JP2017043980A - 電動式建設機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ガイド受け部材と当接部材とが当接するときの衝撃を緩和することにより、ケーブルガイドストップ機構の耐久性を向上する。
【解決手段】 ケーブルガイドストップ機構16は、支柱12に設けられたガイド受け部材17と、ガイド受け部材17を左,右方向で挟むようにケーブルガイド13に設けられ、ケーブルガイド13が所定角度回動したときにガイド受け部材17と当接して回動が規制される左,右の当接部材18,19と、各当接部材18,19に設けられ当接部材18,19がガイド受け部材17に所定の間隔寸法Gまで接近したときにガイド受け部材17に弾性的に当接する左,右のクッション部材20,21とにより構成している。これにより、クッション部材20,21がガイド受け部材17に当接した後に当接部材18,19がガイド受け部材17に当接する構成としている。
【選択図】 図7

Description

本発明は、例えば電動式油圧ショベル等の電動モータを駆動源とした電動式建設機械に関する。
一般に、電動式油圧ショベル等の電動式建設機械は、電動モータを動力源として作動する車体を有し、該車体には、外部からの電力を受電するための支柱と、該支柱に左,右方向に揺動可能に設けられケーブルをガイドして取入れるためのケーブルガイドとを備えている。このケーブルガイドは、左,右方向に揺動することにより、車体が作動したときに、ケーブルが捩れたり、折れたりしないようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−234475号公報
ところで、一般的なケーブルガイドには、揺動したときの角度範囲を規制するためのケーブルガイドストップ機構が設けられている。このケーブルガイドストップ機構は、支柱に設けられたガイド受け部材と、該ガイド受け部材を左,右方向で挟むようにケーブルガイドに設けられケーブルガイドが所定角度回動したときに前記ガイド受け部材と当接して回動が規制される左,右の当接部材とにより構成されている。
ここで、建設機械の走行時や作業時には、ケーブルと共にケーブルガイドが常に揺動する。従って、ケーブルガイドストップ機構のガイド受け部材と各当接部材とは、衝突を繰り返すことになるから、このときの衝撃によってガイド受け部材や各当接部材が損傷する虞がある。
本発明は前述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、ケーブルガイドストップ機構のガイド受け部材と当接部材とが当接するときの衝撃を緩和することにより、ケーブルガイドストップ機構の耐久性を向上できるようにした電動式建設機械を提供することにある。
本発明の電動式建設機械は、電動モータを動力源として作動する車体を有し、該車体には、外部からの電力を受電するための支柱と、該支柱に左,右方向に揺動可能に設けられケーブルをガイドして取入れるためのケーブルガイドとを備えてなる電動式建設機械において、前記支柱と前記ケーブルガイドとの間には、前記ケーブルガイドの揺動を所定の角度範囲で規制するケーブルガイドストップ機構を設け、前記ケーブルガイドストップ機構は、前記支柱に設けられたガイド受け部材と、該ガイド受け部材を左,右方向で挟むように前記ケーブルガイドに設けられ前記ケーブルガイドが所定角度回動したときに前記ガイド受け部材と当接して回動が規制される左,右の当接部材と、前記ガイド受け部材と前記各当接部材のうち、少なくとも一方の部材に設けられ前記当接部材が前記ガイド受け部材に所定の間隔寸法まで接近したときに他方の部材に弾性的に当接する左,右のクッション部材とからなり、前記クッション部材が前記他方の部材に当接した後に前記当接部材が前記ガイド受け部材に当接する構成としたことにある。
本発明によれば、ケーブルガイドストップ機構のガイド受け部材と当接部材とが当接するときの衝撃を緩和することができ、ケーブルガイドストップ機構の耐久性を向上することができる。
本発明の第1の実施の形態による電動式油圧ショベルをケーブルと外部電源とレール装置と一緒に示す正面図である。 電動式油圧ショベルを拡大して示す平面図である。 図1中の支柱の上部とケーブルガイドとケーブルガイドストップ機構とを拡大して示す正面図である。 図3の支柱の蓋部材とケーブルガイドとケーブルガイドストップ機構を示す平面図である。 支柱の上部とケーブルガイドとケーブルガイドストップ機構とを図3中の矢示V−V方向から拡大して見た右側面図である。 図5中の矢示VI−VI方向から拡大して見た断面図である。 支柱の上部とケーブルガイドとケーブルガイドストップ機構とケーブルを左前側から見た斜視図である。 図7中の矢示VIII−VIII方向から拡大して見た断面図である。 ケーブルガイドが揺動してケーブルガイドストップ機構のクッション部材がガイド受け部材に当接した状態を図7と同様位置から見た斜視図である。 ケーブルガイドが揺動してケーブルガイドストップ機構のクッション部材がガイド受け部材に当接した状態を図8と同様位置から見た断面図である。 ケーブルガイドストップ機構の当接部材がガイド受け部材に当接した状態を図7と同様位置から見た斜視図である。 ケーブルガイドストップ機構の当接部材がガイド受け部材に当接した状態を図8と同様位置から見た断面図である。 本発明の第2の実施の形態によるケーブルガイドストップ機構を支柱の上部、ケーブルガイド、ケーブルと一緒に図7と同様位置から見た斜視図である。 第2の実施の形態によるケーブルガイドストップ機構を支柱の上部、ケーブルガイド、ケーブルと一緒に図5と同様位置から見た右側面図である。 本発明の第3の実施の形態によるケーブルガイドストップ機構を支柱の上部、ケーブルガイド、ケーブルと一緒に図7と同様位置から見た斜視図である。 第3の実施の形態によるケーブルガイドストップ機構を支柱の上部、ケーブルガイド、ケーブルと一緒に図5と同様位置から見た右側面図である。 図16中の矢示XVII−XVII方向から拡大して見た断面図である。
