JP6925189B2 - アルミニウム材の溶接接合体及びその製造方法 - Google Patents
アルミニウム材の溶接接合体及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6925189B2 JP6925189B2 JP2017134230A JP2017134230A JP6925189B2 JP 6925189 B2 JP6925189 B2 JP 6925189B2 JP 2017134230 A JP2017134230 A JP 2017134230A JP 2017134230 A JP2017134230 A JP 2017134230A JP 6925189 B2 JP6925189 B2 JP 6925189B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mass
- less
- aluminum alloy
- welding
- welded joint
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Arc Welding In General (AREA)
- Laser Beam Processing (AREA)
Description
まず、本発明に係るアルミニウム合金材の溶接接合体における溶接金属部の合金組成について説明する。この合金組成を大きく分類すると、必須元素としてMg、Mn、Cu、Cr及びZnが用いられ、規制元素としてFe、Si、Zr及びTiが用いられる。本発明に係るアルミニウム合金材の溶接接合体は、これらの合金組成を調整することにより、高強度、かつ高継手効率を達成するものである。
Mg:4.0〜10.0mass%
Mgは溶接金属部中で固溶することにより、溶接金属部の硬さを向上させる元素である。Mg含有量が4.0mass%(以下、単に「%」と略記する)未満では、溶接金属部の硬さが低く、高強度な溶接接合体を得ることが出来ない。一方、Mg含有量が10.0%を超えると、応力腐食割れが発生し易くなる。Mg含有量は、好ましくは4.5〜6.5%である。
Mnは溶接金属部中で固溶することにより、溶接接合体の延性を向上させる元素ある。Mn含有量が0.05%未満では、溶接接合体の加工性が低下する。一方、Mn含有量が0.30%を超えると、溶接金属部に粗大な金属間化合物が形成されるため延性が低下すると共に、溶接金属部の硬さが低下する。Mn含有量は、好ましくは0.05〜0.20%である。
Cuは、接金属部中で固溶することにより、溶接金属部の硬さを向上させる元素である。Cu含有量が0.10%未満では、溶接金属部の硬さが低く、高強度な溶接接合体を得ることが出来ない。一方、Cu含有量が1.00%を超えると、溶接金属部に割れが発生し易くなる。Cu含有量は、好ましくは0.10〜0.65%である。
Crは溶接金属部の結晶粒を微細化し、材料特性の安定性を向上させる元素である。Cr含有量が0.05%未満では、溶接金属部中において硬さが低い領域が形成されて溶接接合体の強度が低下する。一方、Cr含有量が0.25%を超えると、溶接金属部中にAl−Cr系金属間化合物を形成して溶接接合体の加工性が低下する。Cr含有量は、好ましくは0.05〜0.15%である。
Znは、溶接金属部の延性を向上させる元素である。Zn含有量が0.10%未満では溶接接合体の加工性が低下する。一方、Zn含有量が0.50%を超えると応力腐食割れを生じ易くなる。Zn含有量は、好ましくは0.10〜0.25%である。
Fe:0.40%以下
Feは、溶接金属部中においてAl−Fe系金属間化合物及びAl−Fe−Mn系金属間化合物として存在し、溶接接合体の加工性を低下させる。従って、Fe含有量を0.40%以下に規制する。Fe含有量は低い程好ましいが、Fe含有量を極めて低い値に管理することは製造上困難であり、また、高純度の原料を必要とすることから原料コストの増大に繋がる。本発明では、Fe含有量の下限値は0.05%とする。
Siは、溶接金属部中に割れを形成する元素であるため溶接金属部中にSiが含有されることは好ましくない。Si含有量が0.40%を超えると、割れが発生し易くなる。従って、Si含有量を0.40%以下、好ましくは0.25%以下に規制する。Si含有量を極めて低い値に管理することは製造上困難であり、また、高純度の原料を必要とすることから原料コストの増大に繋がる。本発明では、Si含有量の下限値を0.05%とする。
