JP2017052403A - 判定装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両設定装置1は、スイッチになされたオン操作及びオフ操作の際、スイッチに接触する操作者の操作指の生体情報100を読み取る生体情報読取部10と、予め記憶部14に登録された登録者の登録生体情報140とオン操作時に読み取られたオン操作時生体情報を照合して得られた第1の類似度、オン操作時生体情報とオフ操作時に読み取られたオフ操作時生体情報を照合して得られた第2の類似度、及び登録生体情報140とオフ操作時生体情報を照合して得られた第3の類似度の少なくとも2つの類似度に基づいて登録生体情報140をオン操作時生体情報又はオフ操作時生体情報に更新する制御部18と、を備えて概略構成されている。
【選択図】図1
Description
実施の形態に係る判定装置は、スイッチになされたオン操作及びオフ操作の際、スイッチに接触する操作者の操作指の生体情報を読み取る生体情報読取部と、予め記憶装置に登録された登録者の登録生体情報とオン操作時に読み取られたオン操作時生体情報を照合して得られた第1の類似度、オン操作時生体情報とオフ操作時に読み取られたオフ操作時生体情報を照合して得られた第2の類似度、及び登録生体情報とオフ操作時生体情報を照合して得られた第3の類似度の少なくとも2つの類似度に基づいて登録生体情報をオン操作時生体情報又はオフ操作時生体情報に更新する登録生体情報更新部と、を備えて概略構成されている。
(車両設定装置1の全体構成)
図1(a)は、第1の実施の形態に係る車両設定装置のブロック図の一例であり、図1(b)は、車両設定装置の生体情報読取部の配置の一例を示す概略図である。図2は、第1の実施の形態に係る車両設定装置の第1の類似度〜第3の類似度の一例を説明するための模式図である。図3は、第1の実施の形態に係る車両設定装置が含まれる車両の車両設定システムのブロック図の一例である。なお、以下に記載する実施の形態に係る各図において、図形間の比率は、実際の比率とは異なる場合がある。また図1(a)及び図3では、主な情報の流れを矢印で示している。
スタートスイッチ5は、例えば、運転席に着座する操作者の前方や運転席と助手席の間に位置するフロアコンソールなどに配置されている。このスタートスイッチ5は、操作面50になされたプッシュ操作(オン操作)により、車両の駆動装置の始動、又は始動準備を車両に指示し、その後になされたプッシュ操作(オフ操作)により、駆動装置の停止を指示する。
生体情報読取部10は、スタートスイッチ5の操作面50の下方に配置され、操作面50に接触する操作指の生体情報100を読み取るように構成されている。この生体情報100は、一例として、操作指の指紋パターン及び静脈パターンの少なくとも一方のパターンの情報を含んでいる。
登録読出部12は、一例として、図1(b)に示すように、スタートスイッチ5の近傍に配置されたセットボタン120、登録ボタン121〜登録ボタン123を備えて概略構成されている。このセットボタン120、登録ボタン121〜登録ボタン123は、例えば、プッシュボタンとして構成されているがこれに限定されず、タッチスイッチであっても良い。
記憶部14は、一例として、半導体メモリである。この記憶部14は、登録者ごとの登録生体情報140を記憶している。なお記憶部14は、例えば、制御部18が備えるRAM(Random Access Memory)18aであっても良い。
図4は、第1の実施の形態に係る車両設定装置の車両設定テーブル生成部が生成する車両設定テーブルの一例を示す概略図である。図4に示す設定は、登録可能な設定の一部を図示している。
制御部18は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工などを行うCPU(Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM18a及びROM(Read Only Memory)などから構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、例えば、制御部18が動作するためのプログラムと、第1のしきい値180と、第2のしきい値181と、が格納されている。RAM18aは、例えば、一時的に演算結果などを格納する記憶領域として用いられる。
車両設定システム2は、一例として、図3に示すように、車両設定装置1と、複数の車載装置と、車両設定装置1から出力された車両設定情報S4に基づいて複数の車載装置を制御する制御装置としての車両制御部22と、を備えている。
車両設定装置1は、電子キーを携帯した操作者が車両のドアを開錠すると、車両から駆動電圧が供給され、生体情報読取部10が指紋パターンの読み取りが可能な状態となる。
本実施の形態に係る車両設定装置1は、操作者が意識しなくても生体情報100の照合のために登録されている登録生体情報140を更新することができる。具体的には、車両設定装置1は、上述した各条件が満たされた場合に、登録生体情報140をオン操作時生体情報101又はオフ操作時生体情報102に更新することができるので、操作者が意識しなくても生体情報100の照合のために登録されている登録生体情報140を更新することができる。
第2の実施の形態は、第2の類似度186が第3の類似度187よりも大きい場合に登録生体情報140を更新する点が第1の実施の形態と異なっている。なお以下に記載する実施の形態において、第1の実施の形態と同じ機能及び構成を有する部分は、第1の実施の形態と同じ符号を付し、その説明は省略するものとする。
車両設定装置1は、電子キーを携帯した操作者が車両のドアを開錠すると、車両から駆動電圧が供給され、生体情報読取部10が指紋パターンの読み取りが可能な状態となる。
本実施の形態に係る車両設定装置1は、第2の類似度186及び第3の類似度187を用いて登録生体情報140を更新するので、この構成を有さない場合と比べて、操作のばらつきなどによって照合に適さない生体情報を登録生体情報とする可能性を低減させることができる。
Claims (5)
- スイッチになされたオン操作及びオフ操作の際、前記スイッチに接触する操作者の操作指の生体情報を読み取る生体情報読取部と、
予め記憶装置に登録された登録者の登録生体情報と前記オン操作時に読み取られたオン操作時生体情報を照合して得られた第1の類似度、前記オン操作時生体情報と前記オフ操作時に読み取られたオフ操作時生体情報を照合して得られた第2の類似度、及び前記登録生体情報と前記オフ操作時生体情報を照合して得られた第3の類似度の少なくとも2つの類似度に基づいて前記登録生体情報を前記オン操作時生体情報又は前記オフ操作時生体情報に更新する登録生体情報更新部と、
を備えた判定装置。 - 前記登録生体情報更新部は、前記第1の類似度と前記第2の類似度が予め定められた第1のしきい値より大きく、かつ前記第1の類似度よりも前記第2の類似度の方が大きい場合、前記登録生体情報を前記オン操作時生体情報又は前記オフ操作時生体情報に更新する、
請求項1に記載の判定装置。 - 前記登録生体情報更新部は、前記第2の類似度と前記第3の類似度が予め定められた第1のしきい値より大きく、かつ前記第3の類似度よりも前記第2の類似度の方が大きい場合、前記登録生体情報を前記オン操作時生体情報又は前記オフ操作時生体情報に更新する、
請求項1に記載の判定装置。 - 前記登録生体情報更新部は、前記第1の類似度が予め定められた第2のしきい値よりも大きい場合、操作者が登録者であると判定する、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の判定装置。 - 車両に搭載された複数の車載装置ごとに行われた設定とこの設定を行った登録者とを関連付けた車両設定テーブルを生成する車両設定テーブル生成部を有し、
前記登録生体情報更新部は、操作者が登録者であると判定した場合、当該登録者に関連付けられた設定を前記車両設定テーブルから読み出して車両設定情報として出力する、
請求項4に記載の判定装置。
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