JP2017050908A - 回転電機、並びにそれを用いるエレベータ用巻上機およびエレベータ - Google Patents

回転電機、並びにそれを用いるエレベータ用巻上機およびエレベータ Download PDF

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Abstract

【課題】小型化あるいは薄型化しても、粉塵などの塵埃の流入を抑えつつ、冷却性能を向上できる回転電機、並びにそれを用いるエレベータ用巻上機およびエレベータを提供する。【解決手段】回転電機が、ステータコア34と、ステータコアに設けられる励磁コイル37と、ステータコアおよび励磁コイルを支持する第一の支持体32,33と、を有するステータ31と、磁極部40と、磁極部を支持する第二の支持体39と、を有するロータ30と、を備え、第一の支持体と第二の支持体によって画される空間における、第一の支持体と第二の支持体とによって閉塞される部分空間の内部に、ステータコアおよび励磁コイルが位置し、残りの部分空間に位置すると共に、ステータコアおよび励磁コイルの内周側に位置し、複数の羽根を有してロータの回転に伴って回転する送風翼41を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、回転電機、並びにそれを用いるエレベータ用巻上機およびエレベータに関する。
近年、エレベータ用巻上機において、設置空間の制約、構成材料の削減、電力エネルギの低減などのために、電動機の薄型化や小型化が求められている。しかし、電動機を薄型化したり、小型化したりすると放熱面積も減少するため、励磁コイルの温度および磁石の温度が過度に上昇し、励磁コイルの絶縁破壊、磁石の減磁などの不具合が生じ、電動機の性能が低下する可能性がある。これに対し、エレベータ用巻上機において冷却効果を得る技術として、特許文献1に記載の従来技術が知られている。
本従来技術においては、固定軸に軸受けを介し回転自在に取り付けられたシーブと、このシーブと一体になって回転するロータと、このロータの内径側に上記ロータと対向して設けられたステータとを備えたアウタロータ型のエレベータ用巻上機において、ステータコアバックの内径側に上記ステータで発生する熱を伝導して放熱する複数の放熱フィンが設けられる。ステータで発生する熱が、この放熱フィンによって放熱されるので、巻線および鉄心部に風を取り込むことなく、従って、粉塵を流入させずに、冷却効果が得られる。
さらに、本従来技術においては、放熱フィンとシーブのリブとの間に、送風ファンを設け、リブに設けた通風口を通る風の流れを起こす。これにより、さらに効果的に冷却できる。
特開2005−104620号公報
上記従来技術における放熱フィンによる放熱では、電動機が薄型化あるいは小型化して発熱密度が増大すると、冷却性能が不足する恐れがある。また、送風ファンを設けると、巻上機の小型化や薄型化が難しくなる。
そこで、本発明は、小型化あるいは薄型化しても、粉塵などの塵埃の流入を抑えつつ、冷却性能を向上できる回転電機、並びにそれを用いるエレベータ用巻上機およびエレベータを提供する。
上記課題を解決するために、本発明による回転電機は、ステータコアと、ステータコアに設けられる励磁コイルと、ステータコアおよび励磁コイルを支持する第一の支持体と、を有するステータと、磁極部と、磁極部を支持する第二の支持体と、を有するロータと、を備え、ステータコアと磁極部とが空隙を介して対向するように、ステータおよび前記ロータが配置されるものであって、第一の支持体と第二の支持体によって画される空間における、第一の支持体と第二の支持体とによって閉塞される部分空間の内部に、ステータコアおよび励磁コイルが位置し、残りの部分空間に位置すると共に、ステータコアおよび励磁コイルの内周側に位置し、かつ複数の羽根を有し、ロータの回転に伴って回転する送風翼を備える。
また、上記課題を解決するために、本発明によるエレベータ用巻上機は、エレベータ用主ロープが巻き掛けられるシーブと、シーブを回転させる回転電機部と、を備えるものであって、回転電機部が上記本発明による回転電機からなる。
さらに、上記課題を解決するために、本発明によるエレベータは、乗りかごおよび釣り合い錘と、昇降路内において乗りかごおよび釣り合い錘を吊る主ロープと、主ロープを駆動する巻上機と、を備えるものであって、巻上機は、主ロープが巻き掛けられるシーブと、シーブを回転させる回転電機部と、を備え、回転電機部が上記本発明による回転電機からなる。
