
図3(a)に示すように、個片化された発光素子2は、モールドテープ50上に配置される。モールドテープ50は、一方の面50aに接着剤等が塗布されており、発光素子2は、底面1aで、モールドテープ50の接着剤が塗布された面50aに貼付され、固定される。発光素子2のモールドテープ50への配置位置は、あらかじめ定められている。
図3(b)に示すように、モールドテープ50に貼付された発光素子2は、モールドテープ50とともに、封入金型60に装着される。封入金型60は、透明封止部材3の雌型形状に成形されている。モールドテープ50は、封入金型60の開口部に密着するようにセットされる。モールドテープ50上に配置されている発光素子2の位置は、封入金型60の雌型形状に応じて設定されている。
封入金型60に透明樹脂62を注入し、樹脂硬化後、封入金型60からモールドテープ50ごと発光素子2を取りはずす。図3(c)に示すように、透明封止部材3が設けられた半導体発光装置1は、モールドテープ50からはがされる。
本実施形態の半導体発光装置1の作用および効果について、比較例の半導体発光装置100と比較しつつ説明する。
図4(a)は、本実施形態の半導体発光装置1の動作を説明する模式的な断面図である。図4(b)および図4(c)は、比較例の半導体発光装置100,110の模式的な断面図である。
図5は、本実施形態の半導体発光装置1および比較例の半導体発光装置100,110の光出力を比較したグラフである。
比較例の半導体発光装置100は、本実施形態の半導体発光装置1と同じ発光素子2を有している。しかし、比較例の半導体発光装置100は、透明封止部材3を有していない。比較例の半導体発光装置110は、本実施形態の半導体発光装置1と同じ発光素子2に、蛍光体層30の上面にポッティングにより形成されたレンズ113を有している。
図4(a)に示すように、本実施形態の半導体発光装置1では、蛍光体層30の屈折率とほぼ等しい屈折率を有する透明封止部材3を備えているので、矢印で示すように配光特性の偏りを低減し、光出力を実質的に向上させることができる。この透明封止部材3は、発光素子2の周囲全体を覆うように形成されるので、封入金型60を用いたトランスファモールド技術によって高精度のレンズ形状に成型することができるので、チップ10の設計および蛍光体層30の厚さ等に応じて、より容易に光学設計を行うことができる。
また、透明封止部材3は、封入金型60を用いて精度よく形成することができるので、ばらつきの少ない配光特性を実現することができる。さらに、透明封止部材3は、トランスファモールド技術によって、小形外形のチップサイズデバイスである本実施形態の半導体発光装置1を、作業性よく高い生産性で製造することを可能にし、高精度の小形形状を、低コスト化等より容易に実現することができる。
比較例の半導体発光装置100では、発光素子2の全体を覆う透明封止部材3を有していない。そのため、蛍光体層30は、直接大気と接触している。図3(b)に示すように、大気と蛍光体層30との間には、大きな屈折率の差があるため、矢印で示すように半導体層15からの光の出射角が大きくなると、蛍光体層30と外気との界面で全反射を生じる等するため、配光特性に偏りが発生する。このような配光特性の偏りを修正するために、発光素子2のチップ形状や蛍光体材料ごとに光学設計を行う必要が生ずる。
比較例の半導体発光装置110では、レンズ113を有しているので、配光特性の偏りは、低減される。しかしながら、レンズ113の形成をポッティングにより行っているため、製造時の作業性が悪く生産性の向上をはかることが困難である。また、レンズ113の精度を向上させることも困難であり、たとえば、図4(c)の破線のレンズ113aのように形状の同一性を維持することが困難であり、個体間の配光特性のばらつきが大きくなる傾向がある。発光素子2が小形のチップサイズデバイスである場合には、レンズ113形成のためのポッティング量等の制御が非常に困難であり、光学特性はよりばらつくと考えられる。
図5では、透明封止部材3を有さない比較例の半導体発光装置100の光出力を基準としたときに、レンズ113を有する比較例の半導体発光装置110および本実施形態の半導体発光装置1の光出力の比がプロットされている。チップ10は、青色光を発光する発光素子であり、すべて同一のものを用いている。それぞれの発光素子に同一の電流20mAを流したときの光出力を測定し、レンズのない比較例の半導体発光装置100の光出力を基準としている。
