JP2017046433A - 間接活線操作棒の足し棒 - Google Patents

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慎也 日野
好浩 前花
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好浩 前花
賢二 藤井
Kenji Fujii
賢二 藤井
岳志 藤岡
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岳志 藤岡
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Abstract

【課題】間接活線作業において、作業者の労力を軽減させるとともに、重たい工具を用いても精度の高い作業が容易に行える間接活線操作棒の足し棒を提供する。【解決手段】先端側に間接活線作業用の工具2を備えた間接活線操作棒3の末端側に着脱自在に接続される足し棒10aであって、当該棒の延伸方向を上下方向として、当初の全長から下方に伸長しつつ、伸長した状態で固定可能に構成されている。足し棒10bは、例えば、下端には平板状の踏み板50を備え、当該踏み板は板面52が上方を向く展開状態と上下方向に沿う収納状態とに折りたたみ可能に構成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、間接活線操作棒の足し棒に関する。
特許文献1には、「電柱に架設された電線に対して間接活線作業を行う際に使用され、当該間接活線作業に応じた先端工具を取り付け可能な絶縁操作棒を有する間接活線工具を支持する間接活線工具支持具であり、電柱に装着される電柱装着部と、絶縁操作棒の軸方向中間部の近傍に装着される棒装着部と、電柱装着部と棒装着部とを連結する連結部と、電柱に装着された電柱装着部の下方に離間して配置され、絶縁操作棒の基端部を支持する棒支持部とを備える」と記載されている。
特許文献2には、「電柱に架設された電線に対して間接活線作業を行う際に使用され、当該間接活線作業に応じた先端工具を取り付け可能な絶縁操作棒を有する間接活線工具を支持する間接活線工具支持具であって、作業者の身体の一部に装着される身体装着部と、絶縁操作棒の軸方向中間部の近傍に装着される棒装着部と、身体装着部と棒装着部とを連結する連結部と、上方に開口する凹部を有して身体装着部に設けられ、絶縁操作棒の基端部を収容して支持する棒支持部とを備える」と記載されている。
特許文献3には、「高所作業車のバケットに乗った作業者が電柱に架設された電線に対して間接活線作業を行う際に使用され、当該間接活線作業に応じた先端工具を取り付け可能な絶縁操作棒を有する間接活線工具を支持する間接活線工具支持具であって、バケットを構成する周壁部に略水平に装着されるレール部と、レール部に沿って移動自在かつ位置決め固定自在に設けられたスライダー部と、スライダー部に立設され、上下方向に伸縮自在に形成された支持柱部と、支持柱部の上端部に回動自在かつ位置決め固定自在に設けられ、絶縁操作棒を支持する棒装着部とを備える」と記載されている。
特許文献4には、「絶縁操作棒の先端に被把持部物を把持する開閉可能な把持具を設け、上記絶縁操作棒の後端側に該把持具を操作する揺動可能な操作レバーを有する操作部を設けた間接活線把持工具であって、上記操作レバーの上記絶縁操作棒に対する角度を調整する角度調整機構を備える」と記載されている。
特開2010−239794号公報 特開2010−246226号公報 特開2010−252457号公報 特開2009−050053号公報
間接活線作業においては、パイプ状の絶縁体の先端に電線に対する作業の種類(研磨、圧縮等)に応じた専用の先端工具が取り付けられる間接活線操作棒が用いられる。
図8と図9に間接活線作業の様子を示している。同図に示すように、間接活線作業を行う者(以下、作業者100とも称する。)は、高所作業車のバケット101に搭乗し、間接活線操作棒3の末端側を持ち、先端に取り付けられた工具(以下、先端工具2と称する。)を操作して電線102に対する電設工事、或いは保守や点検を行う。尚、同図では、バケット101を一部破断斜視図にして示している。
ここでバケット101と電線102までの距離が長く間接活線操作棒3の長さが不足する場合には、図9に示すように、間接活線操作棒3の末端に「足し棒」と呼ばれる棒10を接続して間接活線操作棒3の全長を実質的に延長させる。