本発明によれば、第一の支持体と第2の支持体により画される空間内に、ステータコアおよび巻線並びに送風翼が位置し、ステータコアおよび励磁コイルが位置する部分空間が閉塞されているので、送風翼を設けながらも、回転電機を小型化あるいは薄型化することができると共に、ステータコアおよび励磁コイルへの塵埃の付着を防止できる。従って、回転電機を小型化あるいは薄型化しながら、信頼性を損なうことなく、冷却性能を向上できる。これにより、エレベータ用巻上機およびエレベータの信頼性が向上する。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施例1であるエレベータの全体構成の概略を示す。 巻上機の概略構成を示す軸方向に沿って見た側部外観図である。 巻上機の外観斜視図である。 電動機部分の分解図である。 ロータが回転したときに生じる送風翼付近の空気の流れを示す斜視図である。 図5におけるA−Aで切断した電動機の断面を示す。 送風翼から剥離した空気の流れを示す斜視図である。 図7におけるA−Aで切断した電動機の断面を示す。 放熱フィンの間の空気の流れを示す斜視図である。 図9におけるA−Aで切断した電動機の断面を示す。 実施例2である巻上機の外観斜視図である。 図11におけるA−Aで切断した断面を示す。 実施例3である巻上機の外観および軸方向断面を示す斜視図である。 図13における軸方向断面のみを示す。 実施例4である巻上機の外観および軸方向断面を示す斜視図である。 図15における軸方向断面のみを示す。 実施例5である巻上機の外観斜視図である。 図17におけるA−Aで切断した断面を示す。 実施例6である巻上機の外観斜視図である。 図19におけるA−Aで切断した断面を示す。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、各図において、参照番号が同一のものは同一の構成要件あるいは類似の機能を備えた構成要件を示している。
図1は、本発明の実施例1であるエレベータの全体構成の概略を示す。
図1に示すように、建築物に設けられる昇降路100の頂部に設けられる機械室110内に巻上機120が載置され、固定手段によって機械室床面に固定されている。巻上機120は、複数本の主ロープ130を懸架するためのシーブを有する。シーブから延びる主ロープ130の一端は反らせプーリ140を介して釣合錘150の上端に連結されており、他端は乗りかご160の上端に連結されている。乗りかご160および釣合錘150は、シーブに巻き掛けられる主ロープ130によって、昇降路100内において吊られる。
巻上機120が稼働して、シーブが回転すると、その際の主ロープ130とシーブの間の摩擦によって、主ロープ130がシーブの回転方向に沿って駆動される。そして、主ロープ130の動きによって、釣合錘150と乗りかご160が上下に昇降される。なお、図1では省略しているが、乗りかご160および釣合錘150の昇降を円滑にするために、昇降路100内には、乗りかご160および釣合錘150を案内するガイドレールが設けられる。
このようなエレベータにおいては、図示しない制御装置によって運行指令が巻上機120を構成する電動機や制動機構等に与えられ、この運行指令によって乗りかご160が建築物の所定の階床に向けて昇降動作する。
なお、本実施例1では、巻上機120は機械室110内に載置されているが、巻上機120はその一部または全体を昇降路100の内部に載置されても良い。
次に、巻上機120の構成について説明する。
図2は、巻上機120の概略構成を示す軸方向に沿って見た側部外観図である。
図2に示すように、巻上機120は、電動機12と、電動機12の回転子に同軸で機械的に接続されるシーブ13と、回転子とシーブ13を回転可能に支持するシャフト20と、シーブの回転を拘束する制動装置15と、シャフト20の両端部を固定的に支持する一対の軸受台14A,14Bを有している。なお、本実施例1において、シーブ13は、電動機12の回転子と一体で構成されるが、回転子とは別体で構成されるシーブ13を回転子に固定しても良い。巻上機120は、基台11に載置されており、基台11において載置部材として機能する図示しないマシンビームに載置されて固定される。
電動機12は基台11の上に設置されている。この電動機12は、上述のようにシーブ13と一体で構成され、シーブ13は、軸受台14A,14Bによって支持されるシャフト20に、ベアリングを備える回転軸受けを介して取り付けられる。電動機12が回転駆動されると、それに伴いシーブ13が回転し、シーブ13に懸架される主ロープ130(図1)が駆動される。
軸受台14Aおよび14Bは、それぞれ電動機側軸受台およびブレーキディスク側軸受台であり、共に基台11によって支持されている。軸受台14Aは、シャフト20の軸方向における電動機12側の端部を支持している。また、軸受台14Bは、シャフト20の軸方向における電動機12とは反対側の端部と、制動機構15によって制動されるブレーキディスク16とを支持している。なお、本実施例1では、二つの軸受台14Aおよび14Bによりシャフト20を支持しているが、1つの軸受台でシャフト20を支持しても良い。
シーブ13は円筒形状であり、その軸の中心には図示しない貫通穴が形成されている。この貫通穴の径はシャフト20の外径の大きさと略等しくなっている。そして、シャフト20はシーブ13の貫通穴を貫通して軸受台14Aおよび14Bに固定されている。シーブ13の外周面部には、主ロープ130を巻き掛ける巻き掛け部21が形成されている。この巻き掛け部21は、主ロープ130が巻き掛けられる複数のロープ収納溝21aを有する。シーブ13が回転することで、巻き掛け部21のロープ収納溝21aが主ロープ130を巻き取る。また、シーブ13の軸方向における電動機12側の端部には外周側突出部22が設けられ、反対側にはフランジ部23が設けられている。
