JP2017042452A - トイレ装置 - Google Patents

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【課題】暖房便座における温度センサの故障検知の誤検知を抑制し、汎用性を向上させたトイレ装置を提供することを目的とする。【解決手段】サーミスタ60の故障検知において、制御部50によって、サーミスタ60から検知情報60Aとして受信したサーミスタ60の抵抗値Rと初期抵抗R0との差の絶対値、つまり便座20の昇温動作開始時からのサーミスタ60の抵抗値の変化量の絶対値(|R−R0|)が閾値Xとして設定された3ADを超えたと判断されずにタイマーSが60秒を経過すると、サーミスタ60に異常ありとの判断結果を確定する。制御部50によって|R−R0|が閾値Xとして設定された3ADを超えたと判断した場合、サーミスタ60に異常なしとの判断結果を確定するとともにサーミスタ60の故障検知を終了する。【選択図】図5

Description

本発明は、トイレ装置に関し、特に暖房便座における温度センサの故障検知を行うトイレ装置に関する。
従来における暖房便座の制御方法として、温度センサによって便座の温度を検出し、検出した温度に応じて便座に搭載されたヒータへの通電を制御する方法が知られている。この制御方法においては、温度センサの故障によって暖房便座の異常高温などが発生してしまうリスクを低減するために、温度センサの故障検知を行っている。
温度センサの故障検知の手段として、温度センサからの温度検出信号を所定時間間隔で入力して暖房便座の温度勾配を演算したうえでその温度勾配が所定範囲を外れた場合には、ヒータに対する通電制御が異常状態になったことを検知し、故障の表示および通電停止などの処理を行うものが開示されている(特許文献1)。
特許第2769670号公報
しかし、特許文献1のような温度センサの故障検知の手段では、着座した使用者の体温などが暖房便座の温度に影響して、温度センサからの温度検出信号によって演算された暖房便座の温度勾配が所定範囲を外れてしまい、温度センサが故障していないにもかかわらず故障と判断される恐れがある。そのため、多岐にわたる状況ごとに個別の検出閾値をあらかじめ設定しておく必要があり、十分な検出精度が得られないという課題があるうえに、汎用性が低いといった課題がある。
本発明は、前記した課題を解決するためになされたものであり、暖房便座における温度センサの故障検知の誤検知を抑制し、汎用性を向上させたトイレ装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の一態様に係るトイレ装置は、ヒータが組み込まれた便座と、便座の温度に応じて抵抗値が変化する温度検出部と、ヒータへの通電によって便座を昇温させる昇温動作を行うとともに、抵抗値に基づいて便座の温度を検出し、ヒータへの通電量を制御する制御部と、を備えたトイレ装置であって、制御部は、昇温動作時に温度検出部の故障検知を行い、故障検知において、故障検知開始から所定時間が経過するまでに抵抗値の変化量の絶対値が予め設定された閾値を超えなかった場合、温度検出部に異常ありと判断し、故障検知開始から所定時間が経過するまでに抵抗値の変化量の絶対値が閾値を超えた場合、温度検出部に異常なしと判断するとともに故障検知を終了する構成としてある。
このように構成された本発明においては、昇温動作時に温度検出部の故障検知を行い、故障検知において、故障検知開始から所定時間が経過するまでに、温度検出部の抵抗値の変化量の絶対値が予め設定された閾値を超えなかった場合に、温度検出部に異常ありと判断する。そのため、便座の昇温動作時において、体温の低い使用者が便座に着座するなど外部からの干渉によって一時的に変化した便座の温度を正常状態の温度検出部が検出することで、温度検出部が故障していないにも関わらず異常ありと判断されることによる温度検出部の故障の誤検知を抑制できる。また、温度検出部の抵抗値の変化が大きい昇温動作時に故障検知を行うため、検出値の誤差による誤検知が起こりにくい。さらに、温度検出部の抵抗値の変化量の絶対値が設定された閾値を超えた時点で温度検出部に異常なしと判断するとともに故障検知を終了することにより、そのあとに便座への外部からの干渉によって閾値を下回ったとしても故障と判断されない。したがって、汎用性が高く、検出精度が高い温度検出部の故障検知である。
