JPH10341556A - 電動機 - Google Patents

電動機

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Publication number
JPH10341556A
JPH10341556A JP16527697A JP16527697A JPH10341556A JP H10341556 A JPH10341556 A JP H10341556A JP 16527697 A JP16527697 A JP 16527697A JP 16527697 A JP16527697 A JP 16527697A JP H10341556 A JPH10341556 A JP H10341556A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
stator
blower
casing
suction port
Prior art date
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Pending
Application number
JP16527697A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Kuriyama
文夫 栗山
Motohiko Nomi
基彦 能見
Yoshiyuki Yamada
良之 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Corp filed Critical Ebara Corp
Priority to JP16527697A priority Critical patent/JPH10341556A/ja
Publication of JPH10341556A publication Critical patent/JPH10341556A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーシング内の気体の滞留を抑え、ロータの
両端部のフィンの放熱効果、ステータの電気絶縁巻線の
冷却効果及びファン(送風機)の送風能力を向上させ、
冷却効率の優れた電動機を提供すること。 【解決手段】 ステータ11と、両端にフィン22を有
するロータ12と、ロータ回転軸13の端部に取り付け
た送風機17とを具備し、ケーシング10とステータ1
1の間に通風路19を設けると共に、ロータ12とロー
タ回転軸13の間に通風路21を設け、送風機17の羽
根車吸込口から吸い込まれたケーシング10内の気体を
通風路19、21を通して送風機17の羽根車吸込口に
達するようにした電動機において、送風機17の羽根車
吸込口の端部及び前面所定位置にロータ回転軸13と直
交し、循環する気体をロータ12のフィン22を通って
該羽根車吸込口に案内するガイドプレート27、28を
設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はケーシング内の気体
(主に空気)をロータ回転軸に取り付けた送風機(ファ
ン)により循環させるように構成した冷却構造を有する
電動機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電動機の小形化を進めるうえで発生する
熱をどのようにして放熱させるかは重要な問題である。
電動機内部には内部抵抗Rの巻線に電流Iが流れること
により発生するI2Rの熱、磁束の変化に伴う渦電流に
より発生する発熱及びその他の原因により発生する熱が
ある。これに対し、絶縁材料の耐熱性限界のため温度上
昇を所定内に抑えることができるか否かが、絶縁材料の
耐熱寿命、電動機の寿命を左右し、製品の信頼性を決定
する大きな要因となっている。
【0003】電動機内で発生する熱を放熱する冷却方法
として、ケーシング内の空気をロータ回転軸に取り付け
たファンにより強制的に循環させて冷却させるように構
成した冷却構造を採用した電動機がある。図3及び図4
は従来のこの種の電動機の構造例を示す図である。図3
は全体の縦断面図、図4は図3のA−A断面図である。
図示するように本電動機はケーシング10に嵌合された
ステータ11と該ステータ11内を軸受14及び15で
支持され回転するロータ12と、ロータ回転軸13の端
部に取り付けられたファン17を具備する。
【0004】前記ケーシング10の内周面には複数本
(図では8本)の帯状凹部18(外周は帯状凸部とな
る)が設けられ、該帯状凹部18によりステータ11と
ケーシング10の間に複数本(図では8本)の通風路1
9が形成されている。また、ロータ12は複数枚(図で
は4枚)の板状の支持部材20でロータ回転軸13に支
持されており、ロータ回転軸13とロータ12の間に複
数本(図では4本)の通風路21が形成されている。ロ
ータ12の両端部にはフィン22が設けられている。な
お、図において、23はステータ11の電気絶縁巻線、
24は電力ケーブル導入口、25はシール機構である。
【0005】上記構造の電動機において、電動機が起動
し、ロータ12が回転すると同時にロータ回転軸13に
取り付けられたファン17も回転する。これにより、図
3の矢印に示すように、ファン17の羽根車吸込口17
aに吸い込まれたケーシング10内の気体(主に空気)