以下、本発明に係る電動式建設機械の実施の形態を、屋内作業等を行う電動式油圧ショベルに適用した場合を例に挙げ、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、本実施の形態では、上部旋回体の旋回範囲が制限された作業に電動式油圧ショベルを用いた場合を例示しており、給電用のケーブルをガイドするケーブルガイドは、左,右方向に揺動する構成となっている。
また、本実施の形態では、クッション部材は、当接部材に取付けられ、ケーブルガイドが揺動したときにガイド受け部材の第2面部に当接され、クッション部材が第2面部に当接した後に当接部材がガイド受け部材の第1面部に当接する構成としている。さらに、本実施の形態では、上部旋回体の左,右方向で、キャブが配置されている方向を左側、これと反対方向を右側として説明する。
図1ないし図12は本発明の第1の実施の形態を示している。図1において、電動式油圧ショベル1は、外部からの給電によって動作する電動式建設機械の代表例となっている。電動式油圧ショベル1は、後述の車体2、支柱12、ケーブルガイド13を含んで構成されている。
電動式油圧ショベル1の車体2は、自走可能なクローラ式の下部走行体3と、該下部走行体3上に旋回中心O(図2参照)を中心として旋回可能に搭載された上部旋回体4と、該上部旋回体4の前側に俯仰動可能に設けられたフロント装置5とにより構成されている。
下部走行体3には、走行モータが設けられ、上部旋回体4には、旋回モータ(いずれも図示せず)が設けられている。そして、下部走行体3は、走行モータによって、例えば後述するレール装置25のレール25Aの下側で該レール25Aの配設方向に沿うように前進、後進等の走行動作を行い、上部旋回体4は、旋回モータによって旋回動作を行う。
図2に示すように、上部旋回体4は、支持構造体をなす旋回フレーム6と、該旋回フレーム6の前部左側に配置されたキャブ7と、前記旋回フレーム6の後部側に取付けられたカウンタウエイト8と、キャブ7の後側に位置して旋回フレーム6に搭載され、外装カバー9により覆われた電動モータ10、油圧ポンプ11とを含んで構成されている。
ここで、旋回フレーム6は、前,後方向に延びる厚肉な鋼板等からなる底板6Aと、該底板6A上に立設され、左,右方向に所定の間隔をもって前,後方向に延びた左縦板6B、右縦板6Cとを含んで構成されている。前記左,右の縦板6B,6Cの前側位置には、フロント装置5のフート部が俯仰動可能に取付けられている。また、旋回フレーム6には、例えばフロント装置5のフート部の後側近傍に位置して後述の支柱12が立設されている。
電動モータ10は、例えば三相誘導電動機からなり、油圧ポンプ11の駆動源を構成している。電動モータ10は、後述する外部電源23から、電源側のケーブル24、レール装置25のケーブルコネクタ25D、車体2側のケーブル22、内部配線(図示せず)を介して給電されることにより回転し、油圧ポンプ11を駆動するものである。
次に、外部電源23から電動式油圧ショベル1に電力を取入れるために設けられた支柱12およびケーブルガイド13の構成について述べる。
支柱12は、外部電源23からの電力を受電するために設けられている。この支柱12は、例えば、フロント装置5のフート部や旋回中心Oの後側近傍に位置して旋回フレーム6に取付けられている。支柱12の構成の一例を述べると、支柱12は、キャブ7の右側に位置して旋回フレーム6に取付けられた強度部材からなる台座部材12Aと、該台座部材12Aの上部から上向きに垂直に延びる円筒体からなる円柱部材12Bと、該円柱部材12Bの上部に位置して上,下方向に延びた軸部材12Cと、該軸部材12Cの上端に取付けられた蓋部材12Dとを含んで構成されている。
軸部材12Cは、所定の長さ寸法をもった円柱体として形成されている。該軸部材12Cの上端面12C1(図5参照)には、蓋部材12Dを取付けるためのめねじ孔(図示せず)が複数個、例えば3個設けられている。
蓋部材12Dは、軸部材12Cの上端に取付けられている。この蓋部材12Dは、軸部材12Cの外周側に設けられる後述するケーブルガイド13の筒部材14を抜止めするものである。図4、図7に示すように、蓋部材12Dは、軸部材12Cよりも大径な円板部12D1と、該円板部12D1の周縁の一部を筒部材14よりも径方向の外側に向け台形状に突出させてなる台形張出し部12D2とにより形成されている。また、円板部12D1の中心付近には、例えば3個のボルト挿通孔(図示せず)が板厚方向に貫通して設けられている。台形張出し部12D2には、後述するケーブルガイドストップ機構16のガイド受け部材17を構成する広幅部位17Aの上端17A1が隅肉溶接等の手段を用いて一体的に固着されている。