外周側突出部22はシーブ13の軸方向端部に形成されており、シーブ13の半径方向の外側に向かって突出し、シーブ13の巻き掛け部21の外径よりも大きな径を有する。これにより、巻き掛け部21に巻き掛けられる主ロープ130が外れることが防止できる。
フランジ部23はシーブ13の電動機12側とは反対側の他端部に配置されており、このフランジ部23はシーブ13の半径方向の外側に向かって突出している。フランジ部23の外径は外周側突出部22の外径よりも大きく設定されている。このフランジ部23とシーブ13の巻き掛け部21と間には嵌合部24が設けられている。
嵌合部24にはブレーキディスク16が圧入によって固定されており、この嵌合部24の外径は外周側突出部22の径よりも大きく設定されている。また、嵌合部24の軸方向の長さはブレーキディスク16の軸方向の長さと同じ、或いはやや長く形成されている。ブレーキディスク16は、電動機12によって回転されるシーブ13と連動して、一体的に回転する。
制動装置15に内蔵される図示しないブレーキコイルに制御駆動電流が流れると、ブレーキコイルが励磁されてブレーキシュー17がブレーキディスク16から離間して開放状態となり、駆動シーブ13は、電動機12によって回転、駆動されて主ロープ130の巻き取り、或いは巻き戻しを行うことができる。一方、制御駆動電流が遮断されるとブレーキコイルが消磁され、図示しないブレーキばねによってブレーキシュー17がブレーキディスク16を挟み込むことで制動力が発生し、駆動シーブ13の回転が停止される。
次に、本実施例1における巻上機120における電動機について、図3〜10を用いてに説明する。
図3は巻上機120の外観斜視図である。また、図4は電動機部分の分解図である。なお、図3,4は、電動機部以外の各部の構成については、図2よりも適宜簡略化して示している(図5以降の図も同様)。
図3,4に示すように、電動機12の径方向において、ロータ30の外周部は、ステータ31の外周部よりも外側に位置する。すなわち、本実施例1における電動機12は、アウタロータ型電動機である。また、電動機12は、平たい円筒形であり、円筒の高さ寸法が半径寸法よりも小さな薄型の電動機である。上述したように、シーブ13は、ロータ30と一体で構成され、ロータ30から電動機軸方向に突出する。シーブ13は、図示しない軸受けを介してシャフト20に回転可能に支持され、シャフト20は電動機側の軸受台14Aおよびブレーキディスク側の軸受台14Bに固定される。
図4に示すように、ステータ31は、フレーム32およびエンドブラケット33と、フレーム32およびエンドブラケット33によって支持されるステータコア34と、ステータコアの内周側に設けられた放熱フィン36から構成されている。ここで、フレーム32およびエンドブラケット33は、フレーム32を側面部とし、エンドブラケット33を底部とし、エンドブラケット33の反対側が開口する円筒形状を構成する。ステータコア34および放熱フィン36は、各々円環状であり、フレーム32内にフレーム32と同軸に取り付けられる。エンドブラケット33には、放熱フィン36の内周側でかつシャフト20近くに円環状に間隔をおいて配置される複数個の開口部35Aと、放熱フィン36の内周側でかつ開口部35Aの外周側に円環状に間隔をおいて配置される複数個の開口部35Bが設けられる。開口部35Bにおいては、放熱フィン36の端部が露出していても良い。開口部35Aは冷却風の取り込み口となり、開口部35Bは冷却風の吐き出し口、すなわち後述するような送風翼41によって生じる空気流(図9のAF4)の吐き出し口となる。なお、これら開口部35A,35Bは、少なくとも一箇所ずつ独立して形成されていれば、その形状、数、面積などは適宜設定できる。
ステータコア34は、図4では図示されないティースと、円環状のステータコアバック38とから構成されている。ティースには励磁コイル37が巻き付けられる。ステータコアバック38は、ステータコア34の内周側に位置し、フレーム32における円環状のステータコア支持部32aに固定され、励磁コイル37は複数のティースに巻き付けて固定されている。なお、ステータコア34は、磁性体、例えば、珪素鋼板などの磁性鋼板の積層体からなる。また、ステータコアバック38の内周側に位置するステータコア支持部32aの内周面には、溶接、接着またはボルト止めなどの固定手段により複数の放熱フィン36が固定的に設置される。ここで、放熱フィン36は平板状である。本実施例1では、放熱フィン36の平面が周方向を向くが、回転軸方向を向いても良い。なお、放熱フィンの形状は、平板状に限らず、らせん形状やピン状でも良い。
ロータ30は、円筒状のフレーム39と、フレーム39に支持され磁束を発生する磁極部を構成する永久磁石40と、図示されない回転軸が通るボス部と、ボス部とフレーム39とを結合する図示されない支持部材と、後述するような送風翼41とから構成されている。なお、ロータ30は、軸受14A,14Bによって両端が固定されるシャフト20に、ベアリングを介して回転可能に支持される。
送風翼41は、ロータ30内において、フレーム39とシャフト20の間の空間内であって、シーブ13に隣接する空間内に位置する。さらに、送風翼41は、ロータ30とステータ31が組み立てられた状態では、ステータ31のフレーム32およびエンドブラケット33とロータ30のフレーム39とによって画される空間において、ステータコア支持部32aおよび放熱フィン36とシャフト20との間の部分空間内に位置する。従って、送風翼41がロータ30の回転に伴って回転すると、ステータコア支持部32aおよび放熱フィン36とシャフト20との間の空間内の空気が送風翼41によって撹拌される。なお、送風翼41を備えるために特別な空間を必要としないので、電動機のサイズの増大が抑制される。
本実施例1において、送風翼41は平板状部材からなる複数枚の羽根を有する。平板状部材すなわち羽根の平面が回転軸の方向あるいはシャフト20の中心軸方向に延在する。すなわち、羽根の平面の法線方向と、回転軸の方向あるいはシャフト20の中心軸方向とが直角をなす。また、平板状部材の平面が、回転中心から径方向に延びている。従って、送風翼41は、平板状部材すなわち羽根の平面に垂直な方向に回転する。このため、回転方向に依存しない安定した送風量を得ることができる。ここで、送風翼の羽根の平面形状は、本実施例1では長方形であるが、これに限らず、台形、三角形などの形状でも良い。また、送風翼は、ステータコア支持部32aおよび放熱フィン36とシャフト20との間の空間内の空気が撹拌されるならば、この空間に隣接すると共に連続するシーブ13内に位置しても良い。
ロータ30とステータ31が組み立てられた状態では、永久磁石40、および励磁コイル37を含むステータコア34が、ステータ31のフレーム32およびエンドブラケット33とロータ30のフレーム39とによって画される空間において、フレーム32とエンドブラケット33およびステータコア支持部32a、並びにフレーム39によって囲まれて閉塞される部分空間内に位置し、この部分空間内にほぼ密閉されている。すなわち、永久磁石40およびステータコア34は、上述した送風翼41が位置する部分空間を除いた残りの部分空間内に位置する。
ロータ30のフレーム39の磁極部とステータ31のフレーム32との間、およびロータ30のフレーム39とステータ31のステータコア支持部32aとの間には、ロータ30が回転可能となるようにするために、公差を含めて必要最小限の間隙が設けられる。これら間隙は実質、狭隘な空間であり、送風翼41で撹拌される空気の流路抵抗が、送風翼41が位置する空間内の流路抵抗よりも高くなる。このため、送風翼41で撹拌された空気は、永久磁石40およびステータコア34が位置する空間内へ流入しにくい。これにより、粉塵などの塵埃が永久磁石40およびステータコア34が位置する空間内へ侵入することが防止されるので、塵埃に起因する回転電機の性能劣化や故障を防止できる。
ロータ30とステータ31が組み立てられた状態では、永久磁石40の磁極面とステータ31のステータコア34とが、回転電機の径方向において、所定の空隙を介して対向する。すなわち、本実施例1の回転電機は、いわゆるラジアルギャップ型の永久磁石同期電動機である。また、永久磁石40がロータ30の内周表面に設けられているので、本実施例1の回転電機は、いわゆる表面磁石型の永久磁石同期電動機でもある。本実施例1の電動機は、ステータ31の励磁コイル37に交流電流を流して発生させる交番磁界と、永久磁石磁束との相互作用により回転する。
次に、本実施例1の電動機を稼動させたときの冷却風の流れについて、図5および図6を用いて説明する。
図5はロータ30が回転したときに生じる送風翼41付近の空気の流れを示す斜視図である。また、図6は、図5におけるA−Aで切断した電動機の断面を示す。ここで、図5においては、空気の流れを分かりやすくするために、便宜上、ステータ31とロータ30を軸方向に間隔を空けて配置した状態を示している。
図5および図6に示すように、ロータ30が回転し、送風翼41が回転すると、送風翼41の表面上に存在する空気が送風翼41によって、送風翼41が位置する部分空間の外周側に押し出される。これにより、送風翼41に沿って、送風翼41の内周側から外周側に向かう空気の流れAF1が生じる。なお、この空気の流れAF1はエンドブラケット33の内周側の開口部35Aから取り込まれた空気の流れAF0から連続している。
径方向に押し出された空気は、送風翼41の外周側端部に達すると、送風翼41から剥離し、空気流AF2となってステータコアバック38の内周側すなわち放熱フィン36の方に向かう。
次に、送風翼41から剥離した空気の流れについて、図7および図8を用いて説明する。
図7は、送風翼41から剥離した空気の流れを示す、図5と同様の斜視図である。また、図8は、図6と同様に、図7におけるA−Aで切断した電動機の断面を示す。
図7および図8に示すように、送風翼41から剥離した空気の流れAF2は、慣性力(回転軸43を中心とする遠心力)により、ステータ31のフレーム32内におけるステータコア支持部32aとシャフト20との間の空間を、内周側から外周側に向って弧を描くらせん状の空気の流れAF3となる。
次に、放熱フィン36の間の空気の流れについて、図9および図10を用いて説明する。
図9は、放熱フィン36の間の空気の流れを示す、図5,7と同様の斜視図である。また、図10は、図6,8と同様に、図9におけるA−Aで切断した電動機の断面を示す。
