JP2016023435A - 畳床 - Google Patents

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啓司 岩本
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Abstract

【課題】 畳は最近薄いものが多用されてきている。また、畳の間が減少し、ほとんどがフローリング等の板の間になってきているが、その一部に畳を敷き、部分的な和室にすることが流行してきている。この場合には、従来のような厚い畳よりは薄く敷物に近いものが好適である。また、重量も軽くて持ち運びが便利なものが好まれる。しかし、クッション性や柔軟性も求められる。【解決手段】 下層から順に、裏面シート、上下2枚のシートを多数の板で連結して構造のもので梯子様の形状のダイを用いて押出成形して製造されるプラスチック段ボール、木質繊維質ボード、前記同様のプラスチック段ボール、発泡ポリエチレン製クッションシートを積層したもの。【選択図】 図1

Description

本発明は、畳床、特に厚みの小さい畳床に関するものである。
畳は従来その厚みは、ほぼ55mmに統一されていたが、最近では薄いものが多用されてきている。また、畳の間が減少し、ほとんどがフローリング等の板の間になってきているが、その一部に畳を敷き、部分的な和室にすることが流行してきている。この場合には、従来のような厚い畳よりは薄く敷物に近いものが好適である。また、重量も軽くて持ち運びが便利なものが好まれる。また、最近の住宅事情を鑑みると、より空間高さを大きくしたいという要望からも薄い畳が求められてきている。
畳を薄くするには、畳表の厚みはほぼ一定であるため、畳床を薄くすることとなる。このような薄い畳床としては、従来から発泡スチロール製のものや、所謂インシュレーションボードを用いたもの、またワラとそれらを組み合わせたもの等がある。厚みとしては、20〜30mm程度のものである。これらは、薄くて軽量で、且つ安価であり優れたものである。
しかしながら、従来の発泡スチロール製のものでは、保形性に劣り大きな荷重が掛かると押圧変形し、畳表の張力に敗けて全体が反ったり歪んだりする。また、インシュレーションボードのものは、保形性は優れているが、弾性がなく硬い感じがして畳の感触がない。更に、ワラと組み合わせたものでは、どうしてもある程度以上の厚みが必要であった。よって、薄く、弾性があり、変形せず、畳表の張力に敗けて歪まない畳床というもの自体が非常に製造しがたいということは本業界では常識であった。また、それゆえ上記の内のいくつかの欠点は有した薄畳が使用されているのである。
また、最近では、この従来の厚みが25mm程度のものよりも更に薄い畳も要望されてきている。これは、板の間に敷物感覚で敷ことが行なわれてきたためである。しかし、従来のものでは、厚みに自ずと限定があり、畳の感触を保持したものはできなかった。よって、上記の欠点を有しない薄畳がより強く要望されてきている。
以上のような現状に鑑み、本発明者は鋭意研究の結果本発明薄畳を完成したものであり、その特徴とするところは、下層から順に、裏面シート、上下2枚のシートを多数の板で連結して構造のもので梯子様の形状のダイを用いて押出成形して製造されるプラスチック段ボール、木質繊維質ボード、前記同様のプラスチック段ボール、発泡ポリエチレン製クッションシートを積層した点にある。
裏面シートとは、PPクロスが好適である。これは、通常の畳床に使われているもので良い。勿論、厚紙製のものや発泡プラスチック製のものでもよいし、両方を用いてもよい。厚みとしては、0.1〜0.5mm程度である。
この裏面シートには、さらに裏側に滑り防止用としてゴムシートを貼っても、また数箇所ゴム製の止め具を固着してもよい。
ここでいうプラスチック段ボールは、上下2枚のシートを多数の板で連結した構造のもので、通常ハシゴのような形状のダイを用いて押出成形して製造される。断面形状が段ボールに似ているところから、プラスチック段ボールの名称がある。材質は、ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂であり種々の厚みのものが市販されている。本発明においては、このプラスチック段ボールを後述する木質繊維質ボードの上下に使用している。この木質ボードの上側のプラスチック段ボールは1.5〜3.0mmが好ましく、下側は1.0〜3.0mm程度が好ましい。
この上側の厚みは、畳表の張力に敗けないための強度と、その上に立った時の感触(弾性)とから選択した範囲である。上側は、柔軟すぎると畳表から縫着した糸の感触が足に伝わったり、局部的に凹むため一定の強さが必要である。これは、単にプラスチック段ボールの全体の厚みではなく、その段ボールの構成部材の厚みによるものである。上側の部材の厚みは、通常0.2〜0.3mm程度である。
また、下側のものは上側のものより、少し柔らかく、かつ少し薄いものが好適である。その部材の厚みは、0.1〜0.2mm程度が好適である。しかし、これらの厚みは限定するものではなく、畳の厚みやその部屋の用途によって決定すればよい。この木質ボードの下側にプラスチック段ボールを固着しているため、全体としての弾性が付与され、歩いた時の感触が従来の厚いワラの畳床と同様のものとなるのである。
また、下側のプラスチック段ボールが柔らかいと、縫着する場合の糸による張力を吸収でき、畳床が撓むことを防止できる。上側が前記した理由により、あまり柔軟にできないため、この下側の効果が大きいのである。厚みは、木質繊維質ボードが薄い場合には、強度のあるプラスチック段ボールを用い、木質繊維質ボードが厚い場合には弾性を充填的に考慮したプラスチック段ボールにすればよい。
ここでいう木質繊維質ボードは、パルプを圧縮成形したもので、通常インシュレーションボードとして市販されているものが好適である。これは、軽くて保形性があり、ある程度弾性も有するものである。
発泡ポリエチレン製クッションシートとは、発泡ポリエチレンのシートでありすでに市販されているものでよい。発泡倍率は、10〜50倍、好ましくは20〜40倍程度である。
また、全体の厚みは25mm以下が好適である。前記した薄畳の要望からである。この25mmというのは、取扱い時の保形性、感触等から求めた数字である。
以上の構成成分の固着は、全体としてプラスチック段ボールの長手方向に沿って縫着する方法が好適である。プラスチック段ボールには、当然方向性があり、内部の空洞の方向が長手方向(即ち、押出方向)である。上下のプラスチック段ボールは、同方向に固着することが好ましい。畳表は、イグサの長手方向と経糸の方向とがあり、張力が掛かるのは経糸の長手方向である。よって、この経糸の長手方向(イグサと直角)とプラスチック段ボールの長手方向を合わせると床の湾曲の防止効果が大きい。勿論、段ボールの方向は必ずしも揃える必要はない。
さらに、最近では、アレルギー疾患の問題が非常に多くなり、その原因であるアレルゲンをできるだけなくすことも要望されている。そのため、上記した発泡ポリエチレンのシートに、アレルゲン低減化剤を固着しておくことが考えられる。
アレルゲン低減化剤としては、積水化学株式会社が開発したものが好適であり、それは、芳香族ヒドロキシ化合物、アルカリ金属の炭酸塩、ミョウバン、ラウリルベンゼンスルホン酸塩、ラウリル硫酸塩、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩、リン酸塩、硫酸亜鉛、酢酸鉛からなる群から選ばれた少なくとも1つである。
(1) 上下にプラスチック段ボールが設けられているため、踏み心地(感触)が天然のワラ床とほとんど変わらない。
(2) 畳表が伸縮しても、特にプラスチック製の畳表の場合でも、床自体の反りや歪みはほとんど生じない。
(3) 畳表を固着する場合、折り返し部分は下面に当たり、その分だけその部分は厚くなる。これは、薄畳では相当の比率となる。しかし、本発明では、プラスチック段ボールであるため、その部分をナイフでカットすれば、その折り返し部分を収納するスペースができ、厚みの均一化が図れる。
(4) 下側のプラスチック段ボールが柔軟であるため、縫着時の糸の張力を吸収し、全体の曲がりを防止する。
(5) 最近求められつつあるより薄い(20mm以下) 畳床も可能となる。
本発明畳床の1例を示す断面図である。 図1に示す畳床に畳表を縫着し端部を折り曲げたところを示す断面図である。
以下図面に示す実施例に基づき本発明をより詳細に説明する。図1は、本発明畳床1の1例を示す断面図である。中央の木質繊維質ボード2の上側に厚み2.5mmのプラスチック段ボール3、下側に厚み1.5mmのプラスチック段ボール4が固着されている。この場合、段ボールの空洞の方向は上下揃えている。更に、上側表面には発泡ポリエチレンシート5が、下面にはPPクロス紙の保護シート6が設けられている。そして、全体として縫着固定されている。この例の床の厚みは、15mmである。
図2は、図1に示す畳床に畳表7(模式的に断面を円形にしている)を縫着し、端部を折り曲げたところを示す断面図である。畳表の折り返し部で裏面に接する部分、下面側プラスチック段ボール4と保護シート6がカットされ、高低差がなく裏面が平滑になっている。勿論カットは、カッター等で簡単に行なえる。
1 畳床
2 木質繊維質ボード
3 プラスチック段ボール
4 プラスチック段ボール
5 発泡ポリエチレンシート
6 保護シート
7 畳表