蓋部材12Dは、台形張出し部12D2が車体2の前側に位置するように、軸部材12Cの上端面12C1に載置される。この状態で、蓋部材12Dの各ボルト挿通孔に挿通されたボルト12Eを軸部材12Cのめねじ孔に螺着することにより、蓋部材12Dは、軸部材12Cの上端に取付けられている。
ここで、後述の各当接部材18,19がガイド受け部材17に当接した場合、蓋部材12Dには、軸部材12Cに対し当該蓋部材12Dを回転させようとする方向に負荷が作用する。この負荷は、蓋部材12Dを軸部材12Cに固定している各ボルト12Eにせん断力として作用する。しかし、実施の形態では、蓋部材12Dを軸部材12Cに取付けるのに3本のボルト12Eを用いている。この構成では、任意の1本のボルト12Eを中心にして蓋部材12Dが回転しようとすることで、他のボルト12Eにせん断力が作用しても、このときのせん断力は、2本のボルト12Eで十分に受承することができる。これにより、蓋部材12Dの取付強度を高めることができる。
ケーブルガイド13は、支柱12に左,右方向に揺動可能に設けられている。図1に示すように、ケーブルガイド13は、天井側から吊下げられる後述する車体2側のケーブル22を所定の弛みを持たせつつ、緩やかな曲率半径をもって支柱12に沿うようにガイドして取入れるものである。図3等に示す如く、ケーブルガイド13は、支柱12の軸部材12Cの外周側に回転可能に取付けられた円筒状の筒部材14と、該筒部材14から径方向の外側に延びてケーブル22を保持するケーブル保持部材15とにより構成されている。
筒部材14は、例えば軸部材12Cに対してベアリング(図示せず)を介して取付けられることにより、上,下方向を軸線として円滑に回転(回動)することができる。図3、図4に示すように、ケーブル保持部材15は、下向きに開口するC字状の板体を所定の間隔で平行に並べてなる左側板15A,右側板15Bと、該各側板15A,15Bの開口間を連結する半円筒状の連結板15Cとにより構成されている。そして、ケーブル保持部材15は、各側板15A,15Bの長さ方向の一側が筒部材14の外周面14Aに隅肉溶接等の手段を用いて固着されている。これにより、図1、図7に示すように、ケーブルガイド13は、ケーブル保持部材15の連結板15Cにケーブル22を沿わせることにより、ケーブル22の捩れや折れを防止することができる。
次に、本発明の特徴部分となるケーブルガイドストップ機構16の構成、動作について、図5ないし図12等を参照しつつ、詳しく説明する。
ケーブルガイドストップ機構16は、支柱12とケーブルガイド13との間に設けられ、ケーブルガイド13の揺動を所定の角度範囲で規制するものである。例えば、本実施の形態では、図2に示すように、揺動の角度範囲は、左,右方向の合計で100度程度に設定されている。この場合、ケーブルガイド13の揺動範囲は、各種条件によって適宜に設定されるもので、360度未満の任意の値に設定することができる。
図5ないし図7に示すように、ケーブルガイドストップ機構16は、支柱12に設けられたガイド受け部材17と、該ガイド受け部材17を左,右方向で挟むようにケーブルガイド13に設けられ、ケーブルガイド13が所定角度回動したときに前記ガイド受け部材17と当接して回動が規制される左当接部材18,右当接部材19と、前記各当接部材18,19に設けられ、左当接部材18または右当接部材19が前記ガイド受け部材17に所定の間隔寸法まで接近したときにガイド受け部材17に弾性的に当接する左クッション部材20,右クッション部材21とにより構成されている。これにより、ケーブルガイドストップ機構16は、クッション部材20,21がガイド受け部材17に当接した後に当接部材18,19がガイド受け部材17に当接する構成となっている。
ガイド受け部材17は、筒部材14の外周面14A側に位置して支柱12の蓋部材12Dから下向きに延びて設けられている。具体的には、ガイド受け部材17は、上,下方向の上側に位置して左,右方向に広幅な広幅部位17Aと、該広幅部位17Aの下側に位置して該広幅部位17Aよりも狭幅な狭幅部位17BとによりT字状のブロック体として形成されている。この上で、広幅部位17Aの左,右両端面には、当接部材18,19が当接される左,右の第1面部17C,17Dが設けられている。一方、狭幅部位17Bの左,右両端面には、クッション部材20,21が当接される左,右の第2面部17E,17Fが設けられている。
ここで、T字状に形成されたガイド受け部材17は、広幅部位17Aの上端17A1が蓋部材12Dの台形張出し部12D2下面に対し、隅肉溶接等の手段で固着されている(図5参照)。この場合、長尺な広幅部位17Aは、蓋部材12Dに対する溶接代(溶接長さ寸法)を、短尺な狭幅部位17Bの溶接代よりも長く確保できるから、ガイド受け部材17は、蓋部材12Dに強固に固着することができる。