また、本発明の一態様に係るトイレ装置は、トイレルーム内の人体を検知する人体検知部を備え、制御部は、人体検知部がトイレルーム内に人体を検知すると昇温動作を開始するとともに抵抗値に基づいて便座の温度の検出を行い、検出した便座の温度と便座に設定された目標温度との差が規定値以上であれば故障検知を開始する一方、当該差が規定値未満であれば故障検知を開始しない構成としてもよい。
このように構成された本発明においては、昇温動作開始時の便座の温度と便座に設定された目標温度が近い場合は、温度検出部の抵抗値の変化が小さいため誤検知が起こりやすいが、昇温動作開始時の便座の温度と便座に設定された目標温度との差が規定値以上であれば故障検知を開始する一方、規定値未満であれば故障検知を行わない構成とすることで、温度検出部の故障の誤検知を抑制することができる。
また、本発明の一態様に係るトイレ装置は、終了条件が成立するとヒータの昇温動作を停止して故障検知を終了する構成としてもよい。
このように構成された本発明においては、昇温動作及び故障検知が行われている間に終了条件が成立すると昇温動作を停止して故障検知を終了することで、無駄な電力の消費を抑制できる。
本発明によれば、暖房便座における温度センサの故障検知の誤検知を抑制することができ、汎用性を向上することができる。
本実施形態における大便器の全体斜視図である。 本実施形態におけるトイレ装置の主構成を表すブロック図である。 本発明の実施形態による便座の昇温動作における制御部の制御フローを表すフローチャートである。 図3における開始条件及び終了条件を示した図である。 本発明の実施形態によるサーミスタの故障検知における制御部の制御フローを表すフローチャートである。
<大便器の構成>
まず、図1,2を参照して、本発明の実施形態によるトイレ装置の全体構成について説明する。図1は、本実施形態における大便器の全体斜視図である。図2は、本実施形態におけるトイレ装置の主構成を表すブロック図である。
図1に示すように、大便器1は、ボウルを有する便器本体10と、便器本体10の上部に設置されたトイレ装置40と、を備える。トイレ装置40は、便器本体10の上部後方側に設置されたケーシング15と、そのケーシング15に対して開閉自在に軸支された便座20及び便蓋30と、を有する。
図2に示すように、トイレ装置40は、制御部50と、便座20に内蔵された温度検出部としてのサーミスタ60と、トイレルーム内の人体を検知する人体検知部としての人体検知センサ70と、ケーシング15内に収納された機能装置80と、を有する。機能装置80としては、使用者の局部の洗浄を行う局部洗浄装置81、使用者の局部の乾燥を行う乾燥装置82、便器本体10に対してケーシング15を昇降させる昇降装置83、ケーシング15に対して便座20を開閉させる便座開閉装置84などがある。
便座20の内部にはヒータ21が組み込まれており、ヒータ21への通電が行われることによって便座20の加熱が行われる。
サーミスタ60は、便座20の温度に応じて自身の抵抗値Rを変化させるものである。具体的には、便座20の温度が高ければ高いほど抵抗値Rは高くなる。サーミスタ60は、この抵抗値Rに相当する検知情報60Aを制御部50に向けて出力する。制御部50は、入力された検知情報60Aに基づいて便座20の温度を検出することができる。
人体検知センサ70は、トイレルーム内の人体を検知すると検知信号70Aを制御部50へ送信する。
大便器1が設置されたトイレルーム内には操作部90が設置されており、使用者が操作部90を操作することで制御部50へ出力信号90Aが送られる。制御部50は、操作部90から受信した出力信号90Aの情報に応じて、機能装置80の動作を制御したり便座20の目標温度としての設定温度Tを設定及び変更したりする。また、操作部90には、制御部50からの指示によって点滅動作を行うLED91が設けられている。
制御部50は、検知情報60A、検知信号70A、及び出力信号90Aの受信結果に応じてヒータ21への通電量を制御する。なお、制御部50は、コンセントによって接続された外部電源100から電力供給を受ける。また、制御部50は、タイマーSを有する。