Zrは、溶接金属部中においてAl−Zr系金属間化合物として存在し、溶接金属部の延性を低下させる元素であるため、Zrが含有されることは好ましくない。Zr含有量が0.05%を超えると、溶接接合体の加工性が低下する。従って、Zr含有量を0.050%以下、好ましくは0.02%以下に規制する。なお、Zr含有量の下限値は特に限定されるものではないが、アルミニウム接合体を構成するアルミニウム合金材や溶加材の生産性が低下する場合があるため、本発明では0.001%とする。
Tiは、結晶粒形成の核となる元素であり、溶接金属部の結晶粒微細化の効果を有する元素である。一方で、Ti含有量が多過ぎる場合は、粗大な凝集物や酸化物として溶接金属部中に取り込まれることで溶接接合体の加工性を低下させる。従って、Ti含有量を0.25%以下、好ましくは0.10%以下に規制する。なお、Ti含有量の下限値は特に限定されるものではないが、アルミニウム接合体を構成するアルミニウム合金材や溶加材の生産性が低下する場合があるため、本発明では0.001%とする。
また、本発明に係るアルミニウム合金材の溶接接合体における溶接金属部には、上記必須元素と規制元素の他に残部としてAlと不可避的不純物を含む。ここで、不可避的不純物には、例えばB、Bi、Niなどが含まれ、各々が0.050%以下で、かつ、合計で0.150%以下であれば、本発明で得られるアルミニウム合金材の溶接接合体としての特性を損なうことはない。
本発明に係るアルミニウム合金材の溶接接合体は、これを構成する複数のアルミニウム合金母材が所定の合金組成を有することが好ましい。この合金組成を大きく分類すると、必須元素としてMg、Mn、Cu、Cr及びZnが用いられ、規制元素としてFe、Si、Zr及びTiが用いられる。本発明に係るアルミニウム合金材の溶接接合体は、これらの合金組成を調整することにより、高強度、かつ高継手効率を達成するものである。
Mg:4.0〜10.0%
Mgはアルミニウム合金中で固溶することにより、母材及び熱影響部の硬さを向上させる元素である。Mg含有量が4.0%未満では、熱影響部の硬さが低下し、高強度な溶接体を得ることが出来ない。一方、Mg含有量が10.0%を超えると、材料の熱間加工時に割れが発生する。Mg含有量は、好ましくは4.5〜6.5%である。
Mnはアルミニウム合金中で固溶・析出することにより、母材及び熱影響部の延性を向上させる元素ある。Mn含有量が0.05%未満では、母材及び熱影響部の加工性が低下する。一方、Mn含有量が0.30%を超えると、Al−Fe−Mn系金属間化合物が粗大化し加工性が低下する。Mn含有量は、好ましくは0.05〜0.20%である。
Cuは、アルミニウム合金中で固溶することにより、母材及び熱影響部の硬さを向上させる元素である。Cu含有量が0.10%未満では、熱影響部の硬さが低下し、高強度な溶接接合体を得ることが出来ない。一方、Cu含有量が1.00%を超えると、熱間加工時に割れが発生し易くなる。Cu含有量は、好ましくは0.20〜0.60%である。
Crは、アルミニウム合金中の結晶粒を微細化し、材料特性の安定性を向上させる元素である。Cr含有量が0.05%未満では、母材及び熱影響部に硬さが低い領域が形成されて溶接接合体の強度が低下する。一方、Cr含有量が0.25%を超えると、アルミニウム合金中にAl−Cr系金属間化合物が形成され加工性が低下する。Cr含有量は、好ましくは0.05〜0.15%である。
Znは、アルミニウム合金の延性を向上させる元素である。Zn含有量が0.10%未満では、アルミニウム合金材の加工性が低下する。一方、Zn含有量が0.50%を超えると、応力腐食割れを生じ易くなる。Zn含有量は、好ましくは0.10〜0.25%である。
Fe:0.40%以下
Feは、アルミニウム合金中においてAl−Fe系金属間化合物及びAl−Fe−Mn系金属間化合物として存在し、アルミニウム合金材の加工性を低下させる。従って、Fe含有量を0.40%以下に規制する。Fe含有量は低い程好ましいが、Fe含有量を極めて低い値に管理することは製造上困難であり、また、高純度の原料を必要とすることから原料コストの増大に繋がる。本発明では、Fe含有量の下限値は0.05%とする。
Siは、溶接時に熱影響部に割れを形成する元素であるためSiが含有されることは好ましくない。Si含有量が0.40%を超えると、溶接時の熱影響によって熱影響部に割れが発生する。従って、Si含有量を0.40%以下、好ましくは0.25%以下に規制する。Si含有量を極めて低い値に管理することは製造上困難であり、また、高純度の原料を必要とすることから原料コストの増大に繋がる。本発明では、Si含有量の下限値を
0.05%とする。
