JP2017052393A - 車両走行制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】先行車の要求加速度と先行車の実加速度との差が小さい場合にはCACC制御を継続し、且つ、その差が大きい場合には制御態様をCACC制御からACC制御に確実に切り替えることが可能な車両走行制御装置を提供すること。【解決手段】先行車の要求加速度と実加速度との間に誤差が生じる誤差発生状態の開始時点からの経過時間を測定する時間測定手段と、開始時点以降に発生した要求加速度と実加速度との誤差の積算値を前記経過時間で除した平均誤差量を算出する平均誤差量算出手段と、を備え、加速度制御手段は、経過時間が長くなる程小さくなるように設定された閾値を平均誤差量が超えたとき、要求加速度に基づくことなくフィードバック要求加速度に基づいて自車の加速度を制御する。【選択図】図4

Description

本発明は、自車とその前方に位置する先行車との間で通信を行いながら自車の走行制御を行う車両走行制御装置に関する。
自車とその前方に位置する先行車との間で通信を行いながら自車の走行制御を行う所謂CACC制御(Cooperative Adaptive Cruise Control)が知られている。
特許文献1はCACC制御の従来例を開示している。特許文献1に開示された車両(自車)は、レーダセンサと、無線通信手段と、制御装置と、を備えている。制御装置は、レーダセンサを用いて自車と先行車との車間距離(相対距離)を算出する。
無線通信手段は先行車との間で無線通信を行うことにより、先行車から様々な情報を取得する。この情報には、先行車の要求加速度及び先行車の実加速度が含まれる。要求加速度は、先行車のアクセルペダル又はブレーキペダルのペダルの操作量またはACC(Adaptive Cruise Control)などの加減速制御の要求値に基づいて算出される。実加速度は、先行車に搭載された車輪速センサから得られる車速の時間微分値である。
自車の制御装置は、自車の走行モードが追従制御モードにあるとき、レーダセンサによって検出された先行車との車間時間(=自車と先行車との車間距離/自車の速度)を所定の目標車間時間(=目標車間距離/自車の速度)に一致させるための加速度を算出する。この加速度は、目標加速度又はFB要求G(フィードバック要求加速度)と称呼される。さらに自車の制御装置は、無線通信手段が受信した「先行車の要求加速度及び先行車の実加速度」に基づいて要求加速度を算出する。この要求加速度は、FF要求G(フィードフォワード要求加速度)と称呼される。そして、自車の制御装置は、FB要求GとFF要求Gとに基づいて最終的な要求加速度(以下、「CACC要求G」と称呼する。)を算出し、自車の実際の加速度がCACC要求Gに一致するように、自車のエンジン及びブレーキを制御する。
FB要求Gは、例えば、先行車が加速した結果として車間時間(従って、車間距離)が目標車間時間(従って、目標車間距離)よりも長くなったことが検出されてから変化する。これに対し、FF要求Gは、例えば、先行車のアクセルペダルが踏み込まれてから先行車が実際に加速を開始する前の時点から変化する。従って、FB要求Gのみに基づいて自車の加速度を制御する場合に比べ、CACC要求Gに基づいて自車の加速度を制御すれば、自車を応答性よく先行車に追従走行させることができ、車間時間(従って、車間距離)が目標車間時間(従って、目標車間距離)から大きく乖離することを回避することができる。
特開2015−51716号公報
ところで、先行車はアクセルペダル操作量及びブレーキペダル操作量等に基づいて先行車の要求加速度を算出している。そのため、例えば、先行車が急な上り坂を走行している場合、路面の摩擦係数が低いために先行車に加速スリップが発生している場合、或いは先行車のROMに記憶されているインストラクション(プログラム)が改竄されている場合等において、先行車の要求加速度と先行車の実加速度との間に比較的大きな差(誤差)が生じる場合が発生する。このような場合、先行車の要求加速度が反映されるFF要求Gに基づいて算出されるCACC要求Gに応じて自車の加速度を制御してしまうと、一時的に(即ち、FB要求Gが大きくなって車間時間が補償されるまで)、車間時間が目標車間時間から比較的大きく乖離する(車間距離が目標車間距離から大きく乖離する)。
そのため、このような場合、制御装置は、FF要求Gが反映されるCACC要求Gに基づく加速度制御(即ち、CACC制御)を中止し、FB要求Gのみに基づく加速度制御(即ち、ACC制御(Adaptive Cruise Control))を実行すべきである。
