JPH1191396A - 車両の走行制御装置 - Google Patents
車両の走行制御装置Info
- Publication number
- JPH1191396A JPH1191396A JP25449097A JP25449097A JPH1191396A JP H1191396 A JPH1191396 A JP H1191396A JP 25449097 A JP25449097 A JP 25449097A JP 25449097 A JP25449097 A JP 25449097A JP H1191396 A JPH1191396 A JP H1191396A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- deceleration
- acceleration
- vehicle
- road
- travel
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- Pending
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- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車間距離を一定に保つオートクルーズ装置を
備えた車両において、走行路の勾配等に起因する走行抵
抗に拘わらず適切な減速力を発生させて先行車両に対す
る追従走行性能を向上させる。 【解決手段】 スロットル開度θTH、シフトポジショ
ンSPおよび車速VDRに基づいて平坦路を走行する場合
の加減速度である推定加減速度αEST を算出し、この推
定加減速度αEST を実加減速度αACT から減算すること
により、走行路の勾配に起因して発生している加減速度
αINC を算出する。この加減速度αINC にエンジンブレ
ーキによる減速度αEBを加算した補正加減速度αCOM を
補正油圧値PCOM に変換した後、この補正油圧値PCOM
をオートクルーズ制御のための基本制動油圧値PBASEに
加算して最終出力油圧値PFIN を算出し、この最終出力
油圧値PFIN をブレーキアクチュエータA1 に出力して
制動力を発生させる。
備えた車両において、走行路の勾配等に起因する走行抵
抗に拘わらず適切な減速力を発生させて先行車両に対す
る追従走行性能を向上させる。 【解決手段】 スロットル開度θTH、シフトポジショ
ンSPおよび車速VDRに基づいて平坦路を走行する場合
の加減速度である推定加減速度αEST を算出し、この推
定加減速度αEST を実加減速度αACT から減算すること
により、走行路の勾配に起因して発生している加減速度
αINC を算出する。この加減速度αINC にエンジンブレ
ーキによる減速度αEBを加算した補正加減速度αCOM を
補正油圧値PCOM に変換した後、この補正油圧値PCOM
をオートクルーズ制御のための基本制動油圧値PBASEに
加算して最終出力油圧値PFIN を算出し、この最終出力
油圧値PFIN をブレーキアクチュエータA1 に出力して
制動力を発生させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーダー装置で検
出した先行車両との相対距離を所定値に保ように制動装
置を制御する車両の走行制御装置に関する。
出した先行車両との相対距離を所定値に保ように制動装
置を制御する車両の走行制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーダー装置で自車の前方を走行するタ
ーゲット車両との相対距離や相対速度を検出し、前記相
対距離を所定の値に保持するようにブレーキアクチュエ
ータおよびスロットルアクチュエータを制御することに
より、自車をターゲット車両に追従走行させるオートク
ルーズ装置は周知である。
ーゲット車両との相対距離や相対速度を検出し、前記相
対距離を所定の値に保持するようにブレーキアクチュエ
ータおよびスロットルアクチュエータを制御することに
より、自車をターゲット車両に追従走行させるオートク
ルーズ装置は周知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、重力の路面
方向の成分により登坂路では車両に減速度が発生し、ま
た降坂路では車両に加速度が発生するが、従来のオート
クルーズ装置は前記重力による減速度や加速度を考慮せ
ずに制動装置による減速量を決定しているので、車両の
