JP2017050577A - 固体撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高画質の画像を撮像することができる固体撮像装置を提供する。【解決手段】固体撮像装置10は、二次元状に配列され、受光量に応じた画素信号を生成する複数の単位セル100と、複数の単位セル100の列毎に設けられ、画素信号を転送する複数の垂直信号線110と、複数の垂直信号線110のそれぞれに対応して設けられた複数の比較回路131と、複数の比較回路131に共通の参照信号を供給する参照信号生成回路120とを備え、複数の比較回路131のそれぞれは、参照信号と画素信号との差分量に応じた信号を出力する差動増幅回路200と、差動増幅回路200のオフセットを除去するためのスイッチングトランジスタ211及び212と、スイッチングトランジスタ211及び212の制御端子に接続されるインバータ回路215とを備える。【選択図】図3

Description

本開示は、固体撮像装置に関する。
近年、列毎にAD(Analog−Digital)変換回路を備えるMOS(Metal Oxide Semiconductor)型イメージセンサが非常に注目されている。これは、MOS型イメージセンサには、汎用のCMOS(Complementary MOS)プロセスで製造が可能であり、周辺回路を同一チップ内に混在させることができるというメリットがあるためである。さらには、MOS型イメージセンサには、列毎の画素信号を同時にAD変換することで、高速なAD変換を実現することができ、かつ、アナログ処理ブロックを減らすことで、ノイズの少ない出力を得ることができるというメリットもあるためである。
特許文献1は、従来のAD変換回路を備えるMOS型イメージセンサを開示している。特許文献1に開示されたAD変換回路は、シングルスロープAD変換回路である。シングルスロープAD変換回路は、時間とともに電圧値が上がる又は下がる参照信号と、アナログ信号とを比較し、その大小関係が反転するまでの時間をデジタルカウンタでカウントすることにより、アナログ信号をデジタル信号に変換する構成のAD変換回路である。
特開2009−038834号公報
特許文献1に開示された従来の固体撮像装置では、シングルスロープAD変換回路を用いて高速なAD変換を行う場合、比較回路及びカウンタを列毎に備える必要がある。これに対して、比較回路を駆動するための回路は、各列共通に設けられていればよい。比較回路及びカウンタは、小規模に設計することに適している。
しかしながら、各列の比較回路に共通の制御信号を供給する場合、制御信号の配線抵抗などの影響により、制御信号の供給元に近い列と遠い列とで制御信号の特性が異なってしまう。この影響により、出力信号が水平方向に依存を持ち(以降、シェーディングと記載)、画質が劣化するという問題がある。
そこで、本開示は、上記課題に鑑みてなされたものであり、高画質の画像を撮像することができる固体撮像装置を提供する。
上記課題を解決するため、本開示の一態様に係る固体撮像装置は、二次元状に配列され、受光量に応じた画素信号を生成する複数の単位セルと、前記複数の単位セルの列毎に設けられ、前記画素信号を転送する複数の垂直信号線と、前記複数の垂直信号線のそれぞれに対応して設けられた複数の比較回路と、前記複数の比較回路に共通の参照信号を供給する参照信号供給回路とを備え、前記複数の比較回路のそれぞれは、前記参照信号と前記画素信号との差分量に応じた信号を出力する差動増幅回路と、前記差動増幅回路のオフセットを除去するためのスイッチと、前記スイッチの制御端子に接続されるバッファ回路とを含む。
これにより、バッファ回路がスイッチの制御端子に入力される制御信号をバッファリングすることができるので、列毎の特性差を低減することができる。したがって、シェーディングなどの画質の劣化を抑制することができる。
また、例えば、本開示の一態様に係る固体撮像装置は、前記バッファ回路は、インバータ回路であってもよい。
これにより、インバータ回路がスイッチの制御端子に入力される制御信号を増幅することで、制御信号の波形のなまりを抑制することができる。したがって、制御信号の波形の差が列毎で生じにくくすることができ、シェーディングなどの画質の劣化を抑制することができる。
また、例えば、本開示の一態様に係る固体撮像装置は、前記インバータ回路は、PMOS(Positive Metal Oxide Semiconductor)トランジスタと、NMOS(Negative Metal Oxide Semiconductor)トランジスタとを含み、前記PMOSトランジスタと前記NMOSトランジスタとは、互いに異なる制御信号によって制御されてもよい。
これにより、NMOSトランジスタ及びPMOSトランジスタのオン及びオフを独立して制御することができるので、スイッチングによる貫通電流を抑制することができる。
また、例えば、本開示の一態様に係る固体撮像装置は、前記バッファ回路の電源線及び接地線は、前記差動増幅回路の電源線及び接地線と分離されていてもよい。
これにより、バッファ回路と差動増幅回路とで電源線及び接地線が分離されているので、バッファ回路における電流変動の影響が差動増幅回路に伝播しない。このため、ノイズを低減することができる。
また、例えば、本開示の一態様に係る固体撮像装置は、前記バッファ回路の電源線と接地線との電位差は、前記差動増幅回路の電源線と接地線との電位差より小さくてもよい。
これにより、スイッチをオンする電圧を接地電位よりも高いレベルに設定することができる。
また、例えば、本開示の一態様に係る固体撮像装置は、前記差動増幅回路は、差動対を構成し、一方のゲートに前記参照信号が入力され、他方のゲートに前記画素信号が入力される2つのトランジスタを有し、前記スイッチは、前記参照信号及び前記画素信号が入力される前に、前記2つのトランジスタのそれぞれのゲートとドレイン又はソースとを導通させることで、前記オフセットを除去してもよい。
これにより、比較動作の開始前に比較回路の動作点を設定することができるので、リセット成分のばらつきの影響を受けにくくすることができる。
また、例えば、本開示の一態様に係る固体撮像装置は、前記複数の単位セルのそれぞれは、リセットトランジスタ、転送トランジスタ、読み出しトランジスタ及び選択トランジスタを有してもよい。
これにより、単位セルからの画素信号の読み出しを適切に制御することができる。
また、例えば、本開示の一態様に係る固体撮像装置は、前記複数の単位セルのそれぞれは、前記選択トランジスタを有さなくてもよい。
これにより、フォトダイオード領域及び開口率を拡大することができ、感度を高めることができる。
また、例えば、本開示の一態様に係る固体撮像装置は、前記複数の単位セルのそれぞれは、複数の受光素子と、当該複数の受光素子で共有される、リセットトランジスタ、読み出しトランジスタ及び選択トランジスタの少なくとも1つとを有してもよい。
これにより、実質的に単位セルが備えるトランジスタの数を減らすことができる。
本開示に係る固体撮像装置によれば、高画質の画像を撮像することができる。