そこで、発明者は、先行車の要求加速度と先行車の実加速度との差の平均誤差量(即ち、図7にハッチングを付した領域の面積を時刻t0からの経過時間tで除した値)Eaveが所定の閾値Ethを超えた場合にCACC制御を中止し、制御態様をACC制御に切り替えることを検討した。
しかしながら、先行車のアクセルペダルの踏み込みによって発生する要求加速度の変化に対して先行車の実加速度の変化は必ず遅れて発生する。即ち、図8に示すように、先行車の要求加速度が時刻t0で増加し始めた場合、先行車の実加速度は時刻t0から僅かな時間Δtだけ遅れた時刻t1から増加し始める。この実加速度の増加開始遅れは不可避的な遅れであり、先行車が平坦であり且つ路面摩擦係数が高い通常の道路を走行しているときにも発生する。
そのため、前述の閾値Ethが小さいと、殆どの場合において時刻t1を過ぎる前までに前記平均誤差量Eaveが閾値Ethを超えてしまう。従って、先行車の要求加速度と先行車の実加速度との差が小さい場合(図8の破線C1により示した「その差が値E1となる場合」を参照。)にも、制御態様がCACC制御からACC制御に切り替えられてしまう。
これに対し、前述の閾値Ethを大きくしすぎると、先行車の要求加速度と先行車の実加速度との差が大きい場合(図8の一点鎖線C2により示した「その差が値E2となる場合」を参照。)に、制御態様がCACC制御からACC制御に切り替えられなくなってしまう。
本発明は、上述した課題に対処するためになされたものである。即ち、本発明の目的の1つは、上述の閾値Ethを適切に設定することにより、先行車の要求加速度と先行車の実加速度との差が小さい場合にはCACC制御を継続し、且つ、その差が大きい場合には制御態様をCACC制御からACC制御に確実に切り替えることが可能な車両走行制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の車両走行制御装置は、
自車(10)の前方に位置する先行車(40)の加速度操作手段の操作量に基づいて算出される要求加速度及び同先行車の実際の加速度である実加速度を通信によって取得する、先行車加速度取得手段(19、20)と、
前記自車と前記先行車との車間距離を測定する測距手段(17、18)と、
前記測定された車間距離を所定の目標車間距離に近づけるための前記自車の加速度であるフィードバック要求加速度を算出するFB要求G算出手段(16)と、
前記要求加速度及び前記フィードバック要求加速度に基づいて前記自車の加速度を制御する加速度制御手段(16)と、
前記要求加速度と前記実加速度との間に誤差が生じる誤差発生状態の開始時点からの経過時間を測定する時間測定手段(16)と、
前記開始時点以降に発生した前記要求加速度と前記実加速度との誤差の積算値を前記経過時間で除した平均誤差量を算出する平均誤差量算出手段(16)と、
を備え、
前記加速度制御手段は、前記経過時間が長くなる程小さくなるように設定された閾値を前記平均誤差量が超えたとき、前記要求加速度に基づくことなく前記フィードバック要求加速度に基づいて前記自車の加速度を制御するように構成された、
車両走行制御装置である。
本発明の閾値は、要求加速度と実加速度との間に誤差が生じる誤差発生状態の経過時間が長くなればなる程小さくなるように設定されている。
そのため、要求加速度と実加速度の発生初期時に両者の間に必然的に生じる誤差が、この閾値を超えるおそれは小さい。従って、この誤差の影響を受けることなく自車を先行車からの要求加速度に基づいてフィードフォワード制御することが可能になる。
さらに、要求加速度の発生からある程度の時間が経過した後において要求加速度と実加速度との誤差がある程度の大きさになっている場合は、この誤差が閾値を超える可能性が高いので、フィードバック要求加速度のみに基づいて自車の加速度を制御できる。換言すると、要求加速度に基づくフィードフォワード制御を確実に中止できる。
上記説明においては、発明の理解を助けるために、実施形態に対応する発明の構成に対して、実施形態で用いた符号を括弧書きで添えているが、発明の各構成要件は、前記符号によって規定される実施形態に限定されるものではない。
本発明の他の目的、他の特徴及び付随する利点は、以下の図面を参照しつつ記述される本発明の各実施形態についての説明から容易に理解されるであろう。
