JPH0591696A - 回転機 - Google Patents

回転機

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JPH0591696A
JPH0591696A JP24768091A JP24768091A JPH0591696A JP H0591696 A JPH0591696 A JP H0591696A JP 24768091 A JP24768091 A JP 24768091A JP 24768091 A JP24768091 A JP 24768091A JP H0591696 A JPH0591696 A JP H0591696A
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JP
Japan
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cooling liquid
stator core
stator
stator winding
cover
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JP24768091A
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Inventor
Tomoaki Hoshino
知明 星野
Kazuyuki Kawashima
和之 川島
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固定子鉄心及び固定子巻線等の各部の温度上
昇を低く抑えることができること。 【構成】 固定子巻線3の周囲を密閉状態で覆うカバー
16,22,23の内側に冷却液通路17,24を設
け、冷却液を注入管17,25から冷却液通路17,2
4を介して排出管18,26へと流通させることによ
り、固定子鉄心2,21または固定子巻線3等で発生し
た熱を直接冷却液により吸収して冷却する。 【効果】 各部の温度上昇を低く抑えることができ、小
型で高出力の回転機を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発電機、電動機等の回転
機に関するものであり、特に、回転機を冷却する構造の
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の回転機として、図6に示
す技術を挙げることができる。
【0003】図6は従来の回転機を示す上半部を断面と
した正面図である。
【0004】図において、1はフレーム、2はフレーム
1に内設固定された積層鉄心からなる固定子鉄心、3は
前記固定子鉄心のスロット部(図示略)に収納された固
定子巻線、4はフレーム1の一端部に嵌合された負荷側
ブラケット、4aは負荷側ブラケット4の軸受ハウジン
グ部、5はフレーム1の他端部に嵌合された反負荷側ブ
ラケット、5aは反負荷側ブラケット5の軸受ハウジン
グ部、6は負荷側ブラケット4及び反負荷側ブラケット
5間に掛渡された回転軸、7は回転軸6に固定された回
転子、8及び9は負荷側ブラケット4の軸受ハウジング
部4a及び反負荷側ブラケット5の軸受ハウジング部5
aにそれぞれ挿着されて回転軸6を回転自在に支承する
軸受、10は反負荷側ブラケット5に取付固定されて回
転軸6の回転速度を検出する速度検出器である。11は
ケース、12は前記ケース11を介してフレーム1等か
らなる回転機本体に固定された冷却ファンモータ、13
は前記フレーム1の外側に固定された冷却風案内カバ
ー、14は冷却風案内カバー13とフレーム1との間及
び前記ケース11内に形成された通風路、14aは前記
通風路14の吸気口、14bは通風路14の排気口であ
る。なお、Aは前記冷却ファンモータ12の駆動回転に
伴ない、前記通風路14の吸気口14aから排気口14
bにかけて形成される冷却風流線である。
【0005】次に、上記のように構成された従来の回転
機を運転すると、固定子鉄心2、固定子巻線3及び回転
子7で損失による熱が発生する。回転子7で発生した熱
は、その一部が固定子鉄心2に伝導される一方、固定子
巻線3で発生した熱は、その大部分が固定子鉄心2に伝
導される。また、固定子鉄心2で発生した熱及び固定子
巻線3及び回転子7から固定子鉄心2に伝導された熱の
うち、一部はフレーム1を経てフレーム1外周の空気中
に放散され、一部は負荷側ブラケット4及び反負荷側ブ
ラケット5に伝導される。ここで、固定子巻線3の絶縁
材料の性能及び寿命、または負荷側軸受8、反負荷側軸
受9及び速度検出器10の性能及び寿命を確保するため
には、固定子鉄心2、固定子巻線3及び回転子7で発生
し、フレーム1、負荷側ブラケット4及び反負荷側ブラ
ケット5に伝導された熱を、すみやかに放散させて、各
部での温度上昇をできる限り低く抑える必要がある。こ
のため、従来の回転機は、冷却ファンモータ12を駆動
回転して吸引した冷却風を、図6に示すように、通風路
14中を吸気口14aから排気口14bに向かって冷却
風流線A方向に流通させ、フレーム1、負荷側ブラケッ
ト4、反負荷側ブラケット5及び速度検出器10の外周
部を冷却していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の回転機は、上記
のように構成されているから、発熱源である固定子鉄心
2または固定子巻線3等を直接冷却することができず、
フレーム1を介して間接的に冷却することになる。した
がって、固定子鉄心2または固定子巻線3をはじめとす
る各部の温度上昇を低く抑えることが困難であった。特
に、熱の発生源の大部分を占める固定子巻線3は、フレ
ーム1及び固定子鉄心2を介して、通風路14を流通す
る冷却風により冷却されることになり、その温度上昇を
低く抑えることは困難であった。
【0007】そこで、本発明は、固定子鉄心及び固定子
巻線等の各部の温度上昇を低く抑えることができる回転
機の提供を課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる回転機
は、カバーにより固定子鉄心に施された固定子巻線を密
閉状態で覆い、前記カバーと前記固定子鉄心及び前記固
定子巻線との間に冷却液通路を形成して、流通手段によ
り前記カバー内の前記冷却液通路に冷却液を流通させた
ものである。
【0009】
【作用】本発明においては、流通手段によりカバー内の
冷却液通路に冷却液を流通させることにより、冷却液
が、固定子鉄心及び固定子巻線を通過して固定子鉄心及
び固定子巻線で発生した熱を直接吸収し、冷却を行な
う。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0011】図1は本発明の第一実施例の回転機の上半
部を断面とした正面図、図2は図1のX−X線断面図で
ある。
【0012】なお、図中、従来例と同一符号及び同一記
号は、従来例の構成部分と同一または相当部分を示すも
のであるから、ここでは、重複する説明を省略する。
【0013】図において、15は円筒状のフレームであ
って、前記フレーム15には従来例と同様、円筒状の固
定子鉄心2が内設され、固定子鉄心2のスロット部には
固定子巻線3が収納されている。16は固定子鉄心2と
の間で固定子巻線3を密閉状態で覆うよう、固定子鉄心
2の両端の全周にわたって外設された断面略コ字状の一
対のカバー、17は前記固定子鉄心2の両端で各カバー
16と固定子鉄心2及び固定子巻線3との間に形成され
た一対の冷却液通路である。18は前記カバー16に外
設されるとともにフレーム15に接続された一対の注入
管であって、その基端をカバー16内の冷却液通路17
に連通される一方、その先端をフレーム15の外部に露
出されている。19は、前記注入管18と同様、前記カ
バー16に外設されるとともにフレーム15に接続され
た一対の排出管であって、その基端をカバー16内の冷
却液通路17に連通される一方、その先端をフレーム1
5の外部に露出されている。
【0014】前記各カバー16に外設された注入管18
及び排出管19は、対をなして第一実施例の流通手段を
構成し、例えば冷却液ポンプ等の冷却液源(図示略)を
注入管18に接続して冷却液を注入することにより、冷
却液が冷却液通路17を流通して排出管19から排出さ
れるようになっている。なお、好ましくは、前記各カバ
ー16に対をなして設けられる注入管18及び排出管1
9は、図示の例のように、カバー16の軸心に対し18
0度角度をずらした対称位置に設けられる。
【0015】なお、前記フレーム15の一端部及び他端
部には、従来例と同様、負荷側ブラケット4及び反負荷
側ブラケット5が嵌合され、負荷側ブラケット4及び反
負荷側ブラケット5間に、回転子7を固定する回転軸6
が、軸受ハウジング4a,5aに挿着された軸受8及び
9を介して回転自在に支承されるとともに、反負荷側ブ
ラケット5に回転軸6の速度検出器10が取付固定され
ている。
【0016】次に、上記のように構成された第一実施例
の回転機を運転すると、従来例と同様、固定子鉄心2、
固定子巻線3及び回転子7で損失による熱が発生し、各
部の温度が上昇する。ここで、固定子巻線3を覆うよう
固定子鉄心2に外設された各カバー16内の冷却液通路
17に、各注入管18から冷却液を注入する。すると、
注入管18からの冷却液は、各冷却液通路17におい
て、固定子巻線3の両側を周方向に通過して、固定子鉄
心2及び固定子巻線3を直接冷却し、固定子鉄心2及び
固定子巻線3で発生した熱をすみやかに吸収する。な
お、このとき、回転子7で発生した熱の一部は固定子鉄
心2に伝導され、固定子鉄心2を介して冷却液に吸収さ
れる。そして、固定子巻線3の両側を通過して熱を吸収
した冷却液は、最終的に各排出管19から回転機の外部
に排出される。即ち、第一実施例では、冷却液が注入管
18に注入され、冷却液通路17を経て排出管19から
排出される過程で、冷却液による回転機の各部の冷却が
行なわれる。
【0017】このように、上記第一実施例の回転機は、
固定子巻線3を密閉状態で覆うよう、固定子鉄心2の両
端の全周に断面略コ字状のカバー16をそれぞれ外設し
て、前記各カバー16と固定子鉄心2及び固定子巻線3
との間に冷却液通路17を形成し、前記各カバー16の
軸心に対し180度角度をずらした対称位置に、注入管
18及び排出管19を外設してフレーム15に接続し、
注入管18及び排出管19の基端をカバー16内の冷却
液通路17に連通させるとともに、先端をフレーム15
の外部に露出させたものである。
【0018】したがって、上記第一実施例は、各注入管
18から冷却液を注入すると、冷却液は、各カバー16
内の冷却液通路17に沿って、固定子巻線3の両側を周
方向に通過して、各注入管18と180度角度をずらし
た対称位置にある各排出管19から排出される過程で、
固定子鉄心2及び固定子巻線3を直接冷却し、固定子鉄
心2及び固定子巻線3から発生する熱を効率良くすみや
かに吸収して外部に放散する。
【0019】その結果、固定子鉄心2及び固定子巻線3
の冷却効率が向上し、前記回転子7から固定子鉄心2に
伝導された熱並びに前記固定子鉄心2及び固定子巻線3
で発生した熱は、冷却液を介してすみやかに放散され、
各部の温度上昇を極めて低く抑えることができ、小型で
高出力の回転機を得ることができる。特に、回転機の各
部の温度上昇を低く抑えるには、熱の発生源の大部分を
占める固定子巻線3の温度上昇を低く抑える必要がある
が、第一実施例の回転機では、固定子巻線3を冷却液に
より直接冷却するため、その冷却効率を高めて温度上昇
を低く抑えることができる。また、冷却液の注入管18
と排出管19とを、カバー16の軸心に対し180度角
度をずらした対称位置に設けているため、冷却液が注入
管18から排出管19に至るまでに、固定子巻線3の両
側を周方向に通過して、その全周をくまなく冷却するこ
とになり、固定子巻線3を効率良く冷却することができ
る。
【0020】次に、本発明による別の実施例を以下に説
明する。なお、各実施例においては上記第一実施例との
相違点のみを説明し、上記第一実施例と同一の構成につ
いては図面に同一符号を付してその説明を省略する。
【0021】図3は本発明の第二実施例の回転機の上半
部を断面とした正面図、図4は図3のY−Y線断面図、
図5は図3のZ−Z線断面図である。
【0022】図において、20はフレーム、21はフレ
ーム20に内設された固定子鉄心、21aは固定子鉄心
21の軸方向に貫通形成された貫通孔であって、固定子
鉄心21のスロット孔に固定子巻線3が収納されてい
る。22は固定子鉄心21の内周面に密接配置された円
筒状の内カバー、23は内カバー22とフレーム20と
の間を接続する側面カバーであって、内カバー22及び
側面カバー23によりフレーム20との間で固定子巻線
3を密閉状態で覆う第二実施例のカバーが構成されてい
る。24は冷却液通路であって、固定子鉄心21の貫通
孔21aによりその一部を構成されるとともに、固定子
鉄心21の両端で、前記内カバー22、側面カバー23
及び固定子鉄心21と固定子巻線3との間に形成された
冷却液通路24が、前記貫通孔21aにより連通されて
いる。なお、前記貫通孔21aは、固定子鉄心21両端
の冷却液通路24の流通を円滑に行ない、かつ、全体の
冷却効率を高めるよう、その数、形状及び位置等が選択
される。
【0023】25は前記フレーム20に埋設された注入
管であって、その基端をカバー22,23内の冷却液通
路24に連通される一方、その先端をフレーム20の外
部に露出されている。26は、前記注入管25と同様、
前記フレーム20に埋設された排出管であって、その基
端をカバー22,23内の冷却液通路24に連通される
一方、その先端をフレーム20の外部に露出されてい
る。
【0024】前記フレーム20に埋設された注入管25
及び排出管26は、第二実施例の流通手段を構成し、注
入管25に冷却液を注入することにより、冷却液が固定
子鉄心21の一端の冷却液通路24から、貫通孔21a
内の冷却液通路24を介して、固定子鉄心21他端の冷
却液通路24を流通し、排出管26から排出されるよう
になっている。なお、好ましくは、前記注入管25及び
排出管26は、図示の例のように、固定子鉄心21の一
端側及び他端側で、フレーム20の軸心に対し180度
角度をずらした対称位置に設けられる。
【0025】なお、前記フレーム20の一端部及び他端
部には、従来例と同様、負荷側ブラケット4及び反負荷
側ブラケット5が嵌合され、負荷側ブラケット4及び反
負荷側ブラケット5間に、回転子7を固定する回転軸6
が、軸受ハウジング4a,5aに挿着された軸受8及び
9を介して回転自在に支承されるとともに、反負荷側ブ
ラケット5に回転軸6の速度検出器10が取付固定され
ている。
【0026】次に、上記のように構成された第二実施例
の回転機を運転すると、従来例と同様、固定子鉄心2
1、固定子巻線3及び回転子7で損失による熱が発生
し、各部の温度が上昇する。ここで、固定子巻線3を覆
うようフレーム20に内設されたカバー22,23内の
冷却液通路24に、注入管25から冷却液を注入する。
すると、注入管25からの冷却液は、図4に示すよう
に、固定子鉄心21の一端側で、固定子巻線3の両側を
周方向に通過して、固定子鉄心21の一端及び固定子巻
線3を直接冷却し、固定子鉄心21及び固定子巻線3で
発生した熱をすみやかに吸収する。また、注入管25か
らの冷却液は、固定子鉄心21の貫通孔21aを介し
て、固定子鉄心21の一端側の冷却液通路24から他端
側の冷却液通路24へと流通して、固定子鉄心21の内
部を冷却する。そして、貫通孔21aから固定子鉄心2
1の他端側の冷却液通路24に達した冷却液は、図5に
示すように、固定子鉄心21の他端側で、固定子巻線3
の両側を周方向に通過して、固定子鉄心21の他端及び
固定子巻線3を直接冷却し、固定子鉄心21及び固定子
巻線3で発生した熱をすみやかに吸収して、最終的に排
出管26から回転機の外部に排出される。なお、このと
き、回転子7で発生した熱の一部は固定子鉄心21に伝
導され、固定子鉄心21を介して冷却液に吸収される。
即ち、第二実施例においても、第一実施例と同様、冷却
液が注入管25に注入され、冷却液通路24を経て排出
管26から排出される過程で、冷却液による回転機の各
部の冷却が行なわれる。
【0027】このように、上記第二実施例の回転機は、
固定子鉄心21の内周面に円筒状の内カバー22を密接
配置するとともに、内カバー22とフレーム20との間
を側面カバー23により接続して、内カバー22及び側
面カバー23によりフレーム20との間で固定子巻線3
を密閉状態で覆い、固定子鉄心21の両端で、内カバー
22、側面カバー23及び固定子鉄心21と固定子巻線
3との間に形成された冷却液通路24を、固定子鉄心2
1の軸方向に形成した貫通孔21aにより連通し、前記
固定子鉄心21の両端で、フレーム20の軸心に対し1
80度角度をずらした対称位置に、注入管25及び排出
管26を埋設して、注入管25及び排出管26の基端を
カバー22,23内の冷却液通路24に連通させるとと
もに、先端をフレーム20の外部に露出させたものであ
る。
【0028】したがって、上記第二実施例は、注入管2
5から冷却液を注入すると、冷却液は、固定子鉄心21
の一端側でカバー22,23内の冷却液通路24に沿っ
て、固定子巻線3の両側を周方向に通過して、固定子鉄
心21及び固定子巻線3を直接冷却する一方、固定子鉄
心21の一端側から貫通孔21aを通過して他端側に至
る過程で固定子鉄心21の内部を直接冷却し、更に、固
定子鉄心21の他端側でカバー22,23内の冷却液通
路24に沿って、固定子巻線3の両側を周方向に通過
し、固定子鉄心21及び固定子巻線3を直接冷却して、
注入管25と180度角度をずらした対称位置にある排
出管26から排出され、固定子鉄心21及び固定子巻線
3から発生する熱を効率良く吸収して外部に放散する。
【0029】その結果、固定子鉄心21及び固定子巻線
3の冷却効率が向上し、回転子7から固定子鉄心21に
伝導された熱並びに固定子鉄心21及び固定子巻線3で
発生した熱は、冷却液を介してすみやかに放散され、各
部の温度上昇を極めて低く抑えることができ、小型で高
出力の回転機を得ることができる。特に、第二実施例の
回転機においても、第一実施例と同様、熱の発生源の大
部分を占める固定子巻線3を冷却液により直接冷却する
ため、その冷却効率を高めて温度上昇を低く抑えること
ができる。また、冷却液の注入管25と排出管26と
を、フレーム20の軸心に対し180度対称の位置に設
けているため、冷却液が注入管25から排出管26に至
るまでに、固定子鉄心21の一端側及び他端側の冷却液
通路24を、固定子巻線3の両側で周方向に通過して、
その全周をくまなく冷却することになり、固定子巻線3
を効率良く冷却することができる。そして、固定子鉄心
21に設けた貫通孔21aにより、冷却液が、固定子鉄
心21の一端側の冷却液通路24から他端側の冷却液通
路24へと流通して固定子鉄心21内部を直接冷却し、
固定子鉄心21で発生した熱及び固定子鉄心21に伝導
された熱を効率良くすみやかに吸収して冷却することが
できる。
【0030】ところで、上記第一実施例のカバー16は
断面略コ字状に形成され、第二実施例のカバーは円筒状
の内カバー22と側面カバー23により構成されている
が、本発明を実施する場合には、これに限定されるもの
ではなく、固定子巻線3を密閉状態で覆い、冷却水通路
17,24を形成すべく機能するものであればよく、例
えば、第一実施例のカバー16を橢円略U字状とした
り、第二実施例のカバー22,23を一枚の板材を彎曲
して形成することも可能である。
【0031】また、上記各実施例の流通手段は、180
度角度をずらした対称位置に設けられた注入管18,2
5及び排出管19,26により構成されているが、本発
明を実施する場合には、これに限定されるものではな
く、冷却液通路17,24に冷却液を注入して流通させ
た後排出すべく機能するものであればよく、例えば、注
入管18,25及び排出管19,26を180度以外で
角度をずらした非対称位置に設けたり、その数を複数と
したりすることも可能である。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明の回転機は、カバ
ーにより固定子鉄心に施された固定子巻線を密閉状態で
覆い、前記カバーと前記固定子鉄心及び前記固定子巻線
との間に冷却液通路を形成して、流通手段により前記カ
バー内の前記冷却液通路に冷却液を流通させたものであ
るから、流通手段によりカバー内の冷却液通路に冷却液
を流通させることにより、冷却液が、固定子鉄心及び固
定子巻線を通過して固定子鉄心及び固定子巻線で発生し
た熱を直接吸収し、冷却を行なうため、各部の温度上昇
を極めて低く抑えることができ、小型で、かつ、高出力
のものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第一実施例の回転機の上半部を
断面とした正面図である。
【図2】図2は図1のX−X線断面図である。
【図3】図3は本発明の第二実施例の回転機の上半部を
断面とした正面図である。
【図4】図4は図3のY−Y線断面図である。
【図5】図5は図3のZ−Z線断面図である。
【図6】図6は従来の回転機を示す上半部を断面とした
正面図である。
【符号の説明】
2 固定子鉄心 3 固定子巻線 16 カバー 17 冷却液通路 18 注入管(流通手段) 19 排出管(流通手段) 21 固定子鉄心 22 内カバー 23 側面カバー 24 冷却液通路 25 注入管(流通手段) 26 排出管(流通手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子鉄心と、 前記固定子鉄心に施された固定子巻線と、 前記固定子巻線を密閉状態で覆い、前記固定子鉄心及び
    前記固定子巻線との間に冷却液通路を形成するカバー
    と、 前記カバー内の前記冷却液通路に冷却液を流通する流通
    手段とを具備することを特徴とする回転機。
JP24768091A 1991-09-26 1991-09-26 回転機 Pending JPH0591696A (ja)

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JP24768091A JPH0591696A (ja) 1991-09-26 1991-09-26 回転機

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JP24768091A JPH0591696A (ja) 1991-09-26 1991-09-26 回転機

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