間接活線作業において、作業者100は先端工具2が取り付けられた間接活線操作棒3を手に持って作業を行う。より具体的には、作業者100は、手に持った間接活線操作棒3を空中に保持した状態で使用する。そのため、間接活線作業に際し、作業者100は多大な労力を要する。とくに間接活線操作棒3に先端工具2として圧縮機等の重量が大きな工具を取り付けている場合、作業者100の肉体的負担は大きく、また高い精度が要求される細かい作業を行う場合は、工具の位置や向きを安定させることが難しいといった問題もある。
こうした課題については、例えば、間接活線操作棒3を軽量化することが考えられる。しかし軽量化すれば強度の維持が難しくなる。また間接活線操作棒3に何らかの補助構造を追加することも考えられるが、その場合は低コストで実現する必要がある。
本発明は、こうした背景に基づきなされたもので、間接活線作業における作業者の労力を軽減させるとともに、重たい工具を用いても精度の高い作業を容易に行うことが可能な、間接活線操作棒の足し棒を提供することを目的としている。
上記目的を達成するための本発明の一つは、間接活線操作棒の一端に着脱自在に接続される足し棒であって、その延伸方向を上下方向とした場合に、当初の全長から下方に伸長した状態で固定可能に構成されている。
本発明によれば、伸長させた上記足し棒の下端をバケットの底面に当接させるなどすれば、腕力に依らずして間接活線操作棒の重量を保持することができ、作業者の労力を軽減することができる。
本発明のうちの他の一つは、上記足し棒であって、下端に平板状の踏み板を備え、前記踏み板は、その板面が上方を向く展開状態からその板面が前記上下方向に沿う収納状態に折りたたみ可能に構成されている。上記踏み板は上下方向と直交する軸回りに回動自在に構成されていてもよい。
本発明によれば、作業者は踏み板を踏んだ状態で間接活線作業を行うことができ、例えば、先端工具として重量物が取付けられているような場合でも、足し棒の下端がバケットの底面などから浮くことがなく、間接活線操作棒の意図しない揺動を確実に防止することができる。また足し棒を上下方向と直交する軸回りに回動自在に構成することで、直上に電線がない場合でも間接活線作業を円滑に行うことができる。
本発明のうちの他の一つは、上記足し棒であって、前記上下方向に対して放射外方向に延伸し途中で先端が下方に屈曲するフックを備える。
本発明によれば、上記フックをバケットライナーに引っ掛けることで、間接活線操作棒を安定させることができ、意図しない揺動を防止することができる。
本発明のうちの他の一つは、上記足し棒であって、前記上下方向に対して略直交する軸回りに回動し、前記上下方向に対して所定角度で屈曲しつつ、屈曲した状態で固定可能とする角度調整機構を備える。
本発明によれば、工具を電線に接触させる際の角度を容易に微調整することができる。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明を実施するための形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明に係る間接活線操作棒用の足し棒によれば、間接活線作業において、作業者の労力を軽減させるとともに、重たい工具を用いた精度の高い作業も容易に行える。
(A)は、足し棒10aが接続された状態の間接活線操作棒3を示す斜視図であり、(B)は、間接活線操作棒3と足し棒10aの接続構造を示す図である。 足し棒10aの概略的な構成を示す図である。 足し棒10aを用いた間接活線作業の様子を示す図である。 実施例2に係る足し棒10bの概略的な構成を示す図である。 実施例2に係る足し棒10bを用いた間接活線作業の様子を示す図である。 (A)は、収縮状態にある実施例3に係る足し棒10cの側面図であり、(B)は、足し棒10cを用いた間接活線作業におけるバケット101の縁と足し棒10cとの位置関係を示す図である。 実施例4に係る足し棒10dの概略的な構成を示す図である。 間接活線作業の様子を示す図である。 従来の足し棒が接続された間接活線操作棒を用いた間接活線作業の様子を示す図である。
以下、実施形態につき図面を参照しつつ説明する。尚、以下の説明において、同一または類似の構成に同一の符号を付して重複する説明を省略することがある。
<間接活線操作棒3>
図1に、実施例1として示す足し棒10aの概略的な構成を示している。同図において、図1(A)は、足し棒10aが接続された状態の間接活線操作棒3を示す斜視図であり、図1(B)は、間接活線操作棒3と足し棒10aの接続構造を示す図である。
間接活線操作棒3(「共用操作棒」、「ホットスティック」等とも称される。)は、パイプ状の絶縁製部材(例えば、エポキシ樹脂系強化プラスチック、ポリエステル樹脂系強化プラスチック等)からなり、その先端に先端工具2を取り付けることにより間接活線作業工具1を構成する。以下では、間接活線操作棒3に先端工具2として圧縮機が取り付けられている場合を例として示す。