本発明の一実施形態に係る車両走行制御装置を搭載した自車と先行車を示す図である。 車両走行制御装置が、フィードフォワード制御を中止するか否かを判定するためのフローチャートである。 車両走行制御装置が、フィードフォワード制御の中止状態を維持するか否かを判定するためのフローチャートである。 (a)は上り坂を走行している先行車の要求加速度と実加速度の時間経過に伴う変化を表すグラフであり、(b)は先行車の要求加速度と実加速度との平均誤差量及び閾値の時間経過に伴う変化を表すグラフであり、(c)は先行車と自車との車間距離の時間経過に伴う変化を表すグラフである。 上り坂を走行している先行車の要求加速度が図4の場合より大きいときの図4と同様のグラフである。 変形例の図2に対応するフローチャートである。 先行車の要求加速度と実加速度の時間経過に伴う変化を表すグラフである。 先行車の要求加速度と実加速度の時間経過に伴う変化を表すグラフである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。
本実施形態の車両10(以下、自車10と称する)は図1に示した車両走行制御装置15を搭載している。車両走行制御装置15は、車両制御ECU16、センサECU17、前方レーダセンサ18、無線制御ECU19、無線アンテナ20、CAN21、エンジン制御ECU22及びブレーキ制御ECU23を備えている。
ECUは、Electric Control Unitの略であり、CPU、ROM及びRAM等の記憶装置を含むマイクロコンピュータを備える。CPUはROMに格納されたインストラクション(プログラム)を実行することにより各種機能を実現するようになっている。更に、ECU16、17、19、22及び23は、CAN(Controller Area Network)21を介して、各種の制御情報や要求信号を相互に送受信可能に接続されている。
車両制御ECU16は、CAN21を介して他のECUに接続されているセンサの検出信号を受信するとともに、自車10の車輪速センサ及び他の複数のセンサと接続され、これらのセンサの検出信号を受信するようになっている。
センサECU17は、前方レーダセンサ18と接続されていて、前方レーダセンサ18の動作を制御する。
前方レーダセンサ18は、電波(例えばミリ波)を検出波として自車10の前方へ出射する。自車10の前方に先行車40が存在する場合は、自車10から出射された検出波は先行車40によって後方に反射され、反射された検出波は前方レーダセンサ18によって受信される。
センサECU17は、この検出波の発射タイミング及び受信波の受信タイミング、並びに、これらの波の周波数等に基づいて先行車情報を取得(検出)する。この先行車情報には、自車10を基準とした先行車40の相対速度及び相対距離(車間距離)が含まれる。前方レーダセンサ18及びセンサECU17により取得された先行車情報は、センサECU17から車両制御ECU16へ所定の周期で送信される。なお、前方レーダセンサ18は、ミリ波に代わり、光波(例えばレーザー)又は超音波等を出射及び受信するようになっていてもよい。
無線制御ECU19は、無線アンテナ20と接続されている。無線制御ECU19は無線アンテナ20の動作を制御する。無線制御ECU19は、無線アンテナ20を介して先行車40と車車間通信(無線通信)を行うことにより先行車40の要求加速度uと実加速度rに関する信号を周期的に取得する。
先行車40から送信される要求加速度uは、先行車40のアクセルペダル及びブレーキペダルの踏込量を検出するセンサ(後述するアクセル操作量センサ24及びブレーキ操作量センサ26)からの出力値に基づいて先行車40の車両制御ECUによって算出される。
先行車40から送信される実加速度rは、先行車40の複数の車輪速センサの平均値を時間に関して微分した値である。この計算は、先行車40の車両制御ECUによって行われる。
エンジン制御ECU22にはアクセル操作量センサ24が接続されている。アクセル操作量センサ24は、アクセルペダル(アクセル操作子。加速度操作手段)A/Pの操作量を検出し、その操作量APを表す信号をエンジン制御ECU22に出力する。さらにエンジン制御ECU22には「エンジンアクチュエータとしてのスロットルアクチュエータ25」が接続されている。
スロットルアクチュエータ25は、自車10のエンジン(図示略)の吸気ダクトに設けられたスロットル弁を駆動してスロットル弁開度を変更する装置である。
エンジン制御ECU22は、自車10のアクセル操作量センサ24により検出されるアクセル操作量AP及び自車10の他のエンジン状態量センサ(図示略)により検出される運転状態量(例えば、エンジン回転速度)に基づいてスロットルアクチュエータ25を操作する。スロットルアクチュエータ25が操作されるとエンジンの発生トルク及び出力が変化するので、自車10の加速度が変化する。
ブレーキ制御ECU23にはブレーキ操作量センサ26及び車輪速センサ27が接続されている。
ブレーキ操作量センサ26は、ブレーキペダル(ブレーキ操作子。加速度操作手段)B/Pの操作量BPを検出し、その操作量BPを表す信号をブレーキ制御ECU23に出力する。