<制御部50の制御フロー>
次に、図3〜5を参照して、本発明の実施形態による制御部の制御フローについて説明する。図3は、本発明の実施形態による便座の昇温動作における制御部の制御フローを表すフローチャートである。図4は、図3における開始条件及び終了条件を示した図である。図5は、本発明の実施形態によるサーミスタの故障検知における制御部の制御フローを表すフローチャートである。なお、ここで説明する制御部の制御フロー処理は一定の周期
で呼び出されて繰り返し実行される。また、便座の昇温動作とは、ヒータ21への通電量を大きくすることで、便座20の温度を設定温度Tと略同一にするために便座20をヒータ21によって加熱する動作のことをいう。
<昇温動作における制御フロー>
図3に示すように、まず制御部50は開始条件が成立しているか否かを判断する(S1)。ここでいう開始条件とは、図4で示すように、便座20が閉じた状態である(便座閉)、昇降装置83によってケーシング15が上昇した状態でない(フロントダウン)、ヒータ21の断線などのような便座20の異常が発生していない(便座異常なし)、便座20の設定温度Tが入力されている(設定温度有)、ヒータ21が待機状態である(待機状態)、といった5つの条件を全て満たすことである。つまり、開始条件は、これら5つの条件をすべて満たすことで成立する。なお、ここでいうヒータ21が待機状態であるとは、制御部50がヒータ21への通電量を便座20の昇温動作時に比べて低くした状態のことをいう。
ステップS1において開始条件が成立していると判断した場合は、人体検知センサ70から検知信号70Aを受信したか否かを判断する(S2)。ステップS2において検知信号70Aを受信したと判断した場合は、検知信号70Aを受信した時点においてサーミスタ60から受信した検知情報60Aに基づいて便座20の初期温度T0を検出し、その初期温度T0を記憶する(S3)。
ステップS1において開始条件が成立していないと判断した場合、若しくはステップS2において検知信号70Aを受信したと判断しなかた場合は、再びステップS1へと戻る。
ステップS3にて初期温度T0を記憶したのち、設定温度Tと初期温度T0との差(T−T0)が規定値以上であるか否かを判断する(S4)。本実施形態においては、この規定値を6.5℃とする。
ステップS4において差(T−T0)が6.5℃以上であると判断した場合は、ヒータ21への通電量を制御することにより便座20の昇温動作を開始すると同時にサーミスタ60の故障検知を開始する(S5A)。
ステップS4において差(T−T0)が6.5℃以上であると判断しなかった場合は、サーミスタ60の故障検知は開始せずに便座20の昇温動作のみを開始し(S5B)、後述するステップS12へと進む。
ステップS5Aにて便座20の昇温動作及びサーミスタ60の故障検知が開始したのち、サーミスタ60の故障検知において判断結果が確定しているか否かを判断する(S6)。ステップS6において判断結果が確定していると判断した場合は、サーミスタ60の故障検知を終了する(S7)。
ステップS6において判断結果が確定していると判断しなかった場合は、終了条件が成立しているか否かを判断する(S8)。ここでいう終了条件とは、図4で示すように、便座20が開いた状態である(便座開)、昇降装置83によってケーシング15が上昇した状態である(フロントアップ)、ヒータ21の断線などのような便座20の異常が発生している(便座異常あり)、便座20の設定温度Tが便座20の昇温動作開始時から変更された(設定温度変更入力)、といった4つの条件の少なくともいずれか1つを満たすことである。つまり、終了条件は、これら4つの条件のうち少なくともいずれか1つを満たすことで成立する。
ステップS8において終了条件が成立していると判断した場合は、サーミスタ60の故障検知を終了してヒータ21への通電を待機状態にし(S9)、処理を終了する。ステップS8において終了条件が成立してないと判断した場合は、ステップS6へと戻る。
ステップS7にてサーミスタ60の故障検知を終了したのち、ステップS6にて確定した判断結果がサーミスタ60に異常ありと判断したか否かを判断する(S10)。ステップS10においてサーミスタ60に異常ありと判断した場合は、ヒータ21への通電をオフにするとともに、操作部90に設けられたLED91を点滅させる(S11)。その後に、処理を終了する。
ステップS10においてサーミスタ60に異常ありと判断しなかった場合は、便座20の昇温動作をそのまま継続する(S12)。ステップS12にて昇温動作を継続したのち、便座20の温度が設定温度Tに到達しているか否かを判断する(S13)。ステップS13において便座20の温度が設定温度Tに到達していると判断しなかった場合は、終了条件が成立しているか否かを判断する(S14)。ステップS14において終了条件が成立していないと判断した場合は、ステップS12へと戻り、便座20の昇温動作を継続させる。
ステップS13において便座20の温度が設定温度Tに到達していると判断した場合、若しくはステップS14において終了条件が成立していると判断した場合は、ヒータ21への通電を待機状態にし(S15)、処理を終了する。
<故障検知の制御フロー>
ここで、図3におけるステップS6で行われるサーミスタ60の故障検知の判断結果の確定について説明する。
まずサーミスタ60の故障検知が開始されると、図5に示すように、便座20の昇温動作開始時のサーミスタ60の初期抵抗値R0を記憶するとともにタイマーSのカウントをスタートさせる(S100)。
ステップS100を行ったのち、サーミスタ60から検知情報60Aとして受信したサーミスタ60の抵抗値Rと初期抵抗R0との差の絶対値、つまり便座20の昇温動作開始時からのサーミスタ60の抵抗値の変化量の絶対値(|R−R0|)が閾値Xを超えたか否かを判断する(S101)。なお、閾値Xは制御部50に予め設定されているものであり、本実施形態においてはこの閾値Xを3ADとする。ちなみに、1ADは約0.5℃に相当する抵抗の値である。
ステップS101において|R−R0|が3ADを超えたと判断した場合は、サーミスタ60に異常なしとの判断結果を確定し、タイマーSのカウントをリセットする(S102)。
ステップS101において|R−R0|が3ADを超えたと判断しなかった場合は、タイマーSのカウントが60秒経過したか否かを判断する(S103)。ステップS103においてタイマーSのカウントが60秒経過していると判断した場合は、サーミスタ60に異常ありとの判断結果を確定し、タイマーSのカウントをリセットする(S104)。ステップS103においてタイマーSのカウントが60秒経過していると判断しなかった場合は、ステップS101へと戻る。
このサーミスタ60の故障検知によって確定した判断結果は、図3におけるステップS10において反映されることとなる。
<作用・効果>
次に、本発明の実施形態によるトイレ装置の作用効果を説明する。
本発明の実施形態においては、サーミスタ60の故障検知において、制御部50によって、サーミスタ60から検知情報60Aとして受信したサーミスタ60の抵抗値Rと初期抵抗R0との差の絶対値、つまり便座20の昇温動作開始時からのサーミスタ60の抵抗値の変化量の絶対値(|R−R0|)が閾値Xとして設定された3ADを超えたと判断されずにタイマーSが60秒を経過すると、サーミスタ60に異常ありとの判断結果を確定する。これにより、便座20の昇温動作時において、体温の低い使用者が便座20に着座するなど外部からの干渉によって一時的に便座20の温度が変化したとしても、タイマーSが60秒を経過するまではサーミスタ60の故障検知の判断結果を確定しないため、サーミスタ60が故障していないにも関わらず異常ありと判断される誤検知を抑制できる。また、サーミスタ60の抵抗値Rの変化が大きい便座20の昇温動作時にサーミスタ60の故障検知を行うため、検出値の誤差によるサーミスタ60の故障の誤検知が起こりにくい。さらに、制御部50によって|R−R0|が閾値Xとして設定された3ADを超えたと判断した場合、サーミスタ60に異常なしとの判断結果を確定するとともにサーミスタ60の故障検知を終了する。これにより、そのあとに便座20への外部からの干渉によって、|R−R0|が閾値Xとして設定された3ADを下回ったとしてもサーミスタ60が故障であると判断されない。したがって、汎用性が高く、検出精度が高いサーミスタ60の故障検知である。
また、設定温度Tと初期温度T0との差(T−T0)が規定値として設定された6.5℃以上であるか否かを判断し、差(T−T0)が6.5℃以上であると判断した場合は、ヒータ21への通電量を制御することにより便座20の昇温動作を開始すると同時にサーミスタ60の故障検知を開始し、差(T−T0)が6.5℃以上であると判断しなかった場合は、サーミスタ60の故障検知は開始せずに便座20の昇温動作のみを開始する。これにより、便座20の昇温動作開始時の便座20の初期温度T0と設定温度Tとの差が規定値の6.5℃以上であり、サーミスタ60の抵抗値Rの変化が大きいときにのみ便座20の昇温動作及びサーミスタ60の故障検知を行うことで、サーミスタ60の故障の誤検知を抑制することができる。
また、サーミスタ60の故障検知において、終了条件が成立するとヒータ21への通電を待機状態にして故障検知を終了する。これにより、便座20の昇温動作及びサーミスタ60の故障検知を行う必要がない状況では行わないため、無駄な電力の消費を抑制することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではない。
例えば、前記実施形態においては、サーミスタ60は便座20の温度が高ければ高いほど抵抗値Rが高くなるものであるとしたが、本発明はこれに限らず、便座20の温度が低ければ低いほど抵抗値Rが高くなるサーミスタとしてもよい。
また、前記実施形態においては、人体検知センサ70による検知に基づいて便座20の昇温動作を開始するものとしたが、本発明に係る人体検知部はこれに限らず、例えば人体検知センサ70の代わりに使用者が便座20に着座したことを検知する着座検知センサを用いてもよい。
また、前記実施形態における開始条件及び終了条件を、用途に応じて適宜変更してもよい。
前記した本発明の各実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1 大便器
10 便器本体
15 ケーシング
20 便座
21 ヒータ
30 便蓋
40 トイレ装置
50 制御部
60 サーミスタ(温度検出部)
60A 検知情報
70 人体検知センサ(人体検知部)
70A 検知信号
80 機能装置
81 局部洗浄装置
82 乾燥装置
83 昇降装置
84 便座開閉装置
90 操作部
90A 出力信号
91 LED
100 外部電源
X 閾値
T 設定温度(目標温度)
S タイマー
R 抵抗値

Claims (3)

  1. ヒータが組み込まれた便座と、
    前記便座の温度に応じて抵抗値が変化する温度検出部と、
    前記ヒータへの通電によって前記便座を昇温させる昇温動作を行うとともに、前記抵抗値に基づいて前記便座の温度を検出し、前記ヒータへの通電量を制御する制御部と、
    を備えたトイレ装置であって、
    前記制御部は、
    前記昇温動作時に前記温度検出部の故障検知を行い、
    前記故障検知において、前記故障検知開始から所定時間が経過するまでに前記抵抗値の変化量の絶対値が予め設定された閾値を超えなかった場合、前記温度検出部に異常ありと判断し、
    前記故障検知開始から所定時間が経過するまでに前記抵抗値の変化量の絶対値が前記閾値を超えた場合、前記温度検出部に異常なしと判断するとともに前記故障検知を終了するトイレ装置。
  2. トイレルーム内の人体を検知する人体検知部を備え、
    前記制御部は、
    前記人体検知部がトイレルーム内に人体を検知すると前記昇温動作を開始するとともに前記抵抗値に基づいて前記便座の温度の検出を行い、検出した前記便座の温度と前記便座に設定された目標温度との差が規定値以上であれば前記故障検知を開始する一方、当該差が規定値未満であれば前記故障検知を開始しない、請求項1記載のトイレ装置。
  3. 前記制御部は、終了条件が成立すると前記ヒータの前記昇温動作を停止して前記故障検知を終了する、請求項1又は2記載のトイレ装置。
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