ガイド受け部材17には、左第1面部17Cと左第2面部17Eとの段差によって左空間部17Gが形成され、右第1面部17Dと右第2面部17Fとの段差によって右空間部17Hが形成されている。この左空間部17Gの大きさ(左第1面部17Cと左第2面部17Eとの間の周方向の距離寸法)は、後述する左クッション部材20の弾性部20Aが左第2面部17Eに当接してから左当接部材18の当接面18Aが左第1面部17Cに当接するまでの間に、この弾性部20Aの弾性力によってケーブルガイド13が揺動したときの勢いを吸収でき、かつ弾性部20Aが損傷するような過大な負荷が該弾性部20Aに作用しない寸法に設定されている。右空間部17Hの大きさ(右第1面部17Dと右第2面部17Fとの間の周方向の距離寸法)も、右当接部材19との関係で、左空間部17Gと同様に設定されている。
左当接部材18は、後述の右当接部材19と共にガイド受け部材17を左,右方向で挟むようにケーブルガイド13の筒部材14に設けられている。左当接部材18は、ケーブルガイド13が左方向に所定角度、例えば50度程度回動したときに、ガイド受け部材17と当接して回動が規制されるものである。左当接部材18は、強度をもったブロック体からなり、ガイド受け部材17と周方向で対面するように筒部材14の外周側に溶接手段等を用いて一体的に固着されている。具体的には、左当接部材18は、ケーブル保持部材15を後方に向けた状態で、ガイド受け部材17から周方向に離れるように、ケーブルガイド13のケーブル保持部材15の近傍に位置して筒部材14の上側位置に配設されている。
左当接部材18の前面側は、平坦な当接面18Aとなっている。この当接面18Aは、ケーブルガイド13が左側に揺動し、図11、図12に示すように、揺動が所定の角度に達したときにガイド受け部材17の左第1面部17Cに当接するものである。即ち、ケーブル保持部材15を後方に向けた状態における当接面18Aと左第1面部17Cとの周方向の距離が、ケーブルガイド13の左側への揺動範囲(回動範囲)となっている。ここで、当接面18Aは、左,右方向の外側に向け前側に傾斜して形成されている。これにより、当接面18Aは、ガイド受け部材17の左第1面部17Cに対して面接触することができ、応力の集中による損傷を防ぐことができる。この場合、当接面18Aを左,右方向に直線的に形成し、左第1面部17Cを傾斜させる構成としてもよく、また、両者を傾斜させる構成としてもよい。
さらに、当接面18Aの下側位置には、周方向でガイド受け部材17の左第2面部17Eのほぼ中央に対応する位置にめねじ穴18Bが形成されている。このめねじ穴18Bには、後述する左クッション部材20のおねじ部20Bが螺着される。
右当接部材19は、左当接部材18と共にガイド受け部材17を左,右方向で挟むようにケーブルガイド13の筒部材14に設けられている。この右当接部材19は、前述した左当接部材18と左,右方向で対称形状をなすもので、取付位置、当接面19Aとめねじ穴19Bを有している点で、左当接部材18と同様の構成となっているため、説明を省略するものとする。
左クッション部材20は、左当接部材18に設けられている。図9、図10に示すように、左クッション部材20は、左当接部材18の当接面18Aがガイド受け部材17の左第1面部17Cに所定の間隔寸法Gまで接近したときに、左第2面部17Eに弾性的に当接するものである。左クッション部材20は、弾性を有するゴム材料からなる弾性部20Aと、該弾性部20Aの基端側に一体的に設けられたおねじ部20Bとにより構成されている。左クッション部材20は、そのおねじ部20Bを左当接部材18のめねじ穴18Bに螺着することにより、周方向でガイド受け部材17の左第2面部17Eのほぼ中央に対応する位置に配置されている。
ここで、弾性部20Aは、先端側に向けて漸次小径となり、その先端部は球形状に形成されている。従って、弾性部20Aは、ガイド受け部材17の左第2面部17Eに押付けられたときに、一部ではなく、全体を弾性変形させて弾性力を徐々に高めることができる。これにより、弾性部20Aは、ケーブルガイド13の揺動力(負荷)をスムーズに低減させることができる。また、弾性部20Aは、先端部を球形状に形成したことにより、応力を分散して損傷を防止することができる。
右クッション部材21は、右当接部材19に設けられている。右クッション部材21は、前述した左クッション部材20と左,右方向で対称位置に配置され、取付構造、弾性部21Aとおねじ部21Bからなる点で、左クッション部材20と同様の構成となっているため、説明を省略するものとする。
次に、ケーブルガイドストップ機構16を用い、ケーブルガイド13の揺動を所定の角度範囲で規制する場合の動作について説明する。
通常、図7、図8に示すように、ケーブルガイド13は、ケーブル保持部材15が後方を向いた状態となっている。この状態からケーブル保持部材15が左方向または右方向に揺動し、揺動の限界位置の近傍に達すると、ケーブルガイドストップ機構16が機能する。
このときのケーブルガイドストップ機構16の機能は、左,右方向で同様となるため、ケーブルガイド13が左側に揺動した場合を例に挙げて説明する。図9、図10に示すように、左当接部材18の当接面18Aがガイド受け部材17の左第1面部17Cに所定の間隔寸法Gまで接近すると、左クッション部材20の弾性部20Aがガイド受け部材17の左第2面部17Eに当接する。さらに、ケーブルガイド13が左側に揺動すると、左クッション部材20は、弾性部20Aを弾性変形させつつ、ケーブルガイド13が揺動しようとする勢い(揺動力)を吸収する。そして、図11、図12に示すように、左クッション部材20の弾性部20Aが左第2面部17Eに当接し、ケーブルガイド13の揺動力が弱まった後に、左当接部材18の当接面18Aが左第1面部17Cに当接する。
