JP2017043989A - 渡し板 - Google Patents
渡し板 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017043989A JP2017043989A JP2015167858A JP2015167858A JP2017043989A JP 2017043989 A JP2017043989 A JP 2017043989A JP 2015167858 A JP2015167858 A JP 2015167858A JP 2015167858 A JP2015167858 A JP 2015167858A JP 2017043989 A JP2017043989 A JP 2017043989A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- transfer
- upper plate
- lower plate
- reinforcing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Road Paving Structures (AREA)
Abstract
Description
このため、開き部分において緊急車両の通行を確保することは、迅速な道路復旧のためにも重要である。
しかし、市街地の直下で地震が発生した場合、特に通行車両の多い場合には大量の車両が立ち往生して放置される事態も想定され、現場まで車両で搬送することができない。
本願の第2発明は、第1発明の渡し板において、前記渡し板の長さ方向の端部の前記上板と前記下板との間に繊維強化樹脂製のチャンネル材を配置することを特徴とする、渡し板を提供する。
本願の第3発明は、第1発明または第2発明の渡し板において、前記上板および前記下板の長さ方向端部から所定の範囲の表面に、繊維強化樹脂製の平板を貼り付けることを特徴とする、渡し板を提供する。
<1>全ての部材を繊維強化樹脂製にすることにより、軽量な渡し板とすることができる。
<2>渡し板が軽量であるため、人力による搬送ができ、大量の車両が立ち往生するなどして作業用車両が進めないような場合であっても現場に搬送することができる。
<3>渡し板が軽量であるため、車両のタイヤ位置に合わせた配置変更の変更が容易である。
<1>構成。
本発明の渡し板1は平行する2枚の上板2、下板3と、その間に配置する補強材4と、によって構成する(図1)。
渡し板1を構成する上板2、下板3および補強材4は全て繊維強化樹脂(FRP)を材質とする。
上板2および下板3は矩形の平板状であり、渡し板1の上面および下面を形成するものである。
上板2および下板3の寸法は、例えば長さ1.4m、幅0.5mとし、これが渡し板1の平面寸法となる。また上板2および下板3の厚さは5mmとする。
補強材4は柱状の部材であり、対向する2面を上板2および下板3にそれぞれ接着により接合する。
補強材4は角筒体やH型などの構造型材が適用できる。
補強材4の寸法は、例えば角筒体の場合には90mm角、厚み5mmとし、長さは上板2および下板3の長さと同じ1.4mとする。
補強材4は、上板2および下板3の長さ方向と平行に、幅方向の中央とその両端にそれぞれ配置する。補強材4の本数はさらに増やしてもよい。
上板2、下板3および補強材4は全て繊維強化樹脂製であり、渡し板1はこれらを接着して構成する。
このため、渡し板1は軽量(上述の構成の場合約40kg)であり、人力で搬送することができる。
<1>現場への設置。
渡し板1は開きSの生じたジョイント間に直接渡して使用する。(図2)
上述した渡し板1の長さは1.4mであるため、1m程度の開きSまで対応することができる。
本願においては上板2、下板3と表しているが、どちら側を上面にしても使用することができる。
渡し板1は軽量であるため人力で搬送することができ、大量の車両が立ち往生するなどして作業用車両が進めないような場合であっても現場に搬送することができる。
渡し板1は車両のタイヤに対応する位置に配置する。このため通常は2枚セットで用いる。
渡し板1は軽量であるため、タイヤの位置に合わせた配置位置の変更が容易である。
渡し板1は上板2と補強材4、下板3を接着しているため厚み(上述の構成の場合100mm)を有する。渡し板1の両端には土嚢5を配置して路面と渡し板1との間の段差を解消し、車両のタイヤが渡し板1上に乗り上げやすくする。
渡し板1には長さ方向に平行に補強材4を配置することにより、車両の荷重が作用しても渡し板1が破断することがない。
<1>端部の補強。
渡し板1の長さ方向端部は、車両の乗降時に最も荷重が作用する部分である。
このため、渡し板1の長さ方向端部にさらに端部補強材6を設けてもよい。(図3)
端部補強材6は、上板2および下板3の間に配置するチャンネル状の補強チャンネル61と、上板2および下板3の表面に貼り付ける平板状の補強板62とからなる。どちらか一方を単体で使用しても端部を補強することができる。
補強チャンネル61および補強板62も繊維強化樹脂(FRP)を材質とし、上板2および下板3に接着して接合する。
補強チャンネル61は渡し板1の幅方向に亘って設ける。このとき、補強材4の長さは補強チャンネル61のフランジの幅の分短くする。
補強チャンネル61の寸法は、例えばウェブ幅90mm、フランジ幅36mm、厚さ5mmとする。
補強チャンネル61はウェブが渡し板1内で補強材4と当接する配置とすることにより、上下のフランジ間に空間ができ、渡し板1を使用する際の持ち手となる。