Zrは、アルミニウム合金中においてAl−Zr系金属間化合物として存在し、アルミニウム合金材の加工性を低下させる元素であるため、Zrが含有されることは好ましくない。Zr含有量が0.05%を超えると、アルミニウム合金材の加工性が低下する。従って、Zr含有量を0.05%以下、好ましくは0.02%以下に規制する。なお、Zr含有量の下限値は特に限定されるものではないが、アルミニウム合金材の生産性が低下する場合があるため、本発明では0.001%とする。
Tiは、結晶粒形成の核となる元素であり、アルミニウム合金の結晶粒微細化の効果を有する元素である。一方で、Ti含有量が多過ぎる場合は、粗大な凝集物や酸化物としてアルミニウム合金中に取り込まれることで加工性を低下させる。従って、Ti含有量を0.25%以下、好ましくは0.10%以下に規制する。なお、Ti含有量の下限値は特に限定されるものではないが、アルミニウム合金材の生産性が低下する場合があるため、本発明では0.001%とする。
また、本発明に係るアルミニウム合金材の溶接接合体を構成するアルミニウム合金母材には、上記必須元素と規制元素の他に残部としてAlと不可避的不純物を含む。ここで、不可避的不純物には、例えばB、Bi、Niなどが含まれ、各々が0.050%以下で、かつ、合計で0.150%以下であれば、本発明で得られるアルミニウム溶接接合体としての特性を損なうことはない。
本発明に係るアルミニウム合金材の溶接接合体には、溶接金属部と熱影響部、ならびに、母材部の3領域が存在する。Al−Mg系合金は非熱処理合金であり、熱影響を受ける部分、すなわち、溶接金属部及び熱影響部の強度はアルミニウム合金材で最も低い強度を示す調質Oと同等の強度であることが知られている。従って、同一組成における前記3領域において最も強度が低くなる領域は、溶接金属部又は熱影響部となる。また、Mg濃度が4.0%を超える溶接金属部においては、同一組成であっても熱影響部に比べて強度が低下し、溶接接合体の強度が低下するといった問題が生じる。このようなアルミニウム溶接接合体の強度低下を抑制するには、溶接金属部の強度を熱影響部に近い程度まで向上させることが効果的である。
本発明に係るアルミニウム合金材の溶接接合体は、所定の合金組成を有する複数のアルミニウム合金材と溶加材を用いて、アーク溶接やレーザ溶接、電子ビーム溶接等の溶融溶接方法を適宜選択して用いることによって製造される。これらについて、以下に詳細に説明する。
本発明に係るアルミニウム溶接接合体の製造方法においては、Mg:4.0〜10.0%、Mn:0.05〜0.30%、Cu:0.1〜1.0%、Fe:0.4%以下、Si:0.4%以下、Cr:0.05〜0.25%、Zn:0.10〜0.50%、Zr:0.05%以下、Ti:0.25%以下、残部Al及び不可避的不純物からなる組成を有する複数のアルミニウム合金材を材料として用いる。
アルミニウム合金の溶接接合体の製造においては、溶接割れの抑制や入熱の低減等の目的で溶加材が用いられる場合がある。溶加材を用いる場合には、溶接金属部は使用するアルミニウム合金材と溶加材とが混ざり合って凝固することで形成されることとなる。
本発明に係るアルミニウム合金の溶接接合体の製造方法は、アーク溶接やレーザ溶接、電子ビーム溶接等の溶融溶接法を用いるのが好ましい。以下に、各溶接方法について詳細に説明する。
<1.母材の曲げ加工性試験>
JIS Z 2248に準拠する方法で、曲げ試験を実施した。板厚1mmの試料に対して3号試験片を採取して180°曲げを行った。試験後の試験片について肉眼で観察することにより、3mm以上の割れが発生したものを「×」、3mm未満の割れが発生したものを「△」、割れが発生しなかったものを「○」として評価した。
板厚3mmの2枚の試料の端面をそれぞれフライスにて加工した後、I形開先突合わせにてMIG溶接を実施した。溶接時のルートギャップは0mmとした。溶接にはMIG溶接機を使用し、電極ワイヤとして表1に示すアルミニウム合金からなるφ1.6mmのワイヤを使用した。溶接電流150A、溶接速度50cm/min、1パスにてMIG溶接を実施し、評価用溶接継手を作製した。2枚の試料の合金組成は、同じものを用いた。
板厚3mmの2枚の試料の端面をフライス加工にて平面とし、電子ビーム溶接用試料とした。溶接時の開先形状はI開先とし、突合せ部中央に電子ビームを照射し1パス貫通溶接にて継手を作製した。溶接条件は、加速電圧40kV、出力3kW、溶接速度3m/minとした。なお、溶接時に溶加材は使用していない。2枚の試料の合金組成が同じ組合せと、異なる組合せで溶接継手を作製した。