車輪速センサ27は、実際には各車輪毎に設けられていて、各車輪の回転速度を表す信号をブレーキ制御ECU23に出力する。
さらにブレーキ制御ECU23にはブレーキアクチュエータ28が接続されている。ブレーキアクチュエータ28は、ブレーキペダルB/Pの踏力によって作動油を加圧するマスタシリンダと、各車輪に設けられる摩擦ブレーキ機構との間の油圧回路に設けられる。摩擦ブレーキ機構は、ブレーキアクチュエータ28から供給される作動油の油圧によってホイールシリンダを作動させることによりブレーキパッドをブレーキディスクに押し付けて油圧制動力を発生させる。ブレーキアクチュエータ28は、ホイールシリンダに供給する油圧を調整する周知のアクチュエータであり、ブレーキECU23からの指令に応じた油圧をホイールシリンダに供給して各車輪に制動力を発生させる。
ブレーキ制御ECU23は、ブレーキ操作量センサ26により検出されるブレーキ操作量BP及び自車10の他の運転状態量センサ(図示略)により検出される運転状態量に基づいてブレーキアクチュエータ28を操作する。ブレーキアクチュエータ28が操作されると各車輪に制動力が付与されるので自車10が減速する。そのため、この場合も自車10の加速度が変化する。
なお、先行車40は自車10と同様の構成(車両走行制御装置15、スロットルアクチュエータ25、ブレーキアクチュエータ28及びセンサ等)を備えている。
(C−ACCの基本的制御)
続いて自車10が走行しているときの車両走行制御装置15による自車10の基本的な制御方法について説明する。
自車10には追従制御スイッチ(図示略)が設けられている。この追従制御スイッチは車両制御ECU16に接続されている。追従制御スイッチがオフ位置にある場合、自車10の走行モードは通常走行モード(非追従制御モード)になる。通常走行モードにおいて、エンジン制御ECU22はアクセルペダル操作量PAに応じてスロットルアクチュエータ25を制御し、ブレーキ制御ECU23はブレーキ操作量PBに基づいてブレーキアクチュエータ28を制御する。従って、自車10は運転者の運転操作に従って走行する。
自車10の乗員が追従制御スイッチを操作することによって追従制御スイッチがオン位置に変更されると、自車10の走行モードは追従制御モードになる。追従制御モードにおいて、自車10は先行車40を特定し、その先行車40に追従して走行する。
より具体的に述べると、前方レーダセンサ18及びセンサECU17は、先行車情報(自車10と先行車40との「相対速度Vr及び車間距離L」等)を所定の周期で取得し、先行車情報を車両制御ECU16へ送信する。
前方レーダセンサ18が受信した検出波情報はセンサECU17を介して車両制御ECU16へ送信される。すると車両制御ECU16が、検出波情報に基づいて自車10と先行車40との車間距離を算出する。さらに車両制御ECU16は、車輪速センサ27からの信号に基づいて自車10の車速(自車速)Vjを取得(算出)し、自車10と先行車40との車間時間(=車間距離L/自車速Vj)Tjを算出する。
さらに車両制御ECU16は、算出された車間時間Tjと所定の目標車間時間Ttgtとの差をゼロにするための加速度である目標加速度を車間時間Tjと所定の目標車間時間Ttgtとに基づいてFB要求G(フィードバック要求加速度)として算出する。目標車間時間Ttgtは、目標車間距離Ltgtを自車速度Vjにより除した値である。従って、換言すれば、車両制御ECU16は、車間距離Lと目標車間車間距離Ltgtとの差をゼロにするためのFB要求Gを算出する。なお、目標車間時間Ttgtは、一定値であってもよいし、図示しない設定スイッチにより自車10の乗員により選択される可変値であってもよい。
さらに車両制御ECU16は、無線制御ECU19及び無線アンテナ20を用いて受信した「先行車40からの要求加速度u及び先行車40の実加速度r」を取得し、要求加速度u及び実加速度rに基づいてFF要求G(フィードフォワード要求加速度)を算出する。より具体的に述べると、本例において、車両制御ECU16は、要求加速度uに対してハイパスフィルタ処理を施した値と、実加速度rにローパスフィルタ処理した値と、の和に基づいてFF要求Gを算出する。
そして車両制御ECU16は、FB要求GとFF要求Gとの和を、最終的に自車10に要求される加速度(以下、便宜上「CACC要求G」と称呼する。)として算出する。
さらに車両制御ECU16は、算出したCACC要求Gに基づく要求指令信号を、エンジン制御ECU22及びブレーキ制御ECU23にCAN21を介して送信する。エンジン制御ECU22及びブレーキ制御ECU23は、要求指令信号を受信すると、その要求指令信号に応じてスロットルアクチュエータ25及びブレーキアクチュエータ28をそれぞれ制御する。この結果、自車10の加速度がCACC要求Gに一致するように制御される。以上が、CACC制御における基本的作動である。
