JPH10336962A - 電動機 - Google Patents

電動機

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JPH10336962A
JPH10336962A JP15283797A JP15283797A JPH10336962A JP H10336962 A JPH10336962 A JP H10336962A JP 15283797 A JP15283797 A JP 15283797A JP 15283797 A JP15283797 A JP 15283797A JP H10336962 A JPH10336962 A JP H10336962A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
stator
rotating shaft
gas
casing
Prior art date
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Pending
Application number
JP15283797A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Kuriyama
文夫 栗山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Corp filed Critical Ebara Corp
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Publication of JPH10336962A publication Critical patent/JPH10336962A/ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロータの回転中にロータとステータとの間の
間隙にある気体をロータ回転軸の軸方向に流し、ロータ
とステータで発生する熱を効率良く放熱できる電動機を
提供すること。 【解決手段】 ケーシング10内に嵌合したステータ1
1と、ロータ12と、ロータ回転軸13の端部に取り付
けたファン17を具備し、ファン17の羽根車吐出口1
7bから吐き出された気体が少なくともロータ12とロ
ータ回転軸13の間に設けた通風路21を通ってファン
17の羽根車吸込口17aに吸い込まれ、ケーシング1
0内を循環するように構成した電動機において、ロータ
12の軸方向の中央付近にロータ12とロータ回転軸1
3の間の通風路21とステータ11とロータ12との間
の隙間26を連通させる通風路27を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はケーシング内に気体
(主に空気)をロータ回転軸に取り付けた送風機(ファ
ン)により循環させるように構成した冷却構造を有する
電動機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電動機の小形化を進めるうえで発生する
熱をどのようにして放熱させるかは重要な問題である。
電動機内部には内部抵抗Rの巻線に電流Iが流れること
により発生するI2Rの熱、磁束の変化に伴う渦電流に
より発生する熱及びその他の原因により発生する熱があ
る。これに対し、絶縁材料の耐熱性限界のため温度上昇
を所定内に抑えることができるか否かが、絶縁材料の耐
熱寿命、電動機の寿命を左右し、製品の信頼性を決定す
る大きな要因となっている。
【0003】電動機内で発生する熱を放熱する冷却方法
として、ケーシング内の空気をロータ回転軸に取り付け
たファンにより強制的に循環させて冷却させるように構
成した冷却構造を採用した電動機がある。図3及び図4
は従来のこの種の電動機の構造例を示す図である。図3
は全体の縦断面図、図4は図3のC−C断面図である。
図示するように、本電動機はケーシング10に嵌合され
たステータ11と該ステータ11内を軸受14及び15
で支持され回転するロータ12と、ロータ回転軸13の
端部に取り付けられたファン17を具備する。
【0004】前記ケーシング10の内周面には複数本
(図では8本)の帯状凹部18(外周は帯状凸部とな
る)が設けられ、該帯状凹部18によりステータ11と
ケーシング10の間に複数本(図では8本)の通風路1
9が形成されている。また、ロータ12は複数枚(図で
は4枚)の板状の支持部材20でロータ回転軸13に支
持されており、ロータ回転軸13とロータ12の間に複
数本(図では4本)の通風路21が形成されている。ロ
ータ12の両端部にはフィン22が設けられている。な
お、図において、23はステータ11の電気絶縁巻線、
24は電力ケーブル導入口、25はシール機構である。
【0005】上記構造の電動機において、電動機が起動
し、ロータ12が回転すると同時にロータ回転軸13に
取り付けられたファン17も回転する。これにより、図
3の矢印に示すように、ファン17の羽根車吸込口17
aに吸い込まれたケーシング10内の気体(主に空気)
は羽根車吐出口17bから、ステータ11の一端部に流
れ、ここから前記ケーシング10とステータ11の間の
通風路19を通って他端に流れ、該他端からロータ12
とロータ回転軸13の間の複数の通風路21を通ってフ
ァン17の羽根車吸込口17aに流れて循環する。この
ようにファン17によりケーシング10内の気体を強制
的に循環させてステータ11やロータ12等で発生する
熱を放熱し、冷却する冷却構造を採用している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記構造の電動機にお
いて、ロータ12とステータ11は発熱体であり、該ロ
ータ12とステータ11の間の間隙にある気体層は双方
からの熱により加熱され高温となる。一方、ロータ12
とステータ11との間の間隙の気体層はロータ12の回
転により遠心方向の力は受けるが、ロータ回転軸13の
軸方向の力は受けることが無いのでこの方向には殆ど流
れない。また、この間隙は極めて狭いため、ファン17
によりケーシング10内を循環する気体(主に空気)の
流れでは、該間隙の空気はロータ回転軸13の軸方向に
流れにくい。従って、該間隙の気体層は滞留しロータ1
2とステータ11の双方から加熱され高温となる。この
ためロータ12とステータ11の間の間隙からの放熱は
望めないという問題があった。
【0007】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、ロータの回転中にロータとステータとの間の間隙に
ある気体をロータ回転軸の軸方向に流し、ロータとステ
ータで発生する熱を効率良く放熱できる電動機を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1に記載の発明は、ケーシング内に嵌合したステ
ータと、該ステータ内を回転するロータと、該ロータの
回転軸の端部に取り付けた送風機とを具備し、送風機の
羽根車吐出口から吐き出された気体が少なくともロータ
と回転軸の間に設けた通風路を通って該送風機の羽根車
吸込口に吸い込まれ、ケーシング内を循環するように構
成した電動機において、前記ロータの軸方向の中央付近
にロータと回転軸の間の通風路とステータとロータとの
間の隙間を連通させる通風路を設けたことを特徴とす
る。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の電動機において、前記ロータと回転軸の間の通
風路は該回転軸とロータを連結する複数の放射状に配置
された遠心翼で形成された複数の通風路であることを特
徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を図
面に基づいて説明する。図1及び図2は本発明の電動機
の構造を示す図で、図1は図2のB−B断面矢視図、図
2は図1のA−A断面矢視図である。本発明の電動機の
全体構造は図3及び図4に示す電動機と略同一であるの
で、その詳細な説明は省略する。
【0011】本電動機は図1に示すように、ロータ12
の軸方向の中央付近にロータ12とロータ回転軸13の
間の通風路21とステータ11とロータ12との間の隙
間26を連通する通風路27を設けたことを特徴とす
る。
【0012】上記のようにロータ12の軸方向の中央付
近に通風路21と隙間26を連通する通風路27を設け
たことにより、ロータ12の回転に伴ない、通風路27
内の気体が遠心力を受ける。またロータ回転軸13が回
転することにより、該ロータ回転軸13に放射状に設け
られた板状の支持部材20が遠心翼となり、通風路21
を通る気体は遠心力を受ける。これにより、該気体は通
風路27を通って隙間26に流れ込み、該隙間26で左
右に別れて軸方向に流れる。
【0013】上記のようにステータ11とロータ12は
発熱体であり、ステータ11とロータ12の間の隙間2
6の気体層は双方の熱を受けて高温となる。そこで上記
構造を採用することにより、通風路27を通って通風路
21の低温の気体が隙間26に流れ込み、隙間26内の
高温の気体を押し出すことになり、該隙間26内の気体
はロータ12の回転中常時低温の気体と入れ替わるか
ら、ステータ11とロータ12の放熱効果が向上する。
特にステータスロット内の電気絶縁巻線を積極的に冷却
することができ、放熱効率が極めて向上する。
【0014】なお、通風路27を設ける位置はロータ1
2の軸方向の中央付近のみとするのが良い。その理由は
このような通風路を軸方向に複数設けると、通風路と通
風路の間のステータ11とロータ12の間の隙間26の
気体層の圧力が同じになり、気体の流れが停滞し、放熱
作用が低下するからである。
【0015】また、上記電動機の構造は一例であり、本
発明が対象とする電動機はこれに限定されるものではな
い。例えばケーシング内の気体の循環経路等は上記例に
限定されるものではない。要はケーシング10内に嵌合
したステータ11と、該ステータ11内を回転するロー
タ12と、ロータ回転軸13の端部に取り付けたファン
17とを具備し、前記ファン17の羽根車吐出口17b
から吐き出された気体が少なくともロータ12内の通風
路27及びステータ11とロータ12との間の隙間26
を通過するように循環経路を構成するものであれば、そ
の具体的構造はどのようなものでも良い。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、ロータの軸方向の中央付近にロータと回転
軸の間の通風路とステータとロータとの間の隙間を連通
する通風路を設けたので、ロータの回転に伴う遠心力に
よりロータと回転軸の間の通風路を通る気体は遠心力を
受け、該ロータの軸方向の中央付近に設けた通風路を通
って、ステータとロータとの間の隙間に流れ込み、左右
に別れて該隙間内を軸方向に流れ、該隙間内の高温の気
体が流出し、隙間外の低温の気体が流入するから、ロー
タとステータを効率良く冷却でき、電動機の放熱効果が
著しく向上するという優れた効果が得られる。
【0017】また、請求項2に記載の発明によれば、ロ
ータと回転軸の間の通風路は回転軸とロータを連結する
複数の放射状に配置された遠心翼で形成された複数の通
風路であるから、該通風路内を通る気体は該遠心翼で強
い遠心力を受け、ロータの軸方向の中央付近に設けた通
風路に流れ込む気体流量が多くなり、放熱効果は更に向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動機の構造例を示す縦断面図(図2
のB−B断面矢視図)である。
【図2】本発明の電動機の構造例を示す横断面図(図1
のA−A断面矢視図)である。
【図3】従来の電動機の構造例を示す縦断面図である。
【図4】図3のC−C断面図である。
【符号の説明】
10 ケーシング 11 ステータ 12 ロータ 13 ロータ回転軸 14 軸受 15 軸受 17 ファン 18 帯状凹部 19 通風路 20 支持部材 21 通風路 22 フィン 23 電気絶縁巻線 24 電力ケーブル導入口 25 シール機構 26 隙間 27 通風路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H02K 9/08 H02K 9/08 B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内に嵌合したステータと、該
    ステータ内を回転するロータと、該ロータの回転軸の端
    部に取り付けた送風機とを具備し、前記送風機の羽根車
    吐出口から吐き出された気体が少なくとも前記ロータと
    回転軸の間に設けた通風路を通って該送風機の羽根車吸
    込口に吸い込まれ、前記ケーシング内を循環するように
    構成した電動機において、 前記ロータの軸方向の中央付近に前記ロータと回転軸の
    間の通風路と前記ステータと前記ロータとの間の隙間を
    連通させる通風路を設けたことを特徴とする電動機。
  2. 【請求項2】 前記ロータと回転軸の間の通風路は該回
    転軸とロータを連結する複数の放射状に配置された遠心
    翼で形成された複数の通風路であることを特徴とする請
    求項1に記載の電動機。
JP15283797A 1997-05-26 1997-05-26 電動機 Pending JPH10336962A (ja)

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JP15283797A JPH10336962A (ja) 1997-05-26 1997-05-26 電動機

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014174552A1 (ja) * 2013-04-25 2014-10-30 東芝三菱電機産業システム株式会社 回転電機
CN104682623A (zh) * 2015-02-10 2015-06-03 佛山市威灵洗涤电机制造有限公司 串激电机
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