板厚1mmの2枚の試料の端面をフライスにて平面とし、レーザ溶接用試料とした。溶接時の開先形状はI開先とし、突合せ部中央にレーザを照射し1パス貫通溶接にて継手を作製した。溶接条件は、出力2kW、溶接速度15m/minとした。なお、溶接時に溶加材は使用していない。2枚の試料の合金組成が同じ組合せと、異なる組合せで溶接継手を作製した。
溶接継手より溶接ビード部を溶接方向に垂直な方向に切断し、研磨により鏡面仕上げを行った.その後、SEMの組成像より溶接金属部領域を把握した上で、EPMAによる点分析によって組成を分析した。分析に際しては、各元素の標準試料の分析結果と比較することで定量化を行った。測定には、スポット径100μmのビームを使用し、厚さ方向及び幅方向に200μm間隔で溶接金属部全体を分析し、これらの算術平均値を溶接金属部の組成とした。分析対象とした元素は、Al、Mg、Mn、Cu、Fe、Si、Cr、Zn、Zr、Tiとした。
JIS Z 2244に準拠する方法によって、溶接継手における熱影響部及び溶接金属部のビッカース硬さを測定した。溶接方向に垂直な方向に切断し、研磨にて平面に仕上げた後に硬さ測定を行った。測定には、板厚中央部を用いた。熱影響部の測定は、溶接境界部から2mmの範囲とした。それぞれ5点ずつ測定を行った算術平均値を、熱影響部及び溶接金属部の硬さとした。更に、熱影響部の硬さをHh、溶接金属部の硬さをHwとして、Hw/Hhも算出した。Hwが75.0Hv以上を「◎」、70.0Hv以上で75.0Hv未満を「○」、70.0Hv未満を「×」とした。また、Hhが85.0Hv以上を「○」、80.0Hv未満を「△」とした。更に、Hw/Hhを0.80以上「○」、0.80未満を「△」とした。
溶接継手の溶接部における外観及び断面の観察より、溶接金属部及び熱影響部の割れを評価した。溶接部の外観観察では、溶接時に付着したスマット等をワイヤブラシで除去した後に、肉眼で割れの有無を評価した。また、溶接部の断面観察では、溶接方向に垂直な断面を切り出し、鏡面研磨を実施後、光学顕微鏡にて割れの有無を評価した。上記観察により、外観及び溶接部断面で割れが見られなかったものを「◎」、溶接部の断面のみで割れが見られたものを「○」、外観及び溶接部断面の両方で割れが見られたものを「×」として評価した。
JIS Z 3122に準拠する方法によって、溶接継手から採取した試験片の曲げ加工性を評価した。溶接部が中心となるようにした試験片に対して、表曲げ及び裏曲げの試験を実施した。試験後の溶接継手を肉眼で観察し、3mm以上の割れが発生したものを「×」、3mm未満の割れが発生したものを「○」、サンプル表面に割れが生じなかったものを「◎」として評価した。
応力腐食割れ試験は、JIS H8711に準拠して溶接継手から採取した2A号試験片の一方の表面に3点曲げにより負荷応力を付加し、そのまま塩水噴霧槽内に載置して実施した。なお、負荷応力は耐力の母材引張試験で得られた0.2%耐力の70%とした。50日間試験を実施し、割れが発生しなかったものを◎、30日より後に割れが発生したものを○、30日以内に割れが発生したものを×として評価した。
Claims (4)
- 複数のアルミニウム合金材を溶接した溶接接合体であって、溶接金属部の組成がMg:4.0〜10.0mass%、Mn:0.05〜0.30mass%、Cu:0.10〜1.00mass%、Cr:0.05〜0.25mass%及びZn:0.10〜0.50mass%を含有し、Fe:0.4mass%以下、Si:0.4mass%以下、Zr:0.05mass%以下及びTi:0.25mass%以下に規制され、残部Al及び不可避的不純物からなることを特徴とするアルミニウム合金材の溶接接合体。
- 接合体を構成する複数のアルミニウム合金母材が、Mg:4.0〜10.0mass%、Mn:0.05〜0.30mass%、Cu:0.10〜1.000mass%、Cr:0.05〜0.25mass%及びZn:0.10〜0.50mass%を含有し、Fe:0.4mass%以下、Si:0.4mass%以下、Zr:0.05mass%以下及びTi:0.25mass%以下に規制され、残部Al及び不可避的不純物からなる、請求項1に記載のアルミニウム合金材の溶接接合体。
- 前記溶接金属部のビッカース硬さHwが70.0Hv以上であり、熱影響部のビッカース硬さHhが80.0Hv以上であり、Hw/Hhが0.80以上である、請求項1又は2に記載のアルミニウム合金材の溶接接合体。
- Mg:4.0〜10.0mass%、Mn:0.05〜0.30mass%、Cu:0.10〜1.000mass%、Cr:0.05〜0.25mass%及びZn:0.10〜0.50mass%を含有し、Fe:0.4mass%以下、Si:0.4mass%以下、Zr:0.05mass%以下及びTi:0.25mass%以下に規制され、残部Al及び不可避的不純物からなる複数のアルミニウム合金材を使用し、