実施の形態に係る固体撮像装置の構成の一例を示す図である。 実施の形態に係る固体撮像装置の動作の一例を示すタイミングチャートである。 実施の形態に係る比較回路の回路構成を示す図である。 一般的な固体撮像装置が有する比較回路の回路構成を示す図である。 実施の形態に係るリセット制御信号の波形を示す図である。 実施の形態の変形例に係る比較回路の回路構成を示す図である。 実施の形態の変形例に係る比較回路の動作の一例を示すタイミングチャートである。 実施の形態の別の変形例に係る比較回路の構成を示す図である。 実施の形態の変形例に係る単位セルの回路構成の一例を示す図である。 実施の形態の変形例に係る単位セルの回路構成の一例を示す図である。
(実施の形態)
以下では、本開示の実施の形態に係る固体撮像装置について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本開示における好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態などは、一例であって、本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明における最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
まず、本実施の形態に係る固体撮像装置の構成について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態の形態に係る固体撮像装置10の構成を示す図である。
図1に示すように、固体撮像装置10は、複数の単位セル100と、複数の垂直信号線110と、参照信号生成回路120と、参照信号線121と、複数のカラムAD変換回路130と、出力回路140と、垂直選択回路150と、水平選択回路160と、タイミング制御回路170とを備える。
複数の単位セル100は、二次元状に配列されている。例えば、複数の単位セル100は、所定の撮像領域に、垂直方向にn個、かつ、水平方向にm個のアレイ状、すなわち、n行×m列の行列状に配列されている。例えば、n及びmの値は、数十〜数千の値である。
複数の単位セル100のそれぞれは、少なくとも1つの受光素子(画素)を含み、受光量に応じた画素信号を生成する。単位セル100は、複数の垂直信号線110のいずれかに接続されている。単位セル100が生成した画素信号は、接続された垂直信号線110を介して転送される。
具体的には、図1に示すように、単位セル100は、フォトダイオード101と、転送トランジスタ102と、リセットトランジスタ103と、読み出しトランジスタ104と、選択トランジスタ105と、フローティングディフュージョン部106とを有する。なお、転送トランジスタ102、リセットトランジスタ103、読み出しトランジスタ104及び選択トランジスタ105は、単位セル100の制御用トランジスタである。
フォトダイオード101は、被写体からの光を電荷量に変換する受光素子(光電変換素子)であり、画素(受光部)の基本構成要素である。フォトダイオード101のアノードは、接地電位に設定され、カソードは、転送トランジスタ102のソースに接続される。
転送トランジスタ102は、フォトダイオード101とフローティングディフュージョン部106との間に設けられ、フォトダイオード101が生成した電荷をフローティングディフュージョン部106に転送するためのトランジスタである。転送トランジスタ102のドレインは、フローティングディフュージョン部106に接続され、ゲートは、転送信号線(φTX)に接続される。
リセットトランジスタ103は、フローティングディフュージョン部106の電位をリセット(初期化)するためのトランジスタである。リセットトランジスタ103のソースは、フローティングディフュージョン部106に接続され、ドレインは、電源線に接続され、ゲートは、リセット信号線(φRS)に接続される。
読み出しトランジスタ104(増幅トランジスタ)は、フローティングディフュージョン部106の電位に応じた電圧信号(画素信号)を読み出すためのトランジスタである。具体的には、読み出しトランジスタ104は、フローティングディフュージョン部106の電位に応じた画素信号を、選択トランジスタ105を介して垂直信号線110に出力する。読み出しトランジスタ104のソースは、選択トランジスタ105のドレインに接続され、ドレインは、電源線に接続され、ゲートは、フローティングディフュージョン部106に接続されている。
選択トランジスタ105は、読み出しトランジスタ104と垂直信号線110との間に設けられ、垂直信号線110に画素信号を出力するためのトランジスタである。選択トランジスタ105のソースは、垂直信号線110に接続され、ゲートは、選択信号線(φSEL)に接続される。
フローティングディフュージョン部106は、フォトダイオード101が生成した信号電荷(電子)が転送され、転送された信号電荷を一時的に保持する。すなわち、フローティングディフュージョン部106は、フォトダイオード101が生成した電荷に応じた信号電位を生成する。
ここで、単位セル100の動作について簡単に説明する。
まず、リセットトランジスタ103をオンすることで、フローティングディフュージョン部106の電位をリセットする。次に、転送トランジスタ102をオンすることで、フォトダイオード101が生成した電荷をフローティングディフュージョン部106に転送する。さらに、選択トランジスタ105をオンすることで、フローティングディフュージョン部106の信号電位に応じた画素信号が、読み出しトランジスタ104及び選択トランジスタ105を介して垂直信号線110に出力される。なお、各トランジスタのオン及びオフは、垂直選択回路150が、転送信号線(φTX)、リセット信号線(φRS)及び選択信号線(φSEL)に所定の信号を印加することで行われる。
なお、図示しないが、固体撮像装置10は、撮像領域の単位セル100に画素信号読出用の動作電流(読出電流)を供給する読出電流源部を備えている。
複数の垂直信号線110は、複数の単位セル100の列毎に設けられている。具体的には、複数の垂直信号線110は、垂直方向に一列に並んだ複数の単位セル100に共通に接続される。垂直信号線110は、接続された単位セル100が生成した画素信号を比較回路131に転送する。
参照信号生成回路120は、複数のカラムAD変換回路130が備える複数の比較回路131に共通の参照信号を供給する参照信号供給回路の一例である。例えば、参照信号生成回路120は、DA変換回路を有する。
具体的には、参照信号生成回路120は、タイミング制御回路170から供給されるクロック信号に同期して階段状にレベルが変化する参照信号(RAMP波形信号)を生成し、生成した参照信号を複数の比較回路131に共通に供給する。具体的には、参照信号は、参照信号生成回路120と複数の比較回路131とを接続する共通の参照信号線121を介して、複数の比較回路131のそれぞれに供給される。
複数のカラムAD変換回路130は、垂直信号線110を介して転送される画素信号(アナログ信号)をデジタル信号に変換する。カラムAD変換回路130は、画素信号(アナログ信号)を受けて、例えば、10ビットのデジタル信号に変換する。
本実施の形態におけるAD変換処理としては、行単位で並列に保持されたアナログ信号を、列毎に設けられたカラムAD変換回路130を使用して、行毎に並列にAD変換する方法をとる。この際には、シングルスロープ積分器(又は、ランプ信号比較型)のAD変換の手法を使用する。シングルスロープ積分型のAD変換処理では、変換開始から参照信号の電位と処理対象の画素信号の電位とが一致するまでの時間に基づいて、アナログの画素信号をデジタル信号に変換する。
図1に示すように、複数のカラムAD変換回路130は、列毎に、比較回路131と、カウンタ回路132と、メモリ回路133とを備える。つまり、複数の比較回路131、カウンタ回路132及びメモリ回路133は、複数の垂直信号線110のそれぞれに対応して設けられる。
比較回路131は、画素信号と参照信号との差分量に応じた出力信号を出力する。具体的には、比較回路131は、参照信号生成回路120が生成した参照信号と、単位セル100から垂直信号線110を経由して入力されるアナログの画素信号とを比較する。例えば、比較回路131は、画素信号と参照信号とを比較し、その大小関係が入れ替わる時に出力が反転する。
比較回路131は、図1に示すように、2つの入力端子IN1及びIN2と、出力端子OUTと、リセット制御端子RSTとを有する。具体的には、入力端子IN1には、参照信号線121が接続され、参照信号が入力される。入力端子IN2には、対応する列の垂直信号線110が接続されて、画素信号が入力される。出力端子OUTには、カウンタ回路132が接続され、出力信号(比較結果)がカウンタ回路132に出力される。リセット制御端子RSTには、タイミング制御回路170が接続され、リセット制御信号φCRSTが入力される。
なお、比較回路131の詳細な構成については、図3及び図4を用いて後で説明する。また、リセット制御信号φCRSTについては、図5を用いて後で説明する。
カウンタ回路132は、対応する比較回路131から出力される出力信号に応じたカウント値を生成する。例えば、カウンタ回路132は、比較回路131が比較処理を完了するまでの時間をカウントし、その結果(カウント値)を保持する。
具体的には、カウンタ回路132のクロック端子には、他のカウンタ回路132のクロック端子と共通に、タイミング制御回路170からのクロック信号φCKが入力される。カウンタ回路132は、タイミング制御回路170から、参照信号生成回路120を制御するクロック信号に同期したクロック信号φCKが入力され、比較開始から比較回路131の出力が反転するまでの時間をカウントすることで、カウント値を生成する。カウント値が、アナログの画素信号がデジタル変換されたデータである。
また、カウンタ回路132には、タイミング制御回路170から制御線を介して制御パルスφFEEDが入力される。カウンタ回路132は、カウント値を保持するラッチ機能を有しており、制御線を介しての制御パルスφFEEDによる指示があるまでは、カウンタ値を保持する。
具体的には、カウンタ回路132は、カウント値の転送を制御するデータ転送スイッチを有する。タイミング制御回路170によって決定されたタイミングで、制御パルスφFEEDによりデータ転送スイッチがオンされて、カウンタ回路132からカウント値が転送されて、メモリ回路133に記憶される。
メモリ回路133は、対応するカウンタ回路132が生成したカウント値、すなわち、デジタル変換されたデータ(デジタル信号)を保持する。メモリ回路133には、水平選択回路160から制御線を介して制御パルスが入力される。メモリ回路133は、制御線を介して水平選択回路160から制御パルスによる指示があるまでは、カウンタ回路132から取り込んだカウンタ値を保持する。
メモリ回路133の出力は、水平信号線に接続されている。水平信号線は、カラムAD変換回路130のビット幅であるnビット幅分の信号線を有し、それぞれの出力線に対応したn個のセンス回路(図示せず)を経由して出力回路140に接続されている。
出力回路140は、例えば、アンプ回路及び信号処理回路などを含み、デジタル変換されたデータに増幅処理などの所定の処理を行って出力する。
垂直選択回路(行選択回路)150は、複数の単位セル100からの画素信号の読み出し(転送)のタイミングを制御する。例えば、垂直選択回路150は、行アドレス及び行走査を制御する。垂直選択回路150は、例えば、タイミング制御回路170によって指定された行の画素を駆動するように、単位セル100のトランジスタを制御する。
水平選択回路(水平走査回路)160は、複数のメモリ回路133の制御を行う。例えば、水平選択回路160は、列アドレス及び列走査を制御する。具体的には、水平選択回路160は、タイミング制御回路170によって指定された列のメモリ回路133に記憶されたデータを、出力回路140へ出力させる。
水平選択回路160は、比較回路131とカウンタ回路132とが、それぞれが担当する処理を行うのと並行して、メモリ回路133が保持していたカウント値を読み出す読出走査部の機能を持つ。
タイミング制御回路170は、内部クロックを生成するなどの機能を有する。参照信号生成回路120、カラムAD変換回路130、垂直選択回路150及び水平選択回路160の動作タイミングを制御する。
なお、タイミング制御回路170、垂直選択回路150及び水平選択回路160などは、撮像領域の外側に設けられた駆動制御部の一例である。なお、駆動制御部は、撮像領域の信号を順次読み出すための制御回路機能を備えている。
以上のような構成において、カラムAD変換回路130は、水平ブランキング期間に相当する画素信号読出期間において、カウント動作を行い、所定のタイミングでカウント値を出力する。すなわち、まず、比較回路131では、参照信号生成回路120からの参照信号の電位と、垂直信号線110を介して入力される画素信号の電位とを比較し、双方の電位が同じになった時、比較回路131の出力が反転する。
カウンタ回路132は、参照信号生成回路120から出力される参照信号に同期して、カウント動作を開始しており、比較回路131の出力が反転した情報がカウンタ回路132に通知された時に、カウント動作を停止し、その時点のカウント値を画素データとしてラッチすることでAD変換を完了する。
この後、メモリ回路133は、所定のタイミングで水平選択回路160から制御線を介して入力される水平選択信号によるシフト動作に基づいて、ラッチした画素データを、順次出力する。
以下では、本実施の形態に係る固体撮像装置10の動作について、図2を用いて説明する。図2は、本実施の形態に係る固体撮像装置10の動作を示すタイミングチャートである。
図2において、横軸は時間、縦軸は各信号の電位を表す。リセットパルスφRSは、リセット信号線に印加される信号であって、所定の行のリセットトランジスタ103を共通に制御するパルス信号を表している。転送パルスφTXは、転送信号線に印加される信号であって、所定の行の転送トランジスタ102を共通に制御するパルス信号を表している。選択パルスφSELは、選択信号線に印加される信号であって、所定の行の選択トランジスタ105を共通に制御するパルス信号を表している。
電位Vinは、所定の単位セル100に接続された垂直信号線110の電位を表している。電位Vrst及びVsigはそれぞれ、画素の電源電位がリセットされた時、及び、フォトダイオード101で発生した電荷が転送された時の垂直信号線の電位である。すなわち、Vsigは、画素信号の電位に相当する。
リセット制御信号φCRSTは、比較回路131のリセット動作部(オフセット除去回路)を制御するための信号である。具体的には、リセット制御信号φCRSTは、オフセットを除去するためのスイッチを制御する信号である。