間接活線操作棒3の延伸途上の2カ所には、軟質性の合成ゴムからなる傘状の部材31,32が取り付けられている。末端側にある傘状の部材31は、把持してよい部分とそれ以外の部分との境界を明確にして感電事故を防ぐための安全限界鍔31であり、先端側にある傘状部材32は降雨時の雨水によって間接活線操作棒3が先端から末端まで導通状態になることを防止するための水切り鍔32である。間接活線操作棒3の先端側には先端工具2が、末端側には足し棒10aがそれぞれ同様の構造によって着脱自在に接続される。
続いて、図1(B)を参照しつつ、間接活線操作棒3と足し棒10aの接続構造について説明する。尚、以下では、間接活線操作棒3の延伸方向を上下方向とし、先端工具2が取り付けられる側を上方として上と下の各方向を規定する。
同図に示すように、間接活線操作棒3の下端には、上方を底とした有底筒状の連結金具33が固定されている。連結金具33は、例えば、アルミニウム合金を素材とする。連結金具33には、開口34の縁35を基端36としてL字状の溝37が2カ所に形成されている。より具体的には、開口34の縁35において、上下方向に延伸する軸40に対称となる2カ所に二つの溝37のそれぞれの基端36が形成されている。そして各溝37は、基端36から上方に延伸しつつ、その途上で連結金具33の周に沿って屈曲するように形成されている。周方向に屈曲した溝37の先端は、鈎(かぎ)型となるように下方に再度屈曲して凹状の溝37の終端38に至る。
足し棒10aは、間接活線操作棒3と同様、絶縁部材を素材とする。足し棒10aの上端には、間接活線操作棒3の連結金具33を雌側として連結される円筒状の接続部材11が取り付けられている。接続部材11の上端側には、径外側方向に突出する一対の係止ピン12が設けられている。接続部材11の下方にはロックナット13が環装されている。
間接活線操作棒3と足し棒10を接続する際は、足し棒10aと間接活線操作棒3を同軸にして上下方向に配置しつつ、接続部材11における一対の係止ピン12の夫々と、連結金具33における一対の溝37の夫々の基端36とを位置合わせする。そして係止ピン12がL字状の溝37の上端に当接するまで接続部材11を連結金具33内に挿入する。続いて係止ピン12をL字状の溝37の形状に沿って足し棒10aを軸40回りに回動させる。係止ピン12が屈曲した先のL字の溝37の先端に当接したならばロックナット13を締める。それにより係止ピン12が上記の鈎型の終端38に係合した状態で足し棒10aと間接活線操作棒3が強固に接続される。尚、間接活線操作棒3の上端側は、足し棒10aの接続部材11と同様の構造になっており、先端工具2の後端には上述した連結金具33と同様の部材が固定されている。
<足し棒10a>
前述した足し棒10aは、間接活線操作棒3の全長を実質的に延長させる機能に加え、間接活線作業の際の作業者100の労力を軽減し、精度を要する作業をも容易にさせる機能を備える。より具体的には、足し棒10aは伸縮自在に構成され、全体が所定長さになるように固定する長さ調整機構を備えている。
図2に足し棒10aの概略的な構成を示している。図2(A)に示すように、全長が最も短い収縮状態にあるときは、従来の足し棒とほぼ同じ長さを有している。そして例示した足し棒10aは、図2(B)に示すように、径が異なる4本のパイプ状部材14〜17が互いに入れ子状に収納され、収縮状態に対して約4倍の長さにまで伸長するように構成されている。また例示した足し棒10aでは、入れ子状態にあるパイプ状部材14〜17において、最も内側に収納されているパイプ状部材17の下端にゴム製のキャップ等からなる石突18が取り付けられている。そして足し棒10aは最短状態から最長状態までの適宜な長さで固定することができる。その固定機構については、伸縮式の杖、或いはカメラ用の一脚や三脚等に採用されている周知の各種方式が考えられる。本実施例では、各段のパイプ状部材14〜17を同軸のナット19を締め込むことで固定する周知のロックナット方式を採用している。その他の長さ調整構造については、例えば、レバーによって外側のパイプ状部材を縮径して内側のパイプ状部材の外周を押さえ込むレバーロック方式や、断面が偏心したパイプ状部材を軸中心に回転させることで、内側のパイプ状部材の外周面を外側のパイプ状部材の内周面に当接せて相互の摩擦によってロックする方式等がある。
<足し棒10aの使用法>
図3に足し棒10aを用いた間接活線作業の様子を示している。同図に示すように、伸長させた足し棒10aの下端はバケット101の底面103に当接させており、これにより間接活線操作棒3の大部分の重量がバケット101の底面103で保持され、作業者100は少ない労力で間接活線操作棒3を操作することができる。