補強板62は、渡し板1の端部から所定の範囲に亘って貼り付ける。
補強板62の寸法は、例えば長さ500mm、幅150mm、厚さ5mmとする。
渡し板1は複数枚を並列に並べて使用することにより、ダブルタイヤを有する車両にも対応することができる。(図4)
このため、補強材4に渡し板1の幅方向に亘って貫通する連結ボルト貫通孔41を形成し、連結ボルト貫通孔41に挿通する連結ボルト7によって連結できるようにしてもよい。
連結ボルト7によって連結することにより、並列する渡し板1どうしのずれを防止することができる。
2 上板
3 下板
4 補強材
41 連結ボルト貫通孔
5 土嚢
6 端部補強材
61 補強チャンネル
62 補強板
7 連結ボルト
Claims (3)
- 矩形の平板状である上板および下板を平行に配置し、
前記上板と前記下板との間に柱状の補強材を複数本配置し、
前記補強材は、前記上板および前記下板の長さ方向に平行に配置して、対向する2面をそれぞれ前記上板および前記下板に接合して構成し、
前記上板、前記下板および前記補強材はいずれも繊維強化樹脂製である、渡し板。 - 請求項1に記載の渡し板において、
前記渡し板の長さ方向の端部の前記上板と前記下板との間に繊維強化樹脂製のチャンネル材を配置することを特徴とする、渡し板。 - 請求項1または請求項2に記載の渡し板において、
前記上板および前記下板の長さ方向端部から所定の範囲の表面に、繊維強化樹脂製の平板を貼り付けることを特徴とする、渡し板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015167858A JP6535547B2 (ja) | 2015-08-27 | 2015-08-27 | 渡し板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015167858A JP6535547B2 (ja) | 2015-08-27 | 2015-08-27 | 渡し板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017043989A true JP2017043989A (ja) | 2017-03-02 |
JP6535547B2 JP6535547B2 (ja) | 2019-06-26 |
Family
ID=58209240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015167858A Active JP6535547B2 (ja) | 2015-08-27 | 2015-08-27 | 渡し板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6535547B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021095792A (ja) * | 2019-12-19 | 2021-06-24 | 宮地エンジニアリング株式会社 | 軽量覆工板の設置構造 |
JP2023062841A (ja) * | 2021-10-22 | 2023-05-09 | 誠 植村 | 幅寸法調整可能な覆工板 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4815942Y1 (ja) * | 1969-11-08 | 1973-05-07 | ||
JPH02125004U (ja) * | 1989-03-23 | 1990-10-15 | ||
US5032037A (en) * | 1990-04-12 | 1991-07-16 | Phillips Mark L | Method and apparatus for temporary matting for use at construction sites |
JP3013066U (ja) * | 1994-12-27 | 1995-06-27 | サッポロ産機株式会社 | 覆工板 |
JP2011144580A (ja) * | 2010-01-15 | 2011-07-28 | Ohbayashi Corp | 足場板及び足場板の設置方法 |
JP2013162818A (ja) * | 2012-02-09 | 2013-08-22 | Topre Corp | 携帯用スロープ |
-
2015
- 2015-08-27 JP JP2015167858A patent/JP6535547B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4815942Y1 (ja) * | 1969-11-08 | 1973-05-07 | ||
JPH02125004U (ja) * | 1989-03-23 | 1990-10-15 | ||
US5032037A (en) * | 1990-04-12 | 1991-07-16 | Phillips Mark L | Method and apparatus for temporary matting for use at construction sites |
JP3013066U (ja) * | 1994-12-27 | 1995-06-27 | サッポロ産機株式会社 | 覆工板 |