図5に示すように、本実施形態の半導体発光装置1では、あらかじめ配光特性を最適に設計された透明封止部材3を備えているので、透明封止部材3やポッティングによるレンズを搭載しない場合よりも20%程度大きい光出力が得られている。比較例の半導体発光装置110では、レンズ113を有するものの、ポッティングによるレンズ形成では、最適な光学設計が困難であり、レンズを有さない場合に比べて10%程度の改善にとどまっている。なお、比較例の半導体発光装置110では、製造方法上の制約で形成されるレンズ113の寸法のばらつき等を小さくすることも困難であり、光出力はさらに低下することもある。
このように、本実施形態の半導体発光装置1では、最適な光学性能を有する透明封止部材3を精度よく成型し、光学性能を向上させることが可能である。
(第2の実施形態)
図6(a)は、本実施形態に係る半導体発光装置を例示する正面図である。図6(b)は、本実施形態に係る半導体発光装置を例示する底面図である。
図6(a)および図6(b)に示すように、半導体発光装置70は、アノード引出電極44とカソード引出電極46とをさらに備える。本実施形態の半導体発光装置70では、他の構成要素は、第1の実施形態の半導体発光装置1と同一であり、同一の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明を適宜省略する。
半導体発光装置70は、X軸およびY軸に平行な面である底面70aを有しており、底面70aには、少なくともアノード引出電極44の面およびカソード引出電極46の面が露出している。発光素子2の面2aは、アノード引出電極44およびカソード引出電極46の厚さ分だけ底面70aよりも内側(Z軸の正方向側)にある。つまり、発光素子2の底面2aは、アノード引出電極44およびカソード引出電極46を含む底面70aによって覆われている。
アノード引出電極44は、X軸およびY軸を含む平面に平行に半導体発光装置70に対して外方に延伸している。カソード引出電極46は、X軸およびY軸を含む平面に平行に半導体発光装置70に対して外方に延伸しており、この例では、アノード引出電極44とは反対の方向に延伸している。アノード引出電極44およびカソード引出電極46は、この例に限られず、任意の形状、任意の方向に延伸するように形成されてよい。
本実施形態の半導体発光装置70の製造方法について説明する。
図7(a)〜図7(c)は、本実施形態の半導体発光装置70の製造方法を例示する模式図である。
第1の実施形態の半導体発光装置1の場合と同様に、発光素子2は、ウェハレベルで周知の技術によって形成され、それぞれ個片化される。
図7(a)に示すように、半導体発光装置70では、個片化された発光素子2は、アノード引出電極44およびカソード引出電極46を含むリードフレーム80のあらかじめ設定された位置に配置される。アノード電極34とリードフレーム80に含まれるアノード引出電極44とが接続され、カソード電極36とリードフレーム80に含まれるカソード引出電極46とが接続される。アノード電極34およびカソード電極36とリードフレームとの接続には、ハンダ接合、導電性接着剤や、溶接等周知の接続技術が用いられる。
図7(b)に示すように、リードフレーム80に接続された発光素子2は、リードフレーム80とともに、封入金型60aに装着される。封入金型60aは、透明封止部材3の雌型形状に成形されている。リードフレーム80は、封入金型60aの開口部に密着するように装着される。リードフレーム80上に配置されている発光素子2の位置は、封入金型60aの雌型形状に応じて設定されている。
封入金型60aに透明樹脂62を注入し、樹脂硬化後、封入金型60aからリードフレーム80をはずす。その後、図7(c)に示すように、リードフレーム80を切断して、半導体発光装置70に個片化する。
本実施形態の半導体発光装置70の作用および効果について説明する。
本実施形態の半導体発光装置70は、第1の実施形態の半導体発光装置1と同様の作用および効果を奏する。そのほか、本実施形態の半導体発光装置70では、アノード引出電極44およびカソード引出電極46を備えているので、実装時の電極の接続面積が拡大され、実装強度が向上する。そして、アノード引出電極44およびカソード引出電極46は、リードフレーム80と一体で形成されているので、リードフレーム80の接続工程後に封入工程を追加することによって容易に透明封止部材3を形成することができ、生産性が向上する。
(第3の実施形態)