Mg:4.0〜10.0mass%、Mn:0.05〜0.30mass%、Cu:0.10〜1.000mass%、Cr:0.05〜0.25mass%及びZn:0.10〜0.50mass%を含有し、Fe:0.4mass%以下、Si:0.4mass%以下、Zr:0.05mass%以下及びTi:0.25mass%以下に規制され、残部Al及び不可避的不純物からなる溶加材を用いて、前記複数のアルミニウム合金材を溶接することを特徴とするアルミニウム合金材の溶接接合体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017134230A JP6925189B2 (ja) | 2017-07-08 | 2017-07-08 | アルミニウム材の溶接接合体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017134230A JP6925189B2 (ja) | 2017-07-08 | 2017-07-08 | アルミニウム材の溶接接合体及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019013969A JP2019013969A (ja) | 2019-01-31 |
JP6925189B2 true JP6925189B2 (ja) | 2021-08-25 |
Family
ID=65356297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017134230A Active JP6925189B2 (ja) | 2017-07-08 | 2017-07-08 | アルミニウム材の溶接接合体及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6925189B2 (ja) |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3248254B2 (ja) * | 1992-08-31 | 2002-01-21 | 株式会社神戸製鋼所 | 極低温成形加工用Al−Mg系合金圧延板の製造方法 |
JPH06228691A (ja) * | 1993-02-03 | 1994-08-16 | Nippon Steel Corp | 成形加工性に優れた高強度アルミニウム合金合わせ板 |
JPH06228690A (ja) * | 1993-02-03 | 1994-08-16 | Nippon Steel Corp | 成形加工性に優れた高強度アルミニウム合金合わせ板 |
JPH0718362A (ja) * | 1993-07-02 | 1995-01-20 | Furukawa Alum Co Ltd | レーザー溶接用アルミニウム合金 |
JP5431795B2 (ja) * | 2009-06-05 | 2014-03-05 | 株式会社Uacj | Al材料の溶接方法 |
JP4669903B2 (ja) * | 2009-06-05 | 2011-04-13 | 住友軽金属工業株式会社 | 二輪車およびバギー車用フレーム材 |
JP5431797B2 (ja) * | 2009-06-05 | 2014-03-05 | 株式会社Uacj | Al合金溶接継手 |
JP5431796B2 (ja) * | 2009-06-05 | 2014-03-05 | 株式会社Uacj | Al合金溶加材 |
JP5875302B2 (ja) * | 2011-09-07 | 2016-03-02 | 株式会社Uacj | アルミニウム板材の接合方法 |
US20140157894A1 (en) * | 2012-12-12 | 2014-06-12 | Tung Thih Electronic Co., Ltd. | Transducer Case |
-
2017
- 2017-07-08 JP JP2017134230A patent/JP6925189B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019013969A (ja) | 2019-01-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6430085B1 (ja) | アルミニウム合金材並びにこれを用いた導電部材、電池用部材、締結部品、バネ用部品および構造用部品 | |