Claims (5)

  1. 下層から順に、裏面シート、上下2枚のシートを多数の板で連結して構造のもので梯子様の形状のダイを用いて押出成形して製造されるプラスチック段ボール、木質繊維質ボード、前記同様のプラスチック段ボール、発泡ポリエチレン製クッションシートを積層したことを特徴とする畳床。
  2. 全体として固着は逢着で行うものである請求項1記載の畳床。
  3. 上下のプラスチック段ボールは、同方向に固着し、全体としてプラスチック段ボールの長手方向に沿って縫着するものである請求項1又は2記載の畳床。
  4. この発泡ポリエチレンシートに、アレルゲン低減化剤を固着したものである請求項1乃至3のいずれか1項に記載の畳床。
  5. 該アレルゲン低減化剤は、芳香族ヒドロキシ化合物、アルカリ金属の炭酸塩、ミョウバン、ラウリルベンゼンスルホン酸塩、ラウリル硫酸塩、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩、リン酸塩、硫酸亜鉛、酢酸鉛からなる群から選ばれた少なくとも1つである請求項1乃至4のいずれか1項記載の畳床。




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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08158601A (ja) * 1994-12-06 1996-06-18 Keiji Iwamoto 畳 床
JP2010236220A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Sekisui Seikei Ltd 薄畳
JP3176385U (ja) * 2012-03-23 2012-06-21 株式会社浅井商店 薄畳

Patent Citations (3)

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