JP2017049027A - 表示装置 - Google Patents

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大輔 有福
Daisuke Arifuku
大輔 有福
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Abstract

【課題】ボス部を覆う部材が必要ないスイッチ装置を備えた表示装置を提供する。【解決手段】回路基板2に固定されるスイッチ11と、スイッチ11を押圧する操作部材14と、回路基板2のスイッチ11を設けた側に配置され開口穴26を有する保護板7と、保護板7と回路基板2との間に配置される表示板5と、表示板5を背面側から保持するケース部材6と、操作部材14を覆うように配置されるボス部15と、を備えたスイッチ装置9において、ボス部15の外周面の少なくとも一部に表面加工部を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば車両用計器に用いられる表示装置に関し、特にスイッチ装置を備えた表示装置に係るものである。
一般的に、車両用の表示装置には、速度計,回転計,燃料計などの指針式計器の他に、走行距離や外気温,時刻などの情報を表示する表示器と、スイッチ装置とが備えられている。このスイッチ装置は、押釦を押圧操作することによって、表示の切り替えを可能とするものであり、例えば下記特許文献1に記載のものが知られている。斯かるスイッチ装置は、押釦を押圧操作によって、ボス部に挿通された円柱状の操作部材を介して、スイッチを作動させるものである。
特開2009−264871号公報
しかしながら、このような表示装置は、ボス部を弾性部材で覆う構造であるため、部品点数が多いという問題があった。この問題を解決するため、単に、弾性部材を無くした場合、部品点数は削減できるが、ボス部が露出してしまうため、美観が損なわれるという新たな問題が生じることになる。
本発明は、このような問題に鑑みなされたものであり、デザイン性に優れ、且つ、ボス部を覆う部材が必要ない表示装置を提供するものである。
本発明は、回路基板に固定されるスイッチと、前記スイッチを押圧する操作部材と、前記回路基板の前記スイッチを設けた側に配置され開口穴を有する保護板と、前記保護板と前記回路基板との間に配置される表示板と、前記表示板を背面側から保持するケース部材と、前記操作部材を覆うように配置されるボス部と、を備えた表示装置において、前記ボス部の外周面の少なくとも一部に表面加工部を有するものである。
また、本発明は、前記ボス部は、前記ケース部材と一体成形されているものである。
ボス部の外周面に表面加工を施すことによりデザイン性に優れた表示装置になり、且つ、ボス部を覆う部材が必要ないため、部品点数が少ない。
本発明の実施形態を示す表示装置の正面図。 同実施形態を示す表示装置のA−A断面図。 同実施形態を示すスイッチ装置のB−B断面図。
本発明を車両用計器に用いられる表示装置を実施形態として説明する。図1は、表示装置の正面図である。図2は、表示装置のA−A断面図である。図3は、スイッチ装置9のB−B断面図である。
表示装置は、計器としての速度計1を備えている。速度計1は、硬質な回路基板2と、この回路基板2に導通状態で装着された計器本体3と、指示部4aを有する指針4と、この指針4の背後に配置され指示部4aの指示対象となる車両の速度を現す目盛,数字などの表示部が印刷によって設けられた表示板5と、この表示板5と回路基板2との間に配置され表示板5が支持されるケース部材6と、回路基板2上に実装され指針4や表示板5を背後から照明する図示しない光源を備えている。
また、表示装置は、指針4や表示板5の前方側を被う保護板7と、回路基板2の裏面側やケース部材6の周囲を被う例えば黒色の合成樹脂からなるカバー8と、走行距離や外気温,時刻などの情報を表示する液晶表示器10と、この液晶表示器10の表示切り替えを行うスイッチ装置9などを備えている。
スイッチ装置9は、回路基板2に半田付け固定されるスイッチ11と、このスイッチ11の前方側に配置されスイッチ11を作動させる円柱状の操作部材14と、ケース部材6に設けられ操作部材14が挿通される筒状のボス部15と、保護板7に装着され操作部材14を押圧操作する押釦17を備えている。