は羽根車吐出口17bから、ステータ11の一端部に流
れ、ここから前記ケーシング10とステータ11の間の
通風路19を通って他端に流れ、該他端からロータ12
とロータ回転軸13の間の複数の通風路21を通してフ
ァン17の羽根車吸込口17aに流れて循環する。この
ようにファン17によりケーシング10内の気体を強制
的に循環させてステータ11やロータ12等で発生する
熱を放熱し、冷却する冷却構造を採用している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記構造の電動機はフ
ァン17により、ケーシング10内の気体を強制循環さ
せて冷却する方式であるが、本発明者等が放熱のメカニ
ズムをシュミレーション解析した結果次のようなことが
解明された。即ち、図5の矢印で示すように、ファン1
7により強制的に循環され、ロータ12とロータ回転軸
13の間の通風路21を通った気体はロータ12の両端
部のフィン22の回転により流れが形成され、この流れ
がステータ11の電気絶縁巻線23やファン17の存在
により、これらに沿った渦状の流れとなる(図5のB部
分を参照)。
【0007】上記のような気体の渦状の流れの発生によ
りこの部分に気体が停滞し、温度上昇を起こし、下記の
ような問題が発生する。 ロータ12の両端部のフィン22の放熱効果を下げ
る。
【0008】ステータ11の電気絶縁巻線23の冷却
効果を下げる。
【0009】ファン17の送風能力を低下させる。
【0010】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、上記ステータの電気絶縁巻線やファンに沿った渦状
の流れにより気体の滞留を抑え、ロータのフィンの放熱
効果、ステータの電気絶縁巻線の冷却効果及びファンの
送風能力を向上させ、放熱効果の優れた電動機を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1に記載の発明は、ケーシング内に嵌合したステ
ータと、両端端部にフィンを有し該ステータ内を回転す
るロータと、該ロータの回転軸の端部に取り付けた送風
機とを具備し、ケーシングとステータの間に通風路を設
けると共に、ロータとロータ回転軸の間に通風路を設
け、送風機によりその羽根車吸込口から吸い込まれ羽根
車吐出口から吐き出された気体はケーシングとステータ
の間の通風路を通って他端に流れ、該他端からロータと
回転軸の間の通風路を通して送風機の羽根車吸込口に流
れるようにした電動機において、送風機の羽根車吸込口
の気体入口端部及び回転軸の該羽根車吸込口前方所定位
置に回転軸の軸方向と直交するガイドプレートを設けた
ことを特徴とする。
【0012】また、請求項2に記載の発明は請求項1に
記載の電動機において、回転軸の羽根車吸込口の前方所
定位置に設けたガイドプレートはロータのフィンの端部
より該羽根車吸込口側に設けたことを特徴とする。
【0013】また、請求項3に記載の発明は請求項1又
は2に記載の電動機において、回転軸の羽根車吸込口の
前方所定位置に設けたガイドプレートはその回転軸方向
断面が流線形状をしていることを特徴とする。
【0014】また、請求項4に記載の発明は請求項1又
は2又は3に記載の電動機において、送風機の羽根車吸
込口の端部に設けたガイドプレートの先端はステータの
電気絶縁巻線端部の内周近傍まで延びていることを特徴
とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を図
面に基づいて説明する。図1は本発明の電動機の構造を
示す一部縦断面図である。本発明の電動機の全体構造は
図3及び図4に示す電動機と略同一であるので、その詳
細な説明は省略する。
【0016】本電動機は図1に示すように、ファン17
の羽根車吸込口17aの端部にロータ回転軸13の軸方
向と直交する方向にガイドプレート27を設け、更にロ
ータ回転軸13の羽根車吸込口17aの前方所定位置に
軸方向と直交するガイドプレート28を設けている。該
ガイドプレート28はロータ12のフィン22の端部よ
り羽根車吸込口17a側に設けている。また、ファン1
7の羽根車吸込口17aの端部に設けたガイドプレート
27の先端はステータ11の電気絶縁巻線23の内周近
傍まで延びている。
【0017】上記のようにファン17の羽根車吸込口1
7aの端部にガイドプレート27、前方所定位置のロー
タ回転軸13にガイドプレート28を設けることによ
り、該ガイドプレート27、28はロータ回転軸13の
回転とともに回転するから、該ガイドプレート27、2
8は多段ポンプの翼の作用を奏することになり、気体を
羽根車吸込口17aへと導く。
【0018】従って、ケーシング10内の気体は図1の
矢印で示すように、ロータ12とロータ回転軸13の間
の通風路21を通った気体は、ロータ12のフィン22
により吸引され、更にガイドプレート28、ガイドプレ
ート27に案内されて、ファン17の羽根車吸込口17
aに吸い込まれ、従来のように気体の渦状の流れが発生
することがなく、気体の滞留はなく、ファン17により
ケーシング10内の気体を効率良く循環させることがで
きる。
【0019】上記のように気体を滞留がなく効率良く循
環させることにより、ロータ12のフィン22の放熱効
果及びステータ11の電気絶縁巻線23の放熱効果が向
上し、更に渦状の流れが無くなることから、ファン17