クロック信号φCKは、参照信号生成回路120及びカウンタ回路132に入力されるクロック信号を表している。カウント値CTは、カウンタ回路132のカウント値を表している。制御パルスφFEEDは、カウンタ回路132からメモリ回路133へカウント値を転送するタイミングを制御するためのパルス信号を表している。なお、制御パルスφFEEDが“H”レベル(ハイレベル)の時にカウント値はメモリ回路133へ転送される。
電位Vrefは、参照信号生成回路120の出力電位、すなわち、参照信号線121の電位を表している。電位Vcoは、比較回路131の出力電位を表している。
まず、時刻tに、選択パルスφSEL、リセットパルスφRS及び比較回路131のリセット制御信号φCRSTを“H”レベルにする。選択パルスφSELが“H”レベルになったとき、選択信号線に接続された選択トランジスタ105が全てオンになる。
次に、リセットパルスφRSが“H”レベルになることで、リセット信号線に接続されたリセットトランジスタ103が全てオンになる。そして、該当する行のフローティングディフュージョン部106の電位は、電源線の電位Vddにリセットされ、垂直信号線110の電位Vinは、電位Vddに対応する電位Vrstを出力する。
次に、時刻tにリセットパルスφRSを“L”レベル(ローレベル)にした後に、時刻tで転送パルスφTXが“H”レベルにする。これにより、転送パルスφTXに接続された転送トランジスタ102が全てオンし、該当する行のフォトダイオード101で発生した電荷がフローティングディフュージョン部106に転送される。
このとき、転送された電荷の数をN、電荷1つあたりの電荷量をq、フローティングディフュージョン部106の容量をCとすると、フローティングディフュージョン部106の電位は、(Vdd−qN)/Cとなる。したがって、垂直信号線110の電位Vinは、フローティングディフュージョン部106の電位に対応する電位Vsigを出力する。
一方、カラムAD変換回路130では、時刻tで、比較回路131のリセット動作部を制御するリセット制御信号φCRSTが“H”レベルになり、比較回路131はリセットされる。
垂直信号線110からの出力電位Vinが電位Vrstに安定した後、時刻tで、リセットパルスφRSをローレベルにする。さらに、例えば、時刻t以降に、リセット制御信号φCRSTを“L”レベルにした後、時刻tで、参照信号生成回路120及びカウンタ回路132に所定の周期のクロック信号φCKを入力する。クロック信号φCKに同期して参照信号の電位Vrefの電位は、初期電位Vstartから低電位へ遷移する。同様に、クロック信号φCKに同期して、カウント値CTは、初期値CTiniから下がる。
電位Vrefが低電位へと遷移する途中の時刻t以降の所定のタイミングで、画素信号の電位Vinと参照信号の電位Vrefとの大小関係が反転する。反転する時、比較回路131の出力電位Vcoは、“H”レベルから“L”レベルに変化し、カウンタ回路132のカウント動作が停止する。
その後、時刻tで、クロック信号φCKが停止し、比較動作も停止する。このとき、カウント値CTは、VinとVrefとの大小関係が反転した時点での値であるCTdownに保持されている。
次に、垂直信号線110の電位Vinが電位Vsigに安定した後の時刻tに、参照信号生成回路120及びカウンタ回路132には、再び所定の周期のクロック信号φCKが入力される。クロック信号φCKに同期して、VrefはVstartから低電位へ遷移する。同様に、クロック信号φCKに同期して、カウント値CTは、ダウンカウント期間に保持された値CTdownから上がっていく。
電位Vrefが低電位へと遷移する途中の時刻t以降の所定のタイミングで、画素信号の電位Vinと参照信号の電位Vrefとの大小関係が反転する。反転する時、比較回路131の出力電位Vcoは、“H”レベルから“L”レベルに変化し、カウンタ回路132のカウント動作が停止する。
その後、時刻tで、クロック信号φCKが停止し、比較動作も停止する。このとき、カウント値CTは、VinとVrefとの大小関係が反転した時点での値であるCTupに保持されている。CTupは、Vrstのデジタル変換値とVsigのデジタル変換値との差分に相当するので、VrstとVsigの差分=qN/Cのデジタル変換値であると言える。すなわち、フォトダイオード101に蓄積された電荷量がデジタル変換されて出力される。
アップカウントが完了した後の時刻tより後の所定のタイミングで、カウンタ回路132が備えるデータ転送スイッチをオン状態にするように、制御パルスφFEEDを制御線に与える。これにより、カウンタ回路132に保持されているカウント値CTupは、メモリ回路133へと転送され、メモリ回路133にCTupが保持される。さらに、メモリ回路133に保持されているデータを、順次読み出すように、水平選択回路160は、複数のメモリ回路133を制御する。
以上のようにして、単位セル100のフォトダイオード101(画素)で光電変換されて生成された画素信号がデジタルデータとして読み出される。
なお、図2に示す例では、時刻tで、φRS、φSEL及びφCRSTを同時に立ち上げる(“H”レベルにする)がこれに限らない。φRS、φSEL及びφCRSTのいずれかの立ち上がりが先にでもよい。
また、時刻tで、リセットパルスφRSを立ち下げた(“L”レベルにした)後、リセット制御信号φCRSTを“L”レベルにする例について示しているが、時刻tで同時に、リセットパルスφRSとリセット制御信号φCRSTとを“L”レベルにしてもよい。なお、実際には、リセットパルスφRSを立ち下げた時のVinの変動を吸収するため、リセット制御信号φCRSTの立ち下げが後になる。
また、時刻tで、クロック信号φCKの開始と参照信号の電位Vrefの遷移の開始とが同時に行われる例について示しているが、いずれかが先に行われてもよい。同様に、時刻tで、クロック信号φCKの終了と参照信号の電位Vrefの遷移の終了とも、同時に行われなくてもよい。
また、時刻tで、クロック信号φCKの終了と同時に転送パルスφTXの立ち上げる例について示したが、これに限らない。転送パルスφTXの立ち上がり(“H”レベルにするタイミング)は、クロック信号φCKが終了するタイミングよりも後でもよい。なお、参照信号の電位Vrefを初期電位Vstartに戻す時刻は、φTXの立ち上がりより前でも後でも同時でもよい。
また、時刻tで、クロック信号φCKの開始と参照信号の電位Vrefの遷移の開始とが同時に行われる例について示しているが、いずれかが先に行われてもよい。
また、時刻tで、クロック信号φCKの終了と同時に参照信号の電位Vrefの遷移を終了させる例について示しているが、同時でなくてもよい。
続いて、本実施の形態に係る比較回路131の構成について、図3を用いて説明する。図3は、本実施の形態に係る比較回路131の回路構成を示す図である。
図3に示すように、比較回路131は、差動増幅回路200と、オフセット除去回路210とを含んでいる。
差動増幅回路200は、参照信号と画素信号との差分量に応じた信号を出力する。具体的には、差動増幅回路200は、差動対を構成し、一方のゲートに参照信号が入力され、他方のゲートに画素信号が入力されるトランジスタ201及び202を含んでいる。さらに、差動増幅回路200は、カレントミラー回路を構成するトランジスタ203及び204と、定電流源を構成するトランジスタ205とを含んでいる。
トランジスタ201及び202は、ソース同士が接続されて、差動トランジスタ対を構成する。トランジスタ201及び202は、例えば、NMOSトランジスタである。
