JP2017053089A - 薄畳 - Google Patents

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啓司 岩本
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【課題】 畳は最近薄いものが多用されてきている。また、畳の間が減少し、ほとんどがフローリング等の板の間になってきているが、その一部に畳を敷き、部分的な和室にすることが流行してきている。この場合には、従来のような厚い畳よりは薄く敷物に近いものが好適である。また、重量も軽くて持ち運びが便利なものが好まれる。しかし、クッション性や柔軟性も求められる。【解決手段】 下層から順に、裏面シート、保持シート、木質繊維質ボード、表裏両面がアルミ蒸着された紙であるシルバーボード、クッションシート、その上に畳表を積層したもの。【選択図】 図1

Description

本発明は、薄畳に関するものである。
畳は従来その厚みは、ほぼ55mmに統一されていたが、最近では薄いものが多用されてきている。また、畳の間が減少し、ほとんどがフローリング等の板の間になってきているが、その一部に畳を敷き、部分的な和室にすることが流行してきている。この場合には、従来のような厚い畳よりは薄く敷物に近いものが好適である。また、重量も軽くて持ち運びが便利なものが好まれる。また、最近の住宅事情を鑑みると、より空間高さを大きくしたいという要望からも薄い畳が求められてきている。
畳を薄くするには、畳表の厚みはほぼ一定であるため、畳床を薄くすることとなる。このような薄い畳床としては、従来から発泡スチロール製のものや、所謂インシュレーションボードを用いたもの、またワラとそれらを組み合わせたもの等がある。厚みとしては、20〜30mm程度のものである。これらは、薄くて軽量で、且つ安価であり優れたものである。
しかしながら、従来の発泡スチロール製のものでは、保形性に劣り大きな荷重が掛かると押圧変形し、畳表の張力に敗けて全体が反ったり歪んだりする。また、インシュレーションボードのものは、保形性は優れているが、弾性がなく硬い感じがして畳の感触がない。更に、ワラと組み合わせたものでは、どうしてもある程度以上の厚みが必要であった。よって、薄く、弾性があり、変形せず、畳表の張力に敗けて歪まない畳床というもの自体が非常に製造しがたいということは本業界では常識であった。また、それゆえ上記の内のいくつかの欠点は有した薄畳が使用されているのである。
また、最近では、この従来の厚みが25mm程度のものよりも更に薄い畳も要望されてきている。これは、板の間に敷物感覚で敷ことが行なわれてきたためである。しかし、このように20mm以下の厚みのものでは、温度や湿度による伸び縮みや反りが大きくなる。よって、上記の欠点を有しない、かつ伸縮や反りのより小さい薄畳が要望されてきている。
以上のような現状に鑑み、本発明者は鋭意研究の結果本発明薄畳を完成したものであり、その特徴とするところは、下層から順に、裏面シート、保持シート、木質繊維質ボード、表裏両面がアルミ蒸着された紙であるシルバーボード、クッションシート、その上に畳表を積層した点にある。
ここで、裏面シートとは、PPクロスが好適である。これは、通常の畳床に使われているもので良い。勿論、厚紙製のものや発泡プラスチック製のものでもよいし、両方を用いてもよい。厚みとしては、0.1〜0.5mm程度である。この裏面シートには、さらに裏側に滑り防止用としてゴムシートを貼っても、また数箇所ゴム製の止め具を固着してもよい。
保持シートとは、後述するプラスチック段ボール又はシルバーシートである。
ここでいうプラスチック段ボールは、上下2枚のシートを多数の板で連結した構造のもので、通常ハシゴのような形状のダイを用いて押出成形して製造される。断面形状が段ボールに似ているところから、プラスチック段ボールの名称がある。材質は、ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂であり種々の厚みのものが市販されている。厚みとしては、1.0〜3.0mmがよく、より好適には、1.5〜2.5mm程度が好ましい。
ここで、シルバーボードとは、通常の厚紙の表裏両面にアルミニウムを蒸着したものである。アルミ箔を両面に貼るのではなく、蒸着するのである。アルミ箔を貼るものでは、接着の問題があることと、どうしても高価になるためである。
さらに、紙の表裏両面をポリエチレンフィルムカバーし、その上にアルミニウム蒸着したものでもよい。蒸着や接着の順序は限定しない。
厚紙の厚みは、1〜3mmであるが、より好適には1.5〜2mmである。紙自体はどのようなものでもよい。蒸着の厚みも自由である。また、このシルバーボードは市販しているものがあるが、それで十分である。