これにより、ケーブルガイドストップ機構16は、左当接部材18の当接面18Aがガイド受け部材17の左第1面部17Cに当接するときの衝撃を緩和することができる。さらに、支柱12の蓋部材1Dを固定している各ボルト12Eに作用する負荷(せん断力)を軽減することができる。
なお、車体2側のケーブル22は、電動モータ10と後述するレール装置25のケーブルコネクタ25Dとの間を接続するものである。ケーブル22は、例えば4芯ケーブル(3相+アースの4芯)として構成されている。ケーブル22は、一端がケーブルコネクタ25Dに接続され、途中部分がケーブルガイド13によって弛みをもった状態で案内され、他端が図示しない安全回路、モータ始動停止回路(例えばスターデルタ回路、インバータ回路)等を含む内部配線を介して電動モータ10に接続されている。
次に、電動式油圧ショベル1に電力を供給するための構成について、図1を参照して述べる。
電動式油圧ショベル1は、例えば屋内の作業現場で、土木工事、解体工事、廃棄物処理、金属リサイクル処理等の作業(屋内作業)を行う。このため、車体2(上部旋回体4)の周囲は、例えば作業現場となる建物等の構造物(図示せず)となり、該構造物の天井梁等には、例えば数百Vの三相交流電力を供給する商用電源等の外部電源23に接続される電源側のケーブル24が配設される。この場合、天井梁等の構造物には、ケーブル支持具としてのレール装置25を設け、電源側のケーブル24は、構造物に対しレール装置25を介して移動可能に支持される。なお、電源側のケーブル24は、車体2側のケーブル22と同様に、4芯ケーブル(3相+アースの4芯)として構成されている。
レール装置25は、構造物の天井側に設けられた例えば断面がI字状のレール25Aと、該レール25Aに沿って移動可能となるように該レール25Aに取付けられた複数個の吊り具25Bとを含んで構成されている。レール装置25の各吊り具25Bのうち、最も電動式油圧ショベル1側に位置する吊り具25Bには、ブラケット25Cを介してケーブルコネクタ25Dが設けられている。このケーブルコネクタ25Dには、車体2側のケーブル22が接続され、これにより、電源側のケーブル24と車体2側のケーブル22とが電気的に接続されている。
ここで、レール25Aは、構造物の天井梁等に固定的に設けられるもの、または天井に対して移動可能に設けられるもの等、屋内で行う作業や電動式油圧ショベル1の移動範囲等に応じて必要なものを選択することができる。例えば、固定的なレール25Aを用いる場合は、電動式油圧ショベル1を移動させたい方向に合せてレール25Aを構造物の天井側に配設する。この場合、電動式油圧ショベル1は、レール25Aに沿うように移動させることができる。一方、天井に対して移動可能なレール25Aを用いる場合は、電動式油圧ショベル1は、レール25Aに沿う方向の移動に加えて、レール25Aが移動できる方向にも移動させることができる。
いずれも場合も、レール装置25の各吊り具25Bには、外部電源23とケーブルコネクタ25Dとの間を接続する電源側のケーブル24を、弛みをもって配設する。これにより、ケーブルコネクタ25Dを、電源側のケーブル24が伸び切らない範囲内で、レール25Aに沿って移動可能(横行可能)に支持することができる。
本実施の形態による電動式油圧ショベル1は上述の如き構成を有するもので、次に、その作動について説明する。
オペレータがキャブ7に搭乗し、キースイッチ(図示せず)をONすると、外部電源23から、電源側のケーブル24、車体2側のケーブル22、内部配線を介して電動モータ10に通電される。これにより、外部電源23からの電力によって電動モータ10が回転し、油圧ポンプ11が駆動される。
この状態で、オペレータが走行レバー・ペダル(図示せず)を操作することにより、下部走行体3を走行させて、車体2を移動させることができる。この場合、車体2は、レール装置25のレール25Aに沿って移動させることができる。このときに、レール装置25のケーブルコネクタ25Dは、例えば、車体2側のケーブル22に引かれて移動される。一方、オペレータが操作レバー(図示せず)を操作することにより、上部旋回体4を旋回させつつフロント装置5によって土砂の掘削作業等を行うことができる。
このように、電動式油圧ショベル1を走行させたり、上部旋回体4を旋回させた場合には、レール装置25のケーブルコネクタ25Dと車体2側の支柱12との位置がずれ、ケーブル22が左,右方向に振られることがある。この場合には、ケーブルガイド13が支柱12に対して左,右方向に揺動することにより、ケーブル22の振れを許容することができ、ケーブル22を車体2側にスムーズに取入れることができる。
ここで、例えば、上部旋回体4を大きく旋回させたときにケーブル22が大きく振れることがある。この場合には、ケーブル22と一緒にケーブルガイド13が揺動範囲の限界角度まで一気に揺動する。これにより、ケーブルガイドストップ機構16のガイド受け部材17に当接部材18,19が衝突し、このときの大きな負荷によってガイド受け部材17や当接部材18,19が損傷する虞がある。