例えば、トランジスタ201のゲートには、容量素子213を介して参照信号が供給される。つまり、トランジスタ201のゲートは、比較回路131の入力端子IN1に相当する。
また、トランジスタ202のゲートには、容量素子214を介して画素信号(アナログ信号)が供給される。つまり、トランジスタ202のゲートは、比較回路131の入力端子IN2に相当する。なお、トランジスタ202のドレインは、比較回路131の出力端子OUTに相当する。
なお、差動トランジスタ対部の出力端子OUTは、図示しないアンプに接続されル。出力端子OUTからの出力信号は、さらに図示しないバッファを経て、充分な増幅がなされた後、カウンタ回路132に出力される。
トランジスタ203及び204は、電源側に配されて、差動トランジスタ対部の出力負荷となる負荷トランジスタ対であり、カレントミラー回路を構成する。トランジスタ203及び204は、例えば、PMOSトランジスタである。
トランジスタ203のゲートとドレインとは、互いに接続され、さらに、トランジスタ204のゲートに接続される。また、トランジスタ203のドレインには、トランジスタ201のドレインが接続される。なお、トランジスタ203のソースは、電源線に接続される。
トランジスタ204のドレインは、トランジスタ202のドレインに接続される。つまり、トランジスタ202のドレインとトランジスタ204のドレインとが接続されたノードが出力端子OUTに相当する。なお、トランジスタ204のソースは、電源線に接続される。
トランジスタ205は、差動トランジスタ対部と負荷トランジスタ対部とに一定の動作電流を供給する、接地側に配されたトランジスタである。トランジスタ205は、例えば、NMOSトランジスタである。
トランジスタ205のドレインは、互いに接続されたトランジスタ201のソースとトランジスタ202のソースとに接続される。トランジスタ205のゲートには、所定のバイアス電圧が印加され、トランジスタ205のソースは、接地電位に設定される。なお、トランジスタ205は、例えば、カスコード構成など、定電流源として動作する構成であれば、本構成例に記載の形態を取らなくてもよい。
オフセット除去回路210は、差動増幅回路200のオフセットを除去する回路である。すなわち、オフセット除去回路210は、比較回路131の動作点をリセットする回路である。つまり、比較回路131は、オフセット除去機能付きの電圧コンパレータとして構成されている。
図3に示すように、オフセット除去回路210は、スイッチングトランジスタ211及び212と、信号結合用の容量素子213及び214と、インバータ回路215とを含んでいる。
スイッチングトランジスタ211及び212は、差動増幅回路200のオフセットを除去するためのスイッチ素子である。スイッチングトランジスタ211及び212は、参照信号及び画素信号が入力される前に、トランジスタ201及び202のそれぞれのゲートとドレイン又はソースとを導通させることで、オフセットを除去する。
スイッチングトランジスタ211及び212のゲートは、互いに接続され、インバータ回路215の出力端子に接続されている。なお、スイッチングトランジスタ211及び212のゲートは、スイッチングトランジスタ211及び212のオン及びオフを切り替えるための制御信号が入力される制御端子の一例である。
スイッチングトランジスタ211は、トランジスタ201のオフセットを除去するため、すなわち、トランジスタ201をリセット(初期化)するためのトランジスタである。スイッチングトランジスタ211は、トランジスタ201のゲート−ドレイン間に挿入されている。つまり、スイッチングトランジスタ211のドレイン及びソースは、トランジスタ201のゲート及びドレインに接続されている。
スイッチングトランジスタ212は、トランジスタ202のオフセットを除去するため、すなわち、トランジスタ202をリセット(初期化)するためのトランジスタである。スイッチングトランジスタ212は、トランジスタ202のゲート−ドレイン間に挿入されている。つまり、スイッチングトランジスタ212のドレイン及びソースは、トランジスタ202のゲート及びドレインに接続されている。
スイッチングトランジスタ211及び212は、例えば、PMOSトランジスタである。スイッチングトランジスタ211及び212は、容量素子213及び214とともに、比較回路131のばらつきを除去する役割を果たす。
容量素子213は、比較回路131の入力端子IN1とトランジスタ201のゲートとの間に設けられる。具体的には、容量素子213の電極の一方は、入力端子IN1に接続され、参照信号が入力される。容量素子213の電極の他方は、トランジスタ201のゲートに接続される。
容量素子214は、比較回路131の入力端子IN2とトランジスタ202のゲートとの間に設けられる。具体的には、容量素子214の電極の一方は、入力端子IN2に接続され、画素信号が入力される。容量素子214の電極の他方は、トランジスタ202のゲートに接続される。
インバータ回路215は、スイッチングトランジスタ211及び212のゲートに接続されるバッファ回路の一例である。インバータ回路215は、スイッチングトランジスタ211及び212のオン及びオフを制御する制御信号をバッファリングする。
このような構成において、図2に示すように、画素信号と参照信号との比較を開始する直前に、リセット制御信号φCRST(比較器リセットパルス)をアクティブにすることで、オフセット除去回路210は、差動トランジスタ対部の動作点をドレイン電圧にリセットする。その後、容量素子214を介して画素信号がトランジスタ202へ入力され、容量素子213を介して参照信号がトランジスタ201に入力されることで、比較回路131は、画素信号と参照信号とが同電位になるまで比較を行う。画素信号と参照信号とが同電位になったときに、比較回路131の出力が反転する。
これにより、比較動作の開始前に比較回路131の動作点を設定することができるので、リセット成分ΔVのばらつきの影響を受けにくくすることができる。
ここで、本開示に係る固体撮像装置10の格別な効果を説明するために、一般的な固体撮像装置が有する比較回路について、図4を用いて説明する。図4は、一般的な固体撮像装置が有する比較回路131aの回路構成を示す図である。なお、図4において、図3に示す比較回路131と同じ素子については、同じ符号を付している。
図4に示す一般的な比較回路131aは、図3に示す比較回路131と比較して、オフセット除去回路210の代わりにオフセット除去回路210aを備える点が異なっている。具体的には、オフセット除去回路210aは、オフセット除去回路210と比較して、インバータ回路215を備えない点が異なっている。
図4に示す一般的な構成においても、比較回路131aの動作点を設定することができるので、リセット成分ΔVのばらつきの影響を受けにくくすることができる。
しかしながら、比較回路131aがオフセット除去回路210a(動作リセット部)を有することにより、スイッチングトランジスタ211及び212をオフする時、トランジスタ203及び204のチャネルにある電荷の再分配(チャージインジェクション)、又は、クロックフィードスルーが生じる。チャージインジェクション又はクロックフィードスルーの影響は、スイッチングトランジスタ211及び212のゲートに入力される制御信号の傾きに依存する。