適切な減速ができなくなって車間距離が変動したり、ド
ライバーに違和感を与えたりする可能性がある。
方向の成分により登坂路では車両に減速度が発生し、ま
た降坂路では車両に加速度が発生するが、従来のオート
クルーズ装置は前記重力による減速度や加速度を考慮せ
ずに制動装置による減速量を決定しているので、車両の
適切な減速ができなくなって車間距離が変動したり、ド
ライバーに違和感を与えたりする可能性がある。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、走行路の勾配等の走行抵抗に拘わらず適切な減速力
を発生させて先行車両に対する追従走行を的確に行える
ようにすることを目的とする。
で、走行路の勾配等の走行抵抗に拘わらず適切な減速力
を発生させて先行車両に対する追従走行を的確に行える
ようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、車両を制動する制動
手段と、先行車両との相対距離を検出するレーダー装置
と、このレーダー装置で検出した前記相対距離に基づい
て前記制動手段による車両の減速量を決定する制御手段
とを備えた車両の走行制御装置において、前記制御手段
は、走行抵抗検出手段で検出した走行路の走行抵抗に基
づいて前記車両の減速量を補正することを特徴とする。
前記走行抵抗には、走行路の勾配に基づく走行抵抗が含
まれる。
に、請求項1に記載された発明は、車両を制動する制動
手段と、先行車両との相対距離を検出するレーダー装置
と、このレーダー装置で検出した前記相対距離に基づい
て前記制動手段による車両の減速量を決定する制御手段
とを備えた車両の走行制御装置において、前記制御手段
は、走行抵抗検出手段で検出した走行路の走行抵抗に基
づいて前記車両の減速量を補正することを特徴とする。
前記走行抵抗には、走行路の勾配に基づく走行抵抗が含
まれる。
【0006】上記構成によれば、例えば走行路の勾配に
伴う重力の路面方向の成分により車両に加速度や減速度
が発生しても、その加速度や減速度を補償して制動手段
に適切な制動力を発生させ、先行車両との車間距離を適
切な値に保持することができる。
伴う重力の路面方向の成分により車両に加速度や減速度
が発生しても、その加速度や減速度を補償して制動手段
に適切な制動力を発生させ、先行車両との車間距離を適
切な値に保持することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0008】図1〜図3は本発明の一実施例を示すもの
で、図1はオートクルーズ装置を備えた車両の全体構成
図、図2は制御系のブロック図、図3は推定加減速度を
検索するテーブルを示す図である。
で、図1はオートクルーズ装置を備えた車両の全体構成
図、図2は制御系のブロック図、図3は推定加減速度を
検索するテーブルを示す図である。
【0009】図1に示すように、前輪駆動車両の駆動輪
たる左前輪WFLおよび右前輪WFRにはそれぞれ左前輪用
ディスクブレーキBFLおよび右前輪用ディスクブレーキ
BFRが装着され、従動輪たる左後輪WRLおよび右後輪W
RRにはそれぞれ左後輪用ディスクブレーキBRLおよび右
後輪用ディスクブレーキBRRが装着される。
たる左前輪WFLおよび右前輪WFRにはそれぞれ左前輪用
ディスクブレーキBFLおよび右前輪用ディスクブレーキ
BFRが装着され、従動輪たる左後輪WRLおよび右後輪W
RRにはそれぞれ左後輪用ディスクブレーキBRLおよび右
後輪用ディスクブレーキBRRが装着される。
【0010】ブレーキペダルPの踏み込み操作に応じた
制動油圧を発生するマスタシリンダMの出力ポート1に
連なる油路2と、各ディスクブレーキBFL,BFR,
BRL,B RRに個別に連なる油路3FL,3FR,3RL,3RR
との間に、ブレーキアクチュエータA1 が設けられる。
ブレーキアクチュエータA1 は、その非作動時に油路2
および油路3FL,3FR,3RL,3RR間を連通させてマス
タシリンダMからの制動油圧をそのまま各ディスクブレ
ーキBFL,BFR,BRL,BRRに作用させる状態と、その
作動時に油路2および油路3FL,3FR,3RL,3RR間を
遮断するとともに、該ブレーキアクチュエータA1 が出
力する油圧を各ディスクブレーキBFL,BFR,BRL,B
RRに作用させる状態とを切換可能である。
制動油圧を発生するマスタシリンダMの出力ポート1に
連なる油路2と、各ディスクブレーキBFL,BFR,