図8は、本実施形態の半導体発光装置を例示する正面図である。
本実施形態の半導体発光装置90では、絶縁層18dおよび樹脂層25aに光反射率が大きい材料を含んでいる。他の構成要素は、第1の実施形態の半導体発光装置1と同一であり、同一の構成要素には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図8に示すように、半導体発光装置90の発光素子92は、光反射率が大きい樹脂により形成された絶縁層18dおよび樹脂層25aを有する。具体的には、絶縁層18dおよび樹脂層25a、たとえば発光層12aの放射光および蛍光体層30からの放出光に対して50%以上の反射率を有する。
絶縁層18dおよび樹脂層25aのいずれも50%以上の反射率の樹脂であることが望ましいが、たとえば絶縁層18dまたは樹脂層25aのうちいずれかについて50%以上の反射率を有する樹脂であってもよい。
本実施形態の半導体発光装置90は、第1の実施形態の半導体発光装置1と同様に製造することができる。また、リードフレームによってアノード引出電極およびカソード引出電極をさらに備えるようにすることもでき、第2の実施形態の半導体発光装置70と同様に製造することができる。
本実施形態の半導体発光装置90の作用および効果について説明する。
本実施形態の半導体発光装置90では、発光素子92の側面を覆う絶縁層18dおよび樹脂層25aが50%以上のは光反射率を有するので、図8の実線の矢印のように、発光素子92から放射され、透明封止部材3によって半導体発光装置90内に反射された反射光は、絶縁層18dおよび樹脂層25aによって、反射光の50%以上が、異なる放射角を有する再反射光(破線の矢印)として反射されるので、大部分が外部に放出される。したがって、半導体発光装置90では、実質的な光出力を向上させることができる。
(第4の実施形態)
図9(a)は、第4の実施形態に係る半導体発光装置を例示する正面図である。図9(b)は、第4の実施形態に係る半導体発光装置を例示する平面図である。図9(c)は、第4の実施形態に係る半導体発光装置を例示する底面図である。
図10は、図9(b)のBB線における断面図である。
図9(a)および図9(b)に示すように、本実施形態の半導体発光装置120は、発光素子122と、透明封止部材123と、を備える。半導体発光装置120は、X軸およびY軸を含む平面に平行な面である底面121aを有する。底面121aには、少なくともアノード電極153の端面153aおよびカソード電極154の端面154aがそれぞれ露出している。発光素子122は、ほぼ直方体形状で、1つの面122aが底面121aの一部をなしている。この面122aは、アノード電極153およびカソード電極154とともに露出されていてもよく、アノード電極153およびカソード電極154以外は、露出されていなくてもよい。底面121aは、X軸およびY軸を含む平面視でたとえば円形状を有する。底面121aの形状は、これに限らず、楕円形上等であってもよい。
図9(c)に示すように、アノード電極153の端面153aおよびカソード電極154の端面154aは、半導体層145の平面領域を2等分する中心線cに対して非対称に配置され、端面153aの面積は、端面154aの面積よりも広い。
端面153a,154aの間隔は、半導体発光装置120の実装時にアノード電極153とカソード電極154との間ではんだブリッジを生じない間隔に設定される。
透明封止部材123は、上述した他の実施形態の半導体発光装置1,60,70,90の透明封止部材3と同様の形状に形成され、同様の材質で形成されている。透明封止部材123は、発光素子122の蛍光体層160の屈折率とほぼ等しい屈折率を有する。
発光素子122は、蛍光体層160上に透明層163が設けられ、蛍光体層160および透明層163の外周を取り巻き、発光素子122の外方に延伸する絶縁部材157が設けられている点で、上述の他の実施形態の半導体発光装置1,60,70,90と相違する。
発光素子122は、ウェハレベルで形成されるチップサイズのチップ130の周囲に設けられた絶縁部材157と、実装面側に設けられたアノード電極153およびカソード電極154とを有する。
図10に示すように、チップ130は、p側電極137、n側電極138と、第1p側配線層146、第1n側配線層147と、蛍光体層160と、透明層163と、半導体層145と、を有する。