MOS型イメージセンサの構成においては、カラムAD変換回路130の外側にあるバッファ回路でバッファリングされた制御信号を各カラムに入力する。
外側のバッファ回路から近いカラムより、外側のバッファ回路から遠いカラムのスイッチングの時間は、配線抵抗分大きくなる。例えば、制御信号が実際の振幅の95%程度になるまでの時間をスイッチング時間としたとき、制御信号の配線抵抗がR、制御信号に付く全容量負荷がCである場合、スイッチング時間は、3RCとなる。すなわち、制御信号の傾きが1/3RCになる。
これにより、一般的なMOS型イメージセンサにおいては、一様な光(遮光された状態を含む)の入力に対して、出力が水平方向に依存を持つことでシェーディングが発生し、画質が劣化するといった問題がある。
この問題をするため、スイッチングトランジスタの半分程度のサイズのトランジスタを用意し、スイッチングトランジスタの制御信号と逆位相の制御信号を用意したトランジスタに入力する方法もある。しかしながら、この方法を用いた場合でも、完全にキャンセルできず、さらにはスイッチングトランジスタのサイズを最小サイズに設定できないため、結果的に抑制効果が小さくなってしまうという新たな問題が発生する。
これに対して、本実施の形態に係る固体撮像装置10では、列毎に設けられた比較回路131が、バッファ回路を有する。具体的には、複数の比較回路131のそれぞれが、バッファ回路の一例であるインバータ回路215を有する。
インバータ回路215は、スイッチングトランジスタ211及び212のオン及びオフを制御するためのリセット制御信号をバッファリングしてスイッチングトランジスタ211及び212に入力する。これにより、シェーディングの発生を抑制し、画質の劣化を抑制することができる。
以下では、図5を用いて本実施の形態に係るインバータ回路215の効果について説明する。なお、図5は、本実施の形態に係るリセット制御信号の波形を示す図である。
図5において、φCRSTは、図2に示すφCRSTと同じであり、比較回路131のオフセット除去回路210を制御するためのリセット制御信号である。より具体的には、リセット制御信号φCRSTは、タイミング制御回路170から出力されたときの信号である。
CRST_nは、タイミング制御回路170(外側のバッファ回路)から近いカラムに入力されるリセット制御信号を表している。具体的には、CRST_nは、タイミング制御回路170から近い列の比較回路131が有するインバータ回路215への入力信号である。
CRST_fは、タイミング制御回路170から遠いカラムに入力されるリセット制御信号を表している。具体的には、CRST_fは、タイミング制御回路170から遠い列の比較回路131が有するインバータ回路215への入力信号である。
CRSTIN_nは、タイミング制御回路170から近い列の比較回路131が有するスイッチングトランジスタ211及び212に入力される信号である。言い換えると、CRSTIN_nは、タイミング制御回路170から近い列の比較回路131が有するインバータ回路215からの出力信号である。
CRSTIN_fは、タイミング制御回路170から遠い列の比較回路131が有するスイッチングトランジスタ211及び212に入力される信号である。言い換えると、CRSTIN_fは、タイミング制御回路170から遠い列の比較回路131が有するインバータ回路215からの出力信号である。
本実施の形態に係る固体撮像装置10では、図5に示すように、各カラムに入力されるリセット制御信号は、カラムの位置に依存して傾きが変動する。例えば、タイミング制御回路170から遠いカラムに入力されるリセット制御信号は、CRST_fに示すように、その傾きが小さくなる。つまり、タイミング制御回路170から遠いカラムに入力されるリセット制御信号の波形は、立ち上がり及び立ち下がりがなまった形状になる。
これに対して、各カラムのスイッチングトランジスタ211及び212に入力される信号は、CRSTIN_n及びCRSTIN_fに示すように、インバータ回路215での増幅作用により、その傾きが大きくなる。すなわち、各カラムのスイッチングトランジスタ211及び212に入力される信号の波形は、タイミング制御回路170から出力されたときの信号φCRSTに近い波形になる。
通常、信号の傾きが大きくなるとスイッチングの影響が大きくなる。しかしながら、固体撮像装置においては、各カラム間での特性差が固体パターンノイズなどの原因となることから、各カラム間の特性差を減らすことが重要となる。
つまり、本実施の形態においては、インバータ回路215を介してリセット制御信号をスイッチングトランジスタ211及び212に入力することで、各カラムのスイッチングトランジスタ211及び212を制御する信号の傾きは大きくなるが、傾きの各カラム間差がほぼない状態にすることができる。これにより、チャージインジェクション又はクロックフィードスルーがタイミング制御回路170(外側のバッファ回路)からの距離に依存することを抑制する。したがって、出力特性の行方向依存性が改善され、シェーディングのない高画質な撮像が可能となる。
以上のように、本実施の形態に係る固体撮像装置10は、二次元状に配列され、受光量に応じた画素信号を生成する複数の単位セル100と、複数の単位セル100の列毎に設けられ、画素信号を転送する複数の垂直信号線110と、複数の垂直信号線110のそれぞれに対応して設けられた複数の比較回路131と、複数の比較回路131に共通の参照信号を供給する参照信号生成回路120とを備え、複数の比較回路131のそれぞれは、参照信号と画素信号との差分量に応じた信号を出力する差動増幅回路200と、差動増幅回路200のオフセットを除去するためのスイッチングトランジスタ211及び212と、スイッチングトランジスタ211及び212の制御端子に接続されるバッファ回路とを含む。具体的には、バッファ回路は、インバータ回路215である。
これにより、インバータ回路215がスイッチングトランジスタ211及び212の制御端子に入力されるリセット制御信号を増幅することで、リセット制御信号の波形のなまりを抑制することができる。したがって、制御信号の波形の差が列毎で生じにくくすることができ、シェーディングなどの画質の劣化を抑制することができる。
また、インバータ回路215は、少ない素子でも各カラム間のばらつきを充分小さくすることができる利得を有しており、さらに定常的な消費電流もない。このため、固体撮像装置10がインバータ回路215をバッファ回路として備えることは、コスト及び消費電力の面で有利である。
また、本実施の形態に係る固体撮像装置10では、差動増幅回路200は、差動対を構成し、一方のゲートに参照信号が入力され、他方のゲートに画素信号が入力される2つのトランジスタ201及び202を有し、スイッチングトランジスタ211及び212は、参照信号及び画素信号が入力される前に、2つのトランジスタ201及び202のそれぞれのゲートとドレイン又はソースとを導通させることで、オフセットを除去する。
これにより、比較動作の開始前に比較回路131の動作点を設定することができるので、リセット成分ΔVのばらつきの影響を受けにくくすることができる。
また、本実施の形態に係る固体撮像装置10では、複数の単位セル100のそれぞれは、リセットトランジスタ103、転送トランジスタ102、読み出しトランジスタ104及び選択トランジスタ105を有する。