(フィードフォワード制御の中止)
ところで、FB要求Gに基づくスロットルアクチュエータ25又はブレーキアクチュエータ28の制御は、実際に発生している自車10と先行車40との実際の車間時間(車間距離)の変化に基づいて行われる事後的な制御、即ち、フィードバック制御である。
一方、FF要求Gに基づくスロットルアクチュエータ25又はブレーキアクチュエータ28の制御は、先行車40の加速度変化に基づく車間時間(車間距離)の変化を早い時点で予測して事前に低減しようとする制御、即ち、実際の車間時間(車間距離)の変化に基づかないフィードフォワード制御である。
このように、CACC要求Gに基づくスロットルアクチュエータ25又はブレーキアクチュエータ28の制御(自車10の加速度制御、CACC制御)は、フィードバック制御とフィードフォワード制御との両者を含む制御である。従って、自車10をCACC要求Gに基づいてCACC制御すれば、自車10は先行車40に時間的な遅れなく追従できるので、先行車40が加速又は減速した場合であっても車間時間(車間距離)を目標車間時間(目標車間距離)に精度良く一致させることができる。
しかしながら、例えば、先行車40が勾配の大きい登坂路を走行している場合、路面の摩擦係数が低いために先行車40に加速スリップが発生している場合、或いは先行車40のROMに記憶されているインストラクション(プログラム)が改竄されている場合等においては、先行車40の要求加速度uは将来的に生じる先行車40の実加速度rに対して過大となる。このような場合、車両制御ECU16が「FF要求Gを成分に含むCACC要求G」に基づいて自車10の加速度制御を行うと、特に、先行車40からの要求加速度uがFF要求Gに占める割合が大きい期間(要求加速度uの変化直後の所定期間)において、車間時間Tjが目標車間時間Ttgtに対して過小となり、自車10が先行車40に必要以上に近づいてしまうおそれがある。
そこで、車両制御ECU16は、先行車の要求加速度uと先行車の実加速度rとの差の平均誤差量(即ち、図7にハッチングを付した領域の面積を時刻t0からの経過時間tで除した値)Eaveが上記ROMに記憶させた閾値Ethを超えた場合にCACC制御を中止し、制御態様をACC制御に切り替える。
ところで、図7及び図8を参照しながら説明したように、先行車40のアクセルペダルA/P又はブレーキペダルB/Pの踏み込みによって発生する要求加速度uの変化に対して先行車40の実加速度rの変化は必ず遅れて発生する。
図4及び図5は、大きさがゼロから所定値まで上昇した要求加速度uが所定時間にわたって当該所定値におおよそ維持される場合を示している。要求加速度uの立ち上がり開始(時刻t0)から所定時間(時刻t2)が経過するまでは、先行車40の要求加速度uと実加速度rとの間にはある程度の大きさの誤差A1が必然的に生じる。なお図4及び図5は先行車40が上り坂を走行する場合の例を示しているが、先行車40がいかなる走行路を走行する場合も誤差A1に相当する誤差が必然的に生じる。
そのためROMに記憶する上記閾値Ethは、誤差A1を異常値と判定しない大きさに設定する必要がある。
なお、仮に先行車40が平坦な道を走行する場合は、図4(a)及び図5(a)の二点鎖線で示すように、実加速度rは時間がある程度経過すると要求加速度uに近い値になる。即ち、時刻t2以降において実加速度rは要求加速度uに対して接近する。そのため、図4(a)及び図5(a)に示すように、時刻t2以降における要求加速度uと実加速度rとの誤差A2は小さな値となる。即ちこの場合は、要求加速度uと実加速度rとの誤差A2は時刻t2以降において誤差A1より小さくなる。この誤差A2は小さいため、誤差A2が発生しても車両制御ECU16はFF要求Gに基づく自車10のFF制御を中止する必要がない。
そのため上記閾値Ethは誤差A2を異常値と判定しない大きさに設定する必要がある。
その一方で、例えば先行車40が上り坂を走行している場合は、図4(a)及び図5(a)の鎖線で示すように、要求加速度uと実加速度rとの誤差は時刻t2以降において誤差A2よりも大きくかつ誤差A1とおおよそ等しい誤差A3となる。この誤差A3は大きいため、誤差A3が発生した場合は、車両制御ECU16はFF要求Gに基づく自車10のFF制御を中止する必要がある。
従って、上記閾値Ethは誤差A3を異常値と判定する大きさに設定する必要がある。
このように上記閾値は誤差A1、A2、A3を考慮した大きさにする必要がある。
そのため本実施形態では上記閾値Ethを以下の式(1)により定めている。
Eth=(a/t)+b・・・式(1)(但し、tは時刻t0からの経過時間、a、bは定数である。)
閾値Ethは図4及び図5のグラフ(b)に記入した大きさである。即ち、時刻t0からの経過時間tに反比例して徐々に小さくなる大きさである。
閾値Ethをこのように設定すると時刻t0と時刻t2との間において閾値Ethが誤差A1より大きくなる。さらにこの誤差A1は、誤差A1が発生している間の要求加速度uと実加速度rとの誤差の合計量(時間tに基づく積分値)を時間tで除した平均誤差量Eave1と略同一である。即ち、閾値Ethは平均誤差量Eave1(≒誤差A1)より大きく、平均誤差量Eave1(及び差A1)を異常値と判定するおそれがない。
さらに先行車40が平坦な道を走行する場合は、時刻t0から時刻t2以降の任意に時刻までの間の要求加速度uと実加速度rとの誤差の合計量(時間tに基づく積分値)を時間tで除した平均誤差量Eave2は、時刻t2以降における誤差A2より多少大きい値(A2+α)となる。そして式(1)中のbは平均誤差量Eave2より大きい値として設定されている。そのため、時刻t2から時間がどれだけ経過しても閾値Ethは平均誤差量Eave2より大きいままである。従って、閾値Ethが平均誤差量Eave2(及び誤差A2)を異常値として判定するおそれはない。
また、図4の例ではその(a)に示されるように、先行車40が(中程度の)上り坂を走行する場合は、要求加速度uと実加速度rとの誤差A3は時刻t2以降において誤差A1とほぼ同じ大きさを維持する。さらに先行車40が(中程度の)上り坂を走行する場合は、時刻t0から時刻t2以降の任意に時刻までの間の要求加速度uと実加速度rとの誤差の合計量(時間tに基づく積分値)を時間tで除した平均誤差量Eave3は、時刻t2以降における誤差A3より多少大きい値(A3+α)となる。そのため、時間の経過に伴って閾値Ethの大きさが徐々に小さくなると、閾値Ethが徐々に平均誤差量Eave3に近づいていく。そして所定の時刻t3を経過したときに、平均誤差量Eave3が閾値Ethを超えることになる。従って、車両制御ECU16は時刻t3を経過したときに自車10に対するFF制御を中止する。
なお、図4の例では先行車40で発生した要求加速度uがそれほど大きくはないため、時刻t2以降における平均誤差量Eave3もあまり大きくはならない。そのため図4の例では、平均誤差量Eave3が閾値Ethを超えるまでにある程度の時間を要することになる。換言すると、本来中止すべきであったFF制御の実行時間がある程度長くなってしまう。しかしこの場合の誤差A3が大きくないので、図4(c)に示すように、FF制御を実行することに起因して生じる自車10と先行車40の車間距離の変化量はあまり大きくならない。
一方、図5の例では図4の場合よりも先行車40で発生した要求加速度uが大きい。従って、この場合は誤差A1(平均誤差量Eave1)及び誤差A3(平均誤差量Eave3)が図4の場合よりも大きくなる。
しかし、この場合は図4の時刻t3よりも早い時刻t4において平均誤差量Eave3が閾値Ethを超え、車両制御ECU16は時刻t4を経過したときに自車10に対するFF制御を中止する。換言すると、本来中止すべきであったFF制御の実行時間が図4の場合よりも短い。そのため図5(c)に示すように、FF制御を実行することに起因して生じる自車10と先行車40の車間距離の変化量はあまり大きくならない。
なお、閾値Ethと各誤差A1、A2、A3との大小関係を比較する場合は、例えば要求加速度uの出力にノイズが重畳したときに、実際は誤差A1、A2が閾値Ethを超えていないにも拘わらず、「誤差A1、A2が閾値Ethを超えた」と車両制御ECU16が誤判定するおそれがある。しかし、閾値Ethと各平均誤差量Eave1、2、3とを比較すれば、車両制御ECU16がこのような誤判定を行うおそれをなくすことが可能になる。
(実際の作動)
続いて車両走行制御装置15の実際の作動について説明する。車両制御ECU16のCPU(以下、単に「CPU」と表記する。)は、追従制御スイッチがオン位置にあり、且つ、先行車40を特定した場合、所定時間が経過する毎に図2にフローチャートにより示したルーチンを実行するようになっている。なお、先行車の特定方法については周知であり、例えば、特許第5522193号に開示された技術を用いることができる。
CPUはステップ200から処理を開始してステップ210に進むと、無線アンテナ20及び無線制御ECU19が取得した「先行車40の要求加速度u及び先行車40の実加速度r」をCAN21を介して受信する。
続いてCPUはステップ220において、「要求加速度u−実加速度r」の符号が、前回のCPUが本ルーチンを実行した時点から反転したか否かを判定する。