半導体層145は、たとえば窒化ガリウムを含む。半導体層145は、n形半導体を含む第1層141と、p形半導体を含む第2層142と、第1層141と第2層142との間に設けられた発光層143とを有する。
第1層141は、たとえば、下地バッファ層、n形GaN層を含む。第2層142は、たとえば、p形GaN層を含む。発光層143は、青、紫、青紫、紫外光などを発光する材料を含む。発光層12aの発光ピーク波長は、第1の実施形態等の場合と同様に、たとえば、430〜470nmである。
半導体層145は、凹凸形状を有している。凸部は、第2層142および発光層143の積層膜を有する領域(発光領域)であり、凹部は、発光層143および第2層142で覆われていない第1層141の第2面141aを有する領域である(図11(a))。凹部である領域は、凸部である発光領域に囲まれた島状に形成され、また、凹部である領域は、発光領域145dの外周側に、発光領域145dを連続して囲むように形成されている。発光領域の面積は、凹部の領域の面積よりも広い。
第1層141の凹部の面にn側電極138が設けられ、第2層142の表面にp側電極137が設けられている。p側電極137およびn側電極138は、半導体層145に重なる領域(チップ領域)の範囲内に形成されている。p側電極137の面積は、n側電極138の面積よりも広い。p側電極137と第2層142との接触面積は、n側電極138と第1層141との接触面積よりも広い。
半導体層145の第1面145a以外の面には絶縁膜144が設けられている。絶縁膜144は、無機膜であり、たとえばシリコン酸化膜である。
絶縁膜144には、p側電極137を露出させる第1開口144aと、n側電極138を露出させる第2開口144bが形成されている。たとえば2つのn側の第2開口144bが互いに離れて形成されている。それら2つの第2開口144bの間のp側電極137の表面は、絶縁膜144で覆われている(図12(a))。
第1層141の側面、第2層142の側面、および発光層143の側面は、絶縁膜144で覆われている。
半導体層145の第1面145aの反対側には、第1p側配線層146と、第1n側配線層147が設けられている。
第1p側配線層146は、半導体層145に重なる領域(チップ領域)の範囲内に形成されている。第1p側配線層146は、第1開口144a内にも設けられ、p側電極137に接している。第1p側配線層146は、第1開口144a内に一体に形成されたコンタクト部146aを介してp側電極137と接続されている(図12(b))。第1p側配線層146は、第1層141に直接接していない。
第1n側配線層147は、半導体層145に重なる領域(チップ領域)の範囲内に形成されている。第1n側配線層147は、第2開口144b内にも設けられ、n側電極138に接している。第1n側配線層147は、第2開口147b内に一体に形成されたコンタクト部147aを介してn側電極138と接続されている(図12(b))。
第1n側配線層147は、たとえば、2つの島状n側電極138を結ぶ方向に延びるラインパターン状に形成されている。第1n側配線層147の2つのn側電極138とp側電極137との間、および第1n側配線層147の2つのn側電極138と第2層142との間には、絶縁膜144が設けられ、第1n側配線層147は、p側電極137および第2層142に電気的に接続していない。
発光層143を含む発光領域は、半導体層145の平面領域の大部分を占めている。また、発光領域に接続されたp側電極137の面積は、n側電極138の面積よりも広い。したがって、広い発光面が得られ、光出力を高くできる。
p側電極137は、第2層142と第1p側配線層146との間に設けられている。p側電極137は、複数層(たとえば3層)の積層膜である。
n側電極138は、第1層141と、第1n側配線層147のコンタクト部147aとの間に設けられている。n側電極138は、複数層(たとえば3層)の積層膜である。
第1p側配線層146および第1n側配線層147の表面には、絶縁膜148が設けられている。絶縁膜148は、第1p側配線層146と第1n側配線層147との間にも設けられている。絶縁膜148は、たとえば、無機膜であり、シリコン酸化膜等である。
絶縁膜148には、第1p側配線層146の一部(p側パッド146b)を露出させる第1開口148aと、第1n側配線層147の一部(n側パッド147b)を露出させる第2開口148bが形成されている(図13)。
p側パッド146bの面積は、n側パッド147bの面積よりも大きい。n側パッド147bの面積は、第1n側配線層147とn側電極138とのコンタクト面積よりも広い。
第1面145a上の基板は後述するように除去される。基板が除去された第1面145a上には、半導体装置の放出光に所望の光学特性を与える光学層が設けられている。たとえば、半導体層145の第1面145a上には、蛍光体層160が設けられている。
蛍光体層160は、複数の粒子状の蛍光体を含む。
透明層163は、蛍光体粒子を含まない。なお、透明層163は、後述する絶縁部材157の表面研削時に蛍光体層160を保護する。
透明層163は、光散乱層としても機能する。すなわち、透明層163は、発光層143の放射光を散乱させる複数の粒子状の散乱材(たとえばシリコン酸化物、チタン化合物)と、発光層143の放射光を透過させる結合材(たとえば透明樹脂)とを含む。
半導体層145の側面よりも外側のチップ外領域には、絶縁部材157が設けられている。絶縁部材157は、半導体層145よりも厚く、半導体層145を支持している。絶縁部材157は、絶縁膜144を介して半導体層145の側面を覆っている。
また、絶縁部材157は、蛍光体層160および透明層163の側面の外側にも設けられ、これらの側面を覆っている。
絶縁部材157は、半導体層145、電極137、138、第1配線層(オンチップ配線層)146、147、および光学層を含むチップ130の周囲に設けられ、チップ130を支持している。
絶縁部材157の上面と透明層163の上面は平坦面を形成している。絶縁部材157の裏面には、絶縁膜156が設けられている。
第1p側配線層146の第1p側パッド146b上には、第2p側配線層151が設けられている。第2p側配線層151は、第1p側配線層146の第1p側パッド146bに接するとともに、チップ外領域に延びている。第2p側配線層151のチップ外領域に延出した部分は、絶縁膜156を介して絶縁部材157に支持されている。
また、第2p側配線層151の一部は、絶縁膜148を介して、第1n側配線層147に重なる領域にも延びている。
第1n側配線層147の第1n側パッド147b上には、第2n側配線層152が設けられている。第2n側配線層152は、第1n側配線層147の第1n側パッド147bに接するとともに、チップ外領域に延びている。第2n側配線層152のチップ外領域に延出した部分は、絶縁膜156を介して絶縁部材157に支持されている。
第2p側配線層151と第2n側配線層152の表面には、絶縁膜149が設けられている。絶縁膜149は、たとえば無機膜であり、シリコン酸化膜等である。
絶縁膜149には、第2p側配線層151の第2p側パッド151aを露出させる第1開口149aと、第2n側配線層152の第2n側パッド152aを露出させる第2開口149bが形成されている。
第2p側配線層151の第2p側パッド151a上には、アノード電極153が設けられている。アノード電極153は、第2p側配線層151の第2p側パッド151aに接して、第2p側配線層151上に設けられている。
アノード電極153の一部は、絶縁膜148、149を介して、第1n側配線層147に重なる領域、および絶縁膜149を介して第2n側配線層152に重なる領域にも設けられている。
p側の外部接続電極であるアノード電極153は、半導体層145に重なるチップ領域、およびチップ外領域に広がっている。アノード電極153は、第1p側配線層146よりも厚く、第2p側配線層151よりも厚い。
第2n側配線層152の第2n側パッド152a上には、n側の外部接続電極であるカソード電極154が設けられている。カソード電極154は、チップ外領域に配置され、第2n側配線層152の第2n側パッド152aに接している。
カソード電極154は、第1n側配線層147よりも厚く、第2n側配線層152よりも厚い。
アノード電極153とカソード電極154との間には、樹脂層(絶縁層)155が設けられている。樹脂層155は、アノード電極153の側面とカソード電極154の側面に接して、アノード電極153とカソード電極154との間に充填されている。
また、樹脂層155は、アノード電極153の周囲およびカソード電極154の周囲に設けられ、アノード電極153の側面およびカソード電極154の側面を覆っている。
樹脂層155は、アノード電極153およびカソード電極154の機械的強度を高める。また、樹脂層155は、実装時にハンダのぬれ広がりを防ぐソルダレジストとして機能する。
アノード電極153の下面は、樹脂層155から露出し、実装基板等の外部回路と接続可能な端面(アノード端子)153aとして機能する。カソード電極154の下面は、樹脂層155から露出し、実装基板等の外部回路と接続可能な端面(カソード端子)154aとして機能する。
本実施形態の半導体発光装置120の発光素子122では、半導体層145におけるn側の電極コンタクト面(第1層141の第2面141a)は、第1n側配線層147と第2n側配線層152によって、チップ外領域を含むより広い領域に再配置されている。これにより、信頼性の高い実装に十分なカソード電極154の端面154aの面積を確保しつつ、半導体層145におけるn側電極面の面積を小さくすることが可能となる。したがって、半導体層145における発光層143を含まない領域145eの面積を縮小し、発光層143を含む領域145dの面積を広げて光出力を向上させることが可能となる。
次に、本実施形態の半導体発光装置90の製造方法について説明する。
図11(a)〜図15(b)は、本実施形態の半導体発光装置の製造方法を説明するための模式的な断面図である。
図11(a)に示すように、半導体層145は、たとえば、MOCVD(metal organic chemical vapor deposition)法により、成長基板140上にエピタキシャル成長される。成長基板140は、たとえばシリコン基板である。成長基板140はサファイア基板や炭化ケイ素基板であってもよい。半導体層145は、たとえば、窒化ガリウム(GaN)を含む窒化物半導体層である。たとえば、RIE(Reactive Ion Etching)法により、第2層142および発光層143の積層膜を選択的にエッチングし、第1層141の第2面141aを露出させる。第1層141は選択的に除去され、基板140で複数の半導体層145に分離される。半導体層145を複数に分離する溝は、たとえば格子状パターンで形成される。
次に、図11(b)に示すように、第2層142の表面にp側電極137を、第1層141の第2面141aにn側電極138を形成する。
次に、図12(a)に示すように、半導体層145およびn側電極137およびp側電極138を覆うように絶縁膜144を形成した後、絶縁膜144に第1開口144aおよび第2開口144bを形成する。絶縁膜144は、半導体層15の側面145c上にも設けられる。
次に、図12(b)に示すように、第1p側配線層146および第1n側配線層147を形成する。第1p側配線層146は第1開口144a内に形成されp側電極137に接する。
第1n側配線層147は、第2開口144b内に形成されn側電極138に接する。また、第1n側配線層147は、たとえば2か所でn側電極138と接する。第1n側配線層147は、その2か所のn側電極138を結ぶ方向に延びるライン状に形成される。第1n側配線層147のライン状に形成された部分と、p側電極137との間には絶縁膜144が介在し、第1n側配線層147はp側電極137に電気的に接続していない。
p側電極137、n側電極138、第1p側配線層146、および第1n側配線層147は、半導体層145に重なる領域の範囲内に形成される。
次に、図13に示すように、第1p側配線層146の表面および第1n側配線層147の表面に絶縁膜148を形成し、その絶縁膜148に第1開口148aと第2開口148bを形成する。第1開口148aには第1p側配線層146の第1p側パッド146bが露出し、第2開口148bには第1n側配線層147の第1n側パッド147bが露出する。
次に、成長基板140を除去する。たとえば、シリコン基板である成長基板140は、RIEなどのドライエッチングにより除去される。あるいは、ウェットエッチングにより成長基板140を除去してもよい。あるいは、成長基板140がサファイア基板の場合には、レーザーリフトオフ法により除去することができる。
成長基板140の除去により露出された半導体層145の第1面145aは必要に応じて粗面化される。
さらに、第1面145a上には、蛍光体層160が形成され、その蛍光体層160上には透明層163が形成される。なお、ここまでの工程は、ウェハ状態で進められる。
ウェハをダイシングして、複数のチップ130に個片化する。個片化されたチップ130は、たとえば転写元テープに支持される。その後、図14(a)に示すように、チップ130の周囲(チップ外領域)、およびチップ130の上(透明層163の上)に絶縁部材(支持部材)157が形成され、絶縁部材157を含むチップ130ごとにダイシングされる。