然るに、本実施の形態によれば、支柱12とケーブルガイド13との間に設けられ、該ケーブルガイド13の揺動を所定の角度範囲で規制するケーブルガイドストップ機構16は、支柱12に設けられたガイド受け部材17と、該ガイド受け部材17を左,右方向で挟むようにケーブルガイド13に設けられ、該ケーブルガイド13が所定角度回動したときに前記ガイド受け部材17と当接して回動が規制される左,右の当接部材18,19と、前記各当接部材18,19に設けられ該当接部材18,19が前記ガイド受け部材17に所定の間隔寸法Gまで接近したときに前記ガイド受け部材17に弾性的に当接する左,右のクッション部材20,21とにより構成している。これにより、クッション部材20,21が前記ガイド受け部材17に当接した後に前記当接部材18,19が前記ガイド受け部材17に当接する構成としている。
従って、左,右の当接部材18,19がガイド受け部材17に所定の間隔寸法Gまで接近すると、対応するクッション部材20,21がガイド受け部材17に当接する。この状態から、さらにケーブルガイド13が揺動すると、クッション部材20,21が弾性変形することにより、ケーブルガイド13が揺動しようとする勢い(揺動力)を吸収する。そして、クッション部材20,21がガイド受け部材17に当接し、ケーブルガイド13の揺動力が弱まった後に、当接部材18,19は、ガイド受け部材17に当接することができる。
この結果、ケーブルガイドストップ機構16は、クッション部材20,21によって当接部材18,19がガイド受け部材17に当接するときの衝撃を緩和できるから、ケーブルガイドストップ機構16を構成するガイド受け部材17や当接部材18,19の耐久性を向上することができる。
支柱12の上部には、上,下方向に延びる軸部材12Cと、該軸部材12Cの上端に取付けられた蓋部材12Dとを設け、ケーブルガイド13は、前記軸部材12Cの外周側に回転可能に取付けられた筒部材14と、該筒部材14から径方向の外側に延び車体2側のケーブル22を保持するケーブル保持部材15とにより構成している。これにより、ガイド受け部材17は、筒部材14の外周面14A側に位置して前記蓋部材12Dから下向きに延びて設けることができる。前記左,右の当接部材18,19は、ガイド受け部材17と周方向で対面するように前記筒部材14の外周側に設けることができる。さらに、左,右のクッション部材20,21は、前記各当接部材18,19に設けることができる。
ガイド受け部材17は、上,下方向の上側に位置して当接部材18,19が当接される左,右の第1面部17C,17Dと、上,下方向の下側に位置して前記第1面部17C,17Dの位置よりも周方向に離れた位置まで凹設された左,右の第2面部17E,17Fとを有している。これにより、左,右のクッション部材20,21は、前記当接部材18,19に取付けることができ、ケーブルガイド13が揺動したときに前記第2面部17E,17Fに当接させることができる。そして、クッション部材20,21が前記第2面部17E,17Fに当接した後に、前記当接部材18,19を前記第1面部17C,17Dに当接させることができる。
しかも、第1面部17C,17Dと第2面部17E,17Fとの間には、段差によって空間部17G,17Hを設けることができるから、この空間部17G,17Hにクッション部材20,21の一部を収容することにより、該クッション部材20,21の過大な変形による損傷を防止することができる。
ガイド受け部材17は、上,下方向の上側に位置して左,右方向に広幅な広幅部位17Aと、該広幅部位17Aの下側に位置して該広幅部位17Aよりも狭幅な狭幅部位17BとによりT字状に形成し、前記広幅部位17Aの左,右両端面には、当接部材18,19が当接される左,右の第1面部17C,17Dが設けられ、前記狭幅部位17Bの左,右両端面には、クッション部材20,21が当接される左,右の第2面部17E,17Fが設けられている。この上で、広幅部位17Aの上端17A1は、支柱12の蓋部材12Dに対して溶接される構成としている。
これにより、長尺な広幅部位17Aは、蓋部材12Dに対する溶接代(溶接長さ寸法)を、短尺な狭幅部位17Bの溶接代よりも長く確保できるから、ガイド受け部材17は、蓋部材12Dに強固に固着することができる。
次に、図13および図14は本発明の第2の実施の形態を示している。本実施の形態の特徴は、クッション部材は、第2面部に取付けられ、ケーブルガイドが揺動したときに当接部材が当接され、当接部材がクッション部材に当接した後に当接部材が第1面部に当接する構成としたことにある。なお、本実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略するものとする。
図13、図14において、第2の実施の形態によるケーブルガイドストップ機構31は、第1の実施の形態によるケーブルガイドストップ機構16とほぼ同様に、前述したガイド受け部材17、当接部材18,19、後述する左,右のクッション部材32,33により構成されている。しかし、第2の実施の形態によるケーブルガイドストップ機構31は、クッション部材32,33がガイド受け部材17の左,右の第2面部17E,17Fに設けられている点で、第1の実施の形態によるケーブルガイドストップ機構16と相違している。