の送風能力が向上する。
【0020】なお、前記ロータ回転軸13に設けたガイ
ドプレート28は図2に示すように、そのロータ回転軸
13方向の断面を流線型状とすることにより、気体を更
にファン17の羽根車吸込口17aにスムーズに案内す
ることができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ロ
ータ回転軸に取り付けた送風機の羽根車吸込口の端部及
び回転軸の該羽根車吸込口前方所定位置に該ロータ回転
軸の軸方向と直交するガイドプレートを設けたので、送
風機により循環する気体が渦状の流れとなり滞留するこ
となく、ロータのフィンを通って該羽根車吸込口に案内
されることになり、下記のような優れた効果が得られ
る。
【0022】ロータのフィンの放熱効果が向上する。
【0023】ステータの電気絶縁巻線の放熱効果が向
上する。
【0024】また、渦状の流れが無くなることから、
ファンの送風能力を低下させることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動機の構造例を示す一部縦断面図で
ある。
【図2】本発明の電動機の構造例を示す一部縦断面図で
ある。
【図3】従来の電動機の構造例を示す縦断面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】従来の電動機の構造例を示す一部縦断面図であ
る。
【符号の説明】
10 ケーシング 11 ステータ 12 ロータ 13 ロータ回転軸 14 軸受 15 軸受 17 ファン 18 帯状凹部 19 通風路 20 支持部材 21 通風路 22 フィン 23 電気絶縁巻線 24 電力ケーブル導入口 25 シール機構 27 ガイドプレート 28 ガイドプレート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内に嵌合したステータと、両
    端端部にフィンを有し該ステータ内を回転するロータ
    と、該ロータの回転軸の端部に取り付けた送風機とを具
    備し、前記ケーシングとステータの間に通風路を設ける
    と共に、前記ロータと回転軸の間に通風路を設け、前記
    送風機の羽根車吸込口から吸い込まれ羽根車吐出口から
    吐き出された気体が前記ケーシングとステータの間の通
    風路を通って一端から他端に流れ、該他端から前記ロー
    タと回転軸の間の通風路を通って前記送風機の羽根車吸
    込口に流れるように構成した電動機において、 前記送風機の羽根車吸込口の気体入口端部及び前記回転
    軸の該羽根車吸込口前方所定位置に該回転軸の軸方向と
    直交するガイドプレートを設けたことを特徴とする電動
    機。
  2. 【請求項2】 前記回転軸の送風機の羽根車吸込口の前
    方所定位置に設けたガイドプレートは前記ロータのフィ
    ンの端部より該羽根車吸込口側に設けたことを特徴とす
    る請求項1に記載の電動機。
  3. 【請求項3】 前記回転軸の羽根車吸込口の前方所定位
    置に設けたガイドプレートはその前記回転軸方向断面が
    流線形状をしていることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の電動機。
  4. 【請求項4】 前記送風機の羽根車吸込口の端部に設け
    たガイドプレートの先端は前記ステータの電気絶縁巻線
    端部の内周近傍まで延びていることを特徴とする請求項
    1又は2又は3に記載の電動機。
JP16527697A 1997-06-05 1997-06-05 電動機 Pending JPH10341556A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008061325A1 (en) * 2006-11-23 2008-05-29 Atlas Copco Airpower, Naamloze Vennootschap Rotor and compressor element provided with such rotor
KR100914922B1 (ko) * 2007-09-27 2009-08-31 현대로템 주식회사 전폐형 모터의 냉각 시스템

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BE1017371A3 (nl) * 2006-11-23 2008-07-01 Atlas Copco Airpower Nv Rotor en compressorelement voorzien van zulke rotor.
US8192186B2 (en) 2006-11-23 2012-06-05 Atlas Copco Airpower, Naamloze Vennootschap Rotor having a cooling channel and compressor element provided with such rotor
KR100914922B1 (ko) * 2007-09-27 2009-08-31 현대로템 주식회사 전폐형 모터의 냉각 시스템

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