ここでいう木質繊維質ボードは、パルプを圧縮成形したもので、通常インシュレーションボードとして市販されているものが好適である。これは、軽くて保形性があり、ある程度弾性も有するものである。
クッションシートは、不織布、厚紙、発泡プラスチックシート等、クッション性のシートである。なかでも発泡ポリエチレン製クッションシートが好適である。これらは、厚みは自由であるが、0.2〜2.0mmがよい。
発泡ポリエチレン製クッションシートとは、発泡ポリエチレンのシートであり既に市販されているものでよい。発泡倍率は、10〜50倍、好ましくは20〜40倍程度である。
畳表は、天然イグサを用いたものでも、人工イグサを用いたものでもよい。織り方も自由である。
また、全体の厚みは25mm以下が好適である。前記した薄畳の要望からである。この25mmというのは、取扱い時の保形性、感触等から求めた数字である。
以上が必須であるが、上記のシルバーボードとクッションシートとの間に厚紙を設けてもよい。いわゆるMFシートと呼ばれるものが好適である。これにより、よりクッション性がよくなる。
以上の構成のうち、畳表以外のいわゆる畳床の部分は、全体として縫着するのが好ましい。縫う方向は、プラスチック段ボールを使用する場合には、その長手方向に沿って縫着する方法が好適である。プラスチック段ボールには、当然方向性があり、内部の空洞の方向が長手方向(即ち、押出方向)である。
(1) 少なくとも、木質繊維質ボードの上方にシルバーボードが設けられているため、その表裏のアルミニウムにより、熱や湿度による反りが非常に少ない。
(2) 畳表が伸縮しても、床自体の反りや歪みはほとんど生じない。
(3) 畳表を固着する場合、折り返し部分は下面に当たり、その分だけその部分は厚くなる。これは、薄畳では相当の比率となる。しかし、本発明では、木質繊維質ボードの下方に保持シートがあるため、その部分をナイフでカットすれば、その折り返し部分を収納するスペースができ、厚みの均一化が図れる。
(4) 保持シートもシルバーボードの場合、反りや伸縮をより軽減できる。
(5) アルミニウムシートがあるため、木質繊維質ボードに水が入りにくく、」耐水性が向上する。
(6) 最近求められつつあるより薄い(20mm以下) 畳床も可能となる。
(7) 上下のシルバーボードを使用したものでは、床暖房用の薄畳として使用できる。即ち、それだけ温度による反りや伸縮が少ないということである。
(8) よって、寸法安定性が高く、隙間が空いたり、持ち上がったりすることがほとんどない。
本発明畳の1例を示す一部断面した部分斜視図である。 図1の例の部分断面図である。 本発明畳の他の例を示す部分断面図である。 本発明畳のさらに他の例を示す部分断面図である。
以下図面に示す実施例に基づき本発明をより詳細に説明する。図1は本発明畳1の1例を示す部分断面図である。その構成は、下層から順に、裏面シートであるPPクロス2、保持シート3(この例ではプラスチック段ボール)、木質繊維質ボード4(この例ではインシュレーションボード)、シルバーボード5、クッションシート6(ここでは発泡ポリエチレン製クッションシート)、最後に畳表7である。
この例では、端部に縁8が固着されているが、縁なしでも構わない。また、畳表と縁以外の床の部分はそれだけを全体として縫着している。この例ではインシュレーションボード4の上にはシルバーボード5、下にはプラスチック段ボール3というメイン部材で構成されているため、クッション性もよく、かつ反りも非常に少ない。
図1の畳の全体の厚みは約15mmである。このように薄くできるため、フローリングに敷く部分敷設方式でも、躓くことが少ない。また、保管や収納が容易である。
図2は、図1の例の断面図である。図面はすべて厚みは、実際の厚みの比率とは合っていない。
図3は、本発明の他の例を示す断面図である。この例では、シルバーボード5と発泡ポリエチレン製クッションシート6との間に厚紙(MFシート)8を設けている。
図4は、図2と同様であるが、図2のプラスチック段ボール3をシルバーボード5に替えたものである。全体として、図2より薄くしても反りが小さいという高価がある。
1 畳
2 PPクロス
3 プラスチック段ボール
4 インシュレーションボード
5 シルバーボード
6 クッションシート
7 畳表
8 厚紙

Claims (4)

  1. 下層から順に、裏面シート、保持シート、木質繊維質ボード、表裏両面がアルミ蒸着された紙であるシルバーボード、クッションシート、その上に畳表を積層したことを特徴とする薄畳。
  2. 該保持シートは、プラスチック段ボールである請求項1記載の薄畳。
  3. 該シルバーボードと該クッションシートとの間に厚紙を設けたものである請求項1又は2記載の薄畳。
  4. 該保持シートは、該シルバーボードである請求項1乃至3のいずれか1項に記載の薄畳。



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