即ち、第2の実施の形態による左,右のクッション部材32,33は、ケーブルガイド13が揺動したときに、当接部材18,19の当接面18A,19Aに当接する。これにより、当接部材18,19がクッション部材32,33に当接した後に当接部材18,19がガイド受け部材17の左,右の第1面部17C,17Dに当接する構成となっている。
かくして、このように構成された第2の実施の形態においても、前述した第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、第2の実施の形態によれば、当接部材18,19をクッション部材32,33に当接させた後に、当接部材18,19をガイド受け部材17の左,右の第1面部17C,17Dに当接させることができる。
次に、図15ないし図17は本発明の第3の実施の形態を示している。本実施の形態の特徴は、ガイド受け部材の第2面部を廃止し、左,右の当接部材に第1当接面と第2当接面とをそれぞれ設け、第2当接面にクッション部材を設ける構成としたことにある。なお、本実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略するものとする。
図15ないし図17において、第3の実施の形態によるケーブルガイドストップ機構41は、第1の実施の形態によるケーブルガイドストップ機構16とほぼ同様に、ガイド受け部材42、左,右の当接部材43,44、左,右のクッション部材45,46により構成されている。
しかし、第3の実施の形態によるケーブルガイドストップ機構41は、左,右の当接部材43,44に第1当接面43A,44Aと第2当接面43B,44Bとをそれぞれ設け、第2当接面43B,44Bにクッション部材45,46を設ける構成としている点で、第1の実施の形態によるケーブルガイドストップ機構16と相違している。
第3の実施の形態によるガイド受け部材42は、筒部材14の外周面14A側に位置して支柱12の蓋部材12Dから下向きに延びて設けられている。具体的には、ガイド受け部材42は、例えば、左,右方向に長尺な直方体状に形成され、その左,右両端面には、当接部材43,44とクッション部材45,46が当接される左,右の面部42A,42Bが設けられている。また、ガイド受け部材42は、その上端42Cが蓋部材12Dの台形張出し部12D2下面に対し、隅肉溶接等の手段で固着されている。
第3の実施の形態による左当接部材43は、第1の実施の形態による左当接部材18とほぼ同様に、後述の右当接部材44と共にガイド受け部材42を左,右方向で挟むようにケーブルガイド13の筒部材14に設けられている。しかし、第3の実施の形態による左当接部材43は、前面側の上側が第1当接面43Aとなり、下側が前記第1当接面43Aの位置よりもガイド受け部材42から周方向に離れた位置まで凹設された第2当接面43Bとなっている点で、第1の実施の形態による左当接部材18と相違している。さらに、左当接部材43には、第1当接面43Aと第2当接面43Bとの段差によって空間部43Cが形成されている。
左当接部材43の第1当接面43Aは、ケーブルガイド13が左側に揺動し、この揺動が所定の角度に達したときにガイド受け部材42の左面部42Aに当接するものである。第2当接面43Bには、空間部43Cに位置して後述の左クッション部材45が設けられている。
第3の実施の形態による右当接部材44は、左当接部材43と共にガイド受け部材42を左,右方向で挟むようにケーブルガイド13の筒部材14に設けられている。この右当接部材44は、前述した左当接部材43と左,右方向で対称形状をなすもので、取付位置、第1当接面44A、第2当接面44B、空間部44Cを有している点で、左当接部材43と同様の構成となっているため、説明を省略するものとする。
第3の実施の形態による左クッション部材45は、第1の実施の形態による左クッション部材20とほぼ同様に構成されている。左クッション部材45は、一部が左当接部材43の空間部43Cに収まるように、第2当接面43Bに設けられている。左クッション部材45は、左当接部材43の第1当接面43Aがガイド受け部材42の左面部42Aに所定の間隔寸法まで接近したときに、左面部42Aに弾性的に当接するものである。
第3の実施の形態による右クッション部材46は、前述した左クッション部材45と左,右方向で対称位置に配置され、左クッション部材45と同様の構成となっているため、説明を省略するものとする。
かくして、このように構成された第3の実施の形態においても、前述した第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、第3の実施の形態によれば、左,右の当接部材43,44に第1当接面43A,44Aと第2当接面43B,44Bを設けることにより、第2当接面43B,44Bにクッション部材45,46を設けることができる。
なお、第1の実施の形態では、左,右の当接部材18,19に左,右のクッション部材20,21を設け、第2の実施の形態では、ガイド受け部材17に左,右のクッション部材32,33を設けた場合を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、ガイド受け部材と左,右の当接部材の両方にクッション部材を設ける構成としてもよい。
第1の実施の形態では、支柱12を旋回フレーム6に設けた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば、カウンタウエイト8、外装カバー9に支柱12を設ける構成としてもよい。この構成は、他の実施の形態にも同様に適用することができる。