ケース部材6は、例えば白色の合成樹脂からなり、表示板5が支持される。ケース部材6には、ボス部15が一体成形されている。ケース部材6のボス部15は、操作部材14のラジアル方向の移動量を規制するものである。
ボス部15は、表示板5に形成された貫通孔を貫通することで、表示板5よりも前方側及び後方側に位置することになる。また、ボス部15の操作部材14と面していない外周面には、シボ加工もしくは、鏡面仕上げなどの表面加工部15aが施されている。ボス部15の表面加工部15aは、少なくとも表示板5より保護板7側に露出した部分に施されていれば良い。
保護板7は、無色透明な合成樹脂からなる透視部23と、この透視部23の周縁に透視部23と一体的に形成された例えば黒色の合成樹脂からなる側壁24とを有している。また、側壁24には表示板5側にほぼ垂直に延びる壁部25が設けてある。この壁部25は、表示板5周囲の計器装置内が見えるのを覆い隠すものであると共に、表示板5の可視領域を定めるものでもある。
また、スイッチ11に対応した透視部23箇所には、円形の開口穴26が設けてある。
押釦17は、柔軟性を有する例えば黒色の合成ゴムからなり、透視部23に設けられた開口穴26の周縁に装着される装着部29と、押圧操作部30とを有している。
装着部29は、開口穴26に嵌る周壁部33と、開口穴26周縁の透視部23裏面に係止する係止部34と、開口穴26周縁箇所の透視部23表面を被う覆い部35とからなる。この様に、装着部29を透視部23の開口穴26周縁に装着することによって、押釦17としての機能を有しつつ、開口穴26から埃や水などが浸入するのを防いでいる。
スイッチ11の操作は、押釦17の押圧操作部30を下方(スイッチ11側)に押すことによって行われる。押圧操作部30を押すと、操作部材14が下方に移動してスイッチ11を押圧し、走行距離や外気温,時刻などの情報を表示する液晶表示器10の表示切り替えが行われる。押圧操作部30の押しを止めると、操作部材14が元の位置に戻るようになっている。
このように、本発明は、回路基板2に固定されるスイッチ11と、スイッチ11を押圧する操作部材14と、回路基板2のスイッチ11を設けた側に配置され開口穴26を有する保護板7と、保護板7と回路基板2との間に配置される表示板5と、表示板5を背面側から保持するケース部材6と、操作部材14を覆うように配置されるボス部15と、を備えた表示装置において、ボス部15の外周面の少なくとも一部に表面加工部15aを有することによって、ボス部15を弾性部材などで覆う必要なく、美観を損なわない表示装置を提供することができる。
また、本発明は、前記ボス部15は、ケース部材6と一体成形されていることによって、ボス部15を個別に成形する必要がなく、コスト低減が期待できる。
なお、本実施形態においては、押釦17とスイッチ11との間に操作部材14を配置したが、操作部材14を押釦17と一体として、これを操作部材としても良い。
2 回路基板
5 表示板
6 ケース部材
11 スイッチ
14 操作部材
15 ボス部
15a 表面加工部

Claims (2)

  1. 回路基板に固定されるスイッチと、
    前記スイッチを押圧する操作部材と、
    前記回路基板の前記スイッチを設けた側に配置され開口穴を有する保護板と、
    前記保護板と前記回路基板との間に配置される表示板と、
    前記表示板を背面側から保持するケース部材と、
    前記操作部材を覆うように配置されるボス部と、
    を備えた表示装置において、
    前記ボス部の外周面の少なくとも一部に表面加工部を有する
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 前記ボス部は、前記ケース部材と一体成形されていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019184865A (ja) * 2018-04-12 2019-10-24 日本精機株式会社 表示装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019184865A (ja) * 2018-04-12 2019-10-24 日本精機株式会社 表示装置
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