JP2011144580A (ja) * | 2010-01-15 | 2011-07-28 | Ohbayashi Corp | 足場板及び足場板の設置方法 |
JP2013162818A (ja) * | 2012-02-09 | 2013-08-22 | Topre Corp | 携帯用スロープ |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021095792A (ja) * | 2019-12-19 | 2021-06-24 | 宮地エンジニアリング株式会社 | 軽量覆工板の設置構造 |
JP7019660B2 (ja) | 2019-12-19 | 2022-02-15 | 宮地エンジニアリング株式会社 | 軽量覆工板の設置構造 |
JP2023062841A (ja) * | 2021-10-22 | 2023-05-09 | 誠 植村 | 幅寸法調整可能な覆工板 |
JP7429215B2 (ja) | 2021-10-22 | 2024-02-07 | 誠 植村 | 幅寸法調整可能な覆工板 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6535547B2 (ja) | 2019-06-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2807710C (en) | Composite panel and joint construction | |
US4200946A (en) | Load-supporting structures | |
WO2013008899A1 (ja) | 覆工板 | |
KR101870269B1 (ko) | 외부 프리스트레싱 방식을 이용한 경량 철골 트러스 부재의 보강 장치 | |
JP2017043989A (ja) | 渡し板 | |
JP6228397B2 (ja) | 構造体の敷設工法および構造体の敷設構造 | |
JP5388753B2 (ja) | 鋼床版補強工法及びその工法に用いられる鋼コンクリート合成パネル | |
GB2390388A (en) | Temporary roadway | |
JP2008156934A (ja) | 覆工板 | |
JP5945489B2 (ja) | 積層パネルの接合方法及び積層パネルの接合構造 | |
WO2013145726A1 (ja) | 床材及びこの床材を組み合わせた路面の床構造 | |
JP6432786B2 (ja) | 梁材荷重負担構造および梁材修復方法 | |
JP2000027108A (ja) | 滑り止めプレート及びそれを用いた複合覆工板 | |
JP2017101445A (ja) | プレキャスト床版の接合方法及びプレキャスト床版の接合構造 | |
KR102314836B1 (ko) | 겹이음 방식의 보강형 결합부를 구비하는 강지보재 | |
KR200487324Y1 (ko) | 트레일러용 메인 비임 | |
US11708679B2 (en) | CLT structure | |
JP6325380B2 (ja) | コンクリート構造物の補強方法及び補強構造 | |
US20160186386A1 (en) | Protective Edge Member For A Laminated Support Mat | |
KR100933058B1 (ko) | 합성 복공판 | |
JP7282653B2 (ja) | 接合構造及び接合方法 | |
JP2010174609A (ja) | 高張力鋼板使用のフラット伸縮装置 | |
JPH11152706A (ja) | 仮設道路用敷設板 | |
JP3206445U (ja) | 敷板 | |
KR101580273B1 (ko) | 라멘교의 강합성 거더와 교대 연결장치 및 이를 이용한 라멘교 시공 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170602 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180312 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180320 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180516 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20181002 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181227 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20190218 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190507 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190603 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6535547 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |