JP2017044741A - 画像形成装置及び画像調整方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ページごとに設定された濃度レベルで画像を出力する際に、各濃度レベルの画像の濃度を安定させつつ、生産性を向上させる。【解決手段】画像形成装置の一態様は、連続する2つのページの濃度レベルが同一である場合に、該当ページ間は補正用トナー画像を形成可能な補正可能タイミングであると判定する。そして、ページごとの目標とする濃度レベルA,Bに応じて作像条件を切り替えて各ページの画像を形成するとともに、選択された補正可能タイミング(P7とP8の間、P9とP10の間、P15とP16の間)において該当濃度レベルA,Bに対する補正用トナー画像C1〜C3を形成する。【選択図】図6

Description

本発明は、ジョブに基づくプリント動作と、画像形成条件を補正するための補正用トナー画像の形成動作とを並行して行う画像形成装置、及び画像調整方法に関する。
従来、ジョブに基づくプリント動作と、画像形成条件(作像条件)を補正するための補正用トナー画像の形成動作とを並行して行う画像形成装置がある。位置ずれ補正や濃度補正などの画像調整は、例えば像担持体(例えば中間転写ベルト)上に補正用トナー画像(いわゆる補正パッチ)を形成し、それをセンサで検出することにより行われる。例えば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の4色を用いてカラー画像を形成する画像形成装置では、4色のそれぞれに補正パッチが作成され、色ごとにトナー濃度の検知が行われる。
例えば、特許文献1には、中間転写ベルト上の画像が形成されない領域(画像形成領域外)の主走査方向端部にテストパターン画像を形成し、テストパターン画像の検出結果に基づいて画像形成条件を補正することが記載されている。特許文献1に記載の技術は、転写紙が画像形成領域外の主走査方向端部にテストパターン画像を形成できるサイズではない場合、テストパターン画像を形成せず、テストパターン画像を形成できる場合には、テストパターン画像を形成し、画像形成条件の補正を行う。
画像形成装置は、用紙の特徴を活かすために、用紙の種類に合わせてトナー濃度(トナー付着量)を調整して画像を形成することができる。以下、図1を参照して、ページごとに異なる濃度レベルの画像を出力することを前提とした場合の、プリント動作と補正パッチの形成動作について説明する。
図1は、目標とする濃度レベルが異なるページが混在するジョブの例であり、画像を形成する条件(以下「作像条件」とも称する。)と形成された画像の濃度レベルとの関係例を表している。1ページ目から5ページ目までのページP1〜P5の目標とする濃度レベルは、A,A,B,B,Aである。ここでは、濃度レベルAは濃度レベルBよりも濃度が高いことを想定しているが、濃度レベルBが濃度レベルAよりも濃度が高い場合でも同様である。画像形成装置は、ページごとに設定された濃度レベルで画像を形成するとともに、ページ間において作像条件の補正(画像調整)を行う。図1では、補正パッチは、濃度レベルAの画像の濃度を合わせるために作成される。
まず画像形成装置は、目標とする濃度レベルが濃度レベルAであるページP1の画像を、濃度レベルAの初期設定の作像条件a0で形成する。初期設定の作像条件とは、画像安定化のために予め定められた標準的な作像条件と考えてよい。次に、画像形成装置は、ページP1とページP2の間において、ページP1と同じ作像条件a0で濃度レベルAに対する補正パッチC1を形成する。そして、画像形成装置は、センサにより補正パッチC1の濃度を検出し、検出結果をページP2の画像形成に反映(フィードバック)する。即ち画像形成装置は、補正パッチC1の検出結果を元に作像条件の補正量を算出し、濃度レベルAの作像条件をa0からa1に補正する。画像形成装置は、補正後の作像条件a1で、目標とする濃度レベルが濃度レベルAであるページP2の画像を形成する。
次に、画像形成装置は、ページP2とページP3の間において、ページP2と同じ作像条件a1で濃度レベルAに対する補正パッチC2を形成し、濃度レベルAの作像条件をanに補正する。しかし、画像形成装置は、品質の観点から濃度レベルBに対して濃度レベルAの作像条件を使用できないため、目標とする濃度レベルが濃度レベルBであるページP3の画像を、濃度レベルBの初期設定の作像条件b0で形成する。
次に、画像形成装置は、ページP3とページP4の間において、前回の補正時に算出された濃度レベルAの作像条件anで補正パッチC3を形成し、濃度レベルAの作像条件をa0に補正する。図1の例では、補正の結果、作像条件がページP1に適用された作像条件a0に戻っている。そして、画像形成装置は、ページP3のときと同様に、目標とする濃度レベルが濃度レベルBであるページP4の画像を、濃度レベルBの初期設定の作像条件b0で形成する。ここでは、画像形成装置10の状態や環境等の変化により、本来形成したい濃度レベルBからずれた濃度レベルB´が形成されている。
次に、画像形成装置は、ページP4とページP5の間において、前回の補正時に算出された濃度レベルAの作像条件a0で補正パッチC4を形成し、濃度レベルAの作像条件をanに補正する。そして、画像形成装置は、目標とする濃度レベルが濃度レベルAであるページP5の画像を、濃度レベルAの作像条件anで形成する。
特開2014−56188号公報
しかしながら、図1に示す方法は、濃度レベルAの画像のトナー濃度は安定するが、異なる作像条件で出力されるページ(濃度レベルB)の画像のトナー濃度は不安定となる。
特許文献1に記載の技術は、テストパターン画像を形成できない大サイズの転写紙が連続すると、一定期間補正ができずにトナー濃度の安定性が低下する可能性がある。また、特許文献1に記載の技術は、ページごとに設定された濃度レベルで画像を形成することを前提としていないために、図1に記載したような問題を解決できない。さらに、特許文献1に記載の技術は、中間転写ベルト上の主走査方向の端部領域にもテストパターン画像を形成するため、センサを主走査方向の中央だけでなく端部近傍にも配置する必要がある。
上記の状況から、ページごとに設定された濃度レベルで画像を出力する際に、各濃度レベルの画像の濃度を安定させつつ、生産性を向上させる手法が要望されていた。
本発明の一態様の画像形成装置は、ページごとに設定された濃度レベルで画像を形成するとともに、ページ間において濃度レベルの作像条件の補正を行う画像形成装置である。
この画像形成装置は、ジョブ内のページ情報からページごとの目標とする濃度レベルを識別する識別部と、該識別部による識別結果を取得し、連続する2つのページの濃度レベルを比較し、2つのページの濃度レベルが同一である場合に、該当ページ間は補正用トナー画像を形成可能な補正可能タイミングであると判定する判定部と、ページごとの目標とする濃度レベルに応じて作像条件を切り替えて各ページの画像を形成するとともに、選択された補正実施タイミングにおいて該当濃度レベルに対する補正用トナー画像を形成する画像形成部と、を備える。
本発明の一態様によれば、各濃度レベルの画像の濃度の安定性が良くなるとともに、生産性を向上させることができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
従来技術におけるプリント動作及び補正パッチの形成動作の説明に供する図である。 従来技術の改善策に係るプリント動作及び補正パッチの形成動作の一例を示す図である。 本発明の一の実施形態に係る画像形成システムの一例を示す全体構成図である。 本発明の一の実施形態に係る画像形成装置の制御系の一例を示すブロック図である。 本発明の一の実施形態に係る制御装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 本発明の一の実施形態に係る画像間補正制御の一例を示す図である。 安定性保証プリント間隔の算出に用いられるテーブルの例を示す図である。 本発明の一の実施形態に係る画像形成装置の画像間補正制御の流れを示すフローチャートである。 濃度レベルを手動設定する例の説明図である。 濃度レベルを自動設定する例の説明図である。
以下、本発明を実施するための形態の例について、添付図面を参照しながら説明する。なお、各図において実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
<1.従来技術の改善策>
まず、本発明の実施形態の例を説明する前に、図2を用いて従来技術の改善策について説明する。
図2は、従来技術の改善策に係る、プリント動作及び補正パッチの形成動作の一例を示す。図2の例は、図1の濃度レベルBの画像の濃度を安定させるために、ページ間で補正パッチを2つの作像条件で作成するものである。図2の1ページ目から4ページ目までの各ページの目標とする濃度レベルは、図1の場合と同様に、A,A,B,Bである。また図1の場合と同様に、濃度レベルAは濃度レベルBよりも濃度が高いことを想定しているが、逆の関係でもよい。画像形成装置は、ページごとに設定された濃度レベルで画像を形成するとともに、ページ間において異なる濃度レベルの作像条件の補正(画像調整)を行う。
まず画像形成装置は、図1の場合と同様に、目標とする濃度レベルが濃度レベルAであるページP1の画像を、濃度レベルAの初期設定の作像条件a0で形成する。その後、ページP1とページP2の間において、濃度レベルAのページP1と同じ作像条件a0で補正パッチC1を形成し、濃度レベルBの初期設定の作像条件b0で補正パッチC2を形成する。
その後、画像形成装置は、センサにより補正パッチC1,C2の濃度を検出し、その検出結果をページP2の各濃度レベルの画像形成に反映(フィードバック)する。即ち画像形成装置は、補正パッチC1,C2の検出結果を元に各作像条件の補正量を算出し、濃度レベルAの作像条件をa0からa1に補正し、また濃度レベルBの作像条件をb0からb1に補正する。画像形成装置は、補正後の作像条件a1で、ページP2の濃度レベルAの画像を形成する。
次に、画像形成装置は、ページP2とページP3の間において、濃度レベルAのページP2と同じ作像条件a1で補正パッチC3を形成し、前回の補正時に算出された作像条件b1で補正パッチC4を形成する。そして、画像形成装置は、ページP3の濃度レベルBの画像を、補正パッチC4を元に算出された濃度レベルBの作像条件b0で形成し、濃度レベルBの画像を得る。図2の例では、補正の結果、濃度レベルBの作像条件が1回目の補正パッチC2に適用された作像条件b0に戻っている。
次に、画像形成装置は、ページP3とページP4の間において、前回の補正時に算出された作像条件anで濃度レベルAに対する補正パッチC5を形成し、ページP3と同じ作像条件b0で濃度レベルBに対する補正パッチC6を形成する。そして、画像形成装置は、ページP4の濃度レベルBの画像を、補正パッチC6を元に算出された濃度レベルBの作像条件bnで形成し、濃度レベルBの画像を得る。
図2に示す方法は、ページ間ごとに2つの濃度レベルの作像条件の補正を行うため、それぞれの濃度レベルの作像条件で補正パッチを形成する必要がある。よって、2つの濃度レベルの画像の濃度の安定性は向上するが、作像条件の補正に要する時間が多くなるとともに、異なる濃度レベルの作像条件の切り替えも多くなる。画像形成装置が濃度レベルの異なる作像条件に対応するためには、その調整に時間がかかる。このように、作像条件の補正及び切り替えに要する時間が多くなることにより、生産性の低下に繋がるという問題がある。
図2に示すように、この方法では、プリント動作を開始後1ページ目から4ページ目までの画像形成が終了するまでの時間t4が、従来技術(図1)における5ページ分の画像形成が終了するまでの時間t5よりも長くなる。
そこで、発明者は試行錯誤を繰り返し、ジョブのページ情報を解析して各ページの濃度レベルを識別し、連続する2つのページの濃度レベルが同一となるページ間、即ち作像条件を変更することなく補正パッチを作成可能なページ間(補正可能タイミング)を算出する方法に想到した。画像間補正とは、画像間(ページ間)において補正パッチを像担持体(例えば、図3の中間転写ベルト16)に形成し、補正パッチの検出結果に基づいて作像条件の補正を行うことである。以下、この方法を利用した本発明の実施形態について説明する。
<2.一の実施形態>
本発明の一の実施形態の例について、図3〜図7を参照して説明する。
[画像形成装置の全体構成]
まず、一の実施形態に係る画像形成装置の全体構成を説明する。
図3は、本発明が適用される画像形成装置の一例を示す全体構成図である。図3には、本発明の説明に必要と考える要素又はその関連要素を記載しており、画像形成装置はこの例に限られない。
画像形成装置10は、例えば複写機といった電子写真方式の画像形成装置である。この画像形成装置10は、複数の感光体を一本の中間転写ベルト16に対面させて縦方向に配列することによりフルカラーの画像を形成する、いわゆるタンデム型カラー画像形成装置である。画像形成装置10は、受信したジョブのページごとに異なる濃度レベルで画像を形成することができるともに、ページ間(紙間)を利用して濃度レベルの補正を行うことができる。
画像形成装置10は、画像形成部11と、用紙搬送部20と、定着器30と、原稿読取部40と、操作表示部50(操作部の一例)を備える。
画像形成部11は画像形成部の一例で、イエロー(Y)の画像を形成する画像形成部11Yと、マゼンダ(M)の画像を形成する画像形成部11Mと、シアン(C)の画像を形成する画像形成部11Cと、ブラック(BK)の画像を形成する画像形成部11BKを備える。
画像形成部11Yは、感光体ドラムY及びその周辺に配置された帯電部12Y、レーザダイオード130Yを有する光書込部13Y、現像装置14Y及びドラムクリーナ15Yを備える。同様に、画像形成部11M,11C,11BKは、感光体ドラムM,C,BK及びその周辺に配置された帯電部12M,12C,12BK、レーザダイオード130M,130C,130BKを有する光書込部13M,13C,13BK、現像装置14M,14C,14BK及びドラムクリーナ15M,15C,15BKを備える。
感光体ドラムYは、帯電部12Yにより表面が一様に帯電させられており、光書込部13Yのレーザダイオード130Yによる走査露光により、感光体ドラムYには潜像が形成される。さらに、現像装置14Yは、トナーを用いて現像を行うことによって感光体ドラムY上の潜像を顕像化する。これにより、感光体ドラムY上には、イエローに対応する所定色の画像(トナー画像)が形成される。
同様に、感光体ドラムMは、帯電部12Mにより表面が一様に帯電させられており、光書込部13Mのレーザダイオード130Mによる走査露光により、感光体ドラムMには潜像が形成される。さらに、現像装置14Mは、トナーを用いて現像を行うことによって感光体ドラムM上の潜像を顕像化する。これにより、感光体ドラムM上には、マゼンダに対応する所定色のトナー画像が形成される。
感光体ドラムCは、帯電部12Cにより表面が一様に帯電させられており、光書込部13Cのレーザダイオード130Cによる走査露光により、感光体ドラムCには潜像が形成される。さらに、現像装置14Cは、トナーを用いて現像を行うことによって感光体ドラムC上の潜像を顕像化する。これにより、感光体ドラムC上には、シアンに対応する所定色のトナー画像が形成される。
感光体ドラムBKは、帯電部12BKにより表面が一様に帯電させられており、光書込部13BKのレーザダイオード130BKによる走査露光により、感光体ドラムBKには潜像が形成される。さらに、現像装置14BKは、トナーを用いて現像を行うことによって感光体ドラムBK上の潜像を顕像化する。これにより、感光体ドラムBK上には、ブラックに対応する所定色のトナー画像が形成される。
感光体ドラムY,M,C,BK上に形成されたトナー画像は、1次転写ローラ17Y,17M,17C,17BKにより、無端状の中間転写体である中間転写ベルト16上の所定位置へと逐次転写される。中間転写ベルト16上に転写された各色よりなるトナー画像は、用紙搬送部20により所定のタイミングで搬送される用紙Pに対して、2次転写部18で転写される。
4つの感光体ドラムのうち用紙搬送方向の最下流側にある感光体ドラムBKの近くに、濃度検出部19が配置される。具体的には、濃度検出部19は、感光体ドラムBKの用紙搬送方向の下流側、かつ、2次転写部18の用紙搬送方向の上流側に配置される。濃度検出部19は、中間転写ベルト16上に転写されたトナー画像(補正パッチ)のトナー濃度(トナー付着量)を検出し、検出信号を出力する。
濃度検出部19には、トナー画像の反射率情報を検出する光学式センサが用いられる。濃度検出部19は、一例として2つの濃度検出器19a,19b(図6参照)から構成される。本実施形態では、濃度検出器19a,19bに反射型の光学式センサが用いられる。あるいは、濃度検出部19として、画像形成部11で形成されたトナー画像の反射率情報及び色情報を検出するラインイメージセンサが用いられてもよい。濃度検出器19a,19bは、図6に示すように、中間転写ベルト16の幅方向(主走査方向)における中央部付近に配置されることが望ましい。また、2つの濃度検出器19a,19bが中間転写ベルト16の幅方向の中央部付近に配置されて同一の対象を検出する場合には、2つの濃度検出器19a,19bの検出結果の平均値からトナー画像のトナー濃度を計算してもよい。
2次転写部18における用紙の排出側には、定着器30(定着部の一例)が設けられている。この定着器30は、用紙Pを搬送しながら用紙Pを加圧及び加熱して、転写されたトナー画像を用紙Pに定着させる。定着器30は、一対の加熱ローラ31(加熱部材)と加圧ローラ32(加圧部材)から構成される。加熱ローラ31は、該加熱ローラ31を加熱する熱源としてのヒータ33を内蔵している。加熱ローラ31及び加圧ローラ32は、互いに接離可能に構成されており、加熱ローラ31と加圧ローラ32とが接する位置には、圧接部として定着ニップ部が形成される。
原稿読取部40は、走査露光装置の光学系により原稿の画像を走査露光し、その反射光をラインイメージセンサにより読み取って画像信号を得る。なお、画像形成装置10は、原稿を給紙する図示しない自動原稿搬送装置が上部に備えられる構成でもよい。
操作表示部50は、LCD(Liquid Crystal Display)51、LCD51を覆うように設けられたタッチパネル、各種スイッチやボタン、テンキー、操作キー群等から構成される。操作表示部50は、ユーザの操作を受け付け操作内容に応じた操作信号を生成する。また操作表示部50は、制御装置100(図4参照)から入力される表示信号に応じた操作画面をLCD51上に表示する。
用紙搬送部20は、用紙Pが収納される複数の給紙トレイ21と、給紙トレイ21に収納された用紙Pを繰り出す給紙部21aを備える。また、用紙搬送部20は、給紙トレイ21から繰り出された用紙Pが搬送される主搬送路23と、用紙Pの表裏を反転させる反転搬送路24と、用紙Pが排紙される排紙トレイ25を備える。
用紙搬送部20は、定着器30の下流側で主搬送路23から反転搬送路24が分岐し、主搬送路23と反転搬送路24の分岐箇所に切換ゲート23aを備える。画像形成装置10では、主搬送路23を搬送され、2次転写部18及び定着器30を通過した用紙Pは、上側を向いた面に画像が形成される。用紙Pの両面に画像を形成する場合、上側を向いた一の面に画像が形成された用紙Pが主搬送路23から反転搬送路24に搬送され、反転搬送路24から主搬送路23へ搬送されることで、画像形成面が下側を向く。これにより、用紙Pが表裏反転され、上側を向いた他の面に画像を形成することが可能となる。
各給紙トレイ21の給紙部21aの付近(用紙搬送方向の下流側)には、光検出器22が配置されている。光検出器22は、給紙部21aによって給紙トレイ21から送経路に送り出される用紙の有無及び該用紙の状態に応じた検出信号を出力する。光検出器22には、反射型又は透過型の光学式センサが用いられる。
[画像形成装置の制御系]
次に、画像形成装置10の制御系について説明する。
図4は、画像形成装置10の制御系の一例を示すブロック図である。図4には、本発明の説明に必要と考える要素又はその関連要素を記載しており、画像形成装置の制御系はこの例に限られない。
画像形成装置10は、用紙Pを給紙し、画像を形成して排紙する一連の制御を行う制御装置100(制御部の一例)、及び記憶装置101を備える。制御装置100は、不図示のCPU(Central Processing Unit)からなる演算処理装置と、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリを備える。ROMには、制御装置100のCPUが実行するプログラム又はプログラムの実行時に使用するデータ等が記憶されている。CPUに代えてMPU(Micro-Processing Unit)を用いてもよい。
記憶装置101は記憶部の一例であり、制御装置100のCPUがプログラムを実行する際に使用するパラメータ、又はプログラムを実行して得られたデータなどが記憶される。例えば、記憶装置101には、各濃度レベルの作像条件等の情報が記憶される。記憶装置101に、制御装置100のCPUが実行するプログラムを記憶してもよい。
制御装置100は、操作表示部50から操作信号を受信し、該操作信号に応じた制御を行う。また、制御装置100は、操作表示部50に表示信号を出力し、操作表示部50が、各種操作指示や設定情報を入力するための各種設定画面や各種処理結果等を表示する操作画面をLCD51上に表示する。
また制御装置100は、光検出器22から入力される検出信号に基づいて、給紙トレイ21から搬送路に送り出された用紙の種類を判定する。
通信I/F102は、ネットワーク又は専用線を介して操作端末であるパーソナルコンピュータ(PC)120との間でデータを送受信するインターフェースである。通信I/F102として、例えばNIC(Network Interface Card)が用いられる。
画像形成装置10が用紙Pに画像を形成する通常の動作(プリント動作)について説明すると、制御装置100は、用紙搬送部20を制御して用紙Pを搬送する。制御装置100は、原稿読取部40で原稿から取得した画像データ、あるいは、外部から取得した画像データに基づき画像形成部11を制御して、用紙Pに画像を形成する。また、制御装置100は、定着器30を制御して画像を用紙Pに定着させ、画像が形成された用紙Pを排紙する。また、制御装置100は、画像間において補正パッチを形成し、濃度検出部19による補正パッチの検出結果に基づいて作像条件を補正し、画像の濃度を調整する。
[制御装置の機能構成]
次に、制御装置100により実行される機能について説明する。
図5は、制御装置100の機能構成の一例を示すブロック図である。制御装置100は、濃度レベル識別部111(識別部の一例)、補正パッチ作像可否判定部112(判定部の一例)、画像間補正実施タイミング算出部113、作像条件保持部114、補正量算出部115、安定性保証プリント間隔算出部116、及び機械状態保持部117を備える。また、制御装置100は、用紙判定部118、及び濃度レベル設定部119を備える。制御装置100の各部の機能は、一例としてCPUがROMに記憶されたプログラムを実行することにより実現される。
濃度レベル識別部111は、ジョブに含まれるページ情報(ここではページごとに保有する濃度レベル情報が利用される)を解析してページごとの目標とする濃度レベルを識別する。識別結果は、補正パッチ作像可否判定部112へ出力される。
補正パッチ作像可否判定部112は、濃度レベル識別部111の識別結果を元に、隣り合うページ即ち連続する2つのページの濃度レベルを比較し、連続する2つのページ間において補正パッチを形成できるかどうかを判定する。補正パッチ作像可否判定部112は、2つのページの濃度レベルが実質的に同じ場合には該当ページ間において補正パッチを形成可能であると判定し、2つのページの濃度レベルが異なる場合には該当ページ間において補正パッチを形成できないと判定する。判定結果は、画像間補正実施タイミング算出部113へ出力される。
画像間補正実施タイミング算出部113は、補正パッチ作像可否判定部112の判定結果を元に、画像間補正を実施するタイミング(以下「画像間補正実施タイミング」と記す)として、補正パッチを形成するページ間を算出する。画像間補正実施タイミングの情報は、作像条件保持部114に出力される。
作像条件保持部114は、一例として濃度レベルごとの作像条件を保持するメモリと、該メモリにデータの読み書きを行うメモリコントローラから構成される。画像又は補正パッチを形成する場合には、作像条件保持部114は、画像形成部11に画像形成指示又は補正パッチ形成指示と、作像条件を出力する。補正パッチを用いた作像条件の補正が行われるまでは、作像条件保持部114に予め設定された作像条件の初期設定値が保持される。
なお、例えば記憶装置101に作像条件が記憶されており、制御装置100にジョブが入力されると記憶装置101から作像条件保持部114に作像条件が読み出され、ジョブを実行中の間は作像条件保持部114が該作像条件を保持する構成としてもよい。作像条件には、一例として現像装置の現像スリーブに印加される現像バイアス、レーザダイオードの露光量、又は感光体ドラムの線速(プロセス速度)に対する現像スリーブの線速比である現像θなどがある。
補正量算出部115は、濃度検出部19による補正パッチの検出結果(補正パッチの濃度)を取得し、各濃度レベルの作像条件の補正量を算出する。例えば、補正量算出部115は、ページ間に目標とする濃度レベル(例えば濃度レベルA又はB)の作像条件で形成された補正パッチの検出値と目標値との差分を算出し、その差分に基づいて該濃度レベルの作像条件の補正量を算出する。そして、補正量算出部115は、算出した補正量を用いて、作像条件保持部114に保持された該濃度レベルの作像条件を補正する。補正後の作像条件は、作像条件保持部114へ出力されて作像条件保持部114の作像条件が更新される。作像条件の補正量は、周知慣用技術を用いて算出することができ、ここでは詳細な説明は割愛する。
画像形成部11は、制御装置100の制御の下、ページごとの目標とする濃度レベルに応じて作像条件を切り替えて各ページの画像を形成する。また、画像形成部11は、画像間補正実施タイミング算出部113で算出された画像間補正実施タイミングで、補正パッチを形成する。
安定性保証プリント間隔算出部116は、機械状態保持部117に保持された機械状態の情報(状態情報の一例)に基づいて、安定性保証プリント間隔を算出する。機械状態とは、画像形成装置10の状態や環境等である。安定性保証プリント間隔は、画像形成部11により形成される画像の濃度の安定性が保証される画像形成回数(補正間隔)を用いて規定される。本実施形態では、この安定性保証プリント間隔を、画像の濃度の安定性を保つ必要最低限の補正実施間隔として利用する。安定性保証プリント間隔の基点は、各濃度レベルの画像間補正を実施した補正タイミングの直後のページとする。ただし、各濃度レベルの画像間補正が実施されていない場合には、安定性保証プリント間隔の基点はジョブの1ページ目とする。
機械状態保持部117は、一例として機械状態の情報を保持するメモリと、該メモリにデータの読み書きを行うメモリコントローラから構成される。機械状態の情報には、画像形成装置10の状態や環境等の情報が含まれる。例えば機械状態は、画像情報(画像主要種類、カバレッジ)、使用環境、前歴(放置時間)などの指標で表される。画像情報は、用紙に形成される画像に関する情報である。画像主要種類とは、主として用紙に形成される画像の種類である。
用紙判定部118は、光検出器22の検出結果を元に給紙トレイ21から給紙された用紙の種類を判定する。例えば、予め制御装置100が備えるROM又は記憶装置101に光検出器22の検出値と用紙の種類とが対応づけられた不図示のテーブルが格納されている。用紙判定部118は、光検出器22の検出値を元にテーブルを参照することで用紙の種類を判定する。判定された用紙の種類の情報は、濃度レベル設定部119に出力される。
濃度レベル設定部119は、用紙判定部118から入力される用紙の種類の情報に基づき、その用紙に形成される画像の濃度レベルを設定する。例えば、予め制御装置100が備えるROM又は記憶装置101に用紙の種類と濃度レベルとが対応づけられた不図示のテーブルが格納されている。濃度レベル設定部119は、用紙の種類を元にテーブルを参照することで濃度レベルを設定する。この濃度レベル設定部119による濃度レベルの設定は、ジョブのページに対応して給紙される用紙ごとに行われる。設定された用紙ごとの濃度レベルの情報は、濃度レベル識別部111へ出力される。濃度レベル識別部111は、ジョブのページごとの濃度レベルを、濃度レベル設定部119から入力された用紙ごとの濃度レベルで置き換える。
上述した用紙判定部118と濃度レベル設定部119は、図10に示す濃度レベルの自動設定に用いられる。
[画像間補正制御]
次に、一の実施形態に係る画像間補正制御について説明する。
図6は、一の実施形態に係る画像間補正制御の一例を示す図である。
図6に示すジョブは、ページP1〜P20を有する。各ページの下方に表記された数字は、上から「ページ番号」、「濃度レベルAのプリント数カウント」、「濃度レベルBのプリント数カウント」である。このジョブの1ページ目から10ページ目までの各ページの目標とする濃度レベルは、A,A,B,B,B,B,A,A,B,Bであり、11ページ目から20ページ目までの各ページの目標とする濃度レベルは、A,A,B,A,A,A,B,A,B、Aである。
図6において、濃度レベルAで補正パッチを作成可能なページ間に「濃度A可能」、濃度レベルBで補正パッチを作成可能なページ間に「濃度B可能」と表記している。図6のページ構成の場合、補正パッチ作像可否判定部112は、ページP1とP2の間、ページP3とP4の間、ページP4とP5の間、ページP5とP6の間、ページP7とP8の間、ページP9とP10の間、ページP11とP12の間、ページP14とP15の間、並びにページP15とP16の間を、補正パッチを形成可能な補正可能タイミングであると判定する。
補正パッチは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の4色のそれぞれの濃度を補正するパッチ画像から構成される。濃度検出部19は、一例として濃度検出器19aと濃度検出器19bから構成される。例えばイエロー(Y)とマゼンタ(M)のパッチ画像を濃度検出器19bが読み取る。図6の補正パッチC1〜C4では、各色のパッチ画像が2×2のマトリクス状に配置されているが、濃度検出部19で各色のパッチ画像を検出できればこの例に限らない。
図6に示す画像間補正制御の前提条件として、安定性保証プリント間隔が10プリント(10枚)に設定されている。このパラメータは、制御装置100の各部又は記憶装置101に格納されているものとする。安定性保証プリント間隔は、前回(直近)の各濃度レベルの画像間補正が実施された補正実施タイミングの直後のページを基点とする。ただし、各濃度レベルの画像間補正が実施されていない場合には、安定性保証プリント間隔の基点はページP1とする。
ページP7とP8の間において、濃度レベルAに対する補正パッチC1の作成及び作像条件の補正が行われ、ページP8の濃度レベルAの画像が調整される。そして、ページP8の濃度レベルAに対するプリント数カウントが‘1’となり、ページP8が濃度レベルAの安定性保証プリント間隔の次の基点となる。その後、ページP8を基点とする安定性保証プリント間隔内のページP15とP16の間において、濃度レベルAに対する補正パッチC3の作成及び作像条件の補正が行われている。このため、ページP16の濃度レベルAに対するプリント数カウントが‘1’となり、濃度レベルAの安定性保証プリント間隔の次の基点はページP16になる。よって、次の濃度レベルAの安定性保証プリント間隔は、ページP16からページP15までの10ページである。
また、ページP9とP10の間において、濃度レベルBに対する補正パッチC2の作成及び作像条件の補正が行われ、ページP10の濃度レベルBの画像が調整される。そして、ページP10の濃度レベルBに対するプリント数カウントが‘1’となり、ページP10が濃度レベルBの安定性保証プリント間隔の次の基点となる。よって、次の濃度レベルBの安定性保証プリント間隔は、ページP10からページP19までの10ページである。
図6に示すように、補正パッチを形成可能な補正可能タイミングが複数ある場合、画像形成部11は、一定の画像形成回数の範囲内に濃度レベルA,Bの補正パッチを1回以上形成する。図6では、一定の画像形成間隔は安定性保証プリント間隔に相当し、各濃度レベルの画像間補正が実施された補正実施タイミングの直後のページを基点として10ページに設定されている。一定の画像形成回数の範囲内で各濃度レベルの補正パッチを1回以上形成して作像条件の補正を行うことにより、最低限の作像条件の補正が行われる。それゆえ、画像の濃度の安定性を一定程度確保することができる。この一定の画像形成回数は任意に設定することができるが、画像の濃度の安定性を保証する観点から、安定性保証プリント間隔とすることが望ましい。
このとき、画像間補正実施タイミング算出部113は、補正可能タイミングの中から安定性保証プリント間隔の範囲内の一番後ろに位置する補正可能タイミングを、各濃度レベルの補正パッチを形成する補正実施タイミングとして選択する。例えば図6では、濃度レベルAの補正パッチC1及びC3を、安定性保証プリント間隔の範囲内の一番後ろ(10プリント目に一番近いページ間)であるページP7とP8の間、及びページP15とP16の間に形成している。同様に、濃度レベルBの補正パッチC2を、安定性保証プリント間隔の範囲内の一番後ろであるページP9とP10の間に形成している。このようにすることで、画像の濃度の安定性を確保しつつ、補正パッチの形成回数が必要最小限に抑えられる。
ところで、図6には、濃度レベルBに関して、安定性保証プリント間隔の範囲内(ページP10〜P19)に濃度レベルBのページの対が存在しない。このため、濃度レベルBに関して、安定性保証プリント間隔の範囲内(ページP10〜P19)に補正パッチを形成する補正実施タイミングとなるページ間がない。このような場合には、画像間補正実施タイミング算出部113は、安定性保証プリント間隔の終了直後のページ間を補正実施タイミングとする。即ち、ページP19とページP20の間に補正実施タイミングが設定され、濃度レベルBに対する補正パッチC4が形成される。このようにすることで、ページP21(ページP20は濃度レベルA)以降において、濃度レベルBの画像の濃度の安定性を確保することができる。
なお、濃度レベルBのページP19と濃度レベルAのページP20の間に、濃度レベルBに対する補正パッチC4を形成する場合、補正パッチC4を形成後に、濃度レベルBの作像条件から濃度レベルAの作像条件への変更が必要となる。したがって、ページP19とページP20の間を延長して対応する。ページ間の延長は、図1と同様に、周知慣用技術を用いて実現することができる。例えば、ページP19とページP20との間の露光開始タイミングの間隔を長くとり、その間に濃度レベルBに対する補正パッチC4の形成(露光走査)と作像条件の変更を行う。なお、仮にページP20の目標が濃度レベルBである場合には、ページP19とページP20が同一の濃度レベル(濃度レベルB)となり、ページ間の延長は不要である。
[安定性保証プリント間隔の算出]
次に、安定性保証プリント間隔算出部116による安定性保証プリント間隔の算出方法を説明する。
安定性保証プリント間隔算出部116は、画像情報(画像主要種類、カバレッジ)、使用環境、前歴(放置時間)などの機械情報をパラメータとして、安定性保証プリント間隔を初期設定値(例えば50プリント)から増減させる。
図7は、安定性保証プリント間隔の算出に用いられるテーブルの例を示す図である。
図7Aは、画像主要種類の補正間隔設定例を示すテーブルである。トナーの使用量が多い画像であるほど濃度の安定性が低下しやすいので、画像の種類によって補正間隔を変更する。例えば補正間隔をテキストでは+30プリント、グラフィックでは−10プリントに設定する。
図7Bは、カバレッジ(印字率)の補正間隔設定例を示すテーブルである。画像の印字率が高いほど濃度の安定性が低下しやすいので、印字率が高い場合には補正間隔を短くする。例えば補正間隔をカバレッジ15%未満では+10プリント、カバレッジ15%以上では−10プリントに設定する。
図7Cは、使用環境の補正間隔設定例を示すテーブルである。高温・高湿(HH)又は低温・低湿(LL)の環境下では濃度の安定性が低下しやすいので、高温・高湿又は低温・低湿の場合には補正間隔を短くする。例えば補正間隔をHH,LLでは−10プリント、NN(常温・常湿)では+10プリントに設定する。
図7Dは、放置時間の補正間隔設定例を示すテーブルである。画像形成装置の放置時間が長いほど内部温度が低下して画像形成装置の状態が不安定となり濃度の安定性が低下しやすい。そのため、放置時間が長い場合には補正間隔を短くする。例えば補正間隔を放置時間8時間以上では−10プリント、放置時間8時間未満では+10プリントに設定する。
例えば、画像形成時の機械状態の条件として、画像主要情報がグラフィック、カバレッジが20%、使用環境がNN、放置時間が10時間である場合、安定性保証プリント間隔算出部116は、図7A〜図7Dのテーブルに基づき安定性保証プリント間隔を50プリントから30プリントに変更する。
安定性保証プリント間隔算出部116は、少なくとも画像主要種類、印字率、使用環境、及び放置時間のいずれか1以上の条件の組み合わせにより、安定性保証プリント間隔を算出する。また、安定性保証プリント間隔を算出する際に考慮される条件としては、使用状況(例えば総プリント枚数)等、他の条件を適用してもよい。
安定性保証プリント間隔算出部116は、ジョブの開始時又は開始後に、ジョブ内のページ構成を元に安定性保証プリント間隔を算出する。あるいは、画像主要種類やカバレッジ等の画像情報はページごとに異なるため、ジョブを構成する複数のページを分割し、分割単位で安定性保証プリント間隔を算出するようにしてもよい。
[画像形成装置の動作]
図8は、一の実施形態に係る画像形成装置10の画像間補正制御の流れを示すフローチャートである。制御装置100が備えるCPUは、ROM又は記憶装置101に記録されたプログラムを実行することで、図8に示す処理を実現する。制御装置100は、ジョブが入力されたことを検知すると、本フローチャートの処理を開始する。
まず制御装置100が、PC120及び通信I/F102を介して、又は操作表示部50からジョブを受信すると、ページ毎の濃度レベルの識別と、画像間補正可能箇所の算出が行われる(S1)。具体的には、濃度レベル識別部111は、ジョブ内のページ情報を解析してページごとの目標とする濃度レベルを識別する。そして、補正パッチ作像可否判定部112は、濃度レベル識別部111の識別結果から、補正パッチ形成可能なページ間を画像間補正可能箇所として算出する。補正パッチ作像可否判定部112は、2つのページの濃度レベルが同一であれば、該当ページ間に補正パッチを形成可能であると判定する。
次に、安定性保証プリント間隔算出部116は、機械状態保持部117から機械状態の情報を読み出し、安定性保証プリント間隔(例えば図6の10プリント)を算出する(S2)。
次に、画像間補正実施タイミング算出部113は、各濃度レベル(濃度レベルA,B)において安定性保証プリント間隔内(例えば図6のページP8〜P17、ページP10〜P19)に画像間補正可能箇所があるか否かを判定する(S3)。