前述の図7,8において示されるらせん状の空気の流れAF3は、ステータコア支持部32aとシャフト20との間の空間の外周側の圧力が高まることで、図9および図10に示すように、エンドブラケット33に向って放熱フィン36の間を流れる空気の流れAF4となる。すなわち、空気の流れAF4は、送風翼41から、ロータ30のフレーム39と電動機の機械的負荷であるシーブ13との接続部へ向かう方向とは反対方向へ向かう空気流である。この空気の流れAF4は、励磁コイル37およびティース42から発生する熱を、放熱フィン36を介して吸収した後、上記反対方向においてエンドブラケット33の外周側に開口する開口部35Bから大気中に放出される。このとき、前述したように、送風翼41の回転によって生じる空気の流れは、永久磁石40およびステータコア(図4の34)が位置する空間内へ流入しにくい。これにより、励磁コイル37などに空気流を直接接触させることなく、励磁コイル37を含むステータコアを冷却することができる。
従って、本実施例1によれば、回転電機のサイズを増大させずに、さらに塵埃に起因する回転電機の性能劣化や故障を防止しながら、回転電機の冷却性能を向上することができる。なお、本実施例1による本効果は、送風翼41の構造上、ロータ30の回転方向、すなわちエレベータの乗りかご160(図1)の昇降方向に依らず得られる。
なお、放熱フィン36を設けずに、ステータコアバック38の内周側すなわちステータコア支持部32aに空気の流れAF4を直接接触させても良い。この場合、空気の流れAF4は、励磁コイル37およびティース42から発生する熱を、ステータコア支持部32aを介して吸収した後、大気中に放出されるので、同様に、回転電機の冷却性能を向上することができる。
上述したように、本実施例1によれば、回転電機を小型化あるいは薄型化しながら、信頼性を損なうことなく、冷却性能を向上できる。これにより、エレベータ用巻上機およびエレベータの信頼性が向上する。
次に、本発明の実施例2について、図11および図12を用いて説明する。以下、主に、実施例1と異なる点について説明する。
図11は、実施例2である巻上機の外観斜視図である。図5と同様に、ステータ31とロータ30を軸方向に間隔をあけて配置した状態を示している。また、図12は、図11におけるA−Aで切断した断面を示す。
本実施例2では、実施例1と異なり、エンドブラケット33に開口部(図5の35A,35B)が設けられない。すなわち、送風翼41の位置する部分空間は、ロータ30におけるシーブ13との接続部の側とは反対側において、全閉状態である。従って、励磁コイル37を含むステータコアおよび永久磁石40が位置する部分空間がほぼ密閉状態であることに加えて、送風翼41が位置する部分空間もほぼ密閉状態となる。これにより、巻上機の周辺における空気に含まれる塵埃が電動機内に侵入することが防止される。
図11および図12に示すように、本実施例2においては、ロータ30の回転に伴い送風翼41が回転すると、ステータコア支持部32aおよびエンドブラケット33で画されると共に送風翼41が位置する空間内に、ロータ30の回転方向と同一方向の空気の流れAF5が生じる。この空気の流れAF5は、ステータコアバック38の内周側すなわちステータコア支持部32aおよび放熱フィン36に直接接触し、励磁コイル37およびティース42から発生する熱を、放熱フィン36を介して吸収した後、吸収した熱をエンドブラケット33に伝える。エンドブラケット33に伝えられた熱は、電動機外部の大気中へ放出される。従って、送風翼41が位置する空間をほぼ密閉状態として、電動機内への塵埃の侵入を防止しながらも、冷却性能が向上する。
さらに、本実施例2においては、図12に示すように、エンドブラケット33には、送風翼41から、ロータ30のフレーム39と電動機の機械的負荷であるシーブ13との接続部へ向かう方向とは反対方向において、すなわち送風翼41が位置する部分空間内に露出する面において、放熱フィン46が設けられると共に、大気に接する電動機外側の面に放熱フィン46aが設けられる。これにより、エンドブラケット33を介する、空気の流れAF5と周辺大気との熱交換の効率が向上するので、電動機の冷却性能が向上する。なお、放熱フィン46,46aはどちらか一方のみ設けても、冷却性能は向上する。
本実施例2の巻上機が適用されるエレベータの構成、並びに本実施例2の巻上機の詳細な外観は、実施例1と同様である(図1、図2参照)。
上述したように、本実施例2によれば、回転電機を小型化あるいは薄型化しながら、信頼性を損なうことなく、冷却性能を向上できる。これにより、エレベータ用巻上機およびエレベータの信頼性が向上する。
次に、本発明の実施例3について、図13および図14を用いて説明する。以下、主に、実施例1と異なる点について説明する。
図13は、実施例3である巻上機の外観および軸方向断面を示す斜視図である。図5と同様に、ステータ31とロータ30を軸方向に間隔をあけて配置した状態を示している。なお、図13においては、図7および図9にそれぞれ示した空気の流れAF3およびAF4をまとめて示す。また、図14は、図13における軸方向断面のみを示す。
本実施例3では、実施例1とは異なり、ロータ30のフレーム39におけるシーブ13との接続部47が、ステータコア支持部32aに向って張り出し、ステータコア支持部32aの内周側において、ステータコア支持部32aにおける、エンドブラケット33との接続端とは反対側の自由端と重なる。シーブ13との接続部47とステータコア支持部32aが重なる領域において、シーブ13との接続部47とステータコア支持部32aとの間には、ロータ30の回転を阻害しない範囲で狭隘な間隙が設けられる。すなわち、送風翼41が位置する部分空間とステータコアおよび永久磁石40が位置する部分空間との間において、ロータ30とシーブ13との接続部47とステータコア支持部32aの端部とによって、いわゆるラビリンス構造が構成される。
本実施例3においては、図13に示すように、かつ実施例1と同様に、送風翼41が回転すると、送風翼41が位置する部分空間内において、内周側から外周側に向って弧を描くらせん状の空気の流れAF3が生じる。空気の流れAF3は電動機の径方向外側に向う速度成分を有するが、上記のようなラビリンス構造によって圧力損失が増大するため、ティース42および励磁コイル37を含むステータコアが位置する部分空間内への空気の流入が防止される。これにより、ステータコアや永久磁石に塵埃が付着することが防止される。
さらに、空気の流れAF3は、ロータ30におけるシーブ13との接続部47に達した後、ステータコア支持部32aとシャフト20との間の空間の外周側の圧力が高まることで、送風翼41から接続部47へ向かう方向とは反対方向へ向かう空気流、すなわちエンドブラケット33に向かって放熱フィン36の間を流れる空気の流れAF4となる。従って、本実施例3によれば、ティース42および励磁コイル37を含むステータコアや永久磁石40への塵埃の付着を防止しながらも、電動機の冷却性能を向上することができる。
なお、本実施例3の巻上機が適用されるエレベータの構成、並びに本実施例3の巻上機の詳細な外観は、実施例1と同様である(図1、図2参照)。
上述したように、本実施例3によれば、回転電機を小型化あるいは薄型化しながら、信頼性を損なうことなく、冷却性能を向上できる。これにより、エレベータ用巻上機およびエレベータの信頼性が向上する。
次に、本発明の実施例4について、図15および図16を用いて説明する。以下、主に、実施例1と異なる点について説明する。
図15は、実施例4である巻上機の外観および軸方向断面を示す斜視図である。図5と同様に、ステータ31とロータ30を軸方向に間隔をあけて配置した状態を示している。なお、図15においても、図13と同様に、空気の流れAF3およびAF4をまとめて示す。また、図16は、図15における軸方向断面のみを示す。
本実施例4では、実施例1とは異なり、ステータコア支持部32aの内径が、ステータコア支持部32aの自由端からエンドブラケット33との接続端に向って、すなわち送風翼41から、ロータ30とシーブ13との接続部47へ向かう方向とは反対方向に向かって、大きくなる。すなわち、ステータコア支持部32aの内周面が、回転軸43方向に対して、エンドブラケット33側において鋭角をなす傾斜51を有する。
本実施例4においては、図15に示すように、かつ実施例1と同様に、送風翼41が回転すると、送風翼41が位置する部分空間内において、内周側から外周側に向って弧を描くらせん状の空気の流れAF3が生じる。空気の流れAF3は電動機の径方向外側に向う速度成分を有するが、空気の流れAF3がステータコア支持部32aの内周面に達すると、この速度成分が、ステータコア支持部32a内周面に設けられる傾斜51に沿う速度成分に変換され、エンドブラケット33に向かって放熱フィン36の間を流れる空気の流れAF4となる。これにより、送風翼41が位置する部分空間の外周側の圧力が高まることなく、空気の流れAF3をエンドブラケット33方向に誘導できる。そのため、ロータ30とステータ31の間隙44を通って、ティース42および励磁コイル37を含むステータコアおよび永久磁石40が位置する部分空間内へ空気が流入することが防止される。
従って、本実施例4によれば、ティース42および励磁コイル37への塵埃の付着を防止しながらも、電動機の冷却性能が向上することができる。
なお、図16に示すように、送風翼41とロータ30の接触部48は、ステータコア支持部32aの自由端、すなわち軸方向における傾斜51の開始位置49よりも、軸方向でエンドブラケット33側に設けられていることが好ましい。すなわち、傾斜51から径方向に沿って回転軸に向う傾斜51の投影内に、送風翼41の羽根の全体が位置する。このため、送風翼41の羽根は、送風翼41が位置する部分空間とステータコア34が位置する部分空間との間に位置し、傾斜51に隣接する、ロータ30のフレームとステータ30のステータコア支持部32aとの間の間隙と、オーバーラップしない。これにより、空気の流れAF3が、効率良くエンドブラケット33方向に誘導される。
なお、本実施例4の巻上機が適用されるエレベータの構成、並びに本実施例4の巻上機の詳細な外観は、実施例1と同様である(図1、図2参照)。
上述したように、本実施例4によれば、回転電機を小型化あるいは薄型化しながら、信頼性を損なうことなく、冷却性能を向上できる。これにより、エレベータ用巻上機およびエレベータの信頼性が向上する。
次に、本発明の実施例5について、図17および図18を用いて説明する。以下、主に、実施例1と異なる点について説明する。
図17は、実施例5である巻上機の外観斜視図である。なお、図17では、ステータ31とロータ30が組み立てられた状態を示している。また、図18は、図17におけるA−Aで切断した断面を示す。
本実施例5では、実施例1と異なり、エンドブラケット33における送風翼41および放熱フィン36に対向する部分が円形の開口部となっている。従って、送風翼41および放熱フィン36の略全体が電動機外部に露出する。また、円環状のエンドブラケット部33aが、ステータコア支持部32aにおける、エンドブラケット33との接続端とは反対側の端部に接続される。すなわち、エンドブラケット部33aは、ティース42および励磁コイル37を含むステータコアおよび永久磁石40が位置する部分空間と、送風翼41が位置する部分空間との間を仕切る仕切り板となる。そして、送風翼41とロータ30との接続部が、ベアリング50を介して、エンドブラケット部33aに回転可能に支持される。
上記構成によれば、回転翼41は、エンドブラケット33、ステータコア支持部32aおよびエンドブラケット部33aによって画されると共に電動機の外側に向って開口する凹部空間内に位置し、そしてこの凹部空間内において回転する。送風翼41が回転すると、図17に示すように、送風翼41が位置する空間において、内周側から外周側に向って弧を描くらせん状の空気の流れAF3が生じる。空気の流れAF3により、送風翼41が位置する凹部空間の外周側の圧力が高まると、電動機の軸方向外側に向って、すなわち送風翼41からエンドブラケット部33aへ向かう方向とは反対方向に向かって、放熱フィン36の間を流れる空気の流れAF6が生じる。この空気の流れAF6は、ステータコア支持部32aの内周側に直接接触し、励磁コイル37およびティース42によって発生する熱を、放熱フィン36を介して吸収して電動機外の大気中に放出する。これにより、励磁コイル37およびティース42が冷却される。
本実施例5においては、実施例1と同様に、永久磁石40、および励磁コイル37を含むステータコアが、ステータ31におけるフレーム32とエンドブラケット33およびステータコア支持部32a、並びにロータ30のフレーム39によって囲まれて閉塞される部分空間内に、ほぼ密閉されている。さらに、本実施例5においては、永久磁石40およびステータコアが位置する部分空間と、送風翼41が位置する凹部空間とが、エンドブラケット部33aによって仕切られている。これにより、ステータコアおよび永久磁石40が位置する空間内への塵埃の侵入が防止される。
このように、本実施例5によれば、ティース42および励磁コイル37を含むステータコア並びに永久磁石40への塵埃の付着を防止しながらも、電動機の冷却性能を向上することができる。
なお、本実施例5の巻上機が適用されるエレベータの構成、並びに本実施例2の巻上機の詳細な外観は、実施例1と同様である(図1、図2参照)。
上述したように、本実施例5によれば、回転電機を小型化あるいは薄型化しながら、信頼性を損なうことなく、冷却性能を向上できる。これにより、エレベータ用巻上機およびエレベータの信頼性が向上する。
次に、本発明の実施例6について、図19および図20を用いて説明する。以下、主に、実施例1と異なる点について説明する。
図19は、実施例6である巻上機の外観斜視図である。なお、図19では、ステータ31とロータ30が組み立てられた状態を示している。また、図20は、図19におけるA−Aで切断した断面を示す。
本実施例6は、実施例1における電動機部を2台備え、2台の電動機部のロータ30がシーブ13を介して直結される。すなわち、実施例1における電動機部を2台によって、タンデム型の電動機が構成される。そして、これらシーブ13および2台のロータ30が、軸受14A,14Bによって固定的に支持されるシャフト20に、ベアリング50を介して回転可能に支持される。これにより、巻上トルクを増大できる。
本実施例6においては、エンドブラケット33側から見た場合の二つの送風翼41の回転方向が互いに反対方向である。実施例1について上述したように、送風翼41の作用・効果は回転方向には依らない。従って、図19に示すように、各電動機部で、実施例1と同様に空気の流れAF4が生じ、各電動機部のステータコアが冷却される。
従って、本実施例6によれば、タンデム型の電動機部によってシーブが駆動される巻上機において、各電動機部のステータコアおよび永久磁石への塵埃の付着を防止しながらも、電動機全体の冷却性能を向上できる。これにより、エレベータ用巻上機およびエレベータの信頼性が向上する。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
例えば、エレベータは、巻上機および制御装置が昇降路内に設置される機械室レスエレベータでも良い。また、送風翼は、平板状部材からなる羽根を有するものに限らず、ラジフルファン形状を有するものでも良い。さらに、ロータの磁極部を、電磁石により構成しても良い。また、回転電機は、インナーロータ型や埋め込み磁石型あるいはアキシャルギャップ型の回転電機でも良い。
11:基台
12:電動機
13:シーブ
14A:軸受台
14B:軸受台
15:制動装置
16:ブレーキディスク
17:ブレーキシュー
20:シャフト
21:巻き掛け部
21a:ロープ収納溝
22:外周側突出部
23:フランジ部
24:嵌合部
30:ロータ
31:ステータ
32:フレーム
32a:ステータコア支持部
33:エンドブラケット
33a:エンドブラケット部
34:ステータコア
35A,35B:開口部
36:放熱フィン
37:励磁コイル
38:ステータコアバック
39:磁極部
40:永久磁石
41:送風翼
42:ティース
43:回転軸
46,46a:放熱フィン
50:ベアリング
51:傾斜
100:昇降路
110:機械室
120:巻上機
130:主ロープ
140:反らせプーリ
150:釣合錘
160:乗りかご
AF1,AF2,AF3,AF4,AF5,AF6:空気の流れ

Claims (14)

  1. ステータコアと、
    前記ステータコアに設けられる励磁コイルと、
    前記ステータコアおよび前記励磁コイルを支持する第一の支持体と、
    を有するステータと、
    磁極部と、
    前記磁極部を支持する第二の支持体と、
    を有するロータと、を備え、
    前記ステータコアと前記磁極部とが空隙を介して対向するように、前記ステータおよび前記ロータが配置される回転電機において、
    前記第一の支持体と前記第二の支持体によって画される空間における、前記第一の支持体と前記第二の支持体とによって閉塞される部分空間の内部に、前記ステータコアおよび前記励磁コイルが位置し、
    前記空間における残りの部分空間に位置すると共に、前記ステータコアおよび前記励磁コイルの内周側に位置し、かつ複数の羽根を有し、前記ロータの回転に伴って回転する送風翼を備えることを特徴とする回転電機。
  2. 請求項1に記載の回転電機において、
    前記送風翼の前記羽根は平板状であることを特徴とする回転電機。
  3. 請求項1に記載の回転電機において、
    前記ステータに、前記ステータコアの内周側に位置し、かつ前記残りの部分空間の内部に位置する放熱フィンが設けられることを特徴とする回転電機。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の回転電機において、
    前記送風翼の回転によって、前記送風翼から前記ロータの負荷接続部へ向かう方向とは反対方向へ向かう空気流が生じることを特徴とする回転電機。
  5. 請求項4に記載の回転電機において、
    前記反対方向において、前記第一の支持体は開口部を有することを特徴とする回転電機。
  6. 請求項1または請求項2に記載の回転電機において、
    前記残りの部分空間は、前記ロータの負荷接続部の側とは反対側において全閉状態であることを特徴とする回転電機。
  7. 請求項6に記載の回転電機において、
    前記第一の支持体は、前記反対側において、前記残りの空間の内部あるいは外部に位置する放熱フィンを有することを特徴とする回転電機。
  8. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の回転電機において、
    前記部分空間と前記残りの部分空間との間で、前記第一の支持体と前記第二の支持体はラビリンス構造を構成することを特徴とする回転電機。
  9. 請求項4に記載の回転電機において、
    前記第1の支持部は、前記残りの部分空間の内部において、前記反対方向に向かって内径が広がる傾斜部を有することを特徴とする回転電機。
  10. 請求項9に記載の回転電機において、
    前記送風翼の前記羽根は、前記部分空間と前記残りの部分空間との間における、前記第一の支持体と前記第二の支持体との間の間隙と、オーバーラップしないことを特徴とする回転電機。
  11. 請求項4に記載の回転電機において、
    前記反対方向において、前記第一の支持体は開口し、
    前記第1の支持部は、前記負荷接続部の側において、前記部分空間と前記残りの部分空間との間を仕切る仕切り板を有することを特徴とする回転電機。
  12. 二台の回転電機部のロータが互いに直結される回転電機において、
    前記回転電機部が請求項1乃至3のいずれか一項に記載の回転電機からなることを特徴とする回転電機。
  13. エレベータ用主ロープが巻き掛けられるシーブと、
    前記シーブを回転させる回転電機部と、
    を備えるエレベータ用巻上機において、
    前記回転電機部が請求項1乃至3のいずれか一項に記載の回転電機からなることを特徴とするエレベータ用巻上機。
  14. 乗りかごおよび釣り合い錘と、
    昇降路内において前記乗りかごおよび前記釣り合い錘を吊る主ロープと、
    前記主ロープを駆動する巻上機と、
    を備えるエレベータにおいて、
    前記巻上機は、
    前記主ロープが巻き掛けられるシーブと、
    前記シーブを回転させる回転電機部と、
    を備え、
    前記回転電機部が請求項1乃至3のいずれか一項に記載の回転電機からなることを特徴とするエレベータ。
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