これにより、単位セル100からの画素信号の読み出しを適切に制御することができる。
(実施の形態の変形例)
以下では、上記実施の形態に係る固体撮像装置の変形例について、図6及び図7を用いて説明する。図6は、本変形例に係る比較回路331の回路構成を示す図である。図7は、本変形例に係る比較回路331の動作の一例を示すタイミングチャートである。
上記実施の形態においては、各カラムに入力されるリセット制御信号を、各カラム内にて増幅するバッファ回路の例としてインバータ回路を備える例について示しているが、これに限らない。例えば、バッファ回路は、例えば、ソース接地型増幅回路など、他の回路でもよく、上述した本開示の固体撮像装置10による効果は同様に得られる。
例えば、バッファ回路の他の構成として、図6に示すインバータ回路315が考えられる。図6において、図4と同じ構成要素については、同じ符号を付与している。
図6に示す比較回路331は、図4に示す比較回路131と比較して、オフセット除去回路210の代わりに、オフセット除去回路310を含む点が異なっている。具体的には、オフセット除去回路310は、オフセット除去回路210と比較して、インバータ回路215の代わりに、PMOSトランジスタ315p及びNMOSトランジスタ315nを含むインバータ回路315を有する点が異なっている。
PMOSトランジスタ315pとNMOSトランジスタ315nとは、互いに異なる制御信号によって制御される。具体的には、PMOSトランジスタ315pは、制御信号RST1によって制御され、NMOSトランジスタ315nは、制御信号RST2によって制御される。以下では、図7を用いて、本変形例に係る比較回路331のリセット動作について説明する。
初めに、時刻t11で、制御信号RST2を“H”レベルにすることで、NMOSトランジスタ315nをオンする。なお、このとき、制御信号RST1は“H”レベルであり、PMOSトランジスタ315pは、オフ状態である。
これにより、スイッチングトランジスタ211及び212に入力する電位をGNDレベルにすることができ、スイッチングトランジスタ211及び212をオンする。
その後、時刻t12で、制御信号RST2を“L”レベルにすることで、NMOSトランジスタ315nをオフする。そして、時刻t13で、制御信号RST1を“L”レベルにすることで、PMOSトランジスタ315pをオンすることで、スイッチングトランジスタ211及び212に入力する電位をVDDレベルにする。
これにより、NMOSトランジスタ315n及びPMOSトランジスタ315pのスイッチングによる貫通電流を抑制することができる。
なお、図7に示す例では、制御信号RST2の立ち上がり(“H”レベルにするタイミング)である時刻t11は、図2のタイミングチャートのφCRSTの開始、すなわち、時刻tと同じである。したがって、時刻t11は、φSEL又はφRSの立ち下がり(“L”レベルにするタイミング)と同時でもよく、あるいは、いずれかが先でもよい。
また、制御信号RST2の立ち下がりである時刻t12は、制御信号RST1の立ち下がりである時刻t13よりも前であればよい。
また、制御信号RST1の立ち下がりである時刻t13は、図2のタイミングチャートのφCRSTの立ち下がりと同じ時刻である。したがって、時刻t13は、φRSの立ち下がり(時刻t)と同時でもよく、あるいは、いずれかが先でもよい。
また、制御信号RST1の立ち上がりである時刻t14は、図2のタイミングチャートのφCK及びVrefの終了(時刻t)より後であればよい。
なお、本変形例に係る固体撮像装置では、バッファ回路の電源及びグランドを、比較回路の他の電源及びグランドと分離されてもよい。言い換えると、バッファ回路の電源線及び接地線は、差動増幅回路の電源線及び接地線と分離されていてもよい。
図8は、別の変形例に係る比較回路331aの回路構成を示す図である。
図8に示す比較回路331aは、図6に示す比較回路331と回路構成は同じである。差動増幅回路200は、電源線VDD1と接地線GND1とに接続されている。また、インバータ回路315は、電源線VDD2と接地線GND2とに接続されている。電源線VDD1と電源線VDD2とは、互いに異なっており、接地線GND1と接地線GND2とは、互いに異なっている。
これにより、差動増幅回路200の電源線及び接地線とインバータ回路315の電源線及び接地線とが分離されているので、インバータ回路315における電流変動の影響が差動増幅回路200に伝播しない。このため、本変形例に係る固体撮像装置の低ノイズ化が可能となる。
また、本変形例に係る固体撮像装置では、バッファ回路の電源線VDD2と接地線GND2との電位差は、差動増幅回路の電源線VDD1と接地線GND1との電位差より小さくてもよい。
例えば、図8に示すように、本変形例に係る比較回路331aでは、リセット用のスイッチングトランジスタ211及び212の制御を、インバータ回路315の電源(電源線VDD2)及びグランド(接地線GND2)で行っている。
このとき、使用するトランジスタの閾値電圧に対して、電源及びグランドの電位差が充分大きい場合、インバータ回路315のグランド電位(GND2)を、他のグランド(例えば、差動増幅回路のグランド電位(GND1))よりも高いバイアス電位に設定してもよい。これにより、スイッチングトランジスタ211及び212をオンする電圧をグランドよりも高いレベルに設定することも可能である。
なお、差動増幅回路200のグランド電位とインバータ回路315のグランド電位とを異ならせることで、電位差を設けたが、差動増幅回路200の電源電位とインバータ回路315の電源電位とを異ならせてもよい。
(その他変形例)
以上、本開示に係る固体撮像装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、上記実施の形態に限定されるものではない。本開示における技術は、各実施の形態における任意の構成要素を組み合わせて実現される別の実施の形態や、各実施の形態に対して、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例や、本開示に係る固体撮像装置を内蔵した各種機器、各種システムとして適用することができる。
例えば、本開示に係る固体撮像装置が備える複数の単位セルのそれぞれは、隣接する複数の受光部(画素)で、単位セル制御用のトランジスタを共有してもよい。すなわち、複数の単位セルのそれぞれは、複数の受光素子(フォトダイオード)と、複数の受光素子で共有される、リセットトランジスタ、読み出しトランジスタ及び選択トランジスタの少なくとも1つとを有してもよい。
図9は、実施の形態の変形例に係る単位セル100の回路構成の一例(単位セル100a)を示す図である。
図9に示すように、単位セル100aは、フォトダイオード101a及び101bと、転送トランジスタ102a及び102bと、リセットトランジスタ103と、読み出しトランジスタ104と、選択トランジスタ105と、フローティングディフュージョン部106とを有する。
このように、単位セル100aでは、フォトダイオード101a及び101bが、リセットトランジスタ103と、読み出しトランジスタ104と、選択トランジスタ105と、フローティングディフュージョン部106とを共有している。