例えば、先行車40の「アクセルペダルA/P及びブレーキペダルB/P」の何れもが操作されていない場合、要求加速度u及び実加速度rは何れも実質的にゼロである。しかし、アクセル操作量センサ24又はブレーキ操作量センサ26の出力にはノイズが重畳するため、アクセルペダルA/P及びブレーキペダルB/Pを踏んでいない場合であっても要求加速度uは完全にゼロにはならない。即ち、要求加速度uは絶対値がゼロより僅かに大きい微小値の範囲内でプラスとマイナスの間を往復する。同様に、実加速度rもエンジンブレーキ等の影響により、絶対値がゼロより僅かに大きい微小値の範囲内でプラスとマイナスの間を往復する。そのため、先行車40の「アクセルペダルA/P及びブレーキペダルB/P」の何れもが操作されていない場合、「要求加速度u−実加速度r」の符号は頻繁に反転する。
従って、ステップ220の判定がYESと判定される場合、先行車40のアクセルペダルA/P及びブレーキペダルB/Pは何れも踏まれていないと判断できる。従って、この場合、CPUはステップ230に進み、後述する経過時間t及び合計積分値Intを初期化(ゼロ)し、その後、ステップ240に進む。
これに対し、ステップ220の判定がNOと判定される場合、先行車40の「アクセルペダルA/P及びブレーキペダルB/P」の何れかが踏込操作されたと判断できる。従って、この場合、CPUはステップ240へ直接進む。
CPUはステップ240にて、要求加速度uと実加速度rとの誤差(u−r)を前回のステップ240の処理時から現在までの経過時間tで積分した積分値(∫(u−r)dt)に、前回のステップ240の処理時に算出された累積積分値Int(=Int(n−1))を加えることにより、合計積分値Int(=Int(n))を算出(更新)する。
続いてCPUはステップ250に進み、上記式(1)に基づいて現在の時刻における閾値Ethを算出する。前述したように、閾値Ethは、先行車40の「アクセルペダルA/P及びブレーキペダルB/P」の何れかが踏込操作された時刻からの経過時間tが長くなるほど小さくなる。
さらにCPUはステップ260に進み、以下の条件1及び条件2の両方が共に成立しているか否かを判定する。
(条件1)経過時間tが時間(tx−t0)よりも長い。
(条件2)合計積分値Intを経過時間tで除した値(=Int/t)が閾値Ethよりも大きい。
条件1において時刻t0は、値(u−r)の符号が最後に反転した時刻である。換言すると、時刻t0は、先行車40の「アクセルペダルA/P及びブレーキペダルB/P」の何れかが踏込操作された時点の時刻である。更に、条件1において時刻txは時刻t0から微小時間が経過した時刻である。
更に、条件2の判定に使用される値(Int/t)は、先行車40の「アクセルペダルA/P及びブレーキペダルB/P」の何れかが踏込操作されてから現在までの「要求加速度uと実加速度rとの誤差」を経過時間tで平均化した平均誤差量Eaveである。
上記条件1及び条件2が共に成立する場合、現在の要求加速度uと実加速度rとの誤差は、FF要求Gに基づく制御(CACC要求Gに基づくフィードフォワード制御、FF制御)を中止する必要がある程度に大きいと考えられる。
従って、CPUはステップ260にてYESと判定したときは、ステップ270に進み、「先行車40の加速度情報に異常がある」と判定するとともに、FF要求Gを含んだCACC要求Gに基づくフィードフォワード制御(FF制御)を中止する。より具体的には、CPUは制御の態様をCACC制御からACC制御に切り替える。つまり、CPUは、FF要求Gを「0」に設定し、FB要求Gのみに基づいて自車10の加速度を制御する。その後、CPUはステップ295に進み、本ルーチンを一旦終了する。
一方、上記条件1又は条件2が成立していない場合、CPUはステップ260にNOと判定し、ステップ295に直接進んで本ルーチンを一旦終了する。この場合、CPUは、FF要求G及びFB要求Gの両者(即ち、CACC要求G)に基づいて自車10の加速度を制御する。
さらにCPUは、所定時間が経過する毎に図3にフローチャートにより示したルーチンを実行するようになっている。
CPUは、ステップ300から処理を開始してステップ310に進み、現在の時刻が図2のステップ270の処理を実行してから所定時間(例えば10秒)以内であるか否かを判定する。
CPUがステップ310にてYESと判定したとき、CPUはステップ330に進んでステップ270において出した「先行車40の加速度情報に異常がある」という判定結果を保持する。即ち、CPUはFF制御の中止状態を所定時間に渡って維持する。その後、CPUはステップ395に進み本ルーチンを一旦終了する。なお、FF制御の中止状態が維持されている場合、CPUは図2のルーチンの処理を行わない。