第1の実施の形態では、ケーブルガイド13の筒部材14の外周面14Aとケーブルガイドストップ機構16のガイド受け部材17との間に隙間を設けた場合を例に挙げて図示している。しかし、本発明はこれに限らず、ケーブルガイド13の筒部材14の外周面14Aとケーブルガイドストップ機構16のガイド受け部材17との間の隙間を無くし、互いに摺接する構成としてもよい。この構成は、他の実施の形態にも同様に適用することができる。
各実施の形態では、電動式建設機械としてクローラ式の電動式油圧ショベル1を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、例えばホイール式の油圧ショベル、ホイールローダ等の他の電動式建設機械にも広く適用することができる。さらに、外部からの給電によって動作する建設機械であれば、フォークリフト、リフトトラック等にも広く適用することができる。
1 電動式油圧ショベル(電動式建設機械)
2 車体
10 電動モータ
12 支柱
12C 軸部材
12D 蓋部材
13 ケーブルガイド
14 筒部材
14A 外周面
15 ケーブル保持部材
16,31,41 ケーブルガイドストップ機構
17,42 ガイド受け部材
17A 広幅部位
17A1,42C 上端
17B 狭幅部位
17C 左第1面部
17D 右第1面部
17E 左第2面部
17F 右第2面部
18,43 左当接部材
19,44 右当接部材
20,32,45 左クッション部材
21,33,46 右クッション部材
22 ケーブル(車体側)
23 外部電源
42A 左面部
42B 右面部
G 間隔寸法

Claims (5)

  1. 電動モータを動力源として作動する車体を有し、該車体には、外部からの電力を受電するための支柱と、該支柱に左,右方向に揺動可能に設けられケーブルをガイドして取入れるためのケーブルガイドとを備えてなる電動式建設機械において、
    前記支柱と前記ケーブルガイドとの間には、前記ケーブルガイドの揺動を所定の角度範囲で規制するケーブルガイドストップ機構を設け、
    前記ケーブルガイドストップ機構は、
    前記支柱に設けられたガイド受け部材と、
    該ガイド受け部材を左,右方向で挟むように前記ケーブルガイドに設けられ前記ケーブルガイドが所定角度回動したときに前記ガイド受け部材と当接して回動が規制される左,右の当接部材と、
    前記ガイド受け部材と前記各当接部材のうち、少なくとも一方の部材に設けられ前記当接部材が前記ガイド受け部材に所定の間隔寸法まで接近したときに他方の部材に弾性的に当接する左,右のクッション部材とからなり、
    前記クッション部材が前記他方の部材に当接した後に前記当接部材が前記ガイド受け部材に当接する構成としたことを特徴とする電動式建設機械。
  2. 前記支柱の上部には、上,下方向に延びる軸部材と、該軸部材の上端に取付けられた蓋部材とを設け、
    前記ケーブルガイドは、前記軸部材の外周側に回転可能に取付けられた筒部材と、該筒部材から径方向の外側に延び前記ケーブルを保持するケーブル保持部材とにより構成し、
    前記ガイド受け部材は、前記筒部材の外周面側に位置して前記蓋部材から下向きに延びて設けられ、
    前記左,右の当接部材は、前記ガイド受け部材と周方向で対面するように前記筒部材の外周側に設けられ、
    前記左,右のクッション部材は、前記ガイド受け部材と前記各当接部材のうち、少なくとも一方の部材に設けられてなる請求項1に記載の電動式建設機械。
  3. 前記ガイド受け部材は、上,下方向の一側に位置して前記当接部材が当接される第1面部と、上,下方向の他側に位置して前記第1面部の位置よりも周方向に離れた位置まで凹設された第2面部とを有し、
    前記クッション部材は、前記当接部材に取付けられ、前記ケーブルガイドが揺動したときに前記第2面部に当接され、
    前記クッション部材が前記第2面部に当接した後に前記当接部材が前記第1面部に当接する構成としてなる請求項1に記載の電動式建設機械。
  4. 前記ガイド受け部材は、上,下方向の一側に位置して前記当接部材が当接される第1面部と、上,下方向の他側に位置して前記第1面部の位置よりも周方向に離れた位置まで凹設された第2面部とを有し、
    前記クッション部材は、前記第2面部に取付けられ、前記ケーブルガイドが揺動したときに前記当接部材が当接され、
    前記当接部材が前記クッション部材に当接した後に前記当接部材が前記第1面部に当接する構成としてなる請求項1に記載の電動式建設機械。
  5. 前記ガイド受け部材は、上,下方向の上側に位置して左,右方向に広幅な広幅部位と、該広幅部位の下側に位置して該広幅部位よりも狭幅な狭幅部位とによりT字状に形成し、
    前記広幅部位の左,右両端面には、前記当接部材が当接される第1面部が設けられ、前記狭幅部位の左,右両端面には、前記クッション部材が当接される第2面部が設けられ、
    前記広幅部位の上端は、前記蓋部材に対して溶接される構成としてなる請求項2に記載の電動式建設機械。
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