例えば、フォトダイオード101aから電荷を読み出す場合は、第1転送信号線(φTXa)をハイレベルにして転送トランジスタ102aをオンすることで、フローティングディフュージョン部106に電荷を転送する。また、フォトダイオード101bから電荷を読み出す場合は、第2転送信号線(φTXb)をハイレベルにして転送トランジスタ102bをオンすることで、フローティングディフュージョン部106に電荷を転送する。
このように、単位セル100は、実施の形態で示すように、フォトダイオード(画素)、転送トランジスタ、フローティングディフュージョン部、リセットトランジスタ、増幅トランジスタ(読み出しトランジスタ)及び選択トランジスタを有する構造、いわゆる1画素1セル構造でもよい。あるいは、本変形例で示すように、多画素1セル構造でもよい。
これにより、多画素1セル構造は、隣接する複数の受光素子でリセットトランジスタ、読み出しトランジスタ及び選択トランジスタが共有化するので、実質的に単位セル1つあたりのトランジスタ数を少なくすることができる。
また、本開示に係る固体撮像装置が備える複数の単位セルのそれぞれは、例えば、図10に示すように、選択トランジスタを有さなくてもよい。図10は、実施の形態の変形例に係る単位セル100の回路構成の別の一例(単位セル100b)を示す図である。
図10に示す単位セル100bは、図1に示す単位セル100と比較して、選択トランジスタ105を有さないことが異なっている。言い換えると、制御用トランジスタとして単位セル100が有する転送トランジスタ102と、リセットトランジスタ103と、読み出しトランジスタ104と、選択トランジスタ105とのうち、単位セル100bは、転送トランジスタ102と、リセットトランジスタ103と、読み出しトランジスタ104とのみを有する。
これにより、フォトダイオード領域及び開口率を拡大することができる。したがって、単位セル100bは、より多くの光を受けることができ、例えば、感度を高めることができる。
また、上記実施の形態では、単位セル100とカラムAD変換回路130との間に増幅回路を持たない例について説明したが、本開示に係る固体撮像装置は、単位セル100とカラムAD変換回路130との間に増幅回路を備えてもよい。
また、上記実施の形態では、図3などに示すように、差動対を構成するトランジスタ201及び202がNMOSトランジスタである例について説明したが、トランジスタ201及び202は、PMOSトランジスタでもよい。この場合、例えば、他のトランジスタについてPMOSトランジスタとNMOSトランジスタとを入れ替えれば、同様の効果を得ることができる。
また、本開示に係る固体撮像装置は、画素が半導体基板の表面、すなわち、トランジスタのゲート端子及び配線が形成された面と同じ面側に形成される構造でもよい。あるいは、本開示に係る固体撮像装置は、画素が半導体基板の裏面、すなわち、トランジスタのゲート端子及び配線が形成された面に対して裏面側に形成される、いわゆる、裏面照射型イメージセンサ(裏面照射型固体撮像装置)の構造でもよい。
本開示に係る固体撮像装置は、例えば、CMOS固体撮像装置、デジタルスチルカメラ、ムービーカメラ、カメラ付き携帯電話機、監視カメラ、車載カメラ、医療用カメラなどの様々なカメラシステムに利用することができる。
10 固体撮像装置
100、100a、100b 単位セル
101、101a、101b フォトダイオード
102、102a、102b 転送トランジスタ
103 リセットトランジスタ
104 読み出しトランジスタ
105 選択トランジスタ
106 フローティングディフュージョン部
110 垂直信号線
120 参照信号生成回路
121 参照信号線
130 カラムAD変換回路
131、131a、331、331a 比較回路
132 カウンタ回路
133 メモリ回路
140 出力回路
150 垂直選択回路
160 水平選択回路
170 タイミング制御回路
200 差動増幅回路
201、202、203、204、205 トランジスタ
210、210a、310 オフセット除去回路
211、212 スイッチングトランジスタ
213、214 容量素子
215、315 インバータ回路
315n NMOSトランジスタ
315p PMOSトランジスタ

Claims (9)

  1. 二次元状に配列され、受光量に応じた画素信号を生成する複数の単位セルと、
    前記複数の単位セルの列毎に設けられ、前記画素信号を転送する複数の垂直信号線と、
    前記複数の垂直信号線のそれぞれに対応して設けられた複数の比較回路と、
    前記複数の比較回路に共通の参照信号を供給する参照信号供給回路とを備え、
    前記複数の比較回路のそれぞれは、
    前記参照信号と前記画素信号との差分量に応じた信号を出力する差動増幅回路と、
    前記差動増幅回路のオフセットを除去するためのスイッチと、
    前記スイッチの制御端子に接続されるバッファ回路とを含む
    固体撮像装置。
  2. 前記バッファ回路は、インバータ回路である
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記インバータ回路は、
    PMOS(Positive Metal Oxide Semiconductor)トランジスタと、
    NMOS(Negative Metal Oxide Semiconductor)トランジスタとを含み、
    前記PMOSトランジスタと前記NMOSトランジスタとは、互いに異なる制御信号によって制御される
    請求項2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記バッファ回路の電源線及び接地線は、前記差動増幅回路の電源線及び接地線と分離されている
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  5. 前記バッファ回路の電源線と接地線との電位差は、前記差動増幅回路の電源線と接地線との電位差より小さい
    請求項4に記載の固体撮像装置。
  6. 前記差動増幅回路は、差動対を構成し、一方のゲートに前記参照信号が入力され、他方のゲートに前記画素信号が入力される2つのトランジスタを有し、
    前記スイッチは、前記参照信号及び前記画素信号が入力される前に、前記2つのトランジスタのそれぞれのゲートとドレイン又はソースとを導通させることで、前記オフセットを除去する
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  7. 前記複数の単位セルのそれぞれは、リセットトランジスタ、転送トランジスタ、読み出しトランジスタ及び選択トランジスタを有する
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  8. 前記複数の単位セルのそれぞれは、前記選択トランジスタを有さない
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  9. 前記複数の単位セルのそれぞれは、
    複数の受光素子と、
    当該複数の受光素子で共有される、リセットトランジスタ、読み出しトランジスタ及び選択トランジスタの少なくとも1つとを有する
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
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