一方、CPUはステップ310にてNOと判定したとき、CPUはステップ320に進んでステップ270において出した「先行車40の加速度情報に異常がある」という判定結果を初期化する。即ち、CPUはFF制御の中止状態を解除する。この結果、FF制御の中止状態が解除されるので、CPUは図2のルーチンの処理を再び所定時間が経過する毎に繰り返し実行するようになる。
以上、本発明を上記各実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、車両走行制御装置15が図2のフローチャートに代えて図6に示すフローチャートに基づいて自車10を制御してもよい。
自車10は無線アンテナ20を利用した先行車40との車間通信により、先行車40からの速度v及び実加速度rに関する信号を取得する(ステップ601)。そして自車10の車両制御ECU16はステップ602において、受信した速度vを微分することにより、先行車40の要求加速度uを演算する。
これ以降の処理は、図2のフローチャートのステップ220以降の処理と同じである。但し、要求加速度uの算出方法が図2の場合とは異なるので、ステップ606、607で登場する判定閾値Eth’の計算式が図2とは異なる。なお、判定閾値Eth’の計算式中のa’、b’は定数でありかつb‘は平均誤差量Eave2(及び誤差A2)より大きい値である。
この変形例では、先行車40が正しい加速度情報(実加速度r)と速度情報(速度v)を自車10に送信している場合は、ステップ602で取得される速度vの微分値と実加速度rはほぼ一致するはずである。即ち、両者の誤差は殆ど無くなるはずである。この場合は、自車10は先行車40から送信された実加速度rと速度vとに基づいてCACC制御を行っても問題はない。従って、両者の誤差が殆どない場合は、CPUがステップ607でNOと判定し自車10をCACC制御する。
その一方で、例えば先行車40がスリップを起こしていたり、先行車40の車輪速センサが故障していたり、或いは先行車40のROMに記憶されているインストラクション(プログラム)が改竄されている場合には、速度vの微分値と実加速度rとの間に大きな誤差が生じる。この場合は、自車10は先行車40から送られてくる実加速度rと速度vとに基づいてCACC制御を行なうべきではない。そのため、この場合はCPUがステップ607でYESと判定し自車10をCACC制御からACC制御に切り替える。
上記実施形態及び変形例において、経過時間tを引数とするルックアップテーブル形式(マップ形式)とした判定閾値EthをROMに記憶させておき、車両走行制御装置15がステップ260、607においてルックアップテーブルから判定閾値Ethを読み込んでもよい。
また判定閾値Ethとして、経過時間tの経過とともに直線的に減少する値を利用してもよい。
10・・・車両(自車両)、15・・・車両走行制御装置、16・・・車両制御ECU(FB要求G算出手段)(加速度制御手段)(時間測定手段)(平均誤差量算出手段)、17・・・センサECU(測距手段)、18・・・前方レーダセンサ(測距手段)、19・・・無線制御ECU(先行車加速度取得手段)、20・・・無線アンテナ(先行車加速度取得手段)、21・・・CAN、22・・・エンジン制御ECU、23・・・ブレーキ制御ECU、40・・・先行車。

Claims (1)

  1. 自車の前方に位置する先行車の加速度操作手段の操作量に基づいて算出される要求加速度及び同先行車の実際の加速度である実加速度を通信によって取得する、先行車加速度取得手段と、
    前記自車と前記先行車との車間距離を測定する測距手段と、
    前記測定された車間距離を所定の目標車間距離に近づけるための前記自車の加速度であるフィードバック要求加速度を算出するFB要求G算出手段と、
    前記要求加速度及び前記フィードバック要求加速度に基づいて前記自車の加速度を制御する加速度制御手段と、
    前記要求加速度と前記実加速度との間に誤差が生じる誤差発生状態の開始時点からの経過時間を測定する時間測定手段と、
    前記開始時点以降に発生した前記要求加速度と前記実加速度との誤差の積算値を前記経過時間で除した平均誤差量を算出する平均誤差量算出手段と、
    を備え、
    前記加速度制御手段は、前記経過時間が長くなる程小さくなるように設定された閾値を前記平均誤差量が超えたとき、前記要求加速度に基づくことなく前記フィードバック要求加速度に基づいて前記自車の加速度を制御するように構成された、
    車両走行制御装置。
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