JP2017051963A - アルミニウム合金溶加材及びアルミニウム合金の溶接方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】JIS規格の5083合金を大入熱溶接する際に使用されるアルミニウム合金溶加材であって、高い継手効率が得られるアルミニウム合金溶加材を提供する。また、上記5083合金及びアルミニウム合金溶加材を使用して好適に大入熱溶接する、アルミニウム合金の溶接方法を提供する。【解決手段】Mg:6〜7mass%、Mn:0.5〜1.0mass%、Cr:0.05〜0.25mass%、Si:0.4mass%以下、Fe:0.4mass%以下、Cu:0.1mass%以下、Zn:0.25mass%以下、Zr:0.05mass%以下、及びTi:0.25mass%以下を含み、残部がAl及び不可避的不純物である合金組成を有するアルミニウム合金溶加材を使用する。また、溶接における入熱量を20〜90kJ/cmとする。【選択図】なし

Description

本発明は、アルミニウム合金溶加材及びアルミニウム合金の溶接方法に関する。
近年、船舶、液化天然ガスタンク及び化学プラント等の大型構造物に対してアルミニウム合金が使用されるケースが増加してきている。アルミニウム合金の使用にあたり、製造効率向上のために大入熱、低パス数の溶接方法が適用されている。
構造物用アルミニウム合金としては、高強度、高耐食性の5083合金が知られており、従来から用いられている。JIS規格において5083合金の組成は、質量基準にて、Si:0.40%以下、Fe:0.40%以下、Cu:0.10%以下、Mn:0.40〜1.0%、Mg:4.0〜4.9%、Cr:0.05〜0.25%、Zn:0.25%以下、Ti:0.15%以下を含み、残部がAl及び不可避的不純物と定められている。また、JIS規格における5083合金のO材の引張強さの下限値は、板厚40mm以下で275MPa、板厚40mmを超え80mm以下で270MPaである。
5083合金同士を溶接する際、JIS規格の溶加材選定指針では5183、5356又は5556合金を用いることとなっている。これは、従来のTIG(Tungsten Inert Gas)又はMIG(Metal Inert Gas)等の溶接方法を用いた際に、溶接割れを抑制し、かつ高い継手効率が得られるためである。しかしながら、大入熱溶接においては、従来のTIG又はMIG等の溶接方法に比べて入熱量が非常に大きい。そのため、溶加材に含まれるMgの蒸発が起こり、結果的に継手効率が低下するという問題があった。
特許文献1には、溶接時のミクロ組織粗大化を抑えることを目的とした大入熱溶接用アルミニウム合金溶加材が提案されている。特許文献1において、Mg含有量の上限は6%、継手強度の最高値は285Mpaである。
特開昭52−128854号公報
5083合金の強度規格下限値が275MPaであることを考慮すると、特許文献1に記載されたアルミニウム合金溶加材を用いたとき、強度が下限に近い5083合金であれば継手効率の低下は発生しない。しかしながら、実際の5083合金の強度は275〜325MPaであるため、特許文献1に記載されたアルミニウム合金溶加材は、5083合金の強度範囲に対して、充分な継手効率を示すものではない。また、特許文献1では大入熱溶接として25kJ/cmにおいて継手強度が改善されているが、これよりも高い入熱量になった場合に充分な継手強度を示すかは不明である。
さらに、前述の用途に適するよう、低パス数で高強度の継手が得られるアルミニウム合金溶加材が求められている。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、JIS規格の5083合金を大入熱溶接する際に使用されるアルミニウム合金溶加材であって、高い継手効率が得られるアルミニウム合金溶加材を提供することを目的とする。また、本発明は、上記5083合金及びアルミニウム合金溶加材を使用して好適に大入熱溶接する、アルミニウム合金の溶接方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るアルミニウム合金溶加材は、
20〜90kJ/cmの入熱量においてJIS規格の5083合金の溶接に用いられる溶加材であって、
Mg:6〜7mass%、Mn:0.5〜1.0mass%、Cr:0.05〜0.25mass%、Si:0.4mass%以下、Fe:0.4mass%以下、Cu:0.1mass%以下、Zn:0.25mass%以下、Zr:0.05mass%以下、及びTi:0.25mass%以下を含み、残部がAl及び不可避的不純物である合金組成を有する、