図14(b)に示すように、絶縁部材157の下面には、絶縁膜156が形成される。これにより、チップ130と絶縁部材157との段差が解消され、この後に形成される配線層の信頼性を向上させることができる。
また、第1p側配線層146の第1p側パッド146b上、およびチップ外領域の絶縁膜156上には、第2p側配線層141が形成される。第1n側配線層147の第1n側パッド147b上、およびチップ外領域の絶縁膜156上には、第2n側配線層152が形成される。
第2n側配線層152はチップ130に対して位置合わせされる。第1n側パッド147bは、n側電極138よりも広い面積で再配置されているため、チップ130に対して第2n側配線層152の形成位置が多少ずれても第2n側配線層152を確実に第1n側パッド147bに重ね合わせて接続することができる。
第2p側配線層151の表面および第2n側配線層152の表面には絶縁膜149が形成され、その絶縁膜149には第1開口149aと第2開口149bが形成される。第1開口149aには、第2p側配線層151の第2p側パッド151aが露出する。第2開口149bには、第2n側配線層152の第2n側パッド152aが露出する。
図15(a)に示すように、第2p側パッド151a上には、アノード電極153が形成される。第2n側パッド152a上には、カソード電極154が形成される。さらに、アノード電極153とカソード電極154との間、アノード電極153の周囲、およびカソード電極154の周囲に、樹脂層155が形成される。
次に、図15(b)に示すように、透明層163上の絶縁部材157の上面、およびチップ外領域の絶縁部材157の上面を研削する。透明層163の上の絶縁部材157は除去され、透明層163の上面およびチップ外領域の絶縁部材157の上面は平坦化される。
その後、第1の実施形態の半導体発光装置1において説明したように、半導体発光装置120をモールドテープ50上に配置し、封入金型60を用いて透明封止部材を形成する(図3(a)〜図3(c))。
本実施形態の半導体発光装置120の作用および効果について説明する。
本実施形態の半導体発光装置120では、他の実施形態の半導体装置1,60,70,90と発光素子122の構造が相違するが、製造された発光素子122を周知のトランスファモールド技術を用いて、高精度な光学部品である透明封止部材123を容易に形成することができる。本実施形態における半導体発光装置120では、透明封止部材123を設けることによって、発光素子122の発光面側を保護することもでき、信頼性を向上させることができる。
(第4の実施形態の変形例)
図16(a)は、第4の実施形態の変形例に係る半導体発光装置の断面図である。図16(b)は、図16(a)のC部の拡大図である。
図16(b)では、半導体発光装置120aにおいて、発光素子122aと透明封止部材123との境界部分を拡大して模式的に示している。本変形例の半導体発光装置120aでは、第4の実施形態の半導体発光装置120における絶縁部材157がシリコーン樹脂等の透明樹脂によって形成された絶縁部材157aである点で相違する。他の点では、第4の実施形態の半導体発光装置120と同様の構成要素を含んでいるので、詳細な説明を省略する。
本変形例の半導体発光装置120aの作用および効果について説明する。
図16(a)に示すように、本変形例の半導体発光装置120aでは、発光素子122を取り囲む絶縁部材157aが透明樹脂であり、これと接する蛍光体層160および透明層163と屈折率がほぼ等しい。そのため、半導体層145から放出される光は、図16(b)の実線の矢印のように、ほぼ同じ屈折率の部材中を進むので、各部材の境界で反射等することなく直進することができる。したがって、半導体層145から放出される光は、損失を受けることなく放射され、実質的に発光効率が向上する。
透明封止部材123がなく、絶縁部材157が光反射性を有している場合には、
透明層163から外部へ放出されようとする光は、出射角度によって全反射されて透明層163内を進み、光反射性を有する絶縁部材157によってさらに反射されて蛍光体層160の内部に戻ってくることがある。このような光の散乱現象を生じた場合には、蛍光体層160内部で発熱し、発光効率が低下し、半導体発光装置の信頼性を劣化させるおそれがある。
本変形例の半導体発光装置120aでは、上述のとおり、発光素子122aを取り囲む絶縁部材157aが透明であるため、蛍光体層160の内部での散乱光を生じることがなく、散乱光による発熱を防止することができる。