BRL,B RRに個別に連なる油路3FL,3FR,3RL,3RR
との間に、ブレーキアクチュエータA1 が設けられる。
ブレーキアクチュエータA1 は、その非作動時に油路2
および油路3FL,3FR,3RL,3RR間を連通させてマス
タシリンダMからの制動油圧をそのまま各ディスクブレ
ーキBFL,BFR,BRL,BRRに作用させる状態と、その
作動時に油路2および油路3FL,3FR,3RL,3RR間を
遮断するとともに、該ブレーキアクチュエータA1 が出
力する油圧を各ディスクブレーキBFL,BFR,BRL,B
RRに作用させる状態とを切換可能である。
【0011】エンジンEの吸気通路4に設けられたスロ
ットル弁5にはスロットルアクチュエータA2 が連結さ
れており、このスロットルアクチュエータA2 の作動に
より、スロットル弁5の開度すなわちエンジン出力が制
御される。
ットル弁5にはスロットルアクチュエータA2 が連結さ
れており、このスロットルアクチュエータA2 の作動に
より、スロットル弁5の開度すなわちエンジン出力が制
御される。
【0012】この車両の前部には、自車から前方に向け
てのレーザービームの送光と、自車の前方に在る前走車
から反射されるレーザービームの受光とが可能であると
ともに、前記送光から受光までの時間に基づいて自車か
ら前走車までの相対距離および相対速度を演算可能なレ
ーザーレーダー等のレーダー装置6が搭載される。この
レーダー装置6は、レーザービームを車両の車幅方向に
走査することにより、車幅方向の一定の範囲内での自車
から前走車までの距離を検出することができる。
てのレーザービームの送光と、自車の前方に在る前走車
から反射されるレーザービームの受光とが可能であると
ともに、前記送光から受光までの時間に基づいて自車か
ら前走車までの相対距離および相対速度を演算可能なレ
ーザーレーダー等のレーダー装置6が搭載される。この
レーダー装置6は、レーザービームを車両の車幅方向に
走査することにより、車幅方向の一定の範囲内での自車
から前走車までの距離を検出することができる。
【0013】レーダー装置6からの信号と、エンジンE
に接続されたトランスミッションTの出力軸の回転数か
ら駆動輪速度(即ち、車速)VDRを検出する車速検出手
段S 1 からの信号と、従動輪たる左右の後輪WRL,WRR
の回転数から従動輪速度VDNを検出する従動輪速度検出
手段S2 ,S2 からの信号と、スロットル開度θTHを
検出するスロットル開度検出手段S3 からの信号と、シ
フトポジションSPを検出するシフトポジション検出手
段S4 からの信号と、オートクルーズ開始スイッチS5
からの信号と、オートクルーズ終了スイッチS6 からの
信号とが電子制御ユニットCに入力される。
に接続されたトランスミッションTの出力軸の回転数か
ら駆動輪速度(即ち、車速)VDRを検出する車速検出手
段S 1 からの信号と、従動輪たる左右の後輪WRL,WRR
の回転数から従動輪速度VDNを検出する従動輪速度検出
手段S2 ,S2 からの信号と、スロットル開度θTHを
検出するスロットル開度検出手段S3 からの信号と、シ
フトポジションSPを検出するシフトポジション検出手
段S4 からの信号と、オートクルーズ開始スイッチS5
からの信号と、オートクルーズ終了スイッチS6 からの
信号とが電子制御ユニットCに入力される。
【0014】電子制御ユニットCは、オートクルーズ開
始スイッチS5 が操作されてオートクルーズ制御が開始
されると、レーダー装置6で検出した前走車との車間距
離が所定距離に保持されるように、ブレーキアクチュエ
ータA1 およびスロットルアクチュエータA2 の作動を
制御して車両を加速あるいは減速する。このオートクル
ーズ制御は、車速VDRが所定値以下に低下した場合、オ
ートクルーズ終了スイッチS6 が操作された場合、図示
せぬアクセルペダルが踏み込まれた場合、ブレーキペダ
ルPが踏み込まれた場合に終了する。
始スイッチS5 が操作されてオートクルーズ制御が開始
されると、レーダー装置6で検出した前走車との車間距
離が所定距離に保持されるように、ブレーキアクチュエ
ータA1 およびスロットルアクチュエータA2 の作動を
制御して車両を加速あるいは減速する。このオートクル
ーズ制御は、車速VDRが所定値以下に低下した場合、オ
ートクルーズ終了スイッチS6 が操作された場合、図示
せぬアクセルペダルが踏み込まれた場合、ブレーキペダ
ルPが踏み込まれた場合に終了する。
【0015】更に、電子制御ユニットCは、オートクル
ーズ制御に伴ってブレーキアクチュエータA1 が作動す
るとき、検出した走行路の走行抵抗に応じて制動力の大
きさを補正することにより、前走車との相対距離を一層
的確に制御する機能を有する。
ーズ制御に伴ってブレーキアクチュエータA1 が作動す
るとき、検出した走行路の走行抵抗に応じて制動力の大
きさを補正することにより、前走車との相対距離を一層
的確に制御する機能を有する。
【0016】次に、図2のブロック図に基づいて、ブレ
ーキアクチュエータA1 の制御系の構成を説明する。
ーキアクチュエータA1 の制御系の構成を説明する。
【0017】電子制御ユニットCに設けられた基本制動
油圧決定手段M1は、レーダー装置6で検出した前走車
との相対距離および相対速度に基づいて、予め設定され
た車間距離を維持するために必要な減速度を決定し、こ
の減速度を得るためにブレーキアクチュエータA1 がデ
ィスクブレーキBFL,BFR,BRL,BRRに出力すべき基
本制動油圧値PBASEを決定する。
油圧決定手段M1は、レーダー装置6で検出した前走車
との相対距離および相対速度に基づいて、予め設定され
た車間距離を維持するために必要な減速度を決定し、こ
の減速度を得るためにブレーキアクチュエータA1 がデ
ィスクブレーキBFL,BFR,BRL,BRRに出力すべき基
本制動油圧値PBASEを決定する。
【0018】更に電子制御ユニットCは、推定加減速度
算出手段M2、実加減速度検出手段M3および減算手段
M4よりなる走行抵抗検出手段M5と、エンジンブレー
キ減速度算出手段M6と、加算手段M7と、加減速度・
制動油圧変換手段M8と、減算手段M9とを備える。
算出手段M2、実加減速度検出手段M3および減算手段
M4よりなる走行抵抗検出手段M5と、エンジンブレー
キ減速度算出手段M6と、加算手段M7と、加減速度・
制動油圧変換手段M8と、減算手段M9とを備える。
【0019】推定加減速度算出手段M2は、スロットル
開度検出手段S3 で検出したスロットル開度θTHと、
シフトポジション検出手段S4 で検出したシフトポジシ
ョンSPと、車速検出手段S1 で検出した車速VDRとに
基づいて、そのスロットル開度θTH、シフトポジショ
ンSPおよび車速VDRで平坦路を走行する場合の加減速
度である推定加減速度αEST を算出する。図3は前記推
定加減速度αEST を検索するために各シフトポジション
SP毎に設定されたテーブルを示すもので、その横軸は
車速VDRとをパラメータとし、その縦軸はスロットル開
度θTHをパラメータとしている。このテーブルから明
らかなように、スロットル開度θTHが全閉開度の近傍
の領域では減速度が発生し、その減速度の大きさは車速
VDRの増加に伴って増加する。スロットル開度θTHが
前記全閉開度の近傍の領域よりも大きい領域では加速度
が発生し、その加速度はスロットル開度θTH増加に伴
って増加するとともに、車速VDRの増加に伴って減少す
る。
開度検出手段S3 で検出したスロットル開度θTHと、
シフトポジション検出手段S4 で検出したシフトポジシ
ョンSPと、車速検出手段S1 で検出した車速VDRとに
基づいて、そのスロットル開度θTH、シフトポジショ
ンSPおよび車速VDRで平坦路を走行する場合の加減速
度である推定加減速度αEST を算出する。図3は前記推
定加減速度αEST を検索するために各シフトポジション
SP毎に設定されたテーブルを示すもので、その横軸は
車速VDRとをパラメータとし、その縦軸はスロットル開
度θTHをパラメータとしている。このテーブルから明
らかなように、スロットル開度θTHが全閉開度の近傍
の領域では減速度が発生し、その減速度の大きさは車速
VDRの増加に伴って増加する。スロットル開度θTHが
前記全閉開度の近傍の領域よりも大きい領域では加速度
が発生し、その加速度はスロットル開度θTH増加に伴
って増加するとともに、車速VDRの増加に伴って減少す
る。
【0020】一方、実加減速度検出手段M3は、従動輪
速度検出手段S2 ,S2 で検出した従動輪速度VDNを時
間微分して車両の実加減速度αACT を算出する。減算手
段M4は、前記実加減速度検出手段M3で算出した実加
減速度αACT から前記推定加減速度算出手段M2で算出
した推定加減速度αEST を減算することにより、走行路
の勾配に起因して発生している加減速度αINC を算出す
る。
速度検出手段S2 ,S2 で検出した従動輪速度VDNを時
間微分して車両の実加減速度αACT を算出する。減算手
段M4は、前記実加減速度検出手段M3で算出した実加
減速度αACT から前記推定加減速度算出手段M2で算出
した推定加減速度αEST を減算することにより、走行路
の勾配に起因して発生している加減速度αINC を算出す
る。
【0021】オートクルーズ装置により制動が行われる
とき、スロットル弁5は全閉状態になってエンジンブレ
ーキによる制動力が発生するため、エンジンブレーキ減
速度算出手段M6は前記エンジンブレーキによる減速度
αEBを、車速検出手段S1 で検出した車速VDRおよびシ
フトポジション検出手段S4 で検出したシフトポジショ
ンSPに基づいてテーブル検索する。このエンジンブレ
ーキによる減速度αEBは、変速段が低速段であるほど増
加し、かつ車速VDRの増加に応じて増加する。続いて前
記減算手段M4の出力αINC と前記エンジンブレーキ減
速度算出手段M6の出力αEBとを加算手段M7で加算し
た補正加減速度αCOM を、加減速度・制動油圧変換手段
M8で制動油圧値に変換して補正油圧値PCOM を算出す
る。そして加算手段M9で、前記基本制動油圧値PBASE
に前記補正油圧値PCOM を加算して最終出力油圧値P
FIN を算出した後、この最終出力油圧値PFIN をブレー
キアクチュエータA1 に出力してディスクブレーキ
BFL,BFR,BRL,BRRを作動させる。
とき、スロットル弁5は全閉状態になってエンジンブレ
ーキによる制動力が発生するため、エンジンブレーキ減
速度算出手段M6は前記エンジンブレーキによる減速度
αEBを、車速検出手段S1 で検出した車速VDRおよびシ
フトポジション検出手段S4 で検出したシフトポジショ
ンSPに基づいてテーブル検索する。このエンジンブレ
ーキによる減速度αEBは、変速段が低速段であるほど増
加し、かつ車速VDRの増加に応じて増加する。続いて前
記減算手段M4の出力αINC と前記エンジンブレーキ減
速度算出手段M6の出力αEBとを加算手段M7で加算し
た補正加減速度αCOM を、加減速度・制動油圧変換手段
M8で制動油圧値に変換して補正油圧値PCOM を算出す
る。そして加算手段M9で、前記基本制動油圧値PBASE
に前記補正油圧値PCOM を加算して最終出力油圧値P
FIN を算出した後、この最終出力油圧値PFIN をブレー
キアクチュエータA1 に出力してディスクブレーキ
BFL,BFR,BRL,BRRを作動させる。
【0022】以上のように、車両の運転状態から推定し
た平坦路を走行する場合の推定加減速度αEST と、車両
に実際に発生している実加減速度αACT との偏差に相当
する加減速度αINC を求めることにより走行路の勾配を
含む走行抵抗を検出し、この加減速度αINC に相当する
補正油圧値PCOM を基本制動油圧値PBASEから減算する
補正を実行することにより、車両に重力による減速度が
発生する登坂路ではディスクブレーキBFL,BFR,
BRL,BRRに発生させる制動力を減少させ、また車両に
重力による加速度が発生する降坂路ではディスクブレー
キBFL,BFR,BRL,BRRに発生させる制動力を増加さ
せることができ、これにより走行路の勾配に拘わらずオ
ートクルーズ制御を精密に行うことができる。
た平坦路を走行する場合の推定加減速度αEST と、車両
に実際に発生している実加減速度αACT との偏差に相当
する加減速度αINC を求めることにより走行路の勾配を
含む走行抵抗を検出し、この加減速度αINC に相当する
補正油圧値PCOM を基本制動油圧値PBASEから減算する
補正を実行することにより、車両に重力による減速度が
発生する登坂路ではディスクブレーキBFL,BFR,
BRL,BRRに発生させる制動力を減少させ、また車両に
重力による加速度が発生する降坂路ではディスクブレー
キBFL,BFR,BRL,BRRに発生させる制動力を増加さ
せることができ、これにより走行路の勾配に拘わらずオ
ートクルーズ制御を精密に行うことができる。
【0023】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0024】例えば、実施例では推定加減速度αEST お
よび実加減速度αACT の偏差に基づいて走行路の走行抵
抗を検出しているが、車体に対する重力加速度の方向を
検出する等の他の手段で走行路の走行抵抗を検出するこ
とができる。
よび実加減速度αACT の偏差に基づいて走行路の走行抵
抗を検出しているが、車体に対する重力加速度の方向を
検出する等の他の手段で走行路の走行抵抗を検出するこ
とができる。