ことを特徴とする。
前記5083合金が、4.5mass%以上のMgを含む組成であり、引張強さが300MPa以上である、
こととしてもよい。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係るアルミニウム合金の溶接方法は、
JIS規格の5083合金と、
Mg:6〜7mass%、Mn:0.5〜1.0mass%、Cr:0.05〜0.25mass%、Si:0.4mass%以下、Fe:0.4mass%以下、Cu:0.1mass%以下、Zn:0.25mass%以下、Zr:0.05mass%以下、及びTi:0.25mass%以下を含み、残部がAl及び不可避的不純物である合金組成を有するアルミニウム合金溶加材と、を使用して、
20〜90kJ/cmの入熱量で溶接する、
ことを特徴とする。
本発明によれば、JIS規格の5083合金を大入熱溶接する際に使用されるアルミニウム合金溶加材であって、高い継手効率が得られるアルミニウム合金溶加材が得られる。また、本発明によれば、上記5083合金及びアルミニウム合金溶加材を使用して好適に大入熱溶接することができる。
本発明者等は鋭意研究を重ねた結果、溶接時の蒸発により失われるMg量を予め溶加材中に添加することによって、前述の問題を解決できることを見出して本発明を完成するに至った。
本発明に係るアルミニウム合金溶加材は、所定のアルミニウム合金組成を有し、JIS規格の5083合金を所定の条件にて溶接する際に効果を発揮する。以下に、これらについて説明する。
1.アルミニウム合金組成
本発明に係るアルミニウム合金溶加材は、Mg:6.0〜7.0mass%、Mn:0.50〜1.0mass%、Cr:0.05〜0.25mass%、Si:0.40mass%以下、Fe:0.40mass%以下、Cu:0.10mass%以下、Zn:0.25mass%以下、Zr:0.05mass%以下、及びTi:0.25mass%以下を含み、残部がAl及び不可避的不純物からなる。
Mg:6.0〜7.0mass%
Mgは、溶接金属の高強度化を図る上において必須の添加元素である。Mgの有効な添加効果を得る上においては、6.0mass%以上の含有量とする必要がある。他方、Mgの含有量が7.0mass%を超えるようになると、ワイヤ製造のためのビレットを鋳造する際に、金属組織中にMg−Si系脆化層が形成されるようになる。そのため、ワイヤに抽伸加工することが困難となって、目的とする線径の溶加材を得ることが出来なくなる。
Mn:0.50〜1.0mass%
Mnは、溶接金属の高靭性化に寄与する成分である。Mnの添加効果を充分に発揮させるためには、0.50mass%以上の割合で含有せしめる必要がある。他方、Mnの含有量が多くなり過ぎると、ワイヤ製造のためのビレット鋳造する際に、粗大なAl−Mn系晶出物が生成して、抽伸加工が困難となる等の問題を惹起するようになる。
Cr:0.05〜0.25mass%
Crは、溶接割れ感受性の低減に効果を奏する元素である。Crの有効な添加効果を得るためには、0.05mass%以上の割合で含有せしめる必要がある。他方、Crの含有量が0.25mass%を超えるようになると、ワイヤ製造のためのビレットを鋳造する際に、金属組織中に粗大なAl−Cr系晶出物を生成して、溶加材としてのワイヤを得るための抽伸加工操作が困難となる問題を惹起する。
Ti:0.25mass%以下
Tiは、金属組織の微細化効果を奏する元素である。そのために、0.25mass%を超えない割合において、含有せしめることとする。なお、Ti含有量が多くなり過ぎると、ワイヤ製造のためのビレットを鋳造する際に、金属組織中にAl−Ti系の粗大な晶出物を生成して、抽伸加工操作が困難となる問題を惹起する。
Si:0.40mass%以下
Fe:0.40mass%以下
Cu:0.10mass%以下
Zn:0.25mass%以下
Zr:0.05mass%以下
Si、Fe、Cu、Zn及びZrは、何れも、不純物元素であって、それぞれ、上記で規定される含有量以下となるように制御される必要がある。Si含有量が多くなり過ぎると、ワイヤ製造のためのビレットを鋳造する際に、Mg−Si系脆化層を形成して、母材と溶融金属部との境界部位であるボンド部の強度が低下する問題が惹起される。Fe含有量が多くなり過ぎると、ワイヤ製造のためのビレットを鋳造する際に、粗大なAl−Fe系晶出物を生成して、抽伸加工操作が困難となる問題を生じる。Cu含有量が多くなり過ぎると、溶接金属部の溶接割れ感受性が高くなる問題が惹起される。Zn含有量が多くなり過ぎると、溶接金属部にMg−Zn系脆化層が形成され、溶接継手部位の特性、中でも強度を低下せしめる問題が生じる。Zr含有量が多くなり過ぎると、巨大晶出物を生成して、抽伸操作が困難となる問題が生じる。