本変形例の半導体発光装置120aでは、絶縁部材157aが透明樹脂からなるため、透明封止部材123と同時に形成することもできる。そのため、製造工程の削減が可能になり、生産性を向上させることができる。
1,70,90 半導体発光装置、2 発光素子、3 透明封止部材、10 チップ、11 第1半導体層、12 第2半導体層、12a 発光層、14 絶縁膜、15 半導体層、15a 第1の面、16 p側電極、17 n側電極、18 絶縁層、21 p側配線層、22 n側配線層、23 p側金属ピラー、24 n側金属ピラー、25 樹脂層、30 蛍光体層、34 アノード電極、36 カソード電極、44 アノード引出電極、46 カソード引出電極、50 モールドテープ、60 封入金型、62 透明樹脂、120 半導体発光装置、122 発光素子、123 透明封止部材、130 チップ、137 p側電極、138 n側電極、141 第1層、142 第2層、143 発光層、144 絶縁膜、145 半導体層、 145a 第1面、146 第1p側配線層、147 第1n側配線層、148,149 絶縁膜、151 第2p側配線層、152 第2n側配線層、153 アノード電極、154 カソード電極、155 樹脂層、156 絶縁膜、157 絶縁部材、160 蛍光体層、163 透明層

Claims (6)

  1. 第1導電形の第1半導体層と第2導電形の第2半導体層と前記第1半導体層と前記第2半導体層との間に設けられた発光層とを含む半導体層と、前記半導体層の一方の面の側に形成された蛍光体層と、前記半導体層の他方の面の側で第1電極を介して前記第1半導体層に電気的に接続された第1金属ピラーと、前記半導体層の他方の面の側で前記第1電極と絶縁された第2電極を介して前記第2半導体層に電気的に接続された第2金属ピラーと、前記半導体層の他方の側で前記半導体層、前記第1金属ピラーおよび前記第2金属ピラーを一体として支持する樹脂層と、を含む発光素子と、
    前記半導体層の一方の面から前記蛍光体層の側に向かって凸である曲面を有し、前記第1金属ピラーおよび前記第2金属ピラーのそれぞれの端面を外部に露出させるとともに、前記発光素子の周囲を覆う透明部材と、
    を備えた半導体発光装置。
  2. 前記透明部材は、前記蛍光体層と同じ屈折率を有する請求項1記載の半導体発光装置。
  3. 前記第1金属ピラーおよび前記第2金属ピラーのそれぞれの端部は、前記それぞれの端部が露出する、前記透明部材の底面に沿い前記透明部材よりも外方に延伸する請求項1記載の半導体発光装置。
  4. 前記樹脂層は、光反射率性を有する請求項1または2に記載の半導体発光装置。
  5. 第1導電形の第1半導体層と第2導電形の第2半導体層と前記第1半導体層と前記第2半導体層との間に設けられた発光層とを含む半導体層と、前記半導体層の一方の面の側に形成された蛍光体層を含む光学層と、少なくとも前記光学層の側面に設けられ光反射性を有する絶縁部材と、前記半導体層の他方の面の側で第1電極を介して前記第1半導体層に電気的に接続された第1金属層と、前記半導体層の他方の面の側で前記第1電極と絶縁された第2電極を介して前記第2半導体層に電気的に接続された第2金属層と、を含む発光素子と、
    前記半導体層の一方の面から前記光学層の側に向かって凸である曲面を有し、前記第1金属層および前記第2金属層のそれぞれの端面を外部に露出させるとともに、前記発光素子の周囲を覆う透明部材と、
    を備えた半導体発光装置。
  6. 第1導電形の第1半導体層と第2導電形の第2半導体層と前記第1半導体層と前記第2半導体層との間に設けられた発光層とを含む半導体層と、前記半導体層の一方の面の側に形成された蛍光体層を含む光学層と、少なくとも前記光学層の側面に設けられ光透過性を有する絶縁部材と、前記半導体層の他方の面の側で第1電極を介して前記第1半導体層に電気的に接続された第1金属層と、前記半導体層の他方の面の側で前記第1電極と絶縁された第2電極を介して前記第2半導体層に電気的に接続された第2金属層と、を含む発光素子と、
    前記半導体層の一方の面から前記光学層の側に向かって凸である曲面を有し、前記第1金属層および前記第2金属層のそれぞれの端面を外部に露出させるとともに、前記発光素子の周囲を覆う透明部材と、
    を備えた半導体発光装置。
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