JP5652574B1 (ja) | ガスシールドアーク溶接用ソリッドワイヤ、ガスシールドアーク溶接金属、溶接継手、溶接部材、溶接方法、および溶接継手の製造方法 | |
JP5431796B2 (ja) | Al合金溶加材 | |
US8263233B2 (en) | Frame member for use in two-wheeled vehicle and all-terrain vehicle, and method for producing the same | |
US10315277B2 (en) | Aluminium alloy laminated plate | |
JP6148923B2 (ja) | アルミニウム合金製バスバー | |
JPH09279284A (ja) | 耐応力腐食割れ性に優れた溶接用高力アルミニウム合金 | |
WO2017077929A1 (ja) | レーザー溶接性に優れたバスバー用アルミニウム合金板 | |
US20240247355A1 (en) | Welded structural member having excellent stress corrosion racking resistance, and method for manufacturing same | |
JP6632839B2 (ja) | アルミニウム合金溶加材及びアルミニウム合金の溶接方法 | |
JP6847766B2 (ja) | アルミニウム合金溶加材、アルミニウム合金の溶接方法及びアルミニウム合金材 | |
JP5431795B2 (ja) | Al材料の溶接方法 | |
JP5431797B2 (ja) | Al合金溶接継手 | |
JP6925189B2 (ja) | アルミニウム材の溶接接合体及びその製造方法 | |
EP4299777A1 (en) | Wrought aluminum alloy material for welding, aluminum alloy welded body and method for welding same | |
JP6886861B2 (ja) | アルミニウム合金の溶接方法 | |
JP7108996B2 (ja) | 溶接肉盛用Co基合金及び溶接肉盛用粉末 | |
JP6619473B2 (ja) | アルミニウム合金溶加材の製造方法 | |
JP2018144060A (ja) | Tig溶接用溶加材 | |
JP6679296B2 (ja) | 高エネルギービーム溶接用Al合金材及びその製造方法 | |
JP6679269B2 (ja) | 高エネルギービーム溶接用Al合金材 | |
JP2018149601A (ja) | Al−Mg系合金の溶接方法 | |
US20230286083A1 (en) | Aluminum alloy filler metal, aluminum alloy welded structure, and method for welding aluminum material | |
EP4299779A1 (en) | Aluminum alloy expanded material for welding use, aluminum alloy welding-joined body, and method for welding same | |
JP2018199854A (ja) | 溶接用アルミニウム合金板及び溶接用アルミニウム合金板製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200624 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210305 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210317 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210419 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20210419 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210802 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210803 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6925189 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |