JPS62296735A - 電動機の冷却装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 （産業上の利用分野） 本発明は、回転子が固定子の外側で回転する、所謂アウ
ターロータタイプの電動機において、固定子を包み込む
ように固定子の外側に回転子が設けられた構造となって
いる。すなわち、固定子を外面で支持するハウジング内
に回転軸が挿入され、回転軸に取り付けられた回転子は
固定子の外側に廻り込んで固定子を包むようになってい
る。このような構造においては、熱の発生源である固定
子のコアおよび巻線が回転子に包囲されているため、固
定子表面からの放熱あるいは電動機の機枠への伝導によ
る放熱ができず、固定子の内側から一方のブラケットに
放熱する手段によって冷却を行っている。

（発明が解決しようとする問題点） 従って、従来の７ウターロータタイプの電動機では十分
な放熱ができず、高速回転が妨げられている。又、冷却
を十分に行うには別途、ファン。

ヒートパイプ等の櫟器の装着が不可欠であり、小型化す
ることが困難となっている。

本発明は、上記事情を考慮して、簡単な構造で固定子と
軸受の熱を十分に放熱することができる電動機の冷却装
置を提供することを、その目的とする。

（問題点を解決するための手段） 上記目的を達成するため本発明は、回転軸の回−町−１
−一−着 ；：（作　用） 、：本発明においては、回転軸の回転で溝がハウジ、ン
グ内の空気を攪拌し、一定方向の空気流を起こす。この
空気流によって電動機の外部の空気が回転軸とハウジン
グとの間の空隙内に尋かれると共に、空隙から外部に放
出される。従って、ハウジングと軸受が冷却されるが、
ハウジングには固定子が取り付けられているから固定子
からの熱がハウジングを介してて外部に放出される。

（実施例） 以下、本発明を図示する実施例につき具体的に説明する
。

第１図は本発明の一実施例の断面図、第２図はその軸受
部分の断面図である。筒状のハウジング７の外面に固定
子コア２ａと巻線２ｂとからなる固定子２が固定されて
いる。ハウジング７内には両端部が軸受５によって回転
可能に支持された回転＠４がハウジング７と一定の空隙
１２を有して挿入されている。回転ｌＮ１４の右端部は
ハウジング７から抜き出ており、作動部材（図示せず）
に連する方向に延びる略トレイ形状に成形されており、
その外周縁は回転軸４と平行となるように屈曲され、こ
の屈曲部分に回転子１が取り付けられている。回転子１
はドラム８内面に固着された回転子コア１ａと、回転子
コア１ａ内面に取り付けられたマグネット１ｂとからな
り、マグネット１ｂが前記固定子２と一定のギャップを
有して対向している。この回転子１は固定子２を回転’
Ｎ１４との間で内包するように回転軸４と平行に設けら
れており、固定子２の巻１’、ｉｌ　２　ｂに通電する
と回転し、こ−１れにより回転軸４が一体的に回転する
ようになっている。又、これらの回転子１．固定子２５
回転軸４はハウジング７のフランジ部７ａにねじ止め□
、されたカバー９によって覆われている。このような電
動機において、ハウジング７内に挿入された前記回転軸
４の両端の外周面にはスパイラル溝３が形成されている
。このスパイラル溝３は回転軸４の回転でハウジング７
と回転軸４との間に形成された空隙１２内の空気に一定
方向の渦電流を起こすものであり、これにより、空隙１
２内には回転軸４の軸方向に流れる空気流が形成される
。又、気を導入あるいは導出するための空気穴８ａ。

９ａがそれぞれ形成されていると共に、右側の通風孔６
も外部に連通している。従って、ハウジング７の空隙１
２は左右の通風孔６を介し′Ｃ電動橢の外部に連通して
おり、外部の空気が一方の通用溝３により、−力方向の
空気流が生じ、一方の通風穴６から外気がハウジング７
と回転１袖４との間の空隙１２内に流入し、他方の通風
穴６から外部−に放出される。従って電動機の運転中は
空隙１２内に常に空気流が生じており、ハラジングツ内
面から放熱が行われる。しかも、このハークジングア外
面には熱の発生源となる固定子２が取り付けられている
から、固定子２からの熱はハウジング７を介して空気流
によって外部に効率よく放出され、固定子２および軸受
５の冷却が行われる。これにより、ファン、ヒートパイ
プ等の付加装置を装着することなく固定子の冷却が可能
となる。又、このようなスパイラル溝の形成による温度
低減効率は３０〜４０％であり、電動別の高速運転も可
能となる。

第３図および第４図は本発明の別の実施例を示す断面図
であり、前記実施例と同一の要素は同一の符号で対応さ
せである。第３図は通風穴６の別の形状を示す実施例で
あり、同図（ａ）は通風穴６がキー溝形状に成形され、
同図（ｂ）は通風穴６が同心円上の丸穴に成形されてい
る。第４図々示の実施例においては、右側の通風穴６が
ハウジング７の軸方向と直交する方向に形成されており
、さらに固定子２の巻線のリード線挿入穴に連通してい
る。このような構造にすることで、電動機を取り付ける
機器に通風穴を形成しないでも空気の出入りが可能とな
り、冷却が行われる。

なお、本発明においては、回転軸に形成される溝は空気
流を生じる形状であればよく、特にスパイラル溝に限定
されない。

（発明の効果） 以上のとおり本発明によると、回転軸に形成された溝に
よって空気流が生じて固定子からの熱が放出されるから
、軸受および固定子が効率よく冷却される。これにより
、信頼性の高い、小型の電動機を高性能に製造すること
が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の断面図、第２図は通風穴を
示す断面図、第３図（ａ）、（ｂ）は第２図の別の実施
例の断面図、第４図は第１図の別の実施例の断面図であ
る。 １・・・回転子、２・・・固定子３・・・スパイラル溝
、４・・・回転軸、６・・・通風穴、７・・・ハウジン
グ。 伍虫享三 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、外面に固定子が取り付けられたハウジングと、 このハウジングと一定の空隙を有するようにハウジング
   内に挿入されて回転可能に支持された回転軸と、 前記固定子の外側で回転するように前記回転軸に取り付
   けられた回転子とを備えてなる電動機において、 前記回転軸の回転で空気流を起こす溝が回転軸の外面に
   形成されると共に、この空気流によって前記ハウジング
   と回転軸との間の空隙に外気を流入するように構成され
   ている ことを特徴とする電動機の冷却装置。 ２、前記溝がスパイラル溝である特許請求の範囲第１項
   記載の電動機の冷却装置。 ３、前記ハウジングの内面に前記空隙と連通する通風穴
   が形成され、この通風穴が外部と連通している特許請求
   の範囲第１項記載の電動機の冷却装置。 ４、前記通風穴がハウジングの軸方向に形成されている
   特許請求の範囲第３項記載の電動機の冷却装置。 ５、前記通風穴がハウジングの軸方向と直交する方向に
   形成されている特許請求の範囲第３項記載の電動機の冷
   却装置。