実施例1に係る足し棒10aは、伸縮自在に構成されて間接活線操作棒3の重量をバケット101の底面103で保持することができた。そして間接活線作業を行う場合は、この底面103に当接した足し棒10aの下端を支点として間接活線操作棒3を振って先端工具2の位置を微調整することになる。しかし間接活線操作棒3の先端に油圧式の圧縮機等、極めて重い先端工具2が取り付けられている場合には、間接活線操作棒3を振った際、足し棒10aの下端とバケット101の底面103との接触面に大きな力が加わり、間接活線操作棒3が意図しない方向に大きく揺動する可能性がある。そしてその場合、足し棒10aの下端がバケット101の底面103から浮いた状態となり、先端工具2が電線102や電柱等に衝突する可能性もある。また間接活線操作棒3が大きく揺動すると作業者100のバランスも崩れて危険である。そこで実施例2では、間接活線操作棒3の足し棒に、意図しない揺動を確実に防止するための機能を設ける。
図4は実施例2に係る足し棒10bの概略的な構成を示す図である。ここでは足し棒10bを上下方向に直交する一方向から見たときの平面図を示している。図4(A)は、収縮状態にあるときの足し棒10bを示す図であり、図4(B)は、伸長状態にあるときの足し棒10bを示す図である。
図4(A)に示すように、実施例2に係る足し棒10bは、下端に折りたたみ式の板材50(踏み板)が取り付けられている。板材50はヒンジ51を介して開閉可能に構成されており、図4(B)に示すように、足し棒10bを間接活線操作棒3に接続して使用する際は、実施例1と同様、足し棒10bを伸長した状態で固定するとともに、上記の板材50を展開する。尚、展開状態にある板材50の板面52は足し棒10bの延伸方向(上下方向)を法線とした水平状態となり、この例ではヒンジ51はその水平状態を超えて板材50を回動させることはない。
図5に、実施例2に係る足し棒10bを用いた間接活線作業の様子を示す。ここではバケット101に搭乗している作業者100の下半身部分を拡大して示した。この図に示すように、作業者100は、足し棒10bを延長させてその下端をバケット101の底面103に当接させて間接活線操作棒3を支持するともに、展開させた板材50の上面52を足で踏む。即ち展開した板材50を踏み板として用いている。そのため間接活線操作棒3に重たい先端工具2が取り付けられている場合でも、足し棒10bの下端は踏み板52を介した作業者100の体重によりバケット101の底面103に固定されてバケット101の底面103から離れることがない。即ち間接活線操作棒3が意図せずに大きく揺動することがない。
実施例2では踏み板を設けることで、間接活線操作棒3の意図しない揺動を防止することができた。実施例3に係る足し棒10cは、踏み板ではなく、バケット101の縁のバケットライナー104を利用して足し棒10cの揺動を抑止する。
図6に実施例3に係る足し棒10cの概略的な構成を示す。図6(A)は、収縮状態にある実施例3に係る足し棒10cの側面図であり、図6(B)は、足し棒10cを用いた間接活線作業におけるバケット101の縁と足し棒10cとの位置関係を示す図である。
図6(A)に示すように、足し棒10cの上端側に放射外方向に延伸し途中で先端が下方に屈曲する鈎型のフック60が取り付けられている。そして図6(B)に示すように、間接活線作業に際しては、フック60をバケットライナー104に引っ掛ける。それにより足し棒10cは下端がバケット101の底面103に当接し、間接活線操作棒3の重量を支えるとともに、バケットライナー104に掛止されたフック60によって間接活線操作棒3の揺動を防止することができる。
間接活線作業に際し、バケット101と作業対象の電線102との相対的な位置関係によっては、先端工具2を意図した角度で電線102に接触させることが難しい場合もある。とくに第2および実施例3では、踏み板やフック60によって間接活線操作棒3の延伸方向がある程度固定されてしまう。とくに実施例2では踏み板を踏むことで間接活線操作棒3がほぼ鉛直方向に延伸するように固定されてしまうため、先端工具2を意図した角度で電線102に接触させるために踏み板に対する踏力を微妙に加減し、間接活線操作棒3の延伸方向が鉛直方向に対して所望の角度となるように調整する必要がある。そしてこのような調整操作には熟練を要する。もちろん作業者100による調整操作に代えて、バケット101を移動させることで先端工具2と電線102との位置関係を微調整する方法も考えられるが、バケット101の位置を逐一微調整していては間接活線作業に長い時間が掛かる。そこで実施例4では、間接活線操作棒3の延伸方向を足し棒の延伸方向に対して所定の角度で傾けることができ、かつその角度で固定することができる傾斜角度調整機構を備えた足し棒10dを挙げる。