安定性保証プリント間隔内に画像間補正可能箇所がある場合(S3のYES)、画像間補正実施タイミング算出部113は、濃度レベル毎に安定性保証プリント間隔内の一番後ろのページ間(画像間:図6のページP7とP8の間、P9とP10の間、P15とP16の間)を補正実施タイミングに設定する。そして、画像形成部11は、この補正実施タイミングで該当濃度レベルに対する補正パッチ(補正パッチC1〜C3)を形成する(S4)。そして、画像間補正実施タイミング算出部113は、補正パッチが形成された濃度レベルのプリント数カウントをリセットする。
ある濃度レベル(図6の濃度レベルB)に関して安定性保証プリント間隔(ページP10〜P19)の範囲内に画像間補正可能箇所がない場合(S3のNO)、画像間補正実施タイミング算出部113は、該当濃度レベルの安定性保証プリント間隔終了直後のページ間(画像間:図6のページP19とP20の間)を補正実施タイミングに設定する。そして、画像形成部11は、この補正実施タイミングで該当濃度レベルに対する補正パッチ(補正パッチC4)を形成する(S5)。このとき、2つのページの濃度レベルが異なる場合には、画像間を延長して対応する。そして、画像間補正実施タイミング算出部113は、補正パッチが形成された濃度レベルのプリント数カウントをリセットする。
ステップS4,S5の処理が終了後、画像間補正実施タイミング算出部113は、ジョブが終了即ち最後のページまで到達したか否かを判定し、ジョブが終了した場合には、本フローチャートを終了する。
制御装置100は、Y,M,C,BKの各色について図8のフローチャートの処理を実行し、各色で各濃度レベルの作像条件に対する補正を行う。
図8に示したフローチャートは一例であり、この例に限られない。例えば、安定性保証プリント間隔を機械状態によらず固定値とした場合には、画像間補正実施タイミング算出部113は記憶装置101等から安定性保証プリント間隔の固定値を読み出せばよい。この場合、ステップS2の処理は不要となる。
[一の実施形態の効果]
以上説明した本実施形態によれば、ページごとに設定された濃度レベルで画像を出力する際に、各濃度レベルの画像の濃度の安定性が良くなるとともに、生産性を向上させることができる。
具体的には、本実施形態は、連続する2つのページの濃度レベル(A,B)が同じページ間を、補正パッチを作成可能な補正可能タイミングとして算出する。この補正可能タイミングの中から画像間補正を実施すべき補正実施タイミングを選択することで、図2に示したようなページ間に補正パッチを作成するために作像条件を切り替えずに済む。それゆえ、作像条件の切り替えに伴う余分なページ間隔(画像間隔)の延長を抑制し、生産性が向上する。
また、本実施形態は、連続する2つのページの濃度レベルが同じページ間を、補正パッチを作成可能な補正可能タイミングとして算出し、その中から補正実施タイミングを選択して画像間補正を実施する。それにより、複数(例えば濃度レベルA,B)の作像条件が存在するジョブにおいても所定の補正実施タイミングで作像条件の補正が行えるようになり、濃度の安定性が向上する。
また、本実施形態は、一定の画像形成回数(例えば安定性保証プリント間隔)の範囲内に各濃度レベルの補正パッチを1回以上形成する。一例として、補正可能タイミングの中から一定の画像形成回数の範囲内の一番後ろに位置する補正可能タイミングを選択し、各濃度レベルの補正パッチを形成する。それゆえ、本実施形態は、トナー消費量を抑制することができる。
<3.その他>
[濃度レベルの設定方法]
次に、濃度レベルの設定方法について説明する。濃度レベルの設定方法は、手動設定と自動設定に分けられる。あるいは、手動設定と自動設定の両方により濃度レベルが設定されてもよい。
(手動設定)
図9は、濃度レベルを手動設定する例の説明図である。
手動設定は、ユーザがPC120や操作表示部50を操作してジョブを生成し、ページごとに濃度レベルを自由に設定することができる。図9に示す例では、ページP1〜P7の目標とする濃度レベルが、A,A,B,A,A,A,Bに設定されている。
(自動設定の一例)
図10は、濃度レベルを自動設定する例の説明図である。
自動設定の一例は、制御装置100がジョブ内のページ情報を解析し、ページ毎の紙種設定に応じて濃度レベル(トナー付着量)を変更する。例えば用紙の種類に応じて以下のように濃度レベルを設定することができる。ラフ紙や普通紙などの非コート紙では、濃度レベルを下げる(トナー付着量を初期設定値よりも減少させる)。制御装置100又は記憶装置101に、用紙の種類と目標とする濃度レベルとの対応関係が登録されたテーブルが格納されているものとする。
・濃度レベルA(トナー付着量def) :コート紙
・濃度レベルB(トナー付着量down) :非コート紙(ラフ紙、普通紙など)
作像条件は、設定された濃度レベルに応じて切り替えられる。例えば、濃度レベルに応じて以下のように現像バイアスを変更する。下記の初期設定値に入る値は、作像条件の補正が行われる都度、補正後の作像条件の値で更新される。制御装置100又は記憶装置101に、目標とする濃度レベルと作像条件との対応関係が登録されたテーブルが格納されているものとする。
・濃度レベルA(トナー付着量def) :現像バイアス=初期設定値
・濃度レベルB(トナー付着量down):現像バイアス=初期設定値−100[V]
(自動設定の他の例)
また、自動設定の他の例は、光検出器22、用紙判定部118、及び濃度レベル設定部119(図5)により実現される。図5を用いて説明したように、用紙判定部118が、給紙トレイ21から給紙された用紙の種類を判定し、濃度レベル設定部119は、用紙判定部118から入力される用紙の種類の情報に基づき、その用紙に形成される画像の濃度レベルを設定する。この場合、給紙トレイ21から給紙された用紙の種類に応じて濃度レベルが設定されるため、実際に画像が形成される用紙の種類に応じて適切な濃度レベルが設定される。
上述した実施形態において、一回の作像条件の補正で、現像バイアス、露光量、又は現像θの値のいずれかを変更する例を説明したが、これらの作像条件のうち2以上の作像条件を補正してもよい。また、例示した3つ以外の作像条件を補正してもよい。
また、上述した実施形態において、ジョブに濃度レベルAと濃度レベルBのページ(2つの作像条件)が混在した場合を説明したが、本発明はジョブに3以上の濃度レベルのページ(3以上の作像条件)が混在している場合にも適用可能である。
また、上述した実施形態において、カラー画像を形成する画像形成装置がC,M,Y,BKの4色からなる補正パッチを形成する例を説明したが、4色から1色以上を選択して補正パッチを形成してもよい。また、画像形成装置が形成するカラー画像は4色に限られない。
また、上述した実施形態において、カラー画像を形成する画像形成装置を例示したが、モノクロ画像を形成する画像形成装置に適用することもできる。
さらに、本発明は上述した各実施形態例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、その他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施形態例は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細且つ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態例の構成の一部を他の実施形態例の構成に置き換えることは可能である。また、ある実施形態例の構成に他の実施形態例の構成を加えることも可能である。また、各実施形態例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリやハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又はICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
また、本明細書において、時系列的な処理を記述する処理ステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)をも含むものである。
10…画像形成装置、 11…画像形成部、 19…濃度検出部、 100…制御装置、 101…記憶装置、 111…濃度レベル識別部、 112…補正パッチ作像可否判定部、 113…画像間補正実施タイミング算出部、 114…作像条件保持部、 115…補正量算出部、 116…安定性保証プリント間隔算出部、 117…機械状態保持部、 118…用紙判定部、 119…濃度レベル設定部、 C1〜C4…補正パッチ、 P1〜P20…ページ

Claims (11)

  1. ページごとに設定された濃度レベルで画像を形成するとともに、ページ間において前記濃度レベルの作像条件の補正を行う画像形成装置において、
    ジョブ内のページ情報から前記ページごとの目標とする濃度レベルを識別する識別部と、
    前記識別部による識別結果を取得し、連続する2つのページの前記濃度レベルを比較し、前記2つのページの前記濃度レベルが同一である場合に、該当ページ間は補正用トナー画像を形成可能な補正可能タイミングであると判定する判定部と、
    前記ページごとの目標とする濃度レベルに応じて作像条件を切り替えて各ページの画像を形成するとともに、選択された前記補正可能タイミングにおいて該当濃度レベルに対する前記補正用トナー画像を形成する画像形成部と、を備える
    画像形成装置。
  2. 前記画像形成部は、前記補正可能タイミングにおいて、一定の画像形成回数の範囲内に各濃度レベルの前記補正用トナー画像を1回以上形成する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記補正可能タイミングの中から前記一定の画像形成回数の範囲内の一番後ろに位置する補正可能タイミングを、各濃度レベルの前記補正用トナー画像を形成して前記作像条件の補正を実施する補正実施タイミングとして選択する補正実施タイミング算出部、を更に備える
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記補正実施タイミング算出部は、前記一定の画像形成回数の範囲内に前記補正実施タイミングがない場合には、前記一定の画像形成回数の終了直後のページ間を前記補正実施タイミングとする
    請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記一定の画像形成回数は、前記画像形成部により形成された画像の濃度の安定性が保証される画像形成回数である
    請求項2乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 当該画像形成装置の状態情報を元に、前記画像の濃度の安定性が保証される画像形成回数を算出する安定性保証間隔算出部、を更に備える
    請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記安定性保証間隔算出部は、前記状態情報として、画像に形成される主な画像の種類、印字率、使用環境、又は放置時間のいずれか1以上の条件の組み合わせにより、前記画像の濃度の安定性が保証される画像形成回数を算出する
    請求項6に記載の画像形成装置。
  8. ユーザの操作内容に応じた操作信号を生成する操作部と、
    前記操作信号に応じて用紙に形成される前記画像の濃度レベルを設定する濃度レベル設定部と、を更に備える
    請求項1乃至7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記画像が形成される用紙の種類を判定する用紙判定部と、
    前記用紙判定部で判定された前記用紙の種類に応じて前記用紙に形成される前記画像の濃度レベルを設定する濃度レベル設定部と、を更に備える
    請求項1乃至7のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記作像条件は、現像バイアス、露光量、又は感光体ドラムの線速に対する現像スリーブの線速比である
    請求項1乃至9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. ページごとに設定された濃度レベルで画像を形成するとともに、ページ間において前記濃度レベルの作像条件の補正を行う画像形成装置における画像調整方法において、
    識別部によりジョブ内のページ情報から前記ページごとの目標とする濃度レベルを識別する処理と、
    判定部により前記識別部による識別結果を取得し、連続する2つのページの前記濃度レベルを比較し、前記2つのページの前記濃度レベルが同一である場合に、該当ページ間は補正用トナー画像を形成可能な補正可能タイミングであると判定する処理と、
    画像形成部により前記ページごとの目標とする濃度レベルに応じて作像条件を切り替えて各ページの画像を形成するとともに、選択された前記補正可能タイミングにおいて該当濃度レベルに対する前記補正用トナー画像を形成する処理と、を備える
    画像調整方法。
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