2.製造方法
本発明に従う溶加材は、上記した合金成分を有するアルミニウム合金を用いて、常法に従って作製されるものである。一般的には、JIS−Z−3232に規定される径及び許容差の溶接棒又は電極ワイヤとして、実現されることとなる。
3.溶接材及び溶接条件
本発明に係る溶加材は、5083合金を大入熱にて溶接する際にその効果を発揮する。5083合金はAl−Mg系合金であって、高強度、高耐食性の構造用アルミニウム合金材である。Mgの添加範囲は4.0〜4.9mass%であり、添加されるMg量によってO材の引張強さ(以下、本明細書では「O材強度」という。)は275〜325MPaの範囲で変化する。本発明に係る溶加材は、5083合金のO材強度範囲又はそれ以上のO材強度を有するAl−Mg系合金に使用して初めてその効果を発揮するものである。特に、Mgを4.5mass%以上含有し、O材強度が300MPaを超える5083合金を溶接する際に、前記溶加材は効果を発揮する。上記よりも低強度のAl−Mg系合金においては、5183合金、5356合金又は5556合金等の従来の溶加材でも充分な継手効率を得ることが出来る。
また、本発明に係る溶加材は、入熱量が20〜90kJ/cmである溶接条件においてその効果を発揮する。溶接時の1パスあたりの入熱量は、被溶接材の厚さと溶接パス数により決まる。片側1パス、両側2パスにて突合せ溶接を行う場合、厚さ10mmの被溶接材を溶接する際に10〜20kJ/cmの入熱量が必要となる。したがって、生産性の向上を目的として、低パス数で厚い被溶接材を溶接する際には20kJ/cmを超える入熱量が必要となり、その場合において前記溶加材の効果が発揮される。特に、40kJ/cmを超える入熱量にて溶接を行う場合、前記溶加材による効果が顕著となる。一方で、入熱量が20kJ/cm以下の条件で溶接する場合においては、5183合金、5356合金又は5556合金等の従来の溶加材でも充分な継手効率が得られる。また、入熱量が90kJ/cmを越える溶接条件ではパッカリングが発生するため溶接が不可能である。さらに、5083合金以外の材料に対して、前記溶加材を用いて大入熱溶接を実施した場合には、充分な継手効率が得られないことや溶接部及び/又は熱影響部に割れが発生する等の問題が生じる。
さらに、かかる溶加材を用いた5083合金の溶接に際しては、20kJ/cmを超える入熱におけるアーク溶接、レーザ溶接又は電子ビーム溶接等の溶融溶接手法が採用され、前記した溶加材によって形成される溶接継手を介して一体的に接合されて、目的とする形状乃至は構造の部材を与える接合体が形成される。
以下に、本発明の代表的な実施例を示し、本発明を更に具体的に明らかにすることとするが、本発明が、そのような実施例の記載によって、何等の制約をも受けるものでないことは、言うまでもないところである。また、本発明には、以下の実施例の他にも、更には上記した具体的記述以外にも、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、種々なる変更、修正、改良等を加え得るものであることが、理解されるべきである。
先ず、表1に示される各種合金組成のAl−Mg系合金を、通常のDC(Direct Chill)鋳造法によりスラブを作製した。次いで、ここで得られたスラブを均質化処理した後、常法に従って熱間圧延により表1に示す10〜80mmの板厚を有するAl材料を得た。また、それぞれ引張強さを測定し、その結果を表1に併せて示した。引張試験片の採取及び引張試験はJIS−Z−2241に準拠した方法にて行った。
Figure 2017051963
一方、溶加材についても、表2に示される各種合金組成からなるアルミニウム合金を溶製した後、通常のDC鋳造法により各種ビレットを作製した。次いで、得られたビレットを均質化処理した後、常法に従って直接押出して、抽伸用素材を得た。その後、線径が4.8mmである溶接ワイヤとして、従来と同様な抽伸加工にて、目的とする各種溶加材を作製した。ここで、溶加材No.8に記載の成分ではワイヤ抽伸加工時に割れが発生し、4.8mmの線径を有する溶接ワイヤを得ることが出来なかった。
Figure 2017051963
次いで、MIG溶接にて溶接継手の作製を行った。作製した溶接継手はJIS−Z−3604に準拠したX形開先の突合せ継手である。全ての母材に対し、片側1パス、両側2パスの突合せ溶接を実施し、被溶接材の各板厚に対して用いたMIG溶接条件は表3の通りである。ここで、入熱量については、以下の数式を用いて算出した。
入熱量(kJ/cm)=溶接電流(A)×溶接電圧(V)×60/溶接速度(cm/min)/1000
Figure 2017051963
表1の母材と表2の溶加材、表3の溶接条件によって作製した溶接継手の評価結果を表4に示す。継手強度は前記引張試験にて評価し、継手効率は継手強度と母材強度との比として算出した。また、溶接部の外観及び断面観察より、割れが存在しなかったものを「○」、割れが存在したものを「×」とした。また、良好な溶接を行うことが不可能であった例については、継手強度、継手効率及び溶接割れ評価の各項目を「−」で表示した。なお、本実施例では、溶接が可能な例のうち「×」に該当するものはなかった。
Figure 2017051963
表4の結果から明らかな如く、本発明に従う合金組成の溶加材を用いて、5083合金を20kJ/cm以上の入熱にてMIG溶接したものである試験結果(No.11、12、14、15、17、18、23、24、26、27、29、30、35、36、38、39、41、42)においては、98%以上の高い継手効率が得られた。中でも、Mg含有量が4.5mass%以上であり強度が300MPa以上の被溶接材を用いて、入熱量が40kJ/cmを超える条件でMIG溶接した試験結果(No.25〜30、37〜42)では、Mg含有量が6.0mass%未満の溶加材を使用した場合に継手効率が95%未満であるのに対して、本発明に従う溶加材を使用した場合には継手効率が98%以上となった。このように、No.25〜30、37〜42では本発明に従う溶加材の効果が顕著に現われる結果となった。
これに対して、被溶接材が5083合金よりも低強度であったり(No.1〜7)、溶接時の入熱量が20kJ/cm未満であったりする場合(No.9、21、33)には、Mg含有量が6.0mass%未満の溶加材でも十分な継手効率が得られた。この結果から、上記の条件では本発明に従う溶加材を使用することによる効果が小さいことがわかる。
また、被溶接材がAl−Mg系合金であって、5083合金の強度範囲を超える場合(No.45〜57)には、何れの溶加材を使用しても継手効率が98%未満となり、充分な継手効率を有する溶接継手を得ることは出来なかった。
また、溶加材のMg量が本発明の下限値より低い場合(No.10、13、16、22、25、28、34、37、40)には、被溶接材に5083合金を使用し溶接条件を本発明例の範囲内としても継手効率が98%未満となり、充分な継手効率を有する溶接継手を得ることは出来なかった。
さらに、入熱量が90kJ/cmを超える溶接条件No.5を使用した試験(No.8、19、20、31、32、43、44、57)では、溶接時の電流値が高すぎることによるパッカリングの発生が見られたため、被溶接材を両側2パスにて良好な溶接を行うことは不可能であった。

Claims (3)

  1. 20〜90kJ/cmの入熱量においてJIS規格の5083合金の溶接に用いられる溶加材であって、
    Mg:6〜7mass%、Mn:0.5〜1.0mass%、Cr:0.05〜0.25mass%、Si:0.4mass%以下、Fe:0.4mass%以下、Cu:0.1mass%以下、Zn:0.25mass%以下、Zr:0.05mass%以下、及びTi:0.25mass%以下を含み、残部がAl及び不可避的不純物である合金組成を有する、
    ことを特徴とするアルミニウム合金溶加材。
  2. 前記5083合金が、4.5mass%以上のMgを含む組成であり、引張強さが300MPa以上である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のアルミニウム合金溶加材。
  3. JIS規格の5083合金と、
    Mg:6〜7mass%、Mn:0.5〜1.0mass%、Cr:0.05〜0.25mass%、Si:0.4mass%以下、Fe:0.4mass%以下、Cu:0.1mass%以下、Zn:0.25mass%以下、Zr:0.05mass%以下、及びTi:0.25mass%以下を含み、残部がAl及び不可避的不純物である合金組成を有するアルミニウム合金溶加材と、を使用して、
    20〜90kJ/cmの入熱量で溶接する、
    ことを特徴とするアルミニウム合金の溶接方法。
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