図7は実施例4に係る足し棒10dの概略的な構成を示す図である。実施例4に係る足し棒10dは、間接活線操作棒3と接続する上端側が上下方向と直交する一方向を軸70として回動するように構成されている。図7(A)は収縮状態かつ上端側を回動させていない状態の足し棒10dを示している。図7の(B)と(C)は伸長状態かつ上端側を回動させている状態の足し棒10dを示している。尚、図7(B)は足し棒10dを回転軸70に直交する方向から見たときの図であり、図7(C)は足し棒10dを回転軸70の延伸方向から見たときの図を示している。
図7に示すように、足し棒10dは、接続部材11を備えた上端側の部分(以下、回動部71ともいう)と全長が伸長する領域(以下、伸縮部72と称する。)とが共通の回転軸70回りに相対的に回転可能となるように連結されている。ここでは回動部71の下端と伸縮部72の上端のそれぞれに互いに対面する板状の部材73,74が形成され、双方の板状部材73,74にはボルト75が回転軸70と同軸に挿通されている。それにより回動部71を伸縮部72に対して所定角度で傾斜させることができるようになっている。そしてボルト75をナット76によって締結することで回動部71を傾斜させた状態で固定することできる。この例ではボルト75の頭部77が伸縮部72側の板状部材74に固定されており、ナット76には円板状のハンドル78が一体的に形成されている(図7(B)を参照)。これによりハンドル78を回動させることで工具を用いずにボルト75を緩めたり締めたりすることができる。
尚、角度調整機構の構成は、以上に示した構成に限らない。例えば、上記特許文献4に記載されている「角度調整機構」と同様の構成を採用することもできる。概略的には、上記の板状部材73,74において対面し合う面を互いに歯合する形状に形成しておくとともに、その歯合状態をスプリングによる付勢力で保持する。そして回動部71を軸回りに回転させる際にはスプリングの付勢力に抗して互いの板状部材73,74を離間させる。またここに示した傾斜角度回転機構では、回動部71が1軸方向にのみ回動するように構成されていたが、周知のボールジョイント等を用いて3軸回りに自在に回動可能な構成にすることもできる。いずれにしても足し棒10dの上端側を伸縮部に対して傾斜させた状態で固定できれば、どのような角度調整機構を採用してもよい。
ところで、以上の説明は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
例えば、実施例2や実施例3において、踏み板やフックが足し棒に対して着脱自在に構成されていてもよい。また実施例2において、踏み板が実施例4と同様の機構、あるいはボールジョイント等を介して足し棒の下端に取り付けられていてもよい。それによって作業者100が踏み板を踏んでいれば、足し棒の下端がバケット101の底面103から浮くことがなく、かつ間接活線操作棒3を鉛直方向に対して自由に傾斜させることができる。
1 間接活線作業工具 2 先端工具、3 共用操作棒、10a〜10d 足し棒、11 接続部材、14〜17 パイプ状部材、33 連結金具、50 板材、52 板面、60 フック、70 回転軸、71 回動部、72 伸縮部、73,74 板状部材、75 ボルト、76 ナット、100 作業者、101 バケット、102 電線、103 底面、104 バケットライナー

Claims (5)

  1. 間接活線操作棒の一端に着脱自在に接続される足し棒であって、
    その延伸方向を上下方向とした場合に、当初の全長から下方に伸長した状態で固定可能に構成されている
    間接活線操作棒の足し棒。
  2. 請求項1に記載の足し棒であって、
    下端に平板状の踏み板を備え、
    前記踏み板は、その板面が上方を向く展開状態からその板面が前記上下方向に沿う収納状態に折りたたみ可能に構成されている
    間接活線操作棒の足し棒。
  3. 請求項1に記載の足し棒であって、
    前記踏み板は、前記上下方向と直交する軸回りに回動自在に構成されている
    間接活線操作棒の足し棒。
  4. 請求項1に記載の足し棒であって、
    前記上下方向に対して放射外方向に延伸し途中で先端が下方に屈曲するフックを備えた
    間接活線操作棒の足し棒。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の足し棒であって、
    前記上下方向に対して略直交する軸回りに回動し、前記上下方向に対して所定角度で屈曲しつつ、屈曲した状態で固定可能とする角度調整機構を備えた
    間接活線操作棒の足し棒。
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