【0025】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、例えば走行路の勾配に伴う重力の路面方向の
成分により車両に加速度や減速度が発生しても、その加
速度や減速度を補償して制動手段に適切な制動力を発生
させ、先行車両との車間距離を適切な値に保持すること
ができる。
によれば、例えば走行路の勾配に伴う重力の路面方向の
成分により車両に加速度や減速度が発生しても、その加
速度や減速度を補償して制動手段に適切な制動力を発生
させ、先行車両との車間距離を適切な値に保持すること
ができる。
【図1】オートクルーズ装置を備えた車両の全体構成図
【図2】制御系のブロック図
【図3】推定加減速度を検索するテーブル
6 レーダー装置 BFL,BFR,BRL,BRR ディスクブレーキ(制
動手段) C 電子制御ユニット(制御手段) M5 走行抵抗検出手段
動手段) C 電子制御ユニット(制御手段) M5 走行抵抗検出手段
Claims (1)
- 【請求項1】 車両を制動する制動手段(BFL,BFR,
BRL,BRR)と、 先行車両との相対距離を検出するレーダー装置(6)
と、 このレーダー装置(6)で検出した前記相対距離に基づ
いて前記制動手段(B FL,BFR,BRL,BRR)による車
両の減速量を決定する制御手段(C)と、を備えた車両
の走行制御装置において、 前記制御手段(C)は、走行抵抗検出手段(M5)で検
出した走行路の走行抵抗に基づいて前記車両の減速量を
補正することを特徴とする車両の走行制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25449097A JPH1191396A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | 車両の走行制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25449097A JPH1191396A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | 車両の走行制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1191396A true JPH1191396A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17265784
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25449097A Pending JPH1191396A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | 車両の走行制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1191396A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6597981B2 (en) | 2000-11-02 | 2003-07-22 | Nissan Motor Co., Ltd. | Apparatus and method for controlling vehicular velocity of host vehicle to follow preceding vehicle running ahead of host vehicle |
KR100489068B1 (ko) * | 2002-08-13 | 2005-05-12 | 현대자동차주식회사 | 경사로 밀림 방지 제어시스템 |
JP2007261306A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-11 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両の制動力制御装置 |
JP2008280012A (ja) * | 2007-05-14 | 2008-11-20 | Fuji Heavy Ind Ltd | 車両の運転支援装置 |
JP2009126307A (ja) * | 2007-11-21 | 2009-06-11 | Toyota Motor Corp | 車両走行制御装置 |
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